「ブローニングM2重機関銃」の版間の差分

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== 狙撃銃としての使用例 ==
{{告知|質問|信頼性要検証とした記述(フォークランド紛争における大口径狙撃の話。和文文献は見つかるものの英文文献が見つからない)|section=ベトナム戦争での大口径狙撃の話}}
 
[[File:USMC-110909-M-UO859-002.jpg|thumb|250px|リューポルド・マーク8照準器を載せたM2を撃つアメリカ海兵隊員]]
[[ベトナム戦争]]において、後に確認殺害戦果93を挙げた[[アメリカ海兵隊]]のトップ・スカウト・[[狙撃手|スナイパー]]である[[カルロス・ハスコック]]が、この[[重機関銃]]の射程の長さと威力に注目して前線基地で単発[[狙撃]]に使用し、[[7.62x51mm NATO弾|7.62mm弾]]よりも弾道特性が良好で射程も威力も充分であると報告している。実際に、この時の狙撃は当時の最長距離の狙撃記録を大きく上回り(約2,300m)、その35年後に元から狙撃用として作られた[[対物ライフル]]によって、やっとこの記録は破られた。この銃は長時間の射撃に耐えるために長く重い[[銃砲身|ブルバレル]]を持ち、[[三脚]]による固定と本体重量の恩恵で単発射撃では反動の問題もほとんどなく、発射速度が[[機関銃]]としては比較的遅いことから、トリガーでセミオート、フルオートのコントロールをするのが容易であったという。銃身・[[弾薬]]の精度は比較的高く、構造上も他の機関銃に比べれば狙撃に向いている。これは、ハスコックのオリジナルではなく、古くは[[朝鮮戦争]]の長期に亘る山岳戦において、長距離での狙撃に使われている。そこではブリーチをロックしてセミオート化し、上部に[[照準器|テレスコピックサイト]]を追加する事で、据付の長距離[[狙撃銃]]として使用したという記録が残されている。
 
{{信頼性要検証範囲|[[フォークランド紛争]]では[[アルゼンチンの軍事|アルゼンチン軍]]がM2にスコープを装備し、[[イギリス軍]]に対して単発射撃で遠距離狙撃に用いる戦術がとられた。これに対しイギリス軍では、[[自動小銃]]では応射できず(先述のとおり、有効射程が遥かに短いので撃っても弾が届かない)、高価な[[対戦車ミサイル]]「[[ミラン (ミサイル)|ミラン]]」をアルゼンチン軍陣地個々に撃ち込むシラミ潰し[[砲撃]]で対抗することになった。この件は後に、[[バレットM82]]などの12.7mm以上の大口径[[対物ライフル|対物狙撃ライフル]]開発のきっかけとなった。|date=2020年1月}}
 
== 日本軍での使用 ==