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若干の訂正
若干の訂正
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* 『機動戦士ガンダムSEED』
: プラント最高評議会のオペレーション・ウロボロスの見直しの圧力を受けて、[[アフリカ]]戦線が強化。
: C.E.71年2月13日にビクトリア宇宙港は陥落。翌日、プラントにて行われた[[#血のバレンタイン|血のバレンタイン]]追悼式典に花を添えることとなる<ref name="CEN"/>。ザフトの兵士は基地陥落時に投降した地球軍兵[[捕虜]]を整列させ[[銃殺]]していた。
: 同日、クルーゼ隊の追撃を振り切ったアークエンジェルがザフト勢力圏内の[[コズミック・イラの勢力#アフリカ共同体|アフリカ共同体]]の[[リビア砂漠]]に降下。
: カオシュン宇宙港に続き、ビクトリア宇宙港も陥落した事で、地球連合軍のマスドライバー施設は大西洋連邦占領下にあるパナマ宇宙港の「ポルタ・パナマ」のみとなる。
 
=== マラッカ海峡突破戦 ===
: C.E.71年3月15日に[[マラッカ海峡]]で勃発したアークエンジェルとザフト部隊による戦闘(本篇・外伝ともに割愛されている設定上のみの出来事)。撃退したものの多数被弾<ref name="CEN"/>
: その8日後の3月23日、ボズゴロフ級の故障で遅れていたクルーゼ隊属ザラ隊が追いつき、アークエンジェルに奇襲をかける(本篇第25話のコールドオープン)。しかしアークエンジェル側がオーブ連合首長国の領海侵犯を起こした事で戦闘は中断、ザラ隊も一時撤退した。
 
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=== オペレーション・スピットブレイク ===
* 『機動戦士ガンダムSEED』
: C.E.5月5日~8日にかけて行われた<ref name="CEN"/>。戦争に終止符を打つべくプラント最高評議会において可決された作戦。宇宙から大規模な攻撃部隊を地上の地球連合軍側の拠点に降下させ拠点を制圧するという強襲作戦だった。
: この作戦の前にプラントは地球と宇宙の行き来を可能とする[[マスドライバー]]を持つ地上拠点のほとんどを掌握しており、地球連合軍のもとに残されていた宇宙港は[[コズミック・イラの施設#パナマ基地|パナマ基地]]だけとなっていた。このため、その最後の宇宙港を奪取することで地球連合軍の宇宙と地上の戦力を分断し、地球連合軍を地上に封じ込めることが可能になるとして、パナマ基地攻略を目標としてオペレーション・スピットブレイクは立案、可決された。
: しかしパナマ基地の攻略という計画は表向きのもので、実際には地球連合軍最高司令部が存在するアラスカ([[コズミック・イラの施設#アラスカ基地|JOSH-A]])を強襲することが真の目的であった。こうした「オペレーション・スピットブレイクの真の目標」については作戦に参加するザフト兵はおろか作戦を可決した評議会議員の多くも知らず、パトリック・ザラら評議会議員の一握りの者が知るのみだった。
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: この時、地球連合軍上層部と基地内兵員の大部分は基地最下層の潜水艦ドックから密かにアラスカを脱出しており、基地に残っていた[[大西洋連邦]]にとって政敵とも言うべき[[ユーラシア連邦]]を主力とする防衛部隊(一部にはアークエンジェルの様に大西洋連邦所属部隊でありながら不必要な邪魔者として切り捨てられた部隊もいた)には事情は知らされていなかった。このサイクロプスによって、ザフトは地上における戦力の大半を失った(同時に、ユーラシア連邦軍もアラスカ守備隊戦力も壊滅し、大きく疲弊した)。
: この戦力喪失により、ザフトは地上で戦線を維持することが難しくなり、以後は地球連合軍によるプラント本国攻撃にそなえ宇宙戦力の増強に力を入れることになる。またユーラシア連邦のアラスカ防衛部隊も壊滅したことから、ユーラシア連邦は連合内での発言力を喪失。以後地球連合軍は大西洋連邦(そしてその背後にいる[[ブルーコスモス]])が更なる主導権を得ていく。しかし、ユーラシア連邦と東アジア共和国はアラスカでの作戦に不快感を表明し、大西洋連邦との間に溝が生まれる<ref name="CEN"/>。
: なお、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』本編PHASE-37(リマスター版35)JOSH-Aの崩壊は対外的には「ザフトが新型大型破壊兵器を使用した」とされ、地球連合軍による反プラント宣伝に利用されている。
 
=== フリーダム強奪事件 ===
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=== パナマ攻略戦 ===
* 『機動戦士ガンダムSEED』
: オペレーション・スピットブレイクでの戦力喪失の結果、逆に宇宙の本国を地球連合軍に突かれる恐れの生じたザフトは、地球軍を地上に封じ込めるため地球軍側に唯一残されたパナマ基地の[[マスドライバー]]施設「ボルタ・パナマ」の破壊を目標とした作戦を立案、発動させた(C.E.71年5月25日)。この作戦のためザフトは、アフリカ戦線を縮小。[[コズミック・イラの施設#ジブラルタル基地|ジブラルタル基地]]より兵力を大量投入している<ref name="CEN"/>
: 作戦開始直後はザフト有利の戦況であったが、この戦闘で地球連合軍初の量産型MS[[ストライクダガー]]を擁する第13独立部隊及び[[ストライクダガー#ロングダガー|ロングダガー]]が実戦投入され、戦局は一時地球軍に傾く。しかしザフトが軌道上から電磁パルス発生装置である[[ザフトの艦船及びその他の兵器#グングニール|グングニール]]を降下・起動させたことにより、グングニールの放つ[[電磁パルス|電磁パルス(EMP)]]が引き起こしたサージ電流によって地球連合軍のMSや戦車・戦闘機などの通常兵器、パナマ基地などの電子機器は機能を停止させられて、[[超伝導]]体であるマスドライバーの基線も破壊された。
: なお、ザフトのMS部隊はあらかじめグングニール用のEMP対策を施しており、グングニールの影響を受けずに済んでいる。これによりザフトはマスドライバー破壊という目標を達成した。
: しかし、この作戦終了後にザフト軍は国際条約を無視し、投降した連合軍兵士の捕虜に対する組織的な虐殺を実行した光景一件に凄惨有り余るものであっ、パナマ攻略に参加し(後の第三次ビクザフリア攻防戦で連合軍部隊に直前捕虜条約黙殺という事態を招く)。また、アラスカ基地攻略作戦で部隊の生き残りが多く球連合を失への敵愾心が強かった状態であるに事が要因とかかわらずパナマ基地攻略を強行したため、ザフトの地上軍は戦力を大きく損耗しされしま、その結果、マスドライバーがある[[コズミック・イラの施設#ビクトリア基地|ビクトリア基地]]の防衛が手薄にな<ref>『機動戦士ガンダムSEED OFFICIAL FILE メカ編vol.3』講談社 2003年9月9日第一版発行 27頁。(ISBN 4063347702)</ref>
: 一方の地球連合は、保有するマスドライバーの全てを失い、宇宙へ大規模に軍を送ることが不可能となった。そのためこの状況を打開するべく、マスドライバーを保有する[[中立国]]のオーブ連合首長国に対し戦争協力の圧力を強めると同時に、[[コズミック・イラの施設#ビクトリア基地|ビクトリア基地]]奪還に力を傾注していくことになる。
 
=== オーブ解放作戦 ===
* 『機動戦士ガンダムSEED』
: C.E.71年6月15日<ref name="CEN"/>、地球連合軍が[[地球連合軍の機動兵器#後期GAT-Xシリーズ|後期GAT-Xシリーズ]]([[カラミティガンダム|カラミティ]]、[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]、[[レイダーガンダム|レイダー]])のテストと[[マスドライバー]]施設の接収を兼ねて、中立国のオーブ連合首長国に侵攻した作戦。作戦はビクトリア奪還作戦と並行して行われ実質的な総指揮官は、地球連合の首脳会議でオーブへの攻撃を示唆したブルーコスモスの盟主[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ムルタ・アズラエル|ムルタ・アズラエル]]である。
: 6月13日にオーブは政権の解散、国軍の解体、オーブ所有のマスドライバー施設カグヤの貸与を要求されたが、通告から48時間後にこれを拒否する回答を行ったため戦闘となる。地球軍は前述の3機とストライクダガーを投入し攻撃を仕掛けるが、オーブ軍は[[M1アストレイ]]を投じ防戦。[[コズミック・イラの勢力#モルゲンレーテ社|モルゲンレーテ社]]に匿れていたアークエンジェルも加わるものの、物量で圧倒的に勝る地球軍に抗し切る事はできず、侵攻開始の翌日にオーブは陥落する事となる。
: 敗北を悟ったオーブ連合首長国前代表 ウズミ・ナラ・アスハは、アークエンジェルと娘の[[カガリ・ユラ・アスハ]]を搭乗させた[[コズミック・イラの艦船及びその他の兵器#イズモ級|クサナギ]]をマスドライバーを用いて宇宙に上げた後、地球連合が狙っていたマスドライバーとモルゲンレーテ社の施設を爆破。これに伴い自らも他の五大氏族首長らと運命を共にし[[自決]]した。
: 漫画作品『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』においては、この裏でウィンスレット・ワールド・コンツェルンの技術と生産力を狙う連合の陰謀でラス・ウィンスレットが拉致される。
: この作戦の終了後オーブは、戦後地球連合-プラント間で結ばれるユニウス条約が発効するまで[[大西洋連邦]]の監視下に置かれることとなった。
: この作戦については、[[オーブ連合首長国]]の項にも詳細な記述があるので、そちらも参照。
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=== 第三次ビクトリア攻防戦 ===
* 『機動戦士ガンダムSEED』
: C.E.71年6月18日、ユーラシア連邦を主力とした地球連合軍が、ザフト占領下の[[コズミック・イラの施設#ビクトリア基地|ビクトリア宇宙港]]の奪還を目的とした戦闘<ref name="CEN"/>。地球連合軍の最大目的は、ビクトリア宇宙港のマスドライバー施設「ハビリス」を無傷で手に入れることであった。
: 量産MSストライクダガーの大量投入と、アラスカ戦以降のザフト地上部隊の弱体化で戦況は地球軍の有利に進む。基地は1週間後の6月25日に陥落。ザフトはマスドライバーを自爆させようとするが、寸前で地球軍は特殊部隊を突入させ、自爆を阻止。地球軍はビクトリア基地を奪還し、以後ビクトリア基地は地球軍の主力宇宙港となった<ref name="CEN"/>。この戦いでいくつかのダガーのバリエーション機が投入され、実戦評価が行われた<ref name="CEN"/>
: また『機動戦士ガンダムSEED MSV』の設定では、この戦いで[[ガンダムSEED MSV#エドワード・ハレルソン|エドワード・ハレルソン]]が[[カラミティガンダム#ソードカラミティ|ソードカラミティ2号機]]で出撃。多大な戦果をあげ、“切り裂きエド”の二つ名は決定打となった。『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B』においてはこの時エドワード・ハレルソンを指揮していたのはオーブの[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ロンド・ギナ・サハク|ロンド・ギナ・サハク]]であった。彼は[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ムルタ・アズラエル|ムルタ・アズラエル]]と、オーブのマスドライバーを見逃す代わりにビクトリア基地奪還に協力する契約を交わした<ref>千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B』メディアワークス、2005年8月、132-135頁。(ISBN 978-4840231992)</ref>、『SEED』アニメ本編にてオーブのマスドライバーは地球連合軍との交戦の末、ウズミ・ナラ・アスハ前代表の手によって破壊されてしまった。他にもいくつかのダガーのバリエーション機が投入され、実戦評価が行われた。
: ザフトには、ビクトリア基地を再占領または破壊する戦力(特に地上戦力)が残っていなかったため、このビクトリア基地宇宙港陥落によってオペレーション・ウロボロスは完全に失敗・頓挫し、プラント最高評議会は翌26日、宇宙戦力の増強を決議<ref name="CEN"/>
: 小説版ではパナマ攻略戦におけるザフト軍の捕虜条約違反となる組織的な虐殺行為により、地球連合ではにおいて既に捕虜条約は黙殺されており、大破し。そのため、地球連合軍は一切の降伏を認めず、基地機体等にき残った存するザフト兵殲滅射殺て回っとされる<ref>後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED 5 終わらない明日へ』角川書店、2004年2月1日、50-51頁。ISBN 4-04-429105-5。</ref>。アニメ本編でも大破したザフトのモビルスーツに対して歩兵の掃討部隊が展開しており、生き残ったパイロットを警告なしで銃殺する描写がある。一方で、漫画版機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』ではエドワードがジンのパイロットを投降させているものの、部下(ユーラシア出身)から命令に反する行為であることが言及されている。
 
=== 第二次カサブランカ沖海戦 ===
* 『機動戦士ガンダムSEED MSV』
: C.E.71年7月24日<ref name="CEN"/>、地球連合軍が[[コズミック・イラの施設#ジブラルタル基地|ジブラルタル基地]]に侵攻。カサブランカ沖にてグーン、ゾノの水中MS部隊が、[[ガンダムSEED MSV#ジェーン・ヒューストン|ジェーン・ヒューストン]]率いる少数の[[フォビドゥンガンダム#フォビドゥンブルー|フォビドゥンブルー]]、[[フォビドゥンガンダム#ディープフォビドゥン|ディープフォビドゥン]]らにより壊滅状態に陥れられた。
: これによりザフトは、地球軍の侵攻を防げなくなりジブラルタル基地を放棄せざるを得なくなり、ヨーロッパから撤退することになる。以後、戦局は大洋州連合方面に移行することとなる。
 
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=== ボアズ攻略戦 ===
* 『機動戦士ガンダムSEED』
: C.E.71年9月23日<ref name="CEN"/>、地球連合軍がエルビス作戦の発動に伴いプラント最前線の宇宙要塞[[コズミック・イラの施設#ボアズ|ボアズ]](旧[[コズミック・イラの勢力#東アジア共和国|東アジア共和国]]資源衛星『新星』)攻略のために行った戦闘。
: 地球軍は第6、第7機動艦隊が参加し、モビルアーマーのメビウスに加えストライクダガーを投入しボアズへ侵攻。対するザフトのボアズ守備部隊は従来のジン、シグー、量産機では初めて小型ビーム兵器標準装備の[[ゲイツ (ガンダムシリーズ)|ゲイツ]]で迎え撃つ。
: 宇宙空間でのMS戦においてはザフト側に一日の長があり、数と装備の不利にもかかわらず善戦し、当初は優勢に戦いを進めていたが、[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)#ドミニオン|ドミニオン]]所属のカラミティ、フォビドゥン、レイダーや[[ストライクダガー#モーガン・シュバリエ機|ガンバレルダガー]]からなる[[ストライクダガー#105ダガー|105ダガー]]隊らによって戦線を崩され、ボアズへの道を開かれてしまい、そこにメビウスで構成された核攻撃隊であるピースメーカー隊の核攻撃によってボアズは壊滅。ザフト残存部隊はヤキン・ドゥーエへ撤退した。
318行目:
=== 第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦 ===
* 『機動戦士ガンダムSEED』
: C.E.71年9月26~27日<ref name="CEN"/>に、プラントの最終防衛ライン、[[コズミック・イラの施設#ヤキン・ドゥーエ|ヤキン・ドゥーエ]]宙域で行われた地球軍、ザフトの事実上の最終決戦。パトリック・ザラがザフト全部隊の指揮を行っていた。
: 地球軍は核攻撃部隊 ピースメーカー隊によるプラント本国への核ミサイル攻撃を行うも、後方に部隊を配置していた[[イザーク・ジュール]]率いるジュール隊、介入してきた[[ラクス・クライン]]ら[[三隻同盟]]に阻止される。その直後、[[ミラージュコロイド]]で隠匿されていたジェネシスの第1射で地球軍はプラント攻略部隊総旗艦「[[地球連合軍の艦船及びその他の兵器#アガメムノン級|ワシントン]]」を含む戦力の40%以上を撃破される大打撃を受け、デブリベルトに一時後退を余儀なくされ、またザフトの追撃で更に多くの艦船とモビルスーツを失った。
: 地球軍はあまりの損害に月面プトレマイオス基地への撤退を考慮するも、ドミニオンに乗艦していたブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエルはジェネシスの威力を恐れ再度の総攻撃を指示。残存戦力の再編後地球軍は再度の進行を開始。
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連合・プラント共に、ブレイク・ザ・ワールドで被災した地域への救援を優先したことや、デュランダルのロゴス打倒宣言により、地球連合が大混乱に陥ったことから、第1次連合・プラント大戦のようなナチュラル陣営とコーディネイター陣営による総力戦とはならなかったものの、戦役の端緒となったブレイク・ザ・ワールドや、レクイエムやネオ・ジェネシスといった大量破壊兵器の投入により、地球・プラント共に前大戦を超える被害を出す結果となった。
 
資料によって「第2次連合・プラント大戦」<ref>『ガンダム・モビルスーツ・バイブル 37号 ストライクフリーダムガンダム』デアゴスティーニ・ジャパン、2020年2月18日、17頁。</ref>、「第二次大戦」と呼称される<ref name="mg-x20a"/>。尚、『機動戦士ガンダムSEED』において描かれた第1次連合・プラント大戦とは異なり、この戦争の公式年表は公表されていない
 
=== セカンドステージシリーズMS強奪事件(仮称) ===
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: これに気付いたプラントは地球各国に対して警告を発し、ユニウスセブンを破砕するため、ザフトのジュール隊とミネルバをユニウスセブンに派遣した。しかし破砕を阻止するためにユニウスセブンに潜んでいたテロリスト達の妨害を受け、ユニウスセブンの破砕には成功したものの破片の落下までは防ぎ切れず、地球各地(特に赤道付近)では大きな被害を出す事となった。[[ローマ]]、[[パルテノン]]、[[上海]]、[[北京]]、[[ゴビ砂漠]]、[[ケベック]]、[[フィラデルフィア]]、大西洋北部地域には破片が落下し、壊滅的な打撃を受けた。また、[[ポーツマス]]を含む[[サウスカロライナ州|サウスカロライナ]]から[[メイン州]]一帯、[[フォルタレザ]]、[[サルヴァドール]]、[[スリランカ]]も津波で国や都市が水没する等の大被害を受けている。[[コズミック・イラの勢力#国際緊急事態管理機構|国際緊急事態管理機構]]は、地球全体に非常事態を宣言し、同時に地球連合軍及び各国の全軍に、災害出動命令を発令した。
: 後日、大西洋連邦よりユニウスセブンでの戦闘(ザフトMSによる破砕作業の妨害)の映像が公表され、プラントもこれを大筋で事実と認めたことから、地球の反コーディネイター感情が再発。さらにフォルタレザやキルギス、オーストラリア南部等でもコーディネイターによる無差別テロが多発し、後に起こる戦争の火種となった。[[秘密結社]]<!--軍需企業の経営者や重役クラスが参加しているが、ロゴス自体は軍産複合体ではない-->[[ロゴス (ガンダムシリーズ)|ロゴス]]のメンバー兼ブルーコスモス盟主[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#ロード・ジブリール|ロード・ジブリール]]は事件を「好機」と歓迎し傍観していた。これにより彼は地球世論をプラント攻撃へ盛り上げることに一時的に成功する。ただし、プラントのデュランダル議長は迅速的な対応を取り、ザフト軍による大規模な復興支援を地球連合国家に行っている。
: 尚、実行犯であるテロリスト達は全員がユニウスセブンで死亡したものの、破砕作業妨害のために搭乗した[[ジン (ガンダムシリーズ)#ジンハイマニューバ2型|ジン・ハイマニューバ2型]]やユニウスセブンを動かすために用いたフレアモーターなど、テロリスト達が大規模な装備を充分な数保有していた事からプラントにも彼らの協力者がいると見られ、ユニウスセブン落下後も調査が続けられている(CE73~74年におけるプラント最高評議会議長であるギルバート・デュランダルはテロリストの行動を把握しており、あえて見逃していた疑惑も持たれている<ref name="dc">『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 上巻』メディアワークス、2007年9月、66-68頁。(ISBN 978-4-8402-4058-1)</ref>{{Refnest|group="注"|これはラジオインタビューで監督である福田己津央が言及したところによる<ref>[http://www.allnightnippon.com/at/index.cgi?line=97&go=next 有楽町アニメタウン 10月24日] ニッポン放送</ref>}})。
: また、プラント政府側は事件後の放送にて、テロリスト達の使用するジンが特殊な斬機刀を所有していた事から、斬機刀の製造と運用に長けているジャンク屋の[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#ロウ・ギュール|ロウ・ギュール]]がこのテロリスト達に支援をしていたと表明(これはロウの排除をもくろむ「一族」の陰謀によるものであった。ロウがプラントのレアメタルを拾得していたこともこの陰謀にプラスに働いた)。放送の内容を真に受けた連合軍によって、ジャンク屋組合本部であるジェネシスαが襲撃を受け、壊滅的な危機を迎える。
 
457行目:
* 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』
* 『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』
: オーブ連合首長国代表首長[[カガリ・ユラ・アスハ]]と[[機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物#ユウナ・ロマ・セイラン|ユウナ・ロマ・セイラン]]の結婚式の最中に突如キラ・ヤマトの駆るフリーダムが出現し、カガリを連れ去った。フリーダムを収容したアークエンジェルはそのまま逃亡する。この際追跡の任に当たったトダカは[[労働争議|サボタージュ]]{{要曖昧さ回避|date=2020年11月}}によってアークエンジェルの逃亡を見逃した。
 
=== インド洋攻防戦(仮称) ===
525行目:
: オーブとプラントは[[休戦協定|停戦協定]]を締結。プラント最高評議会は戦後の再編のために仲介役を買って出たラクス・クラインをプラント評議会へ招聘した。これによりオーブ・プラント間は事実上の終戦となり、デュランダルが強硬導入を画策したデスティニープランもデュランダルの死と遺伝子情報の管理分析施設が存在したメサイアの崩壊により棚上げとなった。
 
== ユニウス第2次連合・プラント大後 ==
* 『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ#機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女|機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女]]』
: 作中の登場人物であるフェネアス・ツヴァイクレは、個人として[[デスティニープラン]]の運用を表明<ref>ときた洸一『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』第3巻、角川書店、2018年9月、118-123頁。ISBN 978-4041071458</ref>。これをテロ宣告と見做したザフトはフェネアスが所有する宇宙要塞・アルテミスを襲撃するが、その攻撃はロードアストレイやゴールドフレーム天ハナ改によって阻止される<ref>ときた洸一『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』第3巻、角川書店、2018年9月、151-172頁。ISBN 978-4041071458</ref>。その後、ザフトはロードアストレイと同型のロードアストレイZをアルテミスに向かわせるものの、直後にラス・ウィンスレットの説得にあい退却<ref>ときた洸一『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』第4巻、角川書店、2019年2月、122-127頁。ISBN 978-4041078907</ref>。フェネアスの搭乗するロードアストレイΩがラスと風花の搭乗するゴールドフレーム・アマテラスに敗北し、デスティニープランが阻止された後は、ザフトにおいてロードアストレイZは封印された<ref>ときた洸一『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』第4巻、角川書店、2019年2月、179-180頁。ISBN 978-4041078907</ref>。