「鎧武外伝」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
13行目:
|-
|style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''第3作'''
|stykestyle="border:1px solid black; white-specespace:nowrap"|'''鎧武/ガイム外伝<br/>仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ'''
|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|2020年10月25日<br/>2020年11月1
|}
 
『'''鎧武外伝'''』(ガイムがいでん)は特撮テレビドラマ『[[仮面ライダー鎧武/ガイム]]』の[[オリジナルビデオ]]作品。
 
24 ⟶ 23行目:
『仮面ライダー鎧武/ガイム』のサブキャラクターを主人公に据えた[[スピンオフ]]作品であり、1本のソフトに2つのストーリーが収録されている。平成ライダーシリーズのVシネマでスピンオフは『[[仮面ライダーW RETURNS]]』以来である{{Sfn|東映HM51|2015|p=55}}。
 
2015年4月22日に第1弾『'''仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン'''』が、2015年11月11日に第2弾『'''仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル'''』が発売された。2020年10月25日に第3弾『'''仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ'''』が東映特撮ファンクラブにて配信された。
 
本作品の好評を受けて、『鎧武/ガイム』の次作『[[仮面ライダードライブ]]』でもスピンオフ作品『[[ドライブサーガ]]』が制作された{{Sfn|宇宙船151|2015|pp=4849|loc=「[インタビュー][[三条陸]]」}}。
 
また、2020年10月25日・11月1日には東映特撮ファンクラブにて第3弾『'''仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ'''』が配信された{{R|マガジン2020 Autumn68}}。
 
=== 斬月/バロン(概要) ===
42 ⟶ 43行目:
テレビシリーズのサブキャラクター'''戦極凌馬 / 仮面ライダーデューク'''と'''ザック / 仮面ライダーナックル'''をそれぞれ主人公に据えたシリーズ第2弾{{R|CL266|UYBDN}}。『鎧武外伝2』と略記されることもある{{Sfn|キャラクターランドvol.2|2015|pp=60}}。
 
『仮面ライダーデューク』はテレビシリーズの第12話から第14話の間のころを舞台とし、ユグドラシルメンバーの過去も描かれる{{R|THM52D}}。
 
『仮面ライダーナックル』は『[[仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル]]』の1年後を舞台とし、チーム・バロンの過去も描かれる{{Sfn|東映HM52|2015|pp=81、83、89}}。
 
『鎧武/ガイム』の主人公である葛葉紘汰は登場しない{{efn|『ナックル』において、第46話の回想が流れており、戒斗の敗北をペコから聞いたザックが紘汰について僅かに言及している。なお、その回想では舞が見た違う時間軸の世界で戦っている鎧武 オレンジアームズとバロン バナナアームズの決着のみで、鎧武 極アームズとロード・バロンの決着および、戒斗が息を引き取るシーンは映されていない。}}。スタッフは前作に引き続き、金田治が監督を、鋼屋ジンと毛利亘宏が脚本を担当する{{Sfn|東映HM52|2015|pp=80-81}}。
 
前作同様、DXロックシードが付属したロックシード版が同時発売され、プレミアムバンダイにて「DXマロンエナジーロックシード&ゲネシスコアユニット」と「DXセイヴァーアロー&ザクロロックシード」が限定発売された{{Sfn|キャラクターランドvol.2|2015|pp=60}}。
 
2015年11月23日付オリコンDVD総合週間ランキングでは、特撮作品としては『[[帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕]] 超全集版』以来5年5ヶ月ぶり2作目となる首位を獲得した<ref>[https://www.oricon.co.jp/news/2062476/full/?ref_cd=tw 【オリコン】仮面ライダー『鎧武外伝』シリーズ初のDVD総合1位]</ref>。
 
=== グリドンVSブラーボ(概要) ===
テレビシリーズのサブキャラクター'''城乃内秀保 / 仮面ライダーグリドン'''と'''凰蓮・ピエール・アルフォンゾ / 仮面ライダーブラーボ'''を主人公に据えたシリーズ第3弾{{R|マガジン2020 Autumn68}}。
 
== 企画経緯 ==
=== 斬月/バロン(企画経緯) ===
スピンオフ作品の制作は、テレビシリーズ製作中からプロデューサーの[[武部直美]]が提案しており{{R|THM51脚本}}、『ドライブ&鎧武』の撮影開始ごろに制作が決定された<ref name="宇147久保田">{{Harvnb|宇宙船147|2014|pp=50-51|loc=「UCHUSEN CATCH THE HEROES 久保田悠来」}}</ref>。
 
物語の時間軸は、テレビシリーズで戒斗が死んでいることや、『ドライブ&鎧武』が後日談となっていたことなどから、テレビシリーズ途中での出来事とされた{{R|THM51脚本}}。『バロン』はプロット制作が難航し、シリアスからコメディまで内容が2転3転した後、小林の一人二役という案が出て方向性が定まった{{R|THM51脚本}}。
65 ⟶ 69行目:
== 『仮面ライダー斬月』 ==
=== ストーリー(斬月) ===
'''呉島貴虎'''がヘルヘイムの森の真実を葛葉紘汰に伝えたころ、謎のアーマードライダーがユグドラシルを襲撃する事件が発生する。
 
貴虎はシドと協力し捜査を始めるが、その最中、呉島家の元使用人・'''朱月藤果'''から父・'''呉島天樹'''の死を伝えられる。
72 ⟶ 76行目:
{{See|仮面ライダー鎧武/ガイム#登場人物}}本作品が初登場となる登場人物のみ記載。
; {{読み仮名|朱月 藤果|あかつき とうか}} / 仮面ライダーイドゥン
: 呉島邸の使用人だった女性。少女時代に呉島邸の使用人となり、貴虎と親しくなった。倒れた天樹の世話をするために呉島邸を離れていたが、彼の死を知らせるため6年ぶりに貴虎たちの元を訪れた。淑やかで、使用人としての仕事もきちんとこなすが、呉島邸で初めて作った料理はアップルパイで味は不味かった。だが、1人で食事をしていた当時の貴虎にとっては「誰かと一緒にとる食事」であったことから思い出の味となっており、それ故か今でもアップルパイだけは上手く作れずにいる。
: 実はユグドラシルが経営していた孤児院の生き残りであり、自分たちを利用したユグドラシル、ひいては呉島家に強い恨みを抱き、復讐のため暗躍していた張本人。普段の振る舞いとは裏腹に、非常に優れた身体能力を持っている。天樹の殺害を皮切りに、トルーパー隊やシド、耀子、光実を襲撃する。真実を知った貴虎に対しては、愛憎入り混じった複雑な感情を抱きながら戦うが、敗北。貴虎が非情になりきれなかったことで逃亡に成功するも、禁断のリンゴロックシードの副作用により限界を迎え、最後は同じ孤児院の出身である凌馬に止めを刺された。
; {{読み仮名|呉島 天樹|くれしま あまぎ}}
92 ⟶ 96行目:
:: 戒斗も藤果のようにヘルヘイムの植物に浸食されてしまうが、持ち前の精神的な強さで使いこなすことができた。変身解除した際、戒斗の手の中で粉々に崩れ落ちた。
:; 『仮面ライダーデューク』
:: 狗道供界を被験者にロックシード初の起動実験で暴走事故を起こし、半壊した物が登場した。実は狗道供界を精神エネルギー体の疑似オーバーロードと呼べる高位の存在(DJサガラ曰く地球人類にとってのコウガネ)に『変身』させていた。
 
== 『仮面ライダーバロン』 ==
=== ストーリー(バロン) ===
戦極凌馬の指示でオーバーロードを探す'''駆紋戒斗'''は、海外からやって来た自らと瓜二つの御曹司'''シャプール'''と出会う。
 
戒斗を眠らせ彼に化けたシャプールが自由奔放な振る舞いで周囲を困惑させる一方で、シャプールに間違えられた戒斗は、執事'''アルフレッド'''たちに確保されてしまう。
 
=== 登場人物(バロン) ===
130 ⟶ 134行目:
: エピローグでは生存していると思われている描写があり、シュラにバナナロックシードを手渡している。
:; 『小説 仮面ライダー鎧武』
:: 凌馬が供界を倒した際にドライバーを破壊したが、ザクロロックシードで操った黒の菩提樹を利用して新たなドライバーを作らせ再度介入を始めた。当初は貴虎と光実に狗道の名前を騙り、同じ顔を持つ偽物とされていたが、狗道自らが本人であることを名乗り、本物であることが判明する。
:: その目的は自らの手で黄金の果実を創り出すこと{{efn|ビテオレターの凌馬は「人工的に創り出したとしても、所詮は模造品。進化の根源たる黄金の果実そのものには遠く及ばない金メッキ」と毒づき、批判していた。}}で、新たな神になり人々を救済することだった。この目的は凌馬も先読みしており、万が一に備えて記録しておいたビデオレターでも「自分を神と勘違いした三流」「黄金の果実も金メッキでできた偽物」「狗道本人は空っぽの幽霊に過ぎない」とどこまでも退屈でつまらない狗道の本質を見抜いていた。
:: セイヴァーシステムにより誕生した菩提樹に洗脳下に置かれた人々のエネルギーを集めることで、黄金の果実となり、人々の精神を肉体から解放させ新たな世界を作り出す。
:: 救済を受け入れない光実たちとの戦いで敗北を繰り返し徐々に黄金の果実としての力を磨耗していき、最終的には骸骨恐竜となり自我を失い暴走する。
:: 自身の前に現れた鎧武に自身を助けて欲しいという本心を吐露し、骸骨恐竜が倒された正気を取り戻した後に鎧武に「生きて、死ね」という激励とも呪いとも取れない言葉を遺し消滅した。
 
139 ⟶ 143行目:
; 黒の菩提樹
: 狗道供界を教祖に沢芽市で最近勢力を拡大させてきたカルト集団。コブラをシンボルマークとしている。ザクロロックシードを使って無作為に一般人を洗脳し、自爆テロを引き起こしていた。
: テレビシリーズには登場しないが、鎧武における悪の組織に相当する。小説版では膨大な時間と資金をかけて狗道の現世の『楔』である戦極ドライバーを作るなどのバックアップを行っていたことが判明する。
:; 『仮面ライダーナックル』
:: かつてのユグドラシル・コーポレーションの残党たちが中心となっており、世間からは「テロリスト集団」という扱いになっており、ネオ・バロンと裏で繋がっている。
182 ⟶ 186行目:
『'''小説 仮面ライダー鎧武'''』(しょうせつ かめんライダーガイム)は[[講談社キャラクター文庫]]([[講談社]])より2016年3月24日に発売された小説。著:砂阿久雁、鋼屋ジン、監修:[[虚淵玄]]。
 
『ナックル』のさらにその後を描き、テレビシリーズから続いた物語の完結編にもあたる。作中では『仮面ライダー』と呼称されず名称はTVテレビシリーズ同様『アーマードライダー』で統一されている。
 
=== ストーリー(小説) ===
206 ⟶ 210行目:
: 沢芽市のストリートギャングの一勢力。
 
== 『仮面ライダーグリドンVSVS仮面ライダーブラーボ』 ==
 
=== ストーリー(グリドンVSブラーボ) ===
ヘルヘイムの脅威が沢芽市から去ってから数年後。城乃内は世界的パティシエとして人気絶頂にあった。凰蓮は城乃内の様子に心中穏やかではなかったが、そこに貴虎から「城乃内を始末しろ」という傭兵としての任務が入る{{R|マガジン2020 Autumn68}}。
沢芽市からヘルヘイムの脅威が去って数年後、新たな危機が再び迫っていた。
世界的パティシエとして活躍する城乃内は、秘書の鈴鹿まさこを従えながら、芸能活動に精を出していた。一方、お調子者の城乃内に呆れる凰蓮の元に貴虎の連絡が来る。
それは傭兵としての依頼で、「城乃内を始末しろ」という任務の内容だった。
 
=== 登場人物(グリドンVSブラーボ) ===
{{See|仮面ライダー鎧武/ガイム#登場人物}}
; 鈴鹿まさこ
: 城乃内の美人秘書で眼鏡を着用している{{R|マガジン2020 Autumn68}}
: 城乃内ではない謎のグリドンと凶暴化したブラーボの戦いに巻き込まれるが、実は本作の黒幕。スターパティシエとしての城乃内を隠れ蓑に悪用しているヘルヘイムの実の変種を世界中に撒き散らせようとしていた。変身前の姿でもクラックを発生させ、そこから出現したヘルヘイムの蔦の操作して捕えたブラーボをキングドリアンアームズに変身、凶暴化させる能力を持つ。貴虎には正体を見抜かれており、本性を表した際には戦極ドライバーとヘルヘイムロックシードで仮面ライダーシルフィーに変身した。
: 斬月との戦闘では槍と触手のように操るヘルヘイムの蔦を使役するも、カチドキアームズの斬月に圧倒され、キングドリアンアームズのブラーボも自身が操作していた蔦の実から城乃内と幻影の初瀬がライチロックシードを生じさせたことで形勢逆転。最後は斬月に倒されるも嘲笑混じりに「貴様の戦いは終わることはない」という捨て台詞を貴虎に言いながら消滅した。死亡したわけではなく、どこかに逃走したとされる。
 
=== 関連用語(グリドンVSブラーボ) ===
; ライチロックシード
: ライチをモチーフにしたロックシード。識別ナンバーは特殊なものではなくキウイロックシードに続く「L.S.-14」。
: 城乃内と幻影の初瀬が斬月との戦闘にシルフィーが使役したヘルヘイムの蔦の実に手を合わせたことで生み出した。
: シードインジケーターにはアームズウェポン・シャインライチソードが描かれているが、描かれていないアームズウェポン・シャインドンカチの使用を可能にする。
; キングドリアンロックシード
231 ⟶ 233行目:
: 『舞台 仮面ライダー斬月』にてアイムに憑依した紘汰から貴虎に手渡された。
; ヘルヘイムロックシード
: ヘルヘイムの実をモチーフにした謎のロックシード。識別ナンバーは「L.S.-HELL」だが、これまでのロックシードと異なり、逆さに記載されている。貴虎のうヘルヘイムの実の変種との関連は不明。
 
== 各作品オリジナルのアーマードライダー ==
243 ⟶ 245行目:
大型化で運用されるスイカアームズの火力と装甲を従来サイズでのアーマーで扱えるが、機動力に欠点があり、肉体への反動も大きい{{R|凱旋}}。そのためメロンアームズと同様に、無双セイバーを駆使する剣術を主戦法とした。
 
イドゥンにメロンエナジーロックシードを奪われて斬月・真に変身不可能になったことで、その代わりとして変身。高い負担と藤果との戦いに対する躊躇もあってクラックを自在に操るイドゥンに苦戦するが、躊躇を捨てた事で逆転に成功した。
 
* スーツは斬月 メロンアームズを改造したもの{{R|THM51脚本}}で、脚本を担当した鋼屋ジンは「スイカアームズのプロトタイプ」と想定している{{R|THM51脚本}}。
251 ⟶ 253行目:
:: 通常の斬月に変身する物をそのまま使用するが、ウォーターメロンロックシードの装着と同時にプレートに絵ががかれた斬月の前立て部分が赤く変化した{{efn|本作より後の話にあたるテレビシリーズ第36話では通常の使用に戻っている。}}{{efn|撮影におけるミスなのか、ウォーターメロックシード装填前から既に変色している。}}。
:; ウォーターメロンガトリング
:: ウォーターメロンアームズ専用の[[盾]]型アームズウェポン。形状はメロンディフェンダーに類似しているが、全体の色や模様がこだま小玉スイカをイメージした色になっており、下部にガトリング砲が装備さている。
:: メロンディフェンダーと同じく盾としても扱えるほか、ガトリング砲での遠距離戦、本体部の両側面部に搭載された刃・'''サイドカット'''により近距離戦にも対応可能。これによりクラックを操作して移動するイドゥンの出現した瞬間を狙い、射撃に成功した。
 
262 ⟶ 264行目:
『小説』に登場。戦極ドライバーに'''メロンロックシード'''、戦極ドライバーに取り付けたゲネシスコアに'''メロンエナジーロックシード'''を装填して変身する強化形態。変身音声は「'''ミックス! メロンアームズ! 天下御免!ジンバーメロン!ハハッー'''」。
 
武器には斬月・真の'''ソニックアロー'''とメロンアームズ専用アームズウェポン'''メロンディフェンダー'''を使用する。劇中ではメロンディフェンダーを足場にし、スイカアームズの爆発の勢いを利用して空中でのサーフィンを披露する他、電磁シールドを展開することが出来る。
 
:: 必殺技は「'''メロンスカッシュ!'''」と「'''ジンバーメロンスカッシュ!'''」の音声と共に、メロンディフェンダーがメロンに似たエネルギー体へと化して敵に目掛けて蹴り飛ばす(正式名称不明)
; 必殺技
:; スカッシュ
:: 「'''メロンスカッシュ!'''」と「'''ジンバーメロンスカッシュ!'''」の音声と共に、メロンディフェンダーがメロンに似たエネルギー体へと化して敵に目掛けて蹴り飛ばす。
 
==== カチドキアームズ ====
296行目:
; アームズウェポン
:; アップルリフレクター&ソードブリンガー
:: リンゴアームズ専用の洋風の盾&片手剣型アームズウェポン。いずれもイドゥンやマルスが使用する物と同型。詳しくは[[劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!#仮面ライダーマルス|こちら]]を参照。
; 必殺技
:; キャバリエンド
302行目:
 
=== 仮面ライダーデューク レモンアームズ ===
『デューク』に登場。戦極凌馬が戦極ドライバーと'''レモンロックシード'''を使って変身した初期型アーマードライダーでデュークのプロトタイプ形態。ゲネシスドライバー仕様のデュークのプロトタイプにあたる{{R|UYBDN}}。装着時の音声は「'''レモンアームズ! インクレディブル リョーマ!'''」。
 
この時点で新世代ライダーの特徴であるエナジーチューブがあり、フェイスプレートの横顔にもそれが描かれている。専用アームズウェポンの'''レモンレイピア'''を使用する剣術戦を得意とする。必殺技は未使用。
309行目:
:; 戦極ドライバー
:: ベルトが黄色い初期型で、プレートにはデュークの横顔が描かれている。待機音声はバロンと同様、トランペットによるファンファーレのような洋風テイストで、ブレードを倒した際の電子音声は「カモン!」となる。
:: 凌馬がこのドライバーを使用するのはヘルヘイムの調査を始めたころ以来で、そのころは貴虎と共に「よく無茶をしたもの」と語られている。
; アームズウェポン
:; レモンレイピア
:: レモンアームズ専用の片手剣型アームズウェポン。柄の部分はレモンエナジーアームズの果実形態に酷似している。フェンシングのように相手を突いて攻撃する。
:: 対アーマードライダー戦において敵のドライバー、そこに装填されたロックシードをピンポイントで破壊することも兼ねる武器にもなる。
 
=== 仮面ライダーナックル ジンバーマロンアームズ ===
325行目:
:: クルミロックシードやマロンエナジーロックシードと共に光実から新たに提供された。
:; ゲネシスコア
:: ゲネシスドライバーの中央部パーツ。ザックの頼みでペコがかつて戒斗が'''仮面ライダーバロン レモンエナジーアームズ'''に変身するために使用していたゲネシスドライバー{{efn|後日談における小説版によると、テレビシリーズ終盤で戦極凌馬のキルプロセスによってコアごと完全に破壊されていたことが明らかとなっているが、かつてオーバーロードとなった紘汰が壊れたカチドキロックシードを復元させたように、ロード・バロンと化した戒斗によって復元されたのではないかと言われている。}}から取り外し、ザックに渡した。
; アームズウェポン
:; マロンボンバー{{R|UYBDN}}
345行目:
 
=== 仮面ライダーグリドン ライチアームズ ===
『グリドンVSブラーボ』に登場。城乃内秀保が幻影の初瀬亮二と共戦極ドライバー生み出した'''ライチロックシード'''を装填して変身するしたグリドンの強化派生形態{{R|マガジン2020 Autumn68}}
 
装着時音声は「'''ライチアームズ!ユア・ザ・ヒーロー!'''」。
361行目:
; アームズウェポン
:; シャインライチソード
:: 長剣型アームズウェポン{{R|マガジン2020 Autumn68}}。形状はデェムシュのシュイムとロード・バロンのグロンバリャムに似ている。
:; シャインドンカチ
:: ハンマー型アームズウェポン。銀を基調にしたカラーリングでナットストンプにはエングレービング模様が施されている。シードインジケーターには描かれていない。
370行目:
 
=== 仮面ライダーブラーボ キングドリアンアームズ ===
『グリドンVSブラーボ』に登場。凰蓮・ピエール・アルフォンゾが鈴鹿まさこによってヘルヘイムの蔦に捕らわれ、禍々しい紫のエネルギーを注入されたことで強制的に戦極ドライバーに'''キングドリアンロックシード'''を装填して変身させられたブラーボの強化派生形態{{R|マガジン2020 Autumn68}}

変身音声は「'''キングドリアンアームズ!ミスターバイオレンス!'''」。
 
外見はドリアンアームズと同じだが、赤と黒と金のカラーリングを基調に背中には表が赤と黒、裏が赤の穴だらけのマントを着用している。
378 ⟶ 380行目:
; ツール
:; 戦極ドライバー
:: ベルトが黄色い初期型。『小説 仮面ライダー鎧武』で貴虎によって渡されたブラーボの新たなドライバーだが、キングドリアンアームズに変身した際にはフェイスプレートの横顔が舞台のプロトブラーボと同様の物に変わる。
; アームズウェポン
:; ギガドリノコ
405 ⟶ 407行目:
:; アップルリフレクター&ソードブリンガー
:: リンゴアームズ専用の洋風の盾と片手剣のアームズウェポン。マルス ゴールデンアームズが使用する物と同型{{R|宇宙船14746}}。
:: 必殺技は、ドライバーのブレードを1回倒し、「'''リンゴスカッシュ!'''」の電子音声と共に発動、ソードブリンガーにエネルギーを纏わせて相手を切り裂く(正式名称不明)
; 必殺技
:; スカッシュ
:: ドライバーのブレードを1回倒し、「'''リンゴスカッシュ!'''」の電子音声と共に発動、ソードブリンガーにエネルギーを纏わせて相手を切り裂く。
 
=== 仮面ライダータイラント ドラゴンエナジーアームズ ===
417行目:
ソニックアローを弓矢としてではなく斬撃用の武器として使用し、輪切りのドラゴンフルーツを模したエネルギーを三日月状のエネルギー刃にして放つことも可能。防弾・防刃効果を併せ持った'''ゲネシスケープ'''を纏うことで優れた耐久力を持つ。変身者であるアルフレッド自身の腕で抜群のバイク技術を誇り、バロンとの2度目の戦闘ではトライアルバイクを駆ってのバイク戦も展開した。
 
また、他の次世代ライダーと同等のスペックを持つが、その反面変身するアルフレッドの戦闘経験が乏しいためか、初期型ライダーであるバロンとの白兵戦では押され気味になる場面も見せた。

必殺技は未使用。
 
* 脚本を担当した毛利亘宏は、仮面ライダーデューク ドラゴンエナジーアームズのプロトタイプというイメージで執筆している{{R|THM51脚本}}。
432 ⟶ 434行目:
『小説』は、劇場版やファイナルステージに登場した敵側のライダーや怪人と類似した名称や形態を使用する。また、黄金の果実を利用した形態であるためかゴールデンアームズは「へんしん」という読みが「変神」となっている。
 
骸骨恐竜については、[[バダン総統#骸骨恐竜|こちら]]を参照。
 
; アームズ
438 ⟶ 440行目:
:: 戦極ドライバーに'''ザクロロックシード'''、戦極ドライバーのプレートを外した部分に取り付けたゲネシスコアに'''ブラッドオレンジロックシード'''を装填して変身した基本形態。
:: 装着時の音声は、ザクロ側は「'''ブラッドザクロアームズ! 狂い咲きサクリファイス!'''」、ブラッドオレンジ側は「'''ブラッドオレンジアームズ! 邪ノ道オンステージ!'''」。
:: 他のアーマードライダーと異なり、クラックを介さずに変形済みのアームズと共にスーツが出現し、その後にアームズが装着される。ジンバーアームズと同じく2つのロックシードを使用しているのか、次世代アーマードライダーのようにアームズが左右非対称になっており、正面と背面のアーマーと右肩部分がリンゴアームズに酷似している物で、左肩部分がブラッドオレンジアームズの物になっている。
:: 専用アームズウェポン・セイヴァーアローと赤い大橙丸を使用する二刀流での剣術戦を得意とする。『小説』では鮮血の救世主と称される。
:: 貴虎に「手強い」と言わしめ、初期型の斬月とプロトタイプのデュークを2人同時に相手取り、互角以上に戦う実力を持つ。
449 ⟶ 451行目:
:: 『小説』に登場。戦極ドライバーに'''ザクロロックシード'''、戦極ドライバーのプレートを外した部分に取り付けたゲネシスコアに'''リンゴロックシード'''を装填して変神した超強化形態。
:: 変身時の掛け声は「'''変・神'''」で、装着時の音声は、ザクロ側は「'''ブラッドザクロアームズ! 狂い咲きサクリファイス!'''」、金のリンゴ側は「'''金! ゴールデンアームズ 黄金の果実!'''」。
:: 鮮血と黄金の鎧に覆われ、血の色でありながら黄金の輝きを持つアームズとされているが、外見は左肩がゴールデンアームズとなったことで仮面ライダーマルスのように左右対称のアームズになったセイヴァーと思われる。
:: 専用アームズウェポン・'''セイヴァーアロー'''と'''ソードブリンガー'''を使用する二刀流での剣術戦を得意とする。
:: 斬月、ナックル、龍玄3人のジンバーアームズの猛攻により敗れたが、ダークネスアームズとして再び復活した。
466 ⟶ 468行目:
; ツール
:; 戦極ドライバー
:: ベルトが銀色で、プレート部分にはゲネシスコアが装着されている。なお、変身待機音は不明でブレードを倒した際の音声が「'''ハッ!'''」になっている{{efn|DX玩具版ではゲネシスコア自体が和風音声のみにしか対応していないために変身待機音は和風、ブレードを倒した音声は「ソイヤッ!」である。なお、劇中に登場した「ハッ!」の音声はDX玩具版のブラッドオレンジロックシードを戦極ドライバーに取り付けたゲネシスコアに装填した際に発声されるものである。}}。ちなみに供界がリンゴロックシードの起動実験の際に、最初に装着した戦極ドライバーは初期型の黄色だが、フェイスプレートにアーマードライダーの横顔は描かれていない。
:: 凌馬曰く「奇妙なドライバー」で、エネルギー体と化した供界がこの世を干渉するのに必要な『楔』でもある。Vシネマと小説の2機が存在する。
:: 小説ではこのドライバーを作った経緯が、動画プログラムの凌馬と貴虎の推測で説明されており、ザクロロックシードで操った黒の菩提樹の信者に膨大な資金と時間をかけて造ったとされている。同時に弱点ともされ、Vシネマではデューク、小説ではジンバーメロンの斬月によって破壊されるが、供界が黄金の果実となったことでドライバーも完全に供界の一部となった。
487 ⟶ 489行目:
色違いのアーマードライダーは武神鎧武、コウガネの邪悪の種を植えつけられた紘汰が変身した鎧武・闇、凌馬の試作ロックシードで光実が変身したヨモツヘグリアームズの龍玄・黄泉がいるが、武神の力とコウガネに近い力を持った狗道が生成したバナナロックシードで変身しているため、これらのアーマードライダーとも酷似する。
 
専用アームズウェポンバナスピアーの'''バナスピアー'''を豪快に振り回すなど力任せの戦い方を得意とする。
 
; ツール
501 ⟶ 503行目:
:: いずれも通常のバナナアームズが黄色いエネルギーであるのに対し、紫色のエネルギーとなっている。
 
=== 仮面ライダーシルフィー ヘルズアームズ ===
『グリドンVSブラーボ』に登場。鈴鹿まさこが戦極ドライバーと'''ヘルヘイムロックシード'''を使用して変身した初期型アーマードライダー{{R|マガジン2020 Autumn68}}。装着時音声は'''「ヘルズアームズ!侵略の果実!」'''。
 
仮面ライダーセイヴァーと同様にアーマードライダーでありながら、変身の際には果実を模したアームズではなくクラックから出現したヘルヘイムの蔦が鈴鹿の全身を覆い、不気味に目を発光させながら変身が完了する。また独自の変身ポーズも持ち、踊り子のようなポーズを取る。
512 ⟶ 514行目:
イドゥンやオーバーロードと同じくヘルヘイムの蔦を操る能力を持つ他、変身前の鈴鹿の状態でも蔦で捕えたブラーボをキングドリアンアームズに変えて凶暴化させるなどコウガネの邪悪の種にも似た特殊能力も持つ。'''ヘルヘイムの果実の意匠がある槍型のアームズウェポン'''を使った槍術戦の他、ヘルヘイムの蔦を触手のように操作する攻撃を得意とする。
 
また操る蔦にはヘルヘイムの実がっているが、変種であるためか戦極ドライバーを持っている者がもぎ取ってもロックシードに変化しない。このため、城乃内は果実を食べてインベス化してでもブラーボを止めようとするが、幻影の初瀬に制止される。その後、城乃内がもぎ取った果実は幻影の初瀬と手を合わせたことでライチロックシードに変化。皮肉にも自身が操る蔦でキングドリアンアームズに変えたブラーボを倒されてしまう。
 
; ツール
776 ⟶ 778行目:
== 他媒体展開 ==
; 『[[仮面ライダー鎧武/ガイム]]』
: 『仮面ライダーデューク』は第12話から第14話の間のころを舞台とし、ユグドラシルメンバーの過去も描かれる{{R|THM52D}}。
; 『[[仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル]]』(2014年12月13日公開)
: 『[[仮面ライダードライブ]]』と『仮面ライダー鎧武/ガイム』のクロスオーバー作品。『仮面ライダーナックル』は1年後を舞台とし、チーム・バロンの過去も描かれる{{Sfn|東映HM52|2015|p=81}}。
800 ⟶ 802行目:
<ref name="THM52D-88">{{Harvnb|東映HM52|2015|pp=88-91|loc=「GAIM GAIDEN MAIN CAST×WRITER CROSS TALK_02 松田岳×毛利亘宏」}}</ref>
<ref name="CL266">{{Harvnb|キャラクターランドvol.2|2015|p=66}}</ref>
<ref name="マガジン2020 Autumn68">{{Harvnb|マガジン2020 Autumn|2020|p=68|loc=「鎧武外伝 仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ」}}</ref>
}}
 
806 ⟶ 809行目:
:* {{Cite book|和書|title =仮面ライダー鎧武/ガイム特写写真集 凱旋 |series=DETAIL OF HEROES 09 |date = 2015-03-31 |publisher = [[ホビージャパン]] |isbn = 978-4-7986-0996-6 |ref={{SfnRef|凱旋|2015}} }}
:* {{Cite book|和書|title =鎧武外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン 公式ヴィジュアルブック |series=ホビージャパンMOOK |date = 2015-04-22 |publisher = ホビージャパン |isbn = 978-4-7986-1003-0 |ref={{SfnRef|公式VB|2015}} }}
:* {{Cite book|和書|date = 2020-10-28|title =テレビマガジン特別編集 仮面ライダーマガジン 2020 Autumn|publisher = 講談社(講談社MOOK)|isbn = 978-4-06-520804-5|ref = {{SfnRef|マガジン2020 Autumn|2020}}}}
:
; 雑誌