「ガンダム・センチネル」の版間の差分

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このHi-Sガンダムの前に存在する(市場でユーザーに認知される)ガンダムなので、Hiを取って「Sガンダム」と命名され、そこから「最強のガンダム」のコンセプトに基づき「シュプリームガンダム」という名称になったが、登録商標が取得できなかったため「スペリオルガンダム」に変更されたものの、最終的に「スペリオルガンダム」も使用できなかったため<ref>モデルグラフィックス1988年5月号p15</ref>、模型化の際には省略形の「Sガンダム」が商品名となっている。
 
== ガンダム・センチネル0079 ==
連載のラストとして、「ガンダム・センチネル0079」という短編企画が『モデルグラフィックス』1990年5月号と7月号の2回にわたって掲載された。これは、「センチネル」の手法で[[一年戦争]]の[[ソロモン (ガンダムシリーズ)#ソロモン攻略戦|ソロモン攻略戦]]を再現するというもので、当時は少尉で[[ジム改#ジム(後期生産型)|ジム(後期生産型)]]に搭乗する[[#トッシュ・クレイ|トッシュ・クレイ]]と[[#ストール・マニングス|ストール・マニングス]]を主役に据えている。
MG誌連載時のオーラス企画として「センチネル0079」という短編がモデルグラフィックス1990年5月号ならびに7月号の2回にわたって掲載された。これはセンチネルの手法でトッシュ・クレイとストール・マニングスの[[ジム改#ジム後期生産型|ジム後期生産型]]を主役として [[一年戦争]]の[[ソロモン (ガンダムシリーズ)#ソロモン攻略戦|ソロモン攻略戦]]を再現するというもので、一部のデザインワークは、後の『機動戦士ガンダム0083』に登場する[[ジム改]]・[[ザクII#後期生産型ザクII(ザクII F2型)|ザクII F2型]]・[[ボール (ガンダムシリーズ)#ボール改修型|ボール改]]や、『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』に登場する[[ボール (ガンダムシリーズ)#先行量産型ボール|先行量産型ボール]]に一部修正を加えて転用されている。本編SFXフォトにおいては、後編に僅か1カットしか登場しない「[[ガンダム (架空の兵器)#ガンダム (Ver.ka)|RX-78-2 ガンダム・センチネル0079版]]<ref>同年にバンダイから発売された1/144HGガンダムの解説書の画稿とは細部が異なっている。模型作例製作用の資料として数多くのラフ画稿が書き起されており、その中には「ラストシューティングをカッコ良く見せる」ために描かれた肩部の開閉ギミックの他にジム後期生産型と同型のランドセルを装着し腰部後部のパーツを交換する事によってビームサーベルを4本装着した画稿が掲載されていた。また、あさのまさひこのコメントでは[[FSWS計画#フルアーマーガンダム|フルアーマーガンダム]]のラフ画稿も存在している事が明らかになっている(ただしこちらは誌面未発表)。</ref>」(=後のVer.Ka)はこの作品が初出となる。他にこの企画で発表されたリファインデザイン対象として、[[ビグ・ザム]]、[[ジオン公国の艦船及びその他の兵器#ガトル|ガトル]]、[[地球連邦軍の艦船及びその他の兵器#パブリク|パブリク]]、[[サラミス (ガンダムシリーズ)|サラミス]]があり、全ての画稿と模型作例が掲載されている。特にガトル宇宙戦闘機は他メディアでは未発表であるものの、『0083』及び『[[機動戦士ガンダムUC|ガンダムUC]]』に登場した[[ジオン公国の機動兵器#ドラッツェ|ドラッツェ]]に流用されたとされるガトルのエンジンの供給元でもある。
 
シリーズ第1作『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する兵器の一部のデザインがカトキによってリファインされており、デザインの多くがのちにカトキがメカニックデザインで参加するOVA『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]』をはじめとする後発映像作品に流用されたほか、本編では1カットしか登場しない[[ガンダム (架空の兵器)|ガンダム]]も「[[ガンダム (架空の兵器)#ガンダム (Ver.ka)|ガンダムVer.ka]]」として商品化された。また、あさのまさひこのコメントによれば[[FSWS計画#フルアーマーガンダム|フルアーマーガンダム]]のラフ画稿も存在している事が明らかになっている(未発表)。
なお、このシリーズからの[[モデルグラフィックス#MG.O.C.K.|MG.O.C.K.ブランド]]によるキット化は行われていないが、本編掲載時に製作された1/144ジムの作例を基に改修したものが後に『0083』のジム改のキットとして[[B-CLUB (模型雑誌)#模型ブランドとしてのB-CLUB|B-CLUBブランド]]から発売された。
 
なお、このシリーズからの[[モデルグラフィックス#MG.O.C.K.|MG.O.C.K.ブランド]]によるキット化は行われていないが、一部は本編掲載時に製作された1/144ジムの使用作例をもと改修したものガレージキット後に(ビグ・ザムは新規、ほかは『0083』のジム改のキット登場兵器として[[B-CLUB (模型雑誌)#模型ブランドとしてのB-CLUB|B-CLUBブランド]]から発売された。
 
; 登場兵器
:; 地球連邦軍
:* RX-78-2 [[ガンダム (架空の兵器)|ガンダム]] - 一部デザインを変更して『HG ガンダム』付属説明書などのイラストに登場したほか、のちに「[[ガンダム (架空の兵器)#ガンダム (Ver.ka)|ガンダムVer.ka]]」として[[マスターグレード]] (MG) のプラモデルなどで商品化された。
:* RGM-79 [[ジム改#ジム(後期生産型)|ジム(後期生産型)]] - デザインが[[ジム改]]などに流用された。
:* RB-79 [[ボール (ガンダムシリーズ)|ボール]] - デザインが[[ボール (ガンダムシリーズ)#ボール改|ボール改]]などに流用されたほか、「ボールVer.ka」としてMGで商品化された。
:* [[地球連邦軍の艦船及びその他の兵器#パブリク|パブリク]]
:* [[ホワイトベース]] - 本編未登場だが、設定画が掲載された。『HG ガンダム』付属説明書のイラストに登場。
:* [[サラミス (ガンダムシリーズ)|サラミス]]
:; ジオン公国軍
:* MS-06F [[ザクII]] - デザインが[[ザクII#ザクII(F2型)|ザクII F2型]]などに流用された。
:* [[ビグ・ザム]]
:* [[ジオン公国の艦船及びその他の兵器#ガトル|ガトル]] - デザインの一部が[[ジオン公国の機動兵器#ドラッツェ|ドラッツェ]]のバックパック(ガトルのエンジンを流用したという設定)に流用された。
 
== 版権 ==