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{{出典の明記|date=2021年3月14日 (日) 15:43 (UTC)}}
[[ファイル:Menwith-hill-radome.jpg|thumb|right|250px|エシュロンに関する施設だといわれている[[イギリス空軍]][[RAFメンウィズヒル|メンウィズヒル]]基地にある[[レドーム]](レーダーアンテナ保護用のドーム)。<br />{{Coord|54|00|29|N|1|41|24|W|display=inline}}]]
[[ファイル:Security Hill at Misawa Air Base with AN-FLR-9 (1990s).png|thumb|250px|right|三沢基地 姉沼通信所(1990年代、[[アメリカ空軍]]撮影)<br />奥に見える大きな輪状のアンテナ施設は通称「ゾウの檻」と呼ばれていたが、既に使用が中止され撤去が予定されている<ref>『軍事研究』2008年11月号(ジャパン・ミリタリー・レビュー)</ref>。<br />{{Coord|40|43|14.3|N|141|19|21.7|E|display=inline}}]]
'''エシュロン''' (ECHELON) は、[[アメリカ合衆国]]を中心に構築された軍事目的の通信傍受([[シギント]])システム。
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名称は(梯子の)「段」を意味する[[フランス語]] {{lang|fr|échelon}} に由来する。
== エシュロンの誕生 ==
[[1943年]][[5月17日]]に「英米通信傍受協定」({{仮リンク|ブルサ協定|en|1943 BRUSA Agreement}})が結ばれ、この時にエシュロン・システムが誕生したといえる。
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[[1949年]]には統合参謀本部安全保障局が作られ、1952年には[[アメリカ国家安全保障局|国家安全保障局]](NSA)に改編された。この頃から、エシュロン・システムは拡大を始め、現在に至る<ref name = "エシュロンと情報戦争"/>。
==暴露==
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同報告書によれば、エシュロンの傍受基地とみられる施設は以下の地域に存する<ref name="European Parliament Report" /><ref name=asahi>「見えてきたエシュロン」[[朝日新聞]]2001年6月14日、富永格・ブリュッセル特派員</ref>。
=== 日本 ===
ジャーナリストの[[池上彰]]によれば、日本にもエシュロン傍受施設は存在し、[[青森県]]の三沢基地に置かれている<ref>「[[池上彰スペシャル]] 世界が変わった日」フジテレビ,2011年9月11日放送。</ref>。また[[朝日新聞]]も2001年に、日本を含む[[アジア]]・[[オセアニア]]地域に置かれた傍受基地の存在を報道している<ref name=asahi/>。
== その他 ==
今日では、データ通信の大部分は、[[光ファイバ]]を利用した[[有線通信]]によって行われており、傍受することは極めて困難である。それでも例えば、20世紀末までは[[海底ケーブル]]の中継器に傍受装置を取り付けることで光ファイバでも盗聴が可能であったが、1997年以降からは電気アンプから光学的に増幅するアンプに変わったために不可能になった<ref name = "エシュロンと情報戦争">鍛冶俊樹著 『エシュロンと情報戦争』 文芸春秋社 平成14年2月20日第1版発行 ISBN 4166602276</ref>。
[[2000年]]1月下旬にエシュロン・システムが全面的に72時間システム・ダウンし、修復作業に150万[[アメリカ合衆国ドル]]がかけられた<ref name = "エシュロンと情報戦争"/>。
== エシュロンを取り上げている作品 ==
* 『[[ゴルゴ13]]』- エシュロンを扱った話「神の耳・エシュロン」がある
* [[BLOODY MONDAY]]-「F(ファルコン)・E(エシュロン)」というエシュロンを模った通信傍受システムがある。
* 『[[エネミー・オブ・アメリカ]]』
* ドキュメンタリー『[[NSA 国家安全保障局の内幕]]』(全3回) - 『[[BS世界のドキュメンタリー]]』(NHK) 放送枠にて放映。
* [[ボーン・アルティメイタム]]
* [[STEINS;GATE]] - エシュロンへの[[ハッキング]]が物語の重要シーンとして描かれる。
* [[魔法科高校の劣等生]] - ティーン向けファンタジーであるが、エシュロンの後継機という設定でエシュロンIIIが登場する。
== 脚注 ==
{{Reflist|2}}
== 参考文献 ==
{{参照方法|date=2021年3月|section=1}}
* [[紀藤正樹]]『[http://masakikito.com/mac44.htm 「エシュロン」とは何か]』([[MacFan]]2000年9月1日号)=原稿を紀藤正樹が自身のホームページにアップしている
* [[産経新聞]]特別取材班 『エシュロン――アメリカの世界支配と情報戦略 』([[角川書店]]、2001年)ISBN 4-04-704058-4
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* [[小倉利丸]]『エシュロン――暴かれた全世界盗聴網 欧州議会最終報告書の深層』([[七つ森書館]]、2002年)
* [[ニッキー・ハーガー]]([[佐藤雅彦 (翻訳家)|佐藤雅彦]]訳)『シークレット・パワー――国際盗聴網エシェロンとUKUSA同盟の闇』([[リベルタ出版]]、[[2003年]])
== 関連項目 ==
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*[[偵察衛星]]
*[[ラヂオプレス]]
*[[ファイブ・アイズ]]
*[[斜線陣|エシュロン隊形]] - 集団を斜線状に配置した陣形
*[[XKeyscore]]
== 外部リンク ==
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