「日本バスケットボール協会」の版間の差分

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[[8月10日]]、麻生会長の就任がようやく決定。[[8月22日]]、石川武専務理事を始めとする半数以上の理事が辞任し、副会長と専務理事の人事が一新された。これにより、日本オリンピック委員会より受けていた資格停止処分の解除のメドが立つが、日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)との提携・統合の問題、五輪予選敗退後のナショナルチーム体制など今後に向けて課題が残っている。また、麻生新会長は自民党総裁選に立候補しており、内閣総理大臣就任後に会長職を続けられるかどうかも問題視されていた(最終的には首相就任に伴い、会長としては留まるものの、代行を立てることになった。)。9月13日、2007年度決算を承認するとともにJOCの[[川杉収二]]事務局長の監事就任も決まった。16日には13日に遡ってJOCより資格停止解除となった。
 
=== FIBAからのによるJBA改革要求 ===
[[2013年]]12月、[[国際バスケットボール連盟]](FIBA)はJBAに対し、『JBAのガバナンス(組織統治)の確立』、『日本男子代表チームの強化』、『2リーグ並存状態(NBLとbjリーグ)の解消』を主とする改革を要求した。
 
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11月に入り、14日の会長選考委員会でJBA執行部は丸尾会長代行を新会長に推したが、地方9ブロック代表の反発により決定できず<ref>[http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20141114-OHT1T50300.html 【バスケ】JBA、新会長選出来月中旬にずれ込む](スポーツ報知2014年11月15日)</ref>、さらにはFIBAからの通告があるまで様子見するという方針により新トップリーグ組織委員会の会合は中止となった<ref>[http://www.sanspo.com/sports/news/20141112/oth14111221160006-n1.html 統合協議延期でFIBAからの現時点で処分通告なし/バスケ](サンケイスポーツ2014年11月13日)</ref>。こうした対応で改革は一向に進まず、26日までに届いたFIBAの通告により、JBAに対し無期限の資格停止処分が下された。これにより前述のとおり日本代表は国際試合に参加できなくなり、処分が長期化した場合には2015年に予定されている[[2016年リオデジャネイロオリンピックのバスケットボール競技|2016年リオデジャネイロオリンピック]]の予選に参加することができなくなる恐れがある<ref name=jiji>[http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2014112600741 日本に資格停止処分=国際連盟から通告―バスケット](時事通信2014年11月26日)</ref><ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=spo&k=2014112600903 日本に厳罰=大打撃の恐れ-バスケット資格停止](時事通信2014年11月26日)</ref><ref>[http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/27/kiji/K20141127009360230.html バスケ会長代行が会見、国際試合禁止処分に「深くおわび」 ](スポーツニッポン2014年11月27日)</ref>。
 
処分通達後、FIBAはJBAが機能不全に陥っているとして、[[2015年]]1月28日にFIBA[[タスクフォース]]『JAPAN 2024 TASKFORCE』を設立し<ref>{{Cite web|date=2015-01-28|url=http://www.japan2024.jp/press/150128.html|title=FIBAタスクフォース「JAPAN 2024 TASKFORCE」設立 |publisher=JAPAN2024 TASKFORCE |accessdate=2015-02-07}}</ref>、JBAのガバナンス改革を開始。タスクフォースのチェアマンには[[日本サッカー協会]]最高顧問の[[川淵三郎]]が就任した<ref>{{Cite web|date=2015-01-29|url=http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20150129/276108.html|title=川淵三郎氏、日本バスケット界改革タスクフォースのチェアマンに就任|publisher=株式会社フロムワン |accessdate=2015-02-07}}</ref>。活動費約3000万円はJBAが負担する<ref>{{Cite web|date=2015-02-13|url=http://news.livedoor.com/article/detail/9780432/|title=日本バスケットボール協会、FIBAの処分解除へ出費増加も涼しい顔 |publisher=東スポWeb |accessdate=2015-02-13}}</ref>。トップリーグ並存問題はタスクフォースの尽力により、タスクフォースの活動開始からわずか2か月余り後の2015年4月1日に新トップリーグ運営法人の[[ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ]]が設立され、並存解消への道筋がついた(開幕は2016年9月)
 
;JAPAN 2024 TASKFORCEメンバー
{| class="wikitable" style="font-size:85%;"
!役職 !! 名前 !! 肩書・経歴
|-
| rowspan="2" | 共同チェアマン || [[川淵三郎]] ||日本サッカー協会キャプテン(最高顧問)
|-
|{{仮リンク|インゴ・ヴァイス|de|Ingo Weiss}} || FIBAセントラルボードメンバー
|-
| rowspan="8" |メンバー ||[[青木剛 (水泳)|青木剛]]||日本オリンピック委員会副会長兼専務理事
|-
|[[岡崎助一]]||日本体育協会専務理事
|-
|梅野哲雄||日本バスケットボール協会会長職務代行
|-
|林親弘||株式会社東芝バスケットボール部長・ブレイブサンダース部長
|-
|[[木村達郎]]||沖縄バスケットボール株式会社琉球ゴールデンキングス代表取締役社長
|-
|[[萩原美樹子]]||早稲田大学バスケットボール部女子部ヘッドコーチ
|-
|中村潔||株式会社電通執行役員
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|境田正樹||四谷番町法律事務所弁護士
|-
| rowspan="2" | オブザーバー || [[久保公人]] ||文部科学省スポーツ・青少年局長
|-
|[[パトリック・バウマン (バスケットボール)|パトリック・バウマン]] || FIBA事務総長
|}
トップリーグ並存問題はタスクフォースの尽力により、タスクフォースの活動開始からわずか2か月余り後の2015年4月1日に新トップリーグ運営法人の[[ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ]]が設立され、並存解消への道筋がついた(開幕は2016年9月)。
 
JBA組織内改革も進められ、4月8日にJBA理事会で制裁処分の責任を取る形で25名の全理事が辞任<ref>[http://mainichi.jp/sports/news/20150409k0000m050026000c.html バスケ協会:制裁処分で引責 理事らが辞任届]毎日新聞2015年4月8日</ref>。4月29日の臨時評議員会では全評議員の辞任も決定し、さらに理事の人数削減や事務総長が実務を掌握するなどとしたJBAの定款や基本規定の改正も行われた<ref>[https://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/04/29/0007966604.shtml バスケットボール協会全評議員が辞任]</ref>。