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[[ファイル:Guide michelin 1929 nancy-edit.png|200px|thumb|right|
[[ファイル:Guide vert Auvergne Michelin.jpg|200px|thumb|right|
'''ミシュランガイド'''({{lang-en-short|''the Michelin Guide''}}。{{lang-fr-short|''le Guide Michelin''}}、{{IPA-fr|gid miʃlɛ̃}} ギッ<small>ド</small>・ミシュラン<ref name="DicApollo">アポロ仏和辞典([[角川書店]] ISBN 4-04-012700-5)による発音のカタカナ表記より</ref>)は、[[フランス]]の[[ミシュラン]]社により出版されるさまざまなガイドブックの総称である。社名と同じ「ミシュラン」とも呼ばれる。
== 概要 ==
代表的なものは、レストランの評価を星の数で表す
レッド・ミシュランは、一度発売したら、戦争時などを除
ミシュランガイドとしては他に、緑色を基調とした装丁から'''グリーン・ミシュラン'''({{lang-en-short|''Green Guide''}}。{{lang-fr-short|''le Guide Vert''}} '''ギッ<small>ド</small>・ヴェール'''<ref name="DicApollo"/><!--'''緑ミシュラン'''とも呼ばれる-->)とも呼ばれる[[旅行ガイドブック]]や、自動車旅行向けの[[道路地図]]などがある。
== 歴史 ==
[[パリ万国博覧会 (1900年)|パリ万博]]が行われた[[1900年]]、[[自動車]]運転者向けのガイドブックとしてフランスで発行されたのが始まりである。内容は、[[郵便局]]や[[電話]]の位置まで示した市街[[地図]]のほか、都市別の[[ガソリンスタンド]]やホテルの一覧、さらには自動車の整備方法などである。これは
[[第一次世界大戦]]に伴い[[1915年]]から[[1918年]]まで出版が中断したものの、終戦後には旅行ガイドブックのシリーズとして『古戦場案内』も刊行された。この
|url=https://www.michelin.co.jp/JP/ja/guides-goods/michelin-guide/history.html
|title=ミシュランガイドの歴史
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|accessdate=2018-04-20}}</ref>。
[[1926年]]には料理を提供するホテルを星で格付けする方式が開始された<ref name="rekishi" />。星の数は当初の1つ星のみから、2つ星までとなり、3つ星方式は[[1931年]]に最初に導入され、[[1933年]]からパリ版でも用いられるようになった。またこの
[[1956年]]、初めてのフランス国外版として「北イタリア」版ガイドが創刊され、[[ベネルクス]]版、[[スペイン]]版が続いた。[[2004年]]、第6代総責任者に{{仮リンク|ジャン=リュック・ナレ|en|Jean-Luc Naret}}が就任して拡大路線を推進<ref name=asahi100614 />。[[2005年]]には、初めて[[ヨーロッパ]]以外を対象とした「[[ニューヨーク市|ニューヨーク・シティ]]」版が登場、3つ星レストランがわずか4軒、しかも
レストランが星を1つ獲得するとその店の売り上げは30%増え、ある国でミシュランガイドが刊行されると、その国でミシュランタイヤを買おうと思う人が3%増えるといわれる。一方、オンライン化の波に乗り遅れたガイド・地図事業自体は毎年
2011年版は、23か国をカバーする26種類のコレクションとなっている<ref name=michelin20101124 />。他方、[[オーストリア]]版は売れ行き不振から廃刊、2010年版以降ラスベガス、ロサンゼルス版は経済的事情により休刊となっている<ref name=biz20101127/><ref>{{en icon}} [http://www.foodfashionista.com/food_fashionista/2009/10/michelin-guide-2010-q-a-with-director-jeanluc-naret.html MICHELIN Guide 2010 Q & A with Director Jean-Luc Naret], Food Fashionista, October 27, 2009.</ref>。フランス版の累計発行部数は、[[2004年]]版までで
== レストラン・ホテルガイド ==
これはミシュランガイドの
レストランやホテル1件ごとの記載があり、それぞれに対して各種記号による格付けがなされている。現地語での発行が基本であるが、英語やフランス語版を
=== 評価と格付け ===
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: 星の数は次のような意味を持つ<ref name="guidetokyo">{{Cite web|url=http://www.michelin.co.jp/Home/Maps-Guide/Red-guide/About-the-Guide |title=ミシュランガイド―About the Guide|publisher=日本ミシュランタイヤ|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100830145518/http://www.michelin.co.jp/Home/Maps-Guide/Red-guide/About-the-Guide|archivedate=2010-08-30|accessdate=2020-03-07}}</ref>。
: [[ファイル:Michelin star.gif]] (1つ星) - その分野で特に美味しい料理
: [[ファイル:Michelin star.gif]][[ファイル:Michelin star.gif]] (2つ星) -
: [[ファイル:Michelin star.gif]][[ファイル:Michelin star.gif]][[ファイル:Michelin star.gif]] (3つ星) - それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理
: ミシュランガイドでは、星印が
; フォークとスプーン印による評価(=快適さとサービスによる評価
: スプーンとフォークでX字形に組み合わせた印を5段階で用いることによって評価を現している<ref name="guidetokyo" />。ホテルの項目では[[ファサード]]をマーク化したものが用いられる。
; ビブグルマン(仏:Bib Gourmand、コストパフォーマンスによる評価)
: ビブとはミシュラン社のキャラクターである「ムッシュ・[[ミシュラン#ビバンダム(ミシュランマン)について|ビバンダム]]」のことである。レストランには[[1997年]]、ホテルには[[2003年]]から用いられるようになった比較的新しい基準で、それらのコストパフォーマンスを現している。レストランの場合[[パリ]]郊外では29[[ユーロ]]未満、パリでは35ユーロ未満<ref name="guidetokyo" />、[[アメリカ合衆国]]では40[[アメリカ合衆国ドル|米ドル]]未満でコース
: <!--星付きレストランだけが話題に登りがちなミシュランガイドだが、-->ガイド編集側は実際のガイド利用者は星
; ミシュランプレート
: ミシュランの基準を満たした料理、適正な食材で
; その他
: 平均予想金額($$$など)に加えコインマーク(アメリカ版では25ドル以下、日本版におけるコインマークは「5,000円以下で楽しめる店」となっている)の金額別カテゴリもある。Small platesのカテゴリや、ワイン、酒、カクテルの興味深い品揃えを持つ店には、それぞれ[[ブドウ]]の[[房]]、[[徳利]]と[[猪口]]、[[カクテル・グラス]]マークが付与される<ref name="howtoUS">{{en icon}} [http://www.michelinguide.com/us/pdf/use_guide_2010.pdf How to Use This Guide], Michelin, 2010年12月22日.</ref>。
=== 調査方法 ===
ガイドブック内に[[広告]]は掲載されず、評価対象に対しては匿名での調査を基本とする。フランスの慣習「料理評論家が評価対象のレストランでの食事に代金を支払わない」には従わないが、身分を明かした
調査員は調査地域を固定されることなく、各地を転々とする。調査員の大半はホテル学校の卒業生で、5年から10年のレストラン・ホテル業界経験者のミシュラン社員であるとされる<ref name="guidetokyo" />。新人審査員は6か月の研修の
典型的な国別ガイドの審査員は1人あたり年間130日ほどホテルに宿泊し、800ほどの自薦レストラン、ホテルを訪れ、240食ほどの食事を
さらに、調査員の身分を明かしてレストラン・ホテルの経営者やシェフについて聞き取りを行う「訪問調査」が組み合わされる。
最終的な決定は、調査員からの報告書とミシュランガイドに織り込まれている読者カードにより寄せられた読者の意見なども加味され、審査員全員の合議により決定される。また、各国の調査員は担当地域以外にも赴いて現地調査員の評価をクロスチェックしており、ガイドが国際間比較における[[ベンチマーク]]となることを意図している<ref>[[飯田香織]] [http://www.nhk.or.jp/bizspo-blog/200/66028.html “世界1のグルメ都市”], [[日本放送協会|NHK]][[Bizスポ]]ブログ, 2010年11月25日.</ref>。
; 編集長による説明
: フランス人以外として初のフランス版編集長に2009年に37歳で就任したドイツ人ユリアネ・カスパー(Juliane Caspar)<ref>{{en icon}} [http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2008/dec/17/foodanddrink-germany German woman appointed as editor of Michelin Guide], [[ガーディアン]], 17 December 2008.</ref><ref>{{en icon}} Hugh Schofield [http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7792384.stm German woman edits Michelin guide], [[BBCニュース]], 20 December 2008.</ref>によると<ref name=asahi100614 />、フランスの調査員は約15人、ガイドに掲載されているホテルやレストラン
: 1日あたり2 - 3軒、ガイド読者推薦のレストランを抜き打ちで訪問して調理場などを調べ、掲載候補は
: 調査の
; 調査員による説明
: ミシュランの調査員を16年間務めたパスカル・レミ(Pascal Rémy)は自著『L'Inspecteur Se Met a Table』<ref>パスカル・レミ、吉田良子(訳) 『裏ミシュラン-ヴェールを剥がれた美食の権威』 [[バジリコ]], 2004/12/10. ISBN 4-901784-58-7</ref>において、3つ星レストランの
=== 発行済みタイトル ===
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2007年における一覧については「True Michelin Guides 2007 By the Numbers」にまとめられている<ref name=michelinus20070328>{{en icon}} "[http://vocuspr.vocus.com/vocuspr30/Newsroom/MultiQuery.aspx?SiteName=Michelin&Entity=PRAsset&SF_PRAsset_PRAssetID_EQ=491608&XSL=Release&IncludeChildren=True Michelin Guides 2007 By the Numbers]", Michelin North America, 03/28/2007.</ref>。
この
<gallery>
</gallery>
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==== ミシュランガイド東京 ====
===== 東京2008 =====
[[2007年]]([[平成]]19年)[[11月20日]]発売。[[東京]]版は初めての欧米以外の版であり、また、[[和食|和食店]]や[[寿司屋]]が3つ星を取得した初めての例でもある。格付けは3つ星がパリの10軒に次ぐ8軒だったのを
発売日から4日間で日本語版初版12万部をほぼ完売<ref>[http://www.michelin.co.jp/media_center/news/corporate/071127.html 「ミシュランガイド東京」、発売初日に9万部販売 日本語版12万部をほぼ完売し、重版決定] 日本ミシュランタイヤ(プレスリリース、2007年11月27日)</ref>、2008年2月末までに29万部以上を販売した<ref name="nyt" />。発売初日に9万部も売れたのは、ミシュランガイド史上初めてという。
欧米以外の最初の都市に東京を選んだ理由として、
; 調査
: 調査対象は[[品川区]]、[[渋谷区]]、[[新宿区]]、[[中央区 (東京都)|中央区]]、[[千代田区]]、[[豊島区]]、[[港区 (東京都)|港区]]、[[目黒区]]の8区<ref name=trendy091117 />。調査員はフランス人3名、日本人2名の計5名で、調査対象は約
; 掲載店
: 掲載対象となるのはミシュランの取材を受け入れた店のみである。総責任者ナレは日本のテレビ番組で「東京版で星を獲得した店から掲載を拒否された
; 評価
: 東京版について、「平凡な店に星が与えられている」「星の大盤振る舞いは、マーケティング上の配慮に
: 一部の料理評論家や雑誌記事を
: フランス人調査員の中には、[[モズク]]
: 日本では、フランス人の来店客は目立つ
:# 席に着いた直後に皿を裏返してしげしげと眺める
:#
:# コースの
:# 電子辞書で食材を調べる
:# メモを取る
: といった
: 「フランス人が和食を適切に評価
: 東京版と名乗りながら、[[東京都区部|東京23区]]の
: 東京の星の合計が191と、パリの97、ニューヨーク市の54を大きく上回る
: 一方、東京が食の都として
===== 東京2009 =====
[[2008年]](平成20年)[[11月21日]]発売。2008年版よりも調査対象地域が5区拡大し、[[台東区]]、[[世田谷区]]、[[杉並区]]、[[大田区]]、[[墨田区]]を加え13区になった<ref name=trendy081119 />。2008年版に比べ3つ星レストランは1軒増えて9軒に、2つ星は14軒、1つ星は35軒とそれぞれ増加した一方、17軒が星を失った。累計では227個の星を獲得し、2008年版同様掲載レストラン173軒すべてに星が
===== 東京2010 =====
[[2009年]](平成21年)[[11月20日]]発売。[[江東区]]と[[文京区]]が加わり15区が対象となった。3つ星は3軒昇格1軒降格により2軒増え世界最多の11軒に、2つ星は6軒増の42軒、1つ星は42軒増の144軒となった一方、19軒が星の数を減らしたり失ったりしため、合計では2009年版より24軒多い197軒が星を獲得した<ref name=yomiuri091117>[http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20091117-OYT8T00912.htm “東京、2010年版は和食が充実”], 読売新聞, 2009年11月17日.</ref><ref name=trendy091117>[http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091112/1030195/ “『ミシュランガイド東京 2010』の二つ星、一つ星レストラン全店”], 日経トレンディ, 2009年11月17日.</ref>。またそれ以前の版同様、掲載されたレストラン全店197軒に星がつき累計261個の星を獲得、世界一ミシュランの星が多い都市として2位の京都以下を大きく引き離した。2010年版では審査員7人全員が日本人となったため和食部門が充実して掲載店の67%が日本食レストランとなり、[[居酒屋]]、[[串揚げ]]、焼き鳥、[[精進料理]]店も初掲載され、ほとんどの和食ジャンルがカバーされた<ref name=yomiuri091117 />。一方、掲載拒否店は18軒となった<ref name=zakzak20091014>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20091014/dms0910141630018-n2.htm “京都・大阪版ミシュラン狂騒曲 笑顔、冷静、取材拒否”], [[Zakzak]], 2009.10.14.</ref>。
===== 東京・横浜・鎌倉2011 =====
[[2010年]](平成22年)[[11月27日]]発売。東京都の調査対象地域に[[足立区]]、[[荒川区]]を加え計17区にすると
3つ星は3軒増の14軒(東京14軒、横浜0軒、鎌倉0軒)で3つ星レストランが世界一多い街として東京がリードを拡大、2つ星は12軒増の54軒(東京52軒、横浜2軒、鎌倉0軒)、1つ星は54軒増の198軒(東京174軒、横浜14軒、鎌倉10軒)の計266軒となり、全店星
また、
掲載レストランの73%は日本料理で、[[牛肉]]料理、[[とんかつ]]、[[おでん]]の店も加わった。一方、[[横浜中華街]]からは[[神戸南京町]]同様掲載店が出ず、一部で困惑が広がった<ref>[http://www.asahi.com/food/news/TKY201011250187.html “☆なし横浜中華街、がっかり 大型店多いのが裏目?”], 朝日新聞, 2010年11月26日.</ref>。
===== 東京・横浜・湘南(2012 - 2014) =====
[[2012年]]版からは調査対象を湘南地区まで広げ、『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012』となった<ref>{{Cite web |date=2011-06-08 |url=http://www.michelin.co.jp/Home/News-Promotions/News/20110608 |title=湘南エリアへセレクションを拡大し「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012」を12月上旬に刊行 |publisher=日本ミシュランタイヤ |accessdate=2016-03-23}}</ref><ref>{{Cite news |title=湘南の実力は? 「ミシュランガイド 東京・横浜・湘南 2012」二つ星・一つ星リスト |newspaper=[[日経トレンディ]] |date=2011-11-29 |author= |url=http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20111129/1038779/ |accessdate=2013-12-19}}</ref>。
2014年版からは、他国・都市のレッドガイドと同様に星
===== 東京(2015 - ) =====
2014年12月に発表された2015年版からは調査範囲が東京のみに絞られた<ref>{{cite news
|url=http://www.sankei.com/life/news/141202/lif1412020017-n1.html
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==== ミシュランガイド京都・大阪 ====
===== 京都・大阪2010 =====
東京、香港
これに加え、ホテル34軒、
; 調査
: [[2007年]](平成19年)秋より、調査員によって調査が開始された。調査対象は約
; 掲載拒否論争
: 当初、京都では多くの老舗料理店が掲載を拒否していると
: 一方、『[[週刊文春]]』にミシュランへの掲載を拒否するとのコメントを掲載された「菊乃井」店主の[[村田吉弘]]は、「週刊文春の記事は
: ナレは
: [[2010年]](平成22年)[[3月]]、3つ星と認定された[[割烹]]料理店で[[ノロウイルス]]による[[食中毒]]が発生した<ref name=jcast100312>[http://www.j-cast.com/2010/03/12062217.html 食中毒の「ミシュラン」3つ星店 次回掲載せずか「降格」か?] [[J-CASTニュース]], 2010/3/12.</ref><ref>[http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100305-OHT1T00052.htm 京都の“ミシュラン3つ星”日本料理店で食中毒], [[スポーツ報知]], 2010年3月5日.</ref>。日本ミシュランタイヤ広報部によると、評価対象店が食中毒を起こした
===== 京都・大阪・神戸2011 =====
2010年(平成22年)[[10月22日]]発売。調査対象地域に神戸地区(神戸市、[[芦屋市]]、[[西宮市]])が加えられ、『ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011』となった<ref name=michelin20101019 />。3つ星は5軒増の12軒(京都7軒、大阪3軒、神戸2軒)、2つ星は22軒増の46軒(京都レストラン22軒旅館2軒、大阪12軒、神戸10軒)、1つ星は69軒増の185軒(京都レストラン71軒旅館1軒、大阪75軒、神戸レストラン37軒旅館1軒)を含むレストラン計239軒、ホテル42軒、旅館31軒が掲載された。2010年版に掲載後食中毒を出した割烹料理店も3つ星を守った。[[おばんざい]]、[[鶏肉|鳥]]、[[ゆば]]料理店が新たに加わり、掲載レストランのうち
===== 京都・大阪・神戸・奈良(2012 - 2013) =====
2011年(平成22年)[[10月21日]]発売。[[2012年]]版は京都・大阪・神戸に奈良を加え、『ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012』となった<ref>[http://web-cache.stream.ne.jp/www09/michelin/guide/kansai/ “「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」三つ星が15軒、二つ星が61軒(旅館2軒)、一つ星が224軒(旅館2軒)”], 日本ミシュランタイヤ, 2011年10月18日.</ref>。
===== 関西(2014 - 2015) =====
『ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良』は対象エリアを同じくしながら2014年版から『ミシュランガイド関西』に題名が変更された<ref name=michelin20130902>{{Cite press release |和書|title=ミシュランガイド2014年版、発売日決定!!2014年版にはフレンチとイタリアンのビブグルマンが初登場!! |publisher=日本ミシュランタイヤ |date=2013-09-02 |url=http://www.michelin.co.jp/Home/News-Promotions/News/20130902 |format= |language= |accessdate= |archiveurl= |archivedate=|quote=}}</ref>。また、他国・都市版と同じく、星は
===== 京都・大阪(2016 - ) =====
==== Bonnes Petites Tables 東京 ====
美味しい一皿を気軽に味わえるレストランを紹介する「ボンヌ・プティット・ターブル(Bonnes Petites Tables)」シリーズの第4弾として、2011年7月13日、『ミシュランガイド ボンヌ・プティット・ターブル・東京〜ちょっと気になる東京のフレンチ〜』が発売された<ref name=michelin20110708 />。日本語版のみで、他版とは異なり東京版ではフランス料理店のみの295軒が掲載されている。当初、2011年4月21日の発売が予定されていたが、[[東日本大震災]]を受け延期されていた<ref>[http://www.michelin.co.jp/Home/News-Promotions/News/20110518 “「ミシュランガイド ボンヌ・プティット・ ターブル・東京」新たな発売日を2011年7月13日に決定”], 日本ミシュランタイヤ, 05.18.2011.</ref>。気軽に楽しめるフランス料理店を紹介し、日本における「高級すぎて入りづらいフランス料理店」というイメージを変えるというコンセプトから、掲載店は快適度・豪華度がスプーン・フォーク2つ以下の店の中から選ばれ、これまでの日本版には掲載されていなかった星なしのレストランも掲載された。これに
==== 特別版 ====
日本語版のみが発売されている。レッド・ミシュランは毎年改訂版を出す方針なのに対し、特別版は毎年の継続調査をしていない。ただし、数年後に改訂版が発行されている地域もある。
特別版には、それまでレストラン・ホテルガイドが発行されていなかった地域を対象するもの(『北海道2012特別版』
===== 北海道2012特別版/北海道2017特別版 =====
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===== 広島2013特別版/広島・愛媛2018特別版 =====
日本ミシュランタイヤは2012年11月22日、『ミシュランガイド広島 2013 特別版』を2013年春に発刊すると発表<ref name="asahi20121122">[http://www.asahi.com/culture/update/1123/OSK201211220247.html ミシュランガイド、広島でも 13年春に発刊] - 朝日新聞 2012年11月22日</ref><ref>[http://tiiki.jp/news/01_news/6-chugoku/1498.html ミシュランガイド広島県版,5月17日に発売 - ブランド総合研究所]</ref>。2013年1月23日に発刊日が同年5月17日に決まった<ref>[http://www.michelin.co.jp/Home/News-Promotions/News/20130122 「ミシュランガイド広島2013特別版」を5月17日に刊行]</ref><ref name="chugoku20130123">[http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301230008.html ミシュラン広島版、5月発売] - 中国新聞 2013年1月23日</ref>。2011年秋より調査員8人を派遣
2018年4月12日には、愛媛県を加えた広島・愛媛2018特別版が発売されている<ref name="広島・愛媛2018" />。
===== 福岡・佐賀2014特別版/福岡・佐賀・長崎2019特別版 =====
日本ミシュランタイヤは2014年4月23日、『ミシュランガイド[[福岡]]・[[佐賀]]2014特別版』を同年7月10日に発刊すると発表<ref name="日本ミシュランガイド">[http://www.michelin.co.jp/Home/News-Promotions/News/20140423 「ミシュランガイド福岡・佐賀2014特別版」2014年7月10日に発売]</ref>。発行された2014特別版では2つの店が
2019年7月13日には、長崎県を加えた福岡・佐賀・長崎2019特別版が発売予定。
889 ⟶ 882行目:
* 愛知・岐阜・三重2019特別版<ref>2018年10月24日[[中日新聞]]朝刊24面</ref>
* 新潟2020特別版
* 北陸2021特別版
<!--
==== レストラン・ホテルガイド日本版の特徴と評価 ====
913 ⟶ 906行目:
緑色の装丁を特徴とし、対象地域の観光地を案内するガイドブック・シリーズである。
レストランガイドと同様、観光地の見所を星の数で評価している。自動車旅行者を念頭に
かつて
[[2009年]](平成21年)[[3月]]に日本の観光地を案内する『ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン』のフランス語版が、[[10月]]には英語版が出版された<ref>[http://www.carview.co.jp/news/0/75977/ ミシュラン・グリーンガイドに日本が誕生]{{リンク切れ|date=2019年9月}} - carview ニュース、2008年7月7日</ref>。また、改訂第2版フランス語版は[[2011年]](平成23年)[[5月13日]]、[[東日本大震災]]に
=== 実用旅行ガイド ===
[[2005年]](平成17年)3月から発行されている実用旅行ガイドブック「'''Voyager pratique'''」
* [[フランス語圏]]
** フランス本土:[[ブルターニュ半島|ブルターニュ地方]]、[[コルシカ島]]
** [[フランスの地方行政区画#海外県および海外地域圏|フランス海外県]]
** フランス国外:[[チュニジア]]、[[モロッコ]]、[[マラケシュ]]-[[エッサウィラ]]、[[ベトナム]]
* [[スペイン語]]圏・[[ポルトガル語]]圏
931 ⟶ 924行目:
** [[ポルトガル]]
* その他の[[地中海]]諸国
** [[ギリシャ]]-[[イオニア諸島]]、ギリシャの島-[[アテネ]]、[[アイルランド]]
** 南[[イタリア]]-[[ローマ]]、イタリア-[[トスカーナ州]]と[[ウンブリア州]]
** [[クロアチア]]、[[トルコ]]
* [[アフリカ]]
960 ⟶ 953行目:
{{出典の明記|section=1|date=2010年8月}}
{{雑多な内容の箇条書き|section=1|date=2018年4月}}
* [[1940年]]の[[ナチス・ドイツのフランス侵攻]]の際、[[電撃戦]]の前線にいたドイツ軍兵士はミシュランガイドを携行して侵攻の助けにした。[[1944年]]、連合軍は[[ノルマンディー上陸作戦]]の
* ミシュランガイド(レストラン・ホテル)フランス[[2003年]]版の表紙には、愛称だった『LE GUIDE ROUGE』が記され、イギリス版も『THE RED GUIDE』と、他言語でも同様に表紙を飾った。しかし翌年[[2004年]]版からは
* 1976年のフランス映画『[[手羽先とモモ]]』は、レストランガイドブック会社の社長デュシュマンとその息子を描いた[[コメディ映画]]である。デュシュマンガイドなる本は、ロゴや色、覆面調査と星による評価が明らかにミシュランガイドの[[隠喩]]となっている<ref name=RTS>{{Cite web|url=http://www.rts.ch/la-1ere/programmes/travelling/6363696-travelling-du-21-12-2014.html#6363692|title=L'aile ou la cuisse|accessdate=2015-02-14}}</ref>。デュシュマンを演じる[[ルイ・ド・フュネス]]は、映画内で老婦人や
* 世界一安いミシュラン星
* 2017年、サラリーマンながら、世界の
=== 三ツ星まつわる逸話 ===
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* [[1966年]]、[[パリ]]の人気レストラン「ルレー・デ・ポルクロール」のシェフ、アラン・ジックが自殺。ミシュランの評価が下がったことを気にしたのが原因とされる<ref name=trendy071122>内田麻紀 [http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20071121/1004665/?ST=life&P=5 光と陰に包まれたミシュランの歴史-ミシュランガイド東京2008大研究], 日経トレンディ, 2007年11月22日.</ref>。
* 伝記『星に憑かれた男』の主人公であり<ref>ウィリアム エチクソン (著), 小林千枝子 (訳) 『星に憑かれた男』 [[青山出版社]], 1996/05. ISBN 978-4900845121</ref>、「キュイジーヌ・ア・ロー(水の料理)」で[[1980年代]]に天才料理人ともてはやされた[[ベルナール・ロワゾー]]が[[2003年]]に自殺。レストラン・ガイド『[[ゴー・ミヨ]]』誌が同年にロワゾーの3つ星レストラン「ラ・コート・ドール」を最高点の19点から17点に落としたことに加え、ミシュランガイドでも3つ星から2つ星への降格が近いとする[[フィガロ (新聞)]]などの記事も一因といわれている<ref name=trendy071122/><ref>{{en icon}} William Echikson ''[http://www.newyorker.com/archive/2003/05/12/030512fa_fact2 Death of a Chef: The changing landscape of French cooking]'', [[ザ・ニューヨーカー]], 2003/05/12.</ref>。
* パリを代表する高級レストランのひとつとして3つ星を得ていた「[[マキシム (フランスのレストラン)|マキシム]]([[:fr:Maxim's|Maxim's]])」だが、[[1978年]]版から突然掲載されなくなった。マキシムは「当方はレストランではなく劇場。したがってミシュランは正しい」としたが、実際のところは3つ星から2つ星への降格を打診され、これを受けたマキシムがレストランとしての掲載を拒否したというものである。ナレは「自分から辞退した
=== NHKでの扱い ===
[[日本放送協会]](NHK)では、他の商標の扱いと同じく「ミシュランガイド」を避け、「権威ある世界的なレストランガイド」などと表現されていたが、2017年頃から「MICHELIN」ロゴの入ったガイド誌そのものを画面に出すようになり、2018年3月27日には『[[BS世界のドキュメンタリー]]
2020年10月7日、[[NHK教育テレビジョン|NHK Eテレ]] にて放送されたトークバラエティ『[[ねほりんぱほりん]]』に、「“世界一”のグルメガイド本調査員」と題して、現役の50代男性調査員が「シロウさん」という仮名で「声の出演」をした<ref>[https://www.nhk.jp/p/nehorin/ts/N1G2WK6QW5/episode/te/YZ978MJMXR/ 「“世界一”のグルメガイド本調査員」 NHK「ねほりんぱほりん」]</ref>。ミシュランガイド調査員が声だけとはいえテレビメディアに登場するのは世界初とされる<ref>[https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/10/05/kiji/20201005s00041000373000c.html ミシュラン現役調査員が世界初の“テレビ出演”「ブタの人形ならば」と許可 Eテレ「ねほりんぱほりん」] スポーツニッポン 2020年10月5日</ref>。これまで調査員の詳細を公には
== 脚注 ==
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