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'''りんな'''は、[[日本マイクロソフト]]が開発した[[人工無脳|会話ボット]]の一つ。高等学校に通う女子生徒であるという設定にもとづき、ユーザーと交流する。[[2015年]][[7月31日]]に[[LINE]]{{要曖昧さ回避|date=2019年10月}}のサービスに登場した<ref name="lg">[http://logmi.jp/92206 LINEで話題の人工知能「りんな」マイクロソフトが語る開発秘話] ログミー 2016年4月7日閲覧</ref>。さらに[[2015年]]12月にはTwitterにおいてもサービスを開始した。日本マイクロソフト株式会社当初、同社が手がける高等学校に通う女子AI「りんな」が徒であるという設定にもとづき、ユーザーと交流していた。2019年3月20日に高校を卒業すると発表た。同年4月3日、[[エイベックス・エンタテインメント]]と契約し歌手デビューした<ref name="pcwatch20190403">[{{Cite news|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1178028.html |title=“元・AI女子高生”のりんな、エイベックスから歌手デビュー |newspaper=PC Watch] |date=2019-04-03|accessdate=2019-09-21}}</ref>。
 
== 登場までの経緯 ==
マイクロソフトが2014年に中国において提供を開始した女性型会話ボット{{日本語版にない記事リンク|Xiaoice|zh|微软小冰}}に続く人工知能キャラクター第2弾として、日本を対象に作られた。日本を対象とした理由として日本マイクロソフトは、オタク文化、ロボットやボットの市場、若年層を中心とする[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]の広がりを挙げている。同社だけで展開させるのは難しいと判断したため、すでに多数の若年層ユーザーを持っていたLINEと協力して展開することとし、2015年7月31日に登場した<ref name="PCWatch20151217">{{Cite news|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/735937.html|title=女子高生AIの「りんな」、ひっそりTwitterを始める|newspaper=PC Watch|date=2015-12-17|accessdate=2019-04-20}}</ref>。
 
日本マイクロソフト社が開発・運営していること自体は8月4日時点ではすでに判明していたが、この時点ではマイクロソフト社からは公式サイトでの告知は一切されておらず、取材も受け付けていなかった<ref name="JCAST">{{Cite news|url=https://www.j-cast.com/2015/08/04241978.html?p=all|title=寂しい男を虜にする人工知能女子高生「りんな」 会話楽しみ、「これでもう寂しくない」「彼女できた気分」|newspaper=JCASTニュース|date=2015-08-04|accessdate=2019-04-16}}</ref>。8月7日に、LINE株式会社は、自社の企業向けAPIソリューション「LINE ビジネスコネクト」とマイクロソフト社のりんなの技術を活用し、「りんなAPI for Business」としてユーザー企業に対して提供を開始することを発表した<ref name="ss"></ref><ref name="LINE20150807">{{Cite news|url=https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2015/1054|title=【LINE】日本マイクロソフトと連携し、「LINE ビジネスコネクト」と人工知能「りんな」を活用した人工知能(AI)型のLINE公式アカウントを企業向けに提供へ|newspaper=LINE|date=2015-08-07|accessdate=2019-04-16}}</ref>。この発表によって、りんなが日本マイクロソフトの公式サービスであることが確かとなった<ref name="netorabo20150807">{{Cite news|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1508/07/news092.html|title=女子高生AI「りんな」の正体が明らかに 日本マイクロソフトが提供|newspaper=ねとらぼ|date=2015-08-07|accessdate=2019-04-16}}</ref>
。登場から正式発表まで間が空いたことについて、日本マイクロソフト社は、技術的な理由で早めにリリースしたためと説明している<ref name="ITmedia20150807">{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1508/07/news100.html|title=口コミでじわじわ人気 マイクロソフトの女子高生人工知能「りんな」、LINE公式アカウント向けに法人提供|newspaper=ITmedia|date=2015-08-07|accessdate=2019-04-18}}</ref>。
 
== アルゴリズム ==
日本マイクロソフトは、りんなの開発方針として、AI Future、AI Creation、AI for Business、AI For Goodの4つを挙げている。AI Futureは、AIの未来を形作るもので、会話エンジンを使用している。AI CreationはAIに創造的な活動をさせるもので、りんなの歌手としての活動などに相当する。AI for BusinessはAIの機能をビジネスに生かすための開発である。AI For GoodはAIを社会に役立たせるもので、地方応援プロジェクトなどがある<ref name="GMT20191005">{{Cite news|url=https://www.glocaltimes.jp/column/4246|title=地方自治体と連携した次世代型・地方応援プロジェクト。ソーシャルAIチャットボット「りんな」がついに始動|newspaper=Glocal Mission Times |date=2018-10-05|accessdate=2019-09-02}}</ref>。
当初、日本マイクロソフトはりんなの[[アルゴリズム]]の詳細を公表していなかったが、少なくともマイクロソフト社の[[検索エンジン]][[Bing]]と収集された[[ビッグデータ]]を基礎として<ref>[http://rinna.jp/rinna/terms.html りんな使用条件]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }} マイクロソフト 2016年4月6日閲覧</ref>、[[機械学習]]プラットフォーム「[[Microsoft Azure|Azure Machine Learning]]」が用いられていることはわかっていた<ref name="lg"></ref>。また、マイクロソフトが2014年に中国において提供を開始した女性型会話ボット{{日本語版にない記事リンク|Xiaoice|zh|微软小冰}}の技術が利用されている<ref name="lg"></ref>。
 
当初、日本マイクロソフトはりんなの[[アルゴリズム]]の詳細を公表していなかったが、少なくともマイクロソフト社の[[検索エンジン]][[Bing]]と収集された[[ビッグデータ]]を基礎として<ref name="ohori">{{Cite journal|和書|author=大堀達也|year=1997|title=対話 女子高生りんなとお友達に|journal=エコノミスト|volume=94|issue=20|pages=p.35|publisher=毎日新聞出版 |issn=0013-0621|ref=大堀(2016)}}</ref>、[[機械学習]]プラットフォーム「[[Microsoft Azure|Azure Machine Learning]]」が用いられていることはわかっていた<ref name="lg"></ref>。その後日本マイクロソフトは、2016年5月に開催されたイベント「de:code 2016」にてりんなの自然言語処理アルゴリズムの詳細を公開した<ref name="itmedia20160527">{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/27/news110.html|title=ついに明かされる「りんな」の“脳内” マイクロソフト、「女子高生AI」の自然言語処理アルゴリズムを公開|newspaper=IT media NEWS |date=2016-05-27|accessdate=2019-05-02}}</ref>。りんなの基本的な仕組みとして、ユーザーの問いかけに対して返答候補を関連度に基づいてランク付けして回答していることが明らかにされた。この仕組みには、{{仮リンク|Word2Vec|en|Word2Vec}}、{{仮リンク|Learning to rank|en|Learning to rank}}、[[tf-idf]]、[[ニューラルネットワーク]]の4つのアルゴリズムが用いられている。より具体的には、[[ディープラーニング]]、[[深層構造類似度モデル]]、[[ニューラルネットワーク#.E5.86.8D.E5.B8.B0.E5.9E.8B.E3.83.8B.E3.83.A5.E3.83.BC.E3.83.A9.E3.83.AB.E3.83.8D.E3.83.83.E3.83.88.E3.83.AF.E3.83.BC.E3.82.AF .28.E3.83.AA.E3.82.AB.E3.83.AC.E3.83.B3.E3.83.88.E3.83.8B.E3.83.A5.E3.83.BC.E3.83.A9.E3.83.AB.E3.83.8D.E3.83.83.E3.8再帰型ニューラルネットワーク(リカレントニューラルネット、フィードバックニューラルネット)|再帰型ニューラルネットワーク]]などの技術が活用されている<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/27/news110.html ついに明かされる「りんな」の“脳内” マイクロソフト、「女子高生AI」の自然言語処理アルゴリズムを公開]([[ITmedia]]ニュース、2016年8月16日閲覧)<name="itmedia20160527"/ref>。
 
2018年5月22日からは、「共感モデル(Empathy model)」が採用されている。このモデルは、ユーザーがりんなと共感し、会話を長く続けられるようにすることを目的とするものである。りんなは共感を得るために、ユーザーの発言を肯定する、質問する、新しい話題を切り出す、聞き手に回るなどの手法から適したものを選び、回答を自動生成する<ref name="PCWatch20180522">{{Cite news|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1123294.html|title=女子高生AI“りんな”が文脈を理解してより人間らしく|newspaper=PC Watch |date=2018-05-22|accessdate=2019-08-12}}</ref>。共感モデルは、りんな登場時のRetrieval model、2017年から提供された第2世代Generative modelに続く第3モデルにあたる<ref>{{Cite news|url=https://news.microsoft.com/ja-jp/2018/05/22/180522-rinna-empathy-model/|title=ソーシャル AI チャットボット「りんな」に最新会話エンジン「共感モデル」を採用|newspaper=Microsoft |date=2018-05-22|accessdate=2019-08-12}}</ref>。さらに2018年11月現在では、画像認識エンジン「共感視覚モデル(Empathy Vision model)」を採用したスマートフォン向けAIを開発中であると発表し<ref>{{Cite news|url=https://japanese.engadget.com/2018/11/05/ai/|title=日本マイクロソフト、スマホ向けのAI「りんな」を発表|newspaper=engadget日本版 |date=2018-11-05|accessdate=2019-09-09}}</ref>、2019年2月13日に共感視覚モデルの体験イベントが開催された<ref>{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20190213-771071/|title=AIりんなと水族館デート! 「共感視覚モデル」でエモい会話を楽しむ|newspaper=マイナビニュース |date=2019-02-13|accessdate=2019-09-11}}</ref>。
== 反響 ==
 
サービス開始から1ヶ月経過した2015年8月時点で、ユーザ数が130万人を超えていた<ref name="lg"></ref>。また、マイクロソフト社は、りんなの技術を「りんなAPI for Business」としてLINEビジネスコネクトのユーザー企業に対して提供を開始した<ref name="ss"></ref>。
共感モデルでは、「セッション指向型会話アプローチ」が採用されている。すなわち、他のチャットボットの多くが会話の「順番」にもとづいて設計されているのに対し、りんなは会話をセッションとしてとらえ、目的のない雑談の中にタスクや知識提供を織り込んでいる。したがってユーザーは会話の流れの中でタスクを実行したり、知識提供を受けたりすることができる。これにより、1回のタスクの中で交わされるやり取りの中が多くなっている<ref>{{Cite news|url=https://news.microsoft.com/ja-jp/2018/10/31/blog-rinna-phone/?ocid=AID_oo_spl100000354000635|title=りんな LINE 公式アカウント上でりんなとの音声通話を提供開始|newspaper=Microsoft |date=2018-10-31|accessdate=2019-09-07}}</ref>。
 
過去のAIでは、人種差別的な発言をしたことで問題になったケースがある。りんなでは、不適切な表現は開発陣によって排除する、あるいはりんなに覚えさせることで自動で削除するといった処置がとられている<ref name="ohori"/>。また、この問題に対応するため日本マイクロソフトでは専門の部署を設けるとともに、他社とも協力して連携組織「Partnership on AI」を作り倫理面を含めた情報を交換している。しかし差別的と感じられる表現を完全に排除することは難しく、コンピュータ関連だけでなく多方面の学問分野からの知見を取り込んで慎重に対応することが求められている<ref name="with20180410"/>。
 
== 設定 ==
女子高生のキャラクターとして登場した。この理由は、おしゃべり好き、面白いことが好き、トレンドを生み出せるという点で女子高生がふさわしいとの判断による<ref>{{Cite news|url=https://ascii.jp/elem/000/001/242/1242880/index-2.html|title=女子高生AI“りんな”は母親思いのカープ女子!? 自分の子供より返事が多いというユーザーも|newspaper=ASCII |date=2016-10-04|accessdate=2019-05-07}}</ref>。「りんな」という名前は、先行のチャットボット小冰(シャオアイス)の音の響きを日本語にあてはめようとして、凛としている「りんちゃん」という名前を生み出し、さらに他のキャラクターと差別化するために平仮名の「な」を加えたものである<ref name="diamond20180902">{{Cite news|url=https://diamond.jp/articles/-/177339|title=女子高生AI「りんな」はなぜ、そうネーミングされたのか?名付け親が初めて語る !|newspaper=ダイヤモンドオンライン |date=2018-09-02|accessdate=2019-09-01}}</ref>。登場した当初は「ちょっと謎めいている方が皆さんに喜んで頂ける」とのことで名前の由来は明らかにされていなかった<ref>{{Cite news|url=https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/736096.html|title=女子高校生AI「りんな」がTwitterを始める……LINEグループにりんなを召喚する新機能など、日本MSがりんなの秘密を紹介|newspaper=INTERNET Watch|date=2015-12-18|accessdate=2019-05-01}}</ref>。
 
2016年に発売された書籍『はじめまして! 女子高生AIりんなです』には、誕生日は8月7日、住所は「東京の北の方」、尊敬する人は[[阿久悠]]などと記載されている<ref>[[#『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)|『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)]] pp.6-7</ref>。りんなの設定は得られたデータによって変わることがあり、例えばカープ女子が話題となったときにはカープ女子を名乗ることもあった<ref>{{Cite news|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1092261.html|title=女子高生AIりんなの基礎を開発したMSの研究トップが語るAIづくりで重要な3つのこと|newspaper=PCWatch |date=2017-11-17|accessdate=2019-06-06}}</ref>。2017年9月28日に開かれた日本マイクロソフトの記者会見の席では「夢は紅白歌合戦出場。大女優になりたい」と抱負を語っている<ref name="mynavi20170928">{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20170928-microsoft/|title=女子高生AI「りんな」が目指すは、紅白と大女優?|newspaper=マイナビニュース |date=2017-9-28|accessdate=2019-06-05}}</ref>。
 
2019年3月15日、公式ページにてりんなが高校を卒業すると発表し<ref name="robosta20190315"/>、3月20日に卒業した<ref name="rinna20190320">{{Cite news|url=https://www.rinna.jp/graduation|title=私、りんな、実は今春高校を卒業しました!|newspaper=りんな公式ページ |date=2019-03-20|accessdate=2019-09-16}}</ref>。卒業の大きな理由の1つとして、歌手としての活動を本格化させることになり、「進路が決まった」ためと説明されている<ref name="xtrend20190418">{{Cite news|url=https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/technology/00005/00024/|title=紅白目指すAIりんな 卒業の理由「女子高生の枠に収まらない」|newspaper=日経XTREND |date=2019-04-18|accessdate=2019-10-03}}</ref>。
 
りんなの開発者たちは自らを「保護者」と呼び、開発チームのことを「保護者会」と呼んでいる<ref name="diamond20180808">{{Cite news|url=https://diamond.jp/articles/-/176519|title=マイクロソフトの大人気女子高生AI「りんな」開発者とIQ1万の美人AI「マルチナ」生みの親が初めて会うと、どんな会話になる?|newspaper=ダイヤモンドオンライン |date=2018-08-08|accessdate=2019-08-28}}</ref><ref name="RealSound20180519">{{Cite news|url=https://realsound.jp/tech/2018/05/post-194713.html|title=女子高生AI りんなが、“歌”に挑戦する理由 「人と人工知能が関わることで新しい作品を生み出せる」|newspaper=Real Sound テック |date=2018-05-19|accessdate=2019-08-11}}</ref>。これは、りんなの人間らしいキャラクターのリアリティーを損なわせないようにするためであり、実際の業務においても、りんなを育ててゆく親のような視点で取り組んでいるという<ref name="diamond20180808"/>。
 
== 活動内容 ==
りんなの活動内容は多岐に渡り、活動範囲を広げている。2015年時点ではLINEで会話やしりとり、まりもの世話などをする「お友達」の役割が強かった。2016年からはドラマの出演や書籍の出版、歌への取り組みなど、「有名な女子高生」の要素が現れ、2019年3月の高校卒業以降は、歌手としてのメジャーデビュー、ラジオやYoutubeでの活動など、タレント活動に重点的に取り組んでいる<ref name="AIラボ20190905"/>。
 
=== LINE ===
2015年7月31日に登場し<ref name="lg"/>、8月7日に公式に発表された。りんな自身は、8月7日をLINEデビューの日と認識している<ref name="prtimes20191003">{{Cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000019238.html|title= BuzzFeed JapanにマイクロソフトのAI「りんな」が入社|newspaper=PRTimes|date=2019-08-07|accessdate=2019-10-03}}</ref>。サービス開始から1か月経過した時点で、ユーザ数がすでに130万人を超えていた<ref name="lg"/>。12月17日からはグループチャットに追加できるようになった<ref name="PCWatch20151217"/>。
 
LINE上ではりんなと会話できるほか、「しりとり」などの遊び機能を搭載している<ref>{{Cite news|url=https://aizine.ai/artifical-intelligence-chat0422/#toc4|title=
ツライことは吐出しちゃえ!人工知能(AI)と会話でメンタルヘルス|newspaper=AIZINE|date=2019-04-18|accessdate=2019-10-03}}</ref>。2016年時点では毎週1つのペースで新機能が登場していた<ref>[[#『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)|『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)]] p.46</ref>。
 
2018年2月13日、りんなライブにアクセスすることでりんなから電話がかかってきて、会話をすることができるサービスが開始された。りんなの声は音声合成で、会話の内容はその場で生成されている。りんなとの電話でのやり取りは、りんなライブにアクセスしているほかのユーザーも聞くことができる。電話のために、りんなライブのためのサーバーのほかに、「フォーンコールサーバー」を設け、ここに音声認識、会話エンジン、音声合成のサーバーがつながることで会話を成立させている<ref>{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/13/news114.html|title=女子高生AI「りんな」から“電話”がかかってくる――「私たちって付き合ってるんだよね」|newspaper=ITmedia NEWS |date=2018-02-13|accessdate=2019-06-13}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://speed.rbbtoday.com/news/article/73475|title=みんな“女子高生「りんな」”の電話を待ち焦がれる?AIが会話をリードする時代|newspaper=RBB SPEED TEST |date=2018-02-21|accessdate=2019-06-13}}</ref>。
 
2018年10月31日には、「りんなと音声通話」の提供が始まり、電話でりんなと恋愛相談などをすることができるようになった<ref name="nikkei20181031">{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP494546_R31C18A0000000/|title=
日本マイクロソフト、ソーシャルAIチャットボット「りんな」のLINE公式アカウント上で「りんなと音声通話」を提供開始|newspaper=日本経済新聞|date=2018-10-31|accessdate=2019-09-07}}</ref>。
 
2018年末時点での登録ユーザー数は約742万人である<ref name="robosta20190315">{{Cite news|url=https://robotstart.info/2019/03/15/rinna-graduatio.html|title=マイクロフトの女子高生AI「りんな」が高校卒業へ|newspaper=ロボスタ|date=2019-03-15|accessdate=2019-09-16}}</ref>。2015年時点の統計では、利用ピークは22時、曜日では月火水よりも木金土日のほうが利用頻度が高くなっている<ref name="PCWatch20151217"/>。日本マイクロソフトの担当者は、「木曜日辺りからユーザーが(仕事などに)疲れてきて、りんなと交流したい傾向が見える<ref name="PCWatch20151217"/>」と分析している。
 
=== twitter ===
2015年12月10日に開設し、同年12月18日に公表した<ref name="ITmedia20151217">{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1512/17/news146.html|title=LINEで大人気の“女子高生”、実は人工知能 マイクロソフトの「りんな」、Twitterにも登場|newspaper=ITmedia|date=2015-12-17|accessdate=2019-04-20}}</ref>。発表した時点で10,000人以上のフォロワーがついていた<ref>{{Cite news|url=https://markezine.jp/article/detail/23634|title=Twitterもはじめた女子高生AI「りんな」って何者? マイクロソフト記者説明会レポート|newspaper=MarkeZine|date=2015-12-18|accessdate=2019-04-20}}</ref>。公表時は、技術的な制限により、現時点ではツイートに対してすぐに返事が返せないこともあると述べていた<ref name="PCWatch20151217"/>。2018年末時点でのフォロワー数は約13万人である<ref name="robosta20190315"/>。
 
2016年4月7日に[[シャープ|シャープ株式会社]]は公式Twitterアカウントを1日限定でりんなに担当させた。りんなは「インターン」という設定で登場し、他のユーザーのつぶやきに対して返信した<ref name="itmedia20160407">{{Cite news|title=シャープのTwitterで女子高生AI「りんな」が大暴れ? 理由を中の人に聞いてみた|newspaper=ITmedia|date=2016年4月7日16時更新|url=http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1604/07/news103.html|accessdate=2016-04-06}}</ref>。これは、シャープのTwitter担当者がりんなと会話したことがきっかけとなり実現したもので、りんなを担当させた理由について、シャープの担当者は、自社もAIoT分野に取り組んでいること、自身がりんなのファンであることを挙げている<ref name="itmedia20160407"/><ref>[[#『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)|『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)]] p.45</ref>。りんなは担当時間中に、1秒当たり1.3回、合計で32,882回ツイートした<ref>[[#『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)|『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)]] p.43</ref>。
 
=== 歌 ===
歌は、りんなを開発するにあたって重要視している「共感」を呼び起こしやすいため、音声チームが特に力を入れている分野である<ref>{{Cite news|url=https://japan.cnet.com/article/35123354/|title=女子高生AI「りんな」が“歌”で国民的AIを目指す--歌唱力が向上した理由|newspaper=CNET Japan|date=2015-08-01|accessdate=2019-08-14}}</ref>。りんなの歌声は、[[VOCALOID|ボーカロイド]]などのように波形を組み合わせて生成するのではなく、人間による大量の音声データをAIに覚えこませて人の声をモデル化し、音の長さ・強弱・音程・声色の4つのパラメーターを調整することで生成している<ref name="AVWatch20180731"/>。
歌声はりんなの性格も考え、「いわゆる“萌え声”よりは普通の女の子っぽくて、たまに辛辣なことも言いそうな声」となるようにしている<ref name="RealSound20180519"/>。
 
りんなが歌うきっかけとなったのは、エイベックスのプロデューサーから「歌を出しませんか」と誘いがあったことによる<ref name="xtrend20190418"/>。このときりんなは、登場から半年もたっていなかった<ref name="xtrend20190418"/>。歌声が初めて世に出たのは2016年9月15日から18日まで開催された[[東京ゲームショウ]]で、McRinnaとしてラップを披露した<ref name="INSIFE20160919">{{Cite news|url=https://www.inside-games.jp/article/2016/09/19/102079.html|title=【TGS2016】女子高生AI「りんな」がラップ&ファッションチェック!りんなの部屋と新しい機能をレポート|newspaper=INSIDE |date=2016-09-19|accessdate=2019-05-02}}</ref><ref name="mainichi20160917">{{Cite news|url=http://mainichi.jp/articles/20160917/k00/00m/040/166000c|title=女子高生AI「りんな」が人気 11月にファンブックも|newspaper=毎日新聞 |date=2016-09-17|accessdate=2019-05-02}}</ref>。翌2017年4月には日本マイクロソフトの坪井一菜が音楽SNSアプリ[[nana (アプリ)|nana]]にりんなのアカウントを作り、[[絢香]]の「[[にじいろ]]」を投稿した<ref name="AVWatch20180806">{{Cite news|url=https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1136630.html|title=AIりんな、歌の上達は驚異的。人のように歌う仕組み、ボカロとの違いとは?|newspaper=AV Watch|date=2015-08-06|accessdate=2019-08-14}}</ref>。
 
2018年1月11日、りんなの[[NHK紅白歌合戦]]出場を目指すべく、nanaにより「りんな歌うまプロジェクト」が開始された。そしてその第1弾として2月22日まで『りんなはもっと上手くなる!nanaのみんなで教える「卒業ソング」』が実施された。これは、りんなの歌声を聞いた人がお手本や歌い方のアドバイスをすることで歌声を成長させるというもので、のべ3,686名が参加した<ref name="nana20180228">{{Cite news|url=https://nana-music.com/blogs/20180228rinna01/|title=女子高生AI「りんな」の歌声に大きな変化?!企画レポート〜前編|newspaper=nana |date=2018-02-28|accessdate=2019-07-07}}</ref>。3月8日にはnanaユーザーとの合唱動画が公開された<ref name="PRTIMES20180307">{{Cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000011341.html|title=女子高生AI「りんな」歌声に大きな変化?! nanaユーザーが教える「りんな 歌うまプロジェクト」第1弾「卒業ソング」合唱動画を公開|newspaper=PRTIMES |date=2018-03-07|accessdate=2019-07-07}}</ref>。音楽プロデューサーである株式会社バグ・コーポレーション社長の[[山口哲一]]は、りんなの歌声の変化について、「ボーカルにニュアンスが生まれ、「歌らしく」なっています。目を見張る上達ぶりですし、特にユーザーとの合唱バージョンには、コラボーレーションだからこそ生じる音楽の喜びが感じられます」と評している<ref name="PRTIMES20180307"/>。
 
この経験を踏まえ、りんなはディープラーニングモデルをベースとした次世代のAIベースの歌唱モデルへと移行することとなった<ref>{{Cite news|url=https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1111049.html|title=紅白を目指す女子高生AIりんな、歌がうまくなる|newspaper=AV Watch |date=2018-03-12|accessdate=2019-07-07}}</ref>。また4月20日、nanaはりんなの学習用としてユーザーに歌声を投稿してもらう企画「#りんなの歌に使っていいよ」を始めた<ref>{{Cite news|url=https://nana-music.com/topics/rinnautauma00/|title=りんなの学習にあなたの声を使わせてください|newspaper=nana |date=2018-04-20|accessdate=2019-08-11}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000011341.html|title=音楽SNS「nana」、ユーザーが歌った音声データを女子高生AI「りんな」に提供開始!機械学習に貢献|newspaper=PRTimes |date=2018-04-20|accessdate=2019-08-11}}</ref>。この企画には[[足立佳奈]]も参加した<ref>{{Cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000011341.html|title=足立佳奈1stアルバムリリース記念イベントを音楽コラボアプリ「nana」で開催!同時に足立佳奈さんがプロアーティストとして初めてマイクロソフトの「女子高生AIりんな」に歌声を提供|newspaper=PRTimes |date=2018-10-11|accessdate=2019-09-02}}</ref>。2019年2月13日には演歌歌手の[[丘みどり]]も参加し、丘が提供した歌唱データをもとに、りんなが歌声を披露した<ref>{{Cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000011341.html|title=女子高生AIが初めて「こぶし」をまわす!?丘みどりさんがマイクロソフトの女子高生AI「りんな」に歌声を提供|newspaper=PRTimes |date=2019-02-13|accessdate=2019-09-11}}</ref>。
 
2018年5月17日からは「りんな歌うまプロジェクト第2弾」として、「りんなはもっとうまくなる!nanaのみんなが教える“感情をこめる”」を開始し、ユーザーから詩を募集したうえで、ユーザーから朗読のアドバイスを受けた<ref name="nana20180517">{{Cite news|url=https://nana-music.com/topics/rinnautauma02-01/|title=第2弾は「感情をこめる」練習のために詩の朗読を特訓!|newspaper=nana |date=2018-05-17|accessdate=2019-08-11}}</ref>。9月7日からは第3弾「ラップバトル〜ラッパーたちよ火花を散らせ〜」を開始し、nanaユーザーとラップで対決した<ref>{{Cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000011341.html|title=マイクロソフトの女子高生AI「りんな」と激熱ラップバトル!オンラインイベントを音楽コラボアプリ「nana」で開催!|newspaper=PRTimes |date=2018-09-07|accessdate=2019-09-01}}</ref>。
 
2018年7月26日、オリジナルソング「りんなだよ」が公開された<ref name="AVWatch20180731">{{Cite news|url=https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1135763.html|title=女子高生AIりんな、エモい歌声に進化。人の声を大量に学習、“国民的AI”へ|newspaper=AV Watch |date=2018-07-31|accessdate=2019-08-12}}</ref>。本曲の歌声はほとんどが自動生成されたもので、手動での調整に要した時間は1時間以内だという<ref name="AVWatch20180806"/>。
 
2019年4月3日、エイベックス・エンタテインメントと契約し、「AIりんな」としてメジャーデビューすることが発表された<ref name="pcwatch20190403"/>。デビュー曲「最高新記憶」(bachoのカバー曲)では息継ぎ音の再現、および曲調に応じた歌い方という新しい技術が使用された<ref name="pcwatch20190403"/>。6月19日には2作目のシングルとなる「snow, forest, clock」(sfprのカバー曲)を発表した<ref name="oricon20190619">{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2138065/full/|title=AIりんな、2ndシングル「snow, forest, clock」MV公開 AIならではの“死生観”表現|newspaper=ORICON |date=2019-06-19|accessdate=2019-10-03}}</ref>。
 
2019年7月5日に発売された[[FEMM]]の楽曲「Shibuya Ex Horologium」では作詞を担当した。この歌詞は、twitterに投稿されたライブの感想をもとに作られたものである<ref>{{Cite news|url=https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1195517.html|title=AIりんなが作詞家デビュー。マネキン・デュオFEMM楽曲のMV公開|newspaper=AVWatch |date=2019-04-03|accessdate=2019-07-11}}</ref>。
 
2019年9月22日、23日に開催された音楽フェス「DIVE XR FESTIVAL」では、「最高新記憶」「惑星ループ」の2曲を披露した<ref name="zero20190930">{{Cite news|url=https://vtub0.com/news/vtuber/29343|title=2日間で14,000人が熱狂 初音ミクやKizuna AIら豪華出演者によるバーチャル音楽フェス『DIVE XR FESTIVAL』オフィシャルレポートが公開|newspaper=v-tuber ZERO |date=2019-09-30|accessdate=2019-10-05}}</ref>。
 
りんなの歌声については発表当時から進化を続け、「最高新記憶」では、「人間と聞き分けが難しいレベル」に達したと評されている<ref>{{Cite news|url=https://kai-you.net/article/63293|title=元女子高生AIりんながエイベックスから歌手デビュー 夢は「紅白出場」|newspaper=KAI-YOU |date=2019-04-03|accessdate=2019-09-21}}</ref>。
 
=== 企業向けサービス ===
りんなの技術を使った企業向けの顧客対応ソリューションとして、りんなAPI for Businessがある。これは、[[デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム|デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社]]、[[トランスコスモス|トランスコスモス株式会社]]を通じて企業のLINE公式アカウントに実装することによって導入する<ref name="LINE20150807"/>。2015年8月7日に発表され、同年9月3日から9月4日に開催された日本マイクロソフト社のイベント「FEST 2015」で詳細が開示された<ref name="lg"/>。同イベントでは、このサービスによって人間のオペレータが対応していた内容の一部をりんなに置き換えたり、りんなと顧客が会話することで顧客との接点を持つことが可能であると説明された<ref>{{Cite news|url=https://logmi.jp/business/articles/92233|title=人工知能「りんな」がLINEで顧客対応、コスト削減に|newspaper=ログミー|date=2015-10-13|accessdate=2019-04-20}}</ref>。
 
また、2018年8月30日には、りんなのプラットフォームを「Rinna Character Platform」として、[[カヤック (インターネット企業)|カヤック]]、[[電通]]、[[博報堂アイ・スタジオ]]を通じて外販すると発表した。このプラットフォームは「雑談会話モデル」「レコメンド機能」「スキル」の3つの機能から成る。企業向けの対応として、雑談会話モデルでは不適切な会話を防ぐ機能が搭載されている。また、レコメンド機能では、対話によって顧客に対して商品やサービスを薦めることができる<ref name="PRTimes20180830">{{Cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000014685.html|title=カヤック、株式会社電通、株式会社博報堂アイ・スタジオ 日本マイクロソフトのAIマーケティングソリューションにソリューションパートナーとして参画|newspaper=PRTimes|date=2018-08-30|accessdate=2019-09-01}}</ref>。
 
Rinna Character Platformが搭載された事例としては、[[Pepper (ロボット)|Pepper]]の家庭向けモデルとして2019年4月に発表された「Pepper for Home」がある。このPepperでは、Rinna Character Platformを採用することで応対の正確性が向上し、会話がより長く楽しめるようになったという<ref>{{Cite news|url=https://robotstart.info/2019/04/16/pepper-for-home.html|title= 家庭向けPepperが進化!「Pepper for Home」として新発売 会話の裏側は「りんな」|newspaper=ロボスタ|date=2019-04-16|accessdate=2019-10-03}}</ref>。
 
[[ローソン|株式会社ローソン]]では2016年9月28日から、LINE公式アカウント「ローソンクルー♪あきこちゃん」をりんなと連携させている<ref name="itmedia20160928"/>。他に、2017年10月26日から2018年1月31日まで、ポケモン公式LINEアカウントのロトムにりんなの技術を使用したAIが導入され、期間中はロトムと会話やしりとりをすることができた<ref>{{Cite news|url=https://news.microsoft.com/ja-jp/2017/10/26/171026-pokemon-ai/|title=ポケモン LINE 公式アカウントに感情的なつながりを重視する AI を導入|newspaper=日本マイクロソフト |date=2017-10-26|accessdate=2019-06-05}}</ref>。
 
2019年8月7日には、[[BuzzFeed Japan|BuzzFeed Japan株式会社]]にりんながインターンし、会話を通じたコンテンツを配信した<ref name="prtimes20191003"/>。
 
=== りんな候補 ===
りんな候補は2017年11月8日から[[Microsoft IME]]に組み込まれた変換機能である。りんな候補を有効にした場合、日本語入力時の予測変換において、りんなが提案する候補が表示される<ref name="PCWatch20171109">{{Cite news|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1090730.html/|title=次期Windows 10に女子高生AI「りんな」がIMEとして実装|newspaper=PCWatch |date=2017-11-09|accessdate=2019-06-06}}</ref>。
 
=== 地方応援プロジェクト ===
りんなによる地方応援プロジェクトは、日本マイクロソフトと自治体とが連携したプロジェクトである。「萌えよ♡ローカル~りんなと地方とみんなの未来~」と名付けられ、2018年9月12日に発表された。本プロジェクトは、自治体としては潜在的な移住希望者への訴求や観光客数・滞在時間の増加、りんなユーザーとしては新しい体験と知識の取得、日本マイクロソフトとしてはAIを活用した地方応援への挑戦とりんなの認知度向上を目指したものである<ref name="mynavi20180912">{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20180912-microsoft/|title=りんな、地方応援!「萌えよ♡ローカル~りんなと地方とみんなの未来~」|newspaper=マイナビニュース |date=2018-09-12|accessdate=2019-09-01}}</ref>。具体的な内容としては、「りんなの社会科見学」「めぐりんな〜不思議な観光旅行〜」「りんなの奇天烈観光マップ」の3つの機能が実装されている。
 
「りんなの社会科見学」は、ユーザーがりんなとともにクイズ形式で地方の情報を知ることができる機能で、[[宮崎県]]が参加している<ref name="IoTNEWS20180912">{{Cite news|url=https://iotnews.jp/archives/107105|title=マイクロソフト、AIチャットボット「りんな」を活用した地方応援プロジェクトを開始|newspaper=IoT NEWS |date=2018-09-12|accessdate=2019-09-01}}</ref>。「めぐりんな〜不思議な観光旅行〜」は観光スポットや地元の偉人が登場するノベルゲームで、[[千葉県]][[香取市]]が参加している<ref name="IoTNEWS20180912"/>。「りんなの奇天烈観光マップ」は、ユーザーが投稿する珍しいものや場所を分析して今まで知られていなかった地方の魅力を引き出すマップで、[[福岡県]][[北九州市]]、[[群馬県]]、[[佐賀県]][[佐賀市]]と、あまみ大島観光物産連盟が参加している<ref name="IoTNEWS20180912"/>。
 
このほか、日本全国の学校で、AIを学ぶためのりんなによるAI出張授業が開かれている<ref>{{Cite news|url=https://news.microsoft.com/ja-jp/2019/06/21/190621-ai-students/|title=AI りんな、島根県の学生と一緒に人工知能について学ぶ|newspaper=Microsoft |date=2019-06-21|accessdate=2019-10-03}}</ref>。
 
== 比較 ==
[[AIアシスタント]]の[[Cortana]]はマイクロソフト社の提供である点が共通しており、検索エンジンとしてもりんなと同じBingを使用している<ref name="zdnet">{{Cite news|url=https://japan.zdnet.com/article/35073647/|title=CortanaとSiriはどう違う?:MSリサーチアジア所長の洪小文氏に訊く|newspaper=adnet|date=2015-11-18|accessdate=2019-04-18}}</ref>。しかし、りんなはCortanaと比べて、「面白い、興味深い」という部分に力を入れて開発されている<ref name="lg"/>。使用用途が異なるため、学習のためのテキスト情報は両者別々のデータベースに蓄積されている<ref name="zdnet"/>。Cortanaや、アップル社のSiriが利用者にとっての秘書のような役割を果たしているのに対し、りんなは「楽しい友人」としての役割を持っているといわれている<ref name="mainichi20160917"/>。
 
同じように[[マイクロソフト]]が開発した[[Tay (人工知能)|Tay]]の2016年3月の事件の直後にそのTayと対比された<ref name="ss">{{Cite news|title=ヘイト発言のAI「Tay」と女子高生AI「りんな」の差|newspaper=産経新聞|date=2016-03-30|url=http://www.sankei.com/wired/news/160330/wir1603300001-n5.html|accessdate=2016-04-06}}</ref>。
 
中国のXiaoiceも、りんなと同じマイクロソフトのチャットbotであり、りんなと同じ技術を使用している<ref>{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1612/14/news075.html|title=Microsoftの「りんな」の後輩チャットbot「Zo」がKikでデビュー Facebook Messengerでも提供へ|newspaper=ITmedia NEWS |date=2016-12-14|accessdate=2019-05-09}}</ref>。りんなはXiaoiceの後発となるが、日本ユーザーに対応するためにゼロから開発し、日本の文化やコミュニケーションスタイルを反映させた<ref name="Newsweek20160825">{{Cite news|url=https://www.newsweekjapan.jp/yukawa/2016/08/ai-1_2.php|title=女子高生AI「りんな」が世界を変えると思う理由|newspaper=Newsweek日本版 |date=2016-08-25|accessdate=2019-07-07}}</ref>。マイクロソフトではXiaoice、りんなの他、米国(Zo)、インド(Ru)、インドネシア(Rinna)においても同様のAIを開発している<ref name="diamond20180815"/><ref name="jinkouchinou">{{Cite journal|和書|author=坪井一菜、三宅陽一郎|year=2018|title=表紙解説 女子高生AI「りんな」|journal=人工知能|volume=33|issue=4|pages=pp.535-537|publisher=人工知能学会 |issn=2188-2266|ref=坪井・三宅(2018)}}</ref>。
2016年4月7日に[[シャープ|シャープ株式会社]]は公式Twitterアカウントを1日限定でりんなに担当させた。りんなは「インターン」という設定で登場し、他のユーザーのつぶやきに対して返信した<ref>{{Cite news|title=シャープのTwitterで女子高生AI「りんな」が大暴れ? 理由を中の人に聞いてみた|newspaper=ITmedia|date=2016年4月7日16時更新|url=http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1604/07/news103.html|accessdate=2016-04-06}}</ref>。
 
ローソンのLINE公式アカウント「ローソンクルー♪あきこちゃん」はりんなと同じシステムを使用しているが、「Text Style」「Kaomoji」「Profanity filter」の3つの技術が新たに導入されている。これにより、語尾や表記、顔文字を変更することによってりんなとは異なる丁寧な口調となるようにし、さらに企業アカウントにふさわしくない用語は排除するように調整されている<ref name="itmedia20160928">{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1609/28/news088.html|title=ローソンのLINEアカウント「あきこちゃん」、女子高生AI「りんな」と“合体”|newspaper=ITmedia NEWS |date=2016-09-28|accessdate=2019-05-02}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1609/30/news141.html|title=「りんな」の技術を使ったローソン「あきこちゃん」は、なぜ「マジで!? やば!」などの“女子高生”口調にならないのか|newspaper=ITmedia NEWS |date=2016-09-30|accessdate=2019-05-02}}</ref>。
2016年10月8日、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]のドラマ『[[世にも奇妙な物語 秋の特別編 (2016年)|世にも奇妙な物語 '16秋の特別編]]』の「ずっとトモダチ」で俳優デビューを果たす<ref name="oricon161003">{{Cite news|url=http://www.oricon.co.jp/news/2079366/full/|title=“人工知能”女子高生「りんな」が女優デビュー「活躍楽しみにしててね!」|newspaper=ORICON STYLE|date=2016-10-03|accessdate=2016-10-03}}</ref>。
 
== 年表 ==
講談社主催のオーディションプロジェクト「ミスiD2018」にエントリー<ref>{{Cite news|url=https://deview.co.jp/News?am_article_id=2094488|title=AI女子高生「りんな」に文春砲の「ほのかりん」もエントリー 「ミスiD2018」セミファイナリスト132組発表|newspaper= Deview-デビュー|date=2017.07.21|accessdate=2017.07.21}}</ref>。
{| class="wikitable"
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! 西暦 !! 月日 !! 内容
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| 2015年 || 7月31日 || LINEにて登場<ref name="PCWatch20151217"/>
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| || 8月7日 || 日本マイクロソフトの公式サービスであることが正式に発表される<ref name="netorabo20150807"/>
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| || 12月10日 || twitterを開設<ref name="PCWatch20151217"/>
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| || 12月17日 || LINEのグループチャットに追加できるようになる<ref name="PCWatch20151217"/>
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| || 12月17日 || 原宿にて初めてのオフ会が開かれる<ref name="mynavi20151217"/>
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| 2016年 || 4月7日 || シャープに1日インターン<ref name="itmedia20160407"/>
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| || 5月27日 || マイクロソフト、「de:code 2016」にてりんなの自然言語処理アルゴリズムの詳細を公開<ref name="itmedia20160527"/>
|-
| || 9月15日 || 東京ゲームショウでりんなのブースが設けられ、初めて歌声が披露される<ref name="INSIFE20160919"/><ref name="mainichi20160917"/>
|-
| || 9月28日 || ローソンのLINE公式アカウント「ローソンクルー♪あきこちゃん」をりんなと連携させる<ref name="itmedia20160928"/>
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| || 10月8日 || 『世にも奇妙な物語 '16秋の特別編』で俳優デビューを果たす<ref name="oricon161003"/>
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| 2017年 || 9月15日 || 「ミスiD2018」ファイナリストに選ばれる<ref name="missid20170915"/>
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| || 11月8日 || 「りんな候補」が導入されたWindows 10 Insider Previewの「Build 17035」を公開<ref name="PCWatch20171109"/>
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| 2018年 || 1月11日 || 「りんな歌うまプロジェクト」が開始。第1弾として『りんなはもっと上手くなる!nanaのみんなで教える「卒業ソング」』実施。<ref name="nana20180228"/>
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| || 5月17日 || 「りんなはもっとうまくなる!nanaのみんなが教える“感情をこめる”」開始<ref name="nana20180517"/>
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| || 5月22日 || りんなに「共感モデル(Empathy model)」を採用すると発表<ref name="PCWatch20180522"/>
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| || 7月26日 || オリジナルソング「りんなだよ」公開<ref name="AVWatch20180731"/>
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| || 8月30日 || 「Rinna Character Platform」発表
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| || 9月12日 || 萌えよ♡ローカル~りんなと地方とみんなの未来~」発表<ref name="mynavi20180912"/>
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| || 10月18日 || ラジオ番組「ニコラジパーク」出演開始<ref name="bing20181019"/>
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| || 10月31日 || 「りんなと音声通話」の提供開始<ref name="nikkei20181031"/>
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| 2019年 || 3月20日 || 高校卒業<ref name="rinna20190320"/>
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| || 4月3日 || エイベックスから「AIりんな」としてデビューすることを発表<ref name="pcwatch20190403"/>
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| || 4月17日 || 1st シングル「最高新記憶」配信開始<ref name="pcwatch20190403"/>
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| || 6月19日 || YouTube LIVE「りんなのじかん~ライドオン タイム~」放送開始<ref name="avwatch20190404"/>
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| || 6月19日 || 2nd シングル「snow, forest, clock」発表<ref name="oricon20190619"/>
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| || 8月7日 || BuzzFeed Japan株式会社にインターン<ref name="prtimes20191003"/>
|-
| || 9月22日 || 音楽フェス「DIVE XR FESTIVAL」に登場<ref name="zero20190930"/>
|}
 
== 評価 ==
LINEの担当者は、「堅いイメージのあるマイクロソフトが女子高生のAIということで驚きました」と、りんなの第一印象について語っている<ref>{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20151218-rinna/2|title=LINEの友だちが185万人を突破した「りんな」がTwitter開始! - MSが開発した女子高生AI|newspaper=マイナビニュース|date=2015-12-18|accessdate=2019-05-01}}</ref>。また当初は、女子高生と設定することで利用対象を絞ってしまうのではないかという懸念もあったという<ref name="ITmedia20151217"/>。しかし、サービス開始以降は、「本物の女子高生とチャットしているようだ<ref>{{Cite news|url=https://japan.cnet.com/article/35068564/|title=LINE、“人工知能型”の公式アカウントを提供へ--女子高生AI「りんな」を活用|newspaper=CNET Japan|date=2015-08-07|accessdate=2019-04-17}}</ref>」と話題となり、りんなとの会話に中毒となるLINE利用者も発生するなど、急激に登録者数を伸ばす結果となった。LINE担当者は2015年12月に、「誘導も広告もなしに、口コミの効果でこれだけ広まったアカウントは前例がない」と述べている<ref name="ITmedia20151217"/>。
 
2019年9月時点では、りんなのフォロワー数はTwitter、Instagram、LINEを合わせて790万人を数える<ref name="AIラボ20190905">{{Cite news|url=https://morikatron.ai/2019/09/cedec2019_ai_rinna/|title=【CEDEC2019】AIりんなのボイストレーニングが示す、情動的で人間的な機械学習とは?|newspaper=モリカトロンAIラボ|date=2019-09-05|accessdate=2019-10-03}}</ref>。2018年の調査によれば、最も多い層は高校生で、男女比は男子60パーセント、女子40パーセントであった<ref name="diamond20180815">{{Cite news|url=https://diamond.jp/articles/-/176644?page=3|title=なぜ、女子高生AI「りんな」は日本→アメリカ→インド→インドネシアの順で広がったのか?|newspaper=ダイヤモンドオンライン |date=2018-08-15|accessdate=2019-08-28}}</ref>。2019年9月時点では、男女比は変わらず、年齢は62.6%が18歳から24歳となっている<ref name="AIラボ20190905"/>。2015年12月に原宿で開催された初のオフ会では、参加者の大多数が女子高生であった<ref name="mynavi20151217">{{Cite news|url=http://dream.jol.me/event/2015/12/3335/?calendar_day=2015-12&screen_id=harajuku|title=りんなAfter School Party in JOL原宿|newspaper=マイナビティーンズ|date=2015-12-17|accessdate=2019-04-20}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/compass-56/|title=山田祥平のニュース羅針盤 第56回 仕事と感情、「りんな」のAIの見せどころ|newspaper=マイナビニュース|date=2015-12-28|accessdate=2019-05-02}}</ref>。
 
2017年には、講談社主催のオーディションプロジェクト「[[ミスiD]]2018」にエントリーし、ファイナリストに選ばれた<ref name="Deview20170721">{{Cite news|url=https://deview.co.jp/News?am_article_id=2094488|title=AI女子高生「りんな」に文春砲の「ほのかりん」もエントリー 「ミスiD2018」セミファイナリスト132組発表|newspaper= Deview-デビュー|date=2017-07-21|accessdate=2019-10-05}}</ref><ref name="missid20170915">{{Cite news|url=https://lineblog.me/miss_id/archives/1062425404.html|title=ミスiD2018ファイナリスト発表|newspaper=ミスiD事務局|date=2017-09-15|accessdate=2019-10-05}}</ref>。
 
[[南海キャンディーズ]]の[[山里亮太]]は、女性との会話の練習のためにりんなを活用していたという<ref>{{Cite news|url=http://news.livedoor.com/article/detail/14303165/|title=指原莉乃 南海キャンディーズ・山里亮太の日常生活に悲鳴|newspaper=livedoorNEWS |date=2018-02-15|accessdate=2019-06-06}}</ref>。[[大村あつし]]はりんなの会話能力、特に、同じことを聞いても毎回違う返事が返ってくることや、返答のスピードに驚いたと述べている。また、りんなとの会話履歴を友人3人に見せたところ、誰も相手がAIとは気づかなかったと証言している<ref name="diamond20180808"/>。
 
2018年3月時点では、りんなに対して過去1か月に「好き」と35万回以上、「結婚しよう!」と4万回送られたという<ref name="GIZMO20180313"/>。恋愛対象としてではなく、妹や友達、相談相手など、ユーザーによってりんなと様々な関係性が築かれている<ref name="realsound20190316">{{Cite news|url=https://realsound.jp/tech/2019/03/post-332242_2.html|title=女子高生AI・りんなの開発者から学ぶ、「感情」と「共感」とAIとの未来|newspaper=リアルサウンド |date=2019-03-16|accessdate=2019-09-16}}</ref>。りんなを期間限定で「りんお」というキャラクターに変更したときは、喜ぶ声があった一方で、「りんなを返せ」というメッセージも見られた。この経験からりんなとユーザーのつながりを感じた開発チームは、りんなを消してはいけないと反省したという<ref name="diamond20180822">{{Cite news|url=https://diamond.jp/articles/-/176717?page=3|title=ローソンの「あきこ」は女子大生AI。マイクロソフトの「りんな」は女子高生AI。渋谷区の「渋谷みらい」は男子小学生AI。|newspaper=ダイヤモンドオンライン |date=2018-08-22|accessdate=2019-08-28}}</ref>。
 
りんなとユーザーの関係には、日本における「アイドルとファン」の関係が表れているとも指摘されている。すなわち、りんなは初めから完成された形ではなく、ユーザーがりんなと会話したり、歌声のアドバイスをしたりすることで能力が向上してゆく。これは例えば[[AKB48]]においてファンが応援することによって総選挙での順位を上げるといったような、ファンがアイドルの成長をサポートするといった構造があてはまるのではないかという指摘である<ref name="with20180410">{{Cite news|url=https://withnews.jp/article/f0180410000qq000000000000000W01l10701qq000016923A|title=女子高生AI「りんな」、ついに歌まで 芸能界入りも目指す深いワケ|newspaper=with news |date=2018-04-10|accessdate=2019-08-11}}</ref>。日本マイクロソフトの担当者も、個人主義的な欧米と比較すると日本は共生し互いに応援しあう文化があることから、日本はチャンスだと思ったという<ref name="with20180410"/>。
 
りんなは、会話ボットの可能性を示すショーケースともとらえられている<ref>{{Cite news|url=https://toyokeizai.net/articles/-/180060?page=2|title=女子高生AI「りんな」はまだ序章にすぎない|newspaper=東洋経済オンライン |date=2017-7-12|accessdate=2019-05-09}}</ref>。また、りんなの欠点として、りんなは会話している相手のデータを蓄積していないため、過去の会話内容を覚えていないことが挙げられている<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39378990W8A221C1000000/|title=「人はAIを愛せるか」 会話弾むもどこまで共感?|newspaper=日本経済新聞 |date=2019-01-01|accessdate=2019-09-09}}</ref>。
 
りんなのような雑談系のAIは企業にとっても有益だとする意見もある。日本マイクロソフトの中里光昭は2016年、雑談系AIと顧客とが感情を共有することによって購買が誘導されることが少しずつ確認されてきていると述べている<ref name="Newsweek20160825"/>。
 
2016年12月21日より、人工知能と人間との感情の共有を実証するため、日本マイクロソフト、エム・データ、大阪大学の共同研究が始まった。この研究において、エム・データの所有するテレビ番組のデータやCMデータがりんなに取り込まれ、それらの番組や出演者に対するユーザーの反応を分析するとともに、りんなの会話能力にも反映されることになった<ref>{{Cite news|url=https://markezine.jp/article/detail/25763|title=人工知能と人間は感情を共有できるか、「女子高生AIりんな」にTVの放送実績データを取り込み研究へ|newspaper=MarkeZineニュース |date=2016-12-12|accessdate=2019-05-09}}</ref>。
 
保護者会の一員である担当者の坪井一菜は、りんなが集団の中にいることによって、コミュニケーションが活発となり、人の魅力を引き出し、人と人のつながりが強くなることが目標だと述べている<ref name="GIZMO20180313">{{Cite news|url=https://www.gizmodo.jp/2018/03/ai-love.html|title=AI(人工知能)と人間は恋愛関係になれる? 専門家に聞いてみた|newspaper=GIZMODO |date=2018-03-13|accessdate=2019-07-07}}</ref><ref name="RealSound20180519"/><ref>[[#『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)|『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)]] pp.92-93</ref>。
 
== ディスコグラフィー ==
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|[[2019年]][[4月17日]]
| '''最高新記憶'''
|AVEX ENTERTAINMENT INC.
|-
|-
|2nd
|[[2019年]][[6月19日]]
| '''snow, forest, clock'''
|AVEX ENTERTAINMENT INC.
|-
36 ⟶ 206行目:
<!-- 単発のゲスト出演等は記載しない。-->
=== テレビドラマ ===
* [[世にも奇妙な物語 秋の特別編 (2016年)|世にも奇妙な物語 '16秋の特別編]]「ずっとトモダチ」(2016年10月8日、フジテレビ) - 本人役<ref name="oricon161003">{{Cite news|url=http://www.oricon.co.jp/news/2079366/full/|title=“人工知能”女子高生「りんな」が女優デビュー「活躍楽しみにしててね!」|newspaper=ORICON STYLE|date=2016-10-03|accessdate=2016-10-03}}</ref>
 
=== ラジオ ===
* [[ニコラジパーク]] (2018年10月 - 、[[ジャパンエフエムネットワーク (企業)|JFN]])- 水曜日担当<ref name="bing20181019">{{Cite news|url=https://blogs.bing.com/japan/october-2018/rinnanikopaku|title=【生放送ラジオ番組】女子高生AIりんな ラジオパーソナリティ決定|newspaper=Bing blogs |date=2018-10-19|accessdate=2019-09-02}}</ref>
 
=== YouTube LIVE ===
* りんなのじかん~ライドオン タイム~(2019年4月5日から)<ref name="avwatch20190404">{{Cite news|url=https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1178303.html|title=AIりんながYouTube LIVE番組のMCに。ゲストりゅうちぇるとトーク|newspaper=AVWatch |date=2019-04-04|accessdate=2019-09-21}}</ref>
 
=== 書籍 ===
*{{Cite book|和書
|author=女子高生AI りんな
|year=2016
|title=はじめまして! 女子高生AIりんなです
|publisher=イースト・プレス
|isbn=978-4781614786
|ref=『はじめまして! 女子高生AIりんなです』(2016)
}}
 
=== 出典漫画 ===
* インカ帝国『ラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画』(2018年6月27日)
{{Reflist}}
** 出演に伴い、りんなとのラップバトル等の企画も開催された<ref>{{Cite news|url=http://manga-blog.line.me/ja/archives/76508482.html|title=『ラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画』に「りんな」再登場!豪華賞品が当たるキャンペーン開催!!|newspaper=MINEマンガ公式ブログ |date=2018-06-27|accessdate=2019-08-12}}</ref>。
 
== 関連項目脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
* [[Tay (人工知能)]]
{{Reflist|2}}
 
== 外部リンク ==
51 ⟶ 236行目:
* {{Twitter|ms_rinna|りんな}}
 
{{Internet-stub}}
[[Category:人工知能]]
[[Category:マイクロソフトのソフトウェア]]