「サクラ大戦シリーズ」の版間の差分

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== 概要 ==
本シリーズは[[レッド・エンタテインメント]](2001年まではレッドカンパニー)のボードゲームの企画を前身としている。『桜』と呼ばれていたその企画は形になる事はなかったが、セガの[[入交昭一郎]]がレッドの[[広井王子]]にキャラクターゲームの製作を依頼した際に下敷きとなり、『サクラ大戦』と呼ばれる[[セガサターン]]用のアドベンチャーゲームとして生まれ変わった。『桜』の企画立案者だった[[金子良馬]]と森田直樹は世界観設定、レッド全体としてサブキャラクターやメカニックなどのデザイン全般でシリーズに参加している{{Sfn|サクラ大戦クロニクル|2003|pp=316,343-345}}{{Efn2|このことから、シリーズの[[著作権表示]]はSEGAとREDの連名となっていたが<ref>{{Cite web |url=http://sakura-taisen.com/ |title=サクラ大戦ドットコム |accessdate=2019-4-7 |date=2016-11-28 |website=サクラ大戦.com |archiveurl=https://web.archive.org/web/20161128133541/http://sakura-taisen.com/ |archivedate=2016-11-28}}</ref>、2017年からはSEGA単独となっている<ref>{{Cite web |url=http://sakura-taisen.com/ |title=サクラ大戦ドットコム |accessdate=2019-4-7 |date=2017-3-18 |website=サクラ大戦.com |archiveurl=https://web.archive.org/web/20170318032319/http://sakura-taisen.com/ |archivedate=2017-3-18}}</ref>。}}。
 
正式なゲームジャンルは「ドラマチックアドベンチャー」。現実世界の[[大正]]時代の風俗を感じさせる[[スチームパンク]]な雰囲気の「太正」時代を舞台に、主人公(プレイヤー)が特殊部隊「帝国華撃団・花組」を率いて悪しき魔物と戦い帝都[[東京]]の平和を守る。[[アドベンチャーゲーム]]パートでとった行動による主人公への好感度の変化が、[[ウォー・シミュレーションゲーム|戦略シミュレーションゲーム]]パートでの花組隊員の戦闘力に影響するシステム。基本的には[[恋愛シミュレーションゲーム]]だが、戦略シミュレーションゲームでもあり、演出面ではスチームパンク、[[大正ロマン|大正浪漫]]、[[戦隊モノ|戦隊ヒーローもの]]、[[時代劇]]の構成([[勧善懲悪]]・[[殺陣]]など)、歌謡曲、演劇、ロボット、オカルトと幅広い要素を融合させた意欲作で、更に高品質なアニメなども先進的に取り入れている。また[[田中公平]]が手掛ける音楽も非常に高い評価を受けている。2012年現在、関連楽曲数はボーカル曲だけでに限っても300を越える。
 
[[アニメ]]([[OVA]]シリーズ5本、TVシリーズ1本、映画1本)の他、花組の隊員たちが都市の魔を鎮めるために舞台女優をやっているという設定を利用した[[声優]]自身の出演による[[舞台]]「[[#舞台|歌謡ショウ]]」を始めライブ、ミュージカル、ディナーショウ、レビュウショウや、[[アニラジ|ラジオ番組]]などもある。
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以上のようにゲームから始まり、ミュージカル、アニメ(OVA、テレビ、劇場映画)、[[ラジオドラマ]]、[[ドラマCD]]、[[小説]]、[[漫画]]、[[パチンコ]]、[[パチスロ]]と、活動するメディアを拡大する大ヒットシリーズとなった。また、セガサターンや[[ドリームキャスト]]の売上げに影響を与えた。
 
ドリームキャストの製造中止とセガの家庭用ゲーム機撤退により、『[[サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜]]』を緊急製作し、それまでセガのゲーム機で展開されてきた[[大神一郎]]を主人公としたシリーズは完結した。その後、[[PlayStation 2]](以下、PS2)でのにて大神一郎シリーズの一部作品の移植を経て、新主人公である大河新次郎を主人公とする『サクラ大戦V』が発売されたが、それ以降ナンバリングタイトルの発売製作しばらく停していとなった。
 
本シリーズは[[2008年]]の舞台『サクラ大戦・紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ』<ref>{{Cite web |url=https://sakura-taisen.com/archives/08_newyorkrevue/ |title=サクラ大戦・紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ |accessdate=2019-9-17 |website=サクラ大戦.com}}</ref> をもって全てのコンテンツを終了する予定だったが、千秋楽の終演後に『サクラ大戦』の継続を訴えて退館しようとしなかった観客たちに対し、田中公平が「みんなこのままでは帰れないよね、心配しないでください。私が何とかしますから、今日はこれで帰ってください」と発言。打ち上げ会場でコンテンツの延長を直訴するなど、関係者による復活に向けた活動が始まった<ref name=tanaka20190917>{{Cite web |url=https://ameblo.jp/kenokun/entry-12526073884.html |title=あの時から、、、新サクラ大戦へ |accessdate=2019-9-17 |date=2019-9-16 |website=田中公平のブログ}}</ref>。
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* [[新サクラ大戦]](PS4)
 
=== 関連派生作品 ===
* [[花組対戦コラムス|サクラ大戦 花組対戦コラムス]](SS・AC)
* サクラ大戦 花組通信(SS)
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** ゲーム第2作の後、巴里への転属を控えた大神が隊員たちとの思い出を回想する形式の一話完結ストーリー。
* [[サクラ大戦 (テレビアニメ)|サクラ大戦TV]] - 全25話(2000年4月8日 - 9月23日[[TBSテレビ|TBS]]・[[毎日放送]]・一部系列局で放送)
** ゲーム第1作のテレビアニメ版。物語ストーリーはさくら視点になっており、アイリスの性格が変更されているなど一部のストーリーや設定ゲーム内容本編と異なる。
* [[サクラ大戦 活動写真]] - 劇場アニメ(2001年12月22日、東映系にて公開)
** 大神が巴里へ留学中に帝都で起こった事件の活躍を描く。帝国華撃団が中心となっているが、時系列はゲーム第3作。元欧州星組のメンバーとしてラチェット・アルタイルが初登場。