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{{出典の明記| date = 2021年9月}}{{Otheruses|文化としてのアンダーグラウンド|その他|アンダーグラウンド}}
 
'''アンダーグラウンド'''(underground)は、[[地下]]の意。転じて[[地下運動]]。[[反権威主義]]などを通じて波及し[[1960年代]]後半に起こった商業性を否定した[[文化]]・[[芸術]]運動のことを指す<ref name=":0">{{Cite web|title=アングラとは|url=https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9-429119|website=コトバンク|accessdate=2021-09-16|language=ja|first=精選版|last=日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典内言及}}</ref>。より広義には社会の主流、単対抗した文化の非公式・非合法であることを指すいう<ref name=":0" />。'''アングラ'''と略される。
 
== 概要 ==
*なおWikipedia英語版 ([[:en:Underground culture|Underground culture]]) では、[[アンダーグラウンド]]と[[インターネット]]を関連づけてはいない。
{{独自研究範囲|元々はアンダーグラウンドとは地下運動を通じて、旧来の[[社会体制]]に対しての反発、批判精神による[[反体制]]活動を指す。例えば、アメリカの[[奴隷制]]に抵抗した[[地下鉄道 (秘密結社)]]、戦前の[[全体主義]]に対抗した[[レジスタンス運動]]や、戦後のパリ[[実存主義]]運動、1950年代の[[ビートニク|ビートニクス]]などが挙げられる。アンダーグラウンドの定義は、こうした一般に認知される可能性の低い、水面下に密かに行われていた活動を指している。|date=2021年9月}}
 
== 文化としてのアンダーグラウンド ==
元々はアンダーグラウンドとは地下運動を通じて、旧来の[[社会体制]]に対しての反発、批判精神による[[反体制]]活動を指す。例えば、アメリカの[[奴隷制]]に抵抗した[[地下鉄道 (秘密結社)]]、戦前の[[全体主義]]に対抗した[[レジスタンス運動]]や、戦後のパリ[[実存主義]]運動、1950年代の[[ビートニク|ビートニクス]]などが挙げられる。アンダーグラウンドの定義は、こうした一般に認知される可能性の低い、水面下に密かに行われていた活動を指している。
 
その後、[[1960年代]]のアメリカやヨーロッパを起点として、[[西側社会]](主に[[資本主義]]システムと[[キリスト教]]規律)に対する政治的・文化的な対抗、[[権威主義]]や[[保守主義]]、エスタブリッシュメント、政治家、資本家・大企業への反発・抵抗は、[[ヒッピー]]などの若者を中心にした[[カウンターカルチャー]]として発展した<ref>Theodore Roszak, ''The Making of a Counter Culture: Reflections on the Technocratic Society and Its Youthful Opposition'', 1968/1969, Doubleday, New York,{{ISBN|978-0-385-07329-5}}.</ref>。彼らが唱えた価値観は、文化多元主義、東西の宗教を融合した[[ニューエイジ]]宗教、[[社会主義]]的平等、自由恋愛(と性行為)、マイノリティの尊重、[[フェミニズム]]、[[LGBT]]([[性的マイノリティ]])の受容、ドラッグの合法化、自然との調和・エコロジーなどである。
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== インターネット ==
インターネット上において[[サイバーカルチャー|表沙汰]]にはできないこと、違法行為の指南を扱ったサイトのことを指す。「アングラサイト」とも呼ばれた。{{独自研究範囲|インターネット関連規制の法律が不備だった時代はアングラ文化の一部とも見なされたが、現在では単なる[[インターネット犯罪]]である。|date=2021年9月}}
 
ただし、これらが上述のアンダーグラウンド文化と異なるのは、弱者搾取的な犯罪行為が多く含まれるということである。アンダーグラウンド文化は、宗教や国家権威による抑圧や大企業による資本搾取などから人間性(や自然の尊厳)を回復するという大義名分を持っており、単なる自分の利益のための犯罪や弱いものいじめは[[文化]]ではない。
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ハイテク犯罪については[[サイバー犯罪]]に移転。また[[ダークウェブ]]も参照。
 
{{要出典範囲|インターネットがアンダーグラウンド扱いされる一つの原因として、IT企業経営者のモラルの低さや、モラルそのものがないことがあげられる。|date=2021年9月}}ネットの巨大掲示板の元運営者[[西村博之]]は、裁判で敗訴した分の巨額賠償金や税金の未払いについて、質問をした報道陣に対し「支払わなくてもどうということはないので支払わない」「踏み倒そうとしたら支払わなくても済む。そんな国の変なルールに基づいて支払うのは、ばかばかしい」と、支払いの[[意思]]がないことを明らかにした<ref>[http://web.archive.org/web/20121001035559/http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20070320nt08.htm 2ちゃんねる賠償金「死刑なら払う」…管理人・西村氏](2007.3 [[読売新聞社]] ウェブアーカイブ)</ref>。
 
2010年1月、書籍『[[ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない]]』(ISBN 978-4104715213)の[[印税]]が[[新潮社]]から掲示板運営者に支払われていることに着目し、印税を差し押さえることで初めて損害賠償金が回収される<ref>[http://www.j-cast.com/2010/02/18060468.html?p=all 2ちゃんねるから「賠償金」 回収成功は極めて珍しいケース] - 2010.2[[J-CASTニュース]]2020年3月23日閲覧</ref>。掲示板管理人への捜査に関する国家賠償請求訴訟について