「便器」の版間の差分
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▲|独自研究=2019年4月9日 (火) 10:09 (UTC)
[[File:Setouchi Triennale -Teshima Yokoo House (豊島横尾館)横尾忠則-永山裕子 DSCF3593.JPG|thumb|300px|right|現代では[[日本]]でも主流になった「'''洋式'''」といわれる腰掛大便器([[豊島横尾館]][[トイレ]])]]
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== 概要 ==
[[住宅]]や[[施設]]といった世界中のあらゆる[[建築物]]において、[[便所]]に設置されている。便器の形状や設置の仕方、[[汚物]]の処分方法は、使用されるそれぞれの国の生活習慣や水事情によって異なる。小用専用の[[小便器]]と、大小用兼用の大便器がある。大便器には、[[排水トラップ|トラップ]]とよばれる水たまりを持つ[[水洗式便所|水洗式]]の便器と、主に[[汲み取り式便所|汲み取り式]]として使われる、便器に穴が空いた[[落下式便所|落下式]]の便器があ
一般に設置には給水排水工事を伴うため、日本では購入や工事は衛生設備工事業者が行うのが普通であり、[[卸売]]業者や[[問屋]]からは衛生設備工事業者や水道設備業者以外の一般には販売されないことが多かったが、最近では埋め込み等施工が困難な和式便器に対し、比較的施工が容易になった洋式便器が主流となり、[[DIY]]、[[日曜大工]]で施工される事も増えた事から[[ホームセンター]]などでも販売され、消費者が小売店や[[通信販売]]で直接購入
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== 小便器 ==
[[File:
[[日本]]にある近代的な陶器製の[[小便器]]は、主に男性用で、座らずに用を足す形になっている製品がほとんどである。衛生的観点から、尿の跳ね返りや[[尿石]]の付着を防ぐために、[[トイレボール]]と呼ばれる洗浄薬剤を[[排水口]]付近に置いたり、水洗式小便器上部の給水管に連結したサニタイザーディスペンサー(薬剤供給装置、Sanitizer dispenser)により薬剤を便器に供給することもある。
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[[File:Squat-toilet-with-tank.jpg|thumb|150px|(米国[[ミシガン州]]のSaline)]]
[[File:French Squatter Toilet.jpg|thumb|150px|自動車道のサービスエリアの公衆トイレ [[フランス]]の[[トゥールーズ]]]]
大便器は大小用に用いられる普通の便器のことであり、しゃがみこみ式(和式・和風と呼んでいる日本の伝統的便器)と腰掛式(おもに洋式・洋風)がある。なお、しゃがみこみ式は日本独自のものではなく西洋を含めた各国に存在する
=== しゃがみこみ式 ===
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; トルコ式
: アラブ式から発展した形態で、日本では腰掛の「洋式」と区別するため(イスラーム圏の)トルコ式と呼称しているが、'''実際には[[ヨーロッパ大陸|ヨーロッパ]]の[[キリスト教]]圏の国で見られる形態'''である。
いずれの形式も金隠しがない、ボウル面が狭い、しゃがみこんだ時の足幅が狭いなど、和式ほど洗練されていなかったこと、文化的に受け入れられなかったこと、日本型の水洗便所(紙など多少の異物を同時に流す)に適さなかったこと等から、日本国内において生産・販売された実績はない。
==== 和風大便器(和式大便器){{Anchors|和風|和式|和風大便器|和式大便器}} ====▼
{{main|日本の便所#和式}}
しゃがみこみ式のひとつで、日本特有の構造であることから通常は'''和式'''と称される<ref group="注釈">[[ブルーノ・タウト]]は『タウトが撮ったニッポン』([[武蔵野美術大学]]出版局)の中で「日本式のしゃがむトイレは優れている」と書いている。</ref>。'''和便'''(わべん)または'''日本式'''とも言う(韓国など海外では「東洋式」と呼ばれる場合もある)。床に埋め込まれる形で施工される、跨り屈んで使用する大便器。ドアが便器の前後方向にある場合、ドアを背にする向きで設置される
和式便器は、床に面一施工した場合、床洗いした清掃時の汚れた水を直接便器に流し込める清掃時の利点もある。
幼稚園、保育園向けにサイズを
金隠しが[[凶器]]となるおそれがあるため、[[刑務所]]用に金隠しのないタイプもある。
便器に直結されているフラッシュバルブや給水管につかんでしゃがみこむとパイプ
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File:
File:How to Use the Japanese-style toilet.jpg|250px|thumb|使用方法
File:OldJapaneseToilet.jpg|thumb|155px|明治時代の和式大便器(禅寺)
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身体障害者の使用に資する他、快適性の向上を図るため、
* 便座が電熱機能を持った暖房便座
* 温水を噴出させ大小用後の洗浄ができる[[温水洗浄便座]]
和
近年、さらなる高機能化が進み、便蓋の自動開閉、便器の自動洗浄機能などを搭載する商品も多くなり、電装化の進みつつある製品でもある。
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File:Bum_Gun_Installation.JPG|150px|便座の横に取り付けられたビデ・シャワー
File:Koshikake_Toilet_ShiyohohoSticker.JPG|150px|かつて団地などに見られた洋式便器の使い方のステッカー
File:Japanese toilet in the 1930s.JPG|150px|国産サイホンゼット便器
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=== タンクの節水 ===
節水効果を上げるため、よくサイホン系でタンク内にペットボトルや煉瓦などを入れ、タンクに貯水できる水量を減らすことが行われているが、メーカーでは「これは誤りで、かえって故障の原因となる」として、行わないよう求めている。なお、タンクを用いるものでは、タンクと便器が一体となって設計されており、タンク満量の水量でどんな排泄物でもきれいに洗い流すことができるようにしている。{{要出典範囲|date=2021年7月|[[九州朝日放送]]『[[ドォーモ]]』が、TOTO本社でトイレ開発の現場を取材した際にも、関係者が開発方法を示しながらこの点を指摘した}}。
== メーカー ==
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