「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の版間の差分

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名称の横の括弧( )内は英語名とカーナンバー(該当カーナンバー車の搭乗者と使用した年度も含む)。
==== スゴウ ====
前身はハヤトの父風見広之がマシンデザイナー、あすかの父菅生幸二郎がドライバー、車田鉄一郎がメカニックとしてFJなどに参戦していたプライベートチームで、サイバーフォーミュラには黎明期から転向。「スゴウアスラーダ」として」第1回大会と第2回大会において全日本GPをそれぞれ3位と優勝で世界大会に参戦した。世界グランプリでは結果を出せず、その後一旦チームは休止、ドライバーだった菅生がオーナーになり数年かけてチームを立て直すと、車田を監督に据え、ドライバーやメカニックを公募した。牧伸介や城之内ミキはその時に応募してきた人材である。ドライバーには日吉を据えて第9回大会にエントリーするも、全日本GPで5位に終わり、惜しくも7年ぶりの世界挑戦は叶わなかった。アニメでは、そのリベンジで臨もうとした翌年の第10回大会の関東予選前日に、成り行きでハヤトがドライバー登録してしまうところから物語が始まる。風見ハヤトが引退したのを機にチーム体制を一新、チーム名も「スゴウグランプリ」に変更。翌第13回大会でセオドライドのチーム権を買い取り、ハヤトの電撃復帰に合わせ2チーム目となる「スゴウウィナーズ」を立ち上げる。全チーム2カー制に合わせ「スゴウグランプリ」に統合後、2022年からはエンジン開発のGIOと提携し「スゴウGIOグランプリ」に改名
 
 
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==== アオイ ====
サイバーフォーミュラ黎明期から「アオイモータース」として参戦し、第5回大会から「アオイフォーミュラ」に改名。選抜方式だった初期10回の大会中で、全日本GP3度の優勝を含む(複数回優勝をしたのはアオイだけ)、国内チーム最多となる7度の世界参戦を果たした。その世界大会においても日本のチームとして最初のランクインチームであり、第12回での総合優勝を含めランクイン回数も日本チームで最多である。2020年のスキャンダルで失墜するまでは国内のみならず世界でも最大の大手チームだった。第10回大会の途中でZIPレーシングを買収し「アオイZIPフォーミュラ」を立ち上げ、STAGに次ぎいち早く2カー体制を取ると、全チーム2カー制となる2020年に統合。その年にスキャンダルを起こし1年間の出場停止を経て、2022年に規模を大幅に縮小して復帰すると、2度目の総合優勝を果たす。
 
マシン開発においては、「アオイモータース」時代はパーツのみの製造であったが、第5回大会からチーム名変更と同時にマシン全部分を自社で開発するようになると、早い時期からリニアローターバルブやパルスドライブロータリーバルブなどの開発に着手するなど、積極的なマシン開発を続けてきた。GT型が主流の時代はスペリオンシリーズを熟成させていく一方、ZIP立ち上げと同時にフォーミュラ型となるステルスジャガーを投入すると、翌年にはその両シリーズのメリットを掛け合わせたマシンを発表。名称こそスペリオンシリーズを受け継いでいるが、時代がフォーミュラ型が主流になりつつあった事もあり、シルエットはフォーミュラ型となった。
アオイ開発部門による車両は、ステルスジャガーを除き、いずれも6輪で、前2輪・後4輪の形態を一貫して採用している。変形機構は、エクスペリオンZ/A-8で初めて導入されて以降、名雲チームで開発されたアルザードも含め、いずれもエアロモードで車体前部をすぼめる形状へと変形することを大きな特徴とする。これは凰呀のスーパーエアロモードも同様である。伝統的に高速仕様を重視しているといえる。
 
アオイ開発部門による車両は、ステルスジャガーを除き、いずれも6輪で、前2輪・後4輪の形態を一貫して採用している。変形機構は、エクスペリオンZ/A-8で初めて導入されて以降、名雲チームで開発されたアルザードも含め、いずれもエアロモードで車体前部をすぼめる形状へと変形することを大きな特徴とする。これは凰呀のスーパーエアロモードも同様である。伝統的に高速仕様を重視しているといえる。
 
ステルスジャガーを除く各車両は、ブーストポッドのために車両後部に比較的大きくスペースを割いており、スペリオン系とアルザードは比較的大型な2基、エクスペリオンと凰呀は比較的小型な4基のブーストポッドを備え、それらが展開することでブーストモードとなる。アルザード、凰呀を除く各車両のブースト(ブーストモード)には「〜ウィング」との名称がついている。
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==== ユニオンセイバー ====
第4回大会から参戦するイギリスのチーム。ハイデッカー、シューマッハ、ランドル、新条など、充分にチャンピオンを狙えるドライバーを歴代獲得しながらも、未だに総合優勝の経験のない無冠の強豪チーム。最高位は第8回大会のジェームス・郭と、第15回と第16回大会のランドルによる2位。第8回大会以降常に上位にランクインしている強豪だが、他のトップチームが第10回大会頃以降、次々に2カー体制を開始する中でも1エントリーを続け、2020年に全チーム2カー制が導入された時でさえ、開幕時は1エントリーを継続したが、その年の最終2戦以降2カー制を開始した
 
2015年当初使用していたナイトセイバーはドイツのコンストラクター(車体製造者)のケルンから供給されていた市販のレースカーで、チームとしては車体を製造していなかったが、カール・リヒター・フォン・ランドルの加入以降は自社で車体製造も手がけるようになり、従来から製造していたエンジン開発のノウハウにランドルの資金力が加わりユニオンセイバー製レースカー、イシュザークは強力な戦闘力を発揮した。まだGT型が主流だった時期にいち早くフォーミュラ型のナイトセイバーを採用した一方、GT型のイシュザークに変更後は時代がフォーミュラ型に主流移行しても2019年までGT型を採用していた。
 
基本的にイシュザークはダウンフォース発生用の[[エアロパーツ|ウィング]]は備えておらず、回転する[[回転子|ローター]]によって[[ダウンフォース]]を能動的に発生・非発生させる点に特徴があり、イシュザークはアオイ、スゴウの車両とは異なり、変形機構は搭載しないが、これもダウンフォースローターの特性から必然的なことである。
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==== シュトロゼックプロジェクト/シュトルムツェンダー ====
ハイネルがオーナーとなって第11回大会に立ち上げたチームで、その後翌年にはSGMと合併し、2年目にして2カー目となるチーム「シュトロムツェンダー」を開始するなど、急速な改革を経てチーム拡大し、4年目で頂点を獲った。全チーム2カー制が開始された2020年からは両チームを「シュトロムツェンダー」に統合している
 
ドイツの自動車会社シュトロブラムス製の[[超伝導]][[リニアモーター|リニア]]ホイールを搭載することを最大の特徴とする。燃焼機関からの動力を車輪に伝えるのではなく、車輪内にモーターを内蔵する構造ゆえ、ギアチェンジという機構がなく、加速([[トルク]])性能において大きな優位性を持つ。マシンデザインはドライバー兼マシンデザイナーのフランツ・ハイネルが手がけ、いずれも奇抜なデザインで知られる。コクピットも独特で、シュティール各モデル、シュピーゲル、いずれもドライバーには一風代わった着座姿勢を求める。
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コングロマリット企業オーバル・エンタープライズ社が親会社で、サイバーフォーミュラ以外にF1にもチームを送り込んでいるチームだが、サイバーフォーミュラへの参戦は余技といったところでそれほど熱心ではなく、車体開発も自社ではなくドイツのケルン社が行っている。イギリスのチームでありながら代々ロシア人ドライバーを多く起用している。最高位はケルンスキー、ヴォルガ、ブーツホルツがそれぞれ1度ずつ、4位になっている。
 
他チームがオーソドックスな前6段のミッションを採用する中、伝統の7段を採用し続けている。駆動系においては、最新型のストラトミッショネルMS-3/Bですら[[四輪駆動|4輪駆動]]ではあるが[[四輪操舵|4輪操舵]]とはなっていないなど、古さも残した設計。それでも中団を争うチームよりは頭ひとつ抜けた存在であり、ドライバーのエデリー・ブーツホルツの能力であれば表彰台を争うことすら可能な程度の車両は常に用意している。エンジンはいずれもXi社から供給されたものを搭載する。
 
いずれの車両もフロント部が顔を模したペイントもしくは形状となっている。
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; アルバトロスDDT(ドラマティック・ドライビング・チーム)
北海道最大のチームで、堀義人を擁して第3回と第5回大会で世界参戦。第10回大会でも大友をドライバーに世界進出すると、その後は竹田久をドライバーに長年参戦を続けたが、2020年に全チーム2カー制が導入されるのを機に、世界GPから撤退している。サイバーフォーミュラがオフロードも多く取り入れていた時代には、そこでアドバンテージを得るべく方針でオフロードに焦点を合わせた強化を図ってきたが、第11回大会以降オフロードコースの採用が極端に減少し、その後は完全になくなると、下位が定位置となってしまった。
 
* アルバトランダー602(ALBATRANDER-602 カーナンバー3)