「ソードアート・オンラインの登場人物」の版間の差分

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: キリトに対しては自分の出自を見破ったためか微妙に訝しんでいたが、[[#キリト|和人]]の情報で病院を訪ねてきた[[#アスナ|明日奈]]に「学校に行きたい」という願いを吐露し、和人らが作った視聴覚双方向通信プローブを利用して明日奈と共に学校へと通う。その後、キリトとも打ち解けて、新生ALOでの統一デュエル・トーナメントでは、決勝戦で再び相見え、キリトを破り優勝する。 アスナたちとは京都旅行を楽しんだが、2026年3月29日に容体が急変、駆けつけたアスナに「マザーズ・ロザリオ」を託して遂に力尽き、最期はスリーピング・ナイツやキリトたち、彼女と接した多くのプレイヤーに看守られながら、アスナの腕の中で静かに息を引き取った{{R|10thSite-C}}{{efn|彼女の葬儀には明日奈をはじめ、100人を超えるALOプレイヤーが参列している。}}。
 
; {{Anchor|アリス|アリス・シンセシス・サーティ}}(Alice Synthesis Thirty) / アリス・ツーベルク(Alice Schuberg)(Alice)
: 声 - [[茅野愛衣]]
: アリシゼーション編のヒロイン。[[トップダウン設計とボトムアップ設計|ボトムアップ]]型の人工知能。作中の4月9日生まれ。UWでは[[#キリト|キリト]]と[[#ユージオ|ユージオ]]の幼なじみ。金髪碧眼で[[不思議の国のアリス]]風の青地に白い[[エプロンドレス]]を着ている美少女。
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: アバターは悪趣味なバンダナ{{Sfn|第1巻|p=152}}と[[武田菱]]のエンブレムがトレードマーク。装備も[[日本刀]]に[[具足]]の和風スタイルを貫いている。
 
; {{Anchor|エギル}}(Agil) / アンドリュー・ギルバート・ミルズ(Andrew Gilbert Mills){{Sfn|第3巻|p=59}}
: 声 - [[安元洋貴]]
: [[アフリカ系アメリカ人]]にして生粋の[[江戸っ子]]{{Sfn|第3巻|p=59}}。180cm近い上背の筋骨逞しい体躯に鮮やかな黒い肌、さらに禿頭・髭面という物々しいルックスで笑顔には凄みがある{{Sfn|第1巻|p=86}}。現実世界では東京都台東区にてカフェバー「ダイシー・カフェ」を営み{{Sfn|第3巻|p=58}}、結婚もして順風満帆な人生を歩もうとした矢先にSAOに囚われてしまう{{Sfn|第3巻|p=59}}。
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: SAO事件後、拡散したデータの状態で電脳空間を彷徨っていたが、ALOでアスナを救出するべくオベイロンと戦うキリトの叫びにより覚醒{{Sfn|第4巻|p=244}}。その思考模倣プログラムがキリトにALOの管理者権限を与え、勝利に繋がった{{Sfn|第4巻|p=233}}。戦闘後はキリトを助けた代価として、仮想世界を作り出すプログラムである「世界の種子([[ソードアート・オンライン#ザ・シード|ザ・シード]])」を託し、再び電脳空間へと姿を消す{{Sfn|第4巻|p=245}}。その後は行方を眩ましていたが、UWで戦うキリトたちの危機に際し再び現れ、敵の攻撃を受けながらも暴走寸前の原子炉を停止させ、再び電脳空間に戻っている。
:
; クリスハイト(Chrysheight) / {{Anchor|菊岡誠二郎|菊岡 誠二郎(きくおか せいじろう)}}
: 声 - [[森川智之]]
: 総務省総合通信基盤局高度通信網振興課第二分室(通信ネットワーク内仮想空間管理課:通称「仮想課」)職員{{Sfn|第5巻|p=20}}。出世コースから外れ左遷された[[キャリア (国家公務員)|キャリア組]]を自称する。
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: 声 - [[豊永利行]]
: ギルドの団長で[[棍棒|棍]]使い。ギルドメンバーを助けてくれたキリトをギルドに招きいれた{{Sfn|第1巻|p=204}}。2023年6月、念願のギルドホーム購入のためにギルドを離れていた間にキリト以外のギルドメンバーが全滅したことに絶望し「アインクラッド」外周から投身自殺した{{Sfn|第1巻|p=207}}{{Sfn|第2巻|p=327}}。自殺する直前にキリトへ放った痛罵は、「ビーター」であることを隠していた彼の心に刻まれる{{Sfn|第1巻|p=207-208}}。
; キリト(Kirito)
: ギルトのアットホームな雰囲気に惹かれ、途中から加入。悪名である「ビーター」であることを隠すため、自身のレベルなどを偽っていた。{{Main|#キリト}}
 
==== {{Anchor|血盟騎士団}}(Knights of the blood) ====
SAOで最強といわれるギルド{{Sfn|第1巻|p=44}}。略称はKoB{{Sfn|第1巻|p=44}}。北米版での名称は「Knights of the Blood Oath」。赤と白を基調とした装いが特徴。第75層攻略時点での本部は第55層「グランザム」。30人ほどの少数精鋭の中規模ギルドで{{Sfn|第1巻|p=44}}、元々は、ヒースクリフが1人ずつ声を掛ける形で結成された。結成時期は不明だが、2023年3月の第25層時点ではまだ新興ギルド<ref name="HC年表">『ホープフル・チャント』巻末年表</ref>として扱われている。ギルドの運営や作戦指揮は主に副団長のアスナが務めており、団長のヒースクリフは戦闘外では静観していることが多い{{Sfn|第1巻|p=182}}。ゲームクリア直前は「神聖剣」[[#ヒースクリフ|ヒースクリフ]]を筆頭に「二刀流」[[#キリト|キリト]]、「閃光」[[#アスナ|アスナ]]といった当時最強格の3人を擁しており、他のメンバーも歴戦の勇士が名を連ねている。
; ヒースクリフ(Heathcliff)
: 団長。神聖剣の使い手。片手剣に盾を装備し、段違いの防御力を有する。SAO事件の首謀者であり、ギルドを第90層以上の強力なモンスター群に対抗するための戦力とすることを目論んでいた。{{Main|#ヒースクリフ}}
; アスナ(Asuna)
: 副団長。「攻略の鬼」と呼ばれ、剣技の特徴から「閃光」の異名を持ち、その美貌も含めてSAOプレイヤーの間で有名となる。{{Main|#アスナ}}
; キリト(Kirito)
: ゲームクリア直前に、アスナを賭けたヒースクリフとのデュエルに負けたことでギルドに加入する。{{Main|#キリト}}
; ゴドフリー(Godfree)
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「最強」と謳われる血盟騎士団に対してこちらは「最大」を特徴としている。血盟騎士団への対抗意識は強く、装いは血盟騎士団の赤とは対照的な青を基調としている。ギルドの本部を血盟騎士団の本部よりも上層の第56層に移転した際には豪勢な記念パーティーを開くなど、SAOでのデスゲームを一番楽しんでいる人種でもある。
 
; シュミット(Schmitt)
: ディフェンダー隊のリーダーでランス使い。攻略組でも最大級のHPと堅固な防具を身に纏い、アインクラッド最強と言えるほどの防御力を誇る。仲間を思う一面もあるが、本性は臆病な小心者。万が一のルール変更に備えて、第1層に残るのではなく前線で自身を鍛え続けることを選択する。壁役となった理由は全キャラクター構成の中で壁戦士が最も死亡率が低いからである。アニメ版では、第75層ボス攻略戦に参加し、「[[#ラフィン・コフィン|ラフコフ]]」討伐戦ではリーダーを務めており、ゲームクリア後には無事現実へ帰還している。
: ギルド「黄金林檎」の元メンバーであり、とある事件を切っ掛けに「聖竜連合」に加入する。{{Main2|「黄金林檎」での事件|#黄金林檎}}
 
==== その他の登場人物(SAO) ====
; コペル(Coper)
: キリトが第1層の武器入手クエストで出会った少年。キリトは元ベータテスターと推測している。SAOがデスゲームとなった後、死への恐怖から他人を蹴落としてでも生き残る決意を早々に固めていた。キリトと共同でクエストに挑む最中、おびき寄せたモンスターでMPK(Monster Player Kill)しようと目論むが、自身も襲われて奮戦の末に死亡する。
; ニシダ(Nishida)
: 声 - [[斎藤志郎]]
: ゲームとは無縁な一般人。気さくで朗らかな性格な50歳過ぎの男性。現実世界では、ネットワーク運営企業「東都高速線」の保安部長。SAOの回線保守の責任者としてログインしていたところを、デスゲームに巻き込まれた。第22層で新婚間もないキリトとアスナと出会い、すぐに懇意となり、池の主を釣り上げるための協力をキリトに依頼する。趣味である「釣りスキル」が非常に高く、950以上ある。
; ロザリア(Rosalia)
: 声 - [[豊口めぐみ]]
: 槍使いの女性で中層プレイヤー。オレンジギルド「タイタンズハンド」のリーダー。グリーンの本人が手頃な獲物となるパーティーに参加し安心させ、頃合を見て誘い出し犯罪者(オレンジ)プレイヤーの部下に狩らせる手口で、強盗や殺人を繰り返していた。[[#ピナ|ピナ]]を蘇生させるために入手したレアアイテムを狙い[[#シリカ|シリカ]]を襲ったが、「タイタンズハンド」の被害者からの捕縛の依頼を受けて同行していたキリトに阻止され、部下共々牢獄へ送られる。
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: 声 - [[伊藤静]]
: 黒エルフの女剣士。意思疎通が可能であるためNPCに見えるが、システム上はモンスターである{{efn|頭上には赤のカーソル、それも初対面時はプレイヤーたちから暗赤色に見えるほどのレベル差があった。}}。アインクラッドの世界観に合わせた知識を持ち、人間と大差ない人格を有しているが、NPC同様に自身が仮想世界の存在であることは知らない。第3層から始まる長期クエストでキリトとアスナに助けられ、クエスト終了まで2人と行動を共にする。第3層攻略直後に一時的に2人と別行動をとるが、第4層の途中で再会し、第4層ボスを倒した後に2人が使用していた船「ティルネル号」を預かって別れている。
; ディアベル(Diavel)
: 声 - [[檜山修之]]
: 第1層のボス攻略のリーダーを務めていた剣士プレイヤー。バラバラだったプレイヤー達を纏め上げ協力して第1層ボス攻略に当たった優秀なリーダー。
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: 「アインクラッド解放軍」では、周囲から見ても性格が一変しており、自身に賛同する幹部と共にギルドの収入を激増させて自身の権力強化に注力する。ゲームクリア直前には権力や収入へ傾倒し過ぎたことで末端の団員を中心に大きな反発を招き{{Sfn|第2巻|p=254}}、これを抑えるために[[#コーバッツ|コーバッツ]]ら精鋭を第75層へ送り出すが、複数の死者を出して失脚寸前となる{{Sfn|第2巻|p=255}}。追い詰められた彼は[[#シンカー|シンカー]]の謀殺を図るも失敗し{{Sfn|第2巻|p=255}}、一派共々ギルドから除名される{{Sfn|第2巻|p=288}}。
: アニメ版の14話では無事にログアウトしたことが確認できる。
; ジョー(Joe)
: ジョーとはキバオウが彼を制止する際に発した呼称であり、正式な名前は不明。初期の攻略集団に参加していたが、攻略組に何か事件が起きるたびに喚き散らして周囲を煽り立てる問題人物。第1層フロアボス打倒直後の騒動でも火に油を注ぎ、キリトに「ビーター」を名乗らせる原因となった。
: 実は「[[#ラフィン・コフィン|ラフコフ]]」の原型であるPK集団のスパイであり、先述の煽動行為やキバオウへのベータテスト情報の提供など内部から工作を行っていた。
; リーテン(Liten)
: 壁要員(タンク)のロングメイス使い。第5層時点では入手困難なスチール製防具を全身に装備している。実は女性であり、「ドラゴンナイツ・ブリゲード」のシヴァタと密かに交際している。鎧は知り合いの女性鍛冶師の作で、挿絵<ref>『プログレッシブ』第4巻, p. 233.</ref> より[[#リズベット|リズベット]]であることが示唆されている。
; オコタン(Okotan)
: 「アインクラッド解放隊」でリクルートを担当する[[ハルバード]]使い。穏健派であり、ギルド内部の過激派の抜け駆けを抑えるべくキリト主導の作戦に参加する。
 
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最初期に存在した攻略組の二大派閥の片割れ。リンドを中心に亡き[[#ディアベル|ディアベル]]の派閥が第3層で立ち上げたギルド。「トッププレイヤー達が希望の象徴として最前線に雄々しく立つ」という彼の考えから{{R|SAOP4 253P}}、方針が対称的な「アインクラッド解放隊」とは攻略集団を二分して対立状態にある。第25層で「アインクラッド解放隊」が脱落した後も第40層時点で健在を保っている。
 
; リンド(Lind)
: ギルドのリーダーである曲刀使い。原作では感情のままにキリトを糾弾し、「ビーター」を名乗らせる直接の原因となっている。ディアベル亡き後に派閥のリーダーを引き継ぎ、ギルドを立ち上げる。アバターの髪色をディアベルと同じ色に染め直すなど彼への想い入れは強い。
: 攻略会議の壇上など普段はディアベルのようにリーダーらしく振る舞おうと務めているが、激しい感情を押し殺しているシーンも多く、キバオウとは対照的な人物。キリトはリンドを認めつつも、彼がディアベルに成り代わることは難しいと評する。
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: ギルドの幹部。キリトには頭に血が上ったリンドを諌められる冷静な人物と思われている。「レジェンド・ブレイブス」の武器強化詐欺の被害者の1人。後に「アインクラッド解放隊」のリーテンと交際を始め、彼女とは「リっちゃん」「シバ」と呼び合う。
: アニメ版では名無しの「聖竜連合」メンバーと同じ格好で、フルアーマーの盾持ち片手剣使いとなっている。
; ハフナー(Hafner)
: ギルドのサブリーダー。いかつい顔で金髪の両手剣使い。武器強化詐欺事件の被害者の1人。ギルドに属してはいるがゲーム攻略を第一と考えている<ref>『プログレッシブ』第4巻, p. 270.</ref>。第5層にて「アインクラッド解放隊」との決裂を防ぐべく、ギルドの不利益を承知の上、キリトの「アインクラッド解放隊」抜け駆け阻止の作戦に乗った。
; モルテ(Morte)
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==== その他の登場人物(SAOP) ====
; コタロー(Kotarou)、イスケ(Isuke)
: ギルド「風魔忍軍」に属する元ベータテスターの二人組。
: 2人そろって語尾に「〜ござる」を付けるなど、名前、外見、中身含めて完全な忍者かぶれ。ベータテスト時から敏捷性に特化し、素早さを武器とした戦いを得意としている他、危なくなるとダッシュ力にものを言わせ、近くのパーティーにモンスターを擦り付けるといった行為を繰り返していたため、同じベータテスターからも嫌われていた。
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: シルフの領主{{Sfn|第3巻|p=255}}。領主の多忙さゆえに数値的ステータスはあまり高いわけではないが、デュエル大会では常に上位にランクインする実力者。シグルドの裏切りによりサラマンダーの大部隊に襲われそうになるが、駆けつけたキリトとリーファによって救われ{{Sfn|第3巻|p=269}}、その後にはアリシャと共に世界樹攻略を応援するキリトのために部隊を率いて駆けつける{{Sfn|第4巻|p=192}}。
: 旧ALOでの事件終了後、アスナが新「アインクラッド」第22層にプレイヤーホームを購入してからは、しばしば食事に招かれている。
; シグルド(Sigurd)
: 声 - [[桐本拓哉|桐本琢也]]
: サクヤの側近を務めるシルフの男性。領内における軍務を預かっていた。キリトに出会うまでリーファが所属していたパーティーのリーダーでもある。権力志向が強く、勢力的にサラマンダーの後塵を拝する状況を屈辱的に考えていた。そのため、サラマンダー領主と密約を結び、近いうちに導入されるという噂だった「転生システム」によるサラマンダーへの種族替えを対価に、シルフ及びケットシーの領主を売り渡すことを画策する{{Sfn|第3巻|p=293}}。種族会議に駆けつけたキリトとリーファによって企みは阻止され、サクヤによってシルフ領から追放される{{Sfn|第3巻|p=297}}。
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: ケットシーの領主{{Sfn|第3巻|p=272}}。独特の口調で話す。サクヤとは友人関係にある。遠く離れた相手との会話ができる闇魔法を使え、これによりサクヤはシグルドの種族追放を告げる。サクヤと共にケットシー族の最終戦力である「竜騎士(ドラグーン)隊」を率いて世界樹を攻略しようとするキリトの応援に駆けつける。
: テイムスキルは高く、UR編開始直前の頃にはカンストを達成している。
; ユージーン(Eugene)
: 声 - [[三宅健太]]
: サラマンダー領主・モーティマーの弟で{{Sfn|第3巻|p=276}}、サラマンダー部隊の指揮官{{Sfn|第3巻|p=272}}。伝説武器(レジェンダリィ・ウェポン)である「[[グラム (北欧神話)|魔剣グラム]]」を持ち{{Sfn|第3巻|p=277}}、サラマンダー最強にしてALO最強プレイヤーと言われている。「SAO生還者」であるキリトとも互角に渡り合うほどの強豪。領主会議にてキリトと激突し壮絶な白兵戦を演じるが、二刀流に切り替えたキリトに力及ばず敗れる{{Sfn|第3巻|p=286}}。
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==== その他の登場人物(ALO)====
; カゲムネ(Kagemune)
: 声 - [[真殿光昭]]
: サラマンダーのランス隊の隊長。炎系の魔法を操る魔法騎士。シルフ狩の名人。武器は槍で黒い兜が特徴。
: キリトのログイン直後、部隊を率いてリーファとレコンを襲っていたが、乱入したキリトにより撃退・見逃される。調印式襲撃でユージーンがキリトに敗れた後、見逃してもらった礼か、キリトのハッタリに口裏を合わせていた。
; ジータクス(Gtacs)
: 声 - [[田中一成]]
: ルグルー回廊でキリトとリーファを襲撃してきたサラマンダーたちのリーダー。メイジ隊のリーダーでもあり、以前からシグルドと内通していた。
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=== キャリバー編の登場人物 ===
; トンキー(Tonky)
: 象とクラゲが組み合わさったような姿をした邪神級モンスター。他のモンスターに襲われているところを世界樹を目指す途中のキリトとリーファに助けられ、以降リーファに懐くようになる。その容姿から、キリトには「キモい」「個性的」と評されているが、リーファは「キモくない」「かわいい」と反論している。
: エクスキャリバー獲得クエストではキリトらをダンジョンに運ぶ送迎の役割を担う。
; [[ウルズ]]('''Urd)'''
: 声 - [[桑島法子]]
: ヨツンヘイムに住む《丘の巨人族》で「湖の女王」。2人の妹を持つ。身長3メートルの大きさで、金髪の髪の女性の姿だが、髪の先端が半透明の触手になっており、手足には真珠色の鱗がある。
: 《霜の巨人族》の王スリュムの企みにより、ヨツンヘイムから世界樹の恩恵が失われ、自身の力が全て失われる寸前に追い込まれる。この状況を打破するために、眷属であるトンキーと絆を持ったキリトたちのパーティーに、《ウルズの湖》に投げ込まれた聖剣エクスキャリバーを引き抜くクエスト「氷宮の聖剣」を依頼する。眷属たちが狩られ尽くされる前に、無事、エクスキャリバーを確保したキリト前に妹たち{{efn|三姉妹の次女[[ヴェルザンディ|ベルザンディ]](声 - [[中原麻衣]])と末妹の[[スクルド]](声 - [[藤田咲]])。スクルドは、クラインに一目惚れされ、クエスト達成後の去り際に連絡先を聞かれるが、微笑み返すというAIらしからぬリアクションを行なっている。}}と共に現れ、クエストの報酬としてエクスキャリバーを与える。
; [[スリュム]]('''Thrym)'''
: 声 - [[飯塚昭三]]
: ニブルヘイムに住む《霜の巨人族》の王。見ただけで判断できないほどの巨大な体躯を持つ。性格は野心的で狡猾さが最大の武器とウルズは評している。
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=== マザーズ・ロザリオ編の登場人物 ===
==== スリーピング・ナイツ(Sleeping Knights) ====
 
==== スリーピング・ナイツ(Sleeping Knights) ====
バーチャル・ホスピス「セリーン・ガーデン」で知り合った重病患者たちが結成したギルド。ALOだけでなく、「アスカ・エンパイア」を皮切りに他の色々なVRMMOをプレイしてきた。結成当初はランをリーダーとする9人で構成されていたが、彼女を含む3人が相次いで他界し、2026年1月の時点でユウキをリーダーとする6人構成となっている。5人のメンバーは、シウネーの他に小柄なサラマンダーの少年であるジュン、巨漢のノームであるテッチ、眼鏡をかけたレプラコーンの青年であるタルケン、スプリガンの女性であるノリ。
 
メンバー減少に伴い同年の春までに解散することになっていたが、自分たちが生きていた証を残すべく挑戦したボス攻略の助っ人を務めたアスナの影響を受け、ユウキの死後も残された5人で存続している。
; ユウキ(Yuuki)
: ギルドのリーダー
: {{main|#ユウキ}}
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: アリシゼーション編では「スリーピング・ナイツ」三代目リーダーとなっており、[[#リズベット|リズベット]]の呼びかけに応じ仲間たちと共にUWに駆けつける。韓国語を理解できることから[[#ヴァサゴ・カザルス|ヴァサゴ]]に扇動された中国・韓国のプレイヤーの誤解を解こうとするが、ヴァサゴの卑劣な策により失敗してしまう。
: Web版での名前は「シーエン」だったが、韓国人の女性名にその名前は存在しないため、文庫版では、韓国でメジャーな「シウン(施恩)」という名前に改められている<ref>{{Twitter status|kunori|67998635043987456}}</ref>。
; ラン(Ran) / 紺野 藍子(こんの あいこ)
: 「スリーピング・ナイツ」の元メンバー。ユウキの双子の姉で、ユウキと同じくHIV感染者。アスナがユウキと知り合う1年前に他界している。
: バーチャル・ホスピスで知り合った重病の患者達と共に「スリーピング・ナイツ」を立ち上げ、初代リーダーとなった。戦闘でのポジションは後方支援だったが、ユウキによれば彼女よりもずっと強かったらしい。倉橋には「あまり似てない姉妹だった」「(藍子の)顔と雰囲気がどことなく明日奈に似ている」と言われており、実際ユウキもアスナのことを無意識に「姉ちゃん」と呼んでいた。
; メリダ(Merida)
: 「スリーピング・ナイツ」の元メンバー。アスナが加わった時点で既に故人であり、短編『Sisters'Prayer』に登場する。
: SAOのベータテスターだったが、テスト後に治療困難な[[脳腫瘍]]が見つかって入院を余儀なくされ、結果的にデスゲームに巻き込まれずに済んだ。しかし、本人はSAOへの未練をずっと抱えており、デスゲームで自分が生きた証を残したいと考えていた。
; クロービス(Clovis) / 矢凪清文(やなぎ きよふみ)
: 「スリーピング・ナイツ」の元メンバー。アスナが加わった時点で既に故人であり、本編では名前のみの登場。
{{Main|ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット#クロービス}}
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:: ひよりが当初ALOで使用していたスプリガンのアバター。女性型アバターでありながら、SAO時代のキリトと似た姿をしている。我流の二刀流で戦うがキリトには及ばず、左手の剣は防御専用になっている。また、ひよりの勘違いにより左右の剣の色がキリトと逆になっている。
:
; グウェン(Gwen) / 鶴崎 芽衣美(つるさき めいみ)
: SAO生還者の女性プレイヤー。ツーサイドアップの小柄な少女。種族は不明。
: SAO当時はオレンジギルドに所属しており、同じような経緯で犯罪者プレイヤー堕ちしたことからルクスと仲良くなるが、「ラフィン・コフィン」崩壊をきっかけに道を違えてしまい、彼女を憎むようになる。
: SAOクリア後もその感情を引きずったまま学校にも通っていなかったが、ルクスがALOを楽しんでいることを知り怒りを覚え、自身もALOを始めて犯罪者ギルド「邪な蝙蝠(バッティ・バット)」を結成する。SAOで培った技術とALOのシステム特性を利用したPKや強盗行為を繰り返すが、それでも自分と歩み寄ろうとしてくれたルクスと共闘の末に和解する。
: 騒動の後は自主的な損害賠償とアカウント消去という形でしがらみを断ち、SAO時代のアカウントをコンバートして改めてゲームを始めている。
; ガーネット(Garnet)
: 露出の多い装備を着用する女性両手剣使い。種族は不明。
: SAO生還者の従兄弟がおり、伴侶を見つけて本人たちは幸福な結末を迎えたにも関わらず、世間から偏見と疑惑の目を向けられていたことで、他の生還者たちからSAOの真実を知りたいと願いALOを始めた。VRMMOの初心者で友人からはジョーク交じりの適当な指導しかされていなかったためALOに馴染めずにいたが、リーファたちと出会って助けられたことでALOの楽しさに目覚めていく。
 
=== その他作品の登場人物 ===
; [[レヴィアタン|リヴァイアサン]](Leviathan)
: 声 - [[阪脩]]
: アニメ第1期『Extra Edition』に登場する海の王。当初はクエストNPCとして現れた深淵の王[[クラーケン]]に追い詰められたキリトたちを救い、クエスト達成後、彼らをクジラで海上に送り届けた。
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== ガンゲイル・オンライン(GGO) ==
=== 死銃(デス・ガン、Death Gun) ===
 
=== 死銃(デス・ガン、Death Gun) ===
ファントム・バレット編でGGO世界に現れた謎のプレイヤー。仮想世界で銃撃したプレイヤーを現実世界で死に至らしめるという事件を起こしていたが、GGOプレイヤー間では[[都市伝説]]程度にしか思われなかった。その実態は役割を分担した複数犯で、GGOにダイブしている共犯者がアバターを銃撃し、それを合図に現実世界にいる実行犯がそのアバターを操作しているプレイヤーの住居に侵入し、無抵抗状態の身体に[[筋弛緩剤]]である[[スキサメトニウム|サクシニルコリン]]を注射して[[心臓麻痺]]に至らしめるという方法で犯行を重ねていた{{Sfn|第6巻|p=351}}。
 
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; 薄塩たらこ(うすしおたらこ)
: GGOで最大級のスコードロンのリーダーだった男。シノンの記憶によれば第2回BoBでは5位か6位だった模様。スコードロンの集会中に乱入してきた「死銃」に殺される。「死銃事件」の2人目の犠牲者。
; ペイルライダー(Pale Rider)
: シールド付の黒ヘルメットと青い迷彩服が特徴。キリトに「かなり強い」と思わせる程の実力者であり、軽装備に加え軽業(アクロバット)スキルにより三次元機動力をブーストし、ショットガンを用いた近接戦闘を得意としている。第3回BoB本選にてキリトから「死銃」の候補として監視されるが、本選序盤で「死銃」の奇襲を受けて死亡する。
; ギャレット(Garret)
: 第3回BoB本戦に残ったプレイヤー。テンガロンハットがトレードマークでアンティークなウィンチェスターライフルを愛用していた洒落者。「死銃」の手にかかり死亡する。
 
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=== その他のGGOプレイヤー ===
; ベヒモス(Behemoth)
: 声 - [[松田健一郎]]
: 北部大陸を拠点に活動しているプレイヤー。2メートル近くある巨体が特徴で常に冷静な性格。武器は[[M134 (機関銃)|ガトリングガン]]で、集団戦では無敵と言われるほどの実力者。その代わり、武器の過重ペナルティを受けているため動きは非常に鈍重で、苦手な対人戦であるBoBには参加していない。傭兵として雇われてダイン率いるスコードロンと対決し、そのほとんどをミニガンで圧倒するが、シノンとの熱闘の末に敗北する。
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: 重村による悠那再生計画が破綻した後も、ARアイドルとして活動するが、自己唯一性を基盤とするSAO由来のAIの特性{{efn|「己のコピーが存在する」という認識に耐えられない。}}のためにエラーを蓄積して崩壊寸前となり、アイドル活動はそのコピー体が行っていた。「白いユナ」の残滓によるエラー訂正により何とか崩壊を免れていたが、駆けつけたエイジによって自身の記憶のコアたる情報「大切な想い出であるキャンディー瓶」のオブジェクトがもたらされたことで「白いユナ」の残滓と融合、エラーは修復され一命をとりとめた。
: その後はVR不適合を克服してALOにダイブしたエイジのナビゲーションピクシーとして活動している。UWにもエイジと共にログインし、PoHに戦いを挑んだエイジにありったけのバフを付与してサポートする。同時にPoHの洗脳を解いて、彼女の姿と歌を目撃した中韓プレイヤー達がUWが日本のサーバーであることに気付くきっかけを作った。エイジが敗れた際には彼女も心意でSAO時代の姿となって、彼の健闘をねぎらってログアウトした。
; ユナ(Yuna)
: 声 - 神田沙也加
: 「白いユナ{{R|YUNA2}}」。SAO生還者の記憶から生成された「デジタルゴースト」{{R|YUNA2}}。OS内ランキング第1位に位置に存在するAI{{R|YUNA2}}。悠那再生計画のために重村により生み出された存在。服装を除いて外見は「黒いユナ」と同じだが、その器にはSAOに三段階存在する言語化モジュールのうち最も高度なラストボス用のレベル1が用いられており、「黒いユナ」よりも高度な知性を持つ<ref>『コーディアル・コード』, p. 48.</ref>。
: 残留思念のような形でAR上を徘徊しているところをキリトと出会う。悠那の記憶と人格を持つが故に、大罪に手を染めようとする重村とエイジを止めるため、AR上で計画の手がかりを示し続けていた。ライブ会場での決戦にてキリト一行に加勢、オーグマーのフルダイブ機能をアンロックし、SAOサーバー内部の第100層ラストボスの元へと彼らを導く。ラストボスの打倒とともに初期化され、エイジ、重村、そしてキリト一行に感謝の気持ちを伝え消えている。
: 悠那再生計画が破綻した後も、彼女の残滓は人格を失いつつも残留し、旧SAOサーバー内部のかつて悠那が命を落とした場所で「黒いユナ」のAIモジュール崩壊を食い止め続けていた。最終的に、駆けつけたエイジからもたらされた「黒いユナ」の記憶のコアを用いて彼女と融合することでその崩壊部分を修復し今度こそ完全に消滅した。
; ユナ(Yuna) / 重村 悠那(しげむら ゆうな)
: 声 - [[神田沙也加]]
: 元SAOプレイヤーでありエイジが想いを寄せていた幼馴染。SAO事件において死亡した。{{Main|#ユナ}}
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=== アリシゼーション編の登場人物 ===
==== ルーリッドの村 ====
; アリス・ツーベルク(Alice Schuberg)
: ルーリッドの村に住む少女。{{Main|#アリス}}
; ユージオ(Eugeo)
: ルーリッドの村に住む少年。{{Main|#ユージオ}}
; ガスフト・ツーベルク(Gasupht Schuberg)
: 声 - [[山本兼平]]
: ルーリッド村の村長。アリスとセルカの父親。
: 妻のサディナや娘たちと共に普段の日々を送っていたが、アリスが禁忌目録違反で捕らえられてからはそれが一変する。
: アドミニストレータ戦後、キリトを連れて村に戻ってきたアリスと再会するが、村長と元罪人という互いの立場上家に入れることはできなかった。アリスが整合騎士であることを明かしてから表面上は騎士として接し、名前を呼ぶことは無かったものの、内心では娘のことを心配していた。
; セルカ・ツーベルク(Selka Schuberg)
: 声 - [[前田佳織里]]
: アリスの妹。あまり神聖術がうまく使えず、悩みを抱えていた。
: アリスが連れて行かれた際の話をキリトに聞いて北の洞窟へ向かうが、そこでゴブリンの偵察隊に見つかり捕らえられる。その後キリトとユージオによって救出され、危険な高位神聖術を行使してキリトと自分の天命を分け与えることで、戦いの最中に重傷を負ったユージオを救った。
: 異界戦争後は、公理教会の神聖術師見習いとしてカセドラルに入る。さらにその後、自らの意思で神聖術により石化し、カセドラルにてアリスの帰還を待ち続けている。
; ガリッタ(Garitta)
: 声 - [[蓮岳大]]
: ルーリッドの村の老人。
: 前任のギガスシダーの刻み手であり、自身はその任を達成できなかった。ユージオが木を切り倒した後、ギガスシダーの枝を剣に仕立てるように勧め、サードレを紹介する。
; ナイグル・バルボッサ(Nigel Barbossa)
: 声 - [[佐々健太]]
: ルーリッドの村の富農であるバルボッサ家の家長。50代。
586 ⟶ 584行目:
 
==== ザッカリアの街 ====
; バノー・ウォルデ(Banou Wolde)
: ザッカリア近郊で農場を営む主人。
: 妻のトリザと共に剣術大会に挑むためにルーリッドの村から出てきたキリトとユージオを居候として受け入れる。テルルとテリンという双子の娘がおり、そばかすの位置や数も同じなため、髪のリボンで見分けるしかないが、時折リボンを入れ替えてどちらがテルルでテリンか当てて欲しいとキリトたちをからかっている。妻のトリザは 気前のいい性格で、剣術大会でキリトたちが負けたら、自分の娘たちの婿になればいいと話す。
; イゴーム・ザッカライト(Egome Zakkarite)
: 剣術大会にてキリトの相手となった男。ザッカリア領主のケルガムに連なる一族出身。
: キリトやユージオを宿無しの天職無しと激しく毛嫌いし、衛兵を抱き込んで自分だけ業物の剣を入手するなど姑息な手を使う。ザッカライト流奥義「蒼風斬」でキリトを倒そうとするも、彼の剣技の前にあっけなく敗れる。
 
==== 央都セントリア ====
; サードレ(Sadore)
: 声 - [[江川央生]]
: 北セントリア第七区で金細工店を営む細工師。一級工匠の認定を受けている名人。
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==== 北帝国修剣学院 ====
; {{Anchor|ロニエ・アラベル}}(Ronie Arabel)
: 声 - [[近藤玲奈]]
: ノーランガルス帝立修剣学院の女性初等錬士。キリトの傍付き見習い。16歳。
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: 異界戦争では、キリトに会うためにティーゼと共に人界守備軍補給部隊に志願して赴いた戦線にてアリスと再会し、以前と違う彼女の雰囲気に驚愕した後、公理教会での戦いのあらましを聞く。心を失って沈黙するキリトに涙ながらに寄り添い、自らの行いがその遠因となったことを激しく後悔するも、アリスに諭される。そして、創世神ステイシアとしてUWにログインしたアスナやかつてキリトを傍付きとしていたリーナ、そしてアリスと共に、キリトとの思い出を語り合っている。
: 異界戦争終結後は「四帝国の大乱」をも潜り抜けたことから、見習いを経て整合騎士「ロニエ・アラベル・サーティスリー」となり、幼体の飛竜「月駆(ツキガケ)」と専用の剣「月影の剣」を与えられている。早く孫の顔を見たいという両親の想いに気づいていながらも、キリトへの想いから一生結婚はしないと誓っている。ティーゼにもキリトの側室になることを勧められたが、彼がそういった振る舞いをしないことも理解している。
; {{Anchor|ティーゼ・シュトリーネン}}(Tiese Schtrinen)
: 声 - [[石原夏織]]
: ノーランガルス帝立修剣学院の女性初等錬士。ユージオの傍付き見習い。16歳。
614 ⟶ 612行目:
: 異界戦争ではキリトとユージオに再会するため、ロニエと同様に人界守備軍補給部隊に志願し、そこでアリスと再会するもユージオの死を聞かされ、呆然自失状態になる。しかし、キリトが持っていた「青薔薇の剣」からユージオの想念を感じ取り、再起した後はロニエと共に[[#ヴァサゴ・カザルス|ヴァサゴ]]との闘いでキリトが目覚めるのを見届ける。
: 戦争終結後はロニエと共に見習いを経て整合騎士「ティーゼ・シュトリーネン・サーティツー」としてユージオの番号を引き継ぐことになった(ただし、作中でこのことを知るのはキリトのみ)。見習いになってからは幼体の飛竜「霜咲(シモサキ)」を与えられ、正式な叙任の際にはユージオの形見である「青薔薇の剣」をキリトから預けられている。一方、異界戦争の際に想いを寄せてきたレンリから求婚されており、ユージオの死を受け止めきれずにいることを思い悩んでいる。
; ウォロ・リーバンテイン(Volo Levantein)
: 声 - [[村田太志]]
: ノーランガルス帝立修剣学院主席。金髪の坊主刈りの男性。
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: ギガスシダーの枝から作った黒剣で剣技の練習をしていたキリトを見学していた際に服へ泥をかけられ、懲罰と称して彼との立ち合いを申し込む{{efn|キリトがウォロほどの実力者なら飛んできた泥を避けるか払い落とすなりできたはずと推測していることから、立ち合いを実現させるための口実作りだったことが示唆されている。}}。勝負時は本気を出して戦い、4連撃ソードスキル「バーチカル・スクエア」を放ったキリトと引き分ける。
: その後は不明だが、アプリ版ではダークテリトリーとの戦争に備えるべく、従軍を父に申し出て口論の末に「単身でも従軍する」と申し出たことで父を折れさせ、旗下の兵達と共に参戦している。
; ソルティリーナ・セルルト(Sortiliena Serlut)
: 声 - [[潘めぐみ]]
: ノーランガルス帝立修剣学院次席。キリトを傍付きとしている凜とした美女。キリトは「リーナ先輩」と呼ぶ。
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: キリトに好意を寄せている節があり、1年間彼が側付きだったという事実はロニエだけでなくアスナとアリスも動揺させている。キリトが復活した際には、ロニエと共にUW側では真っ先にキリトを出迎える。
: アプリ『アリシゼーション・ブレイディング』では彼女の過去が詳しく描写され、試合で負かした相手がセルルト流を『卑怯』呼ばわりする言いがかりで苦悩し、泣いていた。
; ゴルゴロッソ・バルトー(Golgorosso Balto)
: 声 - [[杉崎亮]]
: ノーランガルス帝立修剣学院三席。ユージオを側付きとしている屈強な大男。
: 平民出身で且つ衛兵隊上がりの剣士。屈強な肉体による自信が剣技の源となっている。豪快な性格でユージオを苦労させていたが、後に整合騎士にシンセサイズされたユージオが無意識下で彼の流派バルティオ流を使うなど、信頼関係は強かった。
: ソルティリーナと共にダークテリトリーとの戦争に参加し、平地ゴブリンに苦戦するデュソルバートを救う活躍を見せる。その後はアリス達の囮部隊に同行している。
; ライオス・アンティノス(Raios Antinous)
: 声 - [[岩瀬周平]]
: キリトたちと同期のノーランガルス帝立修剣学院主席。長い金髪の男性。
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: 上級錬士への進級後はキリトたちをさらに苦しめようと、ウンベールと共に貴族採決権を盾にロニエとティーゼを拘束し、ユージオの目前で強姦しようとする。右目の封印を破ったユージオがウンベールの左腕を斬り落とし、そこへ駆けつけたキリトが自身を侮辱したことをこれ幸いと喜び、身勝手な正当性を述べてユージオとキリトを始末しようとするが、セルルト流秘奥義「輪渦」(SAOの両手剣スキル・サイクロン)の連続攻撃で返り討ちに遭って両腕を斬り飛ばされる。
: 最終的に自分の天命と禁忌目録の二者択一を迫られた{{efn|失血死を防ぐためにウンベールが左腕の止血に使用している紐を要求したが、自分が紐を使えばウンベールを失血死させてしまい禁忌目録違反になり、逆に使わなければ自分の天命が失われるという状況。}}ことでフラクトライトへの高負荷がかかり、自己崩壊を起こして死亡した。
; ウンベール・ジーゼック(Raios Antinous)
: 声 - [[木島隆一]]
: キリトたちと同期のノーランガルス帝立修剣学院次席。灰色髪をオールバックにした男性。
: 四等爵家の出身。ライオスの腰巾着的な存在で、側付きとしたフレニーカにセクハラ行為をするなど、性格はライオス同様に下劣。
: フレニーカへの不当な扱いを抗議したロニエとティーゼを「貴族としての懲罰」を名目に捕らえて強姦しようとするが、右目の封印を破ったユージオに左腕を斬り落とされ、キリトとの斬り合いの末に絶命したライオスを放置して逃走した。その後の消息は不明。
; フレニーカ・シェスキ(Frenica Szeski)
: 声 - [[伊藤美来]]
: ノーランガルス帝立修剣学院の女性初等錬士。
: ロニエやティーゼの友人。学院時代はウンベールによる嫌がらせを受けており、それを知ったロニエたちがキリトとユージオにその悩みを相談した。
: 異界戦争時は修道女見習いとして従軍し、負傷していたタカシを治療する。戦後は公理教会の神聖術師見習いになり、セントラル・カセドラルに入った。
; アズリカ(Azurica)
: 声 - [[平松晶子]]
: ノーランガルス帝立修剣学院の初等錬士寮の女性寮監。
657 ⟶ 655行目:
 
==== 整合騎士 ====
; {{Anchor|ベルクーリ}}・シンセシス・ワン(Bercouli Synthesis One)
: 声 - [[諏訪部順一]]
: 整合騎士長。アリスからは小父様と呼ばれ、慕われている。UWの創作当初からセントラル・カセドラルの壁に据えられていた神器「時計」の針で作られた「時穿剣」を有し、敵の動きを予測し先に虚空を切っておくことにより、その場に移動したときに相手に斬撃を浴びせる、つまり未来を斬る技「空斬(カラギリ)」を操る。
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: 最終負荷実験である異界戦争では「時穿剣」の武装完全支配術によって、敵飛空戦力《ミニオン》を目論見通りに全滅、アリスがベクタに拉致された際には単身追跡し、片腕を斬られ飛竜「星咬(ホシガミ)」も殺されながらも、自らと「時穿剣」の天命全てを賭けた過去を斬る奥の手「裏斬(ウラギリ)」でベクタを撃破し、救出したアリスを背負いながら息を引き取った。
: アドミニストレータに対しては疑心こそあったが、彼女に仕えていたこと自体は悪いものではなかったと思っており、死に際には自らの記憶に刻まれた彼女や星咬と邂逅した。
; ファナティオ・シンセシス・ツー(Fanatio Synthesis Two)
: 声 - [[生天目仁美]]
: 整合騎士副騎士長にして、ベルクーリの副官。鎧兜で顔を隠しているが実は妙齢の美女。本人的には性別を隠しているつもりでも仕草の端々からは女らしさが薫り、彼女に心酔する下位騎士もいる。一千枚の大鏡より生み出された神器「天穿剣」を用い、「武装完全支配術」は剣先から光線を放つというもの。UWの騎士としては異例な連続技を得意とする。
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: カセドラルを登るキリトとユージオの前に立ちふさがり、性差別をせず正々堂々と向かってくるキリトと死闘を繰り広げる。最終的にユージオの武装完全支配術によって敗れ瀕死の重傷を負うが、キリトの願いを受けたカーディナルによって治療のために引き取られた。その甲斐あってアドミニストレータ没後時点で全快しており、自分が女であることを気にせず本気で剣を交わし戦ったキリトに対し感謝の気持ちを抱くと共に、長年のコンプレックスを振り払って兜を外し、女性としての振舞いを隠さなくなった。異界戦争の開戦前にはベルクーリに思いを告げて結ばれ彼の子を宿し、開戦後は後方の守備につき、十侯の一人であるシグロシグをその手で仕留めた。
: 異界戦争後は人界統一会議において、ベルクーリの跡を継ぎ新たな整合騎士団団長に就任し、彼の忘れ形見となった一人息子のベルチェを育てている。
; デュソルバート・シンセシス・セブン(Deusolbert Synthesis Three)
: 声 - [[花田光]]
: 整合騎士の1人で剛毅な堅物。神器である焔の弓矢「熾焔弓」を操る。禁忌目録を犯した子供の頃のアリスを連行した張本人であり、ユージオからは並々ならぬ憎しみを抱かれている。
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: カセドラルでの戦いが終わってからは、ベルクーリの下で異界戦争に備え、戦争時は疲労や負傷に苦しめられながらも、十侯のシボリを倒すことに成功した。
: 戦後は人界統一会議の重鎮として活動しているが、仕事をサボるキリトに頭を悩ませている。
; シェータ・シンセシス・トゥエルブ(Scheta Synthesis Twelve)
: 声 - [[Lynn]]
: 整合騎士の女性。「無音」の二つ名を持ち、何でも斬るという曰くのついた神器「黒百合の剣」を所持している。無口で表情に乏しく、全くと言っていいほど他者と会話しない。その本質は「何もかも斬りたい」という欲望に満ちており、他人と距離を置いていたのは「加減ができず相手を殺してしまうこと」を忌避していたためだった。
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: ファナティオ配下の下位整合騎士で、白い鎧と兜を纏っている。個人での戦闘能力はそれほど高いわけではなく、複数人での連携を前提としている。全員ファナティオを尊敬している。
: ダキラを始め、ジェイス・シンセシス・トゥエニスリー(声 - [[柚木尚子]])、ジーロ・シンセシス・トゥエニフォー(声 - [[上田瞳]])、ホーブレン・シンセシス・トゥエニシックス(声 - [[大町知広]])の4人で構成される。ホーブレンのみ男性で、残りの3人は女性である。
:; ダキラ・シンセシス・トゥエニツー('''Dakira Synthesis Twenty-Two''')
:: 声 - [[桜木可奈子]]
:: 茶髪で顔にそばかすがある女性騎士。同性愛者であり、それを教会に懺悔したことでカセドラルに連行、シンセサイズされた。記憶を封じられた後もかつて恋した相手への恋慕は残り、どことなく面影のあったファナティオにそれを向けながらも、その感情を長年押し殺していた。
:: ダークテリトリー軍との戦闘中、シグロシグの攻撃からファナティオを庇って致命傷を負い、心に秘めていた想いを打ち明けて死亡した。
; レンリ・シンセシス・トゥエニセブン(Renly Synthesis '''Twenty-Seven''')
: 声 - [[田村睦心]]
: 緑髪の少年の姿をした騎士。投擲剣型の神器「雙翼刃」を所持しているが、騎士になる以前に無二の友を誤って殺めてしまったトラウマがシンセサイズ後も残った結果、「武装完全支配術」を使うことができず、アドミニストレータからは「失敗作」と判断され封印されていた。
: キリトとユージオの反乱の際に封印を解かれるも、完全に覚醒した時は既にアドミニストレータが消滅した後であり、そのままダークテリトリーとの戦争に突入、当初は恐怖から戦線を放棄し、人界守備軍の後方部隊に隠れていたが、そこにいたキリトを守ろうとするロニエとティーゼの姿に、同じように戦おうとするキリトに心を動かされて奮起し、襲い掛かってきた十侯のコソギを記憶解放術で撃破、そしてアリスたちと共に「囮部隊」として進軍、最後まで飛竜「風縫(カゼヌイ)」と共に戦い戦争を生き抜いた。
: 異界戦争後は想いを向けていたティーゼにプロポーズし、「ユージオのことが忘れられない」という彼女にそれでも構わないと告げるも、返事を保留されている。
; リネル・シンセシス・トゥエニエイト(Linel Synthesis '''Twenty-'''Eight)、フィゼル・シンセシス・トゥエニナイン(Fizel Synthesis '''Twenty-Nine''')
: 声 - [[木野日菜]](リネル)、[[小原好美]](フィゼル)
: 二人組の見習い整合騎士。外見年齢は10歳程度。アドミニストレータによる蘇生神聖術の実験台の生き残りであり、天命凍結術が施されているため、幼い容姿のまま成長せずにいる。人殺しの技術が高く、元々の28番と29番目の整合騎士を殺害し、現在の地位についた。
: 出会ったキリトとユージオを油断させ、彼らを麻痺毒の剣で捕らえるも、失言と武器の帯刀からキリトに正体を見破られ、逆に自分の毒剣により麻痺させられてしまい、ファナティオとの戦いの後、ユージオから解毒薬を飲まされて助けられた。その後は「なぜキリトが自分たちを生かしたのか」を考えるようになり、その答えを見つけるために異界戦争に参加。
: 戦後は二人揃って見習いから正式な整合騎士へと昇格し、情報局で偵察任務などに精を出している。
; アリス・シンセシス・サーティ(Alice Synthesis '''Thirty''')
: 8年前に連行されたキリトとユージオの幼なじみ。{{Main|#アリス}}
; エルドリエ・シンセシス・サーティワン(Eldrie Synthesis '''Thirty-One''') / エルドリエ・ウールスブルーグ(Eldrie Woolsburg)
: 声 - [[益山武明]]
: 脱獄したキリト達の前に現れた美貌の整合騎士。かつてUWにいた大蛇を物質変換した鞭の神器「霜鱗鞭」を所持する。アリスを師と仰いでおり、騎士達の序列の中では最も新しいとされる。
: 本人によると「1ヶ月前に天界より召喚された」とのことだが、実際はソルティリーナやウォロを破り四帝国統一大会で優勝した大剣士。たまたまエルドリエの名前を覚えていたユージオに記憶を刺激され、母親の記憶を無理に思い出そうとした結果、意識を失ってしまう。カセドラルでの戦いが終わった後はベルクーリの下で軍の再編を行っているが、キリトとの戦いに影響を受けたのか変化が見られ、以前の上の言うことには従順だった頃と違い自分の考えで行動するようになっている。アリスを慕っているが故に、そのアリスを変えたキリトについては敵愾心を抱いており、心を失ったキリトを介護するアリスと再会して以降はいつもキリトの扱いに対して厳しい態度をとる。
: 異界戦争においては、人界軍を全滅させうる大規模術式に対し武装完全支配術によって術式を自分一人に集中させて、自らが[[オーバーキル]]されることで他者への被害を食い止めるという壮絶な戦死を遂げ、遺された霜鱗鞭はアリスが回収した。飛竜「滝刳(タキグリ)」は主の死後もベルクーリやアリスを助けて最後まで戦い続け、最終的に雨縁共々ガブリエルに倒されたが、死ぬ寸前にキリトが卵に戻したことでアリスのフラクトライトに付随する形で存在している。
; ユージオ・シンセシス・サーティツー(Eugeo Synthesis Thirty-Two)
: キリトとアリスの幼なじみ。{{Main|#ユージオ}}
 
==== セントラル・カセドラル ====
; {{Anchor|カーディナル}}(Cardinal)
: 声 - [[丹下桜]]
: キリトたちを助けた「ザ・シード」の調整プログラムを名乗る少女。その正体はアドミニストレータと融合したカーディナルシステムのサブプロセスであり、「メインプロセスの間違いを正せ」という命令に従って行動している。
: かつてはアドミニストレータの感情に乱れがあった場合にしか身体を操作できなかったが、アドミニストレータが魂の寿命から逃れるために新たな身体として選んだ少女・'''リセリス'''のフラクトライトに自分の魂を上書きコピーした結果、その肉体を獲得する。直後に実力行使でアドミニストレータの削除を試みるものの失敗したため、敗走を経てカセドラル内部の大図書室に篭もって外部から隔絶し、人界の時間で200年もの間アドミニストレータへの対抗手段を練っていた。
: そんな中、フラクトライトを損傷したキリトが再びUWに現れたことに気づき、蜘蛛の使い魔シャーロット(声 - [[本名陽子]])を介して彼の旅路を助けていく。キリトとユージオがカセドラルからの脱走を図った際には、キリトに最終負荷実験が迫っていること、アドミニストレータを倒して管理権限を奪還した場合は現存する人工フラクトライトごとUWを初期化する意向を明かし、策を託してアドミニストレータのもとに送り込む。キリト・ユージオ・アリスがアドミニストレータと対峙した際には自らも決戦の場に赴くが、「アドミニストレータにしか攻撃できない」という自分の弱点をソードゴーレムという形で突かれて絶望し、キリトたちの助命と引き換えに攻撃を受けて致命傷を負う。そのまま消滅するが、その間際にユージオの決意を聞き届け、彼をソードゴーレムと同質の剣に変化させた。
; {{Anchor|アドミニストレータ}}(Administrator)
: 声 - [[坂本真綾]]
: 公理教会の最高司祭にして、人界の支配者として君臨する存在。
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: チュデルキンがユージオを連行してきた際には彼を整合騎士に仕立て上げ、キリトたちが最上階まで登ってきた際には彼らを討伐すべく戦闘に入る。当初はソードゴーレムや専用の神器「シルヴァリー・エタニティ」を持ち出して優位に立ち、ユージオとカーディナルを倒すが、元の素材が金属ではない夜空の剣と青薔薇の剣を装備したキリトの剣戟によって致命傷を負い、敗北する。最後は満身創痍で柳井を頼って現実世界への逃亡を図るも、炎と化したチュデルキンによって天命を削り尽くされ、完全に消滅した。
: 最後まで敵対こそしていたが、彼女の生き方、在り方にキリトも思う所があったのか、ガブリエルとの最終決戦時にイメージとして登場している{{Sfn|第18巻|loc=カラー口絵|p=4}}。
; {{Anchor|チュデルキン}}(Chudelkin)
: 声 - [[高木渉]]
: アドミニストレータの側近の元老長。
: アドミニストレータに心酔しており、主同様の利己主義者かつ醜悪で下劣な人格の持ち主。配下の整合騎士のことは「○○号」と呼び、単なる道具として扱っている。胴体に対して極端に肥大した頭部という特異な体形を利用して頭だけを支点に逆立ちすることにより、両手だけでなく両足の指、さらには両目からも神聖術を行使できる{{Sfn|第14巻|pp=108,121-122}}。神聖術の技術はきわめて高等であるが、醜悪な容姿と横柄な態度は整合騎士たちに嫌われている。
: ベルクーリの敗北後は彼を石化させ、ユージオをアドミニストレータのもとへ連行してキリトとアリスの始末を目論むが、返り討ちに遭う。最上階における戦闘では、アドミニストレータから名誉挽回の機会をもらうもキリトたちに彼女への執着心を利用されて敗北し、アドミニストレータから使い捨ての駒として粗雑に扱われる。しかし、完全には絶命しておらず、最後は逃亡を図ったアドミニストレータに自身を炎と化してしがみつき、道連れにして果てた。
; エアリー(Airy)
: 声 - [[M・A・O]]
: セントラル・カセドラル内の昇降盤を神聖術で操作する儚げな少女。
735 ⟶ 733行目:
 
=== アンダーワールド大戦の登場人物 ===
; 皇帝ベクタ(Vector)
: ダークテリトリーの皇帝。
: {{Main|#ガブリエル・ミラー}}
; 暗黒騎士ヴァサゴ(Vassago)
: ダークテリトリーの騎士。
: {{Main|#ヴァサゴ・カザルス}}
 
==== 諸侯(フユーダル・ロード) ====
; ビクスル・ウル・シャスター(Vixur Ul Shasta)
: 声 - [[東地宏樹]]
: 十侯の一人。暗黒騎士団団長。別名「暗黒将軍」。人族男性。40代。
: 神器級オブジェクトの長刀「朧霞」を所持し、「心意の太刀」という究極の剣技を極めるため、己の師を切った過去を持つ。ベルクーリとは長年渡り合った好敵手であり、人界との和解を望む穏健な思想を抱いていた。
: アドミニストレータの死を好機として和平交渉を決断するも、その矢先にベクタが現れたことで頓挫し、その暗殺を企むが、十侯が揃った場でリピアの首を見せられて激昂し抜刀、過去の因縁が原因でフ・ザの毒を受けて倒れる。リピアへの想いから最後の力を振り絞って神器の記憶解放現象を起こし、フ・ザやゴブリン族長二人を巻き込みつつベクタに襲い掛かるが、恐怖の感情すら持たない彼の虚無に満ちた心意に飲まれ無念のうちに死亡する。ベルクーリはその出来事を感知しており、彼の死を悔やんでいる。
; ディー・アイ・エル(Dee Eye Ell)
: 声 - [[甲斐田裕子]]
: 十侯の一人。暗黒術師ギルド総長。人族女性。妖艶で残酷な性格。
: 裏で策略を巡らせつつ、いずれは自分こそが皇帝になるという野望を内心抱いていたが、ベクタの登場によってそれを砕かれ、以後は彼に服従する。
: 異界戦争ではベクタの命令で膨大な空間リソースを用いた大規模術式で人界軍殲滅を図るも、先んじてリソースを消費し術式を組んでいたアリスによって不発に終わった挙句前線の部隊を完全支配術で殲滅され、大勢のオーク族を生贄とした第二陣もエルドリエの捨て身の策により失敗、直後に激昂したアリスの攻撃により自身も肉体の大半を消し飛ばされる重傷を負った。回復手段を探す中、外部からダイブしてきた[[#リーファ|リーファ]]を拘束し天命を奪うことで完全回復する。回復後も執拗なまでにリーファを虐げ、それを止めようとしたリルピリンを「豚」と罵るが、人工フラクトライトを極力傷つけまいと思っていたリーファに「悪」と断じられ、両腕を斬り落とされた挙句正面から真っ二つに斬られて死亡する。
; イスカーン(Iskahn)
: 声 - [[八代拓]]
: 十侯の一人。拳闘士ギルド第十代チャンピオン。人族男性。
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: その後、皇帝ベクタの自分たち兵の損失を何とも思わぬ采配に抵抗を感じ、作動した右目の封印を自ら眼球を抉り取ることで不完全ながら破ってリルピリンと共にA.L.I.C.E.に次いだAIに進化する。自らの意思でベクタの命令の抜け道を探した結果、アスナと共闘の取引を行い、彼女らにベクタを追わせ自身はシェータや拳闘士団の仲間たちと共にアメリカ人プレイヤーたちに対する殿を務める。満身創痍になるまで戦い続けて追い詰められるが、残存のオークと暗黒騎士達を連れたリーファの救援で命を救われる。
: 異界戦争後は新たな暗黒界の代表として暗黒界の五族平和条約を締結し、暗黒界軍総司令官へと就任、人界とも和平を結んでシェータと結婚し、彼女と共にオブシディアで生活している。シェータとの間には一人娘のリーゼッタを儲け、親バカぶりを炸裂させており、キリトからは口調がクラインとそっくりだと言われている。
; リルピリン(Rilpirin)
: 声 - [[榎木淳弥]]
: 十侯の一人。オーク族長。男性。
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: 異界戦争ではレンジュをはじめとした仲間のオークたちをディーの術式のリソースにされて失い、無力感に苛まれる中、シノンとはぐれる形でダイブしてきたリーファと出会う。自分を侮蔑せず「人間」として見てくれた彼女をディーから守るために右目の封印を破ってA.L.I.C.E.へ覚醒した。
: ディーの撃破後は、オークの残存部隊や暗黒騎士部隊と共に前線に駆けつけ、イスカーンとシェータに合流した。
; レンギル・ギラ・スコボ(Rengil Gila Scobo)
: 声 - [[水内清光]]
: 十侯の一人。商工ギルドの頭領。人族男性。
: 諸侯の中で唯一の非戦闘員であり、皇帝ベクタを前にした際は彼に怯え、ひれ伏した。異界戦争時は物資補給などの後方支援を担った。
; その他の十侯
: シャスターの反乱時に暗殺者ギルド頭首の'''フ・ザ''''''Fu Za'''、声 - [[はらさわ晃綺]])、ゴブリン族長の'''ハガシ''''''Hagashi'''、声 - [[かぬか光明]])と'''クビリ''''''Kubiri'''、声 - [[後藤ヒロキ]])が死亡。異界戦争時にはジャイアント族長の'''シグロシグ''''''Sigurosig'''、声 - [[星野貴紀]])、オーガ族長の'''フルグル''''''Furgr'''、声 - [[遠藤大智]])、ゴブリン族長の'''コソギ''''''Kosogi'''、声 - [[真木駿一]])と'''シボリ''''''Shibori'''、声 - [[山根雅史]])が戦死する。
 
==== 諸侯の部下 ====
; リピア・ザンケール(Lipia Zancale)
: 声 - [[千本木彩花]]
: 暗黒騎士第十一位の人族女性。シャスターの部下にして恋人。
: シャスターにアドミニストレータの死を報告し、その際彼からプロポーズをされ感涙しながらそれを受け入れたが、シャスターの理想の邪魔になりかねないベクタの出現に対し、独断で暗殺しようとして返り討ちに遭い死亡、その亡骸は辱められた上で諸侯たちの前に晒され、シャスターを激怒させた。
; ダンパ(Dumpa)
: 声 - [[宮園拓夢]]
: イスカーンの副官。人族。細い糸目の大男で、猪突猛進気味なイスカーンの抑え役。
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=== グロージェン・ディフェンス・システムズ ===
; ベクタ(Vector) / {{Anchor|ガブリエル・ミラー}}(Gabriel Miller)
: 声 - [[石田彰]]、[[釘宮理恵]](幼少期)
: アメリカの[[民間軍事会社|PMC]]「グロージェン・ディフェンス・システムズ」の役員で最高作戦責任者 (CTO) を務め、GGOのトッププレイヤー・サトライザーの正体でもある男性。
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: 幼少期から「魂」に強い執着を持ち、その在処を知るためだけに10歳の頃にガールフレンドだった'''アリシア・クリンガーマン'''(声 - 茅野愛衣)を殺害し、成人後も実験と称して秘密裏に殺人を繰り返していた狂人。アリスにも存在を知るや興味を持ち、作戦失敗を装って専有しようと目論み、最終的に彼女以外にも多くの魂{{efn|候補として、第4回BoBで戦ったシノンや2年間仮想世界にいたSAO生還者(特に攻略組)に着目している。}}を仮想世界に集め、我が物にすることを計画した。
: ベクタに与えられた「フラクトライトの動的データへの干渉」という圧倒的な権限を見せつけ、ダークテリトリー軍を率いて人界に進軍するが、アリスの存在を確認すると彼女を拉致してシステム・コンソールに急行し、それを追跡してきたベルクーリを権限と心意の合わせ技で圧倒するも、命懸けの攻撃によって倒される。ログアウト後、即座にGGOのサトライザーをコンバートさせて再ダイブし、待ち構えていたシノンの魂を奪おうとするが、彼女の心意がこもったネックレスに阻まれ、右腕を失って致命傷を負いながらも退け、執拗にアリスの追跡を続行する。追いつく直前で駆けつけたキリトと最後の戦闘を行い、心意の力を操ることで全身黒づくめの異形の姿と化して死闘を繰り広げたが、UW中の人々の思いを力に変えたキリトの連撃を受けて敗北する。UWから排除された後はアリシアの幻影に引きずられ、自分が求めていた感情の「恐怖」を顔に貼り付けた状態で死亡した。
; {{Anchor|ヴァサゴ・カザルス}}(Vassago Casals)
: 声 - [[小山剛志]] / [[岡本信彦]](15歳)
: ガブリエルの部下でVR戦闘の専門家。上司であるガブリエルのことは親しげに「兄弟(ブロ)」と呼ぶ。その正体は、SAOに存在した殺人ギルド「ラフィン・コフィン」のリーダーである「[[#PoH|PoH]]」。
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: 彼の復活を歓喜をもって迎えて決闘を挑んだ結果、力の源である友切包丁を破壊されて敗北する。「何度でも2人の前に現れる」とキリトとアスナに宣言するが、「夜空の剣」の力で1本の杉へ変えられたうえ、限界加速フェーズの起動によってそのまま内部時間で50年以上を過ごすことになってしまい、皮膚感覚以外の五感を絶たれて動くこともできない環境に晒されて現実世界の肉体も老人のような白髪に変貌し、知的活動は30年経った時点で消失する。しかし、撤退したグロージェンの部隊の中に遺体はなく、生死不明のまま再びその行方を眩ませている。
: アニメ版では犯罪組織に関する描写は描かれず、父に愛される異母兄を見たことで日本人への憎悪が芽生えている。また、SAOにダイブした経緯も、SAO事件をニュースで知り「ここなら日本人を好きなだけ殺すことができる」と考え、回収が進められていたナーヴギアを盗み出してまで自ら飛び込んだことになっている。
; クリッター(Critter)
: 声 - [[千葉一伸]]
: ガブリエルの部下でハッカー。眼鏡をかけており、ヴァサゴからは「四つ目(フォーアイズ)」という渾名で呼ばれている。