「人形劇 三国志」の版間の差分
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== 概要 ==
=== 番組の特徴 ===
『[[三国志演義]]』([[立間祥介]]訳)をモチーフに[[魏 (三国)|魏]]、[[呉 (三国)|呉]]、[[蜀]]三国の興亡を描いた作品で、美しい人形は人形美術家・[[川本喜八郎]]が担当した。番組開始時および人形劇本編の合間には、[[司会]]兼[[ストーリーテラー]]として[[漫才]]師の[[島田紳助・松本竜介|紳助・竜介]]<ref group="注">竜介は放送期間中に竜助に改名。そのことも放送内で触れられている。</ref>が出演した。
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2010年8月23日に川本は亡くなったが、奇しくも8月23日は諸葛孔明の命日にあたる。
=== 劇内の特色 ===
放送時間は、人形劇としては異例の1話45分と[[大河ドラマ]]と同等の長時間に及ぶ。人形劇に機械仕掛けやコンピューターを導入するなど新しい技法が取り入れられた<ref>{{Cite|和書|author=日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部|title=NHK年鑑'83|date=1983|publisher=日本放送出版協会|pages=163,239}}</ref>。
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== 主なキャスト ==
=== 声の出演 ===
この作品では、1人の声優が複数の登場人物を兼務する。同じ声優が演じている人物同士で会話する場面もある。また、話によって声優が異なる登場人物([[程昱]]など)も存在した。また、ほとんどの登場人物は他の登場人物から[[姓]][[諱]]で呼ばれたが、劉備・諸葛亮・司馬懿の3人はほぼ終始一貫して[[字]](玄徳・孔明・仲達)で呼ばれた。
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**貞姫([[孫夫人]])、阿斗(後の[[劉禅]])、勝平ほか
=== 三国志大戦コラボでの配役 ===
[[セガ・インタラクティブ|セガ]]のアーケードゲーム「[[三国志大戦|三国志大戦(第2期)]]」にLE枠として登場。各勢力から参戦しているが晋国や漢帝国からの参戦はない。キャストはオリジナルより変更されている。カードイラストにも実際の人形の写真を使用している。
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*関羽…[[堀内賢雄]]
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; 勝平(しょうへい)
: 戦災孤児で実父・勝傑(しょうけつ)を探しており、関羽を慕う。中盤で勝傑と再会するが、実は曹操軍の間者である王傑が扮していた。王傑の口から勝傑の戦死が判明し、王傑が自殺を図った後、関羽の養子となり[[関平]]を名乗る。演義とは異なり関羽の死後も生き続け、蜀の主力として活躍。
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: 呂布の弟。呂布には仕えず海賊になるが、兄の悪評によって不遇を託ち散々に苦労する。長坂の戦いで孔明の説得に応じ援軍に現れる。
; 淑玲(すうりん)
: 黄巾の乱で劉備と出会い、漢の[[献帝 (漢)|献帝]]の侍女を勤めた後劉備の妻になり、[[劉禅|阿斗]]を儲ける。[[長坂の戦い]]で阿斗と共に蜀軍からはぐれて手傷を負い、駆けつけた[[趙雲]]に阿斗を託すと井戸へ身を投げて死亡した。彼女を失った後に呉を訪れた劉備は、孫権の妹・[[孫夫人|貞姫]]に淑玲の面影を見出し、妻に迎えることとなる。
; 紳々、竜々(しんしん、ろんろん)
: 司会者の島田紳助、松本竜介の分身で、声優もそれぞれ本人が担当。[[狂言回し]]
: 何故か現代的な価値観を持っているせいで敵兵を殺せない、武人の節義よりも命あっての物種、捕まると聞かれてもいない事までベラベラ喋るなど全体的にドジが多い。本人たちの意識していないところで策略に利用されることもあり、曹操軍では[[官渡の戦い]]で袁紹側に偽情報を流し、蜀では司馬懿を失脚させるための張り紙を魏国内に貼る役目を与えられるなど話の節目で重要な役割を果たす事もある。最終回では、劉備、関羽、張飛、趙雲、諸葛亮の墓を見ながら「わしらの知ってる人達は皆あの中へ入ってしもうたなあ」としみじみつぶやいている。第10話では、紳助、竜介と時空を超えた会話をした。
== 主なスタッフ ==
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