「Mac (コンピュータ)」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2016年2月27日|section=1}}
=== 680x0時代のMacintosh ===
==== 一体型筐体 (Original、Plus、SE、Classic、LC xxx…) ====
CPUとディスプレイが一体となっているMac。
; [[Macintosh 128K]]
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:; [[DynaMac]]
:: 日本のキヤノン販売(現 [[キヤノンマーケティングジャパン]])により、Macintosh 512Kに漢字ROMを搭載し日本語(JIS第一水準)を扱えるようにした機種。
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:<!--リスト分断防止-->
:
; [[Macintosh 512Ke]]
: 512Kの内蔵FDDを800KB(両面の2DD)に強化したもの。加えて、ROMを128KBに増量し、[[Hierarchical File System|HFS]](対応OSはSystemファイルのバージョンが3.1、Finderが5.2のSystem Software 1.0以降)や、[[ハードディスクドライブ]] (HDD) (FDDポートに接続するHD 20)からの起動に対応した。512Kとの外観上の違いは型番の違い(512KのM0001Wと512KeのM0001DまたはM0001ED)だけで、背面の機種名表記はMacintosh 512Kのまま。
; [[Macintosh Plus]]
: 30ピンの[[SIMM]]メモリースロットを採用し1MB(最大4MB)となる。[[Small Computer System Interface|SCSI]]を標準で搭載。このためスペースの関係上、[[シリアルポート]]のコネクタ形状が[[D-sub]] 9ピンから丸型[[DINコネクタ|DIN]] 8ピンに変更された(この機種ではまだ[[Apple Desktop Bus|ADB]]が用いられていない)。[[EGWORD]]により日本語が使えるようになった初めてのMac。
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; {{仮リンク|Macintosh LC520|en|Macintosh LC 500 series#LC 520}}
: LCシリーズのディスプレイ一体型機。同様の機体としては他にLC550、LC575があり、520と550は68030を、575は68LC040を搭載していた。ColorClassic同様のトリニトロン管を持つが、サイズが14インチに変更されている。
:; [[Performa 520]]
:; {{仮リンク|Macintosh TV|en|Macintosh TV}}
:: 日本では未発売だったTVチューナーユニット(アナログ放送)搭載のモデルで、LC520ベースで筐体が黒く塗られていた。本国向けモデルのためチューナーはUSバンドで、日本ではVHFは一部のチャンネルしか映らない(UHFは全部映る)。<!--米モデル以外もあったかは不明-->
:; [[Performa 520]]
:: 派生でPerforma 520、Performa 550、Performa 575等が存在するが、それらはLC520、LC550、LC575と同様である。
:<!--リスト分断防止-->
; {{仮リンク|Macintosh Performa 588|label=Performa 588|en|Macintosh LC 500 series#LC 580}}
: Performa 588はLC575・630の設計を引き継ぎつつ低価格を追求したもので、モニターがトリニトロン管ではなくシャドーマスクに変更され、ColorStyleWriter2200とセット販売されたこともある。68k CPUを搭載した最後の一体型Mac。
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ちなみに、本体の取っ手は華奢な見た目のとおり、持ち運ぶためのものではない。
 
==== ノートブック型筐体 (PowerBook xx0、PowerBook Duo 2x0) ====
{{main|PowerBook}}
*Macintosh PowerBook 100
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*Macintosh PowerBook Duo 210, 230, 250, 270c, 280, 280c
 
==== 大型筐体 (Macintosh II、Quadra 9X0…) ====
[[NuBus]]スロットが6つあるMacのこと。Macには拡張性がないとされていたことに対して、アップルの回答の一つである。登場した当時はワークステーションと比較されることが多かった。
; [[Macintosh II]]
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: Quadra 900のクロックを33MHzにアップした機種。Quadra 900の発売からわずか3カ月後に販売開始され、900のユーザ向けのアップグレードも実施された。オプションでCD-ROMドライブ搭載も可能だった。
 
==== 中・小型筐体 (Macintosh IIxx、Quadra xx0、Centris xx0…) ====
NuBusスロットが三つあるMac。Quadra 800/840AVを除き、ほぼ同様の電源ユニット(寸法は同一、出力容量はIIvi/IIvx以降は増量)を備えているのが特徴。
 
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: Centirs 610と同デザインの大型ピザボックス型筐体で、25MHzの68040を搭載している。Quadra 840AV同様、初のDSP搭載Macである。
 
==== その他 (Macintosh IIsiや LC630、DuoDock x) ====
; Macintosh IIsi
: 20MHzの68030を搭載。システムクロック、バスクロックともに20MHz。[[メモリ]]は30ピンのSIMMを4枚まで搭載可能で、内蔵RAMは1MB、最大RAM容量は65MB。搭載OSは[[漢字Talk]] 6.0.7で、NuBus(またはPDS)カードスロットが一つ(本体のスロットからどちらかに変換して使用する)。IIci同様、標準のシステム構成の場合、グラフィックメモリはメインメモリと共有するアーキテクチャとなっている。IIcxよりも手軽なIIシリーズとして販売されたが、ピザボックススタイルのLCシリーズとも似つかない、中途半端なサイズと性能であったために人気は出なかった。後にOSが漢字Talk7に移行した際は、これを駆動するのに最低限の性能を備えていると評されたが、既に製造販売が終了しており、惜しむ声があった。
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:<!--リスト分断防止-->
; Power Macintosh 4400/200(スタンダードモデル・グラフィックモデル)
: Mac OS 8セールス用の廉価機で、Performa無き後のラインナップを埋めるため、苦肉の策でできたのがこの「Power Macintosh PrivateSeries5500/225」であり、このシリーズは後述の一体型Macである5500/225の二つしか存在しない。ただATi製グラフィックアクセラレータ搭載により、Performaよりもグラフィック性能が大幅に向上しているのが特徴で、拡張性以外は7600/200と同等以上としたMacである。本国では7220の名でも販売されたが、7300と比べるとさらに質素で、低コスト化を図るために、当時のMacintoshラインナップでは唯一の金属製筐体であった。PC/AT互換機を思わせるデザインはMacユーザーの心を動かすことはなかったようで、多少高くても7300や7600を買うユーザーの方が多かった事実は否めない。デスクトップ型Macにしては珍しくフロッピードライブが左側についており、違和感を持つユーザーも少なくなかった。日本では、タブレットや画像処理ソフトが付属していたグラフィックモデルも存在していた。ロジックや電源はIBM互換機のATX規格に近いもので、その4400のロジックは「[[Tanzania]]」と呼ばれるMac OS互換機用として供給されていたもので、CPUにはPowerPC 603eの200MHzを搭載し、PCIスロットは二つ、専用の168ピンDIMM(3.3V EDOで他機種用とは互換性がない)メモリースロットは三つである。
 
==== 一体型筐体 (Power Macintosh 5500/Performa 5410、5420、5430、5440/Twentieth Anniversary Macintosh) ====
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: PowerPC搭載後初の一体型。Performa 6210/6310と同様PowerPC 603/603eを搭載するCordycepsロジック。ロジックだけでなく、搭載するドライブ構成は基本的に6210/6310と同等で、ハードディスクはIDE、CD-ROMドライブはSCSIとされていることから6210/6310の一体型とも言える。LC630同様にテレビチューナを搭載できる。Performa 5210、5220(500MB・800MB)、5260、5270、5280、5320が存在し、シャドーマスクCRTのサイズや603eのクロック、2次キャッシュの有無等が違う。
; Macintosh Performa 5410、5420、5430、5440
: PowerPC 603e搭載の一体型Mac。5210、5220、5260、5270、5280、5320と共通デザインで、ロジックは前述のPerforma 6410、6420) と同様のAlchemyロジックを搭載しているが、この5410、5420、5430、5440も筐体構造の理由から、PCIバスに刺せるカードはハーフサイズ6インチ長のカードに限られた。前述のPerforma 6410、6420) と共通の部品構成で、ハードディスクはIDE、CD-ROMドライブはSCSIとされていることから6410、6420の一体型とも言える。Performa 5410、5420、5430、5440が存在し、5420と5440は黒く塗られていたことから「黒Mac」と呼ばれている。PCIスロットは一つ。
; Power Macintosh 5500/225
: Performa5410系と同じ筐体だが新設計のロジックボード[[Gazelle]]となり(前述の4400/200のベースになっている)、PowerPC 603ev/225MHzを搭載していることによって本流のPower Mac 7300/7600並みの性能に近付けたものだと言える。4400同様、ATi製グラフィックアクセラレータ搭載によりPerformaシリーズの弱点であったグラフィック性能が大幅に見直された(反面、白黒モードや16色モード等がなくなり、古いソフトの中には動作しないものも出てきた)のも特徴。Mac OS 8の準備用として開発されていたが、発売はMac OS 8より先である。PCIスロットは一つ。