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== 歴史 ==
{{告知|質問|要検証記述(フォークランド紛争における長距離狙撃の話。和文文献の出典は見つかるものの英文の高次出典が見つからない)|section=ベトナム戦争での長距離狙撃の話}}
この弾丸は[[第一次世界大戦]]中、新たな[[対空兵器]]を求める[[アメリカ陸軍]]の求めに応じて[[ジョン・ブローニング]]が開発に着手したものである。実包は[[1906年]]に正式採用された30-06弾を、そしてこれを使用する機関銃は自身が[[20世紀]]の始めに開発した[[ブローニングM1919重機関銃|M1919機関銃]]をモデルとすることとした。これによって誕生したのが[[ブローニングM2重機関銃|M2 12.7mm重機関銃]]であり、とりわけ[[第二次世界大戦]]中[[P-51 (航空機)|P-51]]などの[[戦闘機]]に搭載され盛んに使用された{{efn2|ただし現在の航空機用兵器としてのM2は[[ヘリコプター]]に一部搭載される程度であり、各戦闘機や[[攻撃機]]は、[[M61 バルカン]]などの機関砲を搭載している。}}。
 
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現代では1kmを超えるような超長距離射撃にも活躍している。
{{要検証範囲|[[1982年]]の[[フォークランド紛争]]での歩兵戦闘では[[アルゼンチン軍]]がM2 12.7mm重機関銃に狙撃用スコープを取り付けて、[[イギリス軍]]の[[歩兵]]部隊を長距離狙撃した。小銃弾の有効射程外から一方的に攻撃されたイギリス軍はやむなく高価な[[ミラン (ミサイル) |ミラン]][[対戦車ミサイル]]で陣地もろとも破壊するしかなかった。この戦訓から|date=2020年1月}}各国軍で[[バレットM82]]のような12.7mm弾を使用する狙撃銃が採用されていく。かつて[[対戦車ライフル]]と呼ばれていた同カテゴリの銃は、現在は[[対物ライフル]]と呼ばれる。
 
なお、この弾薬で狙撃された兵士の[[死体|遺体]]は激しく損壊されるため、[[ハーグ陸戦条約]]が定める不必要な苦痛を与える兵器に該当するのではないかという意見もある。もっとも、もっと高威力の兵器は無数にあるため、現実的な批判とはみなされておらず、各国軍は配備・使用を続けている{{efn2|そもそも口径だけをいうのであれば、大砲を撃つ際にも通常、着弾地点に人がいることをわかって撃っているはずである。}}。