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倭ん王 (会話 | 投稿記録)
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このような訳があてられているが、当然これも正しくない。『夜ぞふけにける』この部分を表現したかったのだから、当然現在の朝廷の状態が思わしくないと言っている。<br />
『かさゝぎ』の別名が江戸時代まで一般的に『朝鮮鴉』と言われていた事から、日本海を天の川に見立てて交易路の話をしたものであり、宮中の橋と言う解釈が何処から出て来た物か不明である。<br />
 
==== 古今和歌集序 ====
古今和歌集から幾つかの歌が収載されているが、そこに歌とは何かという事が書かれている。
 
{{Quotation|こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき|{{Cite wikisource|title=古今和歌集仮名序|author=紀貫之|wslanguage=ja}}}}
{{Quotation|いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず|{{Cite wikisource|title=古今和歌集仮名序|author=紀貫之|wslanguage=ja}}}}
仮名序には『古の事』と『歌』=和歌を同列に並べて扱う箇所が二箇所あり、和歌集の序文としてはおかしな内容である。
 
{{Quotation|このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。|{{Cite wikisource|title=古今和歌集仮名序|author=紀貫之|wslanguage=ja}}}}
{{Quotation|其大底皆以<sub>レ</sub>艷爲<sub>レ</sub>基、不<sub>レ</sub>知<sub>二</sub>和歌之趣<sub>一</sub>者也。|{{Cite wikisource|title=古今和歌集真名序|author=紀淑望|wslanguage=ja}}}}
また、仮名序と真名序を比べると、『うたのみおもひて』に該当するのが『艶なるを以て基となし』と言う部分である。
 
現代語に訳すのなら、『和歌の本来の意味は雅ではない』と言ったところで、『古(いにしへ)』を歌った物が和歌である。
 
== 収載和歌の歌人 ==