「ユンカース・カム・ヒア」の版間の差分
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『'''ユンカース・カム・ヒア'''』(''Junkers Come Here'')は、[[1990年]]にCBS・ソニー出版(現[[ソニー・マガジンズ]])より発行された[[木根尚登]]([[TM NETWORK]])
または、それをもとに公開された[[アニメ映画]]、[[ラジオドラマ]]等の[[メディアミックス]]作品。
== 概要 ==
1990年[[
ストーリー中に出てくる[[ミニチュア・シュナウザー]]犬の「ユンカース」は、同じくTM NETWORKのメンバーである[[小室哲哉]]が[[イギリス]]の[ロンドン]]滞在時にペットショップで購入し飼っていた同名の犬がモデル。躾は全て英語で行われていたため、小室がユンカースに対し「''Junkers, come here''(ユンカース、おいで)」と呼びかけるのを、木根が何度か耳にしていたことがタイトルの由来となった<ref>[[WOWOW|日本衛星放送]]『TMN EXPO』第2回、[[1991年]][[11月17日]]放送。</ref>。その後、モデルのユンカースは小室の元妻である[[大谷香奈子]]の元で、[[2005年]][[6月6日]]に亡くなるまで育てられた<ref>[http://www.designf.co.jp/history.html design f HISTORY]</ref>。
小説の発売から5年後、[[佐藤順一]]の監督でアニメ映画化が行われ、木根は映画で使用される音楽制作・[[声優]]を担当した。同年の[[毎日映画コンクールアニメーション映画賞]]を受賞するが、興行が成功しなかったため、セル作品としての発売は行われずに、"幻の作品"になってしまった。その後『ユンカース・カム・ヒア』を観る会ができ、映画の舞台になっている[[東急世田谷線]]沿線の下高井戸シネマでの上映会や、主人公の通う学校のモデルになった[[世田谷区立赤堤小学校]]での上映から、CS放送・ビデオ発売へと至
2018年2月24日、[[新文芸坐]]が行っているオールナイトのアニメ上映イベント「新文芸坐×アニメスタイル セレクション」が100回を迎えたことを記念して、これまでのプログラムから選りすぐった作品をラインナップして上映する「新文芸坐×アニメスタイル セレクション vol.100 100回記念シリーズ Best of Best」を開催。その第一回の4作品中の1本に本作品が選出された。上映日には佐藤順一監督も登壇してトークショーを行う<ref>{{Cite web|url=https://natalie.mu/comic/news/267902|title=「ユンカース・カム・ヒア」「アリーテ姫」など4作がイベント上映、監督トークも|publisher=コミックナタリー|date=2018-02-02|accessdate=2018-02-06}}</ref>。
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== ストーリー ==
{{要あらすじ}}
== 登場人物 ==
; ユンカース
:ミニチュア・シュナウザー犬。名前の由来はドイツの航空機[[ユンカース]]。
; 麻生瞳(あそう ひとみ):
:16歳の少女。
; 麻生秀一郎(あそう しゅういちろう):
:瞳の父。
; 麻生久美子(あそう くみこ):
:瞳の母。ジャズシンガー。
; 田代順(たしろ じゅん):
:瞳の叔父(久美子の弟)。
==
*『ユンカース・カム・ヒア』単行本(CBS・ソニー出版、1990年1月25日) ISBN 978-4789705110
*『ユンカース・カム・ヒアⅡ』単行本(CBS・ソニー出版、1990年11月22日) ISBN 978-4789705745
*『ユンカース・カム・ヒア』文庫([[角川文庫]]、1993年3月25日) ISBN 978-4041794029
*『ユンカース・カム・ヒア2』文庫本(角川文庫、1995年2月25日) ISBN 978-4041794043
== ラジオドラマ ==
[[NHK-FM放送]]
* 「[[サウンド夢工房]]」『ユンカース・カム・ヒア』([[1991年]]4月1日~4月12日)
* 「[[青春アドベンチャー]]」『ユンカース・カム・ヒアⅡ』
=== キャスト ===
* 麻生瞳:[[久我陽子]]
* ユンカース:[[上村典子]]
* 麻生秀一郎:[[森本レオ]]
* 麻生久美子:[[順みつき]]
== OVA ==
;『ユンカース・カム・ヒア メモリーズ・オブ・ユー』([[1994年]]7月20日発売)
[[テレビ朝日]]のテレビドラマ『[[クニさんちの魔女たち]]』(1994年4月11日-6月27日)[[劇中劇]]のアニメとして放映、[[OVA]]化された。主役の4姉妹の声は、ドラマに出演する俳優陣である。
両親がいない4姉妹と言葉を喋る不思議な犬ユンカースが出会ったことから始まる、家族の絆を描くオリジナルストーリー。
=== 登場人物 ===
* 有村春香(ありむら はるか): 声 - [[黒木瞳]]
* 有村夏乃(ありむら なつの): 声 - [[田村翔子 (モデル・女優)|田村翔子]]
* 有村秋美(ありむら あきみ): 声 - [[細川ふみえ]]
* 有村冬子(ありむら ふゆこ): 声 - [[小田茜]]
* 有村みさこ(ありむら みさこ): 声 - [[松島みのり]]
* パパ: 声 - [[広瀬正志]]
* ミッシェル: 声 - [[速水奨]]
* 男子生徒: 声 - [[石田彰]]
* アナウンサー: 声 - [[真殿光昭]]
* ユンカース: 声 - [[古本新乃輔]]
=== スタッフ ===
* 脚本:[[寺田敏雄]]
* 絵コンテ:[[中村隆太郎]]
* ユンカースデザイン:[[小松原一男]]
* キャラクター原案:[[大橋学]]
* キャラクターデザイン・作画監督:[[前田実]]
* 音楽:[[KENJIRO]]
* アニメーション制作:トライアングルスタッフ
* 製作:[[テレビ朝日]]・[[ドリマックス・テレビジョン|木下プロダクション]]・[[バンダイビジュアル]]
* エンディングテーマ 『Happy Birthday』 作詞・作曲・歌:[[KENJIRO]] 編曲:KENJIRO [[牧野信博]]
== 漫画 ==
[[森永あい]]による[[漫画]]。(全4巻、完全版上下巻、1994年 - 1995年)
== アニメ映画 ==
『劇場版 ユンカース・カム・ヒア』[[1995年]]3月18日公開。原作のキャラクターとは別のオリジナルストーリー。
=== 登場人物 ===
; 野沢ひろみ(のざわ ひろみ): 声 - [[押谷芽衣]]
: ヒロイン。小学校6年生で、野沢家の一人娘。
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; 森田文江(もりた ふみえ): 声 - [[中島啓江]]
: 野沢家の[[家政婦]]。お茶目な性格で、秘かに圭介のことが好きだった。
=== スタッフ ===
* 原作・音楽:木根尚登
* 主題歌:『[[ホントの君 ウソの君]]』歌・作曲:木根尚登、作詞:[[小室みつ子]]
* 企画:[[渡辺繁]]
* プロデュース:高梨実・横山和夫・浅利義美
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* 製作:[[バンダイビジュアル]]・[[角川書店]]
=== サウンドトラック ===
=== ドラマアルバム ===
ドラマアルバム『ユンカース・カム・ヒア』(1995年11月21日、アポロン)。
劇場版にオリジナル部分を加えた[[ドラマCD]]。
== 朗読劇 ==
朗読劇『ユンカース・カム・ヒア』[[2012年]]7月3日 - 7月8日
=== キャスト ===
* ユンカース: 演 - [[藤田玲]]・[[青木玄徳]]
* 麻生秀一郎: 演 - 木根尚登
* 麻生久美子: 演 - [[白羽ゆり]]
* 田代順: 演 - [[コタニキンヤ.]]
== 出典 ==
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{{Reflist}}
{{佐藤順一監督作品}}
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