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=== 第五百九十六訓~第七百四訓(銀ノ魂篇) ===
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ついに地球への侵攻を開始した'''アルタナ解放軍'''の兵士達。その傍若無人な振る舞いに江戸では各地で住民達の蜂起が相次ぐ中、喜々らの解放軍提督の一人・'''紫雀'''との交渉の末に一度は停戦協定を取り付けた地球側だったが、虚率いる奈落の地球住民の仕業を装った解放軍駐屯地への襲撃によりそれが潰えてしまう。紫雀に代わって解放軍の指揮を掌握した提督の一人・'''圓翔'''の指示によりついに解放軍による地球への総攻撃が開始、艦隊の大軍を率いて江戸城を砲撃し、多数の兵士達や破壊兵器が投下され、さらには荼吉尼・辰羅・夜兎の三大傭兵部族の部隊までもが投入される。一方の宇宙では解放軍母船・'''天鳥船'''に搭載された惑星破壊兵器・'''火之迦具土神'''の起動を阻止すべく、高杉・桂・坂本ら率いる地球の部隊や反乱を起こした紫雀派の兵達、そして馬董と猩覚が率いる春雨の残党らが天鳥船船内にて激闘を繰り広げる。かぶき町の住人達総出でそれぞれ'''王蓋'''・'''蒼達'''の率いる荼吉尼と辰羅の部隊を撃破し、地球側で参戦した神威率いる第七師団と神楽の手で'''孫老師'''率いる夜兎の部隊をも打倒した地球住民達だったが、その直後に再び現れた虚によりついに地球中のアルタナが暴走を始める。同じ頃天鳥船船内では馬董や万斉らが戦死するなど多くの犠牲を経ながらも鬼兵隊が火之迦具土神の起動装置を破壊することに成功し、司令室に辿り着いた坂本により圓翔が打たれるが、亡き妻のペンダントにより一命を取り留めた圓翔はなおも復讐の憎悪をぶつけるべく、ついには天鳥船ごと地球に落下させるという暴挙に出ようとする。その圧倒的な戦闘力により陸奥とエリザベスを倒し、坂本と桂の二人をも同時に相手取り激闘を繰り広げる圓翔だったが、高杉の加勢によりついに敗北する。止めを刺すように告げる圓翔だったが、現れた喜々の制止により己の過ちを悟ったことで、天鳥船の落下の阻止に協力を求める。だがその直後に反発した解放軍の兵士に頭を撃ち抜かれた圓翔は絶命し、そしてそれに巻き込まれた喜々も弾丸を受け致命傷を負う。突然の出来事に再び衝突寸前に陥る両陣営だったが、声を振り絞った喜々の制止を受けて武器を下ろし、喜々の最期を見届けつつ天鳥船の落下の阻止に動き出す。
 
== 世界観 ==