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=== その他 ===
:*免疫療法 - [[免疫療法]]とは、種々の方法で[[免疫系]]を賦活化させ、癌の進行を抑える治療法である。腫瘍特異的な[[抗原]]に対する[[細胞傷害性T細胞]]を誘導する方法などが試みられている。[[副作用]]が比較的軽微であるのが特徴で、他の抗癌療法との併用も行われている。未だ開発途中の治療法であり、一部の施設で[[臨床試験]]として行われている程度である。また民間において独自に活性化自己リンパ球移入療法を行っている施設もあるが、治療効果におけるエビデンスが乏しいため一般には推奨されていない。「切除不能膵癌」については、日本膵臓学会はその診療ガイドラインにおいて「切除不能膵癌に対して生存期間の延長を考慮した場合,一般臨床として免疫療法を行わないことを提案する」としている<ref>[http://www.suizou.org/pdf/pancreatic_cancer_cpg-2016.pdf#page=197 膵臓診療ガイドライン 2016年版]. 金原出版. (2016) 2019年10月31日閲覧。</ref>
*免疫療法
:*支持療法 - [[支持療法]]とは、癌による諸症状を緩和するために行われる治療法である。痛みの緩和、消化器症状の緩和、栄養状態の改善、腹水のコントロール、精神的苦痛のケアなど、その範囲は多岐にわたる。症状コントロールにより抗癌治療の継続を可能にし、有効な抗癌治療がなくなった後でも[[QOL]]を保ち命を全うすることを可能とする。膵癌においてはほぼすべての患者が癌により死亡するため、特に重要と考えられている。
:[[免疫療法]]とは、種々の方法で[[免疫系]]を賦活化させ、癌の進行を抑える治療法である。腫瘍特異的な[[抗原]]に対する[[細胞傷害性T細胞]]を誘導する方法などが試みられている。[[副作用]]が比較的軽微であるのが特徴で、他の抗癌療法との併用も行われている。未だ開発途中の治療法であり、一部の施設で[[臨床試験]]として行われている程度である。また民間において独自に活性化自己リンパ球移入療法を行っている施設もあるが、治療効果におけるエビデンスが乏しいため一般には推奨されていない。
:「切除不能膵癌」については、日本膵臓学会はその診療ガイドラインにおいて「切除不能膵癌に対して生存期間の延長を考慮した場合,一般臨床として免疫療法を行わないことを提案する」としている<ref>{{Cite book|title=膵臓診療ガイドライン 2016年版|date=|year=2016|publisher=金原出版|url=http://www.suizou.org/pdf/pancreatic_cancer_cpg-2016.pdf#page=197|accessdate=2019-10-31}}・[http://www.suizou.org/pdf/pancreatic_cancer_cpg-2016.pdf#page=206]</ref>。
*支持療法
:[[支持療法]]とは、癌による諸症状を緩和するために行われる治療法である。痛みの緩和、消化器症状の緩和、栄養状態の改善、腹水のコントロール、精神的苦痛のケアなど、その範囲は多岐にわたる。症状コントロールにより抗癌治療の継続を可能にし、有効な抗癌治療がなくなった後でも[[QOL]]を保ち命を全うすることを可能とする。膵癌においてはほぼすべての患者が癌により死亡するため、特に重要と考えられている。
 
== 予後 ==