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[[阿刀田高]]は、「小説の一番の面白さは、謎が提示され、それが深まり、最終的にそれが解けてゆくことだが、この作品はその構造を持っている。砂がもう一つの主人公になっていて、砂は日ごとに変わり、独特の模様を描き、無機的である。生きているような様相を持っているし、何もないように見えながら、生命体を隠していたりして、非常に不思議な存在の砂に目をつけたというところが、この小説の面白さじゃないかと思う。人間の自由とは何なのか? 自分たちが接している日常とは何なのか? と、根本から問いかけるような側面があって、男と女の根源にも問いかけるようなことも持っている。これだけ小説の望ましい姿が詰め込まれている作品は、なかなか見当たらない。このぐらいの小説を生涯に一つ書けたら、死んでもいいぐらいに(同作品に)惚れている」と評している{{要出典|date=2014年7月}}。
 
== 映画化翻案 ==
=== 映画 ===
{{See|砂の女 (映画)}}
 
=== ラジオドラマ ===
*[[森永乳業]]名作シリーズ 第12集『砂の女』([[文化放送]])
**1963年(昭和38年)3月4日 - 4月13日 毎週月曜 - 土曜日 9:25 - 9:45 (全36回)
**脚本:安部公房。演出:[[宮沢明]]。音楽:[[佐藤慶次郎]]。
**出演:[[下元勉]](男)、[[奈良岡朋子]](女)、[[高田敏江]](恋人)、[[鈴木瑞穂]](友人・メビウスの輪)、[[滝沢修]](語り手・N)
 
=== 舞台 ===
*ケムリ研究室 no.2『砂の女』
**2021年8月22日 - 9月5日:[[シアタートラム]]
**2021年9月9日 - 9月10日:[[兵庫県立芸術文化センター|兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール]]
**上演台本・演出:[[ケラリーノ・サンドロヴィッチ]]
**音楽・演奏:[[上野洋子]]
**振付:[[小野寺修二]]
**出演:[[緒川たまき]](女)、[[仲村トオル]](男)、[[オクイシュージ]]、[[武谷公雄]]、[[吉増裕士]]、[[廣川三憲]]、[[町田マリー]](声とシルエットのみ)
**企画・製作:[[キューブ (芸能プロダクション)|キューブ]]
 
== 関連小説 ==