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{{基礎情報 軍人
{{Infobox Swimmer
| 氏名 = 河石 達吾
| 画像 各国語表記= Tatsugo Kawaishi.jpg
| 画像箱サイズ = 200px
|生年月日={{生年月日と年齢|1911|12|10|dead}}
| 画像説明 = 河石 達吾（かわいし たつご）
|没年月日={{死亡年月日と没年齢|1911|12|10|1945|3|17}}
| フルネーム = かわいし たつご
|画像=河石達吾 (cropped).jpg
| ニックネーム =
<!-- Tatsugo Kawaishi.jpg 画像元の説明によると「オリンピックから凱旋したときに生家で撮影されたもの。：遺族提供」とあり許可をとってるのか怪しい-->
| 国籍 = {{JPN1889}}
|画像サイズ=200px
| 泳法 =
|画像説明=1932年ロス五輪時
| 所属 =
|渾名=
| 生年月日 = [[1911年]]（[[明治]]44年）[[12月10日]]
| 生誕地 = {{JPN1889JPN}}・ [[広島県]][[佐伯郡]][[東能美島]]大柿町|大柿村]]<br />（現[[江田島市]]）
|死没地={{JPN}} [[東京都]][[硫黄島村]]<br />（現[[小笠原村]]）
| 没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1911|12|10|1945|03|17}}
|所属組織={{IJARMY}}
| 死没地 =
|軍歴=1938年 - 1942年<br />1944年 - 1945年
| 身長 =
|最終階級=[[ファイル:帝國陸軍の階級―肩章―大尉.svg|40px]] [[大尉|陸軍大尉]]
| 体重 =
|除隊後=
| 血液型=
|墓所=
| medaltemplates =
|署名=
}}
{{MedalTop}}
{{MedalCountry|{{JPN}}}}
{{MedalSport|[[競泳]]}}
{{MedalSilver|[[1932年ロサンゼルスオリンピックの競泳競技|1932 ロサンゼルス]]|男子 100M自由形}}
{{MedalBottom}}
'''河石 達吾'''（かわいし たつご、[[1911年]]（[[〈明治]]44年）〉[[12月10日]] - [[1945年]]（[[〈昭和]]20年）〉[[3月17日]]）は、[[大日本帝国陸軍]]の[[軍人]]、[[水泳]]選手。最終[[軍隊における階級呼称一覧|階級]]は[[大日本帝国陸軍尉|陸軍]][[大尉]]。（[[水泳戦死]]選手。による[[1932年ロサンゼルスオリンピック]]100m[[自由形]][[銀メダル殉職#二階級特進|銀メダリスト特進]]）。[[慶應義塾大学]][[法学部]]出身卒業。
 
[[1932年ロサンゼルスオリンピック]]100m[[自由形]][[銀メダル|銀メダリスト]]。バロン西（[[西竹一]]）とともに[[硫黄島の戦い]]で戦死したメダリストであるが、知名度が低く「もうひとりの」といわれる{{r|sptindex4}}{{Sfn|石井|}}。河石の来歴・人物像を語る資料は西と比べると圧倒的に少ない{{r|keio244}}が、太平洋戦争で死んだ著名なアスリートの中では比較的資料が残されている{{r|ch112181}}。2004年時点で[[秩父宮記念スポーツ博物館]]にわずかながら業績が展示されている{{r|keio244}}。
== 生涯 ==
1911年（明治44年）、[[広島県]][[佐伯郡]][[東能美島]]の大柿村（現・[[江田島市]][[大柿町]]）生まれ。[[1924年]]（[[大正]]13年）3月、地元の大古尋常小学校を[[卒業]]後、[[広島市]]内の旧制修道中学校（現・[[修道中学校・修道高等学校]]）に進学。修道中学校卒業後、[[慶應義塾大学]][[法学部]]に進学。[[福澤諭吉]]宅へ[[書生]]として住み込み、水泳の一線級選手として活躍。
 
== 来歴 ==
[[1932年]]（昭和7年）、[[1932年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルスオリンピック]]に参加し、100メートル自由形で[[銀メダル]]を獲得（[[金メダル]]は[[宮崎康二]]）。しかし男女計11種目中金メダル5個を含む12個のメダルを"水泳王国日本"が独占したため、河石の銀メダルは目立たず、すぐに普通の生活に戻ったといわれる。
=== 少年期 ===
1911年（明治44年）、[[広島湾]]に浮かぶ[[東能美島]]の大柿村（現[[江田島市]]大柿町大原）に生まれる{{r|sptindex4}}{{r|koho201805}}{{Sfn|石井|loc=&sect;生い立ち}}。実家は米屋であったという{{r|tatsugo}}。地元では港を出る客船と泳いで競争して勝っていたという伝説が残る{{r|chugoku20080403}}{{r|koho201805}}{{r|tokyonp20190801}}。大古尋常小学校（現[[江田島市立大古小学校]]）を主席で卒業する{{r|koho201805}}{{Sfn|石井|loc=&sect;生い立ち}}{{r|tatsugo2}}。
 
1924年（大正13年）、旧制修道中学校（現[[修道中学校・修道高等学校]]）に進学{{Sfn|石井|loc=&sect;生い立ち}}。当時修道中は中学水泳界で強豪で、日本中等競泳大会（西部）では1927年・1928年（昭和2・3年）で二連覇を達成している{{r|koho201805}}。その中で河石は才能に磨きをかけ、最上級生時には水泳部主将を務めた{{r|koho201805}}{{r|chugoku20150702}}{{r|tokyonp20190801}}。なお2期下が[[大横田勉]]、3期下が[[河津憲太郎]]になり、「水泳の三羽烏」と称された{{r|chugoku20080403}}{{Sfn|石井|loc=&sect;生い立ち}}。
翌[[1933年]]（昭和8年）から2年間[[海軍兵学校 (日本)|海軍兵学校]]の要請で同校の水泳教師となり、62期から64期学生の水泳指導を行った。その後福澤家の紹介で[[大阪]]へ出て[[大同電力]]（[[関西電力]]などの前身）へ入社し、[[箕面市]]に在住する。その後、[[大日本帝国陸軍|帝国陸軍]]へその[[学歴]]を生かし[[幹部候補生]]として応召入隊する。[[広島県|広島]]の[[歩兵第11連隊]]に配属されて[[支那事変|中国戦線]]に5年間従軍し陸軍[[少尉]]として[[除隊]]した。大陸の戦線では血気にはやり突撃しようとする部下を{{読み仮名|宥|なだ}}め、無駄死にをさせまいとする[[指揮官]]だった、と伝えられている。
 
=== 慶應 ===
除隊後、再び[[電力会社]]に勤務する。[[結婚]]後の[[1944年]]（昭和19年）6月、再び[[召集#軍事における召集|召集]]され[[硫黄島 (東京都)|硫黄島]]に陸軍[[中尉]]として配属、北地区隊の副官として[[栗林忠道|栗林]][[司令部]]の防備にあたったが[[1945年]]（昭和20年）3月、[[硫黄島の戦い]]にて[[戦死]]を遂げた。死後[[大日本帝国陸軍|陸軍]][[大尉]]に[[特進]]した。[[享年]]33。
[[慶應義塾大学]]法学部に進学する{{Sfn|石井|loc=&sect;生い立ち}}{{r|keio244}}。学生時代、[[福澤諭吉|福澤家]]に書生として住み込んでいたという{{Sfn|石井|loc=&sect;生い立ち}}。水泳部に所属し活躍。身長は180cmと高かったが当時脚がやや細く、鍛えるために一枚羽の鉄下駄を常用していたという{{Sfn|石井|loc=&sect;生い立ち}}。1930年（昭和5年）[[千駄ヶ谷コート|神宮水泳場]]開場。同地で行われた[[第9回極東選手権競技大会|同年の極東選手権]]において正式種目ではなく公開競技として行われた50m自由形に出場、予選B組4位で敗退している{{r|NDLJP11388099}}。
 
[[ファイル:或日の参加者 1931.jpg|300px|right|thumb|ある日の強化合宿メンバー。最後列左から2番目が河石。表記の通り、大横田・河津・宮崎もいる。]]
[[2006年]]（[[平成]]18年）[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]『[[硫黄島からの手紙]]』でも[[西竹一|バロン西]]は主役格であったが、同じロサンゼルスオリンピックのメダリストであるこの河石は無視されていた。ただし西の場合は、その生い立ち、[[馬術]]での唯一の金メダリストであり当時から知名度があったこと、また硫黄島戦にて戦車第26連隊長（西部隊長、[[大日本帝国陸軍|陸軍]][[大佐]]）として{{読み仮名|枢要|すうよう}}な職責を担っていた。
1931年（昭和6年）、翌年にロサンゼルス五輪を控え日本水泳界は各種目で記録更新が続いていた{{r|NDLJP1118438}}。当時日本のエースだった[[高石勝男]]が100m自由形から離れ他種目に専念すると、100m自由形は前年から活躍していた選手に加えて[[宮崎康二]]・[[遊佐正憲]]・[[豊田久吉]]らの台頭により活況した{{r|NDLJP1118438}}。この中で河石は、1930年100m自由形で1分03秒0を記録しその年の国内ランキング10位に位置していたが、1931年10月[[日本選手権水泳競技大会|全日本選手権]]で1分00秒6を記録しその年の国内ランキング3位となり、結果五輪代表候補選手に選ばれ五輪選出直前の強化合宿に参加した{{r|NDLJP1118438}}{{r|NDLJP11388107}}。
 
ただ合宿最後に行われた記録会で、成績は振るわなかったという{{Sfn|石井|loc=&sect;ロサンゼルス五輪大会}}（公式記録では記載なし{{r|NDLJP1118463}}、5位だったとも{{Sfn|石井|loc=&sect;ロサンゼルス五輪大会}}）。諦めていた河石は代表選手発表会場であった神宮水泳場には行かず銀座をぶらぶらとしていると、店のラジオからのニュースで自分が代表選手に選ばれたと知り、慌てて神宮へ駆けつけたという{{Sfn|石井|loc=&sect;ロサンゼルス五輪大会}}。そしてロス入り後の記録会で宮崎に次いで2位となり五輪エントリーが決まった{{r|NDLJP11388111}}。
[[修道中学校]]では2期下に[[大横田勉]]、3期下に[[河津憲太郎]]がおり、同オリンピックで揃ってメダルを獲得した。
 
=== 登場する作品ロス五輪 ===
[[ファイル:1932年ロス五輪100m自由形メダリスト.jpg|200px|right|thumb|左から、宮崎（金）、{{仮リンク|アルバート・シュワルツ|en|Albert Schwartz|label=シュワルツ}}（銅）、河石（銀）]]
* [[いだてん〜東京オリムピック噺〜]]（[[日本放送協会|NHK]]） - [[2019年]]、演：[[里中将道]]
{{See|en:Swimming at the 1932 Summer Olympics – Men's 100 metre freestyle}}
1932年（昭和7年）8月6日、100m自由形予選は4組で、河石は第2組に入った。ロス五輪競泳日本代表の中で一番最初に泳ぐことになった{{Sfn|水泳|14|p=27}}。この予選、当初判定では河石は2着と発表されたが、審判の安部輝太郎の判定により3着に変更された{{Sfn|水泳|14|p=27}}。安部は、河石がベストサードで予選通過できるとわかった上で判定に抗議したと証言しており、結果周りから非常にフェアだと有難がれたという{{Sfn|水泳|14|p=27}}{{Sfn|水泳|14|p=28}}。同日、準決勝は2組で、河石は第2組に入り59秒0で1位通過{{r|sptindex4}}。
 
同年8月7日午後3時20分、決勝。宮崎が五輪新記録で金メダル、河石は58秒6で2位に入り銀メダルを獲得した{{r|sptindex4}}。この好発進が日本チームの勢いを生んだと言われ、この大会では男女計11種目中金メダル5個を含む12個のメダルを"水泳王国日本"が独占した{{r|chugoku20080403}}。
== 関連項目 ==
* [[修道中学校・修道高等学校の人物一覧]]
 
河石の回想によると、予選の組み合わせは本人も含め誰もが苦戦を予想していた{{Sfn|水泳|14|p=27}}。加えて日本選手団で最初に泳ぐことになったため、2、3日前から上がっていたが、予選のスタートに立つととても落ち着いてよい気持ちになった{{Sfn|水泳|14|p=27}}。そして予選2着で喜んでいたが3着に変わってはっとしたが、ベストサードで予選通過となりまた喜んだ{{Sfn|水泳|14|p=27}}。そこで準決勝では開き直って何も考えずに挑んだことで、決勝に進めた{{Sfn|水泳|14|p=27}}。決勝は宮崎が優勝するものだと判っていたため気楽に挑んだことが好成績につながったと証言している{{Sfn|水泳|14|p=27}}。
== 外部リンク ==
また河石はのちに、思い残すことは一寸もなかった、完全に責任を果たした、と語っている{{r|chugoku20150702}}。
 
地元能美島に帰ると盛大に歓迎されお祭り騒ぎとなった{{r|chugoku20080403}}{{r|koho201805}}。この時海で模範泳法を披露した{{r|koho201805}}。修道中出身では河石の他、大横田・河津・[[永田寛]]もメダルを獲得しており、修道中では掲揚台に3本日章旗が揚げられた{{r|chugoku20080403}}。
 
=== 就職と召集 ===
慶應水泳部では主将を務めた。また慶應在学中の1933年（昭和8年）の夏季休暇中のみ、地元江田島にあった[[海軍兵学校 (日本)|海軍兵学校]]からの要請で同校の水泳教師となり、62期から64期学生の水泳指導を行ったという{{Sfn|石井|loc=&sect;水泳教師から会社員に}}。期間中、実家から兵学校まで車の送迎があったという{{Sfn|石井|loc=&sect;水泳教師から会社員に}}。海軍はその御礼として河石に複葉の水上練習機を贈り、河石はそれを母校の大古小学校に寄贈したという{{Sfn|石井|loc=&sect;水泳教師から会社員に}}。
 
大学を卒業後、福澤家の紹介で[[大同電力]]へ入社した{{r|koho201805}}{{r|sankei20190814-2}}{{Sfn|石井|loc=&sect;水泳教師から会社員に}}。水泳部に所属し後進の指導にもあたっていたという{{Sfn|石井|loc=&sect;水泳教師から会社員に}}。1936年（昭和11年）第1回大阪実業団優勝水上競技大会において50m自由形・100m自由形と河石がアンカーに入った200mリレーの3種目で優勝、特に50m自では27秒0を出しその年度の国内ランキング6位に入っている{{r|NDLJP11388137}}。
 
1938年（昭和13年）3月25日から4月7日甲子園屋内プールで行われた全国中等学校選抜選手合宿練習において、河石が役員として名を連ねている{{r|NDLJP11388143}}。同年、陸軍に召集され広島を拠点とした[[歩兵第11連隊]]に配属、1939年（昭和14年）[[支那事変|中国戦線]]に従軍する{{r|koho201805}}{{r|chugoku20150702}}{{Sfn|石井|loc=&sect;水泳教師から会社員に}}。この時期に将校になった（[[幹部候補生 (日本軍)#幹部候補生制度（甲乙種制）甲種集合教育]]）{{r|tatsugo2}}。5年間従軍し1942年（昭和17年）[[少尉|陸軍少尉]]で除隊した{{Sfn|石井|loc=&sect;水泳教師から会社員に}}{{r|koho201805}}。
 
この間、大同電力は戦時統制により[[日本発送電]]に統合されており、除隊した河石は日本発送電に勤務する{{Sfn|石井|loc=&sect;水泳教師から会社員に}}{{r|koho201805}}。1943年（昭和18年）10月結婚{{r|koho201805}}{{r|sankei20190814-2}}{{r|tokyonp20190801}}。
 
=== 最期 ===
{{See|硫黄島の戦い}}
1944年（昭和19年）6月再召集{{r|koho201805}}{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。妻は妊娠中だった{{r|tokyonp20190801}}。出征を見送りに来た兄嫁に「二度と生きては帰れません。後のことはくれぐれもよろしく。」と言い遺したとされる{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}{{r|tokyonp20190801}}。
 
1944年7月3日付で河石は[[独立混成第17連隊]]に[[中尉|陸軍中尉]]として配属{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。同年7月7日第17連隊は小笠原兵団への配属が決定、連隊は更に2つに分けられ、第1・第2大隊が[[父島]]、第3大隊と通信隊が[[硫黄島 (東京都)|硫黄島]]に配属が決まった{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。河石は藤原環少佐を隊長とする第3大隊に配属された{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。
 
第3大隊は北地区隊の主力として[[栗林忠道]]陸軍大将がいる司令部の防備についた{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。北地区隊隊長は藤原大隊長が兼務し、河石は副官を務めた{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。1944年9月第3大隊では、地下陣地構築のため過酷な作業が続き、加えて劣悪な生活環境から、野戦病院への入院患者が急増した{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。河石も同年9月中旬ごろに[[腸チフス]]で2ヶ月間野戦病院に入院している{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。河石は同年12月には副官に復帰し、野戦病院への視察と見舞いに訪れている{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。なお第3大隊の陣中日記の一部が現存しており、うち同年7月分と同年12月分は河石が記述したものである{{Sfn|石井|loc=&sect;独立混成第一七連隊第三大隊}}。
 
多くの戦没者と同じく、大本営発表による硫黄島守備隊[[玉砕]]日である1945年（昭和20年）3月17日に戦死扱い{{r|chugoku20190215}}{{Sfn|石井|loc=&sect;硫黄島に散る}}{{r|fmc201908}}{{r|suitasirouren}}{{r|tokyonp20190801}}。享年33。死後陸軍大尉に特進した{{Sfn|石井|loc=&sect;硫黄島に散る}}。
 
親族の調査によると、同年5月9日まで生きていたという{{r|suitasirouren}}。遺骨は見つかっていない{{r|tv20190324}}。
 
== 人物 ==
物静かで、思慮深く、謙虚な人柄であったと伝えられる{{r|chugoku20080403}}{{r|sankei20190814-2}}{{r|tokyonp20190801}}。鼻にかけたり出しゃばるのが嫌いだったという{{r|tokyonp20190801}}。
 
ロス五輪決勝の記録は五輪記録タイで自己ベストだったが、控えめに喜んでいたという{{r|chugoku20080403}}{{r|koho201805}}。『修道水泳史』に河石本人による寄稿文が掲載されているが、その中でメダル獲得について一切触れていない{{r|suitasirouren}}。
 
ロス五輪前の強化合宿では種目と年齢で宮崎康二・遊佐正憲・豊田久吉と同部屋になり室長を務めた{{r|NDLJP11388108}}。監督[[松沢一鶴]]からの信頼が厚かったため室長となったとされる{{r|sptindex4}}。宮崎は河石を慕って慶應に入学している{{r|sankei20190814-2}}{{r|tatsugo}}{{r|fmc201908}}。また[[小池禮三]]はロス五輪で優勝候補とされていたが体調を崩したこともあって[[鶴田義行]]に惜敗（銀メダル）し落ち込んでいると、河石が励まし色々と面倒を見たという{{r|tatsugo}}。そこから小池も河石を慕って慶應に入学している{{r|sankei20190814-2}}{{r|tatsugo}}{{r|fmc201908}}。
 
軍人時代、「自分の身体を粗末にするな」と部下を大切にしていたとされる{{r|tv20190324}}。中国戦線当時の部下たちの証言によると、河石が小隊長を務めていた隊に敵襲があった際、血気にはやり突撃しようとする部下を宥め「頭を低くしろ。全員生きて帰るんだ。無駄死にするんじゃない。」と叫びながら部下たちの上に覆いかぶさったという{{r|tatsugo2}}。
 
=== 手紙 ===
硫黄島から神戸に暮らす妻に宛てた手紙が残る{{r|sankei20190814-1}}。親族の手元に残っているのは、河石から妻に宛てた手紙が6通、妻が河石に宛てた手紙が1通{{r|sankei20190814-2}}。妻が宛てた手紙は、1945年1月米軍が硫黄島に迫っていたころに出し「宛先不明」として未開封のまま妻のもとに返還された手紙であり、生まれたばかりの子どもの写真3枚が同封されていた{{r|sankei20190814-1}}{{r|sankei20190814-2}}{{r|chugoku20150702}}。
 
河石からの手紙の内容は、身重の妻を気遣い生まれてくる息子の誕生を喜び会える日を心待ちにしていたもので、硫黄島での戦況のことは書かれていない{{r|sankei20190814-1}}{{r|chugoku20150702}}。息子の誕生を「吉報に接した時の感じは往年競技に於いて勝利を得た時のそれと同じだ」「生まれたというそのことだけで、ずいぶんおやじにあれこれ考えさせ、楽しませてくれる。（息子の個人名のため省略）、万々歳だ」と喜びで綴り、息子の名前をつけた{{r|chugoku20150702}}{{r|chugoku20190215}}。
 
この手紙は現在、江田島市の小中学校の一部で道徳の教材に用いられている{{r|koho201805}}{{r|chugoku20150702}}。
 
== 主な記録 ==
''河石の名と記録が記載されているもののみ。広島県内主催競技での記録は省略。''国際大会は[[極東選手権競技大会競泳競技]]や日米対抗には出ておらず、ロス五輪のみ出場している。
<div style="border:1px solid #aaa; margin-left:0em; padding:0em; overflow:auto">
{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size:smaller;white-space:nowrap"
|-
!rowspan="2"|日付!!rowspan="2"|大会!!colspan="4"|自由形!!colspan="4"|リレー!!rowspan="2"|所属!!rowspan="2" colspan="2"|備考
|-
!50m!!100m!!200m!!400m|!!200m!!400m!!800m!!300m<br />メドレー
|-
|1926.09
||関西中等競泳会||-||-||-||6:04.4||-||4:45.||-||-
|rowspan="3"|修道||400m1位、400mリ1位、修道優勝||{{r|NDLJP1118349}}
|-
|1927.08
||（西部）日本中等競泳大会||-||-||2:37.4||-||2:01.8||-||10:56.1||-
||200m1位、200mリ1位、800mリ1位、修道優勝||{{r|NDLJP1118362}}
|-
|1927.08
||対優勝校競泳||-||1:08.||-||-||2:||-||10:39.4||-
||100m1位、200mリ1位、800mリ中学新、引分||{{r|NDLJP1118362}}
|-
|1930.09
||インカレ||（予）0:27.6<br />（準）0:27.8<br />（決）0:27.8||（予）1:03.0<br />（準）1:03.4<br />（決）-||-||-||-||2:58.4||-||-
|rowspan="12"|慶應||50m3位、100m5位<br />400mリ3位<br />慶大第1部3位||{{r|NDLJP11388100}}{{r|NDLJP11388102}}
|-
|1931.06
||早慶||0:27.0||1:01.6||-||-||-||-||9:38.2||-
||50m3位、100m2位、200m4位、800mリ2位<br />早80点、慶56点||{{r|NDLJP11388105}}
|-
|1931.07
||日米対抗大会予選||-||（予）1:01.8<br />（決）1:02.2||-||-||-||-||-||-
||100m3位、200m予選敗退、本大会選出されず||{{r|NDLJP11388106}}
|-
|1931.09
||インカレ||0:26.8<br />（決）0:27.0||-||-||-||1:51.4||-||-||-
||50m3位、100m3位、200mリ不明||{{r|NDLJP1118438}}{{r|NDLJP11388108}}
|-
|1931.10
||日本選手権||-||（予）1:00.8<br />（準）1:00.6<br />（決）1:00.6||-||-||-||-||-||3:38.4
||100m3位、300mメ3位||{{r|NDLJP11388107}}
|-
|1932.06
||早慶||-||1:00.2||2:21.||-||-||-||-||-
||100m1位、200m1位、800mリ2位<br />早90点、慶44点||{{r|NDLJP11388111}}
|- style="background-color: #D0E7FF"
|1932.08
||ロサンゼルス五輪||-||（予）0:59.8<br />（準）0:59.0<br />（決）0:58.6||-||-||-||-||-||-
||銀メダル||{{Sfn|水泳|14|p=5}}{{Sfn|水泳|14|p=6}}
|-
|1932.09
||インカレ||0:26.8||1:01.2||-||-||1:52.4||-||9:43.2||-
||50m3位、100m4位、200mリ2位、800mリ3位、慶應4位||{{Sfn|水泳|14|p=42}}{{Sfn|水泳|14|p=43}}
|-
|1933.06
||早慶||-||1:00.6||-||-||-||-||10:02.||-
||100m2位、200m4位、800mリ2位<br />早34点、慶5点||{{r|NDLJP11388117}}
|-
|1933.09
||インカレ||（予）0:27.4<br />（準）0:27.2<br />（決）-||（予）1:03.0<br />（準）1:00.8<br />（決）-||-||-||-||-||-||-
||50m5位、100m5位、200mリ4位、800mリ4位<br />慶4位||{{r|NDLJP11388119}}
|-
|1934.06
||早慶||-||1:01.4||-||-||-||-||9:45.8||-
||100m3位、800mリ2位<br />早31点、慶8点||{{r|NDLJP11388123}}
|-
|1934.09
||インカレ||（予）0:26.8<br />（準）0:27.0<br />（決）0:26.8||（予）1:01.8<br />（準）-||-||-||1:49.4||-||-||-
||50m3位、100m準決敗、200mリ3位、800mリ5位<br />慶4位||{{r|NDLJP11388125}}
|-
|1936.08
||大阪実業団||0:27.0||1:06.8||-||-||2:01.0||-||-||-
|大同電||50m1位、100m1位、200mリ1位||{{r|NDLJP11388137}}
|}
</div>
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2
|refs=
*<ref name="koho201805">{{Cite web|url=https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/files/uploads/koho201805_p18_p19.pdf|format=PDF|title=ふるさと再発見郷土ゆかりの偉人|publisher=広報えたじま 第163号|date=2018-05|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="sptindex4">{{Cite web|author=立浪勝|url=http://www.sportsnet.pref.toyama.jp/member/takaokapool/health-swim/vol13/index4.html|title=硫黄島のメダリスト|publisher=富山県高岡総合プール|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="fmc201908">{{Cite web|url=http://project.fmc.keio.ac.jp/2019/08/post-4cf1.html|title=「忘れられた戦争のカケラ」展―オリンピック関係資料|publisher=慶應義塾福澤研究センター|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="keio244">{{Cite web|url=https://www.keio.ac.jp/ja/contents/stained_glass/2004/244.html|title=[ステンドグラス] 慶應義塾とオリンピック|publisher=慶應義塾|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="suitasirouren">{{Cite web|url=http://www.suitasirouren.com/news/vol19/14-15.pdf|format=PDF|title=戦火に散ったアスリート|publisher=吹田市労働組合連合会|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="ch112181">{{Cite web|author=曾根幹子|url=https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/112181.pdf|format=PDF|title=「戦没オリンピアン」をめぐる調査と課題―広島県出身選手を事例に―|publisher=広島市|accessdate=2021-02-15}}</ref>
 
*<ref name="chugoku20080403">{{Cite web|url=http://www1.chugoku-np.co.jp/sports/Sp200804030108.html|title=８２個のメダル　五輪表彰台の中国勢　第１部　＜３＞　河石達吾　大横田勉　河津憲太郎|publisher=中国新聞|date=2008-04-03|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140306084058/http://www1.chugoku-np.co.jp/sports/Sp200804030108.html|archivedate=2014-05-06|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="chugoku20150702">{{Cite web|url=http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=46500|title=戦後70年 戦争とアスリート 広島 ＜2＞ 競泳 河石 達吾|publisher=中国新聞|date=2015-07-02|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="chugoku20190215">{{Cite web|url=http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=89512|title=戦没五輪選手遺影を母校へ 広島 旧制修道中出身の2人 遺族「若者に伝えて」|publisher=中国新聞|date=2019-02-15|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="tv20190324">{{cite episode |title=硫黄島で命を落とした 伝説のオリンピアン |episodelink= |url=https://datazoo.jp/n/硫黄島で命を落とした+伝説のオリンピアン/15721191 |series=NHKニュース おはよう日本 |serieslink=|network=NHK総合 |station= |airdate=2019-03-24 |accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="sankei20190814-1">{{Cite web|url=https://www.sankei.com/tokyo2020/news/190814/tko1908140002-n1.html|title=硫黄島からの手紙　五輪に描く父の姿 - 1|publisher=産経新聞|date=2019-08-14|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="sankei20190814-2">{{Cite web|url=https://www.sankei.com/tokyo2020/news/190814/tko1908140002-n2.html|title=硫黄島からの手紙　五輪に描く父の姿 - 2|publisher=産経新聞|date=2019-08-14|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="tokyonp20190801">{{Cite web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/19937|title=「生きて帰れません」　そう言い残し　ロス五輪銀メダリストは硫黄島で戦死した|publisher=東京新聞|date=2019-08-01|accessdate=2021-02-02}}</ref>
 
*<ref name="tatsugo">{{Cite journal|和書|author=石井顕勇|title=河石達吾とロサンゼルス・オリンピック|url=http://www.iwojima.jp/tatsugo.html|journal=硫黄島探訪|publisher=|accessdate=2021-02-02}}</ref>
*<ref name="tatsugo2">{{Cite journal|和書|author=石井顕勇|title=河石達吾ゆかりの地を訪ねて|url=http://www.iwojima.jp/tatsugo2.html|journal=硫黄島探訪|publisher=|accessdate=2021-02-02}}</ref>
 
*<ref name="NDLJP11388099">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (1)|id={{NDLJP|11388099}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388099|date =1930-08-12|page=272|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388100">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (2)|id={{NDLJP|11388100}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388100|date =1930-10-29|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388102">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (4)|id={{NDLJP|11388102}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388102|date =1931-02-28|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388105">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (7)|id={{NDLJP|11388105}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388105|date =1931-08-01|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388106">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (8)|id={{NDLJP|11388106}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388106|date =1931-10-01|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388107">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (9)|id={{NDLJP|11388107}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388107|date =1931-12-30|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388108">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (10)|id={{NDLJP|11388108}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388108|date =1932-02-29|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388111">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (13)|id={{NDLJP|11388111}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388111|date =1932-08-11|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388117">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (17)|id={{NDLJP|11388117}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388117|date =1933-08-01|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388119">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (21)|id={{NDLJP|11388119}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388119|date =1933-12-01|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388123">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (25)|id={{NDLJP|11388123}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388123|date =1934-08-12|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388125">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (27)|id={{NDLJP|11388125}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388125|date =1934-12-24|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388137">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (44-45)|id={{NDLJP|11388137}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388137|date =1937-04-30|page=|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP11388143">{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (56)|id={{NDLJP|11388143}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388143|date =1937-04-30|page=16|accessdate =2021-02-02}}</ref>
 
*<ref name="NDLJP1118349">{{Cite book|和書|publisher=朝日新聞社|title=運動年鑑. 昭和2年度|id={{NDLJP|1118349/155}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1118349/155|date =1927|page=272|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP1118362">{{Cite book|和書|publisher=朝日新聞社|title=運動年鑑. 昭和3年度|id={{NDLJP|1118362/140}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1118362/140|date =1928|page=246-247|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP1118438">{{Cite book|和書|publisher=朝日新聞社|title=運動年鑑. 昭和7年度|id={{NDLJP|1118438/126}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1118438/126|date =1932|page=203-214|accessdate =2021-02-02}}</ref>
*<ref name="NDLJP1118463">{{Cite book|和書|publisher=朝日新聞社|title=運動年鑑. 昭和8年度|id={{NDLJP|1118463/127}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1118463/127|date =1933|page=200-201|accessdate =2021-02-02}}</ref>
}}
 
== 参考資料 ==
* {{Cite journal|和書
|author=石井顕勇
|title=８．もう一人のメダリスト～硫黄島で戦死した水泳選手・河石 達吾～
|url=http://www.iwojima.jp/index043.html
|journal=硫黄島探訪
|publisher=
|accessdate=2021-02-02
|ref={{SfnRef|石井}}
}}
*{{Cite book|和書|publisher=日本水泳連盟|title=水泳. (14)オリンピック優勝号|id={{NDLJP|11388112}}|url =https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11388112|date =1932-10-30|page=|accessdate =2021-02-02|ref={{SfnRef|水泳|14}}}}
* {{Sports links}}
* [https://www.olympicchannel.com/ja/athletes/detail/tatsugo-kawaishi/ Tatsugo Kawaishi] - オリンピックチャンネル
* [http://www.iwojima.jp/kawaishi/index.html もう一人のメダリスト・河石達吾]
 
* [http://www.sportsnet.pref.toyama.jp/member/takaokapool/health-swim/vol13/index4.html 硫黄島のメダリスト]
== 関連情報 ==
* {{Wayback|url=http://www.chugoku-np.co.jp/sports/Sp200804030108.html |title=82個のメダル 五輪表彰台の中国勢 第1部 ＜3＞ 河石達吾 大横田勉 河津憲太郎 |date=20140306084058}}
* （2006年 『[[硫黄島からの手紙]]』ではバロン西は主役格であったが、河石は登場していない）
* [http://www.keio.ac.jp/ja/contents/history_topics/6.html 慶應義塾のオリンピック選手：[慶應義塾<nowiki>]</nowiki>] {{リンク切れ|date= 2020年10月7日 (水) 08:27 (UTC)}}
* 2010年 [[梯久美子]] 『硫黄島 栗林中将の最期』文藝春秋、ISBN 9784166607617。河石に関する記載がある。
* [http://www.asahi.com/national/update/0715/OSK201207150011.html 硫黄島からの親心　五輪銀の父の手紙、広島で教材に] {{リンク切れ|date= 2020年10月7日 (水) 08:27 (UTC)}}
* 2019年 『[[いだてん〜東京オリムピック噺〜]]』 - 演：[[里中将道]]
* [http://uzumibi.com/screen/index.php?ustr=2161&back_no=42&news_no=6 戦没アスリート｜新聞うずみ火電子版] {{リンク切れ|date= 2020年10月7日 (水) 08:27 (UTC)}}
 
<!-- * [http://diamond.jp/articles/print/23336 結局何も変わっていない、進歩を止めた日本] -->
== 関連項目 ==
* [[水泳選手一覧]]
* [[オリンピックの競泳競技・男子メダリスト一覧]]
* [[慶應義塾大学の人物一覧]]
* [[修道中学校・修道高等学校の人物一覧]]
* [[広島県出身の人物一覧]]
 
{{1932年ロサンゼルスオリンピック 競泳日本代表}}
 
{{Mil-bio-stub}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:かわいし たつこ}}
[[Category:大日本帝国陸軍軍人]]
[[Category:自由形の選手]]
[[Category:日本の男子競泳選手]]
[[Category:大日本帝国陸軍軍人]]
[[Category:競泳日本代表選手]]
[[Category:オリンピック競泳日本代表選手]]
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