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== 学校数・生徒数 ==
20192020年([[令和]]2年)5月1日現在で学校教育法に基づく高等学校は[[全日制]]・[[定時制]]合わせて全国に4,887874校あり、その内、[[国立学校|国立]]15校、[[公立学校|公立]]3,550537校、[[私立学校|私立]]1,322校。在校生は3,168,262人であり<ref>{{Cite web|url=https://www.mext.go.jp/content/20200825-mxt_chousa01-1419591_8.pdf|title=令和2年度学校基本調査(確定値)の公表について|accessdate=2021年9月13日|publisher=文部科学省}}</ref>、男子1,601562,887983人、女子1,566529,375081人である<ref>{{Cite web|url=httphttps://www.mexte-stat.go.jp/componentstat-search/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2019/08/08/1419592_2.pdffiles?page=1&layout=datalist&toukei=00400001&tstat=000001011528&cycle=0&tclass1=000001148386&tclass2=000001148404&tclass3=000001148405&tclass4=000001148412&tclass5=000001148413&cycle_facet=tclass1%3Acycle|title=調査結果の概要(初等中等教育機関、専修校・各種学校) (PDF:1163KB) PDF年別生徒数|accessdate=20192021892413日|publisher=文部科学省}}</ref>。このほか[[#通信制の課程|通信制]]の高等学校がある。
 
[http://ja.wikisource.org/wiki/2000%E5%B9%B4%E5%9B%BD%E5%8B%A2%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%AC%AC14%E8%A1%A8 2000年(平成12年)国勢調査統計表]の通り、日本の高等学校の在学者には15歳から18歳の生徒が多く、19歳以上の生徒は少ない。高等学校に入学できる最低年齢は、学校教育法の規定およびその[[法解釈]]によって15歳となっているが、上限は日本国の[[法令]]では規定されておらず、法令上、最低年齢を超えていれば年齢は何歳でも構わない。また、[[高校無償化法]]の対象にはならないものの、「高等学校」「[[中等教育学校]]」「[[特別支援学校]]の高等部」「高等学校に相当すると認定された日本国外の課程」を卒業した人が、再び高等学校に入学・学習することも法令上、制限されていない。[[普通科 (学校)|普通科]]高等学校卒業者が職業技術を身につけるために[[工業科]]の高等学校に[[編入学|編入]]する例が挙げられる。
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夜間定時制課程は、中学校卒業時に[[就職活動|就職]]する人が大幅に減少したため生徒数も同様に減少しており、学校の統廃合が進んでいる。<br />しかし、都市部で近隣の夜間定時制の閉課や統合になどによって多数の生徒が集中して、東京都立で[[東京都立立川高等学校|立川高校]]や[[東京都立町田高等学校|町田高校]]、[[東京都立農業高等学校|農業高校]]のように生徒数300人から400人程度の比較的大規模となった学校が生じた。<br />また、都市部以外の地方でも、[[島根県]]や[[鹿児島県]]で定時制課程を持つ高校が2〜3校まで減少したり、[[福井県]]で夜間定時制が[[嶺北]]の[[福井県立道守高等学校|道守高校]]に集約されて、[[嶺南]]で自宅通学が容易な県内の夜間定時制が消滅するなど、統廃合で近隣校が減少することで、志願者にとって遠距離通学を迫られたり、勤労者が通学困難になるなどの問題も生じている。
 
=== 高等学校(通信制の課程) ===
{{Main|高等学校通信教育}}
通信制の課程(通信制課程)とは、[[通信教育|通信による教育]]を行う課程のことである。[[学校教育法]]により、修業年限は3年以上と定められており、20172020年度は3年制は216課程222校、4年制は61課程68校である<ref>[http{{Cite web|url=https://www.e-stat.go.jp/SG1stat-search/estat/List.dofiles?bidpage=0000010930251&cycodelayout=datalist&toukei=00400001&tstat=000001011528&cycle=0 学校基本調査 平成29年度(速報) 初等中等教育機関、専修学校・各種学校 学校調査・学校通信教育調査 幼稚園,幼保連携型認定こども園,小学校,中学校,高等学校 高等学校(通信制)高等学校(通信制)の&tclass1=000001148386&tclass2=000001148404&tclass3=000001148405&tclass4=000001148412&tclass5=000001148414&cycle_facet=tclass1%3Acycle|title=修業年限別通信制を置く学校数,入学状況及び生徒数](本科)|accessdate=2021年9月13日|publisher=文部科学省}}</ref>。<br />複数の都道府県の生徒が在学する広域通信制高校の一部では、学習環境など基準に満たない劣悪な学校が存在したため、文部科学省はそのような広域通信制高校の調査・監査・改善命令を行った。
複数の都道府県の生徒が在学する広域通信制高校の一部では、学習環境など基準に満たない劣悪な学校が存在したため、文部科学省はそのような広域通信制高校の調査・監査・改善命令を行った。
 
=== 学習方法 ===
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== 学科による分類 ==
{|class="wikitable floatright" style="font-size:90%;margin-left:1em;text-align:right"
|+小学科数(本科)(平成31令和2年度)<ref>{{Cite web|url=https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400001&tstat=000001011528&cycle=0&tclass1=000001135783000001148386&tclass2=000001135784000001148404&tclass3=000001135785000001148405&tclass4=000001135792000001148412&tclass5=000001135793000001148413&cycle_facet=cycle|title=小学科数(本科)|accessdate=20202021191013日|publisher=統計局}}</ref>
!colspan="2"|学科!!計!!全日制!!定時制
|-
|{{rh}} colspan="2"|普通科||3,992979||3,562545||430434
|-
|{{rh}} rowspan="9"|[[専門教育を主とする学科|専門教育]]
|{{rh}}|農業に関する学科||792786||772767||2019
|-
|{{rh}}|工業に関する学科||1,868864||1,694693||174171
|-
|{{rh}}|商業に関する学科||968945||898875||70
|-
|{{rh}}|水産に関する学科||82||82||-
|-
|{{rh}}|家庭に関する学科||331318||319307||1211
|-
|{{rh}}|看護に関する学科||9596||9394||2
|-
|{{rh}}|情報に関する学科||23||22||1
|-
|{{rh}}|福祉に関する学科||9998||9998||-
|-
|{{rh}}|その他の学科||644651||641648||3
|-
|{{rh}} colspan="2"|[[総合学科]]||387389||346347||4142
|- style="background:#eee;font-weight:bold"
|{{rh}} colspan="2"|計||9,281231||8,528478||753
|}
日本の高等学校には、[[学科 (学校)|学科]]がおかれる。[[高等学校設置基準]]第5条により、学科の種類は次の通り定められている<ref name="unesco" />。