「フェデリコ・テシオ」の版間の差分

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どうせ、世界の名馬列伝集http://lunameiba.blog.enjoy.jp/jp/でリボーは無名じゃないとか書かれてたから消してるだけでしょ。リボーの名で検索してもほとんど画家としての業績も出来ないし、現在では忘れれてる存在であることは確か。
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その後数々の名馬を生産し[[ヨーロッパ]]の競馬界で一時代を築く。イタリア国内ではほぼ無敵だったが、唯一のライバルにジュゼッペ・デ・モンテル(Giuseppe De Montel)がいた。モンテルは豊富な資金力を背景に各国から良血馬を次々に導入し、獲得賞金ベースではテシオを上回っていた。また、[[1929年]]にテシオに先んじて[[オルテッロ]]で[[凱旋門賞]]を制覇している。これに触発されたのかマリオ・インチーサ・デッラ・ロケッタ(Mario Incisa della Rocchetta)侯爵のオルジアタ牧場と提携し規模を拡大。冬の間は温暖なオルジアタ牧場に本拠地を移すなど柔軟な経営を可能とし、その後は[[ドナテッロ (競走馬)|ドナテッロ]]、[[ネアルコ]]等を生産した。
 
テシオは美術愛好家であり、生産馬には[[美術家]]にちなんだ馬名を与えていた<ref name="原田p205">{{Cite book|和書|title=世界の名馬―サイトサイモンからケルソまで |author=原田俊治 |publisher=[[白井透|サラブレッド血統センター]] |date=1970年8月 |page=205}}</ref><ref name="吉沢p71-72">{{Cite book|和書|author=吉沢譲治|title=競馬の血統学 サラブレッドの進化と限界|pages=71-72}}</ref>。馬名の元となった美術家には、[[ドナテッロ]]、[[ジョヴァンニ・ベッリーニ|ベッリーニ]]、[[サンドロ・ボッティチェッリ|ボッティチェッリ]]、[[ミケランジェロ・ブオナローティ|ミケランジェロ]]のような[[ルネサンス]]期の巨匠に加えて、{{仮リンク|ピエトロ・テネラニ|label=テネラニ|en|Pietro Tenerani}}、[[アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック|トゥールーズ=ロートレック]]など、テシオと近い年代の人物も含まれている。代表生産馬の[[リボー]]と[[ネアルコ]]は、それぞれフランスの{{仮リンク|テオデュール=オーギュスタン・リボー|en|Théodule Ribot}}と[[古代ギリシャ]]の{{仮リンク|ネアルコス (画家)|label=ネアルコス|en|Nearchos (painter)}}(イタリア語名:[[:it:Nearco (ceramista)|ネアルコ]])<ref name="原田p205" /><ref name="吉沢p71-72" />から名付けたとされる。珍しいところでは"Nakamuro"<ref>{{Cite web|url=http://www.jbis.or.jp/horse/0000335598/|title=Nakamuro (ITY)|work=JBIS (Japan Bloodstock Information System)|publisher=[[日本軽種馬協会|公益社団法人日本軽種馬協会]]|accessdate=2017-10-27}}</ref>(ナカムロ、[[中村不折]]から<ref name="吉沢p71-72" />)、"Tokamura"<ref>{{Cite web|url=http://www.jbis.or.jp/horse/0000388931/|title=Tokamura (ITY)|work=JBIS|publisher=日本軽種馬協会|accessdate=2017-10-27}}</ref>(トカムラ、[[高村光太郎]]から<ref name="原田p205" />)といった生産馬もいた。晩年になるとさすがにネタが尽きたのかリボーはかなり無名の画家である。またテシオ自身が[[画家]]でもあり、自身の生産馬の絵画を何点か残している。
 
テシオの配合方針はかなり複雑で、著書「サラブレッドの生産」にまとめられている。配合する種牡馬の選択にあたっては、スピードと早熟性を重視していた<ref name="吉沢p60">{{Cite book|和書|author=吉沢譲治|title=競馬の血統学 サラブレッドの進化と限界|page=60}}</ref>。他の大馬産家とは違い自身が生産した名馬をあまり自分では使わず、常に新しい血を求めていた。このため長期にわたって成功を収めることができたという意見もある。ただし例外もおり、[[リボー]]などは[[カヴァリエーレ・ダルピーノ]]からリボーまで一貫してテシオが生産、母もテシオの生産である。