「ソードアート・オンラインの登場人物」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
ストーリーの内容は「ソードアート・オンライン」の記事の「あらすじ」に記載しましょう。
タグ: サイズの大幅な増減
空気人間 (会話) による ID:74543935 の版を取り消し 整理のやり方が中途半端。独断でやる前にノートで意見のすり合わせを。
タグ: 取り消し サイズの大幅な増減
30行目:
: 6歳の時には母親の部屋にあったジャンクパーツを使って自作マシンを組み立てるなど<ref>第3巻15ページ</ref>、[[パーソナルコンピュータ|PC]]に関する知識と技術は高い。
: 多くの激戦を戦い抜いて培ったVRMMOプレイヤーとしての実力は高く、SAOでは全プレイヤー中最速の反応速度からユニークスキル「[[二刀流]]」の所持者に選ばれている<ref>第1巻172 - 173ページ</ref>。また、SAOや新生ALOでは数々のシステム外スキル{{efn|SAOで考案した相手の武器の弱点を見抜き破壊する「武器破壊(アームブラスト)」。}}{{efn|新生ALOで考案した魔法属性が付加されたALO仕様のソードスキルを魔法にぶつけることで対消滅させる「魔法破壊(スペルブラスト)」。GGOでの戦闘経験から編み出され、キリトによると「どんな高速魔法も対物ライフルの弾丸よりは遅い」らしく久しぶりにアスナを絶句させた。一時期キリトに付き合ってアスナ達も練習したが習得には至らなかった模様。}}{{efn|新生ALOで考案した「剣技連携(スキルコネクト)」。左右の剣で交互に片手剣ソードスキルを発動させて終了後の硬直時間をキャンセルするが、本人によると成功率は5割以下。この技術を聞いたアスナはSAO時代の74層における経験からデジャブを感じるほどの驚愕だったらしい。}}を考案し、GGOでは銃弾の予測線を利用して自分に当たる弾丸のみを斬り払ったり、視線から相手の狙撃先を読むといった離れ業を見せる。
: アスナとはアインクラッド編のSAOで出会いコンビを組む。彼女との交流が深い心の傷を癒していき、紆余曲折を経て相思相愛となりシステム上の結婚を交わす<ref name="1_248">第1巻248ページ</ref>。フェアリィ・ダンス編ではSAOクリア後も目覚めずにいるアスナを救うべくALOにダイブし<ref>第3巻73ページ</ref>、事件後に目を覚ましたアスナと改めて現実での交際を始める。
: 過酷なデスゲームにおいても生きることを忘れない姿勢と、不器用な優しさから多くの女性から好意を寄せられており、特にユウキと白ユナを除く各章のヒロイン全員からは想いを寄せられ、その二人や同性からの信頼も篤い。しかし、前述のように本人はアスナを一途に愛しており、2人の強い絆を目の当たりにして身を引く女性も多く、彼女に危害を加えた須郷やエイジに対しては激しい怒りを露わにしている。
: UWで出会ったユージオとは、2年間過ごしたことでお互いに友情を育んできたが、彼の死はキリトの心に深い傷を残すこととなった。
: 一方でサチのトラウマからALOやGGOでもパーティーメンバーを死なせないという信念を持つが、それ故に全てを一人で背負い込もうとするために逆に周囲を心配させている。
: PKに関しては、SAOやURのような異常事態でも無ければシステム上で認められている限り自由というスタンスを取りつつも、私欲による裏切り・騙し討ちに対しては厳しいスタンスを取る<ref>第3巻260ページ</ref><ref name="21_248">第21巻248ページ</ref>。これはSAOでの経験からくる、VRMMOでのあまりに欲望に身を任せた行為はリアルの人格に還元されるという考えによるものである。
: アインクラッド編では、定員1,000名のSAOベータテスト参加を経て製品版のデスゲームに囚われてしまう。ゲーム開始直後は、他のベータテスター同様に自身の保身のみを考え、自身の強化に邁進していたが、そのことには負い目を感じており、ディアベルの協調を重んじる姿勢には心を打たれていた。第1層ボス戦の際にアスナとコンビを組むが、同ボス戦におけるディアベルの死による「攻略組」の混乱と元ベータテスターに対する偏見を収めるために「ビーター」の汚名を被り、大型勢力から距離を置いたままアスナと2人で攻略に邁進する。
: 同作者の『[[アクセル・ワールド]]』の番外短編「バーサス」にゲスト出演したことがある。
: アスナの才能を見抜き、ゲーマーとしての知識と経験を惜しみなく与えトッププレイヤーに育て上げる一方で、彼女の存在に癒され支えられ大変ながらも充実した日々を過ごすが、2023年3月、第25層にてアスナとのコンビを解消<ref name="HC年表">『ホープフル・チャント』巻末年表</ref><ref name="10thSite-C">[https://dengekibunko.jp/title/sao/chronology/ 川原礫&ソードアート・オンライン 10周年公式サイト CHRONOLOGY]</ref>、ソロプレイヤーへと戻る。孤独により精神が疲弊していったが、4月に入って<ref name="10thSite-C" /> 偶然誘われたギルド「月夜の黒猫団」に身分と実力を隠して加入し束の間の安らぎを得る。しかし約2ヶ月後に迷宮区の罠によって黒猫団は壊滅、自責の念から詳細不明な蘇生アイテムの情報に縋って自殺まがいのレベリングを行い、挫折した後はソロでボス戦を行い死のうと思うほどに心をすり切らせていたが、ギルドメンバーの一人だったサチが遺したメッセージを受け取ったことで、彼女のためにもゲームクリアすることを再び心に誓う。
: その後もゲーム進行の最前線で戦う「攻略組」に常に身を置き、多くの戦いを繰り返す。第50層が攻略された2024年1月にエリュシデータと「二刀流」スキルを入手。この間アスナとは頻繁に顔は合わせてはいたものの、前線立て直しに忙しい彼女とは疎遠になっており、方針の違いによる対立がデュエルに発展することさえあった<ref name="HC年表" />。同年8月には「ラフィン・コフィン」討伐戦に参加するが、正当防衛とはいえ殺人者プレイヤー2人を返り討ちにしてしまうこととなる<ref name="1_222" /><ref name="5_256">第5巻256ページ</ref>。
: 2024年10月18日、74層にて再びアスナと本格的な攻略パーティを組む<ref name="1_108">第1巻108ページ</ref>。彼女との交流が彼の深い心の傷を癒していき、やがて相思相愛となってシステム上の結婚を交わした<ref name="1_248">第1巻248ページ</ref>。その約2週間後の2024年11月7日、第75層ボス討伐直後にヒースクリフの正体を看破<ref>第1巻308ページ</ref>。全プレイヤーの解放を賭けた1対1の戦いに奇跡的な勝利を収める<ref>第1巻329ページ</ref>。
: フェアリィ・ダンス編ではSAOクリア後も目覚めずにいるアスナを救うべくALOにダイブする<ref>第3巻73ページ</ref>。3日に渡る捜索の末<ref name="10thSite-C" />、リーファやシルフ・ケットシー連合軍の協力でアスナの下に辿り着き、彼女を捕えていた須郷を茅場から与えられたGM権限で弱体化させることで撃破。SAO終盤に交わした「必ず現実世界に帰す」<ref>第1巻236ページ</ref> というアスナとの約束を果たし、改めて現実での交際を始めた。
: ファントム・バレット編では菊岡から「死銃事件」の調査を依頼され<ref>第5巻45ページ</ref> ALOからGGOに単身一時コンバートする<ref name="5_185">第5巻185ページ</ref>。そこで出会ったシノンとの共闘を経て、「ラフィン・コフィン」に関する過去を思い出して<ref>第5巻254ページ</ref> SAOクリア後も残っていた禍根に一応の決着をつけた。
: マザーズ・ロザリオ編ではユウキとデュエルを行い敗北。その際に彼女の高いVR適性の秘密に感づいたため助っ人候補から除外されるも、アスナとスリーピング・ナイツのボス戦挑戦を阻む他ギルドを退けるため駆けつけた。その後、ユウキとの対面を望む明日奈に彼女がいるであろう横浜港北総合病院のことを教え、2人の行く末を見守った。
: この間同作者の『[[アクセル・ワールド]]』の番外短編「バーサス」にゲスト出演したことがあている。
: 劇場版である『OS』ではARよりもVR志向だったためにOSランクをほとんど上げておらず、実戦でもARとVRの差異に追従しきれていなかったが、アスナが被害にあってからは彼女を救うために直葉から剣道の動作を学び直し、都内で行われていたボス攻略イベントに片っ端から挑んで僅かな期間で9位に至り、最終決戦の後に1位となった。
: アリシゼーション編では菊岡の紹介でSTLによるUWへのダイブを始め、6月末には3日間の連続ダイブを行なっている。アニメ版ではそのままシノンの要請で再びGGOに降り立ち、知らずとは言えサトライザーのスコードロンと交戦している。しかしその翌日の6月29日<ref name="10thSite-C" />、「死銃」の最後の1人であるジョニー・ブラックこと金本の襲撃を受けて[[スキサメトニウム|サクシニルコリン]]を注射され[[昏睡]]状態に陥ってしまう。
: そして治療のために菊岡の手で秘密裏に「オーシャン・タートル」へ移送され、STLで精神をUWに強制的にダイブさせられるが、襲撃前後の記憶を失っており自身を取り巻く状況が掴めないまま、再会{{efn|2人ともルーリッド村で共に暮らした記憶を消されている。本来ならキリト自身の記憶もロックされるはずだったが、襲撃によるフラクトライトの損傷が影響し「桐ヶ谷和人」のままダイブしてしまった。}}したユージオと共に現実世界への帰還方法を見つけるために世界の中心「セントラル・カセドラル」で管理者との接触を目指すことになる。内部時間で2年もの歳月を過ごし、カセドラルでユージオとカーディナルの犠牲を経てアドミニストレータを倒すが、現実世界での「オーシャン・タートル」襲撃の影響でフラクトライトが非活性化され心神喪失状態に陥る。
: その後、STLでダイブしていたアスナ・リーファ・シノンの持つセルフ・イメージでフラクトライトの修復が試みられる。SAO以前からの辛い過去やSAOとUWでのトラウマに押し潰され当初は覚醒を拒んでいたが、ユージオが遺した記憶の欠片を受け入れることで自分自身を許すことができ、アスナたち3人のセルフ・イメージを取り込んでようやくフラクトライトを再活性化させ復活を果たす。戦いを終わらせるため中韓のプレイヤー2万人を武装完全支配術で氷漬けにしてUWからの自動ログアウトを行い、SAOからの仇敵であるPoHを撃破、アスナと共にアリスを追いガブリエルを打ち破る。しかし、この時点でUWからの離脱手段はなく、目覚めるまでの約200年もの内部時間をアスナと共に歩み、UWの王「星王」として平和と知恵をもたらす。事件から約1ヶ月後に目覚めた際に200年分の記憶は消去されたが、それ以前のUWでの経験を経て自分のすべきことを定め、茅場と同じ東都工業大学への進学を決意した。また、200年後のUWで出会ったローランネイとスティカがロニエとティーゼの子孫であると気付いている模様。
: アバターはどれも黒を基調とした装備で統一しており、SAO・ALOでは「ブラッキー(黒ずくめ)」の通称で呼ばれることもある。動きを阻害する金属防具は好まない<ref name="21_266">第21巻266ページ</ref>。多彩な剣技を扱うが、外部出演では「スターバースト・ストリーム」が[[必殺技]]的な扱いを受けることが多い。
:* SAO:第1層のボス戦で得た「コート・オブ・ミッドナイト」を着用して以降、黒ずくめを通している。74層時点での胸当ては古代機械のコアを引き抜いて作られた「ハート・オブ・レリック」<ref>{{Twitter status|kunori|871968363974582276}}</ref>。普段の戦闘スタイルは盾無しの片手剣を操るダメージディーラー<ref>第1巻166ページ</ref>。手数よりも一撃の重さを重視した攻撃特化の構成。防御面は回避に寄せているが特化型ではなく、攻撃力を生かして倒される前に倒すためのものである。また、乏しい防御力の代わりに戦闘中HPが一定期間ごとに自動回復する「戦闘時回復(バトルヒーリング)」スキルを習得している。STR要求値が高い重い武器を好み、ゲーム末期にはレアドロップアイテムの黒の片手剣「エリュシデータ」をメインに、二刀流時にはリズベット作の白の片手剣「ダークリパルサー」を追加で使用する。
:* 旧ALO:種族はスプリガンで、逆だった髪型をしている。SAOクリア時点でのスキル熟練度が一部引き継がれており、唯一武器として大剣を使用する。
:* ALO:引き続き種族はスプリガンだが、自身にとってのSAO事件の完全収束に伴い「あの世界(SAO)でのキリトの役目は終わった」としててキャラデータを初期化。ユイの要望で程なく髪も下ろしている。ステータスは魔法の使用を度外視した「脳筋系」のビルド。物理耐性がある敵には苦戦しやすい{{efn|魔法がなかったため元SAOプレイヤーのほとんどが同様の傾向。}}。武器はリズベット作の片手剣を使用し、短編「キャリバー」ではレア武器「聖剣[[エクスカリバー|エクスキャリバー]]」を入手している。UR転移直前の時点ではリズベット作成の片手剣「ブラークヴェルト」<ref name="21_64">第21巻64ページ</ref>、と濃い灰色のコート「クローク・オブ・ハラルドル」<ref>第21巻86ページ</ref> を着用している。後者は新生ALO以降に挿絵やアニメで着用しているものと外見は同一だが、同じ装備かは不明。
:* GGO:長髪の女性と見違うレアアバター{{efn|長時間プレイした場合に割り当てられる。2年間プレイしたSAOから同じIDを使用していたため。}}<ref name="5_185">第5巻185ページ< /ref>。銃撃戦メインのゲームであるにもかかわらず、[[FN Five-seveN]]を牽制用に所持するだけで、使い手がほとんどいない[[ライトセーバー|光剣(フォトン・ソード)]]・カゲミツG4による従来通りの[[白兵戦]]を主体とする<ref>第5巻202ページ</ref>。「剣で銃弾を斬り払いつつ敵に接近し斬る」というそれまでのGGOになかった戦法で、初心者ながら第3回BoBで優勝している。
:* OS:使用DウェポンはタイプS「エグゼキューター」<ref name="DWEAPON">劇場アニメパンフレット42ページ</ref>。ランキングは[[秋葉原UDX]]戦当日の時点で104137位。衣装は他の主要人物たちとほぼ同型。
:* UW:容姿はリアルのまま。SAO時代のソードスキルを「アインクラッド流」の剣術として使用する。武器は超硬度の漆黒の巨木「ギガスシダー」から削り出された漆黒の片手剣。上級錬士になる直前に完成し、当初は無銘で「黒いやつ」と呼ばれていたが、死に際のユージオに「夜空の剣」と名付けられる。ユージオの死後は、彼の形見である折れた「青薔薇の剣」を受け継ぎ、復活後は折れた刀身を再生させ二刀流となった。武装完全支配術は「夜空の剣」によるリソース吸収と、「青薔薇の剣」によるオブジェクト凍結とリソース放出。また自失状態の間にこの世界の真理に触れており、神聖術や心意の力を自由自在に操ることができるようになっている。防具は特殊なものでなく通常の布服や各種機関の制服を着用するが、心意が大きく高まるとアインクラッド時代の装備が一時的に現出する。
50 ⟶ 60行目:
: 周りを立てる気遣いの人であり克己心が強い努力家。強権的な親に萎縮していたが、デスゲームに囚われ親元から引き離された事で強く成長、集団をまとめて率いる統率者の才能を開花させた。
: いわゆる「エリートコース」を歩んでいた良家の令嬢で、200年以上続く京都の両替商の血筋。父方の実家である京都本家は現在も関西一円に支店を持つ地方銀行を経営し、親戚筋にも社長や官僚が揃う名門である<ref>第7巻22ページ</ref>。両親が求めるままの道を進む一方、狭く閉ざされつつある自分の世界に恐怖感と閉塞感、そして焦りを抱いていた。ゲームに関しては素人であったが、気まぐれで兄の「ナーヴギア」とSAOを借りた<ref>第1巻246ページ</ref> ことで彼女の運命は一転し、命を賭けたデスゲームに囚われることとなる。
: SAOに囚われた当初は自暴自棄になり半狂乱に陥っていたが<ref>第1巻276ページ</ref>、キリトとの出会いで徐々に本来の性格を取り戻し彼に好意を抱くようになる<ref>第1巻277ページ</ref>。KoB入団後は疎遠になるものの、74層の頃にはS級食材に免じて自分の部屋を提供したり<ref>第1巻93 - 94ページ</ref>、半ば強引にパーティを組んだり<ref name="1_108" />、手作り弁当を作ってきたり<ref>第1巻149ページ</ref> などと、積極的なアプローチをするようになっている{{efn|『Extra Edition』では、このことを聞いたリズやシリカはあきれたり驚いたりしていた。}}。
: デスゲーム開始直後、精神だけ監禁された状態で長期間過ごす恐怖でとてつもないパニックに陥り、2週間以上をはじまりの街の宿屋の一室で過ごしたが、「いつまでも来ない救助を待って心が腐って自分でなくなってしまうくらいなら、最後の瞬間まで自分のまま生きたい」と奮い立ち、圏外へと出立する。しかし彼女の戦いはゲームに関する常識がなかったことも重なり狂的なものであった{{efn|武器を修理せず予備を携帯する、睡眠をとらず数日間徹夜で戦い続けるなど。}}。そして2022年12月2日<ref name="HC年表" /><ref name="10thSite-C" />、迷宮区の奥でキリトと偶然出会った際に徹夜続きから遂に昏倒してしまい、これが彼との始めての出会いとなった。第1層フロアボス戦の後はキリトとコンビを組んで攻略を進めるようになり、彼との交流を経て自暴自棄から立ち直って生きる意志を取り戻していった。
: その後の2023年3月、キリトから貰ったたくさんの恩を活かすべく血盟騎士団立ち上げに参加し、キリトとのコンビを解消<ref name="10thSite-C" /><ref>『ホープフル・チャント』14ページ</ref>。同月末日の第25層フロアボス戦<ref name="10thSite-C" /> で崩壊した前線を立て直すべく活動する。攻略会議の場などでキリトとは顔を合わせる機会はあり、黒猫団の一件によるキリトの異変にも気づいていたが、コンビを解消してしまった負い目とKoBの副団長としての責務から素直な態度をとることができず疎遠になっていった。だが2024年3月6日、攻略方針の違いからキリトとデュエルを行った<ref name="HC年表" /><ref name="10thSite-C" /> ことを契機に再度少しずつキリトに心を開くようになる。そして、74層で再びキリトと攻略パーティを組むが、この件が発端となってクラディールの凶行を招いてしまい、自分のせいで危険な目に遭うキリトを気遣い身を引こうとするが、逆にキリトから告白されシステム上の結婚を交わした<ref name="1_248" />。
: SAOにおいて絶対的に少ない女性プレイヤーである上に、ずば抜けた美貌を持つ{{efn|UWではアリスと互いの美貌に圧倒されていた。}}<ref name="1_88">第1巻88ページ</ref>。剣の実力も最強と名高き血盟騎士団の副団長を務めるほどで<ref>第1巻89ページ</ref>、SAOで知らぬ者はいないほどの有名な人気プレイヤーになり、ファンクラブも複数存在する。攻略より優先される物は人命の安全のみと言う主義の元、ひたすら最前線を戦い続ける様は「[[ベルセルク|狂戦士]]」または「攻略の鬼」とまで評された。一方で幽霊や怪談話が大の苦手であり、ホラー系フロアの攻略をサボってしまうほど<ref>第2巻181ページ</ref>。
: SAOに囚われた当初フェアリィ・ダンス編で自暴自棄、須郷の企み半狂乱SAOから現実世界陥っていたが帰還できずALOの世界樹上の鳥籠に幽閉され<ref>第13276156ページ</ref>、キリトと現実世界出会い身体は[[所沢市]]の総合病院徐々に本来寝たきり性格を取り戻し彼に好意を抱くよう状態になっている<ref>第1327738ページ</ref>。KoB入団後は疎遠になるもの須郷企みを知りつつも身動きがとれずにいたが74層の頃にはS級食材彼からキリトが無事現実世界免じ帰還したことを知っ自分脱出部屋希望提供見出し、隙を見て鳥籠から抜け出たり<ref>第1493 - 9485ページ</ref>、半ば強引にパコンソルからシスム管理用のアクセス・コードが刻まれたカード組んだり入手<ref name="1_108">第1410897ページ</ref>、手作世界樹の真下まで辿弁当着いたキリト達に気付き、カード作っ下に落とし自分の存在を伝え<ref>第14149133ページ</ref> などと、積極的なアプローチをするようになり{{efn|『Extra Edition』では、このことを聞いたリズやシリカはあきれたり驚いたり。そしていた。}}、紆余曲折を経て彼から告白されシステム上の結婚を交わす2025年1月22日<ref name="1_24810thSite-C" />。フェア、須郷を撃破したキィ・ダンス編の事件後トによってログアウトしついに現実世界で彼との対面を果たした<ref>第4巻265ページ</ref>。
: 現実世界への帰還後、キリトを始めとする「SAO生還者」が集められた臨時学校に入学。エリートの道から外れたことを親戚達からは哀れまれているが、本人は全く気にしておらず現在の自分に誇りを持っている。現実世界においてもキリトとは恋人同士であり、将来はキリトと現実世界でも家庭を持つことを最終目標としている。また、プログレッシブでは社長令嬢のしがらみから開放され、やんちゃでおてんばな素の面が現れており、意地っ張りでキリトに対して素直になれず張り合うが、彼の優しさや抱え込んでいる苦悩や悲しみを誰よりも理解しており、キリトの心の支えとなるために日々努力している。また、SAOで助けたユイをキリトと同様に実の娘のように可愛がっており、周囲からは親バカと称されるほどの愛情を注いでいる。新生ALOのログハウスではレアな樹木やそれで作った家具を好んでおり<ref>第21巻59ページ</ref>、URに転移した頃には各種木工器具の名前がすらすらと出てくるほどの知識量になっている<ref>第21巻80-82ページ</ref>。
: マザーズ・ロザリオ編では主人公を務める。SAO事件終息後もフルダイブを続けることで母・京子との様々な軋轢を生み無力感に苛まれていたが、ユウキと出会い共に戦う中で、結果を恐れずぶつかっていくことの大切さを知る。ユウキの助言もあって京子と直接VRワールドで話し合い、自らの真意を伝え和解。逃げたユウキを勇気を出して追いかけぶつかったことがユウキの長年の苦悩を解消して心をも救うことになる。11連撃OSS「マザーズ・ロザリオ」を受け継ぎ、その最期を看取った。
: 『OS』ではシリカを庇い、オーグマーによる記憶抽出の被害者の一人となってしまう。しかし最終決戦では恐怖を振り払って苦戦する仲間たちの元へと舞い降り、ユウキより受け継いだ「マザーズ・ロザリオ」で勝利の一翼を担った。
: その後、アニメ版ではシノンの要請に応じてGGOにてサトライザー率いるスコードロンと交戦。数ヶ月前にはキリトの「魔法破壊」に絶句していた姿を他所に、自身も光剣で見事に銃弾を弾いて見せている。
: アリシゼーション編では昏睡状態のまま行方不明になった和人の行方を探すべく、茅場の恋人であった神代にコンタクトを取り協力を依頼、ユイの力を借りて神代の助手に成り済ましラースの本拠地である「オーシャン・タートル」に赴く。そこで菊岡から「プロジェクト・アリシゼーション」の詳細を聞き出し和人の治療のため静観していたが、ガブリエル率いる強襲部隊による「ラース」占拠に際し、キリトの心神喪失からの回復とアリスの回収を自ら志願してUWにダイブ、キリトとアリス、そしてUWを守るべくダークテリトリー軍との戦いに身を投じる。戦況の終盤でアリスを現実世界に逃がすが、ガブリエルを足止めするため残ったキリトを置いていけず自らも残った。現実世界へ帰還するまでの約200年もの内部時間をキリトと共に過ごし、「星王」の妃「星王妃」としてUWに平和と知恵をもたらした。
: SAO事件をきっかけに自分らしく振る舞えるようになり、その中でも生きることを教えてくれたキリトを一途に愛しており、SAOの時点で既に現実での結婚も意識していた。しかし、キリトが女性に甘い上に本人が無防備な程にモテる件については不満を抱え、ユウキに負けた件も「相手が女性だから手を抜いたのでは」と疑ったこともある。なお、キリトに好意を寄せる他の女子たちとの関係は概ね良好だが、アリスとだけは初対面でキリトを巡り剣を交えて以来反りが合わず、UWからの帰還後も度々張り合っているが、お互いの実力は認め合っている。
: アバターは全体を通じて武器に[[レイピア|細剣]]、防具は胸甲以外は軽装というのが主体。下半身の大まかなシルエットも[[オーバーニーソックス]]と背部のみロングのスカートで通している。個別の詳細は以下の通り。
:* SAO:オフでの私服や攻略初期の一部の時期を除き、赤と白を基本とした衣装。最終武器はリズベット会心の細剣「ランベントライト」。視認さえ困難なその高速の剣技から「閃光」と称えられるSAO最強クラスの剣士で、剣速と正確さはキリトが負けを認めるほどまた趣味として、戦闘とは無関係の料理スキルを完全習得している。また、攻略初期はケープを着用していた。
:* 旧ALO:妖精王の妃・'''[[タイターニア|ティターニア]]'''の役割で、リアルの姿をベースにへそが見える白いワンピースを着せられている。ログアウトをはじめとしたプレイヤーとしてのあらゆる権限は剥奪されている。非武装の点を始め、他のアバターとは髪色以外大きく異なる。
:* ALO:新生ALOでの種族はウンディーネ。淡い水色の髪を持ち、水色を差した白基調のバトルドレス<ref>第21巻37ページ</ref> を着用。胸甲は装備していない。後述の理由で魔法詠唱用のワンドも保有しており、アニメ化以降は世界樹の枝こと伝説級の長杖「クレスト・オブ・イグドラシル」を使用している。支援・回復魔法主体の治癒師([[ヒーラー]])の役割に細剣による近接戦闘も視野に入れたハイブリッド型のビルドであり、その戦いぶりから「バーサクヒーラー」という不本意な二つ名を持つ。また、予備アカウントでシルフのダガー使い「エリカ」を作成している。
96 ⟶ 113行目:
: 幼い頃に父が交通事故で他界し、母もその時に精神年齢が逆行したことから、母を守らねばという義務感を強く抱くようになった<ref>第5巻139ページ</ref>。そのためか自立心が強く同世代と比べても非常に大人びた性格で、辛辣かつドライな物言いをすることが多い(特に和人に対しては顕著)。
: 眼鏡をかけているが実際は度が入っておらず、弾丸すら防ぐとされる特殊材質で作られたオーダーメイドの特注品<ref name="5_156">第5巻156ページ</ref>。外出時などに不安を軽減する「防具」の役目をしている<ref name="5_185" />。
: 11歳の頃に郵便局で強盗事件に巻き込まれ<ref>第5巻142ページ</ref>、母を守るため犯人から拳銃を奪い射殺してしまう<ref>第5巻146ページ</ref>。このことから銃器に対する強い[[心的外傷後ストレス障害|PTSD]]に悩まされるようになり<ref>第5巻152ページ</ref>、[[心的外傷|トラウマ]]の克服を狙って<ref>第5巻154ページ</ref>。2025年の6月<ref name="10thSite-C">[https://dengekibunko.jp/title/sao/chronology/ 川原礫&ソードアート・オンライン 10周年公式サイト CHRONOLOGY]</ref> よりGGOをプレイしている。現在ではGGOプレイ時には発作が起きなくなり、銃器に対する愛着すら生まれ始めているが<ref>第5巻155ページ</ref>、現実世界でのトラウマの克服までは至っていない<ref name="5_156" />。また、法的に罰せられこそしなかったが、事件に端を発するイジメや恐喝を受けており<ref name="5_185" />、それらから逃れるため、高校は東京の進学校に進み<ref name="5_185" />、[[文京区]][[湯島]]のアパートで一人暮らしをしている<ref>{{Twitter status|kunori|516228235575558144}}</ref><ref name="6_185">第6巻185ページ</ref>。
: ファントム・バレット編では、GGOにログインしたばかりのキリトに道を尋ねられた際、アバターの外見から自分と同じ女性だと勘違いし、親身に武装やゲームシステムをレクチャーした<ref name="5_185" />。その後キリトの本当の性別を知って憤慨するが<ref name="5_185" />、第3回BoB予選の待ち時間に目撃した「死銃」と出会った後の彼の尋常ではない怯え方に、自らと近しい苦悩の陰を感じ取る<ref>第5巻267ページ</ref>。大会本選ではキリトと共闘して「死銃」をリタイアさせようと試みるが<ref name="6_185" />、「死銃」の用いる[[トカレフTT-33|五四式・黒星]]を見てPTSDの発作を起こしてしまう{{efn|かつて強盗を射殺した際、彼女が強盗から奪って発砲した銃がまさに五四式・黒星であったため。無論偶然の一致ではなく、詩乃に憧れていた恭二が「死銃」の武器にあえて黒星を選んでいた。}}<ref>第6巻167ページ</ref>。さらに「死銃」の手口と自らもまた「死銃」のターゲットにされていると知り恐慌状態に陥るも、キリトに助けられて互いに過去の出来事を告白することで彼の強さの何たるかを悟った<ref>第6巻186ページ</ref>。その後、冷静かつ的確な判断力と神業的な狙撃で「闇風」を撃破<ref name="6_185" />。「死銃」に追い詰められたキリトを救い、彼と同率{{efn|本来は最後の1人になるまで戦わなければならないが、「死銃」との戦いでボロボロだったキリトに勝っても自慢にならないという理由で、彼と共にグレネードで自爆した。}}で念願であったBoB優勝を果たした{{efn|ただし、状況があまりにも異常であったため、ノーカウントとした。}}<ref>第6巻331ページ</ref>。試合後、自分を殺そうとしていた「死銃」の共犯者が友人であった恭二であることを本人の口から知らされて錯乱した彼に襲われるが<ref>第6巻349ページ</ref>、駆け付けた和人の助けでことなきを得た<ref name="6_370">第6巻370ページ</ref>。事件解決後はキリト達の計らいにより、当時の事件で結果的に自分が救った母子{{efn|事件現場だった郵便局の元局員と、当時彼女が身ごもっていた娘。}}と対面し謝罪と感謝を受けて自分の抱える罪と向き合い、前に進むことを選んだ<ref>第6巻437ページ</ref>。事件後は平穏な暮らしを取り戻しており、キリトを介して出会ったアスナやリズベットとも親しくなりALOも始めた他、学校で昼食を共に取る友人も出来た模様。トラウマも少しずつ克服し始めている。特にアスナからは「シノのん」の愛称で呼ばれており、自宅に招かれるほど仲がいい。
: 死銃事件を通じてキリトに好意を寄せ、随所でさりげなくアプローチを掛けている。また、死銃事件の際にキリトの胸に張り付いていた電極パッドの金属片を密かにネックレスに加工してお守りとしている以外にGGO内でもお守り代わりに光剣をアイテムストレージに入れる程その想いは強く、菊岡からもアスナとリーファに並びキリトを最も愛している女性と称される。
263 ⟶ 280行目:
 
=== 血盟騎士団(Knights of the blood) ===
SAOで最強といわれるギルド<ref name="1_44" />。略称はKoB<ref name="1_44" />。赤と白を基調とした装いが特徴で、75層時点での本部は第55層「グランザム」。30人ほどの少数精鋭の中規模ギルドで<ref name="1_44" />、元々は、ヒースクリフが1人ずつ声を掛ける形で結成された。結成時期は不明だが、2023年3月の第25層時点ではまだ新興ギルド<ref name="HC年表">『ホープフル・チャント』巻末年表< /ref> として扱われている。ギルドの運営や作戦指揮は主に副団長のアスナが務めており、ヒースクリフは戦闘外では静観していることが多い<ref name="1_182" />。北米版での名称は「Knights of the Blood Oath」。
 
クリア直前は「神聖剣」[[#ヒースクリフ|ヒースクリフ]]を筆頭に「二刀流」[[#キリト|キリト]]、「閃光」[[#アスナ|アスナ]]といった当時最強格の3人を擁していた。他のメンバーも歴戦の勇士が名を連ねているが、ヒースクリフこと茅場はKoBを第90層以上の強力なモンスター群に対抗するため戦力とすることを目論んでいた。
311 ⟶ 328行目:
: 「ラフィン・コフィン」のリーダーにしてSAOで最も猛威を振るった[[プレイヤーキラー|PK(プレイヤーキラー)]]。躯で膝上までの[[ポンチョ]]で身を包みフードを目深にかぶっている。美貌と強烈な[[カリスマ]]性を持ち、少なくとも三ヶ国語を話す[[多言語|マルチリンガル]]<ref name="5_255">第5巻255ページ</ref>。張りのある艶やかな美声にやや異質なイントネーションを潜めた話し方をする「陽気な扇動者」。SAOクリア後、「ラフコフ」の他のメンバーの名前を失念していたキリトも、PoHの存在だけははっきりと覚えていた<ref name="5_255" />。
: 凄まじい剣技と、PKを成功させるたびにスペックが上昇する(文字通りの)魔剣クラスの大型ダガー「友切包丁(メイト・チョッパー){{efn|モンスターを倒すと逆にスペックが下がるが、一定数のモンスターを狩ると呪いが解けて別の名前の刀に変化する特異性を持つ。}}」で数多のプレイヤーを斬殺していった<ref name="5_255" />。
: しかしそれ以上に人心の煽動・策謀に長けており、「ゲームを愉しみ殺すことはプレイヤーに与えられた権利」と多くの「オレンジプレイヤー(犯罪者プレイヤー)」を誘惑・洗脳して狂的なPKに走らせた<ref name="5_256">第5巻256ページ< /ref>。殺戮の前には決め台詞として「イッツ・ショウ・タイム」と宣言する<ref>第6巻141ページ</ref>。
: アインクラッド第2層の時点から既にPKを画策しており、その下準備として攻略組にスパイを送って攻略組の不和を誘発している。自身もネズハを含めた他のプレイヤーに不正行為の手口を故意に広め、PK=殺人の心理的ハードルを下げるべく不正を働いたプレイヤーを他のプレイヤーの総意に基づいて処刑させることを企んだ。
: そして2024年の元旦に殺人ギルド「ラフィン・コフィン」の結成をアインクラッド中に宣言。以後、攻略組にギルドが潰滅させられるまで多くのSAOプレイヤーを殺害、恐怖させた。だがこのラフィン・コフィン討伐戦も大きくなりすぎた組織の舵取りに飽きた彼が意図的に仕組んだものであり、自らラフコフ・攻略組双方に対して情報漏洩を行い全面衝突を誘導。自身はハイドを行って殺し合いを傍観し、キリトが正当防衛とはいえPKした様を見たときには腹を抱えて大笑いしていた。