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小貝馨 (会話 | 投稿記録)
四股名で力士というのは容易に理解出来るので重複。またミドリ編成の確認が取れない。ミドリ編成であれば号車札は5-8号車の筈
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}}
'''かいおう'''は、[[九州旅客鉄道]](JR九州)が[[直方駅]] - [[博多駅]]間を[[筑豊本線]]・[[篠栗線]]・[[鹿児島本線]](通称・[[福北ゆたか線]])経由で運行する[[特別急行列車|特急列車]]である。
 
== 概要 ==
[[2001年]][[10月6日]]の福北ゆたか線[[鉄道の電化|電化]]開業と同時に運行を開始した。[[日本国有鉄道]](国鉄)時代は筑豊本線に[[寝台列車|寝台特急]]「[[あかつき (列車)|あかつき]]」などが運転されていたが、筑豊本線が当時全線[[非電化]]であった事や[[単線]]区間が存在するため、鹿児島本線経由の方が距離が長いにもかかわらず所要時間が短いこと、筑豊本線の乗客そのものが減少したことなどにより、筑豊本線経由の[[優等列車]]は[[国鉄分割民営化]]を待たず[[1985年]]までに廃止されていた。筑豊本線では16年ぶり、篠栗線では初の優等列車である。
=== 列車名の由来 ===
「かいおう」の列車名は、沿線の[[直方市]]出身で運転開始当時は現役[[大相撲]][[力士]]([[大関]])だった[[魁皇博之]]の[[四股名]]に由来している。
 
国鉄・[[JR|JRグループ]]では故人を含めても人名に由来する列車名は珍しく、存命中の人物(しかも運行開始時に現役で活動していた人物)の名前が列車名に採用されたのはほかに例がない<ref group="注">故人では[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[東北本線]]の快速列車「[[東北本線#快速「アテルイ」|快速アテルイ]]」([[アテルイ]] - [[平安時代]]初期の[[蝦夷]]の軍事指導者)、[[秋田新幹線]]の「[[こまち (列車)|こまち]]」([[小野小町]] - 平安時代の女流歌人)、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)の[[ジョイフルトレイン|観光列車]]「[[みすゞ潮彩]]」([[金子みすゞ]] - [[明治]]時代の詩人)、JR九州[[肥薩線]]の「[[いさぶろう・しんぺい|いさぶろう]]」([[山縣伊三郎]] - [[逓信大臣]])、「[[いさぶろうしんぺい|しんぺい]]」([[後藤新平]] - [[鉄道省#鉄道院|鉄道院]]総裁)のほか、過去には[[江戸時代]]に来日した[[ドイツ人]]医師[[フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト]]に由来する特急「[[シーサイドライナー (列車)#特急「シーボルト」|シーボルト]]」など多数の例がある。</ref><ref group="注">この例とは逆に、列車名から四股名をつけた力士として[[輝大士]]([[かがやき (新幹線)|かがやき]])、車両名から「デゴイチ」というニックネームで親しまれた[[黒姫山秀男]]([[国鉄D51形蒸気機関車]])の事例が存在する。</ref>。
 
なお、魁皇は2011年7月場所を最後に現役引退し[[年寄]]・[[浅香山 (相撲)|浅香山]]を襲名したが、JR九州は「かいおう」の列車名は変更しない方針である<ref>{{Cite news |title=特急「かいおう」残った JR、大関引退後も名称変えず |newspaper=[[朝日新聞|asahi.com]] |date=2011-07-21 |url=http://www.asahi.com/travel/aviation/SEB201107210037.html |agency=[[朝日新聞社]] |accessdate=2017-02-15}}</ref>。
 
なお、魁皇は2011年7月に現役引退し[[浅香山 (相撲)|浅香山]]を襲名したが、列車名は変更しない<ref>{{Cite news |title=特急「かいおう」残った JR、大関引退後も名称変えず |newspaper=[[朝日新聞|asahi.com]] |date=2011-07-21 |url=http://www.asahi.com/travel/aviation/SEB201107210037.html |agency=[[朝日新聞社]] |accessdate=2017-02-15}}</ref>。
== 運行概況 ==
直方駅 - 博多駅間に1往復が運行されている。運行開始以来、直方駅発が朝、博多駅発が夜間に運行されるダイヤで、[[ホームライナー]]に近い性格の列車となっている。1往復のみながら号数は1・2号が与えられている。[[列車番号]]は2090+号数+H
 
2021年3月12日までは下り3本、上り2往復が設定されており、号数は1 - 5号が充てられていた。このうち1号は平日のみ、5号は土曜・休日のみの運転で(扱いは1・5号とも定期列車)、定期列車の運行本数は常に2往復である。 5号は[[2011年]][[3月12日]]のダイヤ改正で1号のダイヤを土曜・休日のみ変更する形で設定された列車で、博多駅着が10時前と[[JR博多シティ]]などへの買い物客に配慮したダイヤになっていた。<!--90号は歓送迎会シーズンの金曜夜にだけ設定された臨時列車(GWの設定無し)なので一時的なものと判断し、今回の記述の対象外としています-->
[[列車番号]]は2090+号数+H。
1、4、5号は[[JR九州783系電車|783系(通称:ハイパーサルーン)]]4両編成、2、3号は[[JR九州787系電車|787系]]6両編成であった。
5号は通常、博多駅到着後に南福岡へ回送するが、有田陶器市などで臨時列車が運転される場合、博多駅到着後ホームで一旦ドアを閉めて車内清掃を行い、そのまま臨時特急の運用に入るため、5両編成で運転することがあった。また783系は運用の関係上、ごく稀ではあったが所定の旧「にちりん」用4両編成に代わって[[ハウステンボス (列車)|ハウステンボス]]・[[みどり (列車)|みどり]]編成のいずれかが運用に入る場合もあった(2021年3月12日以前)。
 
2021年3月12日までは2往復が設定されており、号数は1 - 5号が充てられていた。このうち1号は平日のみ、5号は土休日のみの運転で(扱いは1・5号とも定期列車)、定期列車の運行本数は常に2往復である。 5号は[[2011年]][[3月12日]]のダイヤ改正で1号のダイヤを土休日のみ変更する形で設定された列車で、博多駅着が10時前と[[JR博多シティ]]などへの買い物客に配慮したダイヤになっていた。<!--90号は歓送迎会シーズンの金曜夜にだけ設定された臨時列車(GWの設定無し)なので一時的なものと判断し、今回の記述の対象外としています-->
1、4、5号は[[JR九州783系電車|783系]]4両編成、2、3号は[[JR九州787系電車|787系]]6両編成であった。
=== 停車駅 ===
; [[直方駅]] - [[新飯塚駅]] - [[飯塚駅]] - [[桂川駅 (福岡県)|桂川駅]] - [[吉塚駅]] - [[博多駅]]
 
=== 使用車両・編成 ===
<!--この節にはノート:JR九州783系電車での議論に基づく合意事項があります。編集する際は必ず確認してください。-->
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|
{| class="wikitable" style="font-size:80%; margin:0em auto"
|+ 1・2号
|-
|colspan="2"|1||colspan="2"|2||colspan="2"|3||colspan="2"|4
|-
|style="background-color:#cf9"|G||自||自||自||自||自||自||自
|}
|-
|
{| class="wikitable" style="font-size:80%; margin:0em auto"
|+ 2021年3月12日までの編成(当時2・3号)
|-
|colspan="2"|1||2||3||4||5||6
|-
|style="background-color:#cf9"|{{Bgcolor|#6f6|DX}}, G||style="background-color:#cf9;"|G個4||自||自・b||自||自||自
|}
|-
83 ⟶ 96行目:
; 凡例
: {{Bgcolor|#cf9|G}}=[[グリーン車]][[座席指定席]]
: {{Bgcolor|#6f6|DX}}=[[グリーン車#デラックスグリーン席|DXグリーン席]](座席指定席)
: {{Bgcolor|#cf9|G個4}}=[[グリーン車#グリーン個室|グリーン個室]](締切扱い)
: 自=[[普通車 (鉄道車両)|普通車]][[自由席]]
: b=普通車4人用ボックスシート(自由席)
|}
[[南福岡車両区]]に所属する783系電車が使用されている。[[グリーン席]]は[[座席指定席]]、[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]は全席自由席となっている。各車両とも中央の乗降口を境に博多寄りのA室と直方寄りのB室に分かれている。
2011年3月11日まで日豊本線系統の列車に使用されていた4両編成が用いられてきたが、2021年3月13日以降は「みどり」用の4両編成が用いられている(1号車は切妻貫通型、4号車は非貫通流線型)。
 
=== 過去の使用車両 ===
* [[JR九州787系電車|787系電車]]([[2001年]][[10月6日]] - [[2021年]][[3月12日]])
*:2001年10月6日の運行開始より運用されていた。撤退直前は1往復(2・3号)に充当。当初は「[[有明 (列車)|有明]]」用の4両編成での運行で、2003年に同じ「有明」用の6両編成に変更され、2005年に2往復化されてからは4両編成と6両編成が1往復ずつ充当されていた。[[2011年]][[3月12日]]のダイヤ改正で4両編成が「[[にちりん (列車)|にちりん]]」等の[[日豊本線]]系統の列車に転用されたことに伴い、6両編成のみの充当になった。「にちりん」「きらめき」と共通運転である為、イベントなどでラッピング(黒田官兵衛ラッピングなど)をしていた車両も頻繁に充当されていた。なお、1号車のグリーン[[コンパートメント席|グリーン個室]]は締切扱いとなり利用は出来ない。
 
=== 料金 ===
[[特別急行券|特急料金]]は[[特別急行券#特定特急券|特定特急料金]]を設定して、他の特急列車より割安に設定されており、加えて7日間有効の特急回数券(2枚綴り)が設定されている。また、[[グリーン券|グリーン料金]]も全区間で310円と、JR他社よりも割安に設定されているJR九州の他路線のグリーン料金よりも更に割安に設定されている(吉塚駅 - 博多駅間では「かいおう」乗車の場合のみこの設定が適用される)。[[グリーン車#デラックスグリーン席|DXグリーン席]]は通常のDXグリーン料金が適用される。