|
『'''ボイス 110緊急指令室'''』（ボイス 110きんきゅうしれいしつ）は、[[2019年]][[7月13日]]から[[9月21日]]まで[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]「[[土曜ドラマ (日本テレビ)|土曜ドラマ]]」で放送された<ref name="oricon20190513">{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2135315/full/|title=唐沢寿明&真木よう子、“声”を手がかりにしたサスペンス連ドラで初共演|newspaper=ORICON NEWS|publisher=[[オリコン|oricon ME]]|date=2019-05-13|accessdate=2019-05-13}}</ref>。[[大韓民国|韓国]]のドラマ『[[ボイス (テレビドラマ)|Voice]]』が原作<ref name="cafe20190513">{{Cite news|url=https://www.cinemacafe.net/article/2019/05/13/61502.html|title=唐沢寿明&真木よう子でタイムリミットサスペンス!7月期ドラマ「ボイス 110緊急指令室」|newspaper=シネマカフェ|publisher=[[イード (企業)|イード]]|date=2019-05-13|accessdate=2019-05-13}}</ref>。警察署の緊急指令室を舞台に、愛する人を同じ暴漢によって失った刑事と女性ボイスプロファイラーが犯罪被害者からの110番通報に対して迅速に対応していく姿を描く<ref name="oricon20190513"/>。主演は[[唐沢寿明]]<ref name="oricon20190513"/>。
[[2021年]][[7月10日]]からは続編となる『'''ボイスII 110緊急指令室'''』（ボイス ツー 110きんきゅうしれいしつ）が放送されている<ref name=":2" /><ref>{{Cite web|url=https://www.tvlife.jp/drama/371594|title=『ボイスII』唐沢寿明、真木よう子がハードなシーンでクランクイン 初回放送日は7・10に|website=[[TV LIFE|TV LIFE web]]|work=ワン・パブリッシング|date=2021-06-02|accessdate=2021-06-02}}</ref>。主演は前作から引き続き唐沢寿明が務める<ref name=":2" />。唐沢にとっては、自身が主演を務める連続ドラマでは初の続編作品となる<ref>{{Cite web|url=https://mantan-web.jp/amp/article/20210511dog00m200052000c.html|title=唐沢寿明：初の連ドラ続編 「ボイスII」7月から放送 真木よう子も帰還|website=[[まんたんブロード|MANTANWEB]]|work=株式会社MANTAN|date=2021-05-12|accessdate=2021-05-12}}</ref>。なお、本作ではタイトルの「ボイス」にかけ、人気声優が毎話登場する<ref>{{Cite news|author=黒田健朗|url=https://www.asahi.com/articles/DA3S15001682.html|title=（記者レビュー）ドラマで活躍する声優|newspaper=朝日新聞デジタル|page=24|publisher=朝日新聞社|date=2021-08-06|accessdate=2021-08-06}}</ref>。
== キャスト ==
: 演 - [[唐沢寿明]]
: 本作品の主人公。強行犯係 班長→緊急指令室 ECU（Emergency Call Unit）緊急出動班 班長。階級は[[警部補]]。[[1971年|昭和46年]][[6月3日]]生まれ。
: 通称「'''ハマの狂犬'''」{{Refnest|group="注釈"|かつて[[組織犯罪対策部|マル暴]]に所属していた頃、樋口は麻薬犯罪捜査で、麻薬密売組織の情報屋である秋葉敬三を不正に得た金銭で買収し、麻薬密売組織を壊滅させようとしていた。[[覚醒剤取締法|覚醒剤取締法違反]]被疑者・秋葉を同僚である志村弘毅と共に追跡していた時、秋葉は志村を刺し倉庫にガソリンを撒き道連れに自殺を図ったが樋口は情報屋の秋葉を救出し、志村は殉職した。後に火災時の状況を監察官が調査したが処分は受けなかった。だが実際に秋葉から金銭を不正に得ていたのは志村で、幼い息子の心臓移植手術を不正に得た金銭でしていたためにその罪悪感から志村は秋葉を救出する様に懇願し、諸事情を把握していた樋口は自らに不正行為の疑いをかけられても志村の息子の為に隠し通していた。}}。直情的だが情に厚く、部下たちからも慕われているが、正体不明の暴漢によって妻を撲殺されたことがきっかけで身を持ち崩し、妻の死から3年後にはかつての部下からも落胆されるほどに落ちぶれる。そんな中、妻の事件で因縁のあるひかりの希望でECUに引き抜かれるが、お互い家族を奪われた者同士打ち解け、共に事件の真相を追うようになる。
: 妻を殺した犯人「カチカチ野郎」の正体を知った際には殺意を抱くも、思いとどまり「生きて苦しめ」と吐き捨て、自らの手で逮捕し因縁を終わらせる。その後は一人息子・大樹の看病に専念するため一旦現場を離れたが、彼の退院直後に起こった事件の黒幕「白塗り野郎」を捕らえるため、死亡した2代目班長・重藤に代わり現場復帰した。
: 被疑者として逮捕された相良が秘密の暴露を含んだ自白をしたことから、犯人が相良であることについては疑っておらず、重大なミスで妻を死なせた上に相良の容疑を否定するような証言を行ったひかりに対して怒りを抱いている。
: ひかりからECU緊急出動班 班長に任命されるものの頑なに拒んだが、通報された被害者を協力して救助していくうちに、徐々に彼女と打ち解け始める。
: 顎を鳴らして話す雫や上杉を、「カチカチ野郎」と呼んでいる。
: ひかりに真犯人の情報を掴んだことを報告中に、上杉の部下たちに襲撃され消息を絶ったが、自力で脱出していた。
: 本郷ホールディングスが関わっているトンネル崩落事故がきっかけで、石川と本郷ホールディングスとの接点が見つかり、彼が警察の内通者と確信する。確信したときに石川を栞と葵の叔母・志津が店主の居酒屋に呼び出し、自身が雫を追い続けている事で彼が苦しみ続けているのを察し拳銃で殺すように指示を出すが未遂に終わる。
: 港東警察署でひかりが雫に拉致された時は、彼女を救助しに駆け付ける。雫に対して生きることで苦痛を味わうように忠告し、彼を逮捕する。
: その後、入院中の息子・大樹の看病に専念するため一旦現場を離れたが、退院とECU緊急出動班2代目班長・重藤の殺害事件を機に班長に復帰した。
: 神奈川医科大学病院に入院している大樹の病状について説明を受け病室に戻った後、熱傷創部の確認で現れた白塗りの男に襲われ、元町緑地付近にある廃止された井戸に監禁されるが、透たち緊急出動班によって救出される。
; 橘ひかり（たちばな ひかり）〈33 → 35〉
: 演 - [[真木よう子]]<ref name="oricon20190513"/>
: 本作品のヒロイン。緊急指令室 室員→県警[[科学捜査研究所|科捜研]]→緊急指令室 ECU室長。ボイスプロファイラー。階級は警部補→[[警視]]。
: 幼少期に微かな音を聞くことができる絶対聴感能力をの持っていることが分かるち主。
: 「カチカチ野郎」に追われていた樋口の妻・未希の通報を受けたが、同僚の催促にやむなく従い折り返し発信（コールバック）したことが一因となって未希が犠牲になってしまい、自身は直後に「カチカチ野郎」を巡回中に発見した父・修二を喪う。この出来事への後悔から一旦指令室を離れ、科捜研時代に絶対聴感能力に更に磨きをかけ、自ら志願して緊急指令室に戻りECUを新設させ、ボイスプロファイルの専門家となる。
: 3年前、緊急指令室で樋口の妻・未希のSOSに応じたものの、隠れていた未希が犯人に見つかりそうになり慌てて通話を切った際、同僚の手塚の催促によりコールバック（折り返しの発信）を行って未希の居場所を犯人に悟られてしまうというミスを犯し、助ける事ができなかった。1ヶ月後、未希殺害の被疑者・相良の法廷に検察側の証人として出廷し、彼の声が犯人の声ではないと証言する。
: 樋口とは当初衝突するも後に和解し、「カチカチ野郎」こと本郷を検挙し、因縁を終わらせた。
: 助けを求める人間が直ぐ近くにいるのに助けられなかった悔しさから、科捜研時代に絶対聴感能力に更に磨きをかけ、自ら志願して緊急指令室に戻りECUを新設させ、ボイスプロファイルの専門家となる。
: 樋口はECUを離れた後、後任としてやってきた重藤と恋仲になるが、「白塗り野郎」事件で彼を喪い、悲しみを乗り越え捜査に当たる。
: 葵が新田に誘拐された後に自身も誘拐され山奥に生き埋めにされるが、樋口に救助され一命を取り留める。
: 事情聴取のために港東警察署を訪ねた雫の声を聴いた瞬間に顔が強張り、彼の声が3年前に父・修二を殺害した犯人の声と同じであることに気づき、雫が修二や未希を殺害した真犯人と確信する。また、樋口がECUの一員として関わった事件に関する不当な理由で謹慎処分を下されたり、3年前に雫と電話で会話していた内容が消去されたりしていたことからECU内部に内通者がいると考え、それが樋口と最も付き合いが長い石川ではないかと疑っている。
: 一度は逮捕されるも病院で逃亡し、港東警察署に現れた雫に拉致され、彼に[[ケトルベル]]で撲殺されようとしたが怯えることなく立ち向かう。その後、樋口に救助される。
: 2年の間にECU緊急出動班 2代目班長・重藤と結婚を前提に交際していたが、白塗りの男に殺害された事で悲しみに暮れる。
; 石川透（いしかわ とおる）〈32 → 34〉
: 演 - [[増田貴久]]<ref>{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2136632/full/|title=NEWS増田貴久、刑事役に初挑戦 黒髪短髪でイメチェン「強く、優しい刑事を演じていきたい」|newspaper=ORICON NEWS|publisher=oricon ME|date=2019-06-01|accessdate=2019-06-01}}</ref><ref>{{Cite news2|title= NEWS・増田貴久が「ボイス2」出演|url= https://hochi.news/articles/20210519-OHT1T51295.html|newspaper= スポーツ報知|date= 2021-05-20|accessdate= 2021-05-20|publisher= 報知新聞社}}</ref>
| 