「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の版間の差分
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→西洋妖怪: その他の西洋妖怪と悪魔と『死神大戦記』に登場するキャラクターの記述を一部簡略化・除去。 タグ: サイズの大幅な増減 |
空気人間様の趣旨には賛同します。ただしノートページでも述べましたが、現状では基準が個人の判断になってしまうため。曖昧になるのも否めません。そこで、この際公式でも水木しげる生誕100周年に伴い刊行が公表されている過去50年間の関係者の証言や過去の書籍や設定資料を膨大かつ綿密に精査されたムック「ゲゲゲのアニメ」の発売を待って、出典明記の上で整理が望ましいと思われますので、まことに申し訳なくも思いますが、出典を明確にする意味で一旦差戻します。改めて精査の上で基準を明らかにされて再度整理となれば最善と思います。 タグ: 差し戻し済み サイズの大幅な増減 曖昧さ回避ページへのリンク |
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'''ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター'''(ゲゲゲのきたろうのとうじょうキャラクター)とは、[[水木しげる]]の[[漫画]]作品およびそれを原作とするアニメ、映画『[[ゲゲゲの鬼太郎]]』にて登場する[[架空]]のキャラクター(その大半は伝承上の[[妖怪]]、[[都市伝説]]または西洋の[[モンスター]]で占められている)の一覧。貸本劇画版である『'''墓場鬼太郎'''』にて登場した人物や妖怪などについては[[墓場鬼太郎の登場人物]]を参照。テレビアニメやアニメ映画、実写映画といった映像化作品それぞれで設定が微妙に異なり、原作に於いても別の話と矛盾する設定が出てくる場合も多々ある。『ゲゲゲの鬼太郎』の登場人物として個別の項目がある登場人物の詳細は各リンクを参照。『ゲゲゲの鬼太郎』本編以外の伝承上の妖怪としての詳細についても同様。
== 鬼太郎とその仲間たち ==
鬼太郎には同じ妖怪や人間、動物などの生物、神仏など異次元の存在も含めて幅広い仲間・理解者がいる。ここでは鬼太郎と身近な仲間から、協力してくれる者たちや最初は敵対するも後に分かりあえる関係になった者たちを含めて仲間たちを挙げる。
=== 鬼太郎ファミリー ===
[[主人公]]の鬼太郎と、その鬼太郎と[[家族]]のように行動を共にする主要な仲間達。砂かけ婆、子泣き爺、一反木綿、ぬりかべの
; [[鬼太郎]](ゲゲゲの鬼太郎、墓場の鬼太郎)
: 声 - [[野沢雅子]](第1作、第2作、墓場鬼太郎、映画妖怪ウォッチなど)、[[戸田恵子]](第3作)、[[松岡洋子 (声優)|松岡洋子]](第4作)、[[高山みなみ]](第5作)、[[沢城みゆき]](第6作)、[[松本梨香]](異聞妖怪奇譚)/ 演 - [[ウエンツ瑛士]](実写映画版)
: 本作の主人公。妖怪の中でも名門とされる幽霊族の末裔。異名「墓場鬼太郎」、後に「ゲゲゲの鬼太郎」。
; [[目玉おやじ]](目玉の親父)
: 声 - [[田の中勇]](第1作~第5作、墓場鬼太郎、実写映画版など)、[[大竹宏]](第2作代役)、野沢雅子(第6作)、[[郷里大輔]](墓場鬼太郎第1話・鬼太郎の父親本体の姿時)、[[熊倉一雄]](異聞妖怪奇譚
: 鬼太郎の父親の左側の眼球から変化した幽霊族の妖怪。元々は人間と同様の体を持ち、晩年は溶ける病に侵されミイラ男のような風貌となり、やがて妻共々死亡したが、鬼太郎への愛情から目玉だけで蘇生した
; [[ねずみ男]](ネズミ男)
: 声 - [[大塚周夫]](第1作、第2作、墓場鬼太郎など)、[[富山敬]](第3作)、[[千葉繁]](第4作)、[[高木渉]](第5作)、[[古川登志夫]](第6作)、[[野沢那智]](異聞妖怪奇譚)、[[大塚明夫]](映画妖怪ウォッチ)/ 演 - [[大泉洋]](実写映画版)
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; [[砂かけ婆 (ゲゲゲの鬼太郎)|砂かけ婆]](砂かけばばあ)
: 声 - 小串容子(第1作、第2作初登場第2話のみ)、[[山本圭子]](第2作、第4作、第5作)、[[江森浩子]](第3作、映画妖怪ウォッチ)、[[田中真弓]](第6作)、[[堀絢子]](異聞妖怪奇譚)/ 演 - [[室井滋]](実写映画版)
: 鬼太郎の仲間。[[奈良県]]出身。白髪に大きな目玉をした老婆の妖怪。仲間からは「オババ」と呼ばれている。異名「アパート世話人砂かけ婆」。
; [[子泣き爺 (ゲゲゲの鬼太郎)|子泣き爺]](子泣きじじい、児啼き爺)
: 声 - [[北川米彦]](第1作初登場第7話のみ)、[[永井一郎]](第1作、第2作代役、第3作)、[[富田耕生]](第1作代役)、[[矢田耕司]](第2作)、[[はせさん治]](第2作代役)、[[塩屋浩三]](第4作、映画妖怪ウォッチ)、[[龍田直樹]](第5作)、島田敏(第6作)、[[穂積隆信]](異聞妖怪奇譚)/ 演 - [[間寛平]](実写映画版)
: 鬼太郎の仲間。[[徳島県]]出身で、割れたハゲ頭で金と書かれた前掛けに蓑を着た老人の妖怪。茶飲み友達で長い付き合いの砂かけ婆には、いつも叱られており頭が上がらない。異名「駄々こね子泣き爺」。
; [[一反木綿 (ゲゲゲの鬼太郎)|一反木綿]](一反もめん)
: 声 - [[杉浦宏策]](第1作第10話ゲスト)→富田耕生(第1作第22話ゲスト)、[[キートン山田]](第2作)、[[八奈見乗児]](第3作、第5作)、龍田直樹(第4作、妖怪ウォッチぷにぷに)、[[山口勝平]](第6作)、[[緒方賢一]](異聞妖怪奇譚)、[[柳沢慎吾]](実写映画版)
: 鬼太郎の仲間。[[鹿児島県]]出身で、空を飛ぶ一反の布の妖怪。[[九州弁]]や[[熊本弁]]を流暢に話す。異名「男!一反木綿」。
; [[ぬりかべ (ゲゲゲの鬼太郎)|ぬりかべ]](塗壁)
: 声 - 北川米彦(第1作第10話ゲスト)→[[内海賢二]](第1作第57話ゲスト)→富田耕生(第1作第60話ゲスト、異聞妖怪奇譚)、キートン山田(第2作)、[[屋良有作]](第3作)、龍田直樹(第4作、第5作)、島田敏(第6作)、[[最上嗣生]](妖怪ウォッチぷにぷに)、[[伊集院光]](実写映画版)
: 鬼太郎の仲間。[[福岡県]]出身で、巨大な壁の妖怪。低い声で「ぬりかべ~」と言う以外は基本的に口数が少ない。
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: 山で音声を反響させる妖怪。わら頭巾をかぶった顎や前歯が大きい男児の姿で、眼や足は1つだったり2つだったりする。上記のように3つの呼称がある。衝撃波の様な大声を発する(『鬼太郎国盗り物語』、劇場版『日本爆裂!!』)、音波攻撃を反射する(『妖怪千物語』)、本人そっくりの声真似ができる、かなり遠くからでも「ヤッホー」と呼ばれると相手と場所を特定できる、日本中やあの世までも自分の声を届かせて呼びかけられる(以上第5作)など、音に関係した術が得意。わら頭巾を取った頭には数本の髪の毛が生えている(アニメ第4作第112話では無毛)。
: 音関連以外の能力では、「若返りマッサージ」(『死神』にて死神の息で老化した鬼太郎に施した、ただし砂かけの台詞のみで直接描写は無い)、霧の発生(『鬼太郎ベトナム戦記』)、第3作第79話で仲間の名を呼んで分身させる「山彦の術」、第5作第49話で一息で数人分の空気を供給できる肺活量、携帯電話に呼びかけると助けを求めている人にメールが届くなどを有している。
: アニメでは第1作第10話で初登場し、以後第2作から第4作まで準レギュラー的ポジションで登場。
: 第5作では妖怪長屋の住民。レギュラーとなり活躍も多く、第17話から登場した蒼坊主の迎え役でもある。第79話で妖怪四十七士の鳥取県代表にな : 第6作では第28話で初登場し、過去作同様準レギュラー的にゲゲゲの森のシーンで登場する。アニエスの追放運動に参加したが、鬼太郎の説得で考えを改めた。第42話で初めて台詞付の登場となり、妖怪大裁判で友人の一つ目小僧が鬼太郎(百々爺が化けた)に殺されるのを目撃した証人として呼び出され、やむなく証言した。第49話では本作で初めて人間界の街中へ出て他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。第73話ではオグロ山の呼子について鬼太郎に教えたり、第75話ではねずみ男に九尾の狐(玉藻前)のことを伝えた。第95話以降ぬらりひょんの策略で総理に鬼太郎が消滅させられたことで人間を憎むようになり、ゲゲゲの森の他の仲間妖怪と共に人間との戦争へ突入しそうになるが、最終話でねずみ男の説得を聞いて争いをやめ、他の妖怪仲間や人間たちと共に鬼太郎を応援する。
; 化けガラス(ばけガラス)
: 外見は単に大きめの[[カラス]]だが、実は妖怪。種族的に複数体存在している。人語を話せる個体もいて、事件の発生を鬼太郎たちに知らせるなど連絡係として活躍、戦闘では大勢のカラスを率いて集団戦術を行う。武器の「封じフン」は鳥もちのように相手にへばりついて身動きを封じる。原作初登場は『妖怪大裁判』、アニメ初登場は第1作第2話。
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:; カラスヘリコプター
:: 鬼太郎たちが移動手段に使う。多数の化けガラスで各々ロープの端を持ち、吊り下げて飛ぶ。腰掛け型が多いが腕でぶら下がる形や気球のようなゴンドラ型もある。数が揃えば重量級なぬりかべも運搬可能。アニメ第4作では、鬼太郎を探していた村上祐子を化けガラス同士が寄り添って作ったじゅうたんに乗せ、鬼太郎たちのいる現場まで運んだこともある。スピード、機動力、小回りは一反木綿に劣るため、戦闘には不向き。鬼太郎たちはカラスの他に、コウモリにヘリコプターを頼む場合もある。
; [[ろくろ首]](ろくろくび)
: 声 - 山口奈々(第1作)、[[木下しのぶ]](第3作)、[[豊嶋真千子]](第5作)、[[久川綾]](第6作)/ 演 - [[YOU (タレント)|YOU]]
: 首が長い妖怪(首が分離するものについては「ぬけ首」も参照)。登場個体のほとんどは女性だが、アニメ第1作第1話の「ろくろ兵衛」、『相撲の巻』の「ろくろ山」など、男性のろくろ首も登場している。週刊実話版『ろくろ大合戦』では敵として老婆のろくろ首が登場。長い首で敵に巻き付いたり、首を縮めて人間に擬態することができる。
: アニメでは第1作第7話で女性のろくろ首が初登場し、第27話で再登場。
: 第3作では劇場版『妖怪大戦争』と第32話と第103話に登場。
: 第4作はオープニングにのみ描かれ、本編には未登場。
: 伝承でも知名度の高い妖怪ながら、原作・アニメ共に長らく群衆扱いされ続けてきたが、第5作では容姿端麗な砂かけ婆の妖怪長屋の住人としてレギュラー入りを果たし、ネコ娘に次ぐヒロイン的位置付けとなった<ref group="注釈">第5作も最初期は若干デザインが安定しておらず、初代オープニングは髪型も顔も本編と全く異なる別個体が登場していた。</ref>。第6話より登場。首は伸縮自在で、縮めていれば人間の女性と変わらない外見だが長時間縮めると肩が凝り、恋煩いになった心理的影響で首が縮められなくなったこともあった。戦闘では、首を伸ばして相手に巻き付き締め上げる「首巻き」を得意技としている。滞納している妖怪長屋の家賃を稼ぐため、人間界では「'''ろく子(ろくこ)'''」と名乗って第21話からネコ娘と共に働く。その際知り合った人間の青年・鷲尾誠と交際し、後に婚約を結ぶ。
: 第6作では準レギュラーとして第23話から登場し、50年前から「'''爽快アパート'''」に住む。姉御肌の性格で、仲間の唐傘やあかなめらのリーダー格的な存在。人に危害を加えることはしないが、住人に悪戯して(自身は一緒に遊ぶことを強要する形で)怖がらせていたため、困り果てた大家・春夫が呼んだ鬼太郎と対峙。人間の味方をする鬼太郎を敵視して襲うが、あっさり成敗される。その後、泣きながら鬼太郎に連れられ出て行こうとしたところで、アパートを愛してくれる彼女らを追い出すのは忍びないと思い直した春夫に引き留められ、住民の前に現れたり悪戯はしないことを条件に、引き続き居住を許された。33年前には鬼太郎ファミリーの手を借りてアパートを地上げ屋から守り、その後生まれた大家夫婦の孫娘・夏美の遊び相手になる(幼い夏美からの愛称は「ろくろぴー」)など良い関係を築いていた。夏美が人間の友達より妖怪たちと遊ぶ方が楽しいと言ったことを聞き、彼女の将来を考えて姿を現さないと決めるが、それでも夏美を見守り続けていた。春夫の没後、夏美が婚約者と思っていたヒロ(33年前の地上げ屋の子分)に騙されアパートの権利書と実印を奪われた際には再び現れ、ヒロを脅かし退散させ、傷心の夏美を慰める。その後、鬼太郎ファミリーが地上げ屋から権利書と実印を取り返して再度念入りに懲らしめた後、夏美が新たなオーナーとなって砂かけ婆に妖怪用アパートとして管理を任せてからは、ろくろ首も台所に立って料理を担当するようになる。最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
: 2007年の実写劇場版では「'''和江(かずえ)'''」という名のろくろ首が登場。妖怪の溜り場「墓の下倶楽部」の常連で、輪入道の妻でもある。輪入道が唯一頭の上がらない妖怪。
; [[油すまし]](あぶらすまし)
: 声 - [[小林通孝]](第3作)、塩屋浩三(第3作・地獄編)、[[中井和哉]](第4作)、[[平野正人]](第5作)、[[江川央生]](第5作・劇場版『日本爆裂!!』)、龍田直樹(第6作)
: 地蔵のようなすまし顔に蓑を着た妖怪。初登場は『妖怪大裁判』だが、当時は敵側の群衆扱い。
: 1980年代以降の原作では鬼太郎や仲間の妖怪が住む「ゲゲゲの森」の村長として頻繁に登場する。大の[[将棋]]好きで、デザインも髷が加えられた。鬼太郎達に加勢する
: アニメでは第3作が本格的な初登場(第2作では群衆扱いのみの登場)。『地獄編』では地獄の旅に同道、地獄に関する知識(その知識は目玉おやじより上)で一行を支えた。第4作では妖怪アパートの住人。第5作では妖怪横丁の町内会長
: 第6作ではゲゲゲの森の住人。いきなり現れて相手を脅かすことが多い。鬼太郎とは将棋をする仲。その後はアニエスを追い出そうとしたり、人間たちを避難させるなどそれなりに見せ場があった。妖怪大同盟の一員としても登場しており、ねずみ男から鬼太郎の死を聞かされた時は他の妖怪共々悲しんだ。
; [[カワウソ#伝承|かわうそ]]
: 声 - 山本圭子(第1作)、[[小宮山清]](第3作)→[[田中和実]](第3作・第98話)、[[柏倉つとむ]](第4作)、[[丸山優子]](第5作)、[[浦和めぐみ]](第6作)、[[又村奈緒美]](異聞妖怪奇譚)
: 初登場は『オベベ沼の妖怪』。オベベ沼に住む妖怪で、通称'''オベベ'''。貧しさ(アニメ3作以降は寂しさ)から人間を騙して金儲けをしていた。人間に化けることが
: アニメでは第1作第40話初登場。第2作では第2話から登場するが、ほぼモブキャラのような扱いで、時々鬼太郎の仲間たちと共闘するなどの戦闘描写もあるが、台詞はない。
: 第3作では第31話初登場。一頭の牛がオベベ沼に沈みかけたのを助けようと : 第4作では第71話初登場。水鉄砲は発射しないが腕っぷしが強い。人をペテンにかけ、ねずみ男も財布を騙し取られた。ぬらりひょんを騙したため、悪河童に追い詰められ川に転落。一人暮らしの老人(声 - [[伊井篤史]])に孫と思われ介抱され、金よりも心の繋がりが大切だと気づいて所持金は老人を借金取りのヤクザ(声 - [[川津泰彦]]、[[千葉一伸]]、[[中井和哉]])から助けるために渡す。その後ぬらりひょんに追いつめられるが鬼太郎に助けられ、鬼太郎から「お前の罰はしばらくお爺さんの相手をすること」と命じられしばらく老人の孫として暮らす。第79話、80話では傘化けと共に中国妖怪チーとの戦いに応援に駆け付けたが、チーの妖術で反物にされる。
: 第5作では砂かけ婆の妖怪長屋の住人としてレギュラー入りを果たし、途中から登場したアマビエとコンビを組む形で鬼太郎ファミリーの一員となった。本作では、顔や体型は原作や過去のシリーズと同様だが妖怪画と同じ着物姿をしている。基本的にやる気のない性格となっている。原作や歴代シリーズで初登場として描かれたオベベ沼の事件は過去の出来事として回想シーンで語られ、今作は自力で人間態は取れず沼の祠の水神石の力で化けた。塩水は苦手だが鬼太郎の窮地には自ら海に向かうことも多い。妖怪四十七士の石川県代表。
: 第6作では第18話初登場。オベべ沼に住む悪戯好きの妖怪で、空腹の少年の振りをして周辺の住人を騙し、食物を貰って暮らしている。ねこ娘も被害者の一人で、彼女が育てている野菜を騙し取られた。一方で、崖から落ちて動けなくなっていた老女を介抱し、彼女の為に食糧を集めるなど根は悪い妖怪ではない。また、過疎化が進み山村から人々が去っていく現状を寂しく思っていた。依頼で駆け付けた鬼太郎によってねこ娘に悪事がばれ追い回されるものの、本来の寂しがり屋な心情を吐露したことで、ねこ娘に誘われてゲゲゲの森で暮らすようになった。その後も度々姿を見せている(ただし、前作ほどのレギュラー扱いはされていない)。88話では豆腐小僧と共に数合わせでねずみ男の出会い系[[シェアハウス]]「ビビビハウス」に参加、まーちゃん(声 - [[渕上舞]])に恋した一反木綿を応援するが、まーちゃんから告白され戸惑っていた。最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
: 妖怪千物語の「妖怪大レース」では一族が登場。盗まれた宝がレースの賞品に出ていたため、相談された鬼太郎はレースで優勝し彼らに宝を取り戻した。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではむじなの仲間として登場したが、ねこ娘で2回説得した後にむじなに利用されたことに気づき、仲間にすることが可能。
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:: 第4作77話ではこれとは別に、より小さいお化けハマグリが夜行さんの作った妖怪潜水艦の船体になる。殻の中には座席が作り付けてある。
:: 第5作では登場せず、妖花の島へはクジラ型飛行船に乗って行った。
; [[豆腐小僧]](とうふこぞう)
: 声 - [[難波圭一]](第3作)、[[阪口大助]](第5作)、[[関根有咲]](第6作)
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: アニメ初登場は第3作106話で、原作同様に山神の部下で、同様の動機で豆腐カビをばら撒いた。豆腐を食べたねずみ男から豆腐カビが妖怪たちにも感染し、鬼太郎、目玉おやじ、砂かけ婆、一反木綿、シーサーの他に、原作では感染しなかったネコ娘も被害を受けた。子泣き爺は感染しなかったが、豆腐小僧から直に頭へカビを植えられた。原作同様に天井なめが呼ばれて鬼太郎たちや被害にあった人間たちは元に戻れた。本作では分身は舌を撃たれると消えてしまう。山神が止めに入り和解し、鬼太郎たちで山を乱開発する社長を懲らしめた。
: 第5作では妖怪横丁の住民で、豆腐屋を営む。拳銃の弾程度なら舌で受け止めてしまう。第3作と違い目が大きい。
: 第6作では準レギュラーとして出番が増え、豆腐を運ぶだけの妖怪という特徴を全面に押し出している。第5作同様目が大きい。口調は語尾に「なのら」と言うのが特徴。
: 新妖怪千物語でも横丁住民。10話で花見の喧嘩に巻き込まれて悲しい気持ちで作った豆腐料理がカビ豆腐になってしまう。カビ落とし豆腐を作る特別な大豆を得るために鬼太郎と隠れ山里に向かい、さがりの森や番人妖怪、彼を利用しようとする骨女の妨害を切り抜けて豆を持ち帰った。ここでは豆腐を賽の目切りにして分身を作る。
:; 豆腐カビ / 妖怪カビ
:: 豆腐小僧の持っている豆腐に生えている[[カビ]]。まずカビ豆腐を食べた者(妖怪でも人間でも)の全身に生え、胞子を吸った者にも感染する。最悪には生気を奪われ命を落としかねない。治すには天井なめの胃液で作った薬(新妖怪千物語ではカビ落とし豆腐)が必要である。
:: なお第6作10話でも、ねずみ男が妖怪カビに侵されたと言っている(まなから貰ったパンも結局食べずに肌身離さず持っていたため、カビが生えてしまっていた)が、そちらは特に原因や治った経緯は描かれず、後の61話の物と同種のカビかは不詳。
; [[お歯黒べったり]](おはぐろべったり)
: 声 - [[中友子]](第5作)
: 目鼻がなく、お歯黒を付けた口のみの顔をした女妖怪。
: アニメでは第1作7話『ゆうれい電車』で初登場。妖怪ショーに参加したが、乱暴な2人組に落書きをされてしまった。
: 第5作では妖怪横丁の銭湯「大風呂屋敷」の女将としてレギュラー登場し、白髪で紅色の着物を着ている。砂かけ婆ほどではないが、かなり年配の女妖怪で、煙管を嗜み妖怪界の知識もそれなりに豊富。戦闘では丈夫な歯での噛みつきを得意としている。人間と妖怪の恋愛には否定的で、第21話では人間に恋をしたろくろ首に「妖怪と違い、百年程度しか生きられない人間とでは、必ず相手が死ぬのを看取ることになる」「残されて何百年も悲しむくらいなら、地獄に落ちる方がまだ良い」と苦言を呈しているが、一度失恋したろくろ首が鷲尾から改めて告白されて付き合うことになった際は「バカな女だよ」と言いながらも嬉しそうにしている。第23話では、ねこ娘たちと一緒に人間界のリゾートホテルへと出掛け、プールで泳いだりレストランで食事を楽しんだりもしており、他の回でも時々人間界に出ていくことがある。その際にはサングラスや水中メガネ、パーカーのフードなどで目元を隠すことで人間のように振舞い正体を人間たちに気づかれないように配慮している(ただし、黒い歯を見せながら声を出して笑ったりするので、子供から怖がられたりもしている)。第6作では第7話から登場。第5作とほぼ同じデザインで、幽霊電車に現れ人間を脅かした。ゲゲゲの森に住んでいて、時々他の仲間妖怪と共に登場するが、いずれも台詞は無い。
; [[釣瓶火|つるべ火]](つるべび)
: 声 - [[杉浦宏策]](第1作)、[[高塚正也]](第5作)、[[蓮岳大]](異聞妖怪奇譚)/ 演 - [[軽部真一]]
: 老人のような顔がある火の玉。鬼太郎の助っ人として時々登場し、敵妖怪を焼き払ったり照明(朝日に偽装できるほど明るくなれる)になったりする。アニメ第2,4,5作では群れで登場したこともある。初登場は原作『モウリョウ』、アニメでは第1作第1話初登場でねずみ男よりも先に登場している。
:第3作では炎の妖怪五人衆の一員。 :
:第6作では第78話に登場で出番はこの回のみ。姥ヶ火や化け火と共に魍魎退治に参戦。光で怨霊を追い払い魍魎を追い詰めるも、隙を見て拘束を解いた魍魎に3体とも吹き消された。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』では最初から仲間として登場。
:; 妖怪ランプ(ようかいランプ)
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; [[シーサー]]
: 声 - 山本圭子(第3作・第5作)、[[鉄炮塚葉子]](第4作)、[[一龍斎貞友]](異聞妖怪奇譚)
: [[沖縄県|沖縄]]の著名な[[獅子]]の妖怪(本作でメインに登場する個体は、まだ子供なので小犬サイズ)。本作では頭頂部で跳ね上がる鬣と口から覗く2本の牙が特徴(第4作ではそれぞれの牙が二又になっている)。ドリルのように高速回転して地中を掘り進むのが得意。アニメ第4,5作では怪力を持つ成獣形態になることもできる。成獣幼獣問わず二足歩行が可能
: 色はシリーズ毎に明る目や赤黒い、基本の色調が異なるなど差がある。水木による画とアニメ第3作では肌色や黄などを基調とするが、後年の作品では濃緑の毛髪と髯、黄土色や茶色などの身体をしている。体全体が薄赤で金の体毛のシーサーもいる。成獣形態の方もデザインに差異があり、第3作で見られた先代の模造品は青黒い体に青灰色の毛色、第4作では臼歯が見え、鼻が大きくて全体的に黒々しく(置物のシーサーに近い)、第5作では緑と黄のより明るい色調で[[狛犬|唐獅子]]らしさを増した風貌だった。原作初登場は1980年代コミックボンボン『最新版』第1話『大妖怪がしゃどくろ復活』、少年マガジン『新編』の『妖怪大百足』
: アニメでは、原作でレギュラーとして活躍していた1980年代当時に放送されていた第3作の第73話『シーサー登場!!沖縄大決戦』で初登場し、アニメでもレギュラーとなる。鬼太郎の力を試すために攻撃を仕掛けた
: 第
: 第5作でもゲストとして複数回登場<ref group="注釈">声は第3作でレギュラー担当した山本圭子が、再び砂かけ婆と兼務で演じるが、5作では砂かけのようにレギュラー扱いにはなっていない。</ref>。本作では沖縄を崩壊させてしまうほどの力を持つ。アカマタの唯一無二の親友。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』では特定条件下で仲間にできる。
;{{Anchors|アマビエ}}[[アマビエ]]
: 声 - [[池澤春菜]](第5作)
:
: 第5作の制作中にスタッフの間で「予知能力を持つわがままなキャラ」を加えようと案が出て登場となった。「鬼太郎マガジン VOL.1」によれば他に後述の'''くだん'''が候補に上がっていた。
: 第6作では登場しなかったものの、公式[[YouTube]]動画において鬼太郎が会っていると言及している<ref>{{YouTube|2OsoWUgvbLk|鬼太郎とねこ娘アマビエについて語る!}}</ref>。
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: 実写劇場版にも登場しており、団地から人間を追い出すアルバイト要員としてねずみ男に雇われていた。
: 「新妖怪千物語」では足が無く、口が付いた半透明の饅頭型の姿。第2話では複数がすねこすりと共にほうこうに捕まり、漬物にされかけた。最終回では人間の思い出を体に詰め込み、忘れないようにと後を付いて来る思い出妖怪。強盗犯の兄貴分の頭に乗りながら豆蔵に亡母の声で呼びかけるが、兄貴分に撃たれてしまう。彼らが地獄に向かうバスや船に亡骸が乗っていた。
: アニメでは第6作
; [[牛鬼]](うしおに)
: サンデー版や1980年代のマガジン版に強敵として登場する同族(その詳細は後述の「1960年代マガジン版・アニメ第1作初出」の「牛鬼(ぎゅうき)」の項目を参照)の別個体。こちらは鬼太郎の仲間で、外見は敵として登場した牛鬼個体とほとんど同じ形態だが、収録本によって呼称が「ぎゅうき」ではなく「うしおに」とされている方が多い。伝承や敵の牛鬼(ぎゅうき)は主に海の妖怪とされるが、この「うしおに」は陸上で生活している。
: アニメ版には未登場。
: 仲間内ではぬりかべと共にトップクラスの怪力を誇る。体の方もゲゲゲの森の仲間内では巨体ながら、かつて敵として登場した牛鬼よりは小柄で、通常時のぬりかべと大差ない大きさである。また、知性もあって仲間たちとも会話し、敬語も使える。表情も笑顔を見せたりしている。敵と戦う時は荒っぽいが、比較的大人しい性格である。敵であった別個体のように生きた気体ではなく、鬼太郎たち同様に肉体や骨格も外見通りの実体を持ち、敵の妖怪に攻撃されると物理的な命の危機に瀕するダメージも負う。
;[[天井嘗め|天井なめ]](てんじょうなめ)
: 声 - [[田中和実]](第3作)、[[松山鷹志]](第6作)
: 長い舌で天井を嘗め染みを作るという妖怪。緑色の体と[[付箋]]のような毛がトレードマーク。原作「釜なり」で妖怪アパートの住民として初登場。
: 「豆腐小僧」及びそのアニメ化第3作第106話ではカビを好んで食べ、豆腐小僧が蔓延させたカビを取る
: 第4作第87話では倉ぼっこの迷い家を荒らす人間への懲らしめに協力する。
;[[釣瓶落とし|つるべ落とし]](つるべおとし)
: 声 - [[江川央生]](第5作)
: 突然樹上から目の前に落ちて驚かすとされる、巨大な頭のみ(小さな足が描かれることもある)の妖怪。本作では禿頭ひげ面に厚い唇、左右非対称な目となっている(なお、目の色は作品によっては赤だったりすることがある)。敵を大頭で押さえつけたり口に収めたりする。
: 初登場は『釜なり』で、多くのアパート仲間と共に釜なり退治に参加した。
: アニメでは第2作第19話初登場。 : 第5作では妖怪横丁の雑貨屋(本人曰くコンビニ)の店主として登場。ひげを手のように使ったり、周囲に多数の釣瓶を落とす(伝承 : 第6作ではゲゲゲの森に住んでいるが台詞は無い。 ;[[髪切り|かみきり]]
: 声 - [[戸谷公次]](第3作)
: カラスのような顔で両手が鋏状の妖怪。原作「釜なり」で妖怪アパートの住民として初登場。
: 「まぼろしの汽車」では目玉おやじの呼んだ汽車にいつの間にか乗り、吸血鬼化した鬼太郎とねずみ男を「体が痺れる網」で捕らえた。
: アニメ第3作第63話では穴ぐら入道が操る蜘蛛の糸を鋏で切る。
: 第4作では第40話妖怪運動会で短距離走に出場。夜行さんに負け2着になった。 : 「国盗り物語」では吸血花ラグレシアの茎を猫娘や傘化けとのトリオ攻撃でぶった切った。
; [[網切り|あみきり]]
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: 月曜ドラマランド版ではぬらりひょん一味。他シリーズと違い2足歩行で人間態も取る。美しい物を切り刻むのが趣味。
: アニメ第3作72話では一反木綿に乗って駆け付け、髪様に切り付けて鬼太郎が八咫の鏡を壊す機会を作った。
: 第4作40話では運動会の観衆として登場。手のハサミは小さめ。
: 第6作34話では、ゲゲゲの森の妖怪たちの起こしたアニエス追放運動に参加するが、鬼太郎の説得で改心。48話では畑怨霊の賛同者として登場。第49話では一反木綿たちと共に人間を乗せて飛び、救助し避難させていた。
=== その他の仲間妖怪 ===
ここでは普段は鬼太郎たちの身近にいないが、仲間として鬼太郎たちと繋がりが有ったり、危機の時に駆けつけて協力してくれる仲間の妖怪を挙げる(厳密には妖精や仙人や精霊の類などもいるが、便宜上仲間妖怪として、ここに分類する)
; 鬼太郎の母親・岩子(いわこ)
: 声 - [[坪井章子]](第3作・地獄編)、[[鈴木れい子]](墓場鬼太郎)
: 目玉おやじ(鬼太郎の父親)の妻で鬼太郎を身ごもった状態で病死、その埋葬された遺体から鬼太郎は生まれ出た。
: 鬼太郎誕生当時を描いた作品では母の名は出てこないが、原作「地獄篇」最終回「''最後の出会い''」や実写映画「千年呪い歌」では
; 蒼坊主(あおぼうず)
: 声 - 古川登志夫(第5作)
: アニメ第5作
: 人間の行脚僧として振舞いながら生活しているが、実は悪妖怪の封印を巡視する役目を持ち、日本各地を旅しており、鬼太郎の師匠ポジションでもあるため戦闘力はかなり高い。しかし、酷い方向音痴でもあるため目的地と反対側に行ってしまうこともしばしばあり、そもそも東西南北が分からないらしく地図を読んでも目的地にたどりつけない。緊急時には呼ばれれば場所がわかる呼子が迎え役となるが、迎えに行けない場所に迷い込んでいることも多く、そのたびに涙ぐんでは助けを求めている。
: 額にある第三の目を開くと幻惑の術を使うことができ、その能力を使ってぬらりひょんやバックベアードの陰謀を阻止している。
: 伝承上の[[青坊主]]をモデル・モチーフとしてはいるが、容姿や役目・能力などほとんどアニメオリジナルの設定である
; [[座敷童子]](ざしきわらし)
: 声 - [[加藤みどり]](第1作)、山本圭子(第3作)、柏倉つとむ(第4作)、[[広橋涼]](第5作・第6作)
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: 第3作の劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』では怪気象の妖怪で、妖怪皇帝や朧車の部屋のドア係。
: 第5作では第63話で柄が面白そうという理由で虎男に襲われて反物にされる。劇場版では妖怪四十七士の岡山県代表になる。
: 第6作では第6話に初登場。普段は愛らしい三毛猫のようだが、戦闘時は巨大な狼のような姿になる。人間並の知性を持ち言葉も話せる。人懐こい性格で悪意はないが、擦り寄った人間の気力を吸収する性質がある。住処の集落は昔は宿場として栄え、多人数から少しずつ吸っていたので人間たちも異変を感じない程度で害は全く無かった。だが集落が寂れて、一人に長期間に渡って擦り寄るようになり、そうなると吸われた人間は少しずつ衰弱し、そのまま吸われ続けると最後にはミイラのように干からびて死んでしまう。だが、すねこすり自身はその性質に気付かず、自身が妖怪であることもほとんど無自覚なままで長い歳月を生きてきた。集落で独り暮らしの老女・'''マサエ'''(声 - 斉藤貴美子)に拾われ、'''シロ'''と名付けられて可愛がられるが、先述の性質から彼女を衰弱させてしまう。マサエの息子・'''翔'''(しょう、声 - [[金本涼輔]])が村に帰ってきた際にマサエと喧嘩になったことから敵視し、彼の帰り際に正体を現して威嚇したため、妖怪だと気付いた翔がポストで知らせたことで鬼太郎と対峙。鬼太郎から自分が人の気力を吸う妖怪だと聞かされ最初は信じなかったが、その後で衰弱したマサエに近づいたところ、彼女がさらに苦しみだしたことで、ついに別れることを決心する。人里を離れて山中に入って行ったが、それを追ったマサエが熊に襲われたため、妖怪の正体を現して撃退。その姿を見ても自分をシロと認めて寄り添うマサエの前で葛藤するが、マサエを追ってきた翔が母親を庇う姿を見て、やはり去ることを決め、悪い妖怪を装ってマサエに襲いかかり、翔にやられたふりをして逃げるように山奥へ消えて行った。ただしマサエも真意には気付いており、別れた後も「シロ、ありがとう」と涙を浮かべていた。その後、鬼太郎に誘われゲゲゲの森に移住
: 「妖怪千物語」ではゲゲゲの森に同族個体が何体か住んでいる。猫妖怪の扱いで、人語は話せないが猫娘と会話可能。
; 井戸仙人(いどせんにん)
: 声 - 北川米彦(第2作)、青野武(第3作)、八奈見乗児(第4作)、矢田耕司(第5作)/ 演 - [[笹野高史]]
: 井戸の底に漂う[[メタン]]ガスを吸って幾千年を生きる仙人。元は人間だったがガスの毒気の影響もあり、永い年月を経て個性的でグロテスクな顔つきになってしまっている。中国出身で[[ユーラシア大陸]]方面の妖怪や術に詳しく、また妖怪医術や薬学にも長けているため、仙人であると同時に妖怪仲間として認識されている。初登場は原作『妖怪反物』。反物にされた鬼太郎を元に戻し、万能ガラス玉を使ってチーの正体を見破った。アニメでは第2作で初登場。
: 第3作以降は『妖怪反物』を原作としたエピソード
;[[提灯お化け]](ちょうちんおばけ)
: 上下半々に破れかけた[[提灯]]で、上半分に眼が付き破れ目が口になった姿の妖怪。傘化けと並ぶ器物妖怪の代表格だが、本作では出番が少ない。
: アニメでは第2作OPに登場。墓場の提灯が姿を変え中からカラスが飛び出す。
:「地獄マラソン」(アニメ化第3作84話)で仮死状態で地獄の入口に来た女子マラソンランナー・花子に地獄マラソンの説明をする。アニメではスターターも務めたがうっかり掛け声と共に火を吹き、ねずみ男と一反木綿の顔を焦がした。
: 第4作では87話で倉ぼっこの迷い家を荒らした人間の前に巨大な姿で現れ脅かす。
: 第6作ではゲゲゲの森の住民で複数登場。
; 物の怪(もののけ)
: 声 - 塩屋浩三(墓場)
: 月刊ガロ掲載「鬼太郎夜話」に登場。
: 科学の発達により、人間を脅かすことができなくなり貧乏生活をしている、小男の姿をした物の怪。[[聖徳太子]]が活躍した[[飛鳥時代]]から生きており、[[藤原鎌足]]が活動していたころは、神として祀られたこともあるとの
: ねずみ男が吸血木を植えるために買い取ったボロ家に住んでいて、彼と共に吸血木を育てて、せこい金儲けに奔走する。借金取りに雇われた鬼太郎が取り立てに来るが、水神の居場所に案内することで見逃してもらう。
: 吸血木から再生した三島由紀夫を鬼太郎と共に助け、お礼として三島の家で鬼太郎と一緒に[[ランチ]]をご馳走になった後、再びもとのボロ家に帰り、悠々自適の生活を送る。
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; 酒小僧(さけこぞう) / [[袖引小僧]](そでひきこぞう)
: 月刊『[[ガロ]]』掲載『鬼太郎夜話』に登場。[[深大寺]]のすき焼きパーティーに参加し、パーティー途中でうわばみ酒を持って現れた。
: 貸本版『[[墓場鬼太郎]]』シリーズの『鬼太郎夜話』編第2巻『地獄の散歩道』では、'''袖引小僧'''として登場(アニメ版未登場)。
; [[天火]](てんか / てんぴ)
: 顔が不明瞭で長い尾を引く火の玉。原作では貸本「地獄の散歩道」に名前のみ登場。
: アニメでは第3作第35話初登場で炎の妖怪五人衆の一員。 ; [[丸毛]](まるげ)
: 声 - 八奈見乗児(第1作)、[[野田圭一]](第2作第2話)、はせさん治(第2作第43話)、[[塩屋翼]](第3作)、[[沼田祐介]](第4作・第5作)
: 毬藻のような体の小妖怪。初登場は『げた合戦』。逆柱に子供たちを人質に取られ、貯金箱に化けて金を盗み集める奴隷にされていた。鬼太郎により解放されてからは仲間として活躍。『妖怪反物』では目玉親父と共に中国妖怪の根城に侵入し、箱の中から反物にされた鬼太郎たちを助け出した。しかし『妖怪大裁判』では百々爺たちの圧力でかわうそと共に鬼太郎に有利な発言をすることができなかった。
: アニメでは第1作第44話初登場。
: 第2作では第2話から登場。上記同様の活躍を見せる。43話ではタイタンボウの山でねずみ男を見かけたと鬼太郎に伝えた。
: 第3作では劇場版『最強妖怪軍団!日本上陸!!』で初登場。中国妖怪の起こした風圧で飛ばされたネコ娘の下敷きにもなり、「娘の尻はかくも重たいものなのか?」と嘆いていた<ref group="注釈">ネコ娘には「失礼ね。レディのお尻を何だと思ってるの?」とどやされる。</ref>。また、その際の反物騒動ではねずみ男から「雑巾くらいにしかならねえな」と散々な言われ方もされている。それでも、劇中ではねずみ男が閉じ込められた反物の箱の鍵を開けたり(本人曰く秘術「錠前破り」)<ref group="注釈">この際、ねずみ男に「今度泥棒やるときは、一緒に組もうぜ」と持ち掛けられずっこけた。</ref>、チーが紙に描いた絵から妖神が現れたのを見てそれを鬼太郎に話したことから妖神を倒す糸口に繋げるなど活躍した。その後テレビシリーズでも第52話から登場。52話では逆柱によって招き猫に入れられお金を盗んだが鬼太郎によって招き猫が割られ解放される。ただし、閉じ込められていた時の記憶は残ってなかった。
: 第4作では第79、80話に登場。原作同様に中国妖怪軍相手に活躍。逆柱の話(83話)には登場しない。
: 第5作では第15話から登場。上記同様の事で妖怪横丁の家々から財布を盗むが、目玉おやじに追い詰められて事情を話し助けを求める。一方逆柱は鬼太郎によって本来の向きに戻されて改心した。その後、縁側の下にいた子供たちも解放してもらった。
: 第6作のオープニングでは綱引きの応援を魑魅と共にしている。本編では94話で不死見温泉への道中に登場。
; [[岩魚坊主]](いわなぼうず)
: 声 - [[広中雅志]](第3作)、[[佐藤正治 (声優)|佐藤正治]](第4作)、[[辻親八]](第5作)、[[中村光樹]](第6作)
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: アニメでは第3作第53話初登場。鬼太郎が押さえたモウリョウを経を唱えて石に封じ込めた。
: 第4作では第59話初登場。[[オバリヨン]]と親しかった少女の死期を知り、その魂の昇天を一日遅らせて姉と会わせた。第103話では旧鼠を生み出す元になった廃寺の不浄霊を浄化する。
: 第5作では第92話初登場。物や妖怪を岩に変える力を持つ。イワナが好物。浪小僧に弟子入りを志願されて当初は断ったものの、目玉親父の勧めもあり入門させる。気が短いところがあるため、大らかな性格の浪小僧との相性が心配されており、一度は誤解から浪小僧を破門させるものの、訳も聞かずに怒ったことを反省し、猛霊八惨と浪小僧の対決に加勢、強い絆で結ばれた師弟は共に四十七士に覚醒した(岩魚坊主は岐阜県、浪小僧は静岡県代表)。第100話では浪小僧と共に天狗大本堂を訪れ、群馬県の温泉街で松明丸と戦った。
: 第6作では同族が大勢おり、その中の一体は第23話で初登場し、爽快アパートであかなめと将棋をしていた。第28話では同族が集まり西洋妖怪と戦ったが、何体かがヴィクターの合成生物に食い殺された。48話では一体が畑怨霊の賛同者として登場。第49話では同族や他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。95話では人間と妖怪との戦争が勃発しそうになり、一体は夜行さんが人間の集まる場所を何か所か襲撃する計画に他の妖怪たちと共に参加するが、標的の一つに病院も含まれた時は、他の妖怪が賛同する中で「病人や負傷者を襲うなんて間違ってる」と唯一反対していた。しかし、その優しさも空しく対妖怪専用の武器を持った政府の派遣する警察や[[自衛隊]]関係者たちに急襲され、夜行さんら他の妖怪たちと一緒に射殺されてしまう。96話以降は複数体が妖怪大同盟に参加、最終回で邪魅らと共に戦死した者もいたが、生き残りはねずみ男の呼びかけを聞いた。
:; ガマ坊主(ガマぼうず)
:: カエルのような姿をした妖怪。岩戸の番人を務める。手に持った杖で妖力を操り、電撃で相手を液体のように溶かしてしまう。妖怪のエネルギーを蓄え、千年も生き続ける。水晶玉と一心同体している。岩魚坊主とは親戚関係。「岩戸のガマ坊主」に登場
; ミウ
: 声 - [[浅野真澄]](第5作)
: アニメ第5作に登場するアマミ一族姉弟の姉。西洋妖怪の侵略から自分たち姉弟を救った鬼太郎に想いを寄せ、彼を人生の師と仰ぐ。第32話初登場。瀕死の母
: 第85話ではぬらりひょんに連れ去られ、蛇骨婆に催眠術で操られて妖怪城の花嫁にされた。催眠術で操られたことで穏やかな感情を失い、妖怪城へやってきた鬼太郎を痛めつけた。その後、ぬらりひょんにとどめを刺された鬼太郎が妖怪城に食べられたあと催眠術が解けて用済みとなり、蛇骨婆の蛇に右腕を噛まれ毒で始末されそうになるも、呼子と共に駆けつけた蒼坊主に毒を吸い出され助けられた。その後、妖怪城に取り込まれた鬼太郎を助けるために自ら妖怪城の内部に行き、妖怪城に取り込まれた妖怪たちと共に妖力を鬼太郎に分け与えた。
:; カイ
:: 声 - [[下野紘]](第5作)
:: アマミ姉弟の弟。姉思いの優しい少年。姉共々第32話初登場。鬼太郎より背が高く、大人びていて高校生のような風貌をしている。作中で見られた泳法はドルフィンキック。第85話で姉が連れ去られた際には彼に関する描写が無く、その後も登場していない。
; バケロー
: 声 - [[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]](第5作)
: アニメ第5作
: [[バンダイ]]の関連商品「DX携帯妖怪 BAK600(バケロー)」のタイアップとして登場したキャラクター
; 古今東西妖怪大図鑑(ここんとうざいようかいだいずかん)
:
:
; [[川男]](かわおとこ)
: 声 - [[小西克幸]]・[[鈴木琢磨]](第5作)
: 伝承では川沿いにいる大柄な人のような姿の妖怪。
: アニメ第5作第42話初登場。二人組で一人は大きな鼻髭と顎髭を生やした中年姿でもう一人は顎に無精ひげを生やした青年姿でいずれも長髪で両手足に鰭のような物がある。常に飄々とした雰囲気で沼や川の近くに座り込んで話をしている。基本的に会話は青年の方が話して中年の方が答える形で始まる。自身達の目の前の川が干からびても「水のない川って川って言うのかな
; [[二宮尊徳|二宮 金次郎]](にのみや きんじろう)像
: 声 - (台詞なし)
: アニメ第6作第10話登場。[[学校の七不思議]]として、まなが通う中学校校内や外を走ることがある。砂かけ婆たちとは連絡を取り合う仲で、「ニノ」と呼ばれている。像そのものが妖怪なのか、二宮金次郎の霊が像に憑依して生まれた妖怪かどうかは不明。
; [[化け鯨]](ばけくじら)
: 体長数百
: 原作には未登場だが、水木しげるが化け鯨に関する話を執筆中に体調を崩したエピソードがある([[化け鯨]]を参照)。
:
: アニメでは第4作第18話「深海の奇跡!化け鯨」で初登場。「象の墓場」ならぬ「鯨の墓場」の守護神であり、強大な妖気と体躯に見合った怪力をもつ。尾の一撃は、西洋妖怪四天王の一角で巨体のブイイ(後述)を海中深くに沈めるほど。その反面、仲間を傷つけないように繊細な力と海水のコントロールが可能。第104話「恐怖!吸血妖怪の島」では、海水に弱い吸血樹を潮吹き等で殲滅したことも。また、伝承によればすり抜けて攻撃を受け付けないらしい。北陸から東京湾まで数時間で到達するほどの猛スピードで海面を泳ぐことや、凍らされた仲間を体内で溶かすこともできる。しかし、必要以上の攻撃はしないようで人間を無暗に襲ったりすることはなく、警告程度に済ますようである。鯨らしく知能が高く寛大なようで、嵐の中で命を落とした鯨の研究者の魂を(彼が鯨を愛していた事も全て見通した上で)引き取り、多数の鯨の霊と共に「クジラの墓場」で安住させていた。背中に乗せた者達が眠るのを邪魔しないように静かに泳ぐなど親切な妖怪でもある。クジラの霊の安息の聖地である周辺海域を汚した人間に対する警告と、鬼太郎および上記の鯨研究家の娘を呼ぶために暴れ、親子の再会を許したと共に、聖地を荒らすなというメッセージを鬼太郎たちに託した。その後は第98話「試練・妖魔城への道!」および第99話「決戦!妖怪王対鬼太郎」など、何度か鬼太郎の助っ人に現れて一行の絶体絶命のピンチを救ったりしている。
: 妖怪千物語では海の生き物や生態系を守る「海の守護妖怪」として紹介され、半魚人が操る大イカとの戦いで鬼太郎に協力した。
; モノワスレ
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: 実写版に登場。菊、椿、紅葉に古木から生まれた幼い三つ子の木霊。ハルカは長女、ヒビキは次女、ワタルは長男で末っ子。コケシに変身して連絡を取り合う役割をする。
; アニエス
: 声 - [[山村響]](第6作)
: アニメ第6作
: 初登場の第27話で西洋妖怪の秘宝・“アルカナの指輪”をバックベアード城から盗み出し離脱。マレーシアからの難民妖怪が持っていた宝石の一つに変身して日本に入り込み、ゲゲゲの森で変身が解けて鬼太郎達と出会う。直後に現れた狼男ヴォルフガングに連れ戻されそうになり、彼と鬼太郎ファミリーの戦闘が始まった隙に一旦は逃げ出すが、箒にしがみつきついてきたねずみ男からの「どこへ逃げれば安全なんだ」という質問から追っ手から逃れ続けることは不可能と考え直して舞い戻り、ヴォルフガングの弱点である銀の銃弾を鬼太郎に渡し、ヴォルフガングを退却させる。鬼太郎に自分を守って欲しいと頼み行動を共にすることになる。第29話で偶然出会ったまなから興味を持たれ、箒が起こしたアクシデントで服が汚れたこともあり犬山家で一泊し、交流を深める。その後は迷惑をかけまいと去った所をヴィクター・フランケンシュタインに見つかり、追って来て巻き込まれたまなを助けたことから、鬼太郎に爽快アパートの一室を紹介される。
: 当初は指輪のことで必死になるあまり周囲への配慮を欠く言動や行動もあったが、鬼太郎やまなの優しさに触れ、彼らと打ち解けるようになってからは本来の優しさや善性も見せるようになり、他者を気遣うことも多くなった。鯛焼きやケーキに舌鼓を打つスイーツ好きな一面もあり、鯛焼きはカスタード味が好みであったことが小豆洗いの怒りを爆発させる原因になってしまったが、後に餡子の美味しさも絶賛していた。優秀な姉と比べて自分のことを落ちこぼれと評しているが、実は高い潜在能力の持ち主であり、魔法を覚え始めたばかりの幼い頃にその魔力をバックベアードに着目され「ブリガドーンのコアになりうる存在」として選ばれていた。
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:第96話では閻魔大王からの事情説明を受け、ぬらりひょんによって暴走状態に陥ったバックベアードによる世界滅亡の危機を食い止めるべく、同様にぬらりひょんの策謀で消滅させられた鬼太郎を復活させるためにアデルと共に日本に駆け付け、爆撃からまなとねこ娘を助けた。続く最終話では目玉おやじの頼みで戦争を止めるために奔走し、鬼太郎が死んだと思い込み絶望していたねずみ男にアデルと共に鬼太郎は生きていることを伝え立ち直らせる(これが、ねずみ男が妖怪と人間の戦争を止めて和解させ鬼太郎を応援させる行動のきっかけの一助ともなる)。その後鬼太郎が復活して事態が解決するも代償にまなの記憶が無くなってしまったことをねこ娘と共に悲しみ、帰国後も鬼太郎たち同様に身を案じていたが、10年後に記憶が蘇ったまなと鬼太郎ファミリーとの不死見温泉への旅行に参加するなど交流を再開する(妖怪であるため、姉妹とも鬼太郎ファミリー同様に10年後も外見は変わっていない)。
:;アニエスの箒(ほうき)
:: 声 - なし
::アニエスが空を飛ぶために使う箒。魔法で命を与えられているらしく、自分の意思を持って行動する。直接言語を発したりはしないが、自分の意志を具体的な言葉でアニエスへ[[テレパシー]]的に伝えることは可能で、柄の部分が胴体、穂先部分が頭に該当して感情の表現を見せる。基本的にアニエス以外の命令は聞かず、彼女曰く他人に噛み付くこともあるそうだが、まなのことは一目で気に入って懐いている。アニエスがまなを自分に関わらせまいと立ち去ろうとした際には、彼女を川に突き落として別れないように仕向けるなど、主人の意思に反する行動をとることもある。
; アデル
: 声 - [[ゆかな]](第6作)
: アニメ第6作
: 第28話で逃亡したアニエスを追い精鋭である西洋妖怪三人衆を引き連れ日本へ侵攻し、ゲゲゲの森の殲滅作戦を実行。アルカナの指輪消失後はヴィクター・フランケンシュタインにアルカナの指輪の出現の波動を探らせ続けており、第36話では西洋妖怪三人衆と共に調布に侵攻、争奪戦の末指輪を奪取する。アニエスを守るため自身が犠牲となってブリガドーンを開始するが、意図を見抜いていたバックベアードから見限られて痛めつけられ、指輪も奪われてしまう。まなに鬼太郎を回復させるための魔法石を託し、自身はブリガドーンのコアとなったアニエスのもとに赴き命を賭してブリガドーンを止めた(この時に手甲は一度砕けたが、75話以降の戦いでは再び着用している)。戦いが終わった時は完全に改心しており、アニエスや鬼太郎ファミリーとも和解、アニエスと共にバックベアード軍団侵攻の犠牲者たちの弔いも兼ねて世界中を巡る旅へ向かった。
: 第75話ではまなの要請に応じ鬼太郎たちに協力、地獄にてアニエスと共に玉藻前への霊的エネルギーの流入を止める活躍を見せた。
: 第96話では閻魔大王からの事情説明を受けてアニエスと共に日本に駆け付け、バックベアードの爆撃からまなとねこ娘を助けた。続く最終話ではアニエスと共に戦争を止めるために奔走し、まなの記憶が無くなってからはアニエスと同じく身を案じていたが、10年後に記憶が蘇ったまなとの不死見温泉への旅行に参加するなど交流を再開する。
:; アデルとアニエスの母
:: 声 - [[小山茉美]](第6作)
:: アニメ第6作29話・35話の回想場面に登場。故人の魔女。髪と瞳の色はアニエスに似ており、目元はアデルに似ている。バックベアードの命令に従い、マレーシアでブリガドーン計画のためにアルカナの指輪に自らの命を捧げた。アデルはその決断を尊重し、静かにその最期を見届けたが、アニエスは母の死を深く悲しみ、この一件が彼女にバックベアードへの不信感と魔女の運命への疑念を抱かせる一因となった。日本でブリガドーン計画が止められたことでアルカナの指輪は消滅したが、その際にアデルは母の姿を見ており、指輪の中の彼女の霊が力を貸してくれた
;[[寝肥|寝太り / 寝肥り(ねぶとり)]]
: 声 - 釘宮理恵(第5作)、くじら(第6作)
: アニメ第5作80話に初登場。自身は妖怪であることを知らず、普段は'''遥'''(はるか)という女性の姿で生活をしている(少なくとも三十年前から全く容姿が変わっていない)が、男性と食事をしている際に幸せな気持ちになると食欲が止まらなくなって大食いし、直後に眠って巨大な肉の塊に変貌してしまう。その体質の
: 第6作では不死見温泉の女将として登場。先々代から妖怪専用の宿として決めており、そのため自らキャンセルしたねずみ男に代わったまなを一発で見破った。一方で忘れっぽいところもある。数十年ごとに災害が起きないように富士山のエネルギーを特殊な土器で吸収する儀式をしていたが、50年前の儀式以降太り過ぎのため洞窟に入れなくなってしまう。まなの代行で解決するが、直後にぬらりひょんと朱の盆に襲撃されて負傷、エネルギーを吸収した土器を奪われてしまう。命に別状はなく、最終話でも鬼太郎ファミリーとまな、アデル・アニエス姉妹が再び旅館に泊まっている写真を撮影していた。その後、まなや鬼太郎たちに真剣にダイエットに励むと宣言していたが、その後の10年経つまでにどれだけダイエットに成功したかは不詳。
; [[トイレの花子さん|花子(はなこ)さん]]
: 声 - [[佐倉綾音]](第6作)
: アニメ第6作
;[[独脚鬼]](どっきゃくき)
:声 - [[ボルケーノ太田]](第6作)
:アニメ第6作28話に初登場。牙が生えた中年男性の姿の中国妖怪。日本で表向きは人間として振舞いながら中華料理店『独脚鬼』を経営しており、正体を知る日本の妖怪たちも常連客として訪れている。日本にバックベアード軍団が侵攻するという噂を聞いた時は、店を畳んで逃げることを考えたが、その後鬼太郎ファミリーがバックベアード軍団を撃退したため店は継続され、ねずみ男や一反木綿、ひでり神など妖怪たちが来店している。なお、店では下半身がカウンター下に隠れているので人間態でも「独脚」かは不詳。
=== かつて敵だった味方の妖怪 ===
ここでは敵役として登場し、戦いの末に降参または和解、そして後に鬼太郎の味方として活躍する(原作重視)者を挙げる。敵対した
; 鏡爺(かがみじじい)
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: 原作「鏡爺」では少女の姿を奪い鏡に閉じ込める(被害者の実体は透明になる。アニメ第1作では捕らえた姿を奴隷にしようとした)。「形が無い故に鬼太郎の必殺技が通じない」という特性で鬼太郎を苦しめたが、本体である鏡に戻った際(普段の姿は老人の遺体に魂が憑依したもの)にその鏡を破壊されて退治された。鬼太郎たちの奪われた姿も一緒に失われるかも知れず一か八かの賭けだったが、彼らは元に戻ることができた。
: アニメ第1作では8話に登場。カオリ(声 - 杉山佳寿子)という少女を襲い、捕らえた姿を奴隷にしようとしたが、鬼太郎に鏡を破壊されて消滅した。
: 第3作では2話から登場。天童ユメコを襲い、彼女が鬼太郎と知り合うきっかけを作る重要な役回りになる。元々はある山村で少女達の守護神とされた鏡だったが、過疎化で村ごと捨てられて屈折していた。多数の鏡を操って囲い込む術や分身能力を使っての猛攻で鬼太郎たちを苦しめ優勢になるが、ユメコが大事にしてくれた女性・はな(鏡じじいは「おはなちゃん」と呼んでいる)の孫と知って改心。[[原宿]]の古道具屋に移り住む。その後70話で雲外鏡に騙された鬼太郎たちにぬりかべの妖怪漆喰で封じられるが、無実を信じるユメコに助言し、磯女の協力も得て雲外鏡の魔手から鬼太郎たちを救った。この時ユメコは鏡爺を「ちょっとエッチで[[ロリータ・コンプレックス|ロリコン]]だけど優しい妖怪」と語っている。
: 第4作では全ての鏡の向こう側に通じる「鏡の世界」の住人として4話から登場。村上祐子達の学校にある大きな鏡の中に住む学校の守護神とされていたが、校長の判断で鏡が粗大ゴミにされて激怒した。子供たちを誘拐し「鏡の世界」に閉じ込めた
: 第5作では[[劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!|劇場版]]に登場。鏡だけに限らずつるつるして姿が映る物なら何にでも移動でき、大きさも自由自在に変えることもできる能力も加わった。元々は大霊山のヤトノカミの封印の番人で人々を蛇神から守る守護神の役目をもっていたが、自身の本体である鏡を祀った社を大事に管理していた風祭華の祖母が亡くなり、華の母・琴から「赤ちゃんが生まれたら会いに来る」という約束を忘れられて孤独と失意の中で屈折していたところを大蛇女に唆され、華を襲い、永遠に心の美しい少女のままにしようとする。ネコ娘や子泣き爺を「妖術・鏡流し」で日本各地へと転送したり、鬼太郎のちゃんちゃんことリモコン下駄を奪って目玉おやじと一緒にアジトに封じ鬼太郎を鏡の世界に閉じ込めたりと苦しめるが、ねずみ男が起こした騒動で鬼太郎は脱出に成功。霊力が低下した鬼太郎を相手に分身能力を使っての猛攻で優勢になるが、本体の鏡に体内電気を食らって分身が消滅し、ちゃんちゃんことリモコン下駄を取り戻されて鬼太郎の霊力が復活し逆転される。鏡の中へ逃げようとしたところをねずみ男の痰攻撃に封じられ、鬼太郎の渾身の一撃を食らって倒れ本体の鏡ごと拘束される。妖怪長屋で砂かけ婆と夜行さんに監視されていたが、ねずみ男と大蛇女によって二人が昏倒させられ妖怪横丁から脱出。鬼太郎と華のもとへ現れヤトノカミ達と合流
: 第6作でも全ての鏡の向こう側に通じる「鏡の世界」の住人として第8話から登場。女の子を鏡の中から覗き見ることを好む好色な面は原作や第3作と同じだが、それ以上の悪戯はしない。山村の旧家・緒方家の老婆の嫁入り道具である古い鏡(元はその老婆の母親の嫁入り道具)に長年住んでおり、その老婆を守護していた。学級で緒方家の見学と掃除に来たまなたちは、それ以来怪現象に見舞われ、消息を絶ったまなの姿を部屋の鏡に見つけた鬼太郎たちは鏡爺の仕業と考え、緒方家の鏡から鏡の世界に入った。だが実はまなたちを狙ったのは庭の石碑から蘇ったがしゃどくろで、鏡爺はそれをいち早く察知しまなを鏡の世界へと避難させ助けていた。内気な性格ゆえ鬼太郎たちにうまく訳を話せなかったが、がしゃどくろに襲われるまなが見つかって誤解が解け、彼女を守り鬼太郎たちと共闘した。まなを見守っていたのは「初恋の人に似ていたから」と言うが(それだけでも鬼太郎たちにドン引きされかけたが)、その後ねこ娘にも同じことを言って惚れるなど実はただの女好きで鬼太郎たちに呆れられてしまい、結局は両者にフラれた。本作では砂かけ婆や子泣き爺と顔見知りの仲。50話から鬼太郎たちに頼まれて大逆の四将についての情報を収集する。74話で地獄の異変をねこ娘に伝え、75話でねこ娘とまなが鬼太郎たちの援護で地獄へ向かうために協力し、アニエスとアデルに連絡を取る活躍をする。
:『パチスロ版』では、鬼太郎のコピーであるブラック鬼太郎を誕生させる。
; 傘化け(かさばけ) / カサやん / [[からかさ小僧]](からかさこぞう) / 化け傘(ばけかさ) / 唐傘(からかさ)
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: 鬼太郎作品への初登場は貸本「ボクは新入生」で、ブリガドーンに住む幼い個体「カサちゃん」が登場。
: 連載作品初登場は『電気妖怪』(初アニメ化第1作第25話)で、ゲゲゲの森の住人で「カサやん」と呼ばれる2体が鬼太郎と子泣き爺をかみなりの住処へ運んだ。
: アニメ初登場は第1作第7話。妖怪ショーに参加するが、乱暴な2人組に骨を抜かれる。
: サンデー版の原作『傘化け』及び第2作第24話ではねずみ男に騙されて鬼太郎からちゃんちゃんこを奪い、その霊力を利用して大富豪の一人息子に化けて本物と成り代わり財産を手に入れようとするが、鬼太郎との再戦で熱線を鏡で反射され焼け焦げて敗北、原作では完全に燃え尽きてしまう。第2作では敗北後、ねずみ男が鬼太郎に自分を退治させて礼金をせしめようとしていたことを知って激怒し、当分の間ねずみ男を召使いとしてこき使うことで勘弁することにする。
: 第2作では24話で敵対した傘化けとは別に「カサやん」と呼ばれる仲間が登場。
: 『鬼太郎のお化け旅行』第15話では、海外遠征中の鬼太郎ファミリーの元へ飛来、留守中の日本に再び悪事を働く妖怪が現れたことを伝え、ベアード戦に加勢する。16話の帰途でも一緒にハイジャック犯を退治するが、ねずみ男と共にブードーの秘曲を盗んだ。
: 雪姫編の『傘化け』では悪意を持った妖怪として生を受け、熱線を放って暴れたり雪姫をさらってこき使ったりしたが、サンデー版同様に鏡台で反射された熱線で燃え尽きた。
: 第3作では6話と26話で「からかさ小僧」、23話などで「化け傘」の名で登場。敵対する話はない。23話では雨山博士の施したコーティングでかみなりの放電を防ぎ、26話では妖怪野球チーム選手として登場しバット代わりに和傘を振って試合初のヒットを放った。空輸力として頻繁に登場し、多数で飛ぶ回もあった。
: 『幽霊大戦争』では複数でぬりかべを現場に運んだ。
: 第4作では第31話に登場。目玉おやじ曰く「オバケの良い性格だが、あまり頭は良くない」とのこと。無人の炭鉱跡でひっそりと暮らしていたが、仙人を名乗るねずみ男に唆され、鬼太郎を襲撃してちゃんちゃんこを奪う(実際にちゃんちゃんこを奪ったのはねずみ男で、傘化けの熱線が起こした火事の煙に紛れて鬼太郎の頭を殴って気絶させた)。ちゃんちゃんこの霊力で一年前に亡くなった大富豪の老人・伊集院寿太郎に化け、その妻・タエの前に現れて屋敷で暮らすが、自分を夫だと思い込んでいるタエが語った「多忙な金持ちになる前の貧乏な暮らしのほうが長く一緒にいられて幸せだった」という言葉に、「幸せとは決してお金があることではない」と教えられる。その後、ちゃんちゃんこの反応を辿って来た鬼太郎と戦うが、奪い返されたちゃんちゃんこで目隠しをされて落下、逆エビ固めを食らってギブアップし鬼太郎に自分を唆した仙人の似顔絵を描いて教え、黒幕がねずみ男だと判明する(悪事がバレたねずみ男は、砂かけ婆の妖怪アパートで無償労働をする罰を受ける)。最後にもう一度だけちゃんちゃんこを借り、大切なことを教わったお礼として寿太郎を演じ、「自分はもう死んでいて、急な別れが心残りで戻ったがもう行かねばならない。のんびり待っているから、子供や孫たちと長生きして欲しい」と別れを告げてタエの元を去る。劇場作品『おばけナイター』では第3作同様打席に立つが普通のバットを使い、頭上に打ち上げた球を傘(自分)の上で回す芸を披露し審判に「上手いわ、でも(自分の打球に最初に触ったから)アウトよ」と言われた。79-80話では中国妖怪軍との戦いに加わるが、最初の城攻めで敗れ反物にされた。オープニングでは顔の輪郭がついた全く違うデザインとなっている。
: 第5作では妖怪長屋の住人として登場。普通の唐傘になりすますことが出来る。ある人間の女性と親しかったが別れてしまった過去から、人間とは距離を置くべきと考えており、58話では鷲尾とデートの準備をするろくろ首の邪魔をしたり、雑巾妖怪ギュギュ(白うねり)を飼い始めた子供たちに、手に負えなくなることを見越して早く成長させる方法を吹き込んだりした。回転を得意とすることから横丁一のコマ回し名人でもあり、自身をコマ、一反木綿を紐に見立てた連携技を使う。
: 第6作では'''唐傘'''の名称を持つ。50年前からろくろ首、あかなめと共に爽快アパートに棲みついており、オーナー夫婦と共に暮らしてきた。豪快で情に厚い妖怪だが、やや浅慮で押しつけがましい面があり、鬼太郎も巻き込んで人間とひと騒動を起こしたこともある。また器物妖怪という性質故か、モノが大事にされることに関して非常に強い想いを持つ。鬼太郎を苦しめてきた過去シリーズと違い大した実力は持っていないが、鬼太郎のちゃんちゃんこを着用した際には妖力を増し、熱線攻撃や傘骨針など多彩な技で鬼太郎を終始圧倒していた。他にも5話では鬼太郎を助けるために子泣き爺を現場へ運んだり、7話で幽霊電車作戦に協力するなど活躍の場も多い。最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
: 妖怪千物語では封じ札を貼られてお堂に転がっていたのが、雨宿りした子供たちの一人に封じ札を剥がされ復活。熱線を放って暴れ催眠術でねずみ男と猫娘を操り鬼太郎共々焼き殺そうとしたが、ぬりかべ反射鏡で跳ね返され自分が焼け敗北。鬼太郎に火を消されて助命され改心、以降は仲間になる。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではねこ娘や子泣き爺に成りすまして放火していた。特定条件下で仲間にできる。
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: 『あかなめ』(初アニメ化第2作28話)では人間が捨てたゴミが集まり変化した巨大あかなめが出現、緑色の肌をしたあかなめとは別種の存在で、触れた物全てを自分の体と同化させる。東京を占領してゴミや害虫の王になろうとし、鬼太郎をも吸収した。進化した蝿・ブン太の入れ知恵でねずみ男が古代植物の種を探し出し、猫娘を騙して植え付けさせたため体の養分を全て取られ[[東京湾]]に倒れ緑の島になった(『妖怪千物語』では猫娘と目玉親父が種を探し出して植えた)。このあかなめもまた、牛鬼と並ぶ鬼太郎の手には負えず鬼太郎以外の人物が対応した数少ない妖怪である。『釜なり』『傘ばけ』などでは妖怪アパートの住人としてあかなめの姿が見られる。
: アニメ第2作8話では、更に別種の老人姿のあかなめが登場。外見は登場したあかなめの中で一番人間の姿に近く、汚れを浄化する力を持ち清潔好きな性格。人間の環境汚染に怒って汚れを養分に育つマンモスフラワーを繁殖させたが、鬼太郎との話し合いで和解した。
: 伝承や水木の妖怪画にも描かれているザンバラ髪で緑色の肌をしたタイプは、アニメ第3作の第8話が初登場。だるま妖怪相談所の客として訪れ、現代の人間の風呂が清潔過ぎて舐める湯垢が無いことを嘆いていた。33話でゴミの化学物質を食べ巨大化した時(原作『あかなめ』がベース)は獲物を舌で捕らえ呑み込んでいた。古代植物の力で元に戻った後は鬼太郎の仲間となる。舌でくすぐる位しか能力は見せなかったが、劇場版第3弾や57話では工事用保護帽と角材で武装して中国妖怪や八百八狸との戦いに参加する。
: 第4作では第16話に登場。本作では言葉を喋ることが出来ず、声もほとんど発しない
: 第6作では、第23話でろくろ首、唐傘と共に50年前に爽快アパートに住み付いた妖怪として初登場。第4作と同じく言葉を喋らないが、鳴き声的な発声で妖怪同士では意思が通じる。ヤモリのように壁や天井に貼り付いて風呂場に現れ、湯垢を舐めて住人を怖がらせたが特に危害を加えることは無い。体から紫色の煙を出して煙幕を張る能力を持
:; ブン太(ぶんた)
:: 声 - 八奈見乗児(第2作)、龍田直樹(第3作)
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: アニメでは第1作第7話初登場。第3、4作にも登場し、特に4作では現代社会に生きる善良妖怪として、哀愁を漂わせている。
: 第5作では妖怪横丁で饅頭屋を営んでいる。第83話で山梨県代表の妖怪四十七士に覚醒した。
: 第6作では第31話に登場。人間が小豆の存在を忘れつつあることを嘆いており、ねずみ男に唆され小豆はかり、小豆婆と共に動画配信によって小豆を宣伝しようとする。配信は人気を博したものの方向性の違いによる小豆連合の解散やねずみ男の見限りによって小豆の復権という計画は頓挫、逆恨みで人々に小豆畑を植える術をかけ混乱を起こすが、小豆はかりや小豆婆の説得により改心し小豆連合としての再出発を決意した。第7話や第35話でもモブキャラクターの一人として登場している。最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
: また、彼と外見が似ている妖怪「物の怪」(あまめはぎとも似ている部分がある)が「鬼太郎夜話」に登場している。
;[[小豆はかり]]
: 声 - 塩屋浩三(第3作、第6作)、[[里内信夫]](第4作)、[[小形満]](第5作)
: 民家の天井裏から小豆を撒く音を立てる妖怪。大量の毛に覆われた大きな頭と小柄な体格が特徴。小豆連合軍の一人。太鼓を叩いて、人間の顔から小豆を搾り取った。最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
;[[小豆婆]](あずきばばあ)
: 声 - [[青木和代]](第3作)、[[宇和川恵美]](第4作)、上村典子(第5作)、[[斉藤貴美子]](第6作)
: 小豆洗いと同じく、河原で小豆を磨ぐ老婆の妖怪。小豆連合軍の一人(アニメ第3作・第4作ではリーダー的存在)。アニメ第6作では普段は「あずきぃ」としか発言しないように振舞っているが、本当は従来の作品同様に普通に他者と会話できる。最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
; 地獄童子(じごくどうじ)
: 声 - [[堀川りょう|堀川亮]](第3作・地獄編)
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: 顔がなく口だけのどこか間の抜けた感じのする妖怪。初登場は『のっぺらぼう』。
: 墓地で人魂を捕えて天麩羅にし、それを食べさせた相手から顔を奪い取る能力を持つ。また、奪われるのは顔全体ではなく、鼻から上の部分(つまり被害者はのっぺらぼうと同じような顔となる)。ねずみ男に人魂の天麩羅を食べさせて顔を奪い、取り返しに来た鬼太郎を餅にして食べようとするが、体を変形させた鬼太郎に包まれ腹の中に入れられて降参する。
: アニメでは第1作第45話で初登場。最初は死人の顔を盗んでいたが、あまり長持ちしない
: 第3作では第16話初登場。人魂を食べないと生きていけない妖怪で、相手に抱きつき体内に取り込むことで顔を奪い取る妖術を持つ。奪った顔は体内に貯めこまれており、取り込んだ相手に別の顔を着けることも可能。また、飛行能力も備えている。本来は無欲で善良な妖怪らしく、ぬらりひょんに人魂の豊富な場所を紹介された恩義から、妖術で顔を奪い指名手配中の犯人
: 第4作では第7話初登場。美味しいと評判の蕎麦屋を営み、客から代金の代わりに顔を奪っていた(ねずみ男も被害に遭った)。直接相手の顔を「食べる」ことで顔を奪う妖力を持ち、鬼太郎のちゃんちゃんこを菜箸で絡めて鍋に入れる、箸でリモコン下駄を受け止め天井に刺すなど料理道具を使った武術に秀で、調理場では無類の強さを発揮する。改装中のホテルの調理場で猫娘、一反木綿、ぬりかべの顔を奪い、鬼太郎も餅に包み食べようとしたが、鬼太郎を食べたはずが実際食べたのはちゃんちゃんこで、鬼太郎が腹の中でちゃんちゃんこを膨らませ破裂寸前まで追い詰められ降参、二度と顔を奪わないと誓い持ち主全員に顔を返す。改心した後は田舎で無農薬農業をして暮らしており、同じく人間が顔を奪われる事件が発生した第21話にて再登場。真っ先に疑われたが、真犯人が白粉婆と判明し鬼太郎と共闘、白粉婆の顔を奪って顔を盗られた被害者と同じ苦しみを味わわせ、人間たちの顔を取り戻す。その後も準レギュラーとして度々登場
: 第6作ではオープニングで綱引きをしている姿が確認できる。第35話でアニエスを追い出そうとするゲゲゲの森の住民妖怪の一人として初登場。この時は特に目立った言動は無かったが、第44話でエピソードの中心人物として登場。善良で人間の子供と遊ぶのが好きな妖怪だが、見た目を恐れられ逃げられてしまうことが多い。過去に出会った少年・'''北島敦'''(きたじま あつし、声 - [[岡本寛志]])の
: 『妖怪千物語』では悪役扱いで第18話に登場。ラーメン屋台を開いて人間に人魂の天麩羅(味は美味らしい)を食べさせ顔を奪いコレクションにし、顔を奪われた人間を操っていた。鬼太郎は自分の顔を霊力で消しのっぺらぼうに接近するが、見抜いていたのっぺらぼうは鬼太郎に無理矢理天麩羅を食べさせ顔を奪い、奪った顔を飲み込み鬼太郎の顔と能力も奪い取る。しかし鬼太郎の念力で顔を締め上げられ苦しみ降参、顔を持ち主に返す。
: 「人魂の天麩羅を食べさせ顔を奪う」構想は『のっぺらぼう』以前に鬼太郎以外の水木作品『なまけの与太郎・顔ぬす人』でも描かれている。そこでの「顔ぬす人」の姿はねずみ男だった。
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:: 第3作では4人目は蜜をかけられ蜂の群れに集られて正体を現し拘束される。若さを返した後は農耕で暮らすと約束し4人とも許された。
:: 第5作では妖怪横丁の住民。
:: 第6作では第82話に「'''ぬっぺっぽう'''」という名で登場。ねずみ男と手を組んで、美容クリームと称し若さを奪うクリームを売るが、実はぬらりひょんの軍資金調達に利用されていた。歌声の妖術で鬼太郎、猫娘、一反木綿も老化させ(砂かけ婆はクリームを使っていた影響で[[認知症]]になってしまう。ぬりかべは耳がないため効かなかったが、原作同様謎の力に腹を蹴破られた)苦戦させたが、謎の力は砂かけ婆の砂を浴びて巨大ぬっぺっぽうの正体を現し、砂かけ婆と子泣き爺の大火炎岩石弾で消滅。その後老化させられた鬼太郎たちは全て元の状態に戻った。
:: 「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょん一味だが、処刑用毒井戸の実験台にされる悲惨な役。
:; [[のっぺらぼう|ずんべら]]
:: 声 - [[青木笑児]](第2作)、久川綾(第6作)
:: アニメ第2作第41話「霊形手術」、第6作第15話「ずんべら霊形手術」に登場。原作は鬼太郎の登場しない短編『霊形手術』。のっぺらぼうやぬっぺほふと同じ系統の妖怪で、本作では顔を盗るのものっぺらぼうと共通しているが、のっぺらぼうと唯一違う点は、のっぺらぼうが顔を盗ると口だけ残るのに対してずんべらは口を含む顔全体が無くなってしまう点である。2作では男性型だが、6作では女性型で登場。
:: 第2作ではスーツを着た男性の姿で、人前では収集した死人の顔を付けている。生きている人間の顔を盗ることもできるが、普段は死人の顔を収集しており、目玉おやじ曰く、「顔をコレクションすることこそ、奴の因果な宿命、存在理由」。人魂を入れたドーナツやケーキを食べさせることで面の皮を剥がして手に入れるなど、やり方ものっぺらぼうと全く変わらない。面の皮は、自分の言う
:: 第6作では黒い和装の美女の姿で(老婆の姿になることもできる)、美を追求するあまり水銀(昔は仙薬になると信じられていた)を飲んで中毒死した女性が妖怪化した存在。霊形手術には人魂の天ぷらを使い、剥ぎ取った顔はつづらの中の木箱に入れて保管している。「美に狂う女たちが愛おしい」として、美への執着心が強い女性に近づき、その顔を剥いで死人の顔に張り替える霊形手術を無償で施す。しかし、死人の顔は長くは持たず時間が経つと消えてしまい、のっぺらぼうと同様の顔無しになってしまうため、美しい顔を維持するには定期的に顔を張り直さなければならない。作中ではまなの同級生で、自分の顔にコンプレックスを持つ少女・'''房野きらら'''(ふさの きらら、声 - ゆかな)と、彼女が追いかけをしていた男性アイドル・'''ユウスケ'''(声 - [[赤羽根健治]])のファン代表(声 - [[川庄美雪]])に霊形手術を施すが、二人とも程なくして顔が消えてしまう。まなから助けを求められた鬼太郎と猫娘は、きららたちを連れてずんべらを訪ね、顔を戻すように要求すると、ずんべらは素直に承諾し、保管していた二人の顔を返す。ファン代表は自分の顔を受け入れるが、自分の顔へのコンプレックスが強いきららは元に戻ることを拒絶し、その場から逃げ出してしまうが、彼女を見つけたユウスケから「自分は外見よりも君の心の美しさが好きだった」と説得を受け、ようやく元の顔を受け入れた。その後、鬼太郎から人間の顔を取るのは止めるように言われたずんべらは「私は何もしないさ、女が私を必要としない限り」と含み笑いしながら告げ、鬼太郎たちと別れた。全てが丸く収まったかに見えたが、物語の結末で、美しい顔で女優としてハリウッドデビューしたきららの姿を見てユウスケ達が愕然としており、本当に整形した顔なのか
:;[[白坊主]](しろぼうず)
:: 声 - [[平井啓二]](第5作)
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:: アニメでは第3作初登場。
:: 第5作では大阪府出身。輪入道が営む運送屋に火車と共に勤める。第90話で火車が冤罪を晴らすために鬼太郎と入れ替わったことを知り、輪入道に伝えて共に畑怨霊戦の応援に駆け付ける。顔から放つ光線で姿を隠した畑怨霊を見破り、この戦いで輪入道や火車と共に妖怪四十七士に覚醒した。
; 毛目玉(けめだま)
: 声 - 矢田耕司(第2作)、はせさん治(第3作)、[[田中真弓|田の中真弓]](第5作)
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: 初登場は『鬼太郎のベトナム戦記』で、ベトナムで百年眠っていた目玉おやじの従兄弟という設定だった(幽霊族との関連性には触れられていない)。少年誌初登場は『髪さま』(単行本にて『髪の毛大戦』と改題)。『ベトナム戦記』とは別設定で、離島を支配する髪様の忠実な僕として登場。
: 鬼太郎に髪様が敗れてからはしばらく登場しなかったが、『妖怪危機一髪』では鬼太郎の仲間として登場、役割上は『妖怪反物』での丸毛と一緒で、この時は目玉おやじと共にヒ一族のアジトに潜入した。
: アニメでは第2作第9話『髪さま』で初登場。「(目玉おやじとは)関係ない」と言っている。アニメ第3作および第5作では、親類である原作とは異なり髪様の部下である。
: 第5作44話では、髪様の妖力強化のために鬼太郎の妖力を狙い、目玉おやじを捕らえ自分の毛を剃ってなりすまし妖怪横丁に潜入。本物がイメチェン宣言した直後なので雰囲気が変わっても住民たちはなかなか気づかなかった。だが鬼太郎と過ごす内に情が移り、彼を生贄にする段になって髪様を止め、お供えを増やすことで妥協してもらった。その後性格がかなり丸くなり目玉おやじとも意気投合し友人になる。
: 第6作の第2エンディング映像では、鬼太郎が開けたゲゲゲハウスの模型から[[スライム]]<ref group="注釈">同時期に発売された玩具の仕掛けだが、直前ねずみ男と彼の人形が猫娘とすねこすりに引っ掻かれたり鬼太郎が呆れ顔で開けたりしたことから、ねずみ男が何らかの悪戯をしたとも取れる。この模型は第1エンディングのラストにも登場。</ref> に押し出されるように飛び出す。第5作と同じデザイン。第6作の本編には未登場であった。
;[[夜行さん]](やぎょうさん)
: 声 - 大竹宏(第3作)、[[掛川裕彦]](第4作)、[[川津泰彦]](第4作第47話)、佐藤正治(第4作第114話)、[[楠見尚己]](第5作)、高塚正也(第6作)
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: 第4作では妖怪[[検事]]の資格も持っている。約束事には厳しい。最終回ではヒ一族の巫女の策で毒で倒れた鬼太郎に解毒剤を飲ませ救い、妖怪自動車で無明彼岸の世界に向かう死神の汽車を止める活躍をした。
: 第5作では妖怪横丁に研究所を構えるが研究所に中は埃だらけ。
: 第6作では第5作とほぼ同じデザイン。西洋妖怪と戦い、アニエスを追い出そうしたが鬼太郎の説得を聞くと改心した。48話では畑怨霊の仲間妖怪として登場。第49話では他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。89話ではぬらりひょんの書いた檄文を読んでいた。95話では人間を襲う場所を考えていたところを妖対法の特殊部隊によって他の妖怪共々殺されてしまった。
:;[[首切れ馬]](くびきれうま)
:: 夜行さんが乗る頭部の無い馬。『最新版』6話、「最後の出会い」、アニメは第3作113話、第4作37話に登場。第5作では「妖怪横丁ゲゲゲ節」の歌詞に名が出ているものの、本編未登場。
; [[夜道怪]](やどうかい)
: 声 - [[中田譲治]](第5作)
: 風呂敷包みを背負った旅装束の僧侶の姿をした妖怪。伝承では子供をさらうとされる。
: 「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょん一味。獣のような顔で、杖から炎や電光を放って攻撃する。
: アニメ初登場は第5作第52話。一人称は「あっし」。闇を自在に操る力を持ち、一宿の恩に報いようとする義理堅い性格だが人間の感覚とはズレがある。塾での成績が振るわない少年・'''光一'''(声 - [[高木礼子]])の家の軒先で雨宿りをし、その礼に「成績が一番になりたい」という願いを、塾生(声 - [[日比愛子]]
;[[魃|ひでり神]](ひでりがみ)
: 声 - 内海賢二(第1作)、はせさん治(第3作)、[[立木文彦]](第4作)、小野坂昌也(第5作)、[[江原正士]](第6作)、大竹宏(異聞妖怪奇譚)
: 一眼の[[狒々]]のような姿の妖怪(一腕一足とされる伝承と違い、手足は2本ずつある)。初登場は『ひでりがみ』(初アニメ化第1作43話)。口から熱風や火炎を吐き、高温に晒されるほど強くなる。また、黒雲に障子戸が付いた「妖怪ホバークラフト」で空を飛び移動する(
: アニメ第3作では、29話初登場。うっかりもので食いしん坊の基本的には大人しい妖怪で、絵を描くことを趣味としている。棲み処の地下洞窟で絵を見たねずみ男が一儲けしようと企んで手を組み、漫画雑誌の編集者に売り込むも、子供の落書きレベルの絵を見た編集者から「売り物にならん」と
: 第4作では76話登場。本作以降は野づちとは無関係。北陸の農村で山の神として祀られ、年に一度、地酒「山一錦」を祠に供えられることで天気を見守っていた。しかし、酒造工程が機械化されたことで味が変わったのを「ニセモノを渡された」として激怒し、妖怪ホバークラフトで雨雲を吸い取り、伝承通りに日照りを起こして人々を困らせていた。インチキ雨乞いを行っていたねずみ男と組んで「本物の山一錦を三樽と現金百万円を持ってくれば雨を降らせる」と要求し(ひでり神自身は金などどうでもよかった)祠に樽酒を持ってこさせ味見するが、「山一錦ではない」と余計に苛立つ。山一酒造の蔵元が「正真正銘の山一錦だ」と主張したことにより激昂し、危害を加えようとしたことで鬼太郎と対峙。
: 第5作では妖怪界の小説家で、他シリーズと違い着物を着ている。基本的に温厚な性格をした大人しい妖怪だが、書いた小説をねずみ男の紹介で訪れた雑誌の編集者に差し出していたところを魔女ザンビアに妖怪操縦機で操られ暴れ出してしまう。事態収束後は売込みが破談したために鬼太郎とねずみ男に書いた作品を見せるが、内容はかなり怖いものらしく原稿を1枚見ただけで2人揃ってかなり怖がっていた。
: 第6作では81話登場。外見は第5作とほぼ同じ。[[葛飾北斎]]の作品を初め約200年来の漫画好きで、執筆を思い立ち出版社に持ち込みを始めるも見た目のせいで怖がられていたが、「週刊少年マシンガン」副編集長の角富(すみとみ、声 - [[楠大典]])と出会い、彼の指導やねこ娘たちの協力もあって「ロケットメン」を連載、人気を博し日本コミック大賞の候補に挙がる。しかし、ねずみ男の違法漫画サイト摘発の影響で妖怪が漫画を描くことに難色を示した出版社上層部の意向で漫画は打ち切りとなり悲しみに暮れるが、編集長や上層部のやり方に愛想を尽かし辞表を叩きつけた角富や多くのファンの励ましを受けて再スタートを決意し、角富と立ち上げた雑誌「月刊少年マグナム」で新連載を開始する。最終話ではねずみ男の説得を聞いて角富と共に、鬼太郎を応援した。
:ゲーム『異聞妖怪奇譚』では特定条件下で仲間にできる。
; [[だるま]]
: 声 - 北川米彦(第1作)、[[滝口順平]](第3作・第8話)→大竹宏(第26話)→[[田中康郎]](第55話以降)、[[田中信夫]](第4作)、[[麦人]](第5作)
: 文字通り手足の生えた[[達磨|だるま]]の妖怪。別名「おばけだるま」。腹から大量の子だるまを出す。子だるまはだるまの内臓でありその内の心臓に当たるもの(アニメ第1作では白、第3作では青色、第4作では止まっているときに脈打っている、第5作では黄色でサングラスをかけた「笑いのツボ」)が弱点。
: 初登場は『だるま』。とあるマンションビルに存在しないはずの4階(「4」は[[忌み数]]であるため、「3階」の一つ上を「5階」と呼んでいた)に住まわせてくれるよう懇願し(大家は「無い物は貸せない」と当初は断ったが、「無い物に金を払うのだから、損はしない」と言い包められ了承してしまう)、妖怪仲間を引き連れて入居するが本当の目的はビルを乗っ取ることであり、妖怪仲間と共にビルの住民たちを怖がらせ次々と追い出した。鬼太郎の策で煙草の煙で妖怪仲間は燻し出され、自身は鬼太郎との一騎打ちで腹から子だるまを出して反撃に転じあと一歩という所まで追い詰めたものの、心臓の子だるまを掴まれ噛まれてしまい、降参して命乞いをし「もう二度とこの世には姿を現さん」と約束して許してもらいビルを去った。
: アニメでは第1作第59話初登場。忌み数「4」を飛ばすことで生じた空間に住んでいたがそれが少なくなった事情が加えられている。原作同様ビルを乗っ取り、鬼太郎と一騎打ちし投げ飛ばされてもだるまの名に恥じない特性で絶対倒れなかったが、リモコン下駄で両目を失い、原作同様に子だるまを出すも心臓の子だるまを掴まれ敗北。目玉おやじによると「ヨーロッパにでも渡っておんぼろビルの13階にでも住むかもしれんな」という(西洋では13が忌み数だから)。このことから、鬼太郎に「考えてみるとだるまもかわいそうな妖怪ですね、人の嫌がる所を見つけてひっそりと暮らすんですから」と同情された。第2作では、第2話で鬼太郎に味方してチー一味との戦いに参戦。
: 第3作では第8話初登場。ビルへの入居の経緯や終盤の鬼太郎との対決への展開は原作とほぼ同様。ねずみ男の入れ知恵で文明の発展に悩む妖怪たちの相談を受ける「妖怪相談所」を開くも思うように相談料が手に入らず、ビル乗っ取りを勧められて行動に移してしまう(ねずみ男は大家夫妻から鬼太郎の仲介料を取ろうとも画策していた)。だるまが鬼太郎に負けてビルを去った後(「お邪魔しました」と挨拶した)、ねずみ男は罪滅ぼしとして、全室に新しい入居者が集まるまでただ働きさせられる羽目になった。だるまは第26話以降、鬼太郎の味方として頻繁に登場した。
: 第4作では第105話登場。人間や妖怪を呑み込みだるまに変える能力を持ち(猫娘もだるまにされた)、火だるま攻撃、雪だるま攻撃、[[だるま落とし]]等多彩な技を持つ。元々は「少しでも楽な生活がしたい」という人間たちの切実な願いを聞いて応援する役目を大切にしていたが、現代の人間たちの多くが、だるまに願掛けをしながらも昔のように正当な努力をまるでしない(選挙工作や裏口入学、[[内部者取引|インサイダー取引]]を行う等)上に「願い」がほとんど「欲」になっていた
: 第5作では第93話登場。普段はだるまのような顔の長髪の人間の姿に化けている。100年以上前から建つ「石垣ビルヂング」の存在しないはずの「4階」で100年前から妖怪相手の美術商を営むが、ビルが取り壊される事を知ってオーナーの石垣金五郎に抗議しに現れ、その翌日に工事業者を「4階」に連れ去る。その後、鬼太郎たちを交えた金五郎夫婦と交渉にあたり、金五郎の祖父と正式に契約書を交わした上で「4階」に住むれっきとした住人であることも判明する。工事を中止しなければ人質は解放しないと主張し、業を煮やした金五郎の妻が工事を強行したことに怒って金五郎も「4階」に連れ去り展示物に変えようとするが、砂かけ婆の発煙砂で燻り出される。鬼太郎に妖怪横丁に来るように誘われるが、長年住んできた愛着あるビルから離れることを断固拒否し、正体を現して鬼太郎と交戦。指鉄砲や体内電気も効かない強敵だったが、「笑うと負けを認める」とされ、鬼太郎の[[にらめっこ]]は通じなかったが目玉おやじが言ったダジャレに「笑いのツボ」の子だるま
; 毒娘(どくむすめ)
: 体内に猛毒を持つ女性の半妖怪で、古いネコイラズ屋「元祖ねこいらず・猫毒屋」の店長。『国盗り物語』に登場。口から毒の息を吐き、相手を病気にさせたり、呪いのかかった品を無力化したりできる。猫娘とは知り合い。色仕掛けで旧鼠王を騙し、日本銀行から大金を盗ませた上で毒殺する。ダンプで逃亡を図るが、それに気付いて追ってきた鬼太郎を振り切ろうとして事故に遭い、計画は失敗し、重傷を負った。その後鬼太郎の家で治療をうけているうち改心しはじめる。吸血花ラグレシアとの戦いで、敵に自らの毒の血を捧げる捨て身の手段で倒し、息を引き取る。その後、ラグレシアに島を占領されていた人々が墓を立ててくれた。
; [[鬼童丸|鬼童]]・伊吹丸(きどう・いぶきまる)
: 声 - [[古谷徹]](第6作)
: アニメ第6作で「'''大逆の四将'''」の一体として第69話に初登場。伝承では『[[古今著聞集]]』などに登場する、[[日本三大妖怪]]の一角・[[酒呑童子]]の息子といわれる鬼。本作では「'''伊吹丸'''」という名前が付けられている
: 左額の角を除けば美青年風の面持ちだが、その風貌とは裏腹に鬼の中でも最強クラスと称される実力の持ち主。常に携えている刀からは強力な斬撃を放ち、鬼太郎とも互角以上に渡り合い、刀の鞘で軽く突くだけで猫娘を戦闘不能にしている。また、呪禁道などの呪術や知識にも長けており、鬼道衆の操る呪装術は一切通用しない。かつては父親の酒呑童子を首魁とする大江山の鬼の一党に与していたが自身は人間の支配などには興味がなく、心を通わせていた人間の娘・'''ちはや'''(声 - 山崎和佳奈)や奴隷の人間とともに出奔、遠く離れた地に里を築き穏やかに暮らしていた。しかし近隣の国主によって里を滅ぼされ、ちはやも殺されたことで復讐の鬼と化し、国主とその血族をはじめとした人々を皆殺しにして国ごと滅ぼしたことで鬼道衆に討たれ千年前に地獄に投獄されたが、ぬらりひょんの手により脱獄する。脱獄後は私利私欲で暴れた他の四将とは違い、首を斬り放されたちはやの胴体を探し成仏させるため探索を開始、'''憑坐(よりまし)'''となり得るまなに目を付け連れ去ってしまう。胴体が眠るダムを破壊しようとしたため鬼太郎と対立するが、事情を知った鬼太郎たちの協力により胴体を発見し、ちはやと千年ぶりの邂逅を果たす。目的を果たした後は潔く地獄へ戻る道を選び、鬼太郎に人間と妖怪が共存することの難しさ、零に復讐の虚しさを説きながら連行されていった。
: 第75話ではまなの申し出により半身(魂)
: 第96話でぬらりひょんの裏切りによって暴走したバックベアードによる世界滅亡の危機に憑依していた零と共に駆け付け、自身が知る限りの「あらざるの地」に関することを語り、あらざるの地への入り口を開く零の術をサポートする。最終話終盤でまなが記憶を失くしてしまった際は、その代償の大きさに対し零と共に複雑な思いを抱くも取り乱さず、鬼太郎たちには「犬山まなの命、助かっただけでも良しとせよ」と諭していた(それでもやはり鬼太郎やねこ娘、アニエス、鬼太郎ファミリーはショックのあまり動揺せずにはいられなかった。10年後にまなは記憶を取り戻す)。
=== 人間 ===
原作やアニメ第2作までは、人間の登場人物は主に怪事件の被害者・依頼人でほとんど一回きりの登場だったが、アニメ第3作以降は依頼人から鬼太郎の友人や知り合いに進展してレギュラー出演する者達も登場するようになる。以下は主に鬼太郎たちと仲間・知人関係となった人間たち(当初は成り行きで敵対していたが後に和解した者及び、改心などして共闘した者も含む)。
; [[犬山まな|犬山 まな]](いぬやま まな)
: 声 - [[
: アニメ第6作の人間側ヒロイン。第6作では普通の人間に入ることができないゲゲゲの森に出入りが出来、それを妖怪たちからも認知されている唯一の人物でもある。[[拝み屋]]の血筋でもあるため、妖怪についての感度も並みの人間より遥かに強い。
:; <span id="犬山純子">犬山 純子(いぬやま じゅんこ)</span>
:: 声 - [[皆口裕子]](第6作)
:: まなの母親。第8話より準レギュラーとして登場。まな同様に整った容姿で口元にほくろがある。家族想いで性格もしっかりしている。勤めており、出張で家を空けることも多い。第18話でまなから尊敬するお姉さんとして猫娘の話を聞いたり、第29話で突然まなの帰宅時に同行したアニエスを分け隔てなく受け入れて自宅に泊めたりするなど、分け隔ての無い優しさと寛容な心を持っていて、柔軟な考え方もできる。第18話ではオべべ沼の妖怪(かわうそ)の噂話を、凄みある表情と声でまなや夫の裕一に語って聞かせている。
:: 第47話ではジョン・童という人物が社長を務めるインターネット関連事業の会社「オメガ」に秘書として勤めていた。しかし、社長の正体は名無しで、利用されて操られ、妖怪じみた姿(髪を除く体の部分は影のように黒くなり目は赤く輝く)となり、口から衝撃波を発して猫娘と対峙させられる。猫娘の爪攻撃で元の姿に戻る(妖怪にされた時の記憶はない)が、重傷を負ってしまい、第48話で病院に運ばれ治療を受けて意識を取り戻した(ただし、名無しの幻術によって病室外のまなには死亡したと聞かされてしまう)が、怪物に変身した名無しの張り手によって裕一や他の患者・医者たちと共に病院及び周辺の広範囲な建物と住民たちもろとも消滅する。第49話終盤で名無しの怨念消滅と同時に他の消された医療関係者や住民たちと共に建造物毎消滅前の状態で再生し、まなや裕一とも無事に再会でき、その後完治して退院した(その後は直接登場せず、時々まながスマホで会話しているシーンやスマホで撮った画像などが描写される程度だった)。
:; <span id="犬山裕一">犬山 裕一(いぬやま ゆういち)</span>
:: 声 - [[
:: まなの父親で純子の夫。無精髭を生やしている。純子曰く台風で鉄道が全線運休になっても会社に行くほど真面目な性格。鳥取県の境港出身で、郷里に実兄・庄司がいる。建設関連の会社に勤め、自宅のパソコンモニターの横に会社用のパスワードを貼り付けている。第2話では職場が事件現場の設計に携わっていたことから、まながパソコンから現場の見取図を鬼太郎に提供した。しかしこの事で、ねこ娘には「セキュリティーの甘い父親」と評されている。第11話より準レギュラーとして登場。仕事の時以外は遊び好きな人物で、娘やその友達と遊ぶ機会があると子供のようにはしゃぐ。第29話でも自宅に泊めたアニエスを屈託なく歓迎していた。
:: 第48話では、純子が負傷したことで病院に駆け付け、まなに何があったのか尋ねるが、まなは混乱して泣き崩れてしまう。その際、押しかけてきた報道陣の「(ねこ娘を消した力が)純子さんの血筋に関係するって本当ですか?」という質問から母の血筋が気になったまなに問われ、母方の曾祖母(裕一も直接会ったのは純子との結婚の挨拶に一度だけで、当時から寝たきりだった)の経歴やまなの名前が付けられた経緯を教えた。その後純子は命に別状なく意識を取り戻すが、怪物に変身した名無しの張り手によって純子や他の患者や医者たちと共に病院及び周辺の広範囲な建物と住民たちもろとも消滅する。第49話終盤で名無しの怨念消滅と同時に共に消された純子や医療関係者や住民たちと一緒に再生し、まなや順調に回復した純子と無事に再会して涙ながらに喜ぶ。第60話ではまな達とキャンプに行くが、出先で復活したぶるぶるの騒動に巻き込まれてしまい、助けに来た鬼太郎たちと初の対面となる(ただし、その後は直接登場せず、時々まながスマホで撮った画像などが描写される程度だった)。
:; <span id="犬山庄司">犬山 庄司(いぬやま しょうじ)</span>
:: 声 - [[魚建]](第6作)
:: まな基準で父方の親戚。まなの[[伯父]]で裕一の実兄。鳥取県の境港で漁師をしており、毎年夏休みには姪のまなが訪れる。かつては甲子園に出場した高校球児で、センターを務め「スナイパー庄司」と呼ばれていた。第16話より準レギュラーとして登場。海座頭によって船幽霊にされてしまったが、わずかに自我が残っており、まなの機転によって正気を取り戻し、海座頭の顔面へ野球ボールを命中させ、鬼太郎の勝利へのアシストを務めた。第17話では砂かけ婆の買い物に付き合って鬼太郎ファミリーが滞在する神社に来たところ蟹坊主の奇襲に遭遇、彼女と目玉おやじを連れて家に逃げ、まなと4人で烏天狗に相談しに大山へ行こうとするが、砂かけ婆を追って来た蟹坊主からまなを庇い、銅像にされる。小次郎が持って来た霊水で元に戻り、事件後は蟹坊主を慰めるために妖怪の銅像作りに協力した。弟夫婦(まなの両親。第16、17話では裕一の都合でまなと一緒に境港へ行けず、第17話の解決後に姿を見せた)に先んじて、鬼太郎ファミリーと交友を築いた。第65話では鳥取県知事で旧知の仲の野沢雅史(のざわ まさし、声 - 沼田祐介)の政策とダジャレ(彼のダジャレのファンでもある)に違和感を感じ、その正体が「鳥取愛」を広め世界を「大鳥取帝国」に築こうと画策していた魔猫であることを突き止め、人々を洗脳して鬼太郎達もがその手に堕ちてしまったが、それ以上に「鳥取愛」を持っていた庄司にはそれが唯一通用せず、最終的に魔猫が洗脳強化用に作った「うっとり鳥取」を偶然飲み、一時的に筋肉質となり「鳥取力(とっとりりょく)」フルパワーになる効果が現れ魔猫を叩きのめした後(その姿にまなは唖然とし、庄司本人も何が起きたのかよくわかっていなかった)、魔猫を許し改心させた。第66話でまなが隠れ里に誘い込まれた時は、知人の勝巳(声 - [[中村光樹]])と共に200年前の文献を調べ鬼太郎に情報提供した。最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
:: 実在の境港の「[[水木しげる記念館]]」館長である庄司行男がモデル。
:; <span id="犬山リエ">犬山 リエ(いぬやま リエ)</span>
:: 声 - [[れいみ]](第6作)
:: まな基準で父方の親戚。庄司の妻でまなの[[伯母]]、裕一の義姉。第16話より準レギュラーとして登場。まなが大好物のイワシのつみれ汁を作っては、まなに喜ばれている。最終話ではねずみ男の説得を聞き鬼太郎を応援した。
:; <span id="沢田淑子">沢田 淑子(さわだ としこ)</span>
:: 声 - [[高島雅羅]](第6作)
:: まな基準で母方の親戚。千葉に住んでいる純子の[[伯母]]で、まなからは大伯母にあたる。年齢は90歳を越えており、ハッキリとしない(=曖昧な)事が苦手である性格の持ち主。親戚間では変わり者とされ距離を置かれているが、唯一姪の純子は気に入っている。毎年お盆の時期になると、家の屋根や壁面、庭を覆いつくすほど妖花が咲くという。入院中に見舞いに来た純子とまなに家に花が咲いているか見てほしいと頼む。若い頃の顔つきはまなや純子によく似ており、左眼の下にほくろがある。その当時の整ったルックスは歳を取った現在も意志の強い表情の中に面影が残っており、まなや純子とも共通する部分がある。戦時中当時に恋におちて結婚を約束していた男性・総二郎がいたが、急に音信不通になったことで誰にも愛されない、愛さないと考え独身である。実は総二郎は結婚に反対する親に入隊を強制され、その事情を伝える手紙を出すことも叶わず戦死していた。後に鬼太郎達がその手紙を回収し、受け取った淑子は妖花が総二郎の想いによるものと理解し涙した。この一件で、まなは学校の歴史の授業で学んだ以上に[[太平洋戦争]]の悲惨さを知り、二度と戦争を起してはいけないと痛感。その後夏休みの自由研究のテーマとして、[[図書館]]等で関連書籍を熟読したり知り合いで[[戦争]]を体験した人々に改めて当時の事を話してもらうなど[[第二次世界大戦]]の事を詳細に調べ、二学期に校内で発表した。
:: 妹(未登場)がおり、それが純子の母であり、まなの祖母である。
:; <span id="ふく">ふく</span>
:: 声 - [[桑島法子]](第6作)
:: まなと純子の先祖の親族で、第49話の回想シーンで存在と素性が正式に判明(それ以前も第12話以降に断片的な記憶という形で、名無しやまなの回想シーンで謎の女性としてイメージ的に何度か登場していた)。面影はまなにそっくり。名無しの母親で、鬼と結ばれるという禁忌を犯したことにより、父親(声 - 高塚正也)からも「我が娘ながら汚らわしい」と罵倒される(「せめて(鬼との間に授かった)この子がこの世に生を受けるまで、後生です」と殺される直前まで哀願していた)。胎内の子供を守るため逃げ出すも敢え無く処刑されてしまった(胎内の子は生まれることはなく、葬られた胎内の子が名無しとなったが、名無しも半妖怪として生誕していれば、人間側では犬山家ともやがて血筋で遠い先祖の親戚関係となっていた可能性が示唆されている)。
; 天童 ユメコ(てんどう ゆめこ)
: 声 - [[色川京子]](第3作)
: アニメ第3作の人間側ヒロイン。父母、弟との4人家族。小学4年生で、正確な誕生日は不明だが4月生まれ(29話でねずみ男曰く)。濃い茶髪のロングヘアが特徴。身長143cm、体重39kg、将来の夢は絵本作家<ref>{{Cite book|和書|title=ゲゲゲの鬼太郎|year=1986|publisher=[[講談社]]|series=テレビマガジンデラックス}}</ref><ref>{{Cite book|和書|title=ゲゲゲの鬼太郎アニメ大百科|year=1986|publisher=[[講談社]]|series=ポケット百科}}</ref><ref>{{Cite book|和書|title=おい!鬼太郎 甦るゲゲゲの鬼太郎80's アニメ完全設定資料集|year=2007|publisher=[[メディアボーイ]]|series=メディアボーイMOOK}}他、公式監修関連書籍より。</ref>。
: 第2話より登場。鏡じじいに狙われて姿を奪われたが鬼太郎たちに救出され、それをきっかけに鬼太郎たちと友達になり、ゲゲゲの森に出入りするようになる。一見控えめだが、「これからは人間と妖怪、仲良くしなくっちゃ」と強気で積極的。勇気もあって危険な所へ鬼太郎を助けに行く時も妖怪たちと同行し、劇場版第4弾では火車・山童を猫娘と共にゴルフクラブで殴打して気絶させるなど、過激な面も多い。鬼太郎ファミリーに対してほぼ全員「さん」付けで呼び、ファミリーからは「ユメコちゃん」と呼ばれる(マスコット的な扱いもされるシーサーのみ呼び捨てで、彼からは「ユメコさん」と呼ばれる)。
: 小学生の割に実年齢以上の大人びた美しい顔の外見ゆえ、女好きな妖怪の目標にされることも少なくない。自分を襲った妖怪をも思いやって改心させるほどの優しさや寛容さを持つが、その一方で自身の願望からねずみ男などの自分への好意を利用したりもするなど、好奇心も旺盛である。自分の容姿が美形であることへの自意識も強い。自身を救ってくれた鬼太郎を愛するようになり、第49話に至ってはキスをせがむといった積極的な行動までしている。ねずみ男にも惚れられて付き纏われることには辟易しているが、時には逆手にとって自分の非をねずみ男に擦り付ける。ちゃっかりした計算高さも潜ませているため、自分の思惑通りにならなかったら鬼太郎やねずみ男たちにも理不尽に八つ当たりする事まであった。猫娘とは鬼太郎を巡る恋敵であると同時に親友でもある。ユメコとネコ娘が一緒の時は、よく周囲の男性からネコ娘と対比されてユメコは可憐な少女に扱われる
: 第93話では能力を進化させる「知恵の実」を隠れて手に入れようと画策し、危険だという鬼太郎の忠告に反発してねずみ男を利用する。最後は知恵の実を服の中に隠して持ち帰ろうとするなど、腹黒さを次々と発揮した。しかし鬼太郎たちは即座にあっさりと見破り、呆れながらユメコの隠し持っていた知恵の実を没収した。
: 地獄編ではねずみ男が掘り出した奇妙な枕の魔力で地獄に落とされてしまう。後を追った鬼太郎たちと再会し同行する。最終回では地獄から地上に向かう際、ヌルリ防を倒して後から追いついた鬼太郎に駆けよる途中で天井の岩が崩れて落下し、その岩で頭部を強打して死亡するが、鬼太郎の母から閻魔大王に与えられた命を譲られて生き返った。その後鬼太郎達と出会う前の時間に戻され、鬼太郎達との出会いや思い出は一度は夢として消えたが、忘れたくない思いが通じたことで再び会えた(再会を果たしたユメコが鬼太郎達に駆け寄るところで第3作は幕を閉じた)。
: 後に漫画でも、『最新版』第11話「ぬらりひょん、最後の戦い」に登場している。中学生になっており、二人の関係が最終的にどうなったかを暗示させていた。この『最新版』では、鬼太郎に助けられて友達となった山田健太と中学校の同級で、席も隣同士である。
: アニメの後日談的な内容の[[スーパーファミコン]]版『[[ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王]]』では大人になった未来のユメコが1980年代の鬼太郎へ1999年の鬼太郎の危機を報せる手紙を時を越えて送るシーンがプロローグとなっている。
: 実写映画第1作のノベライズ版では三浦健太が鬼太郎の話や妖怪ポストの場所を知っていたのは、ユメコの親類に当たる少年から聞いたという流れになっている。
:; 天童 星郎(てんどう ほしろう)
:: 声 - [[高坂真琴]](第3作)
:: ユメコの弟で小学生。腕白な性格。第2話より準レギュラーとして登場。姉が行方不明になった時は彼が鬼太郎への依頼を提案した。この時は鬼太郎を「日本の[[ゴーストバスターズ|ゴーストバスター]]」だと両親に説明している。姉共々ゲゲゲの森に出入りし、鬼太郎を尊敬している。成績はあまり芳しくなく、優等生の姉と比べられることをコンプレックスにしている。
:; 天童 優子(てんどう ゆうこ)
:: 声 - [[川浪葉子]](第3作)
:: ユメコと星郎の母親。第2話より準レギュラーとして登場。茶髪のショートヘアが特徴。彼女の母「おはな」が鏡じじいを守護神と崇める村に育ち、鬼太郎たち妖怪にも理解がある。
:; 天童 正夫(てんどう まさお)
:: 声 - 佐藤正治(第3作)
:: ユメコと星郎の父親。第2話より準レギュラーとして登場。厳格な雰囲気の会社員で頭が固く、何度か妖怪の被害を受けても素直に存在を信じようとしない程に頑固な性格。
:; はな
:: 声 - 色川京子(第3作)
:: 天童優子の母でユメコと星郎の母方の祖母。姓及び「はな」の正式な表記は不明。鏡爺からは「おはなちゃん」と呼ばれている。少女時代はユメコに瓜二つで、鏡じじいを守護神と崇める村に住み、村の少女たちの中でも特に鏡じじいの宿る鏡を大切にしていた。第2話にて鏡じじいの回想や目玉おやじの再現映像(少女時代から、結婚して優子を出産するまで)のみの登場で、第3作本編の時点で健在かは不明。
; 水木(みずき)
: 声 - [[大川透]](墓場鬼太郎)
: 鬼太郎の育ての親で、血液銀行に勤めていたごく平凡なサラリーマンの青年。
: 勤めていた血液銀行が扱っている血液の中に「幽霊族の血」が混じっていたことを社長から聞き、その血を輸血した事で幽霊になってしまった患者がいるという病院を訪れ調査することになる。その供血者の住所が自宅と同じであったことから隣接する古寺に夜中に行き、幽霊族の夫婦(鬼太郎の両親)と出会う。妻の方が供血したことと彼らの種族の出生の歴史と事情を教えられ、妊娠していた妻から「赤ちゃん(鬼太郎)が生まれるまで誰にも黙っていてください」という頼みを聞き入れる。その8ヶ月後、死んでいた夫婦を見つけ考えてみるとあわれな種族だという慈悲から妻を墓に埋めてなぐさめた(夫は体がどろどろに溶けていてとても気持ち悪かったので、墓まで運ぶ元気が持てず放置した。3日後に流れ落ちた左の眼球より小さな体が生えた形で「目玉おやじ」として蘇生する)。3日後に墓から生まれた鬼太郎を最初は不気味に思い一瞬殺そうしたが、鬼太郎が自分を頼りとすることから哀れに感じ、引き取って育てる。しかし6年後、順調に育っていた鬼太郎が夜中に墓へ出歩くようになり、鬼太郎へ夜中出歩くことをやめるか退去するかを命じる。そして鬼太郎は水木の家を出る。その後、鬼太郎親子を警察とともに追い詰めようとして一度地獄に落とされてしまうが、「鬼太郎を育てた恩もある」という目玉おやじの計らいで、現世に戻れる。
: それ以降の水木、ないしは『墓場鬼太郎』(原作・アニメ)における水木と家族などの周辺関係者は「[[墓場鬼太郎の登場人物]]」を参照。
: 第6作では赤ん坊の頃の鬼太郎を助けた人間としてその存在が語られ(回想シーンにて姿も描かれるが、台詞は再現されていない)、鬼太郎が人助けをする理由付けとなっている。第6作準拠の小説「ねずみ男ハードボイルド」(「朱の音」収録)では、その時点で故人であることが明かされ、毎年鬼太郎ファミリーが命日に墓を訪れている。墓は原作者の水木しげると同じく[[東京都]][[調布市]]の覚證寺にあると描写されている{{efn|実際の水木しげるの墓は存命中に、生前墓として建てられたもの。}}。
: 原作者のペンネームと同姓だが、後に登場する原作者のキャラクターとは直接には無関係となっている<ref group="注釈">[[小学館]]の「鬼太郎大百科」での「鬼太郎の誕生」の記述と第6作準拠の小説「朱の音」での「ねずみ男ハードボイルド」など、原作者キャラとの関連が示唆されている記述もある。ただし原作者・水木しげるの本名は武良茂で「水木」はペンネームなので、原作者キャラも設定的に鬼太郎を育てた水木と関連があっても本名としては同姓でない事となる。</ref>。
:; 水木の母
:: 声 - [[真山亜子]](墓場鬼太郎)
:: 息子の説得により鬼太郎を育てることになるが、不審な行動をとる鬼太郎を不気味に思っていた。鬼太郎が水木の家を出て以後の消息は不明だが、アニメ第6作準拠の小説「ねずみ男ハードボイルド」(「朱の音」収録)では、その時点で故人であることが明かされている。
:: 『墓場鬼太郎』(原作・アニメ)における水木が一度地獄に落とされて以降の事は、「[[墓場鬼太郎の登場人物]]」を参照。
; {{Anchors|一刻堂}}一刻堂(いっこくどう)
: 声 - [[京極夏彦]](第4作)
: アニメ第4作に登場する[[陰陽師]]。第101話に登場。[[中野区|中野]]在住で、家業は某[[神社]]の[[宮司]]かつ[[陰陽道]][[いざなぎ流|いかるが流]]の当主でもある
: 基本的に出不精で、慎重すぎるほどに慎重な性格。相当の変わり者である。依頼されれば暗躍するが、積極的に干渉することを好まない。言葉一つで、その伝承を生んだモノや現象に変えてしまう言霊の力を持つ(詳しくは後述)。その正しい言葉の前ではどのようなまやかしも邪な行為も通用しない。身軽で動きは神出鬼没。また、他者に気配を感じさせずいつの間にか姿を現したり背後に立ったりもする。体幹も弱くなく、瞬時に位置を変えてその場から姿を消すように去ることもできる。[[式神]]として[[瀬戸大将]]、[[護法善神|護法童子]]などを操り、[[光明真言]]も唱えるなど[[真言宗|真言]][[密教]]にも通じている。彼の言葉が現実になるのではなく、彼は真実を語っているだけである。
: ぬらりひょんから500年前に先祖が交わした契約を突きつけられ
: 水木しげるの弟子筋である小説家・京極夏彦がオリジナルで第101話の脚本を担当。キャラクターデザインと声も京極本人によるものである。同様に京極夏彦がモデルとなっている[[百鬼夜行シリーズ]]の主要登場人物・[[百鬼夜行シリーズ#中禅寺秋彦|中禅寺秋彦(京極堂)]]とは別のキャラクターながら、素性・言動等が非常に似通っている
: 以下のように鬼太郎たち妖怪は姿を変えられかけるが、本作特集ムックの水木との対談等でも京極は、「これが各々『妖怪の正体』なのではなく、名前を失った場合の真実で本当の姿であり、名前による姿形や音、気配等がある以上は、作中の一刻堂の言及通りに妖怪はこの世に居なくてはならないモノ」と言及している。
:* 朱の盆→古い朱塗りの盆
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:* 鬼太郎→不明(自分の名前は忘れてしまうが、変えられるまで至らずに済んだ)
:* ぬらりひょん→タコ(聞かなかったため、変えられずに済んだ)
:* [[半妖|半妖怪]]のねずみ男→不明
;
: 声 - [[
: アニメ第6作に登場する高校生男子。第50話から登場。一本ずつ赤い線が通った無数の跳ねた毛の黒髪と鋭いつり目、両耳にしたピアス、細身ながら筋肉質の体が特徴的。普段はパーカーを着ているが、鬼神の腕を使う時は脱ぎ捨て黒いタンクトップ姿になる。両親は既に他界しており、孤児だった自分を鬼道衆の師匠に拾われ育てられた経緯を持つ(鬼道衆との血縁関係はない)。自分の恩人である師匠らの里を何者かに壊滅させられ、「守るべき者を守れなかった」ことに負い目を感じている。本編で直接語られていないが(設定では)、[[奈良県]]出身の16歳で、里を滅ぼされたことをきっかけに[[新宿]]の高校に転入し、[[東京]]を中心に復讐の機会を窺っていた<ref>「『僕らの鬼太郎』を目指した1年間」『アニメージュ』2019年5月号、[[徳間書店]]、90頁。シリーズディレクターの小川孝治とプロデューサーの[[永富大地]]の対談で語られている。</ref>。倒した妖怪の魂を「オン(唵)」の掛け声で取り込み、その力を身に宿して使う'''呪装術'''を使用できる(その呪装術は妖怪を倒せば倒すほど強くなる能力だが、妖怪の魂を大量に取り込むことは諸刃の剣であり、いずれ肉体が耐え切れなくなる禁断の術であることが第74話で判明)。霊弓や霊符を扱える技術も持ち、黒坊主以前に登場した妖怪を難なく倒し、鬼太郎と互角に戦うなど高い戦闘能力を持つ。格闘センスも優れており、飛び掛かったマンモスの攻撃を簡単にかわして回し蹴りでKOしている。また妖力の込められた声を最新の消音イヤホンで防ぐなど、文明の利器も活用する。その一方で、記録が少ない黒坊主の正体や鬼道衆の術の秘密を知らないなど、鬼道衆一族の全ての知識を完全に極めている域までには達していない。里を滅ぼされた恨みから妖怪に対する憎しみと復讐しか頭に無く、鬼太郎に対して宣戦布告ともとれる発言を言い放つ。それなりに正義も志してはいるが、独りよがりな思考が目立つ。妖怪(半妖怪も含む)に対しては無慈悲で、害悪と見なせば事情があったり戦意喪失していようと容赦ない攻撃や拷問を加え抹殺し、魂を自分の力の糧として利用し「人間に仇なす妖怪の類は全て狩られるべき害悪」と言い切る。しかし、人間に無害で悪の心を持たない妖怪であっても、その能力欲しさに殺してしまう冷酷さも見せるため、鬼太郎たちは妖怪をただの道具としか見ていない零に強い怒りと嫌悪感を露わにした。人間に対しては「良かろうが悪かろうが生かす」主義で悪人相手にもそれなりに制裁はするが抹殺はしない。復讐心のためか、自分の命さえも軽視している節もある。
: 第74話で妖怪を取り込みすぎ体はすでに限界を迎え始めるが、それに構わず玉藻前を倒すために子泣き爺、ぬりかべ、砂かけ婆を取り込み、ムジナの能力で玉藻前の分身に近づき戦うも返り討ちに遭う。第75話で一反木綿までも取り込み完全に肉体が限界に達した状態で鬼太郎と再び対決するが、「人間は善、妖怪は悪」という自分の物差しでしか価値を決められない発言が鬼太郎の怒りを買い、取り込んでいた「子泣き爺」「ぬりかべ」「砂かけ婆」「一反木綿」の魂に抑えられ敗北してしまう。その際にサヤの声に説得され、鬼太郎にこれまで取り込んでいた「子泣き爺」「ぬりかべ」「砂かけ婆」「一反木綿」「鵺」の魂を鬼太郎に還す。その後、伊吹丸の魂を経て鬼太郎に協力し、共に玉藻前を撃破した。先の鬼太郎たちとの戦いやサヤの声、伊吹丸の声かけで自分の間違いに気付き改心しており、鬼太郎に魂の処置は譲った(「鵺」以外は閻魔大王が功績を認めて復活している<ref group="注釈">「一つ目坊」「ムジナ」「ラ・セーヌ」等他の妖怪の魂がどうなったかは不詳。「化け火」は第78話で、つるべ火や姥ヶ火と共に魍魎退治に参戦しているが、こちらも零から解放されたのか別個体かは言及されていない。</ref>)。
: 事件解決後は伊吹丸の魂と共に(伊吹丸曰く「鬼道衆としてはまだまだ未熟でこれから修行をやり直させる」とのこと)旅立った。別れ際に鬼太郎に何か言いたかったらしく、笑みを浮かべて一瞬考えながら「いつかはあいつ(鬼太郎)を倒すと伝えてくれ」とまなへ伝言を頼み、それに対しまなは「鬼太郎なら返り撃ちだよ!」と微笑みながら返答した。
: 第96話でぬらりひょんの裏切りによって暴走したバックベアードによる世界滅亡の危機を見かね、伊吹丸と共に駆け付けて鬼太郎を復活させるためにまなたちに協力する。お互い存在は聞きつつも先の玉藻前との戦いでは現場で入れ違いになったため、今回アデル・アニエス姉妹と初対面となり、まなから「鬼太郎の仲間」と紹介された際は「仲間でもないが敵でもない」と告げて中立的な言動も見せるが、最終的に鬼太郎復活時は笑顔を見せ、味方の立場・態度を取っている。
:; サヤ
:: 声 - 祖山桃子(第6作)
:: アニメ第6作に登場した鬼道衆の里の少女。左目を前髪で隠して着物を着ている。零を「零兄ちゃん」と呼び親しかったが、玉藻前に里を壊滅させられた際、零に看取られながら落命しており、「妖怪が、鬼道衆よくもって、お師匠様、守ってくれた、けどみんな」と途切れ途切れではあったが意味深な遺言を残し、零はサヤの死を悲しみながら弔った。第75話中盤では鬼太郎に敗北した零に「もうやめて。みんな(妖怪)の魂を返してあげて」と悲しみながら語りかける描写があり、零は鬼太郎に仲間や鵺の魂を返した。
:; 師匠
:: 声 - 谷昌樹(第6作)
:: アニメ第6作に登場する鬼道衆の一人で零の師匠。本名は不明。第74話で零の夢の中に登場。両親を亡くした零を拾い育てた。玉藻前に里を壊滅させられた際に落命している。
; 桃山 雅(ももやま みやび)<ref group="注釈">名字の「桃山」は担当声優である祖山桃子の名前にちなんで、演出を手掛ける[[角銅博之]]が考案した。{{Cite web|url=https://twitter.com/kakudou/status/1043677860680978434|title=角銅博之@kakudou|accessdate=2018年09月23日}}</ref>
: 声 - 祖山桃子(第6作)
: アニメ第6作に登場するまなと同級生の少女。濃い黒色のロングヘアで、まな同様整った容姿をしている。背はまなより少し低い。まなとは親友で、日常的場面で頻繁に行動を共にすることが多い。父(59話初登場、声 - [[天野ユウ]])、母(52話初登場、声 - [[進藤尚美]])と三人暮らしで、'''ベル'''という犬([[パグ]])を飼っている。明るく活発で、根は友達思いな優しい性格だが、当初は反抗期で我儘な面も目立ち、調子に乗りやすいところもある(第52話で、勉強は苦手らしくテストの点もあまり良くないという描写がなされている)。
: 第3話より登場。当初は主にまなと登下校時に一緒にいるシーンくらいしか登場しなかったが、第25話からはストーリーに関わるようになる。それまでにまなが関わった一連の事件もあって妖怪の存在を信じていないわけではないが、[[呪い]]などについては本気にしていなかったため、まなに対する同級生・山根香凛の陰湿な態度に不快を感じて憂さ晴らしの軽い気持ちで呪いのアプリに手を出し、まなにも半ば強引に登録させた挙句、自分も香凛に呪われて怪我をした。その後呪いのアプリ増殖で困惑し、まなに申し訳ないと思いつつも精神的に追い詰められてしまい、悲痛な表情を浮かべて「ごめんね! 知ってる人じゃないと効果ないの」と心の中で謝罪を呟きながら呪いのアプリにまなの名前まで書いてしまったが、鬼太郎たちの活躍でくびれ鬼が退治されて呪縛から救われた。
: その後も、まなとは変わらずに親友同士で行動している。
: 第52話では些細なことで母親と揉めてしまい、家を飛び出して木の子の森に迷い込む。最初は木の子達と楽しみながら時を過ごし、元の世界には帰りたくないと思い、助けに来た鬼太郎(彼とはこれが初対面)にも帰ることを拒絶してしまう。しかし、木の子達にいつの間にか母親に言われていたことと同じことをやっていたことに気付き、母親が大変な思いをしていたことを察する。山天狗に連れ去られてしまうが、鬼太郎に助けられ、人間の世界に帰ることを決意し、木の子達と涙ながらにお別れの挨拶をし「人間と精霊が一緒に住めるようになったら、また一緒に遊ぼう」と言われ「うん、必ず」と約束した。その後、まなと再会し喜び合って抱き合い、仲違いしていた母親とも和解してわだかまりを解いた。木の子の森と人間界との時間差で一時的に身体が成人女性並みに成長するが、短期間だったので本来の年齢に戻れた。
: 木の子たちとの出会いと体験以降は、我儘な言動はしなくなり、少々お調子者だが他者を気遣うことの方が多い優しい性格へと心境の変化が見られるようになった。
: 95話から最終話にかけて、ぬらりひょんとバックベアードの攻勢で両親と祖父(最終話登場、台詞なし)が危機に
; 石橋 綾(いしばし あや)
: 声 - [[石橋桃]](第6作)
: アニメ第6作に準レギュラーとして登場するまなや雅や蒼馬と同級生の少女。髪を二つ縛りにしてメガネをかけており、まなや雅と同様に整った容姿をしている。背はまなより少し高い。第8話より登場し、まなや雅と共に行動していた<ref group="注釈">第8話のみ単に「女子生徒」として、声も[[元吉有希子]]が担当。</ref>。第46話からストーリーにも関わるようになる。まなや雅とは一緒に登下校したり、[[初詣]]や休日の[[ショッピング]]も一緒に行くほど仲が良い。将来の夢は[[パティシエール]]になること。当初はまなや雅同様に妖怪の存在を否定まではしないながらも、それ程本気に信じてはいなかったが、まなが関わった一連の事件もあって妖怪の存在や[[御利益]]を本格的に信じるようになった。まなと同じく家族思いで友情(妖怪を含む)に厚い。
: 両親(父・'''智也'''、声 - 置鮎龍太郎、母・'''睦子'''、声 - [[前田愛 (声優)|前田愛]])<ref>字幕やEDテロップのみ表記で、読みは不明。</ref> は「モモ」という名の[[喫茶店]]を経営しているが、綾が生まれる前にあくどい会社を作って人々から金をむしり取っていた事で貧乏神に取り憑かれ会社は倒産して無一文となり、喫茶店を開店して現在に至っていた。綾はそんな両親の経歴は全く知らなかった為、87話で店に住み着いていた貧乏神を自分たち家族を苦しめた元凶と思い込んで追い出してしまう。その後、偶然出会い意気投合した座敷童子が居着いたことで店は大繁盛したが、両親が再び金に目が眩んで座敷童子を利用してしまい、彼らの過去を再度現れた貧乏神から聞かされて愕然となる。綾は、貧乏に逆戻りするのを拒んで邪魔者の鬼太郎・ねこ娘・貧乏神を排除するべく座敷童子を暴走させ始めた両親に目を覚ましてもらう為、そして綾の為と歯止めが効かずに妖力を使用していた座敷童子を止める為に金を跡形も残さず燃やし、このことで両親は自分たちの過ちに気付き今度こそ改心し、座敷童子も自分の行いが間違っていたことに気付いた。そして綾たち石橋一家は分不相応な財産を処分して座敷童子ともお別れし、元の店から出直して再出発を始めた。
: 95話から最終話にかけて、ぬらりひょんとバックベアードの攻勢で世界中が危機に陥るが、なんとか無事に乗り切って最終話でねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援する。事態が収束した代償でまなの鬼太郎達と出会って以降の記憶が無くなった後もまなを気遣いながら雅たちと共に友情は続き、まなの記憶は10年後に再生された。
; 裕太(ゆうた)
: 声 - [[古城門志帆]](第6作)
: アニメ第6作に準レギュラーとして登場する小学生の男児。姓は不明。第1話より登場。まなの家の隣に住み、眼鏡をかけている。鬼太郎と同じくらいの身長。いじめられっ子のように気弱な性格だが、まな同様に好奇心は旺盛。まなには、お隣同士という縁があることから弟のように大事に思われており、「まな姉ちゃん」と呼び慕っている。妖怪に詳しい祖母の影響から妖怪はいると信じており、鬼太郎を始め多くの妖怪のことを知っている<ref group="注釈">ただし、目玉おやじやねこ娘の事はまなから聞かされていて、ねずみ男の事も出会うまでは知らなかった。</ref>。鬼太郎ファミリー全員を「さん」付けで呼び、敬語で話している。大翔とは同級生でよくからかわれているが、お互いに友達同士ではある。
: 祖母から聞いた話で、人間が木(吸血木)に変わる一連の怪事件は妖怪の仕業であると蒼馬と大翔の兄弟に主張していたが信じてもらえず、唯一構ってくれたまなに「妖怪ポストに手紙を入れれば鬼太郎が来てくれる」と話し、半信半疑ではあったがまなが手紙を妖怪ポストに出すというきっかけを作った。
: 4話では、まなから鬼太郎たちの事を詳しく聞き
: 60話ではまな達が復活したぶるぶるに連れ去られ一人だけ残った。まな達と再会した際、鬼太郎達に「守ってもらってばかりじゃ嫌だ」と言うが、目玉おやじから「人間には誰だって弱い所がある、だが、誰かを守る気持ちがあれば強い力を発揮できる」と語られ、勇気を出して見事ぶるぶる退治に貢献するなど、一回り成長した。
: 最終話では戦争に巻き込まれ蒼馬や大翔に寄り添っていた。そして戦争を止め、ねずみ男の説得を聞いて最初に鬼太郎を応援した。
; 蒼馬(そうま)
: 声 - [[新井良平]](第6作)
: アニメ第6作に準レギュラーとして登場するまなと同級生の少年(小説「3・11の獏」にてまな曰く、幼稚園からの腐れ縁)。姓は不明。第1話より登場。弟・大翔が同級生である裕太をからかっていると、兄であることからまなによく成敗される。最初は妖怪などを信じていない現代っ子だったが、実際は小心者でもあり鬼太郎が突然現れた際は、まなを見捨てて一目散に逃げ出すなど無意識に得体の知れないものへの怖さは感じていた。時折悪ふざけも見えるが、年長者や恩義のある相手には礼儀正しく感謝も示したり、自分の非を後で素直に反省するなど、捻くれた面の多い弟の大翔よりは総じて良識的でもある。12話で八百八狸に政権を乗っ取られ狸政権となった際は、弟共々狸の尻尾を付けられ反たぬき派の男児を虐めてしまうが、狸政権崩壊後は反省し、この一件で妖怪の存在も信じるようになる。19話では大翔共々、見上げ入道たちの誘いに乗ってお化けの学校に行き妖怪に改造されそうになり、助けに来た鬼太郎たちとはこの時初めて明確に対面している。この戦いではまなをたんたん坊の痰から庇って固められるも、彼女が見上げ入道撃退の呪文を唱える機会を作る(後でふざけながら見返りに宿題代行を要求して冗談交じりにまなに叩かれた)。妖怪絡みの事件に巻き込まれる事も比較的多い。最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
:; 大翔(ひろと)
:: 声 - [[森下由樹子]](第6作)
:: 裕太の同級生の男児。蒼馬の弟。兄や裕太と一緒に第1話から準レギュラーとして登場。かなり生意気な性格で、よく裕太をからかっており、そのたびに兄がとばっちりを受ける。まなの
:: 大翔の他に蒼馬には「'''あかり'''(正式な表記は不明)」という妹もいて、2話でまなとスマホの[[LINE (アプリケーション)|LINE]](作中では「レイン」と称されている)にて対話しているが、直接には未登場。
; 電池組(でんちぐみ)
: アニメ第6作に準レギュラーとして登場する3人組の女性アイドルグループ。決め台詞は「あなたのハートを充電しちゃうぞ」。初登場の第2話で大勢のファンと共に見上げ入道に霊界送りされてしまうが、鬼太郎とまなの活躍により救出される。第16話の境港の祭にも登場。第61話ではニッケルカナがメインとなる話で登場。第67話ではニューシングルを発売。カナ曰くアイドルカーストでは真ん中の位置。直接登場しなくても看板やポスター等で割合頻繁に姿が描かれることは多い。3人とも下の名前は本名らしく示唆されるが、正式な表記やフルネーム等は不詳。最終話ではねずみ男の説得を聞いて3人とも、鬼太郎を応援した(事態が収束した後の活動等は不詳)。
:; ニッケルカナ
:: 声 - 森下由樹子(第6作)
:: 単二アイドル、衣装はレモン色。オレンジ色の短髪の眼鏡っ娘の女性。キャラ付けは不明。アイドルになる前は黒髪の長髪で、同級生から「塩対応」と言われるほど暗い性格の[[潔癖|潔癖症]]で[[スクールカースト]]の最下層にいた。そのため上の人達を見返したくなり、ある日スマホで見つけた短髪の美女に憧れ、自ら髪を切ってアイドルになった経緯を持つ(まな達と同じ制服だった)。本来は[[視力]]2.0で悪くないのだが、キャラを付けるために眼鏡をかけるようになり、先述の潔癖症の
:: グループ内カーストではいつも最下位で行き詰っていたところ、豆腐小僧と出会い、彼から元気付けるためにもらった豆腐を食べたことでその美味しさで活気を取り戻し、その過程で豆腐小僧がマネージャーとなる。その後ねずみ男が便乗して「ニッケルカナの手作り豆腐黒蜜きな粉かけ」を本人が食べさせることで人気を急上昇させることに成功、最トップとなるがカナ自身はこれで本当に良いのかと思い悩む。そこへねずみ男が妖怪カビが生えてしまった豆腐にまで手を出したことで、ライブ会場ばかりか街中がカビだらけとなってしまい恐怖と罪悪感にかられる。しかしそんな中、カビ塗れになってしまったファンから「いつもカナちいに元気をもらっているから」と励ましの言葉を聞かされ、豆腐小僧から豆腐をもらって元気をもらった自分を思い出し、カーストに拘りすぎて自分を見失っていた
:: 豆腐小僧と出会った際に、豆腐に手足が生えたような姿の「豆腐妖怪」を想像している(ぬりかべのような外見で、「とうふ~」という口癖も似ている)。
:; マンガンアヤナ
:: 声 - 古城門志帆(第6作)
:: 単一アイドル、衣装は水色。黒髪の長髪の女性。キャラ付けは「元気ハツラツ」。本編で明言はされていないが、一番手カウントとグループ活動時は常にセンターポジションであるなど3人の中のリーダー格らしき位置であることも示唆されている。但しカナやユリコのように性格や経歴を掘り下げた描写はなかった。
:; アルカリユリコ
:: 声 - 祖山桃子(第6作)
:: 単三アイドル、衣装はピンク。赤毛の長髪の濃い眉毛の女性。キャラ付けは「おっとりお姉さん」。カナの様にメインに据えられたエピソードは無いが、登場頻度は3人中最多。第38話では2nd写真集を発売。第59話で26歳年上の投資家・横井沢翼と婚約したが、すぐに破棄してしまった(横井沢が投資していたかまぼこ相場が、半魚人の工場でのねずみ男が起こしたバイトテロで下落したことが関係したように語られている)。おっとりキャラで売り出しているが、ハッキリと感想を言う性格で、第88話で一反木綿に告白され
; 夏美(なつみ)
: 声 - [[中尾衣里]](第6作)
: アニメ第6作で、砂かけ婆が人間界にて管理人を務める妖怪アパート「'''爽快アパート'''」のオーナー。セミロングヘアで眼鏡をかけた若い女性。姓は不明。
: 第23話から準レギュラーとして登場。50年前に爽快アパートの経営を始めた夫婦・'''春夫'''(はるお、声 - 島田敏)と'''冬子'''(ふゆこ、声 - [[山崎和佳奈]])の孫娘で、母親は春夫と冬子の娘・'''アキ'''(声 - 祖山桃子)。幼い頃はアパートに住み付いていた妖怪たちを愛称で呼ぶなど懐いて遊んでもらっていたが、夏美が人間の友達より妖怪たちと遊ぶ方が楽しいと言ったことを聞いたろくろ首たちは彼女の将来を考え、姿を消した状態で見守られる
; 姫香(ひめか)
: 声 - [[上田瞳]](第6作)
: アニメ第6作に準レギュラーとして登場するまな、雅、綾、蒼馬と同級生の少女。姓は不明。まなや雅や綾と同様に整った容姿をしており、後ろ髪を一ヶ所で束ね、前髪を切り揃えている。第46話より登場し、まなたちと女子4人で行動することが多い。まなたちと違い本編で特に目立った活躍をすることもなく、他の準レギュラーの同級生たちより登場頻度も少なめだったが、最終話ではねずみ男の説得を聞いて他の皆と一緒に鬼太郎を応援し、事態が収束した代償でまなの鬼太郎達と出会って以降の記憶が無くなった後もまなを気遣いながら雅や綾たちと共に友情は続き、まなの記憶は10年後に再生された。
;
: 声 -
: アニメ第5作で準レギュラーとして登場する青年。第21話初登場。初登場時は鴉山大学の[[理工学部]]3年生で、大学の購買部で猫娘とバイトしていたろく子(ろくろ首)と出会う。おどろおどろに操られた女子大生達に襲われて古い倉庫にろく子と逃げるが、床が抜けて転落して足を怪我してしまう。その時、一緒にいたろく子が首を伸ばして助けを呼んだため彼女が妖怪だと知るが、それでもろく子を1人の女性として愛し、テレビの人探しでその気持ちを彼女に伝え、正式に交際を始める。
: 第34話で逃走中のギャングの車から子供を庇って轢かれてしまい、意識不明の重体となったが、幸いにも間もなく意識を取り戻した。第43話でろくろ首が商店街の福引きで引き当てたミステリートレインの旅に彼女や鬼太郎達と同行。鬼太郎達は事件に巻き込まれていたが、鷲尾とろくろ首は事件にすら気付かず展望デッキで二人の世界に浸っていた。
: 少々天然な面が見られるが学業成績は優秀(後述のOB曰く「特待生の天才児」)で、大学院に進み、ろく子との結婚生活を夢見て就職活動にかかる。
: 第91話ではOBが務める会社の見学に行った際、周囲に自分を人間と思い込ませて働く一つ目小僧(一つ橋)に出会うが、すでに妖怪が存在すると知っていた彼には術が効かなかった。この時点でバケローの連絡先を知っているなど、かなり妖怪慣れしていた。目玉おやじからも言われたが、ろくろ首を本気で愛して彼女と一緒になる以上は、自身は人間でも妖怪たちと関わって生きていく決意をしている。
: シリーズにおいて人間のレギュラーでは初の若い男性である。第91話まで登場場面がなかった(ろくろ首が話題に出すことは数回あった)が、スタッフブログによるとシナリオ段階では度々登場していたものの都合でカットされたとのこと、そのため設定上は本編で描かれなかった間に、ろくろ首との交際を通じて鬼太郎たちとも頻繁に会っており、実は妖怪横丁の事も詳しくなっていた。
; 風祭 華(かざまつり はな)
: 声 - [[小林沙苗]](第5作)
: アニメ第5作劇場版『日本爆裂!!』の人間側ヒロイン。中学生。黒髪のポニーテールが特徴<ref group="注釈">妖怪横丁でアマビエたちと遊んでいた際、髪を下ろしていた。なお、この作品のポスターで鬼太郎に守られている姿においても髪を下ろした状態だった。</ref>。文武両道で、呼子は「完璧な美人」と評価している。
: 心優しいにも関わらず、周囲からはきつく冷たい性格と思われて友達はいない。学校の鏡に引きずり込まれてしまうも逃れられた。帰宅する際、幼き頃に祖母からゲゲゲの鬼太郎の呼び出す方法を教えてもらい、手紙を妖怪ポストに入れた。帰宅後に鏡の世界に引きずり込まれ、鏡爺によって姿を奪われてしまう。その後、鏡の世界に閉じ込められた鬼太郎と出会う。鬼太郎に鏡爺が倒されたことで姿を取り戻したが、鬼太郎も弱って倒れてしまい、彼を妖怪横丁まで連れて行った(その際アマビエが目の前に現れて驚かそうとするが、ひよこか魚の認識程度で全く怖がっていなかった)。妖怪横丁で妖怪たちと仲良くなり、その後人間界に戻って家に帰宅するが、母と京夜が自分を忘れていて絶望させられる。そして、「人間の世界なんか壊れてしまえばいいのに」と思ったことで異常現象を引き起こしてしまう。閻魔大王の命を受け自分を救うために駆けつけた鬼太郎から説得されるが、絶望感のあまり周囲の人間に負の感情を抱いてしまう。そこへ京夜がヤトノカミの正体を現し、鬼太郎を人質に取られ共に大霊山に行くよう強要され、ヤトノカミの毒に苦しめられる鬼太郎に見兼ねて承諾してしまう。大霊山ではヤトノカミ完全復活の為の鍵である自分の魂を抜き取る儀式に自分を生贄として台座に寝かされ、そこへ復活した鬼太郎が駆けつけるが魂は抜き取られ、ヤトノカミは完全復活してしまう。しかし、ヤトノカミの体内にある自分の魂に鏡爺の尽力によって鬼太郎が霊界符を通して語りかけ、更に鬼太郎の霊界符と風祭家の鏡を繋がれ母親が自分のことを思い出し、自身も母親の想いを理解する。母親に自分の魂を救い出されヤトノカミを弱体化させ、最後は鬼太郎がヤトノカミを倒したことにより生き返ることができた(鬼太郎は疲れから華の膝の上で寝てしまう)。そして、母親を連れ妖怪横丁への道があった場所へ向かったが、その時は見つけることができなかった。鬼太郎も最後は「『さよなら』ぐらい言いたかった」、と別れを惜しんでいた。
: 第3作に登場した天童ユメコをオマージュしたキャラクター。
:; 風祭 琴(かざまつり こと)
:: 声 - [[折笠愛]](第5作)
:: 華の母親。鏡爺からは「おことちゃん」と呼ばれている。ヤトノカミの術で華を忘れてしまうが、鬼太郎や鏡爺たちの尽力で思い出し、助けを求める華の魂を救い出して鬼太郎たちの勝利に貢献する。その後、華に連れられて妖怪横丁の道があった場所へ向かうが、道を見つけられる状況には至らなかった。
:; 華の祖母
:: 声 - [[江森浩子]](第5作)
:: 『日本爆裂!!』の冒頭にのみ登場。書籍に記録があった鬼太郎の事を華に教えていた。本編の時点で健在かは不明。
; 村上 祐子(むらかみ ゆうこ)
: 声 - [[前田このみ (声優)|前田このみ]](第4作)
: アニメ第4作で準レギュラーとして登場する小学生三人組の紅一点。第1話より登場。赤茶色のセミロングのおかっぱヘアで、身長138cm、体重33kg。地味だが優しく世話好きで、学校の成績も上位の方である<ref>{{Cite book|和書|title=ゲゲゲの鬼太郎公式ガイドブック|year=1996|publisher=[[講談社]]|series=コミックボンボンスペシャル}}</ref><ref>{{Cite book|和書|title=ゲゲゲの鬼太郎大百科|year=1996|publisher=[[勁文社]]|series=ケイブンシャの大百科}}他。</ref>。初登場時は小学3年生で、途中から4年生に進級。登場以前から妖怪ポストの噂も聞いていて、第1話で見上げ入道に神隠しにされたことをきっかけに鬼太郎たちと知り合う。おかしな事件に巻き込まれて悩む級友に鬼太郎を紹介することもあった。ゲゲゲの森には入ったことがない。大人しく見えるが行動的で度胸もあり、鬼太郎を助けるべく化けガラスで出来たじゅうたんに乗って現場に駆けつけたり、草薙の剣を巡ってぬらりひょんと対決するといった活躍もあった。カナヅチで泳げない。マンションで両親と暮らしている。両親は共に鬼太郎達妖怪を「祐子の変わった友達」と見ており、鬼太郎が住んでいるマンションを訪問した際に目玉おやじが[[ドアスコープ]]から顔を出した時は気絶したり、一反木綿をタオル代わりにした時も驚いていた。
: 第53話以降は出番が減って行き、時々姿を見せることもあったが、直接登場せずに鬼太郎たちが妖怪の事件を知った祐子からの手紙を受け取って調査に出るという展開の方が増えていった。
; 谷本 淳(たにもと じゅん)
: 声 - 沼田祐介(第4作)
: アニメ第4作の準レギュラー小学生三人組の一人。第1話で神隠しにされた祐子を見つけるべく翔太とともに妖怪ポストを探し出し、鬼太郎を呼び出す。割とずぼらで学校の成績もあまり良くないが運動は得意で、三人組では唯一浮き輪なしで泳げる。活発だがガキ大将というわけではない。祐子のことは呼び捨てにしている。第29話では祖母からダイダラボッチの言い伝えを聞いており、そのことを鬼太郎に教えるなど、割合的に妖怪や伝承の類に詳しい面もある。
: 祐子と比べて出番は少なめだった。
; 鈴木 翔太(すずき しょうた)
: 声 - [[松井摩味]](第4作)
: アニメ第4作の準レギュラー小学生三人組の一人で眼鏡をかけた男児。第1話より登場。気が弱く怖がりで大人しいが、少し調子に乗りやすい面もある。祐子のことは「村上さん」と呼ぶ。淳と違って学校の成績も悪くはない。あまり運動は得意ではなく、祐子同様カナヅチで泳げない。
: 祐子と比べて出番は少なめだった。
; 三島 由美夫(みしま ゆみお)
: 『[[ガロ (雑誌)|月刊ガロ]]』掲載『鬼太郎夜話』に登場。
: 登場当時の流行歌手兼作家。終電でねずみ男に吸血木の芽を植えつけられる。吸血木によって血液を吸い取られて変わり果てた姿になり、その後は[[生け花]]「草風流」の[[家元]]・勅使河原草風(てしがわら そうふう)に拾われ、喫茶店「ザ・パンティ」<ref group="注釈">アニメ第6作では、喫茶店「ザ・パリティ」として何回か登場している(支配人の姿などは本編で直接描かれておらず、過去に吸血木で植木が作られるような事などがあったかも不詳)。</ref> の植木として飾られていたが、店の支配人・助部(すけべ)から90万円で買い取ったねずみ男によって[[府中]]の先の蛇ヶ島に埋められ、最終的には成長した吸血木の果実から鬼太郎達によって助け出される。
: モデルは[[三島由紀夫]]<ref>『Oh(大)水木しげる展 図録』「水木しげるが生みだした奇想天外キャラクター集」。[[朝日新聞社]]刊。[[2004年]]。</ref>。
: 貸本版『墓場鬼太郎』シリーズの『鬼太郎夜話』第一巻『吸血木と猫娘』と第二巻『地獄の散歩道』(アニメ版第3、4話)では'''トランク永井(- ながい)'''(アニメ版では'''トランプ重井〈- おもい〉'''〈声 - [[ピエール瀧]]〉)が該当する。こちらの名前と外見のモデルは[[フランク永井]]。詳細は「[[墓場鬼太郎の登場人物]]」を参照。
; 山田 健太(やまだ けんた)
: アニメ第3作時に「水木プロ」名義で描かれた原作『最新版 ゲゲゲの鬼太郎』に準レギュラーとして登場。容姿は水木作品常連の[[サラリーマン山田]]であるが、本作では中学生の少年。
: 第1話より登場。がしゃどくろの呪いで同級生から虐められて自殺しかけたところを鬼太郎に助けられ(後にマガジン版の数話と合わせ再編された「鬼太郎誕生編」では、手の目に手を操られた少年の役と重ねられている)、以後は友人になってゲゲゲの森へも何度か出入りするようになる。天童ユメコとは本作では同じクラスの中学生であることが物語中盤の11話「ぬらりひょん、最後の戦い」で判明した。
; 三太郎(さんたろう)
: 声 - [[日髙のり子]](第4作)
: アニメ第4作の劇場版2作目『おばけナイター』に登場する少年野球チーム「バトラーズ」の選手。野球は下手の横好きでバットをボールに一回も当てたことがなく、「三振三太郎」と呼ばれている。バトラーズをクビにされたその日の帰り道にねずみ男に妖怪バットを与えられ、状況が一変する。バットを取り返そうとした鬼太郎たちと野球の試合となり、鬼太郎チームの最後の攻撃に普通のバットで挑むがあえなく三振し敗退。責任感から鬼太郎たちに魂をとるのは自分だけにしてくれと悲願するが、最初から魂を取る気はなかった鬼太郎たちは妖怪バットの返却だけに留める。バトラーズの一員として認められた三太郎は努力を重ねついにバットをボールに当てることができた。
: [[1999年]]に花やしき他遊園地やイベントで上映された3D映画『鬼太郎の幽霊電車』でも同名の少年が登場し、容姿も瓜二つで声も『おばけナイター』と同様に日髙のり子が担当しているが、同一人物かどうかは本編での明言が無く不詳。算数のテストで0点を取ったため昨日に戻りたいと願い、ねずみ男に「妖怪ポストに昨日に戻りたいと手紙を書いて出せばいい」と言われ鬼太郎に会い幽霊電車に乗る。そこで悪戯をする過去の自分(一昨年では稲荷神社にゴミを投げつける、去年では亀の甲羅に落書きをした)と向き合い改心、「もうズルはやめにする」と誓った。
; 若杉(わかすぎ)
: 声 - [[雨宮一美]](第3作)→[[川島千代子]](第3作59話より)、[[柴田由美子 (声優)|柴田由美子]](第3作代役)
: アニメ第3作に準レギュラーとして登場する若い女性教師。フルネームは不明。ユメコの学級担任を務める。ショートヘアに眼鏡をかけている。第3話より登場し、学級で遠足に行った猫塚村で事件に巻き込まれ、猫仙人が操る猫たちに児童たちと包囲された所を鬼太郎たちに助けられた。実家はオベベ沼の近くの農家。
: 当初は妖怪がらみの受難が多かったが、徐々にそういう事は減って行き、出番は少なめだった。
; サラリーマン山田(やまだ)
: 声 - (※全アニメシリーズに様々な名前・役柄・設定で何度も登場するため、担当声優も多岐に渡っている)
: 便宜上代表的な通称で表記したが、原作・アニメ全シリーズで様々な役柄(サラリーマン、強盗、ギャング、貧乏芸人、科学者など)にて頻繁に登場する人物で、ほとんどが同一人物ではなく、それぞれの関連も皆無に近い。いわゆる「メガネ出っ歯の男」の容姿をしたキャラクターである。また、必ず成人男性とも限っておらず話によって少年として登場する事も多く、時には女性や老人の場合まである。少年の場合は本名ではなくあだ名で「めがね」など呼ばれたりもする。
: 鬼太郎の知り合いとしてはマガジン版最初期に'''[[豆腐]]屋の又八'''(またはち)という人物がいた(「夜叉」の回などに登場)。他には原作でレギュラーとして固定されたケースで前述の中学生・山田健太がいる。
: 『鬼太郎』シリーズ以外にも水木しげるの描く作品には概ね登場している。水木作品全体の詳細は「[[サラリーマン山田]]」を参照。
: モデルは水木の貸本漫画家時代の友人・[[桜井昌一]]。
; [[水木しげる|水木 しげる]](みずき しげる)
: 声 - 富田耕吉(第1作)、[[あずさ欣平]](第3作)、島田敏(墓場鬼太郎)
: 原作者の水木しげる(本名・'''武良 茂'''、むら しげる)も時折作中に登場し、鬼太郎たちと共演している。また、水木が描いた様々な史伝・評伝作品にも鬼太郎ファミリーや他の妖怪たちも登場する事があり、水木も案内・解説役で各作品本編に登場する事が多いので、共演も頻繁である。他には実在する水木の家族や友人・関係者が各業界の著名な人物も含めて登場し、鬼太郎ファミリーや[[サラリーマン山田|山田(メガネ出っ歯)]]などと共演する場合もある。主な詳細や水木の家族・関係者については、「[[墓場鬼太郎の登場人物]]」・「[[妖怪博士の朝食]]」・「[[コミック昭和史]]」・「[[神秘家列伝]]」・「[[水木しげるの古代出雲]]」・「[[木槌の誘い]]」・「[[東西奇ッ怪紳士録]]」・「[[ゲゲゲの女房]]」・「[[のんのんばあとオレ]]」などを参照。
; 阿部の奉連想(あべのほうれんそう)
: 『鬼太郎霊団 阿部の奉連想』に登場。陰陽師・[[安倍晴明|阿部の晴明]]の血を引く天才少年。
: [[ジンバブエ]]で発掘された古代の財宝を基に霊文化を研究するというプロジェクトの日本代表に選ばれるが、「子供だから」という理由で取り消されてしまう。その仕打ちに対する抗議として、陰陽道における最高の術である「屍の法」を用い仮死状態となる。表向きは自殺したということにして葬儀もあげている。しかし、首相らに反省の色が見えなかったため強硬手段を取る。
: 式神を用いて人々を襲い、襲った人間を次々と妖怪に変えていくことで社会を混乱させるも村山田首相(当時の内閣総理大臣である[[村山富市]]に似せて描かれてある)の要請を受けた水木しげるがねずみ男を介して呼んだ鬼太郎霊団と戦い、敗れる。
: その後、首相らと和解し、晴れて日本代表に選ばれた。
; メリー
: 1960年代マガジン版の後日譚に当たる『その後のゲゲゲの鬼太郎』のヒロイン。[[ニューギニア]]近海にあるとされる「幸福の島」の酋長の娘。幸福の島は近くにある死者の領域「死の島」との間を誕生と死によって往来する独特の輪廻転生システムをとり、戦いに疲れて船旅に出た鬼太郎達はそこに漂着して島の掟で定住を余儀なくされる。鬼太郎はそこでメリーと出逢い恋に落ちたが、酋長に取り入って保安官になったねずみ男にキスシーンを目撃されてしまう。彼女に気があったねずみ男は鬼太郎が島民の経済格差を解消する革命に加わった事も調べ上げ逮捕、鬼太郎は死の島に流され肉体を失う。だが鬼太郎は死の島の霊魂達の協力を得てメリーの胎内を借りて復活(後に目玉おやじはメリーの妊娠について疑問を口にしたが、鬼太郎は赤面して回答を拒んだ)、革命に成功(ねずみ男は職権乱用の罪で終身刑に処された)。初代自由酋長となってメリーと暮らす。そのため、資料によっては彼女を鬼太郎の「妻」と記しているものもある。その後「死神大戦記」では幸福の島にいた鬼太郎が事件を知って行動を起こし、戦いの後はまた島に戻る形をとっているがメリーは登場しない(ねずみ男も解放されている)。更に後に舞台は再び日本に戻るが、鬼太郎がいつなぜ日本に戻ったかも謎である。そして鬼太郎は未婚の状態(設定)に戻り、再び目玉おやじや仲間の妖怪たちとゲゲゲの森で暮らしている。
; ゆうた
: 松本しげのぶ版に登場する男子小学生。鬼太郎と友達になり、頻繁にゲゲゲハウスに出入りしている。非常に怖がりな性格で敵味方問わず妖怪に怯えているが、時に機転を利かせて事件解決に貢献する。同時期の第6作に登場する裕太と似通った点が多いが関連は不明。
; 実写劇場版に登場した関係者
: 実写劇場版第1作と第2作でも鬼太郎たち妖怪と知りあいになった人間が数人いる。
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=== 猫 ===
鬼太郎たちは妖怪や人間の他に動物たちとも交流がある。ここでは猫の仲間を挙げる。
; {{Anchors|クロ}}クロ
: 声 - 豊嶋真千子(第5作)
: アニメ第5作に登場する黒猫。鬼太郎とは別の意味でのネコ娘の相棒として活動する。普段はネコ娘のアルバイトの手伝いをする事もあり、妖怪の事件を目撃した際は
: アニメ第6作でも、クロと同一個体かは不明だが、妖怪ポスト投函の手紙を中継配達したり、ねこ娘に妖怪出現情報を報告する黒猫(声 - 庄司宇芽香<ref>ノンクレジット。{{Cite web|url=https://twitter.com/UMEMOMOKA/status/1005615676390715393|title=庄司宇芽香@UMEMOMOKA|accessdate=2018年06月09日}}</ref>)が時折登場する。
; 猫楠(ねこぐす)
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: 伝承でも世間に広く語り継がれている地獄の最高権力者で[[東洋]]の地獄神。
: 鬼太郎たちが見上げるほどの圧倒的な巨体。鬼太郎親子の力を高く評価しており、彼らに助言や協力をしたり、逆に地獄と現世に跨るようなトラブルの調査・解決を依頼したりする。名の初出は貸本『アホな男』で、鬼太郎親子を訪ねて来た記述がある。姿の初出は『死神大戦記』。
: アニメ第1作は20話、第2作は34話に登場
: 第3作では特に出番が多く、鬼太郎達だけでは為す術がなくなった際に助言や協力をしてくれた。 : 第4作でも鬼太郎親子とは親しい様子で、事件の依頼をすることもある。怒ると現世に雷雨が轟く。
: 第5作では地獄の盟主なだけあって、鬼太郎同様に「地獄究極奥義」を繰り出せるが、使用した獄炎乱舞の威力と規模は鬼太郎の比にならないほど強大。閻魔大王の場合、奥義の発動に「地獄の鍵」を必要としない。
: 第6作では過去作と異なり、鬼太郎親子は終始対等な口調で接している。名無しによって消滅させられた猫娘の復活を嘆願してきた鬼太郎と「密約」を結び、ねこ娘を甦らせる代わりに何者かの手で地獄から脱獄した「大逆の四将」の捕縛任務を鬼太郎に命じた。74話では九尾の狐・玉藻前の本体に食い殺され、地獄を支配されてしまったが、玉藻前が倒されたと同時に復活<ref>目玉おやじ曰く「しぶといのぅ」。</ref> した。そして、鬼太郎が四将の捕縛を達成すると功績を認め、砂かけ婆、子泣き爺、一反木綿、ぬりかべを復活させた(ねこ娘と違い、通常の状態で復活している)。また「大逆の四将」の一体である伊吹丸に関しては玉藻前の撃破協力した功績により半身である「魂」のみ現世に釈放という処置が取られ、零と共に旅立った。事件解決後の76話冒頭で誰が四将を解放させたのかは所持する「[[浄玻璃鏡]]」をもってしてもわからず、僅かな目撃情報があるのみで引き続き鬼太郎に調査を依頼した。鬼太郎たちの調査が進む内にぬらりひょんが四将を脱獄させた事が判明。しかし、96話でぬらりひょんとバックベアードが手を組み、大量の死者が出たうえに鬼太郎も卑怯な日本政府の女性総理の手で(裏で導いたのはぬらりひょん)消滅させられ、浄玻璃鏡で調べても現世にも地獄にもいないことが判明し、自身も管轄外で手出しができない「あらざるの地」に陥ったと推測して、その旨を目玉おやじ・ねこ娘・まな・アニエス・アデルに説明した。
; 五官王(ごかんおう)
: 声 - [[広瀬正志]](第5作)
: 伝承では嘘をついた罪を裁く。アニメ第5作
; 宋帝王(そうだいおう)
: 声 - [[竹本英史]](第5作)
: 伝承では異性を騙した罪を裁く。アニメ第5作
; [[太山府君|泰山王]](たいざんおう)
: 声 - (台詞なし)
: 伝承では[[陰陽道]]の主祭神でもあり、死者の裁きの最後に控える。別名・'''[[太山府君]]'''(たいざんふくん)。アニメ第5作では十三王の一柱として、小柄な白ひげの老人姿。
; 蓮華王(れんげおう)
: 声 - (台詞なし)
: 十三王の一柱。アニメ第5作では顔のほとんどを布で覆った小柄な女性。丸盾に鎖分銅を付けたような武器を背負う。
; 慈恩王(じおんおう)
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: 十三王の一柱。アニメ第5作では口ひげを生やしたカエルのような顔で、地獄一クイズ大会で慈恩王・五道転輪王と共に司会を務めた。
; 秦広王(しんこうおう)
: 声 - (台詞なし)
: 十三王の一柱。アニメ第5作では大柄な白髪の初老男性の姿。
; 都市王(としおう)
: 声 - (台詞なし)
: 十三王の一柱。アニメ第5作では赤ら顔の巨漢。両端が三日月状の鎖を持つ。
; 平等王(びょうどうおう)
: 声 - (台詞なし)
: 十三王の一柱。アニメ第5作では長い金髪の青年姿。
; 初江王(しょこうおう)
: 声 - (台詞なし)
: 十三王の一柱。アニメ第5作では黒い眉と口ひげを伸ばした中年姿。鉞を背負う。
; 変生王(へんじょうおう)
: 声 - (台詞なし)
: 十三王の一柱。アニメ第5作では黒髪の女性。双身の刀を持つ。
; [[奪衣婆]](だつえばばあ)
: 声 - 増山江威子(第3作)、鈴木れい子(第3作)、山本圭子(第3作・地獄編)、れいみ(第6作)
: [[賽の河原]]([[三途の川]])の番人の一人で、死後やって来た全ての亡者の衣を奪うように脱がして、それを河原に生えている木の枝に掛けて、その重さによる枝のしなり具合で罪の有無と罪の大きさを量るという、伝承でも有名な鬼女。
: 初登場は「死神大戦記」。「奪衣婆」(アニメ化第3作39話)では人間界の新聞で老婆と青年のデートを見て真似たくなり、閻魔大王から「万有自在玉(ばんゆうじざいだま)」を盗んで人間界に来て、美女への変装と玉の力で盗んだ宝で男を誘おうとした。誘ったねずみ男が与えた宝を売って警察沙汰になった
: 地獄編の「血戦三途の川」では閻魔大王の命令で鬼太郎一行の地獄侵入を阻む。相棒の'''懸衣爺'''と組み、霧を吐いて一行を分断した後に三途の川の大蛇や十鬼(じっき)を率いて襲う。最後は全てを食い尽くす'''地獄蟻'''を琵琶の音で操って鬼太郎達を追い詰めるが、目玉おやじに脳操縦されて自分を襲わせる曲を弾かされ自滅した。アニメ第3作では初めから婆で娘時代の思い出が無いことを嘆き、万有自在玉で地獄への通路を開いて若い男を誘い込み、エキスを取って若返ろうとした。追って来た鬼太郎たちには玉の力で鬼や地獄犬を操って対抗。だが猫娘によって又五郎鬼から借りた針で玉を破壊された上、閻魔大王によって地獄を追放され人間に転生する罰を受ける。被害者たちは閻魔が特別手配した霊界列車で帰された。後に地獄編2話でぬらりひょんによって復活。子供の亡者に化けて鬼太郎を欺き、武器を奪い大蛇に食わせようとしたが、大蛇を撃退されて逃げようとした所を地蔵菩薩の光で消された。
: 第6作では第7話登場(クレジット表記は
; [[懸衣翁|懸衣爺]](けんえじじい)
: 奪衣婆の相棒の鬼。「血戦三途の川」に登場し、刀で鬼太郎を襲うが、指鉄砲とリモコン手に敗れた。アニメでは第3作第39話の解説画に少し映ったのみ。
; [[牛頭馬頭|牛頭(ごず)と馬頭(めず)]]
: 声 - [[半田裕典]](第6作・牛頭)、[[高塚正也]](第6作・馬頭)
: 牛と馬の獣人のような姿をした地獄の兵士たち。大王庁の護衛や侵入者の排除、罪人の刑罰を担当している。また、地上で人間が悪事を働くと彼らに目をつけられる。
: アニメ第5作では複数個体が登場。
: アニメ第6作では51話から一個体ずつのみ登場。 ; [[三尸|三虫]](さんちゅう)
: 声 - 塩屋翼(第3作)
: 伝承もあるが、本作では「猫娘とねずみ男」(アニメ第1作20話、第3作55話)に登場。人間の体内に棲むとされる虫のような魔物で、宿主の悪行を閻魔大王に報告するなどして寿命を縮める。ねずみ男はそれを利用して「長寿教」を興し、病人や老人に三虫を弱らせると言ってインチキ薬を売りつけたり、悪事で儲けた財産を浄化すると言って寄付を巻き上げたりした。そのため財産を失ってのたれ死んだり、偽薬を飲んで
; アクアク
: 声 - 北川米彦(第2作)
: アニメ第2作第35話「イースター島奇談」に登場。[[イースター島]]に伝わる地獄の使者。骸骨のような顔に地面に着きそうな白い長髪が生え、髑髏が付いた杖を携えている。不気味に笑いながら歩き、相手に恐怖を感じさせる。占い師の男・福島(声 - 野田圭一)が商売敵となった同じ占い師の老女・アレスを殺して海外へ高飛びするが、福島は失踪した父親(声 - [[増岡弘]])が遺した日記に「イースター島の地獄の使者に会った暁には金も命も幸福も思うままにできる」と記されていたのを読み、自分もその術を手に入れるためイースター島へ向かう。鬼太郎はねずみ男と猫娘がアレスの助手をしていた縁で事件を知り、霊界テレビで一部始終を見てアレスを虫けらを捻り潰すように殺した福島の行為に憤慨、ねずみ男の案内で福島の家に向かうが既に引き払った後であった。それでも手がかりとしてイースター島の地図を見つけ悪事の報いを与えようと島へ向かう。そしてモアイ像地下の隠し部屋で見つけた石碑の文字を目玉おやじが解読し「赤い月が中天にかかるとき、13匹の蝙蝠が空に舞うとき、石像の目が血の涙を流すとき、汝の影は三時になり地獄の使者はアクアクの精霊に招かれ汝の呼びかけに答えるであろう」という方法が判明。福島はそれを実行した結果アクアクが現れ、恐れおののいている内にモアイ像が倒れ重傷を負う。アクアクは鬼太郎に福島の身柄を渡すよう頼まれるが「そんな奴ならなおのこと地獄へ連れて行かねばならん。儂に任せとけ、お前の気が済むような処罰はしてやる」と笑いながら告げて福島を地獄へ連行した。帰国後に猫娘から福島が自首してきたと聞いた鬼太郎たちが留置所に行くと、福島は彼らの目の前で突然白骨と化した。鬼太郎たちは「これが地獄の処罰だ」と評し驚いていた。
; 極楽鳥(ごくらくちょう)
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: 「奪衣婆」(アニメ化第3作39話)に登場した、地獄の鬼の一人。太目の体格でギョロ目と大きな前歯が特徴。原作では名の読みは「またごろうき」。現世に現れた奪衣婆の事を地獄へ調べに来た目玉おやじと会い、奪衣婆が盗んだ「万有自在玉」を壊す「金剛針」を渡した。
; 火男(ひおとこ)
: 声 - (台詞なし)
: 地獄編「最後の出会い」とアニメ地獄編6話に登場。地獄に住む溶岩の妖怪。燃え盛る灼熱の体を持ち、大きな声を上げると集団で襲いかかってくる。鬼太郎達を襲い、血の池へ追い込んだ。
; ヌルリ坊
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: アニメ第3作42話では赤い肌で登場。燃え盛る巨大な炎が人の形となって現れるという登場をしている。
: アニメ第4作6話では半透明な姿で登場。本作以降は飛びながら横笛を吹く。袋や風呂敷は使わず牛鬼の本体を札に封じる。目玉おやじの親心に打たれ、鬼太郎達を海から引き上げた。
: アニメ第5作14話ではほとんどの人間が社に祈ろうともしなかったため人間に愛想を尽かしたが、鬼太郎が牛鬼を道連れに自分から火口の中へ落ちた後鬼太郎の身を案じる目玉おやじ、自分の身代わりになった鬼太郎を何とか助けたいというねずみ男、誤って落ちそうになり鬼太郎の死を無駄にしたくない
: アニメ第6作22話では緑の肌に強調された尖った口が特徴で目が赤い。横笛を吹き始めると嵐が一瞬で収まる。
: 『最新版』では、武器(髪の毛、ちゃんちゃんこ、下駄)を敵に奪われた鬼太郎に、'''海の幽霊族'''の遺産である霊類のヨロイ(髑髏の兜、逆三角形の盾、鍔が霊界スコープになっている剣)を貸した。
738 ⟶ 774行目:
: 「鬼太郎のベトナム戦記」で活躍した霊鳥でトルコ出身。ベトナム戦争時に空中戦力として鬼太郎に招集された。小柄だが、子泣き爺が石化した状態で背に乗っても空を飛べるほど力が強い。偵察に使われた事もあるが、嘴攻撃(かみ砕き)や糞攻撃などで、敵の航空戦力の減少や戦闘車両の無力化などの戦果を上げている。
; [[チャク|ユムチャック]]
: アニメ第2作第44話「雨神ユムチャック」、アニメ第3作第83話「雨神ユムチャック伝説」に登場。古代[[メキシコ]]に栄えた[[マヤ文明]]を支配していた雨の神。[[ユカタン半島]]の[[チチェン・イッツア]]という遺跡の街の中央に泉が湧いている。
: アニメ第2作では、エリート研究者の菅原と内田が、マヤ文明の遺産が隠されているという雨神ユムチャックの泉を探している所から始まる。最初は莫大な財宝と名誉が目当てであり、ねずみ男と手を組み鬼太郎を言葉巧みに騙して協力させメキシコに調査へ向かう。チチェン・イッツアのある飲み屋で菅原はカルメンという美少女と出会い一目惚れしてしまう。その場所で、ユムチャックの話を聞き出そうとしたがどこの家でも門前払いされ追い出されてしまう。菅原は、カルメンから直接話を聞き「悲しかったからです」という答えを聞き、夜の儀式で運ばれるカルメンを見て彼女が生贄にされるという悲しい真実を知り苦悩するが、最後は彼女と運命を共にすることを決意する。しかし、もう一方の内田は、すっかり欲望の虜となり協力者であったねずみ男を裏切り殴り倒す。遺跡に入った鬼太郎を尾行し、鬼太郎は遺跡の仕掛けで壁の石像の口が開き入口を見つける。そこで、鬼太郎はカルメンと出会い助けようとしたが、「これはマヤの掟なのです」「日照りで作物が萎れると、雨神を慰めるために16歳の娘と宝を捧げるのです」と断られるが、鬼太郎は迷信だとしてなおも助けようとしたが、結果的に「神でも妖怪でも構いません、私はユムチャックを信じます」と運命を受け入れ「ユムチャック様、どうか御召しを」と唱え泉の底に沈んでいく。その後、裏切られたことで怒ったねずみ男が鬼太郎を内田と間違えて取り押さえてしまい、
: 第3作では大昔、小笠原諸島の一島・魔矢ヶ島(まやがしま)を訪れたユムチャックはそこに住んでいた雨降り小僧を日本の雨神と認識し、理想郷の番人に任命し門の鍵となる金の笛を託す。本編の時代ではその笛をカルメン(声 - 富沢美智恵)という女性が継承し、妹アルメラ(声 - 荘真由美)と暮らしていた。悪徳考古学者・内田(声 - 塩沢兼人)はアルメラを人質にカルメンを脅し、理想郷の門を開けさせ笛を奪って侵入する。内田は財宝を手にし、笛を抑えればユムチャックも来ないと雨降り小僧を唆し味方につけるが、笛を再度吹かせないと出られないと知って島に神託を送り、カルメンを生贄として呼ぼうとする。アルメラの手紙で呼ばれた鬼太郎によって生贄の儀式は中止されるが、雨降り小僧は彼らとカルメンを理想郷に引きずり込み、鬼太郎を攻撃するが敗北。内田はカルメンを人質に、鬼太郎たちを残して自分だけ外界に戻ろうとするが、カルメンがユムチャックを呼ぶ曲を吹いたため、現れたユムチャックの放つ激流に呑まれ、財宝を手放さず溺れる最期を迎えた。怒れるユムチャックは理想郷と外界を完全隔絶することにし、カルメンは彼を慰めるため残る決意を伝え鬼太郎たちを帰す。帰還後アルメラに顛末を伝えた鬼太郎父子は「理想郷は与えてもらうのではなく自分たちで築くものだと思うんだ。地上を理想郷にできた時にカルメンさんたちもきっと帰って来る」と語った。
: 原作は鬼太郎の登場しない短編『雨神ユムチャック』。
: 第5作でも、スタッフブログによれば「100話以降も続いていれば登場させる予定だった」との事。
; [[貧乏神]](びんぼうがみ)
: 声 - 宮内幸平(第2作)、青野武(第3作)、龍田直樹(第6作)/ 演 - [[藤井隆]]
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: 鬼太郎外作品「サラリーマン死神」の「枯葉」を原作としたアニメ第2作42話で初登場。日本経済が豊かになってやりにくいため死神と組む。自動車会社・シンシン工業で新製品紹介と称して公開殺人めいたショーを行い、倒産に追い込んで失業者や自殺者を出そうとした。止めに来た鬼太郎もそのショーに使った車・「ゆりかごから墓場まで」で火葬するが、復活した彼に追い詰められ、自分達が「ゆりかごから墓場まで」に閉じ込められて警察に突き出された。
: 第3作では「笠地蔵」を原作とした12話に登場。貧しいが気の優しい老夫婦の家に住み着いており、彼らに直接危害を加えたわけではないが住むこと自体が迷惑となるため、座敷童子や鬼太郎達に「悪事で儲けている奴の所に行け」と言われて追い出され、最終的にねずみ男を気に入って取り憑く。「猫娘とねずみ男」を原作とした55話でも、猫娘達に呼ばれてインチキ宗教で儲けたねずみ男の家にやって来る。
: 第6作では87話登場。過去作と違い、ぶっきらぼうだが善良な性格。綾の両親が経営する喫茶店に住み着いており、当初はまなにしか見えていなかったが、まなに導かれた綾にも見つか
: 鬼太郎作品でも原作「野球狂の巻」では墓の下高校の経理担当として登場。実写劇場版第1作では、「墓の下倶楽部」の従業員として登場している。
=== [[死神]] ===
声
本来は[[生命]]の[[死]]を司るとされる伝説上の[[神]]だが、本作に登場する死神はドクロを擬人化したような顔をしている者が大半を占めている。人間の寿命である「命の灯」を見届け、死人をあの世へ渡す役目も担う。キャラクターとしては、ねずみ男などと同様に他の水木作品でもたびたび登場している。初登場は原作『死神』、アニメ化作品第2作第30話(アニメ2作目の死神についての詳細は後述)。地上支配を狙い、魔女(アニメ第3作では亡者「'''花子'''」、第4作ではヒ一族の巫女)と結託、ねずみ男にも生き別れの兄(第3作では父)と偽り懐柔、鬼太郎を倒そうとする。目玉おやじを宇宙旅行と称して大砲で上空へ打ち上げ、魔女に「あの世から呼んだ鬼太郎の母」を演じさせ鬼太郎毒殺を試みる。だが魔女は返り討ちに遭い、自ら鬼太郎に老化の息を吐きかけた上に魂を奪って逃げようとするが、上空から風呂敷状に膨張して戻った目玉おやじに捕らえられ敢え無く敗北した。第3作では44話登場。第4作では最終回の114話に登場。大鎌を振って攻撃する。第6作では66話登場。4作同様大鎌を振り、それで真空の刃を飛ばしたり竜巻を起こして攻撃する。死神界での大出世を目論んで、200年に一度開く隠れ里を利用して子供たちの魂を奪おうとしている。邪魔者の鬼太郎を始末するためにねずみ男を騙して、鬼太郎を底なし沼に沈める。ねずみ男も用済みとして見捨て、隠れ里へ向かいそこで再び鬼太郎と対峙。最後は鬼太郎のちゃんちゃんこで身柄を拘束され指鉄砲を受け消滅した。『死神大戦記』では本項の死者を直接導く存在ではなく、地獄を支配する神や大悪魔を指して死神と呼ぶ。週刊実話版の『ダメな死神』や『貧乏クジ』には人間に近い姿の死神が登場。ゲーム『幻冬怪奇譚』では火車とモウリョウが起こしていた事件の黒幕として登場。
個別の名称がある者は、後述。
; 42号
: 声 - [[神山卓三]]
: アニメ第2作に登場。
: 名前番号の「42」の由来は、「しに」から
; 99号
: 声 - 田中秀幸
: アニメ第5作第35話に登場。妖怪横丁の住民で、横丁から人間界にある死神の出張所へと通勤している。元々優しい性格なので魂がうまく取れず(事故で死ぬ予定の親子を助けてしまう、臨終の老婆のもとに集まった家族に同情している間に他の死神に魂を取られる等)、家族は貧しい生活を送っている。
; 青子(あおこ)
: 声 - [[小原乃梨子]](第2作)、上村典子(第5作)
794 ⟶ 830行目:
: 声 - 小林通孝(第3作)、郷里大輔(第4作)、小西克幸(第5作)、[[チョー (俳優)|チョー]](第6作)
: '''朱の盤'''とも書く。大きな頭で額から一本角が生えた赤鬼のような姿の妖怪。
: 初登場したアニメ第3作4話『妖怪ぬらりひょん』以降、後のシリーズでも、ぬらりひょんの子分かつ腰巾着として登場。ぬらりひょんの登場するシーンには必ずと言って良いほど付き従っている
: 第3作では、伝承の通り人間に化け突然正体を現して驚かすくらいしか術がなく(伝承ではそれで人間をショック死させているが、作中ではただ驚くのみ。第4作以降では化けてすらいない)、人間の大人7人を突き飛ばす力がある(第60話)が、妖怪
: 第4作で
: 第5作では第4話から登場。歴代シリーズと比べてやや頭が小さく頭身が高い姿をしており、ぬらりひょんの最古参の配下で[[付き人]]のような位置にいる。ヘマをして叱られてばかりいるが、ぬらりひょんのように立派な悪党妖怪になる
: 第6作では、第53話でぬけ首が持っていた「妖怪のうわさ大特集」という雑誌の表紙に描かれ、その後第76話から登場。ぬらりひょんが'''大逆の四将'''を地獄の最下層から脱獄させた際に、獄卒の鬼たちに朱の盆が「赤い顔の妖怪」として目撃されていたことが76話の序盤で判明。従来のシリーズ同様のぬらりひょんの秘書や運転手等の役割の他に[[ボディーガード|身辺警護]]も担い、ドジを踏む間の抜けた面は変わらないがコミカルな描写は過去作より少なめで、ぬらりひょんに極めて忠実な側近として描かれている。お人好しな小悪党で戦闘能力も低めだった過去作と異なり、本作では人間を直接殺めることを一切躊躇しない根っからの悪党であり、怪力や耐久力、更には俊敏さを駆使して鬼太郎と対等に戦えるなど高い戦闘能力を持つ
: 原作では『鬼太郎国盗り物語』の「妖怪大相撲」で初登場。この時はぬらりひょんも登場するが主従関係ではなく、朱の盆は相撲選手、ぬらりひょんは審判の一人を務め、共に鬼太郎たちとも敵対していない。
: 実写劇場版第1作では大裁判の原告団の一人として、群衆扱いで登場。第2作『千年呪い歌』には登場せず、ぬらりひょんとは無関係。
; [[蛇骨婆]](じゃこつばばあ)
: 声 - [[麻生みつ子]](第1作)、山本圭子(第3作)、[[津田延代]](第4作)、鈴木れい子(第5作)/ 演 - [[佐野史郎]]
: 伝承では首に蛇を巻いた老婆の姿で、夫が眠る蛇塚を守るとされる妖怪。
: 原作「妖怪ぬらりひょん」(初アニメ化第1作12話)で初登場。ぬらりひょんの仲間で医療・知恵袋的な立場を担う(鬼太郎側での砂かけ婆の役割であり、実写劇場版では彼女達は古くからの仇敵同士でもある)。他のぬらりひょんの部下とは違い、ぬらりひょんとは古くからの旧知であり同格の言葉遣いをする。ぬらりひょんに依頼されて共に鬼太郎を謀殺しようとするも、逆に鬼太郎に出し抜かれてぬらりひょんと共に先史時代に送られてしまう。ぬらりひょんが鬼太郎の宿敵として準レギュラー化したアニメ第3作でも、ぬらりひょんの参謀的立場として4話で初登場する。しかし、ぬらりひょん、朱の盆と共に先史時代に送られてしまい、ぬらりひょんが現代に舞い戻ってきて以降も朱の盆のように行動を共にしておらず、滅多に登場しなかった。第4作では78話で初登場する。従来同様にぬらりひょんとは旧知の仲だが、前作に引き続きゲスト扱いである。それまで何らかの理由により壺に封じ込まれていたが、本作でその封印が解かれ、以降その壺を自身の懐に隠し持っている。自身特製の妖怪コンクリートで鬼太郎を生き埋めにする(鬼太郎は逆にコンクリートの妖気を吸収し3日かけて復活した)もリモコン下駄だけ埋めそこなっており、一か八か自分が隠し持っていた壺に下駄を封じ込めようと躍起になる。その際、白髪の生えた大蛇という正体を現し、襲って来たリモコン下駄を咥えて捕獲するもぬらりひょんに下駄もろとも封印されそうになり、下駄は難を逃れ彼女のみが再度壺に封印されることとなった。鬼太郎の生い立ちを聞き知っており、ぬらりひょんに詳細に語って聞かせた。106話で再登場するが、これは鬼太郎を「妖怪ノイローゼ」に陥れた百々爺の妖術で作られた幻だった。第5作でもぬらりひょんの一味として8話で初登場する。本作では伝承通り蛇を従えている。登場シーンは朱の盆より少ないものの初めて準レギュラー的存在になり、ぬらりひょんの一味が座敷で酒宴を催すシーンではぬらりひょんの横に控えるなど従来同様ぬらりひょんとはほぼ対等に話し、他の部下よりも地位が高い。蛇を使役し、毒牙による攻撃や潜入・偵察などを行う。第6作には登場せず、ぬらりひょんたちから存在を語られるようなこともなかった。
:実写劇場版では『千年呪い歌』で登場。前述の通り砂かけ婆の仇敵で、互いに「一芸ババア(砂かけ婆)」「にょろにょろババア(蛇骨婆)」と罵りあっている。ぬらりひょんのアジトに侵入した砂かけ婆を、屍を操るクグツの術で追い詰めるが、ねずみ男の放屁攻撃でクグツ諸共に全滅した。
; [[狐者異]](こわい)
: 声 - [[銀河万丈]](第3作)
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: 声 - [[石森達幸]](第4作)
: 本所七不思議の妖怪の一体で幽霊のような姿(アニメの設定画では一本足)で堀から手を伸ばし鬼太郎を引き込むが、雷獣から受けて体内にためていた電気をプラスして威力を倍にした体内電気を喰らって消滅した。アニメでは第3作第108話登場。
: アニメ第4作第94話では水仙人として登場。井戸仙人とは旧知の仲。東京湾の主で穏やかで魚に甘くうっかりした性格。魚を釣る人間に「置いてけ~」と囁き、無視した人間に飲めば魚になる「魚眼丸」(「回復丸」を飲めば元に戻る)を渡し魚の気持ちをわからせようとする。魚眼丸を渡された少年の沢井達也(さわい たつや、声 - [[大塚瑞恵]])は鯛に変身してしまい、鬼太郎とねずみ男が探すことになり、誤解から吸引力で鬼太郎たちを飲み込み腹痛を起こしてしまう。誤解が解けて東京湾中の魚たちに達也を探すように呼び掛けるも、達也は漁船に釣られて市場に運ばれ寿司屋(声 - 増谷康紀)に売られてしまう。鬼太郎たちの必死の捜索のおかげで達也は寿司屋の包丁にさばかれる前に助けられ元に戻った。
; [[送り提灯]](おくりちょうちん)
: 声 - 川浪葉子(第3作)
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; [[足洗邸|足洗い]](あしあらい)
: 声 - 銀河万丈(第3作)
: 本所七不思議の妖怪の一体で目玉親父が監禁された足洗邸に出現。天井から巨大な足を振り下ろし、連戦で消耗した鬼太郎
; [[鉄鼠]](てっそ)
: 鉄より硬い体を持つ大ネズミ(人間サイズ)の妖怪。
: 漫画初登場は1980年代『最新版』の「世紀の妖怪アイドル、幽子」。猫妖怪の五徳猫を妻にしており、彼女の妖術で亡者の少女・幽子を現世に召喚して歌手デビューさせ金儲けを企む。それで幽子の恋人・地獄童子や鬼太郎と争いになり、鬼太郎に角を折られて猫の本能に戻った妻に襲われ、夫婦でもつれ合い玉になった。だがこれで幽子も地獄に戻される。
: アニメでは幽子の話をアレンジした第3作地獄編第4話に登場。婚約者の五徳猫と共にぬらりひょんに雇われ、幽子を人質にして地獄童子にユメコを捕らえさせ鬼太郎を葬ろうとした。その一方で親戚筋のねずみ男(彼には叔父と名乗る)とネコ娘は丸め込んで結婚式の立会人にする
: 第5作では劇場版『日本爆裂!!』で妖怪四十七士の滋賀県代表として覚醒。
: 「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょんの部下として登場。[[経典]]の巻物で敵を縛る術を使う。
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: 声 - [[岩崎ひろし]](第5作)
: 伝承では丁字路に面した家に入り込むとされる一種の[[疫病神]]。
: 一反木綿に角と牙の生えた口を付けたような姿をしており、第3作では劇場版第4弾でぬらりひょん(妖怪皇帝)を乗せる飛行要員として登場。地獄編最終話ではヌルリ坊の投げた岩の下敷きとなった(生死は不明)。
: 第5作では74話で登場。伝承の通り辻に出没する、一反木綿と同じ鹿児島の妖怪
; [[邪魅]](じゃみ)
: 声 - 内海賢二(第1作)、銀河万丈(第3作)、郷里大輔(第4作)、竹本英史(第5作)、半田裕典(第6作)
: 初登場は『妖怪関ヶ原』(初アニメ化第1作50話)。毛むくじゃらで奥歯の牙にも毛が生えた容姿をしているが、本来は水木しげるの妖怪画集関係では「魍魎」として描かれているが、なぜか本作では魍魎が邪魅に近い容姿をしており、両者は入れ替わった感じで姿がデザインされている。
: 毒気を出して人を狂わせる妖怪で、ガマ仙人の封力によって百年もの間ガマの姿に変えられていた。鬼太郎を騙して封印の石を動かさせ
: アニメ第4作54話ではぬらりひょんの入れ知恵で鬼太郎を誘き出した。
: アニメ第5作27話では、黄泉の国の亡者の怨念から生まれた凶悪な妖怪として登場。鬼太郎に引けを取らない力を持っており亡者達も恐れている。元々は地上で死体を食べていたがいつからか生きている人間を襲って食べるようになり地獄に幽閉されていたが、宋帝王に化けた初代ドラキュラ伯爵によって解き放たれた。その後、ねずみ男が霊石を地獄の非常口に戻したため地獄に戻された。悪知恵のあった過去作品と違い、怪獣のように描かれる。
: 第6作ではアニエスを追い出そうとする妖怪として初登場。89話ではぬらりひょんのばら撒いた檄文を読んで憤慨し、妖怪排斥を訴える看板に八つ当たりするなど、ぬらりひょんに同意していた。95話では妖怪大同盟に賛同するゲゲゲの森の妖怪のリーダーとなり、妖怪を次々と殺す人間たちを憎んでぬらりひょんたちと手を組もうとするが、実は既にぬらりひょんと接触しており、ゲゲゲの森で扇動を行う役目を担っていたことが96話冒頭で判明した。最終話ではねずみ男から「こうなったのも全部ぬらりひょんのせいだ」と諭されるも、「どうせみんな死ぬんだから、人間を一人でも道連れにしてやる」と考えを変えず戦争を続けようとするが、ミサイルの直撃により他の妖怪仲間共々、人間への憎悪を貫いたまま死亡してしまった。
; [[百々目鬼]](どどめき)
: 声 - [[桑島法子]]
: 盗みをやめられなくなった人間が妖怪化したもの。普段は人間の姿をしているが妖怪形態は全身に眼がつき[[カエル]]のように口が裂けた姿である。元が盗人の為妖気等の気配を断つのがうまい。人間が妖怪となったものなので正確には人間の姿が正体。
: アニメでは第5作第8話登場。ぬらりひょんの手下の一人。'''ひとみ'''という元々の人間の姿で鬼太郎を油断させ、ちゃんちゃんこを奪い弱体化させた。しかし鬼太郎に敵だと知られても自分を案じてくれた事に人間だった大昔の頃を思い出して改心。ぬらりひょんの攻撃から鬼太郎を庇って致命傷を負い、鬼太郎たちに看取られながら息絶えて肉体は消滅
; [[火取り魔]](ひとりま)
: 声 - 楠見尚己
: 上半身が炎の塊で下半身が[[着流し]]という姿をした、夜道を行く人の灯火を吸い取って奪う妖怪。
: アニメ第5作第17話に登場。電気やガスなど現代の熱エネルギーも吸収することが可能で、ぬらりひょんの指示で街のエネルギーを吸収して火力を上げ、鬼太郎を飲み込んで焼き殺そうとした。パワーアップした自身の力に酔って増長し、ぬらりひょんの命令を聞かなくなり、さらに力を得ようとして工場地帯のエネルギーを吸収しようとするが、
; [[片輪車|片車輪]](かたしゃりん)
: 声 - [[稲田徹]]
: アニメ第5作第30話に登場。輪入道の近似種とも言える、燃え盛る車輪の妖怪。炎と鬼面が本体で、車輪のように回る部位がある物に乗り移る。蛇骨婆の儀式で封じ絵から復活し、古い車輪→オートバイ→トラックと移動、暴走の末に霊毛ちゃんちゃんこで包まれて倒されたかに見えた。だが模型自動車に移り逃げ延びて目玉親父をさら
=== [[化け狸]] ===
; '''[[八百八狸]](はっぴゃくやだぬき)'''
: 日本の[[狸]]妖怪の中でも強大な化け狸一族。姿は服を着て直立歩行する狸そのもので、腹鼓を打つ外見こそユーモラスだが実態は凶暴な人食いの怪物。高僧・[[天海|天海上人]]の護符により四国山中の地下に封印されていたが、ダム開発工事の影響で巣窟を塞ぐ岩から護符が剥がれたことで復活。地上に狸王国を築き、人類を奴隷・食糧(日本中の美人を狸城の女中にし、男はソーセージにしようとした)として支配しようとした。巣窟がある日本の地下は無数の地下道で繋がっていて、八百八狸たちは地下道を通って四国から東京にやって来た。地下には川が流れており森も存在する。この事は、人間はおろか鬼太郎さえも知り得ず拉致された総理大臣は「私の今までの60年間の知識が根底から覆された気分だ」と大変驚いていた。首長・刑部狸は強力な妖術使いであり、他の狸は岩に化ける程度の術しか見せていない(アニメ第1作版)が、脅威の部隊能力と政治家に直接交渉をしかけるほどの高い知性はそれを補って余りある。また、妖怪であるがゆえに人間の武器は一切通用せず、さらに切り札として蛟龍、大なまず、要石といった強大な戦力も擁しており、最終的に日本を実力で制圧、公務員に狸の尻尾を付けて奴隷化してしまう(第6作では狸に従順になった一部の一般人にも付けて反狸派の人間を迫害していた)。自分たち以外の妖怪すら敵視しており、支配下に置いた人間たちには狸以外の妖怪を讃えることを重罪として厳しく取り締まった。その凶悪さは、一度はいつものように寝返ったねずみ男が八百八狸が勝利したら自分たち他の妖怪にも未来はないと恐れおののき、再び鬼太郎達に味方したほど(アニメ第3作では寝返ることはなく不利な時に弱音を吐く程度だったが、逆に第6作では最後まで鬼太郎達の側に表返ることはなく、崩壊する地下に置き去りにされた)。圧倒的な強さを見せた狸軍団によって、彼らとの約束を破って封印した鬼太郎は呪いで狸に変えられかけ(封印を解くと狸化は解け、後に再封印しても再発動しなかった)、失明、石化、蛟龍や大なまずを倒すために溶解、凍結、再生して赤ん坊になるなど非常に苦しめられ、一反木綿も寸断され一時死亡するなどの犠牲を出したが、最終的には目玉おやじとねずみ男の活躍で再封印された。しかし、彼らの活躍は人間達に知られることなく(米軍による要石への爆撃が再封印と偶然同時だったため、爆撃で八百八狸を退治できたと誤認された)、むしろ一度政権を奪われた失態から当時の内閣閣僚達に役立たずと罵られ、報いられることはなかった(アニメ第1作の科学庁長官は状況を理解し鬼太郎に感謝した。第3作の首相は国連軍の功績と誤認したが鬼太郎を罵ってはいない。第4、6作では鬼太郎と政府関係者の間に接点はない)。登場話『妖怪獣』は週刊少年誌連載作中としては全10回と最も長い。初アニメ化は第1作21、22話で、更に第3、4、6作と計4作品でなされているが、全て前後編構成になっている。第5作ではアニメ化されなかったが、刑部と団三郎が妖怪四十七士に名を連ねており、当初は八百八狸の話が描かれたうえで和解する予定だった。第6作では原作や過去のシリーズ同様に要石へ護符を貼られて封印状態だったが、名無しが護符を剥がしたことで復活した。テレビや携帯電話の電波をジャックして日本征服を宣言、スマホが使えず妖怪ポストで鬼太郎に相談しようとしたまなをねずみ男の告げ口で捕らえた。原作同様、圧倒的な戦力を背景に人間の政権を奪って支配下に置き、要石を破壊しに来た鬼太郎も要石にかけられていた「妖怪を石化する呪い」で石化する。しかし、人間ゆえに呪いが効かない(半妖怪にも効かない可能性が示唆されたが、ねずみ男やねこ娘は触らなかったので不明)まなが要石を破壊したことで全滅、同時に地下帝国も崩壊した。刑部の怨念が宿った蛟龍も鬼太郎に倒されたが、その亡骸の妖気と、支配下で互いの不和を掻き立てられた人間たちの邪念と刑部達が今まで自分たち(タヌキ派も反タヌキ派も含めて)を苦しめた怒りが名無しによってまなの右手に流れ込み「木」の字を成した。その後人間たちが自由の身になり化け狸を自分たちの敵だと政権ごと追放した。
:; [[隠神刑部|刑部狸]](ぎょうぶだぬき)
:: 声 - 富田耕吉(第1作)、柴田秀勝(第3作)、[[仲木隆司]](第4作)、[[堀内賢雄]](第6作)
:: 八百八狸の長。巨大な僧形の化け狸。
::
:: 第6作では妖怪たち全員に自分の支配下につくよう説得しろと鬼太郎に迫り、人質として犬山まなの右手に接吻(頬に接吻するはずだったが、まながとっさに防いだ)して、約束を守らない場合は彼女を化け狸に変える呪いをかけた。まなたちが要石を破壊しに来た際には呪いを発動してまなを化け狸に変え妨害した(この姿で要石に触れればまなも石化してしまう)が、一反木綿に首を絞められたことで呪いが解けてしまい、人間に戻れたまなに要石を破壊されて他の狸たちと共に倒れる。それでも体から抜け出た怨念が蛟龍に憑依し暴れるが、まなの手に宿った要石の残りの力を乗せた鬼太郎の指鉄砲に撃たれて完全に倒された。
:; [[蛟龍]](こうりゅう)
:: 巨大な妖怪獣。一反木綿の説明では「70年
:; [[大鯰|大なまず]](おおなまず)/ なまず神(なまずがみ)
:: [[地底湖]]に住む巨大な[[ナマズ]]の姿をした妖怪で[[巨大地震]]の元凶とも言われる。『妖怪獣』で登場。[[富士山]]の[[人穴]]に大昔から置いてあった[[要石]]によって封印されていたが、八百八狸
:; 玄蕃狸(げんばだぬき・第1作)/ シルクハット狸(第3作)/ タキシード狸(第4作)/ 団一郎(だんいちろう・第6作)
:: 声 - 野田圭一(第1作)、千葉繁(第3作)、[[増谷康紀]](第4作)、落合福嗣(第6作)
:: 刑部狸の側近の一匹で理知的。原作では名が出ない。江戸時代に封印されたはずだが、どこで手に入れたのか復活時点から[[タキシード]]と[[シルクハット]]を着用。「昭和40年代には妖怪の時代が訪れるというのに、どうして人間の味方をするのか?」と鬼太郎に指摘した。
::
:; お富狸(おとみだぬき・第1作)/ 着物狸(きものだぬき・第4作)/ 団二郎(だんじろう・第6作)
:: 声 - 坪井章子(第1作)、田中一成(第4作)、高戸靖広(第6作)
:: 刑部狸の側近の一匹。女性的な日本髪と着物を着た姿だが、鬼太郎が邪魔者と見るや即座に殺そうと提案するなど残忍で好戦的な性格。原作では名が出ず、第3作には登場しない。よく「おたんこなす」という悪口を口にする。
::
:; [[団三郎狸]](だんさぶろうだぬき・原作・第1作)/ 団十郎狸(だんじゅうろうだぬき・第3作)/ 鉢巻狸(第4作)/ 団三郎(第6作)
:: 声 - 北川国彦(第1作)、[[西尾徳]](第3作)、[[川津泰彦]](第4作)、ボルケーノ太田(第6作)
:: 伝承では[[日本三名狸]]の1匹として知られているが、本作では刑部狸の側近の一匹。気性が荒く鬼太郎を棒で殴り倒した。一反木綿を褌にしようとしたが、反撃のチャンスを窺っていた一反木綿に絞め殺されてしまった。
::
:: 第6作では三兄弟の末っ子。一反木綿に締め上げられるも引き裂いて褌にする。その後、子泣き爺との戦いで石化した彼に押し潰され団一郎に助けを求めるも見捨てられ、そのまま砂かけ婆の砂太鼓に敗北。
:; 飛脚狸
:: 声 - [[大塚芳忠]]
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:: 声 - 蟹江俊介
:: 第6作のみ登場。黒羽織を着て政権奪取後のテレビニュースを担当(第4作でも狸の1匹がニュースを担当したがノンクレジット)。
; [[足まがり|あしまがり]]
: 声 - 富田耕生(第2作)、池水通洋(第3作)、半田裕典(第6作)
: 「あしまがり」とは四国の方言で「足にまとわりつく」という意味。本作では『妖怪あしまがり』(単行本では『妖怪花』に改題、初アニメ化第2作5話)に登場。太鼓を持った狸の姿をした妖怪で、無類の大酒飲み。取り込んだ者を消化してしまう雲状の気体生物を飼い慣らしており、持っている太鼓で操ることが出来る。なお、第3作のみ「あしまがり」という名前は
: 第6作では63話に登場。アニメで第3作以来の登場となる。人を襲うのが大好きな残忍な性格の妖怪という設定で、太鼓を使って黒雲を操る。黒雲は意思を持って動き、獲物を中に取り込んで同化してしまうほか、強力な雷を放ち、複数に分裂して別行動も可能。ある地方の笹薮に棲み付き人を襲っていたため、笹の花の精・星華によって洞窟に閉じ込められていたが、そこに
; [[狸囃子|狸ばやし]](たぬきばやし)
: どこからともなく聞こえて来る狸の腹鼓。[[本所七不思議]]の妖怪の一つで、日本全国に伝わる音の怪異。
: 原作「狸ばやし」ではねずみ男が音源を探って掘り当てると、瓢箪に封じられていた大狸が復活して暴れ出す。ねずみ男や鬼太郎も、狸を瓢箪に封じ込めるのに失敗して逆に閉じ込められた。
: アニメ第3作108話では、伝承通りに本所七不思議の一員として音だけ登場。鬼太郎を誘い出し、その隙に朱の盤が目玉おやじをさらった。
; [[竹伐狸|竹切り狸]](たけきりだぬき)
: 声 - 草尾毅(第4作)、松山鷹志(異聞妖怪奇譚)/ 演 - [[ブラザートム]]、[[星野亜希]]
: 原作「竹切り狸」に登場。親類である万年竹の復讐に鬼太郎を狙う。先ず'''やまこ'''に運動能力を高める竹馬を与えて鬼太郎と戦わせ戦力を探り、鬼太郎の各急所に笹の葉手裏剣を刺して力を封じ尾の毛を刺して血を吸った。だが、利用されたことを怒ったやまこに反抗された隙に目玉おやじが心臓から葉を抜き、逆に血を吸われ始め一度は降参。しかし、なおも隙を突いて吸引口になっている陰茎で鬼太郎とやまこを陰嚢内に吸い込み消化しようとしたが、つるべ火に陰嚢を焼き破られて倒れた。
: アニメ
: 実写映画『千年呪い歌』では高尾山に住む夫婦が登場。こちらも八百八狸とは無関係。 : ゲーム『異聞妖怪奇譚』では鬼太郎の前に立ちはだかる悪役として何度か出ている。 ; [[袋下げ|ふくろさげ]]
: 声 - 青野武(第3作)、[[徳丸完]](第4作)
:
: 第3作では第27話登場。葉の帽子を被った狸のような姿という水木氏の妖怪画に近い姿に描かれている。携える袋は獲物に被せてエネルギーを奪う他、エネルギーを射出したり物を吸い込んだりもできる。また、相手に噛み付いて直接エネルギーを吸い取ることも可能。原作や第2作と違って自我が強く、自分を封じた妖怪たちへの復讐を考えており、復活後は
: 第4作では欲望を持つ者を袋に取り込み消化する。本体は狸で袋は陰嚢。ぬりかべに袋を破られ、続いて中国風の甲冑と矛で鬼太郎と交戦したが、霊毛ちゃんちゃんこで妖力を奪われ豆狸に退化した。
; [[化け狸|妖怪だぬき]]
: 「妖怪ラーメン」に登場
;[[絹狸]](きぬたぬき)
: 声 - [[小山武宏]](第5作)
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=== [[化け狐]] ===
日本の[[狐]]妖怪は、主に'''妖狐族'''に属し、その上位に束ねる者たちが存在する。
; [[白山坊]](はくさんぼう)
: 声 - 内海賢二(第1作)、はせさん治(第3作)、大塚周夫(第4・第5作)、高木渉(第6作)
: 布をまとった白い狐の妖怪。100年以上生きた古狐が妖怪と化したもので、伝承にもある[[白蔵主]]と同系統の狐妖怪に分類される。
: 日本の狐妖怪の一体だが、天狐たち妖狐族との直接的な関連は不詳で、単独で活動または独自に狐妖怪の集団を結成している。 : アニメでは第4作まで敵として登場したが、第5作以降は鬼太郎の仲間となっている。
:; コン太
:: 声 - [[大谷育江]](第4作)
:: アニメ第4作39話に登場した白山坊の弟子の言葉を話す狐。少々生意気だが、正義感は強い。白山坊の命令で茜が付けていた魔よけの髪飾りを奪うが、白山坊の本性と本来の目的を知
;[[白狐]](しろぎつね)
: 声 - 大本眞基子(第5作)
: 白い毛色を持ち、人々に幸福をもたらすとされる、[[妖狐|善狐]]の代表格。
: 原作・アニメ共にこの名称で直接は登場していないが、第5作の収録DVDの「ゲゲゲ組」製作の特典映像で、オリジナルとして登場。狐妖怪の少年で、妖怪横丁近くに住んでいる。
; [[天狐]](てんこ)
: 声 - [[内海賢二]](第1作)、[[増山江威子]](第3作)、[[川村万梨阿]](第4作)/ 演 - [[小雪 (女優)|小雪]]
: 日本の[[妖狐]]族の総元締め。人間のような髪を生やし着物を纏った姿。悪事は働かず、滅多に姿を見せない。
:
: アニメ第3作以降は女性の人格をしている。地下鉄工事が彼らの聖域を侵したことに怒って作業者を捕えて人質とし、工事を直ちに止めるよう要求した。作業者たちを助けに来た鬼太郎が空狐たちと戦っているところへ現れ、自分が負けたら二度と人間たちの邪魔はしないと宣言して鬼太郎と直接対決する。鬼太郎との戦いで柱にぶつけられると負けを認めて約束通り部下を引き連れ消えて行った。戦いの後鬼太郎たちは天狐が明らかに余力を残しながら負けを認めたことについて、一族をこれ以上傷つけないために敢えて勝ちを譲ったのだろうと気高さを讃えた。工事の関係者たちにも彼らの気持ちは伝わっており、自ら進んで稲荷明神の社を建て彼らを祀った。
: アニメ第4作では善狐としての性格を強めた。全ての稲荷の統率者であり、狐たちが悪さをしないように監視もしている。自分が眠っている間に無茶をした空狐を止める為に姿を現した。女性的で非常に徳が高く冷静で穏やかなど高貴な性格をしており、目玉おやじ含め妖怪たちからも高く尊敬される存在である
: アニメ第5作以降妖狐族は登場しない。
: 実写映画版では自分の言うことを聞かない空狐をただの狐に変える能力を持つ。人間と親しい鬼太郎を見込んで、妖怪石を大天狗に返すことと、人間に全国の稲荷神社に油揚げをお供えさせることを頼んだ。
; [[空狐]](くうこ)
: 声 - [[関智一]](第4作)/ 演 - [[橋本さとし]]
: 天狐に次ぐ位。地水火風を自在に操る。天狐との面会を申し出た鬼太郎に試合で空狐の代表に勝ったら認めるとしたが、なかなか負けを認めないため天狐に叱られた。
: なお、アニメの空狐はそれぞれ異なっており、アニメ第1作では九尾の狐に酷似しており、アニメ第3作では五人衆として登場、第4作では子狐(戦闘時は大型の狐)に酷似している。
: アニメでは天狐に忠実だが、実写劇場版では人間に報復しない天狐に痺れを切らして[[下克上]]を企てる。 ; 気狐(きこ)
: 変化能力を得た妖狐。
; [[野狐]](やこ)
: 声 -
: 変化能力すらない最下級の妖狐。人間同様に二足歩行して手を使い話す程度はできる。
; [[おさん狐]]
: 声 - (台詞なし)
: 狐の女妖怪。美女に化けて男を騙す。
:
;
:
; キョウ
: 第6作準拠の小説「ねずみ男ハードボイルド」(『朱の音』収録)に登場する女妖狐(厳密には人間を母に持つ半妖怪)。妖力は乏しく変化も拙いが、美貌と男を篭絡する才覚で闇組織の長・猿鬼の愛人の座に着いている。
953 ⟶ 991行目:
=== [[天狗]] ===
[[日本]]の[[民間信仰]]において[[神 (神道)|神]]や[[妖怪]]とされる存在。本作に登場する天狗は、天狗ポリスという[[警察]]組織も形成しており、その他に裁判官を務めるなど妖怪界での法的機関に着任している者も多い。ただし、『妖怪大裁判』やそれを元にした話での天狗ポリスは百々爺の罠に引っ掛かり濡れ衣を着せられた鬼太郎を捕らえる立場になったりと法の下に中立な立場で、必ずしも鬼太郎側の仲間ばかりであるとは限らない。また、山天狗や黒雲坊など明確に敵対する邪悪な天狗も存在する。
; [[大天狗]](だいてんぐ / おおてんぐ)
: 声 - 富田耕生(第2作)、屋良有作(第3作)、[[笹岡繁蔵]](第4作)、楠見尚己(第5作)、[[梅津秀行]](第6作)/ 演 - [[中村獅童]]
: 天狗ポリスの長と妖怪法廷の裁判長を務める最高位の天狗。彼の判決には原則として誰も逆らえない。強力な神通力を持ち羽団扇で突風を起こす。本編では一度濡れ衣の鬼太郎に有罪判決を言い渡すが、鬼太郎が冤罪を晴らすと真犯人に有罪判決を言い渡した。
: 第5作では目玉おやじと100年以上前からの知り合いで酒豪(目玉の方が多く飲める)。本名は'''赤嵐坊'''(せきらんぼう)。他シリーズに比べ豪放な性格。仇敵・黒雲坊の遺児である黒鴉を引き取って育てた。
; [[烏天狗]](からすてんぐ)
962 ⟶ 999行目:
:;[[鞍馬山]]の烏天狗
:: 声 - 富田耕吉(第1作)、宮内幸平(第3作)、[[新田三士郎]](第4作)
::
:; 鳥目(とりめ)
:: 1980年代の『最新版』に登場した3眼の烏天狗刑事。脱獄囚しょうけらの捕縛や復活したぬらりひょんの暴動の際に鬼太郎に協力を要請した。人間界では頭巾で顔を隠して行動。第三の目から妖怪を人間に変える光線を放てる。
:; 黒鴉(くろからす)
:: 声 - [[緑川光]]
:: アニメ5作目に登場する天狗ポリスのエースにして武術の師範。群馬県[[榛名山]]出身で、年齢3000歳(外見は青年)。第5作における鬼太郎の協力者。第36話初登場。羽根手裏剣という羽根を撃ち出す技を持つ。常に敬語で礼儀正しい誠実な性格。鬼太郎の仲間であることを誇りにしている。第36話でネコ娘から黒い霊界符を貰った。第47話の妖怪大裁判では天狗ポリスの規則を守ろうとするが、最終的には鬼太郎の無実を証明するため規則を破り、鬼太郎共々地獄の罰を受ける羽目になった(本人曰く一人より二人のほうが楽)。第100話にて悪天狗・黒雲坊の遺児であった事が判明、実父の魂に操られて天狗大本堂を襲撃したが、大天狗や鬼太郎達の説得で自分を取り戻して四十七士に覚醒し、大天狗を「本当の父」と呼ぶ。涙しながら実父の黒雲坊にとどめを刺
:; ヒゴモ
:: 声 - [[浜田賢二]]
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:; 黒雲坊(こくうんぼう)
:: 声 - 大塚周夫
:: アニメ第5作に
:; 長老
:: 声 - 中博史
:: アニメ第6作
:; 小次郎(こじろう)
:: 声 - 阪口大助
:: アニメ第6作
; 雨ふり天狗
: 声 - [[山田俊司]](第2作)、[[阪脩]](第4作)
: 「雨ふり天狗」に登場。風を操るが雨が降ると羽団扇が濡れるのを防ぐために石になる。風人峠に住んでいたが、自動車道が開通して食糧の[[霞]]に排気が混ざり、怒って運転手達を風化(風と化してどこかへ消し去る)させた。妖怪自動車で調査に来た鬼太郎と対決、指鉄砲で左目を潰され逃走する。数日後村に現れ、目医者に目玉おやじを移植してもらうが、帰途で雨が降って化した石から目玉は脱出。鬼太郎は排気の及んでいない深山に妖怪保護区を設けてもらって天狗を移住させ、風穴に捕われていた人々を救出した。
: アニメ初登場は第2作4話。鬼太郎との初戦で髪の毛針を左目に受け、医者に目玉おやじを移植させようとしたところで再戦中に雨が降り石化する。石化した天狗を爆破しようと言う医者を止め毛針を抜いてくれた鬼太郎や自然を守る決意を語る医者の息子に感心し、風化した人々が富士の風穴にいることを教えた。
: 第4作では23話登場。風吹峠に住んでいるが、車の排気ガスで食料であるカスミ草が枯れたことに激怒し、峠に通る人間を吹き飛ばし風穴に閉じ込めていた。
; めんこ天狗
: 声 - [[塩谷翼]]
: 「めんこ天狗」(アニメ化第3作105話)に登場。丸顔の少年型天狗で、[[めんこ]]の修業で天狗になったと言われる。人間の子供とめんこで遊ぼうとしたが時代遅れと笑われて怒り、子供達をめんこに変えてしまう。鬼太郎をも激戦の末に
; 山天狗(やまてんぐ)
: 声 - [[岸野幸正]](第3作)、[[松山鷹志]](第6作)
: 原作「木の子」に登場。山に棲む巨体の天狗で、黒雲坊と同様に
: アニメでは第3作89話初登場。天狗の森の祠に封印されていた
: 第6作では52話登場。木の子の森の近くに棲んでおり、木の子たちから恐れられている。人間の女性を気に入ると嫁に娶ろうとするが、逃げ出そうとした場合は食い殺しており、住処には夥しい人骨が転がっている。森に迷い込んだ雅を鬼太郎が連れ戻そうとしたため彼女を返したくない木の子に助けを求められ
; [[風の又三郎]]
: 声 - [[難波圭一]]
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; 天狗の[[使い魔]]
:; [[天狗火#松明丸|松明丸]](たいまつまる)
:: 天狗火の一種で、普段は小さな松明だが集合して巨大な火の鳥になる。
:; 水竜丸(すいりゅうまる)
:: 水で出来た竜の姿をした、天狗の使い魔。
:; 天狗傀儡(てんぐくぐつ)
::
=== [[河童]] ===
日本の河川に棲む妖怪の代表格。
第3作7話では、磯女母子が住む磯を埋め立ててレジャーランドにしようとする悪徳社長たちを懲らしめるのに協力し、彼らの尻子玉(砂かけ婆が解説していた。本作ではピンク色のボールのような描写)を抜いた。尻子玉を抜かれた社長たちは真っ青な顔で病院へ駈け込んでいた(抜いた尻子玉は後で鬼太郎が返した)。
第4作では8話で河童淵に暮らす集団がかに坊主に襲われ、42話で親方が仕切る河童村に暮らす集団が一目入道の集団と争っていた。71話ではかわうそを倒すためにぬらりひょんに協力した悪河童の集団(集団でもかわうそに圧倒されるなど戦闘能力は低め)もいた。
第5作では
第6作では9話登場。遠野の山奥の河童の里で平和に暮らしていたが、ねずみ男の紹介でIT企業に集団就職する。最初は時給のキュウリ3本に満足して働いていたが、
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:アニメ第6作9話に登場。次郎丸の兄。キュウリ作りが得意な礼儀正しく気の良い河童で、砂かけ婆から畑作り向けの砂をもらっていて、しばしばキュウリを届けたりしていた。ねずみ男の斡旋で仲間の河童たちとともにIT企業に就職してからはリーダー的な存在になり、社長・郷原(声 - [[松山鷹志]])に労働環境の改善を提案するなどして「意識が高いね」と高く評価された。しかし、河童の労働待遇が人間のアルバイト以下であることを知って郷原に抗議するも、「法律上の待遇保障は人間にだけ適用」「ここを辞めたら雇ってくれる会社は無い」と足元を見られて一蹴される。そのことに怒って郷原の尻子玉を抜き<ref group="注釈">決裂以前にも、キュウリ搬入に来てオフィス内を目撃した青果店の人間2名、郷原の指示で用済みとなったねずみ男の尻子玉を抜いた。</ref>、更に人間社会で河童が堂々と働けるようにするための強行手段として仲間たちと会社の周囲一帯の人間の尻子玉を抜き始めた<ref group="注釈">直接抜く描写は無いが、尻子玉を抜かれて腑抜けになった人間の女性もいる。</ref> ため、鬼太郎たちと対峙。鬼太郎、ぬりかべ、一反木綿(一見尻の位置が分かりにくいがあっさり見破られ抜かれてしまった)も尻子玉を抜かれて腑抜けになり、逃げ惑うしかなかったねこ娘<ref group="注釈">腑抜けの鬼太郎の代わりに戦おうとするが、「女だからって容赦はしねえぞ」と戦闘ではなく尻子玉を抜こうと集団で向かってきたので、恥ずかしがって尻を抑えながら「変態、来るな」と逃亡した。</ref> と砂かけ婆<ref group="注釈">太郎丸だけは砂かけ婆に世話になった恩義から「あなたからは尻子玉を抜きたくない」と躊躇し抜きたがらなかったが、他の河童は躊躇なく抜こうと追いかけ回した。</ref> も取り囲まれてしまうが、いそがしに憑依されやる気を出した鬼太郎の逆襲に遭い仲間の河童たちが瞬く間に全滅させられ、自身も郷原の社長室まで追い詰められてしまう。勝ち目がないと知りながらも抗戦する姿勢を見せたが、止めに入った次郎丸の訴えで自分たちが間違っていたと気づき鎮静、尻子玉を持ち主に戻した後に仲間と共に里に帰り、キュウリはその日食べる分だけあれば十分だと語った。69話では伊吹丸の恋人・ちはやの亡骸を探すのを手伝うために、ダム内の渦起こしに参加するが、台詞は無い。
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; さら小僧(さらこぞう)
: 声 - 内海賢二(第1作)、[[古谷徹]](第3作)、高戸靖広(第4作)、松野太紀(第5作・第6作)
: 初登場は「さら小僧」。350年以上生きている河童系妖怪で、がんぎ小僧と似た容姿をしているが名前の通り皿がある点が決定的に異なっている。鬼太郎親子も恐れるほどの実力者で、頭から飛ばす水皿(原作では集光レンズとして目を眩ますが、アニメシリーズによっては集めた光が熱線化したり、固体の皿を飛ばして斬ったりする)や猛毒の小便が武器。自作の歌「ぺったらぺたらこ」(第3作のみ「闇夜に気をつけろ」)を歌うのが趣味で、他人に歌われることを極端に嫌う。
: アニメでは第1作34話で初登場。原作と違いねずみ男の服の臭いでは怒らせただけだったが、「ぺったらぺたらこ」の歌詞から弱点を知った鬼太郎の策で水皿から発する熱線を誘導され頭の皿を焼かれて正気を失う。その後救出されたビンボーズは懲りずに「ゲゲゲの歌」を盗作しようとしたため、怒ったねずみ男が懲らしめた。
: 第3作では43話登場。本作では河童一族一の美声を自称するも実は建物も破壊するほどの音痴。歌を盗作した「ビンボーブラザーズ」に腹を立て、多数の同族を引き連れて誘拐し、鬼太郎を苦戦させるが、ねずみ男の頼みで救援に駆け付けたひでり神の熱気で仲間諸共ダウン。ビンボーブラザーズのリーダーが病気の娘を励ますために歌謡大賞に出たがっていた事情を知り、レコード1枚につきキュウリ1本を支払う事と自分も歌謡大賞にゲスト出演させる事を条件に歌う事を許し和解した。その後ビンボーブラザーズは大賞を逃すもリーダーは前向きな娘を見て立ち直る。
: 第4作では33話登場。普段は物静かだが怒ると目が赤くなり、笑い声を上げながら襲い掛かる。「自分をマネージャーにして売り上げの30パーセントを分け前として渡す」という条件で盗んできた歌詞と譜面の提供を申し出たねずみ男の誘いに乗って大ヒットを飛ばした「[[憂歌団]]」に怒り、彼らを死ぬまで監禁しようとした。「ぺったらぺたらこ」は4番まで存在し、「禁断の4番」は時間を巻き戻す呪文であり(4番は歌詞にも譜面にも記されておらず、「決して歌ってはいけない」「この世の終わりがくる」といった話が伝わっていた)、鬼太郎に降参した振りをしたさら小僧が紅白夏の歌合戦会場で4番の歌詞を水皿に映し憂歌団に歌わせた結果、歌を盗む前まで時間が巻き戻された(霊力の弱い人間が歌った為にこの程度で済んだが、さら小僧本人が歌っていたら大変だったと目玉おやじは語っている)。
: 第5作では66話登場。非常に短気で、些細な事ですぐに怒って襲い掛かる。本作では「ぺったらぺたらこ」は同族間の雨乞いの歌で5番まで存在する(5番の歌詞で雨がやむ)が、5番を知らずに盗んで歌った「[[ザ50回転ズ]]」や、CDやカラオケ等によって繰り返し歌が流れた結果、大雨で街が水没してしまう。誘拐したザ50回転ズ(鬼太郎は盗作を認めず忠告を無視した彼らに愛想を尽かし自業自得として見捨てるつもりだったが、彼らの歌で元気になった病気の少年が心配している新聞記事を見て不本意ながらも救出に向かった)の居場所と雨をやませる5番を教えることを拒否し、目玉おやじに土下座を強要したことで鬼太郎を本気で怒らせてしまう。鬼太郎を苦戦させるが、第1作と同じく歌詞から弱点を察した鬼太郎の攻撃で甲羅・水掻き・頭の皿を損傷して降参し、5番を歌った事で大雨は収まった。その後救出されたザ50回転ズは懲りずに「ゲゲゲの歌」を盗作しようとしたため、怒った鬼太郎たちが懲らしめた。
: 第6作では第40話に登場。普段は物静かでのんびりとした口調だが、怒ると髪が逆立って目が光り、口調も凄味の効いたものになって他者の言う事にもほとんど聞く耳を持たないほど凶暴になり、他人に「ぺったらぺたらこ」を貶されたりすることも極端に嫌う。落ちぶれた一発屋芸人・「'''ビンボーイサム'''(声 - 沼田祐介)」が「ぺったらぺたらこ」を盗作して再ブレイクを果たしたことを知って彼を問い詰めるも、「通りがかりに川から聞こえた歌声の美しさに魅かれてしまい、つい口ずさんで自分の芸にも使ってしまいました。勝手に歌ってすみませんでした。もう二度と歌わないので許してください」と謝罪され、「次に歌ったら命は無いものと思え」と警告付きで一度だけ許す。しかし、イサムはねずみ男に仲介を頼んでネタを続行した(仲介は失敗して、ねずみ男が「ダサい歌」と小馬鹿にした)ため怒りが頂点に達し、イサムとねずみ男を捕えて皿洗い一万枚の強制労働を課したうえで、檻に閉じ込めて底無し沼に沈めようとするが、イサムの妻子(<妻・'''メグミ'''(声 - [[堀越真己]])>、<娘・'''ミク'''(声 - 祖山桃子)>)に助けを求められた鬼太郎(鬼太郎はイサムに「これ以上歌うと大変なことになります」と忠告するも無視されていたが、あくまで彼の妻子からの依頼ということで引き受けた)が駆けつけて対峙。鬼太郎を締め上げるが、ちゃんちゃんこで捕縛される。鬼太郎はイサム達を救出した後、二度と「ぺったらぺたらこ」を歌わないとさら小僧の前で改めて誓わせ、鬼太郎立ち合いの上での約束という事で、さら小僧ももう一度だけ許す。しかし、お笑いグランプリで新ネタが滑ったイサムは、脚光を浴びたい誘惑から妻子の事前の説得も空しくまたもや約束を破って「ぺったらぺたらこ」ネタを披露し、モニターで様子を見ていたメグミはイサムの破滅を覚りミクを抱きしめ泣き崩れ、会場まで監視しに来ていた鬼太郎は愛想を尽かして立ち去り、舞台袖で同じく監視に来ていたさら小僧は最後の約束と警告まで無視された事に激怒し、イサムに襲いかかった(この場面で40話は終幕となった)。
;[[ひょうすべ]] / ひょうすえ
: 声 - [[寺崎千波也]](第6作)
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:第5作では妖怪四十七士の佐賀県代表(一斉覚醒)。 :第6作第7話では幽霊電車で脅かす妖怪の一体。28話では西洋妖怪との戦いに複数参戦。第34話では去年の慰安旅行でねずみ男が放屁した事で彼に来るなと言ったり、ねこ娘達がいなくなったのをアニエスのせいと誤解したりしていた。第35話ではいまだにアニエスを誤解して追い出そうとし「バックベアードは妖怪の国を作ろうとしているのだから、妖怪にとって良い事ではないか」と唱えるが、鬼太郎に「その妖怪帝国では彼に絶対服従するか抹殺されるかしかない」と説得される。第49話では他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。第95話以降は妖怪大同盟の一員になっていたが、生き残りは最終話でねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
;[[川猿]](かわざる)
: 伝承もある妖怪だが、原作「川猿」「ダメな死神」「タコ人間」「招かざる客」では、あの世に住んでいた妖怪として登場。お盆の特別列車に乗って人間界に遊びにきたが遊んでいるうちに三日間の滞在期間が過ぎてしまい、あの世へ帰れなくなった。押入の中に断崖を作り出したり幽霊を生者に戻したりといった不思議な術を使ってねずみ男を騙し、その魂を奪ってあの世までの乗り物にしようとしたが鬼太郎に見つかって断念。その後鬼太郎の下男として働いていたが、日本を訪れた魔女の力によって消されてしまった。
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: 河童系妖怪だが皿はなく、やすり状の鋭い歯を持った水棲妖怪。その歯はライフル銃をも噛み砕く。
: アニメでは第3作第26話で妖怪野球チームの一員として初登場。第32話や第43話ではひょうすべ同様に敵に回ったが他では特に水中戦や水力戦で頻繁に鬼太郎に加勢した。
: 第4作では第42話に股旅姿で登場。行き倒れた所をねずみ男に救われた
: 第5作では第25話で運動会、第47話で裁判の傍聴人、第88話で地獄一クイズに登場。
: 第6作では第23話で初登場。子泣き爺や傘化け達と共に酒を飲んでいるシーンがあった。第28話では同族を大勢引き連れて登場。ヴォルフガングに銀の銃弾を撃つが、満月の夜の狼男は不死身のため全く通じず返り討ちに遭い全滅。それとは別にぬりかべらと共にヴィクターの合成生物と戦った組があり、そちらは最低一匹は生き残った。第34話では去年の慰安旅行でねずみ男が放屁したことで彼に来るなと言ったり、ねこ娘達がいなくなったのをアニエスの仕業と誤解したりしていた。第35話ではいまだにアニエスを誤解しており、他の妖怪仲間達と共にアニエスを追い出そうと石を投げつけたが、ねこ娘に止められ動揺する。それでも鬼太郎に抗議するが、説得され考え直す。第95話以降は妖怪大同盟の一員になっていたが、生き残りは最終話でねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
;[[一目入道]](いちもくにゅうどう)
:声 - 里内信夫(第4作)、島田敏(第5作)
:皿が一つ目(または目のような模様)になっている河童。伝承では[[加茂湖]]の主。
:第3作43話にて、さら小僧の部下としてアニメ初登場。
:第4作では第42話登場。がんぎ小僧が世話になっていた河童族の敵対勢力で気性が荒い。
:第5作では第42話登場。オベベ沼の住人だが横丁へ移る前のかわうそが悪戯したせいで沼の妖怪の評判が悪くなり、親しかった人間の少女も沼に近付かなくなった。それを嘆いてかつてかわうそが悪戯に使った「水神石」でかわうそに化け、かわうそに濡れ衣を着せ少女達から声を奪う事件を起こす。
;[[カシャンボ|カシャボ]]
:声 - 沼田祐介(第4作)
:和歌山県の山に棲む河童の仲間の妖怪。皿や甲羅や水かきは無く長い顔をした約6~7歳ぐらいの子供のような姿をしている。水木の妖怪画では口を尖らせ右目が垂れている。
:第4作61話でアニメ初登場。日本の南の果ての果てにある金比羅島に棲む。いやみによって無気力になってしまった鬼太郎を元に戻すために島に降りた目玉おやじ達を清めの泉に案内し、泉の水を飲んだ鬼太郎は元に戻った。
;[[セコ]]
:声 - 中山さら(第5作)
:大分県の山に集団で暮らす一つ目の河童の仲間の妖怪。鰯の頭が大嫌い。
:アニメ第5作第47話では裁判の傍聴人として登場し、第88話では「地獄一クイズ」での極寒地獄でかき氷を10杯食べる試練で自分たちのかき氷を鬼太郎にこっそり食べさせていた。劇場版『日本爆裂!!』では妖怪四十七士の大分県代表として覚醒。
; [[波小僧]](なみこぞう)
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:第5作 === 冷凍妖怪 ===
主に気温の低い地域に住む、氷
; [[一本ダタラ]] (いっぽんダタラ)/ 雪入道(ゆきにゅうどう)
: 声 -
: 一本足、一つ目の妖怪。年に一度[[12月20日]]にしか現れないと云われている。
: 体色は茶色が多いが、アニメ第6作のみ青。初登場は第3作劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』で、この時は妖怪皇帝となったぬらりひょんの配下。警官に変装して水木家に押しかけたが返り討ちに遭う。その後、国会議事堂で他の妖怪達と共に現れるが、妖怪戦車の野づち砲で吸い込まれた。第3作91話のヒ一族との戦いでは一時的に鬼太郎達と共闘もした。第4作では51話に鬼太郎父子の顔見知りとして登場。冬眠していたが、冬眠中の熊と間違えた子[[キツネ|狐]]達の悪戯で起きてしまい、空腹のあまり彼らを食べようと追い掛け回した。その後子狐達を探しに来た鬼太郎に餅を2個貰い、それを食べて再び冬眠した。79話でチーに反物にされた際は、特徴の一本足部分が突出した形になっている。第5作では一本ダタラと'''雪入道'''が別個に登場。第7話では雪入道が[[雪女]]・真白の姉を処刑した凶暴な妖怪として姿を見せる。雪女一族より格上の冷凍妖怪で、真白からも様付けで呼ばれている。目玉おやじが「強力な妖怪」と称していた。ぬらりひょんと結託し、真白が鬼太郎達に倒されて直後に現れて全員凍らせようとするが、真白と同じく地獄の炎で溶かされた。劇場版では同族の一本ダタラ(色は茶色)が妖怪四十七士の和歌山県代表に覚醒した。第6作では35話で登場し、アニエスを追い出そうとした。48話でも畑怨霊たちと共に登場。89話ではぬらりひょんの書いた檄文を読んでいた。95話では妖怪大同盟の一員として登場、色は茶色だがこちらは第5作同様雪入道と呼ばれている。
; [[雪男]](ゆきおとこ)
: 声 - 佐藤正治(第3作)、[[宇垣秀成]](第4作)、[[平井啓二]]、[[宮崎寛務]](第5作)、広瀬正志(異聞妖怪奇譚)
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; [[雪女]](ゆきおんな)
: 声 - [[小原乃梨子]](第1作)、坪井章子(第3作)、中友子、松井摩味(第4作)、[[高島雅羅]](異聞妖怪奇譚)
: 初登場は原作『雪ん子』で、アニメ第1、3、4作でも雪ん子や雪男と組んで登場(第3作では後に復活し、94話で雪ん子や'''つらら女'''らと組み、過熱したぬけ首を冷ますために鬼太郎と協力した)。また、アニメ第1、5、6作、『妖怪千物語』は原作やアニメ第3、4作とは容姿が異なり、端整な顔立ちをしている(原作やアニメ第3、4作は雪ん子とほぼ同じ顔立ち)。アニメ第1作では
: 第4作でも第58話で家族(雪男と雪ん子)と共に溶け
: 『妖怪千物語』第25話では水虎と戦う鬼太郎の味方として登場した。
: アニメ第5作以降は[[雪女]]に多数の同族個体が存在し、独自のコミュニティーを作っている。 また、第5作では飛行能力も持つ。「雪女」として以下の者達が主要キャラクターとして登場。 :; 葵(あおい)
:: 声 - [[園崎未恵]]
:: アニメ第5作第77話で初登場した雪女。[[ポニーテール]]の髪形をしたグラマラスな体型の美女。雪女・真白の親友で彼女に次ぐ実力者
:; 雪女郎(ゆきじょろう)
:: 声 - [[笠原留美]]
:: 第5作第30話で初登場。雪女の元締め。左目の辺りに傷のような赤い模様がある。その地位相応に雪女の中でもトップクラスの実力を誇り、統制力もある。義理堅い姐御肌な性格。真白がぬらりひょんに唆されて暴れた事を承知していて、彼女を葬った鬼太郎を咎めず、河童や天狗ポリスと共に片車輪との戦いに協力した。第77話では四十七士の捜索にも協力を申し出る。第85話の妖怪城との決戦には、お黒と共に葵を補佐するため参戦した。100話の松明丸戦にも参戦。
:; 真白
:: 声 - [[佐藤ゆうこ (声優)|佐藤ゆうこ]]
:: 第5作第7話で初登場。人間を愛して半妖怪の子供まで設けた姉が雪入道に子供諸共処刑されたため、人間と親しい妖怪を嫌い凍らせる。不意討ちとはいえ火の妖怪たちを凍らせるほどの強敵だったが、最後は地獄の炎を得た鬼太郎に倒され、溶けて消え
:; お黒(おくろ)
:: 声 - 中友子
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:: 声 - 西村ちなみ
:: アニメ第6作第39話で初登場。ねこ娘の友人の若い雪女。厳密には、ねこ娘やねずみ男と同様に人間との間に生まれた半妖怪。
:: 人間の青年・'''俊'''(しゅん、声 - [[森田成一]])
:; ゆきの母
:: 声 - 三田ゆう子
:: 第6作第39話で登場。娘のゆきが人間男性
; [[つらら女]](つららおんな)
: 口から冷気を吐く着物を着た女の妖怪。
: アニメ第3作84話初登場。地獄マラソンに参加。90話では巨大なストレスの塊を止めるために登場。94話では抜け首を冷やすために登場するが、鬼太郎と敵対した雪女や雪ん子と協力することは不本意に思っていた。
: 第4作では妖怪王編で鬼太郎に加勢した。
; [[wikt:ja:ゆきんこ|雪ん子]](ゆきんこ)
: 声 - [[白石冬美]](第1作)、[[山田栄子]](第3作)、三輪勝恵(第4作)、竹内順子(異聞妖怪奇譚)
: 初登場は原作『雪ん子』(初アニメ化第1作48話)。わら頭巾を被った少女の姿だが、人間を凍らせ[[アイスキャンディー|アイスキャンデー]]状になった魂を取って食べる恐ろしい冷凍妖怪(アニメ第1作は原作や他のアニメ化作品と比べ、異なる顔つきをしている)。雪女や雪男と組んで北海道の大雪山系の洞窟を根城にし、近隣住民を凍らせて魂を集めていた。捜索に訪れた鬼太郎も凍らせようとするが、逆に熱放射(アニメ第3作では化け火が着火した石炭によって沸騰した水溜りに足を踏み入れた為)で溶かされる。溶かされた雪男・雪女の溶液と集まり氷の巨人になって逆襲するが、さらなる高熱を浴びて蒸発した。第3作ではその後復活しており、94話で雪女と共に鬼太郎からの要請を受けて渋々ながらぬけ首の冷却に協力する。
: 第4作では両親(雪男、雪女)と共に山の動物たちを殺した人間を氷漬けにしたが(従来と異なり、特製のアイスキャンデーを食べさせることで凍らせる)殺しはせず、人間によって殺された動物たちを一頭ずつ[[地蔵]]を作って供え物も用意して弔うなど優しい性格をしている。動物を殺したことのない鬼太郎の心と経歴を見抜いたため、両親に逆らってでも鬼太郎を助けた。鬼太郎の吐く熱光線で溶かされた雪男に駆け寄った事で余熱によって溶かされてしまったが、目玉おやじいわく「妖怪なので死なない。いずれまた両親と共に復活し、人間たちが動物に手を出さなければ現れない」との事。
; [[震々|ぶるぶる]]
: 声 - [[中谷ゆみ]](第3作)、[[沢海陽子]](第4作)、[[堀越真己]](第6作)
: 女性の幽霊のような姿をした暗闇で人の背筋を震えさせる妖怪で、「臆病神」とも呼ばれている。
: 第3作では25話に登場。ねずみ男ではなくユメコを凍死させようとするが(ねずみ男がキノコと間違えて鍋の具にしたぶるぶるを食べてしまった)、鬼太郎が彼女を入浴させることで追い出され、最期は一反木綿に乗った鬼太郎と化け火に空中戦で追い詰められ、岩壁に封じられ
: 第4作では90話に登場。臆病者にしか姿が見えず、熱と光を苦手としている為に夜の間しか活動しない。暗闇で人間を驚かして寿命を奪って生きているが、時代が進むに連れて夜が明るくなり驚かし辛くなった
: 第6作では60話に登場。過去に悪事を働き巻物に封印されていた(原作や初期アニメのように自動車事故を起こしていた描写だが、目玉おやじの語りから封印したのは鬼太郎ではないように示唆されている)が、まなたちが
=== 1960年代マガジン版・アニメ第1作初出 ===
; たんたん坊(たんたんぼう)
: 声 - [[緒方俊也]](第1作)、[[田中康郎]](第3作)、塩屋浩三(第3作86話、第6作)、立木文彦(第4作)、[[チョー (俳優)|チョー]](第5作)
: '''[[#妖怪城|妖怪城]]'''に棲む妖怪たちのリーダー格。巨大な頭のみの姿をしている。口から吐き出すタイヤ状の'''青痰'''が武器(第1作では青痰から目脂
: 少年マガジンの巻頭特集では、アニメ第1作の内容を意識して'''やにやに坊'''という名前で紹介され、青痰ではなく目脂を飛ばす妖怪とされていた。
: [[大かむろ]]をモデルにした創作妖怪
:; [[大かむろ]](おおかむろ)
:: 巨大な頭だけの妖怪。伝承では狸が化けた人を驚かす妖怪とされているが、本作では東洋の地獄の住人。住んでいた地獄がサタンに占領されたため、死者を道案内する役に格下げになった。ニタッウナルベから連絡を受け、水木しげると十二人の子供達を地獄へ導いて大昔から変わっていないこの世とあの世の世界の仕組みを教えた。
:: 原作とアニメで登場した同系統妖怪である妖怪城の主・たんたん坊の創作モデルにもなった
:: 月曜ドラマランド版では「'''おっかむろ'''」の名でぬらりひょん一味として登場。頭だけの姿の他に胴体手足のある姿(胴や手足はゴリラに似て、尾は狸のように太い)や人間態も取る。何でも食べてしまう。
; [[鎌鼬|かまいたち]]
: 声 - 富田耕吉(第1作)、大竹宏、広中雅志(第3作)、[[鈴木琢磨]](第4作)、[[菊池正美]](第5作)、[[松野太紀]](第6作)
: 旋風と共に現れ人肌に斬り付ける妖怪。本作では短髪で口の尖った男に描かれる。『妖怪城』(初アニメ化第1作第3話)では妖怪城に住む妖怪の1名で、呼吸で風を操り鬼太郎を苦しめた。『妖怪万年竹』では鬼太郎の味方として登場。両手の鎌で妖怪竹を斬ったが、万年竹本体には逆に鎌を折られてしまう。その後も日本妖怪が集結する際には参戦した。
: アニメ第3作では
: 第4作以降は風を操る能力と両手を鎌に変える能力の両方を使う。第4作では夜の間は無敵同然の強さを持つが、昼間では弱体化する。
: 第5作では妖怪
: 第6作では妖怪城から力を供給されている間はほぼ不死身。妖怪城の力の源である人柱を破壊された後は、一反木綿をパチンコのように使って石化した子泣き爺を飛ばす連携技で倒され
:; 草かまいたち
:: 声 - 戸谷公次(第3作)
:: 本所七不思議の妖怪の一体で[[片葉の葦]]に出現。
; [[二口女]](ふたくちおんな)
: 声 - [[千々松幸子]](第1作・第3話)、小串容子(第1作・第7話)、[[梨羽侑里|梨羽雪子]](第3作)、[[阿部道子 (声優)|阿部道子]]、[[津賀有子]](第4作)、[[金月真美]](第5作)、[[永島由子]](第6作)
: 伝承もある妖怪だが、本作では[[#妖怪城|妖怪城]]に住む妖怪の一人として登場。顔とは別に後頭部に巨大な口を持ち、獲物を見つけると蛇になっている髪で捕え、食
: 第4作のみ表の顔と後頭部の口とで、別人の声と喋り方になるという、独特の描かれ方がなされた。
: 第6作では第3話初登場。ねこ娘に全身を切り裂かれて倒されたが、第19話で名無しによって復活。お化けの学校で最初は良い教師を装ったが、目的は子供たちを妖怪に改造することであり、本性を現した際には蛇の頭髪で子供たちを捕えて妖怪ミキサーへ放り込んだ。最後は初戦と同様にねこ娘の爪に切り裂かれて倒された。
; [[見上げ入道]](みあげにゅうどう)
: 声 - 緒方俊也(第1作)、北川米彦(第2作、第4作・第1話)、田中康郎(第3作)、[[川津泰彦]](第4作)、郷里大輔(第4作・第96話)、[[大川透]](第5作)、[[池水通洋]](第6作)、[[石原良純]](実写映画版)
: 伝承では山道などで現れ、見る見る巨大化していく妖怪。
: 本作では一つ目の法師姿(
: 第4作では
: 第5作では妖怪の少子化を憂い後進の育成と教育熱心になり過ぎただけで、根は悪い妖怪ではない。妖怪学校の生徒を集める
: 第6作では
: 月曜ドラマランド版にも登場。鬼太郎に「見越し入道見越した!」と呪文を唱えられ即座に退散している。
:; [[見越し入道]](みこしにゅうどう)
:: 声 - [[長嶝高士]](第5作)
:: 伝承では見上げ入道と同系統の妖怪。
:: アニメ第1作では群衆扱い。首が節くれだった老爺のろくろ首のような姿。
:: 1980年代「最新版」第22話では見上げ入道の弟で、姿は第1作にやや近いが若く悪人面。兄弟で鬼太郎の武器(髪、ちゃんちゃんこ、下駄)を奪って操ることを企
:: アニメ第5作では第38話に登場。肌が赤く額に瘤と第3の目がある。赤ん坊と住んでいた場所に道路が作られ車が出す排気ガスなどで生活圏を荒らされたことに怒り、持っている杖で地面を叩き地鳴りを起こして悪戯していたが、そうしている内に目を離した赤ん坊がいなくなってしまう。その後、妖怪横丁
:;
:: 声 - [[冬馬由美]](第5作)
:: アニメ第5作第38話登場。赤ん坊だが怪力は父親譲り。親とはぐれたところ
; [[百々爺]](ももんじい)
: 声 - 柴田秀勝(第2作)、[[今西正男]](第3作)、[[松尾銀三]](第4作)、西村知道(第5作)、[[斎藤志郎]](第6作)/ 演 - [[神戸浩]]
: 陰険な手段を行う卑劣漢の妖怪。本作では鼻のでかい禿げた頭に左右に白髪を生やした老人姿である。鼻毛を飛ばす「鼻毛針」(威力は鬼太郎の髪の毛針と同等)や、幻覚ガス入りの鼻ちょうちんで分身を見せる「鼻もんもの術」を操る。初登場は『妖怪大裁判』(初アニメ化第2作3話)。鬼太郎を罠にはめ冤罪に陥れようと
:
:
:
:
: 松本しげのぶ版では最後の黒幕として第11、12話登場。妖怪界のはみ出し者とされるが、鬼太郎を妖怪たちへの傷害罪で天狗法廷に訴え、有罪判決を勝ち取り溶解刑を執行させ
:; 白カラス
:: アニメ第4作第106話に登場。百々爺の手下であり、「不吉なことの前触れ」と鬼太郎にさらなる怯えと恐れを抱かせ、妖怪ノイローゼを悪化させた。鬼太郎が恐怖を克服すると百々爺を置いて逃げ去った。
; [[天邪鬼]](あまのじゃく)
: 声 - 内海賢二(第1作)、野田圭一(第2作)、[[峰恵研]](第3作)、田中和実(第4作)、平野正人(第5作)、楠見尚己(第6作)
: 初登場は原作『天邪鬼』(初アニメ化第1作47話)。その昔悪さを働いて[[狛犬]]の中に600年も封じ込まれていた根性曲がりの妖怪で、指図と他人の幸せを嫌い不幸を好む
:
: 第4作26話では心を直接読まないが洞察力には優れ相手の心理状態も正確に見抜き、自分が「自由」であることに凄まじい意志と信念を持つ。ねずみ男が誤って封印を解いたために暴れ出し、さらった大河内財閥のわがままな一人娘・百合香(声 - [[荒木香恵]])を鬼太郎たち共々燻製にして食べようと
: 第6作92話ではぬらりひょんと朱の盆によって封印を解かれるが、敢えて自由に行動させることにして(他人から指図されることを極端に嫌うことを知っていた為)ぬらりひょんたちは早々に立ち去ったので、彼らとは遭遇していない。復活した直後に遭遇したねずみ男を通じて、落ち込んでいたテレビディレクターの奥田佑太(声 - 沼田祐介)に人々へ天邪鬼が悪戯や嫌がらせする映像を
; 猫仙人(ねこせんにん)
: 声 - 大竹宏(第1作)、青野武(第3作)、矢田耕司(第4作)、江川央生(第4作・64話)、[[稲葉実]](第6作)
: 「猫仙人」(初アニメ化第1作17話)に登場。不老不死の秘術を見つけ、猫塚と呼ばれる祠に1200年も生き続けている仙人。長い毛と大きな目が特徴(第3・4作では顔が猫のようになっている)。
: 『妖怪千物語』では3話登場。
:; 大黒猫
:: 第4・6作登場。猫仙人が化けた姿。その名の通り、巨大な黒猫の姿をしている。
; [[のびあがり]]
: 声 - 田中康郎(第3作)、立木文彦(第4作)、[[津久井教生]](第5作)
: 伝承もある妖怪だが、本作では「吸血木」(初アニメ化第1作19話)に登場。地中深くに棲む半透明でゲル状の体と無数の腕を持つ単眼の妖怪。[[松代群発地震]]によって千石岩にある龍宮穴にできた通路から地上へ這い出してきた。人間を次々に襲って眠り花の花粉で眠らせて血液を養分とする'''吸血木'''の芽を植え付けて吸血木に
:
:
:
:
: 『妖怪千物語』では花見の最中に妖怪たちを吸血木に変え
; [[元興寺 (妖怪)|ぐわごぜ]]
: 声 - [[高橋和枝]](第1作)、千葉耕市(第3作)、[[くじら (声優)|くじら]](第4作)
: 伝承もある妖怪で、本作初登場は『朧車』(初アニメ化第1作第58話「おぼろぐるま」)。ねずみ男のようなガウンを纏っ
:
:
:; カロリーヌ
:: 声 - 三輪勝恵(第1作)、[[藤枝成子]](第3作)、[[江原詩織]](墓場鬼太郎)
:: ぐわごぜの娘。水色の髪とタレ目をしている。詳細は上記のぐわごぜ、および「[[墓場鬼太郎の登場人物]]」の項を参照。原型である「墓場鬼太郎」ではガモツ博士の娘となっていて、「ゲゲゲの鬼太郎」と「墓場鬼太郎」で性格も若干異なっている。第3作劇場版では金髪に青い瞳
; [[水虎]](すいこ)
: 声 - 緒方俊也(第1作)、大竹宏(第3作)、[[大友龍三郎]](第4作)、掛川裕彦(第5作)、[[江川央生]](第6作)
: 体が水状の妖怪。そのため殴る・切る等の物理攻撃が通用せず、霧状になることも可能。生物の形も取れるが基本形態はシリーズによって異なる(原作・第3作では髪の長い幽霊、第1作・第4作完全体・第6作では虎、第4作の雄は虎の獣人型、「鬼太郎国盗り物語」と第5作では日本伝承風に虎のような顔の大型の河童、妖怪千物語では中国伝承風に虎顔の半魚人)。ほとんどの個体は冷気が弱点。後述の'''長江の水虎'''とは同系統妖怪だが別個の存在。初登場は原作『水虎』。雄と雌とが別の壺に密封され埋められていた
: アニメでは第1作14話で初登場。あらゆる生物や物体から水分を吸い取って生きている妖怪で、500年ほど前に中国から渡ってきて高僧に壺の中に封じ込められたが、孤児の人間の少女ゆり子に助けを求め壺から出され復活する。この事から、ゆり子に恩義を感じ
: 第3作では9話で登場。原作同様の姿が本来の姿だが、猫のような目がついた霧状の姿で頻繁に移動する。設定内容は上記原作とほぼ同じだが、今作は水虎に取り憑かれた少年は新一(しんいち、声 - [[川島千代子]])といういじめられっ子で無理に雄を飲まされている。巨大な虎に姿を変えて猛攻し鬼太郎の体内に入るが、雪中に潜った鬼太郎に凍らされ再封印され壺は雌が封じられた壺の隣に置かれ埋められた。
: 第4作では56話で登場。雪国の温泉宿の一人息子
: 第5作では1話で登場。自在に液状に変幻する体を持ち、風呂場・トイレ・排水溝など、水のある場所に現れる。'''白石'''(声 - 浦和めぐみ)、'''黒田'''(声 - 摩味)、'''赤井'''(声 - 斉藤貴美子)、'''青木'''(声 - [[日比愛子]])の少年4人が沼の塚を壊し封印を解いた
: 第6作では64話で登場。人間の心の闇(怒りや憎しみといった暗く歪んだ感情)を反映して虎の姿になる液体状の妖怪で、生き物から水分を吸い取ってミイラにして殺してしまう。元々はある滝の近くの祠に封印されていたが、落雷によって祠が崩れたところへ自殺を決意し滝壺を訪れた主婦・'''辰川翔子'''(たつかわ しょうこ、声 - [[恒松あゆみ]])を唆して封印を解かせ復活した。翔子の一家は夫・'''勲'''(いさお、声 - [[金本涼輔]])が務めていた会社の倒産がきっかけで引っ越したが、引っ越し先の地域を牛耳る鬼久保食品の鬼久保一家(幸三(こうぞう、声 - 松山鷹志)、愛子(あいこ、声 - 斉藤貴美子)、優介(ゆうすけ、声 - れいみ))に目を付けられ酷い苛めを受けており、「苦しみから解放してやる」と約束した水虎は鬼久保一家をはじめとする翔子を苦しめていた周囲の人間(鬼久保一家に支配されていたとは言え、苛めに加担していた)を次々にミイラに変えて殺害してゆく。「これで解放される」と翔子は安堵するが、水虎が勲と息子・'''蓮'''(れん、声 - 川口桜)までも殺めてしまい、心の奥底で「『昔と変わってしまった家族』なんかいらない」と思っていたことを水虎に指摘されたことでようやく自分の過ちに気付く。その後水虎は学校で鬼太郎やねこ娘と対峙しプールの水を吸収して巨大化するが、最期は翔子が持ち出した液体窒素を吸い込み冷気を込めた鬼太郎の指鉄砲によって凍らされて砕け散り、ミイラ化した人々は元の姿に戻って生き返った。事件後、翔子を逆恨みして復讐を企てた鬼久保一家はねずみ男がリークした辰川一家を事故に見せかけて殺害すると発言した動画が証拠となって逮捕されて破滅し、辰川一家は別の町へ引っ越し、水虎は祠のあった場所に再封印されたが全く考え方を変えておらず、その後も誰かに封印を解かせようとずっと待ち続けている。
: 『妖怪千物語』ではぬらりひょんの部下。朱の盆と協力し、鬼太郎を誘い出す。鬼太郎の体内に入るが、雪女の冷気によって凍らされ、そのまま体内電気で砕かれた。鬼太郎に完全に倒され
; [[毛羽毛現]](けうけげん)
: 声 - 永井一郎(第1作)、大竹宏(第3作)、八奈見乗児(第4作)、[[村松康雄]](第5作)
: 伝承にもある妖怪で、原作では「墓場〜」から「ゲゲゲ〜」に改題しての初エピソード「妖怪毛羽毛現」(初アニメ化第1作55話)に登場。目鼻のついた毛そのものの姿をした、神代から生きている妖怪で大の文明嫌いな性格。妖術で[[恐竜]]など太古の生物を作り出して(原作やアニメ第1,3作では子供の魂を抜いて化石に移すことで復活させる。第5作では眼光で相手の体を変化させることで恐竜に変えてしまう)使役する
: 第3作では17話に登場。「自分と仲の良かった恐竜などの生物を絶滅に追いやった上に、魂の無い冷たい生物(自動車や飛行機の事)ばかりを造る」として人間を憎み、妖怪と他の生物が調和していた太古の世界に戻そうと
: 第4作では11話に登場。動物の毛や羽毛が集まって生まれた彼らの代表意思のような存在で、本作では恐竜を使役していない。霊山の古い祠に封印されていたが、ねずみ男が封印を解いたことで復活する。その為ねずみ男には恩を感じており、鬼太郎を捕らえ処刑しようとした際には彼の説得を受け入れて中止している。霊山周辺に利権絡みの高速道路が作られ、排気ガスによる大気汚染や酸性雨で森の大半が死滅しかけた
: 第5作では28話に登場。目玉おやじによれば太古には複数の毛羽毛現が存在していたがほとんど絶滅したとされ、終の住処を探す旅の途中にゲゲゲの森近辺で行き倒れていたところをランニング中の目玉おやじに保護された。本来は白い毛並みだが、発見当時は鬼太郎も青ざめるほどひどく汚れており(人間の街に誤って入り込ん
; [[ふらり火]](ふらりび)
: 空を飛ぶ牛馬サイズの[[ニワトリ]]型妖怪で、毛羽毛現の乗り物。原作とアニメ第1
; [[海座頭]](うみざとう)
: 声 - 内海賢二(第1作)、大竹宏(第3作)、[[沢木郁也]](第5作)、青森伸(第6作)
: 伝承にもある海に住む[[琵琶法師]]姿の妖怪で、本作では「海座頭」(初アニメ化第1作26話)に登場。沈没船員達の魂を奪って船幽霊にし、
: 第3作50話では海で死んでいった人間の魂を鎮める
: 第4作のみ登場せず、舟幽霊に船を襲わせるポジションは海和尚が担う。
: 第5作4話では朱の盆に「海に漬けた子供は美味い」と嘘を吹き込まれ(ぬらりひょんの命令の可能性がある)、妖力で作った貝を手にした子供達を配下の船幽霊にさらわせていた。掻き鳴らす琵琶の音色で海の水を自在に操り、巨大な津波を作り出したり、水の壁を作り攻撃を防いだり、波の先を鋭く尖らせた「水流銛」という技を繰り出す。一反木綿と親しくなった少女の'''綾'''(あや、声 - 雪野五月(現・ゆきのさつき))を襲い、一反木綿を退け鬼太郎にも海上で有利に立ったが、一反木綿と鬼太郎の連携による回転技で妖力の源である琵琶を壊されて力を失い降参。子供達を返し、その際に朱の盆の事を打ち明けた。
: 第6作16話では江戸の昔から境港近海に住みそこを航海する[[北前船]]の財宝を狙って船幽霊を操り沈めていた。壺の中に閉じ込められ海底に封印されていたが北前船の財宝を探していたねずみ男が壺を開けてしまった事で復活した。復活後は沈めた北前船の財宝を運び出す人手としてまなの伯父・庄司を含む漁師達の魂を抜き船幽霊に変えていた。琵琶の音色で巨大な水の竜巻を起こし鬼太郎を苦しめるも、正気を取り戻した庄司の投球を顔面に食らい怯んだ隙に指鉄砲を喰らい消滅した。
: 『新妖怪千物語』では海神島(人食い島)近辺の漁場をねずみ男に紹介したが、(上海かに坊主に操られた)人食い島が起こした嵐に巻かれ漁師達と共に捕われる。ここのみ敵ではなく、船幽霊も使わない。
:; [[船幽霊]](ふなゆうれい)
:: 声 - 大竹宏(第1作)、戸谷公次(第3作)、根本幸多、[[松本考平]](第5作)
:: 伝承にもある海難事故の犠牲者の死霊。[[柄杓]]で海水を船に汲み入れ沈める。
:: 本作では「海座頭」(初アニメ化第1作26話)に登場。ここでは海座頭に魂を奪われた沈没船員達で、他の船を沈めて宝を奪うためこき使われていた。筏で旅していた鬼太郎が船上で栽培していた[[モヤシ]]に海水をかけ枯らした所を捕まり、事情を明かす。鬼太郎は海底に隠された魂を封じた壺を開け、魂を取り戻した
::第3作では本来は大人しく悪さをしないと言われている。ここのみ船に乗って現れ、海座頭の使役する大鮫が船を沈めて船員が海に投げ出されるとその上から柄杓で水をかけ沈める。元は人間の魂だけに個々の実力は低い。
:: 第4作では海和尚の海水を回転させる特殊な装置に人間の魂を入れる
:: 第5作では元が人間である事は強調されず、海座頭の使い魔的な存在。陸に上がり海座頭が狙いを定めた子供を見つけ、海座頭の前に差し出す。
:: 第6作では海座頭が漁師達の魂を奪い、海底の祠に閉じ込めて生み出していた。庄司は自我が辛うじて残っており、捜索船を襲った際に姪のまなを逃がす。祠の様子を海底から上がったねずみ男から聞いた境港の人々は、まなの説得もあって力を合わせ、ねずみ男にかけさせた綱で岸から祠の扉を引く。海座頭の命令で妨害に入った船幽霊たちと綱引き状態になるが、ぬりかべたちの加勢で扉が開き、魂は取り戻された。この件で力を合わせたことが幸いして、新旧住民の意見相違で開催が危ぶまれていた港大漁祭も無事開催され、鬼太郎ファミリーも歓迎された。
:; 猛霊八惨(もうれいやっさん)
:: 声 - [[八奈見乗児]](第2作)
:: 原作では水木の別作品「妖怪水車」に登場。海で死んだ人間の霊が化けた、船幽霊と同系統の妖怪。
:: 第3作98話では八惨の主は'''水精の翁'''(すいせいのおきな)。八惨(ここのみ「はっさん」と読む)を慰める祭の本義を人間達が忘れた
:: 第5作92話では主や八惨の世界は登場せず、人間や霊を海に引き込んで仲間に変える。浪小僧の両親の仇であり、彼が師事する岩魚坊主が封じた悪霊を解放して仲間に加え、妖怪水車を起こす。だが浪小僧の大波を岩魚坊主が石化した堤防で防がれ、その隙に鬼太郎の体内電気で倒され
; [[魍魎|モウリョウ]]
: 声 - 永井一郎(第1作、第3作108話)、[[増岡弘]](第3作)、松尾銀三(第4作)、[[田中大文]]、川津泰彦、[[森岳志]](第5作)、[[廣田行生]](第6作)
: 死体に乗り移って生きている妖怪。毛むくじゃらの巨大な体と怪物のような屈強な顔つきがトレードマーク。原作では歯は四角形だが、アニメではギザギザの歯である。
: 初登場は「モウリョウ」(初アニメ化第1作31話「もうりょう」)。乗り移っている死体が古くなると、新しい死体を求めて墓を暴く。死体に乗り移ったままでも姿を現せるが、これは幻のような物で、現在乗り移っている死体を完全に焼
: アニメ第3作では未練を残した死者の体に入って操る。
: 第4作では火葬が普及して入る死体がないため、生者を死に追いやって乗り移ろうとした。ただし、相手
: 第2作6話「死人つき」にも登場するが、
: 第6作では78話登場。光を苦手とするため昼間は姿を現さず、雄叫びで怨霊を呼び寄せる能力を持つ。
:; 土精(どせい)
:: 声 - 竹本英史(第5作)
:: 魑魅魍魎中唯一名前が明らかな妖怪。他の魑魅魍魎では知覚できない八角円の結界内を見る
; [[おとろし|おどろおどろ]]
: 声 - 富田耕吉(第1作)、[[北村弘一]](第3作)、佐藤正治(第4作)、西村知道(第5作)、[[増谷康紀]](第6作)
: 伝承では「おとろし」とも呼ばれ、長毛に覆われた鬼面の獣のような姿の妖怪。伝承では、日頃不信心な者が自分の身勝手で願いを寺社等にて唱えると、鳥居などから降りてくるように出現して脅かすと云われているが、本作では毛を突き刺して人間の血を吸う吸血妖怪として登場。
: 初登場は『おどろおどろ』(初アニメ化第1作27話)。科学者が自
: 純粋な吸血鬼として登場する場合もある。墓場鬼太郎「下宿屋」のリメイクであるマガジン版「おどろおどろ対吸血鬼」では夜叉の代役として登場。ドラキュラ四世と相打ちになった(さらにガロ版『鬼太郎夜話』では牛鬼にも置き換えられていて、アニメ第3作では他者にとりついて変化させる性質、第6作では鬼太郎が牛鬼に乗っ取られた時、目玉おやじもねこ娘も如何したらいいのか分からず辛い体験をしたことが、後のおどろおどろの事件と同じことだと目玉おやじは例えるシーンが描かれる等、意味合いは異なるものの牛鬼ともなにかと作中で縁のある扱いをされている)。
: 「妖怪千物語」では封印の祠が研究所改築で崩されて復活、魂が科学者の髪にとりついた。体内に取り込んだ科学者を人質に息子の正太郎を脅して模型飛行機で子供達を誘拐させ血を吸う。鬼太郎の血と妖力を吸収して更に強大となるが、彼が引きちぎったおどろおどろの髪を受け取った正太郎は指示通りそれを祠で焼き、灰を模型飛行機で撒いておどろおどろを弱らせる。鬼太郎はその隙に妖力を吸い返し、おどろおどろが封印される前に科学者を切り離し助けた。
: 第3作では第37話登場。本体は妖気で、天命に背き欲望の虜となり人間の心を失った者にとりつき変化させる。不老不死の研究に没頭し過ぎた科学者が妖気に憑かれ変化し、原作や他シリーズと異なり口内に更に円形の口があり、そこから伸ばした触手で吸血する。息子は隆(たかし、声 - [[塩沢兼人]])という大学生の青年で、彼が父の獲物になる子供を誘拐。隆はそれを続けるのに耐えかねて逆説的に「この事件の犯人はぼくだ。手を出すな」と妖怪ポストに投函し、鬼太郎が事件の解決をするよう仕向け、父が倒された後は鬼太郎を憎まず感謝し警察に自首に向かった。
:第4作では第38話登場。息子がいるという設定はないが助手(声 - 根谷美智子)が助命を嘆願、作りかけの元に戻る薬に鬼太郎が妖気を清めた血を入れ、それによって元の人間に戻り救われた結末を迎えた。
: 第5作では第21話登場。原作とは異なり完全な妖怪として登場。「関谷教授」に化けて大学に入り込み、恋をする女学生の血を好んで吸っていた。血を吸われた相手は操られる。鬼太郎の血を吸おうとするが、鬼太郎が体内に溜めた電気を吸収したことで感電し、髪の毛槍を喰らった後にちゃんちゃんこで包まれ妖気を吸収・圧縮されて消滅した。なお、この「関谷教授」の姿はマガジン版で相打ちになったドラキュラ四世に酷似していた(「ドラキュラなどという青っ白い西洋妖怪ではない」と発言する)。第47話では枕返しや黒坊主と共に鬼太郎を糾弾する検察側証人として、霊体の状態で妖怪大裁判に出廷する。
: 第6作では第43話登場。[[遺伝子]]研究者の'''小野崎彰悟'''(おのざき しょうご)が、研究開発した不死細胞が再現試験で悉く失敗してしまったことに焦り、遂に自身に人体実験を施した結果、不死身の体になるも副作用で妖怪になってしまう。普段は人間の姿で理性もあるが、定期的に血を吸いたくなると妖怪おどろおどろに変身して家を飛び出し人を襲って体毛から吸血していた(襲われた者の生死は不明)。おどろおどろになった際にも記憶は残るが理性はほとんど無くなってしまう。月日が経つにつれ変身する周期も縮んで行き、これ以上人を襲いたくないと苦しんだ彰悟は自殺(毒を飲む、飛び降り、自分の腕を刺すなど)を何度も試みたが人間時には死ねない体となってしまい(不死細胞となったことで、いくら傷つけようとも驚異的な回復力で瞬時に自己治癒してしまうため)、鬼太郎に「おどろおどろになったときの自分を殺してくれ」と依頼する。事情を聞いた鬼太郎は「考えさせて欲しい」と言って帰るが、彰悟は直後におどろおどろとなって通りすがりの女性を襲ったため鬼太郎と対峙。初戦では彰悟の娘の'''美琴'''が庇った隙に逃げ帰る。再び変身した際には美琴の事が心配になり捜すために外出したまなを襲ったため、まなを救出に入ったねこ娘と対峙し、そこへ駆けつけた鬼太郎と再戦。美琴は再び駆け付けて止めに入り、それに気を取られた鬼太郎をおどろおどろは髪で捕えて締め付けるが、衝動を抑えられず遂に美琴の血まで吸い始めてしまう。おどろおどろの中に僅かに残った彰悟の心が「娘を殺したくない、今のうちに自分を殺してくれ」と懇願したため、ついに鬼太郎も覚悟を決めて指鉄砲を発射。最期は彰悟の姿に戻り、美琴が自分の誕生日に贈ってくれたネクタイピンを手にしながら「これでいいんだ、これ(ネクタイピン)をありがとう」と駆け寄った美琴に言い残して消滅した。事件後に鬼太郎は小野崎家の墓を訪れ彰悟を弔ったが、そこですれ違った美琴は、いくら彰悟が望んでいたことだったとは言え自分の父親の命を奪った鬼太郎に「私はあなたを許さない。絶対に。」と憎悪の言葉をぶつけ、妖怪に憎しみを募らせるようになってしまった。美琴の詳細は、後述の「鬼太郎と敵対した人間」の「小野崎 美琴(おのざき みこと)」の項目を参照。
; [[牛鬼]](ぎゅうき)
: 声 - 斎藤志郎(第5作)
: 頭部は牛の角や耳を備えた鬼、胴は蜘蛛に似た[[怪獣]]サイズの海の妖怪。鋭い爪が武器。他にも日本各地で様々な伝承があり、その姿も土地ごとで微妙に異なる。
: 原作初登場はガロ版「鬼太郎夜話」で、貸本版「下宿屋」の夜叉とほぼ同じ役回り(後述の「中国妖怪」の「夜叉」の項目を参照)。
: マガジン版「牛鬼」や
: アニメ版では第2作15話に初登場。
: 第3作では42話に登場。全身、暖色系の色をしている。村人が立ち入り禁止している海鬼の磯に封印されていた
: 第4作では6話に登場。青色の体に赤色の模様を持っている。牛鬼岩に封印されていたが島の開発を目論んだワンマン社長の鬼頭(きとう、声 - [[石森達幸]])が釣りの際に封印の札を剥がしたことで復活。直後に鬼頭の操縦するクルーザーに撥ねられ鬼頭に憑依した。今作では牛鬼に憑り付かれた人間はまず影が牛鬼の影に変化し生肉を食らうようになり最終的に牛鬼になるとされている。また前の宿主を倒した分だけ強くなるので、更に手に負えなくなると言われている。
: 第5作では
: 第6作では22話に登場。オカルト番組の撮影に来たディレクター(声 - [[稲田徹]])とタレントの'''神宮寺'''(じんぐうじ、声 - [[高塚正也]])が島民の少年3人組(物語冒頭で祖父から聞いた牛鬼の伝説は本当の話だと主張していた恭輔を馬鹿にし島から追い出そうとしていた)(声 - [[関根有咲]]、祖山桃子、[[内海安希子]])からお小遣いを餌に牛鬼岩の場所を教えてもらい、岩の封印を解いてしまったために神宮寺に憑依し復活(肌は茶色で角は白)。コーディネーターとして同伴していたねずみ男(適当に金だけ貰ってずらかるつもりだったが、前金ももらえなかったため渋々同伴していた)を喰らい、更に街で暴れイベントと勘違いして逃げ遅れた人々をも喰らいパニックに陥れる。出動した警官の銃撃も物ともせずパトカーを発電塔にぶつけ街中を停電させる。見つかり襲われそうになったディレクターを庇ったねこ娘を爪で攻撃し右腕を負傷させるが、その直後駆け付けた鬼太郎と戦闘になる。角で鬼太郎を突き刺そうとしたがちゃんちゃんこを使った変わり身の術のように素早く躱され指鉄砲を額に受けて倒され、神宮寺は死んだが喰われたねずみ男や人々は助かった。だが直後に鬼太郎に憑依し再復活(肌は紫で角は赤)、街を破壊し暴走しながら迦楼羅の社に避難した人々を追い詰める(突然の大嵐の影響で島からの脱出も不可能な状態となっていた)。ねこ娘が囮を引き受けている間に島民と観光客、ディレクター、まな、目玉おやじ、ねずみ男の祈りが迦楼羅を呼び出し、火口に落とされ鬼太郎と分離し、風呂敷に回収、牛鬼岩に再封印された。この事件は鬼太郎親子にも大きな教訓として刻まれることとなり、第43話のおどろおどろの事件では同じ事例として鬼太郎親子の回想シーンに登場している。
: 『妖怪千物語』では15話で鬼太郎と一反木綿の螺旋槍を額に受け倒されると喰われた人々を生きたまま吐き出し、宿主は牛鬼の特徴を残した死体となり指名手配犯とわかる。本体は鬼太郎に憑依し(鬼太郎のちゃんちゃんこは残っていた)、16話で目玉おやじの親心に打たれた迦楼羅によって海に突き落とされ鬼太郎から分離、袋に回収、牛鬼岩に封印された。口から吐き出すよだれ(一反木綿曰く「臭い」)を武器にするが、鬼太郎に寄生後は毛針を使用した。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』では特定条件下で仲間にできる。鬼太郎に寄生しながらも説得を受け、それを酌んだ迦楼羅によって寄生能力だけ封じられ、自分の体を持
; [[逆柱]](さかばしら)
: 声 - 北川国彦(第1作)、矢田耕司(第3作)、高木渉(第4作)、[[稲田徹]](第5作)
: 伝承では上下が逆の古い木材で作られた柱の妖怪。本作では「げた合戦」に登場する。
: アニメでは第1作第44話初登場。伝承通り上下が逆の柱が本体で、偽下駄は自分の一部で作った物。弱点は木材なので燃える
: 第4作83話ではぬらりひょんに騙された。
: 第5作では妖怪横丁の寺に住む。逆向きではひねくれた性格になるが、正しい向きに直されるとおとなしくなる。
; 花子 / ミチル
: 声 - [[山口奈々]](第1作)、[[荘真由美]](第3作)
: 花の[[妖精]]。「げた合戦」に登場。原作やアニメ第1作では気位が高く、普段は鬼太郎やねずみ男を軽蔑して口も利かないが、丸毛に貯金を盗まれ
: 1980年代『最新版』では第1話で後姿のみ登場。
: 小説「水木しげるの妖怪ふしぎ話」では「ミチル」と改称されている。
: 第3作第84話や地獄編に登場する同名のキャラクター(声 - [[山本百合子]]、[[片石千春]]〈地獄編〉)は人間であるため無関係。また、「トイレの花子さん」とも関連の無い別個の存在。
; [[あまめはぎ]]
: 声 - 杉浦宏策(第1作)、[[槐柳二]](第3作)、[[上田敏也]](第4作)、[[飛田展男]](第5作)、[[蟹江俊介]](第6作第48話)、[[寺崎千波也]](第6作第97話)
: 伝承にもある妖怪だが、本作では「こま妖怪」で伝承とは異なる姿のコマ回しが得意な妖怪として登場。頭にキノコを生やしている。子どもの足の裏の皮を食べるのが好きで、その妨げになる鬼太郎を倒そうとする。一度はコマ試合に敗れ引き下がったが、ねずみ男にイイナリ茸を食べさせて操り、鬼太郎を妖気消滅地帯に誘き出して術を封じ痛めつけた(あまめはぎのコマ技は妖気を必要としない)。だが脱出されて敗北
: アニメでは第1作第35話初登場。
: 第3作では第21話登場。「スーパーあまめはぎ」というフルパワー形態 : 第4作では第52話登場。大雪でコマ神木が倒れ復活。子供好きで足の皮は食べないが、コマを粗末にする子供達
: 第5作では第31話登場。土の中に眠っていたが、ねずみ男に頭のキノコを取られたことで土から出てきた。ねずみ男と手を組み、キノコを餌に子供達を襲
: 第6作では鬼太郎と敵対せずほぼ群衆扱いで、第23話ではアパートにて、子泣き爺やがんぎ小僧、傘化けと共に酒を飲んでいた。その後、第34話では冒頭で妖怪慰安旅行にねずみ男は参加禁止の通告をし、第35話ではアニエス追放運動に参加しアニエスに石を投げつけたりしていた(猫娘を始めとする鬼太郎ファミリーが庇ったため中断)。第48話では妖怪に恐怖を抱きやられる前に妖怪たちを殲滅せんとする人間たちが調布のゲゲゲの森の入り口になだれ込もうとしてきたことから、もう我慢できなくなり他の妖怪たちと共に戦おうとする。その際、砂かけ婆や子泣き爺に「落ち着くんじゃ」「鬼太郎たちも戻ってこん、待ってくれ」と制されるが、「その前に俺たちが人間にやられちまう」と聞き入れなかった。第95話では妖怪大同盟の一員になっていたが、ベアード撃破後は人間や他の妖怪と共に喜んでいた。コマ回しは第6ED映像で披露。
: また、彼と外見が似ている妖怪「物の怪」(小豆洗いとも似ている部分がある)が「鬼太郎夜話」に登場している。
; [[手の目]](てのめ)
: 声 - 富田耕吉(第1作)、銀河万丈(第3作)、[[石塚運昇]](第5作)、[[茶風林]](第6作)
: 『手の目』(アニメ化第1作37話)に登場。顔ではなく両の掌に目がある妖怪。本作では、その眼光を浴びた相手の手を一日に数時間操れる
: アニメ第3作ではまず妖怪大裁判で百々爺の取り巻きとして登場。77話では餓鬼と共に洞窟に封じられていた
: 第5作では第47話初登場。天邪鬼とコンビを組
: 第6作では89話登場。本来はいたずら程度の悪さしかしない妖怪だったが、人間が妖怪を虐げる法律「妖対法(妖怪による不当な行為の防止等に関する法律)」を作ろうとしているとぬらりひょんから聞かされて人間を憎悪するようになり、「妖対法」の関係者の手を操り次々に殺害していた。鬼太郎の手を操ることで依頼人の弁護士・'''壬生陽子'''(みぶ ようこ、声 - [[水沢史絵]])を殺害しようとするも、ねこ娘が鬼太郎の手を切断したことで失敗
; 人食い島(ひとくいじま)
: 声 - 青野武(第4作)
: 「人食い島」(初アニメ化第1作42話)に登場。和歌山県佐々岡村の沖に千年も前から住み、海神として毎月二人の生贄を村に要求し続けてきた。逆らうと嵐や大波を起こす。生贄は海神の
: 第3作では元々は大人し
: 第4作では動いたり話したり
: 『新妖怪千物語』では昔は暴れ者だったが今は封印されて大人しくしている。封印の祠を上海かに坊主に悪用されて操られ、鬼太郎に助けを求め
; [[ムジナ]]
: 声 - 大塚周夫(第1作)、[[安原義人]](第3作)、高木渉(第4作)、根本幸多(第6作)、野沢那智(異聞妖怪奇譚)
: [[アナグマ]]の異称とされる、人を化かす獣。原作・第4・6作では鼻が尖った奇妙な外見だが、第3作ではかなり屈強な外見をしている。
: 『おりたたみ入道』(初アニメ化第1作第38話)に初登場。ねずみ男そっくりに化け(服には模様が入っている。アニメ第1作ではヒゲが少ない)子供たちから金を騙し取
: 第3作13話では
: 第4作36話でもねずみ男を騙し妖怪アパートに忍び込
: 第6作では50話に登場。今作ではおりたたみ入道とは組んでおらず、鵺からの命令で彼に化けて人々をさらい、廃墟となった鉱山労働者の集合住宅内で生気を吸い取っていた。鬼太郎と対戦になった際に自ら正体を明かし、「自分は鵺に脅されただけだ」と白状する。鬼太郎を追って来たねこ娘(地獄から復活した直後の幼女形態時)を人質に取り、見逃してもらおうとするが、零に本物の鵺の居場所を吐かされた挙句、殺され
: 妖怪千物語では善良な性格で
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』では悪役として登場。見た目だけでなく声もねずみ男そっくりだったので鬼太郎達にはバレなかった。
: ムジナがねずみ男に化けた際に着ていた模様の入ったマントは、他の水木短編作品でねずみ男本人が着用して登場する話も何度か描かれている
:; [[折り畳み入道|おりたたみ入道]](おりたたみにゅうどう)
:: 声 - 内海賢二(第1作)、大竹宏(第3作)、川津泰彦(第4作)
:: 『おりたたみ入道』(初アニメ化第1作第38話)から登場した[[ビックリ箱]]のような妖怪で、むじなの背負うつづらの中にいる。
:: 大きな口で何でも飲み込んでしまう。つづらの中に入ると無敵の防御
:: アニメ第1作のみ、正体が[[かかし]]とされており、育つのに100年掛かる
:: 妖怪千物語ではねずみ男(本人でむじなとは無関係)を唆して背負わせる
:; かぶきり小僧
:: ムジナが幼い少年に化けた姿。人里の周辺に住んでおり、時々子供たちと遊んでいるという。「水飲め」と声をかけるが、その理由はわかっていない。
:: 第5作では千葉県代表妖怪四十七士として覚醒。 :; レン
::
; [[雲外鏡]](うんがいきょう)
: 声 - 杉浦宏策(第1作)、大竹宏(第3作)、[[鶴ひろみ]](第3作・仮の姿・クモ子)、[[田中亮一]](第4作)、[[久川綾]](第4作・仮の姿)
: 「鏡合戦」(初アニメ化第1作29話)に登場。二千年以上経った銅鏡から生まれた妖怪で、少女の姿に化け、ねずみ男を利用して鬼太郎に近付き、鏡の中に閉じ込めた。少女の姿は仮の姿で本来の姿は長い髪を生やした巨大な頭
:
; [[化け猫]](ばけねこ)
: 声 - 永井一郎(第1作)、[[京田尚子]](第3作)、青野武(第4作)
: 猫妖怪の総称としても使われるが、「ばけ猫」(アニメ化は第1作41話)では自動車に轢殺された猫達の亡霊として一個体が登場。自動車への復讐としてトラックに化けて突進、それで事故を起こした運転手は[[外傷性頸部症候群|ムチ打ち症]]ならぬ「猫うち症(いわゆる猫憑き)」に罹ってしまう。鬼太郎はねずみ男の運転する車でトラックを追跡して霊界に入るが、亡霊猫の群れに包囲される。ねずみ男が焚いたマタタビの煙(第4作では砂かけ婆の着物の袖に仕込んであったマタタビ香)で猫を眠らせ逃げ帰り、慰霊碑を建てて猫の霊を鎮めた。アニメでは猫の霊が集合して巨大な猫の姿にもなる。第1作では鬼太郎との格闘の末に足場が崩れ落石に潰され、鬼太郎に慰霊塔を建ててくれるよう言い残して絶命した。第3作では身を投げ出した鬼太郎に「お前たちを悼んでいる人間もいるんだ、僕を責めて気が済むならやってくれ」と言われ引き下がる。
: 第4作62話「怪奇!ばけ猫街道」では、交通事故に遭う猫達の守護者的存在で、犯人の人間たちを強く憎
:; [[猫又]](ねこまた)
:: 声 - 江川央生(第4作)
:: 歳を経て妖怪化した猫で、尾が二股に分かれている。初登場はアニメ第2作7話。「猫町切符」(初アニメ化第4作28話)では「猫町」の元締め。原作では人間が猫になる猫町切符を発行
:; ジーダ
:: 声 - [[千葉順二]](第2作)
:: 第2作7話(
:; 猫子(ねここ)
:: 声 - (アニメでは全登場作品において台詞なし)
:: 鬼太郎の友達として『[[週刊少年サンデー]]』版に登場。
:: 和服姿のボサボサ頭で、釣り目で円い頬の顔つきをした娘。ねこ娘と同じ性質を持ち、自身は「妖怪の一種」「人類には興味ない」など、本編内で人間ではないと言及し、猫が人の姿に変身して妖怪化した化け猫の一種のようにも解説されるが、関連書籍ではねずみや魚を見て化け猫と化す奇病を持つ人間であり、妖怪ではないとの記述もあり<ref name="nazozenshi">{{Cite book|和書|author=佐々木卓|editor=水木しげる監修|title=ゲゲゲの鬼太郎 謎全史|year=2002|publisher=[[JTBパブリッシング]]|isbn=978-4-533-04246-1|pages=74-75頁}}</ref>、純粋な猫の化身妖怪なのか、妖怪的な奇病を持つだけで本来は人間なのか、作中でも厳密には不明確になっている(ねこ娘やねずみ男のような「半妖怪」との言及もない)。寝子と共にねこ娘の仲間とも扱われている<ref name="kitarouhyakka">{{Cite book|和書|title=ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大事典|year=1985|publisher=[[講談社]]|series=ポケット百科}}</ref>。
:: 原作本編では、ねこ娘同様に登場時は鬼太郎に惚れていたが、『週刊少年サンデー』版以降は明確に登場している描写がなく<ref group="注釈">鬼太郎の青年期を描いた『続ゲゲゲの鬼太郎』の「猫娘の巻」で、怪奇女子大の不思議学科に在籍する女子大生の猫娘が登場。両頬にねずみ男のような髭を生やし、豪華なコートを着込み、かなり高慢な性格となり、鬼太郎親子と一緒にいたねずみ男を追い払うが、逆にねずみ男の罠にもはまり、古書の中に吸い込まれて姿を消した。さらにその後の『新ゲゲゲの鬼太郎』で、鬼太郎と同じ墓の下高校の生徒として別の猫娘が登場。こちらは『続』とは外見が大きく異なり、マガジン版と同じワンピース姿で前髪を左右に分けて後ろ髪をおさげにしていて、『ゲゲゲの鬼太郎挑戦シリーズ』の「地上絵の秘密」にも登場し、[[1980年]]に劇場で上映されたアニメ第2作第37話の再編集版『ゲゲゲの鬼太郎 地相眼』(第2作DVD-BOXに収録)用に描き下ろされたカットや、同年に小学館より刊行の『鬼太郎大百科』でも一部おさげ髪のねこ娘のイラストがあることから、マガジン版とアニメで現在まで定着して認知されているおなじみの「ねこ娘」と同一人物らしきことも示唆されている。そのため逆算的に消息不明となった女子大生猫娘の方が、(ねずみ男に襲い掛かる際の仕草も似た描写が成されているなど)サンデー版以降登場しなくなった猫子の可能性も暗示されているが、女子大生の方もあくまで「猫娘」としか名乗っていなかったため、こちらが猫子の成長した姿(同一人物)だったかは不詳なままである。</ref>、アニメでも原作における猫子の描写のほとんどが、ねこ娘の行動として描かれているが、第2作第19話(「釜鳴り」)など原作で仲間たちと一緒に登場する場面(いわゆる[[モブキャラクター|モブシーン]])において、ねこ娘が別に登場する一方で猫子も登場している場合もある。
:: 第4作40話(「夜の墓場は運動会!」)では、ねこ娘とは別に猫子も3シーンだけ登場し、夜の墓場で行われる「妖怪運動会」に他の多数の妖怪たちと共に集まって参加していた。
:: 第6作第1話(「妖怪が目覚めた日」)では、レギュラーヒロインとして存在するねこ娘とは別に、アニメキャラ「ニャニャニャの猫子さん」として描かれている。
::{{main|猫娘 (ゲゲゲの鬼太郎)}}
:; 三毛(ミケ)
:: 「雪姫ちゃん登場」に登場。誘拐事件が起きた村の少年の家に、少年の祖母の代からいる雄猫。少年達に鬼太郎を紹介し、捜査の間は雪姫の子守を引き受け
:; ノラ
:: 声 - 島田敏(第5作)
:: 第5作に登場。人間に育てられた猫が成長した。富山県出身で薬の専門家。97話にて人間を恨んで猫ショウになった兄弟を救いたい一心で妖怪四十七士に覚醒
:; [[猫魈]](ねこしょう)
:: 声 - 島田敏(第4作)、[[櫻井孝宏]](第5作)
:: 猫又が修学を積み、より強い妖力と無限の寿命を得た者。
:: 原作「妖怪猫魈」(初アニメ化第4作108話)では、ある学者が発見した「若返り法」の論文を盗んで食べた猫又が猫ショウになる。その方法は他者の生気を奪うことであり、人間や妖怪の生気を吸って最強の妖怪になろうと
; [[姑獲鳥]](うぶめ)
: 声 - 高橋和枝(第1作)、杉山佳寿子(第3作)、三田ゆう子(第4作)、[[山崎和佳奈]](第5作)、[[勝生真沙子]](第6作)、[[尾小平志津香]](異聞妖怪奇譚)
:
: 第3作では第24話登場。伝承の通り、道端で出産し亡くなった女性の魂が変じた妖怪で、親の役目を果たせなかった
: 第4作では第81話登場。
: 第5作では第65話登場。今までと同じくねずみ男が復活させたが、他のシリーズと全体的な設定が大幅に異なっており、生前
: 第6作では第47話登場。親がそばにいない赤ん坊を住処に連れ去る習性があり、自身は「助けた」と
; [[後神]](うしろがみ)
: 声 - 小串容子(第1作)、[[池田昌子]](第3作)、江森浩子(第4作)、[[土井美加]](第5作)、[[桑島法子]](第6作)
: 『後神』(初アニメ化第1作61話)に登場。
: 二つの目だけが付いた真っ黒な顔を持ち、足がなく浮遊する女の妖怪
: 第5作では第86話に登場。ダム建設で住処の祠を失い、人間の少女・真奈美(まなみ、声 - 福圓美里)の家にたまたまあった妖怪サボテンを利用して家を乗っ取
: 第6作では第59話に登場。元々は山奥に住む気性の優しい妖怪だが、人間たちの土地開発で住処を失ってしまい、新しい家を得るため名前の「後神」をもじった「'''八代(やしろ)ミカ'''」と名乗って(人間のフリをして)人間の街の花屋で働いていた際、三田村(みたむら、声 - [[田中健大]])という男性に出会い交際していた。仕事の都合だと言って去った彼の「2週間したら戻る、そしたら一緒に暮らそう。窓から飛行場の見える家で」という約束を信じて待ち続けるうちに、「『窓から飛行場の見える家』で2週間待っていればきっと帰って来る」「彼が帰って来ないのは家を間違えたから、駄目ね私、彼に怒られちゃう」と純粋だった思いが次第に屈折していき、2週間ごとに窓から飛行場の見える家を妖怪サボテンに襲わせ移り住むという狂気じみた行いを繰り返すようになってしまった。鬼太郎は連続失踪事件として追っていた中、桃山家が襲われたとまなから知らされ対峙。サボテンを倒された後神は、彼女が三田村へ全財産を渡した事を(数日前にサボテンに捕食される直前)聞かされたねずみ男より「帰っちゃ来ねえよ、その男は詐欺師だ」と正論を指摘されるが否定して飛び出し、偶然見つけた三田村の元に向かう。しかし、ねずみ男が指摘した通り三田村は悪質な結婚詐欺師で、その時も別の女性を口説いており、既に用済みとなった後神へ冷酷な態度で素知らぬ振りをして追い返そうとし、激怒した後神は三田村に襲い掛かる。直後に駆けつけた鬼太郎にちゃんちゃんこで止められ、「これに懲りたなら、もう二度と女性を騙さないと約束して下さい。そうじゃないと僕は後神を止められません」と鬼太郎は三田村に警告してその場は収めたが、この時後神は泣き崩れるも三田村の今後の行動を直感したらしく不気味な笑みを浮かべ、後神の予想通りにその後も三田村は性懲りなく女性を騙していた為、「やっぱり約束破ったのね。これからはずうっと一緒よ。あなたが死ぬまで…」と宣言した後神に取り憑かれる末路を辿り、鬼太郎に愛想を尽かされた。
:; 妖怪サボテン(ようかいサボテン)
:: 声 - 塩屋浩三(第3作)
:: [[サボテン]]の妖怪で、後神の相棒。愛称サボちゃん。花を伸ばして人間を捕食して養分にし、その度に瘤が増えていく。後神が狙った家の住人を捕食させたが、鬼太郎を食べた際に体内からの指鉄砲で退治され、食べられた人々は解放され
:: アニメ版ではシリーズによって、棘を射出したり(アニメ第3、4作)、民家に入る程度の巨人型になったり(第4、6作)、催眠ガスを吹いたり(第5作)する。第3作では体内は広間のようになっていて、獲物は暫くしてから消化液で溶かされる。自我が強く人語も話し、後神の事情と彼女に同情して加担したことを呑み込んだ鬼太郎たちに語る。後神に惚れているとねずみ男に指摘され照れていた。後神が降参しても獲物を解放しようとせず、
:; 妖怪毒サボテン(ようかいどくサボテン)
:: 『血戦小笠原』に登場。後神の相棒として登場した妖怪サボテンとは別種。ドラキュラたち吸血妖怪団が罠に使用。汁や射出する棘に強力な麻痺毒を持ち、
; [[陰摩羅鬼]](おんもらき)
: 声 - 北川国彦(第1作)、北村弘一(第3作)、佐藤正治(第4作)、[[中尾隆聖]](第5作)、[[檜山修之]](第6作)
: 三つ目で蝙蝠の翼を生やした鳥のような姿の妖怪(水木の絵では人面鳥で口から火を吐く)。『陰摩羅鬼』(初アニメ化第1作64話。
: 第3作49話では
: 第4作24話では後継者の絶えた寺の供養不十分な霊の無念から生まれ、寺の娘だった'''小池小百合'''(こいけ さゆり、声 - [[三浦雅子]])を蘇らせ操り、寺を潰した村人を襲う。小百合はねずみ男を婿に迎え寺を継いで貰おうとするが、
: 第5作50話では祠の上に館を建てられ生贄を断たれた復讐に、
: 第6作では80話に登場。まなの同級生・'''高木努'''(たかぎ つとむ、声 - [[白石涼子]])の急死した母(声 - 浅野真澄)の遺体に憑依し、努や周囲の人間の生気を吸い取っていた
: 第6作準拠の小説「陰摩羅鬼・外伝」にはアニメ80話とは別設定で登場。
; [[彭侯|ほうこう]]
: 声 - [[仁内達之]](第1作)、[[玄田哲章]](4作)、[[池田勝]](第6作)、[[宮澤正]](異聞妖怪奇譚)
: 「妖怪ほうこう」(初アニメ化第1作65話)に登場。漢字では彭侯と書く。般若と天狗が混ざったような顔をした妖怪
: 第4作では41話登場
: 第6作では83話登場。原作通り四元素の姿に分裂
: 『新妖怪千物語』ではぬりかべを騙して、すねこすりを漬物にする為の漬物石にした。
: なお、地水火風を操る能力は本作独自のものであり、伝承のほうこうにそのような能力を使う設定は無い。
: 『異聞妖怪奇譚』では敵妖怪として登場。こちらでも分裂能力を披露した。
:; 地ほうこう
:: 声 - 永井一郎(第1作)、[[岐部公好]](第4作)、[[高塚正也]](第6作)
:: 地の能力を持つほうこう。体色は黄色。体を砂や鉄のように変化させたり、地と一体化させる。第6作では地割れを起こしたり、念力で土塊を浮かび上がらせて相手にぶつけて攻撃する。
:; 水ほうこう
:: 声 - 北川国彦(第1作)、稲田徹(第4作)、[[落合福嗣]](第6作)
:: 水の能力を持つほうこう。体色は青。水流を起こす攻撃をする。第6作では水の粒を弾丸のように飛ばして攻撃する。
:; 火ほうこう
:: 声 - [[杉浦宏策]](第1作)、増田均(第4作)、[[池田勝]](第6作)
:: 火の能力を持つほうこう。体色は赤。炎を吐いて攻撃する。第6作ではほうこうの本体という設定で、火山の如く噴火し住宅街に火災を起こした。
:; 風ほうこう
:: 声 - 富田耕吉(第1作)、[[増谷康紀]](第4作)、[[新井良平]](第6作)
:: 風の能力を持つほうこう。体色は緑。竜巻を起こしたり、体を回転させて体当たりする。第6作では口から突風の息を吐く。
; [[泥田坊]](どろたぼう)
: 声 - 永井一郎(第2作)、塩屋浩三(第3作)、増田均(第4作)、[[大場真人]](第5作)、[[谷昌樹]](第6作)
: 「泥田坊」(初アニメ化第2作1話『妖怪復活』)で登場。体が泥でできた隻眼の巨大な妖怪で、「田を返せ」としか喋らない(第3作と『妖怪千物語』では普通に喋っている)。本来は水田に住む妖怪(第4・5作では水田の守り神のような存在、第6作では苦労して開墾した水田が息子によって他人の手に渡り、悲しみながら死んだ農民の父親が死後妖怪化した存在)だが、田を奪われた事によって出現し暴れ出した(田を奪われた理由は原作で基地建設、第2、4作で[[減反政策]]、第3作で新幹線開通、第5作で宅地造成、第6作でゴルフ場建設・メガソーラー発電所建設とシリーズにより様々)。口から粘着性の熱い泥を吐き、原作及び第5作ではこの泥を浴びると高熱を出して寝込んでしまう。水が力の源であり、水分があれば何度でも再生する能力を持つ
: 第6作54話では30年前に鬼太郎に倒されて以来眠りについていたが、ゴルフ場跡地にメガソーラー発電所を建てる再開発工事が始まったことで目覚め、工事関係者を再び襲い始めた。口から光線を吐く。鬼太郎は人間たちに工事をやめさせるから時間をくれと泥田坊の説得を試み、工事責任者の建設会社社長・'''黒須'''(くろす、声 - [[山路和弘]])<ref group="注釈">黒須は30年前の騒動で当時の社長だった父親を亡くし、自身も右目を失う怪我を負っており、鬼太郎とも面識があった。</ref> にも死者が出る前に工事を中止するよう警告するが、黒須はメガソーラー発電所は財政破綻寸前の市の希望であり、既に多くの人や金が動いているため中止はできないと無視する。鬼太郎は30年前の事件で死傷者を出すまで暴れた泥田坊をやむなく退治したが、住んでいた田を人間の一方的な都合で奪われた境遇には強く同情しており、事情も省みない人間たちの態度には激怒していた。しかし、今回の事件では黒須から人間側の事情も聞かされ、どちらの言い分も一理あると悩むようになった<ref group="注釈">黒須は30年前の事件で妖怪を憎んでいたが、子を持つ父親となったことで、子供たちの未来を作るために何としても工事を成功させたいという強い信念を持っていた(死亡した父親も同様の思いを持っていた)。</ref>。そして結論も出ないまま、黒須は泥田坊と決着をつけるために戦いを挑み、熱に弱い泥田坊を多数の照明の光熱で乾燥させ粉々にするが、直後に降った雨で再生・分裂した泥田坊が黒須と息子の'''大輝'''(だいき、声 - [[高橋花林]])を襲ったため、鬼太郎はやむを得ず体内電気と髪の毛針で泥田坊を倒し、再び眠りに就かせた。その後メガソーラー発電所の建設は、ねずみ男が妖怪の出現をマスコミにリークしたために一時凍結を経て中止となり、黒須親子は跡地に泥田坊の墓を建てて弔った。なお、黒須親子は最終話で鬼太郎を応援していた。
: 『妖怪千物語』の妖怪大裁判編ではぬらりひょん配下。田とは無関係。呼子を[[人質]]に横丁住民が鬼太郎の弁護をしないように脅迫し、凶悪な妖怪の雰囲気を出して
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』では敵として登場。特定の条件を満たすと仲間にすることが可能。
:; ベビー泥田坊
:: 声 - 鈴木麻里子(第4作)
:: アニメ第4作22話に登場した泥田坊の子供。一見、全身隈なく泥を被った人間の子に見える。人間の少年と仲良くなり、二人で親達の衝突を止めようとした。水に溶けてもすぐ再生する。
; [[土転び]](つちころび)
: 声 - 槐柳二(第3作)、古谷徹(第4作)、高戸靖広(第5作) 、[[間宮康弘]](第6作)
:
: 『新編』では同名の別個体が登場する。こちらは一眼と触角を持つ姿をしており、食糧として育てたドングリ林を人間に伐採された事を怒り、跡に植えられた杉林や村を潰し回った。鬼太郎親子も押し潰されて球体に吸収されそうになったが、リモコン髪で触角を結んで平衡感覚を奪う。土転びは鬼太郎を分離して触角を解いてもらい、人間側を説得してもらう事で鎮まった。
: アニメでは第2作第11話初登場。滅んでいた者が工業排水の作用で復活したとされる。猫娘から妖力を奪って老化させたり、火を吹いたりする。
: 第3作では住んでいた祠や眺めていた古い村がダムに水没したことに怒り、ねずみ男に「村の電気を奪えばダムは無くなる」と騙され人間
: 第4作では第73話登場。本作でも既に肉体を失って魂のみが祀られた存在として登場。ありとあらゆるエネルギーを栄養源にする。本来は旅人を脅かして楽しむだけの、人間好きで親切な愛らしい妖怪で、人間の傍にいたいが為、肉体が滅びた後も魂だけで山の中の祠に留まり人間を見守り続けてきた。その後、祠の一帯が開発され、祠自身もダムの水中に沈んだ(この時点では、水中に沈めば人間を見守る事ができなくなるが、それでも人間の生活の方が大事だと身を引いていた)。しばらく水中で眠っていたが、日照りで水底が露呈し目覚め、魂だけでしばらくぶりの人間社会を観察しに出かけた。そこで、人間共の電気の浪費ぶりと有難味を持たない心、自分がどんな想いでダムに沈んだで葛藤し、怒りが爆発して、人間に灸をすえる意味も含めて大切なもの(電気)を奪う事を決意。ちょうどその折、日照りにもかかわらず発電量を上げるように要求されたダムの発電所職員(所長)が、困り果てながらも電気を浪費する人間に怒りを覚ていた事に目を付けて憑依、人間の体を借りて実体化し、野球場や空港、遊園地や都心部など人間社会の方々で停電を起こして大騒動に達した。電線から大量の電気を吸い取り巨大化した。なお、土ころびの体内では所長と土ころびのそれぞれの意識が共存し協力して行動していたが、まだまだ怒りの収まらない土ころびと十分に人間に罰を与えたとする職員側とで相違が発生し、体から追い出そうとする所長にやけを起こした土ころびが所長の意識を眠らせて体を乗っ取った。地方の火力発電所まで鬼太郎たちを引きずり回し、そこでファミリーと交戦、発電所の炎や鬼太郎のゲタを食べたり鬼太郎の下半身に食らいつき、それぞれのエネルギーと妖力でさらに巨大化。だが、自らの想いを曝けた土ころびに鬼太郎が更なる妖力を送り込み、所長の意識も説得するが固執し続け、耐えられなくなった土ころびは体内から電気や炎を吐き出しながら破裂した。その後、痩せ細った職員が発見され、土ころびの魂も山へと帰っていった。憑依された所長は土ころびを「さん」付けして尊敬し、大量の死傷者を出す寸前に事態を発展させた事を目玉おやじに叱責されるが、同時に同情もされた。
: 第5作では第48話登場
: 第6作では
: 『新妖怪千物語』では豆腐小僧の一族の隠れ山里の番人。決められた時季以外に入って来た豆腐小僧と鬼太郎を追いかけ、彼らを襲う骨女とわいらに遭遇し突き飛ばした。
; 髪さま(かみさま)
: 声 - 北川米彦(第2作)、[[野本礼三]](第3作)、掛川裕彦(第5作)
: 髪の毛のみの姿の妖怪。[[八咫鏡|八咫の鏡]]の神通力によって、人間や妖怪の髪の毛を奪う
: 『妖怪千物語』では毛目玉に坊主頭の少年を騙させ、人々の髪の毛を奪いそれをエネルギー源にして、人間界征服を企む妖怪として登場。毛柱で人を髪ごと集めたが、少年に鏡を壊されて力を失ってしまう。
: 鏡を割られた時、原作やアニメ第3作・第5作では妖力が弱まって降参したが、第2作と千物語では完全に動けなくなった。
=== 1960年代マガジン版・アニメ第1作初出(味方としても登場した者) ===
; [[輪入道]](わにゅうどう)
: 声 - 銀河万丈(第3作)、郷里大輔、増谷康紀(第4作)、[[三宅健太]](第5作)、江川央生(第6作)、[[西松和彦]](異聞妖怪奇譚)/ 演 - [[西田敏行]]
: 炎を纏った車輪に、厳つい入道顔が付いた妖怪。原作は「ダイヤモンド妖怪」
: 第3作5話では砂かけに懲らしめられ千年眠っていたが、ダイヤ目当てに出入りする人間に
: 第4作5話では「欲望の墓場」と呼ばれるゴーストタウンの廃墟ビルの地下に住みつき、ねずみ男と組んで彼がダイヤ商売で集めた主に欲深な人々をダイヤモンドに変えて魂を食っていた。魂を食うと大きくなり体の一部が欠けても炎を纏って修復できる。炭素光線を返されないように住処の鏡を全部砕く抜かりのなさもある。
: 第5作では妖怪横丁の住人として登場、敵対しておらず、妖怪四十七士の京都府代表に覚醒した。
: 第6作では第13話登場。顔の色は緑になっている。最初は第4作同様の手口でねずみ男と組んで概ね傲慢な人間たちの魂を食
: 実写劇場版では子泣きの旧友。必要な車輪の数の分身を出して車両と合体できる。鬼太郎の頼みで妖怪機関車を動かしたほどの実力者だが、妻の和江(ろくろ首)には頭が上がらない。
: 『妖怪千物語』では西洋妖怪との戦いで鬼太郎に加勢した。その後、19話「炎上!輪入道」では敵として現れ、第4作同様の手口でねずみ男と組んでダイヤに釣られた人々を餌食にする。激しい炎で鬼太郎の攻撃をほとんど遮るが、電撃が弱点でスプリンクラーの水で通しやすくなった体内電気スパークを受け消滅。そして、29話「妖怪大レース」で鬼太郎の妖怪自動車として登場。
: 輪入道が車輪となる妖怪車両を以下に列挙する。
:; 妖怪自動車(骸骨型)
:: 車体は恐竜の頭蓋骨、ヘッドライトは鬼火。車輪となる輪入道は4体。初登場は少年マガジンの特集記事「大妖怪ショッキング画報」。物語への初登場は水木プロ原作の「最新版」第6話で、夜行さんとの戦いに備え目玉おやじの設計図に基づき改造
:: アニメ初登場は第4作37話。夜行さん
:: 第6作は第6EDにて夜行さんの作ったラジコンとして登場。
:: 『妖怪千物語』29話では鬼太郎の車としてレースに参戦。水虎にガソリン爆弾を投げられるが輪入道と鬼火で爆炎をおいしく吸収。終盤ベアードの光線で大打撃を受けるが、鬼太郎の体内電気を注入してのハイブリッドパワーで逆転優勝した。
:; 妖怪戦車
:: アニメ第3作にて劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』や78話、92話に登場。夜行さん
:; 妖怪機関車
:: 夜見の国へ行ける蒸気機関車型の乗り物。輪入道は左右の前輪と動輪に計4体の分身を付け、本体は前方の罐蓋に付く。
; マンモス男(マンモスおとこ) / むく邪羅(むくじゃら)
: [[声優|声]] - [[屋良有作]](第3作)
:
:;
::
; 海じじい(うみじじい)
: 声 - 北川米彦(第1作・第3作)、[[丸山詠二]](第4作)
: 老いた[[浦島太郎]]のような外観の妖怪。「妖怪獣」の終盤にて大なまずを氷流しにして自分ごと凍らせた鬼太郎の溶液を極地で発見し、玉手箱に詰めて目玉おやじの元に連れ帰
: アニメでは第1作22話、第3作57話、第4作111話に登場。
; [[磯女]](いそおんな)
: 声 - [[麻生美代子]](第1作)、山口奈々(第3作)、上村典子(第4作)、[[真山亜子]](第5作)
:
: アニメ第1作では原作同様に人間をさらおうとした。鬼太郎との対戦で呑み込んだ鬼太郎の空気ポンプの術で膨らむ赤ん坊(声 - 小串容子)を磯女が押さえ続けるが、妖力が尽きて共に石化してしまい倒れた。
: 第3作では赤ん坊(声 - [[三輪勝恵]])とは本当の親子であり、昔から人間と共存してきた心優しい妖怪だったが、悪い人間がレジャーランド開発のために住処である磯を埋め立てようとしていることに怒り、磯に近づいた人間をさらっていた(さらわれた子供の家族も、住民のことを考えない開発の被害者だった)。鬼太郎と対戦後は、事情を知った彼らに破裂した赤ん坊を助けて貰って和解し、協力して住処を乱開発しようとする人間を懲らしめる(この時赤ん坊と子泣き爺とのコンビで、船を沈めた)。その後、鬼太郎の海の仲間として度々登場した。
: 第4作では大昔に人間をさらって食べていたが、警告の祠を作られたことで永い歳月縄張り内の海中深い洞窟で沈黙しており、現代人が自身の言い伝えを忘れて傲慢さから縄張りに近づくようになったため人間をさらって食べる事を再開した。鬼太郎とは空気ポンプの術で破裂後も本体の赤ん坊(声 - 三田ゆう子)の姿に再生して戦いを挑み、伸縮自在の腕で鬼太郎達を苦戦させるもが、ねこ娘の機転でねずみ男の屁を掛けられて苦しんでいる所をちゃんちゃんこ包みで倒された。
: 第5作では第3作同様に赤ん坊(声 - [[嶋方淳子]])とは本当の親子であり、赤ん坊は言葉を話せた過去作品と違い精神的には人間の赤ん坊と大差ない。昔から立ち入りが禁じられている自分たちの縄張りに侵入する人間が増え敏感な赤ん坊が頻繁にぐずるようになった為、磯女が縄張りに踏み込んだ者を捕らえおしゃぶり代わりとして住処に閉じ込めていた。鬼太郎は空気ポンプの術で赤ん坊を抑えて話し合いに応じさせ、家族の事を案じる気持ちは人間も妖怪も変わらないと磯女を諭し、今後人間を縄張りに入れないと約束して捕われた者達を解放させた。劇場版で妖怪四十七士の長崎県代表に覚醒。
: 『妖怪千物語』では、妖怪獣'''タコ男爵'''を生み出すために子供を集めてきた。水を槍状にして攻撃する能力をもつ。
; [[雷神|かみなり]]
: 声 - 郷里大輔(第3作・第4作)、宝亀克寿(第6作)
:
: 初登場は「電気妖怪」(初アニメ化第1作第25話)。空中に浮かぶ巨大な岩に住んでいたが、相次ぐドライアイスによる人工雨の実験に怒り、調査に来た雨山博士の乗っているヘリコプターを墜落させて博士をさら
: 第3作第23話では雨山博士が開発した雷から電力を得る装置「エレキテルII」の実験で自分のエネルギーを奪われたと怒り、雨山博士をエレキテルIIごとさら
: 第4作では、
: 第5作では雷獣がかみなりと同様のポジションで第10話に登場し、かみなり自身は未登場。
: 第6作第5話では現代人が雷を畏れ敬わなくなったことに怒り、ねずみ男とヤクザの組長・'''雨山'''(あめやま、声 - 桐本拓哉)と出会って手を組み二人が立ち上げた電力会社の供給元になる。最初は電力収益で得た贅沢な暮らしや会社のマスコットキャラクターとなった「かみなり様」の人気に満足しており、ひょんなことからニュースキャスターの女性(声 - [[元吉有希子]])に惚れてしまい、いかつい雰囲気から別人のような姿でテレビに出演して彼女を嫁にしようとする<ref group="注釈">ねずみ男が「キャラが作れていない」「ちょっとした手品」などと誤魔化して止めに入ったため、かみなりに攻撃されていた。</ref> などコミカルな面も見せていたが、次第に増長してねずみ男の手を焼かせるようになっていき、ついには電力会社社長から市長になった雨山の指示で会社の脱税と贈賄を調査していた週刊雑誌の女性記者・'''五十嵐ゆり子'''(いがらし ゆりこ、声 - れいみ)を襲って感電死させるまでエスカレートする。鬼太郎に目を付けられることを恐れたねずみ男に活動を自重するように言われるが却って自尊心を刺激されて暴れだし、人間たちへの見せしめとして電力会社のある町を滅ぼそうとまでしたため鬼太郎たちと対峙。過去作同様に鬼太郎に放った電撃を吸収・放電されて消滅した。
; [[朧車]](おぼろぐるま)
: 声 - 山口奈々(第1作)、佐藤正治(第3作)、大友龍三郎(第4作)
: 牛車に大きな鬼面が付いた姿の妖怪。
: 本作では目から放つ光線と体当たりが武器。原作及び第1作では女性の妖怪だが、第3作や第4作では男性の妖怪として登場。初登場は「朧車」(初アニメ化第1作58話)。ぐわごぜの命令により怪気象を発生させていた。目から石化光線を放つが、原作や第1作では鬼太郎は石化されても動けて、怪気象が解けると同時に元に戻った。その正体は原作では蜂の巣に目が付いたような物体で、第1作・第3作ではお化け[[ハマグリ]]だった。『国盗り物語』では鬼太郎の仲間として登場。ゴーストカーによる失踪事件調査のため、鬼太郎たちを乗せ出動。車妖怪同士という事でゴーストカーとの交渉も受け持った。ここのみ鬼面は牛車本体ではなく、牛を繋ぐ部位に前輪と共に付いている。
: 第3作劇場版では石化された鬼太郎とぬりかべは完全に動けなくなり、元に戻すには朧車の涙が必要。カロリーヌとねずみ男によって涙を取られるも、激怒して二人に目掛け突進、カロリーヌが跳ねられ犠牲になった。カロリーヌの死によって怒りと悲しみに燃えたねずみ男は異次元妖怪たちをなぎ倒して石化した鬼太郎たちのもとへ辿り着き、涙を振りかけて元に戻した。その後国会議事堂の地下で鬼太郎と再戦した朧車は、ちゃんちゃんこ目隠しで光線を封じられオカリナ鞭で車輪を壊され、更にオカリナ剣で車体を砕かれ正体のお化けハマグリの姿に戻って絶命した。
: 第4作25話では数百年前の遺跡から発掘された牛車の木片が博物館で元の形に再現されたことで現代に蘇った。本作ではぐわごぜ達との直接かかわりはなく、ぐわごぜが中心になって暗躍した怪気象とも関連は言及されていない。何百年も自分が眠っていた丘を人間たちが壊そうとするのに怒り、工事を辞めさせようとして夜中に市内を暴走して多数の交通事故を発生させた。最後は鬼太郎の制止を振り切り工事車両に必死の体当たりをするも衝撃で大破。木片は引退する博物館長が引き取った。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではエリートの催眠術によって怪気象を発生させられていた。特定の条件で仲間にすることができる。
; [[枕返し]](まくらがえし)
: 声 - 北川米彦(第1作)、屋良有作(第3作)、[[肝付兼太]](第4作)、石塚運昇(第5作)、[[岩崎ひろし]](第6作)
:
: 夢を操る力と目に入った相手を眠らす砂(アニメ第5作のみ、この砂は砂かけ婆から盗んだ物)を持ち、塩に弱い。強面と渦巻き状の眉、肩胸を出した服(第3、4、6作では紫、第5作では緑)が特徴。初登場は原作「まくら返し」(初アニメ化第1作28話)。この原作やアニメ第1,4作では自分の領域に入った子供を夢世界に連れ去って食べようとした。原作と4作では塩で溶かされ、1作では動物園のバクに食われる。原作「羽衣」ではねずみ男に雇われ、彼と天女を取り合っていた鬼太郎に彼女に近付くと不運に見舞われる夢を見せ敬遠するようにした。
: 第3作では夢世界の番人として第19話初登場。ユメコの魂を使って廃れてきた夢世界を復興しようとし、彼女を守る鬼太郎たちには各々の弱点を突いた悪夢で苦しめた。だが獏に悪夢を食われ降参して妖怪証文に悪事をしないと誓約、またユメコの励ましで改心。第86話では封じられた妖怪を復活させる「妖怪香炉」をぬらりひょんに盗まれ、夢世界の異変を感じて助けに来た鬼太郎たちと共に戦う。
: 第
: 第5作第24話では子供の夢を壊す妖怪として登場。夢世界では彼の思ったことが本当になり鬼太郎も大苦戦したが、調子に乗りすぎて荒野となっていた夢世界が[[動物園]]を経営する夢を持つ子供と友人達の力で復活し、出現した動物園の獏に食べられてしまった。その後、妖怪大裁判に霊体で現れ鬼太郎に不利な証言をした。
: 第6作第14話では、かつて原作や過去のシリーズ同様に人間を夢の中に引きずり込んで魂を食べていたが、ある僧に叩きのめされ夢繰りの鈴を没収されて以来しなくなった。[[公共職業安定所]]の求人情報で求職活動をするも不採用の連続で途方にくれいていた内田アキノリの様子に異変が生じたことを知った息子のマサシは、友達のまなに相談し、まなから連絡を受けた鬼太郎・目玉おやじ・ねこ娘は「夢世界を操る」と言われる枕返しに注目し、そのため目玉おやじから人生に躓いた大人たちが夢に囚われ眠り続ける事件の犯人ではないかと疑われたが無実を主張。しかし、まながアキノリを救出するためにとった挑発作戦もあって枕返しは夢世界を案内し、鬼太郎父子やマサシと共に真犯人である「夢繰りの鈴の少女」や彼女と遊ぶアキノリらと対峙する。基本的に戦いを傍観していたが、夢を描く力に太刀打ちできない鬼太郎を見かねた目玉おやじの頼みでおやじの全盛期(病気になる以前の元気だった頃)の姿を再現して逆転させた。解決後は、夢の世界にはまってしまったねこ娘とまなに呆れていた。
: 第6作準拠の小説「3・11の獏」(「蒼の刻」収録)では、多くの人々が災害の悪夢を見る事件を調べる鬼太郎親子とまなを再び夢世界に案内する。
: 「妖怪千物語」では人間を眠らせ自分の夢世界に引きずりこみ魂を食べる妖怪として登場。夢世界では無敵だが、夢世界から出ると弱体化する。夢世界において、無力の鬼太郎を痛め付けるが、兄を救いたいという少年の勇気で蹴ったサッカーボールが当たりそのショックで霊力が戻った鬼太郎に体内電気で倒される。目玉おやじ曰く、枕返しはイタズラ好きだが本来は大人しい妖怪らしい。その後ぬらりひょんに利用され、妖怪大裁判で鬼太郎に不利な証言をした。最終的に妖怪横丁の住民たちの逆襲でさっさと逃げ出した。
; [[獏]](ばく)
: 悪夢を食べるという幻獣。
:本作では夢世界の妖怪をも食べ、枕返しにとっては天敵のような存在。初登場は「妖怪大裁判」(群衆扱い)で、アニメでは第1作第28話「まくら返し」(動物の[[バク]]と同一視)。なお、第3作・第5作に登場した獏は幻獣としての伝承の姿をしている。「鬼太郎のお化け旅行」第1話では夢を持った魂を食らう妖怪。世界遠征の夢を抱いた鬼太郎の魂を狙い寝ている間に繭で包み魂を呑み込む。だが目玉親父の魂に腹へ入り込まれ鬼太郎の魂を奪還された。
: アニメ第3作19話では枕返しとの戦いで鬼太郎に呼ばれ、悪夢を食いつくし枕返しを捕らえた。86話でも妖怪香炉から生じた悪夢の軍団を吸い取る為に呼ばれたが、多数の妖怪の怨霊でもある軍団は吸い切れず破裂してしまった。
: 第5作では子供の夢の中の動物園で枕返しが壊した檻から出た数頭のバク(動物)が獏(幻獣)に変化。枕返しを食べてしまった。
: 小説版「3・11の獏」では[[東日本大震災]]被災者たちの苦しみを和らげようと、悪夢を多量に食べ巨大化・暴走。「東京の者たちは震災の事を忘れ、東北の被災者たちにばかり苦しみを押し付けている」と憤慨し多くの人々に災害の悪夢を見せ、渋谷に現れ暴れそうになった。だが、まなの説得で鎮静、元の姿に戻る。
; [[栄螺鬼|さざえ鬼]](さざえおに)
: 声 - 北川国彦(第1作)、[[千葉順二]](第3作14話)、田中和実(第3作32話)、松野太紀(第4作・第5作)、岩田央生(第6作)
:
: 第3作14話では海洋汚染の犠牲者として描かれ、他シリーズほど獰猛ではなく、囮にした人魚の子も用が済んだら解放するつもりだった。弱った体を治す
: 第4作では17話に登場
: 第5作では23話に登場。本作では鬼太郎には化けず、普段の姿に似た人間体に化けている。[[食通|グルメ]]な面が強調され(レストランで[[ローストビーフ]]を口にした際は「味付けも酷いが、そもそも肉の扱いが悪い」と酷評している)、鬼太郎を「お金じゃ買えない、この世でただ一つの最高の食材」として食べようと計画。海辺のリゾートホテルにネコ娘たちを誘き寄せ(鬼太郎も一緒に来ると予測していたが鬼太郎は拒否したため失敗)、その後買収したねずみ男を使って鬼太郎も海中の屋敷へ招待する。体から出る粘液を操作して潤滑性や粘着性を持たせることで攻撃を防ぐことができ
: 第6作は90話登場。アイドル活動していた人魚たちの事務所を乗っ取り、ネットアイドル「G鬼太郎(声 - 田村奈央)」を名乗って人気者になっていた。目的は原作同様に鬼太郎の妖力を手に入れることだが、動機は「回転寿司のネタにサザエを入れたい」というものだった。ねずみ男と手を組んで鬼太郎を寿司にして食べ、その妖力を我が物にしたが、人魚のうお子のべっぴんビームを食らって鬼太郎が体内から出てしまい、そのまま体内電気で倒された。さざえ鬼が倒された後、鬼太郎は事態を収束するために仲間たちからの後押しでG鬼太郎に代わってラストコンサートで引退宣言することを決心する。しかし、歌おうしたところで目が覚め、それまでの出来事はすべて鬼太郎の夢だったことが判明する。「ねずみ男から貰った寿司が原因で食中毒を起こし倒れていた」と砂かけ婆から説明されて鬼太郎は安心するが、子泣き爺が差し出したサザエの中に潜り込んでいたさざえ鬼(第5作同様の姿)と目が合ったところで物語は終幕となった。
;[[赤舌]](あかした)
: 声 - 柴田秀勝(第2作)、屋良有作(第3作)、増谷康紀(第4作)、[[飯塚昭三]](第5作)、岩崎征実(異聞妖怪奇譚)
:
: アニメ第3作35話では
: 第4作49話では
: 第5作82話「命カラカラ!赤舌温泉」では水の守り神として青森で祭られていた
:なお4,5作では彼の行動に骨女は関与していない。
:妖怪千物語では弱点が熱。鬼太郎の体内電気電熱スパーク(電気を逆流させて鬼太郎自身が電熱器化)で蒸発。その前に妖怪大レースで、名前は出てこないが、司会・実況をしている。
:ゲーム『異聞妖怪奇譚』では骨女に利用され、人間の水分を奪っていたが、鬼太郎に敗北後、用済みと体を小さくされてしまう。特定条件下で仲間にできる。
;[[海坊主]](うみぼうず)
: 声 - 坪井章子(第1作・小坊主)、坂本千夏(第3作・小坊主)、塩屋浩三(第3作・父親)、松山鷹志(第6作)
: 丸く大きな頭が特徴の、海の妖怪の代名詞的存在。初登場は『妖怪ラリー』(初アニメ化第1作54話)。子供が登場し、父のお使いで買った酒をラリーで来日したベアードの車にはねられ零してしまう。「よけないのが悪い」と全く謝意のないベアードに鬼太郎が抗議し、ねずみ男の仲裁でラリーに勝った方に従う形に。炎上した鬼太郎の車がゴールした後、海水を吐きかけ消火。鬼太郎が優勝したことで、海坊主の子は酒を弁償してもらい示談にした。
:
: 第3作51話のラリーでは
: 週刊実話版『海坊主』では妖怪ではなく、地殻変動で海に没した人間たちが、海底の空気が溜まった所へ移り住み変化した種族。海上へ巨大気泡を飛ばして人間を捕らえ生贄にしていた
: 『海坊主先生』ではエリート生物学者の臍曲(へそまがり)が、師と共同開発した進化薬を妻子と共に飲み、
: 妖怪千物語『捕食!海坊主』は
: 1980年代マガジン版『石妖』ではタコのような顔の黒い巨人。海中で力が出なくなった石妖を捕らえようとした鬼太郎の前に現れ、石妖をペットとしてしばらく預か
:
; 穴ぐら入道(あなぐらにゅうどう)
: 声 - 北川国彦(第1作)、[[石森達幸]](第3作)、屋良有作(第4作)、[[中博史]](第5作)
: 「穴ぐら入道」(初アニメ化第1作51話)に登場。穴の中に住む妖怪で、虫の生態に詳し
: アニメ第3作64話では
: 第4作107話では開発による環境破壊で住処を追われ続けた
: 第5作69話にも登場。トンネルの奥底の祠に邪鬼と共存している。狭いところを好む。「誰さんかの?」と聞いてくる。これは[[禅問答]]のような物で、名前や肩書きを名乗るだけでは
:; 邪鬼(じゃき)
:: アニメ第5作に登場。穴ぐら入道の穴ぐらの前に住んでいる。人間に取り憑いて凶暴化させる(この時は赤色に変色し、液体状の体内に長時間いると鬼太郎達ですら溶かされ
; [[野槌|野づち]](のづち)
:
: アニメ第3作では29話登場。ひでり神を吸い込んだ後も冬眠を邪魔された怒りが収まらず街まで出て暴れようとしたが、鬼太郎の誘導で自分の尾を吸い込み動けなくなり、元に戻る方法(尾を吐き出す)を教えてもらう代わりに大人しく冬眠に戻った。その後も何度か登場。劇場作品『最強妖怪軍団!日本上陸!!』では、反物にされたひでり神の仇を討つため、チーを乗せた画皮と対決、画皮の吐き出す黒風と吸引力が災いして秘薬を飲まされ、巨大な妖怪反物にされる。元に戻った後、次の劇場作品『激突!!異次元妖怪の大反乱』では、夜行さんの作った妖怪戦車の何でも吸い込む主砲兼掘削機としても活躍した。
: 第4作27話では古代の神が決死の想いで野づち塚に封印したとされる。ひでり神とは対決せず、知性も見られない。体色は赤で毛の色は黄緑。体内で空間のねじれが発生して異次元空間に繋がっているので、無限に物を吸い込める。全シリーズでも最大の大きさ。冬眠していても少しずつ物を吸うので皆が色々不都合な物を塚に捨てていた(砂かけも四百年前、出し損ねた恋文を青春の思い出と共に捨てた)。ねずみ男が廃棄物処理業と称して大量のゴミを捨て、封印の注連縄を捨てたため目覚め暴れる。鬼太郎は異次元の腹中に入り、ちゃんちゃんこで起こした旋風「妖怪竜巻」で空間の歪みを直して中の物を吐き出させた後、野づちに自身の尾を吸わせて動きを止め再び塚に封じた。
; [[蝦蟇仙人|ガマ仙人]](ガマせんにん)
: 声 - 永井一郎(第1作)、[[青野武]](第3作)、八奈見乗児(第4作)
:
: アニメでは第1作第50話初登場。蛇が苦手。
: 第3作では第41話登場。鬼太郎を助けようと奮闘するユメコを見て姿を現し、正気に戻した鬼太郎に杖を貸して邪魅を封印させた。鬼太郎に化ける場面はない。 : 第4作では第54話登場。自分が無敵になれる特殊空間が「異次元の森」に改称された。原作や第1作同様鬼太郎に化け、妖怪キノコを封じ石に当てて邪魅を再びガマに変え、邪魅が悪さをしないよう管理する(自分の家は邪魅に焼かれてしまうが、「また造ればいい」と気にしなかった)。
; [[百目]](ひゃくめ)
: 声 - 大竹宏(第3作)、[[稲葉実]](第5作)
: 全身に多数の目を持つ妖怪。その目玉
: アニメ第1作1話で百目の子(声 - [[白川澄子]])が「悪魔くん」の者と同様の姿と性格で登場。妖怪バットを失くし
: 第3作65話では婆尻刑務所の囚人を唆して脱走させ
: 「国盗り物語」では妖怪大相撲の行司を務める。
: 第4作92話では百目の子(第1作とは違う姿)が妖怪アパートに預けられる。ぬらりひょんが妖怪植物兵器を作っている所を偶然目撃して人質に取られたが、金縛り能力を開眼して脱出に成功した。親は妖怪屈指の実力者で、「子供に何かあったらえらい事になる」と砂かけ達は心配し通しだった。
: 原作「鬼太郎霊団」では鬼太郎の仲間として登場、奉連想配下の大入道に目玉機関銃を喰らわせた。
: 第5作55話ではこの世を支配しようと企む悪の妖怪として登場。過去に鬼太郎に倒され壷に封印されていたが、金儲けを企んだねずみ男に出され、逆にねずみ男を家来にした。封印前に鬼太郎にかけた呪い(全身に目の模様が浮かび苦しめる)も復活する。封印されていた後遺症で長く体を保てず、すぐ崩れそうになってしまう。優秀な人間50人を集め、自身の100個の目玉全てを交換し力を得ようとしたが、部下だった杖(後のバケロー)に裏切られ、鬼太郎との長期戦の末に体が限界に達して力尽き、体が崩れて自滅した。
; [[雨降小僧]](あめふりこぞう)
: 声 - 大竹宏(第1作)、塩屋翼(第3作)、[[田中一成]](第4作)、小野坂昌也(第5作)、[[田村奈央]](第6作)
: 和傘を被った男児姿の妖怪。雨を降らす能力をもつ。原作では群衆扱いのみだが、アニメでは以下のような設定で登場。
: アニメ初登場でもある第1作第20話「猫娘とねずみ男」では
: 第3作第83話ではメキシコの雨神ユムチャックから理想郷の門番に任命され
: 第4作第40話では運動会を中止にしたい少年と雨を降らせる約束をし、見返りとして魂を奪おうと
: 第5作で
: 第6作は第21話登場。前作同様に引っ込み思案な性格。ねずみ男がプロデュースした遊園地のアトラクションで、人間型ロボット「ピグ」の着ぐるみを着てパフォーマンスをしていた。最初は口下手な性格のために人気が出なかったが、隣でアトラクションを始めた妖怪たくろう火と
: 『妖怪千物語』では西洋妖怪との戦いで鬼太郎に加勢した。
; [[半魚人]](はんぎょじん)
: 声 - [[兼本新吾]](第2作)、はせさん治(第3作20話)、矢田耕司(第3作100話)、[[堀之紀]](第4作)、[[松山鷹志]](第6作)
: 『かまぼこ』(初アニメ化第2作13話)に登場。長髪で全身が鱗で覆われた海棲の妖怪。巨大な[[イカ]]を飼い慣らして
: 第3作第20話「半魚人の恋」では、人間の若い海女・'''あかね'''(声 - [[山本百合子]])に恋をする、純粋で内気な妖怪として登場する。口から真珠を出す。ねずみ男の協力で、鬼太郎を化けイカに喰わせ貝に閉じ込め真珠に変え、ねずみ男が用意した妖怪惚れ薬(三々九度の杯に入れて飲ませると一度見た相手を永久に好きになってしまう)で結婚式までこぎつけるが砂かけ婆のおかげで鬼太郎が復活しねずみ男が惚れ薬を飲んで半魚人に惚れてしまったため失敗
: 第4作第60話「ぬらりひょんの陰謀!」ではぬらりひょんと結託。海難事故の増発と海難者を装って鬼太郎を海上におびき寄せ、毒液を顔にかけて海中に引きずり込んだ。その後鬼太郎を100年間待機させた妖怪イカに喰わせ(ぬらりひょん曰く妖怪イカは強く、体内に入れば二度と出てこられない)、妖力を[[真珠|妖怪真珠]]の中に封じ込めた(ぬらりひょんは地元にある妖怪灯台の灯にして世界中の妖怪を支配しようと企む)。この時、鬼太郎は食べられたというよりも体内で妖怪イカの妖力に囚われており(本人はイカにされたと言っており、ある程度はイカの操作も可能だった)、妖怪イカの胴体にはちゃんちゃんこの模様が浮かび上がっていた。その後、反撃に来た鬼太郎イカはぬらりひょんの居合切りでバラバラにされたが、半魚人もぬらりひょんに裏切られ、騙されたと気づくと怒って真珠を利用させないと奪って割り、ぬらりひょんに切られて傷を負い海中に消えたが、彼のおかげで妖力が戻った鬼太郎はぬらりひょんを撃退。ぬらりひょんに何度も切られたが鱗に守られて目玉おやじ曰く無事に生きており、鬼太郎も「罠に落ちてイカにされたが結局は助けられた」と半魚人を咎めず許した。
: 第6作では第58話登場。様々な効果を持つ深海妖術を操る。かまぼこビジネスを立ち上げるため、「頭脳」として目を付けた鬼太郎をペットのダイオウイカと一体化させてこき使い、挙句に深海妖術によって木っ端みじんにし、かまぼこにして売り出した。その後は砂かけ婆が鬼太郎かまぼこを買い占め、妖怪病院で元に戻った鬼太郎に騙されて人間になってしまい(医師には「一度人間になってしまえば二度と妖怪に戻れない」と告げられた)、切り捨てたねずみ男が報復で起こしたバイトテロで無一文になるという末路を辿り、残酷な世界で生きる羽目になり「妖怪に戻してくれ!」と後悔し鬼太郎に見限られる。偶然釣り中にねずみ男と再会しお互い驚いた(この場面で58話は終幕となった)。
: 新妖怪千物語では海の暴れ者。釣り少年
:; 大イカ(おおイカ)
:: 半魚人の配下の巨大な[[ダイオウイカ]](第3作では化けイカ、第4作と妖怪千物語では妖怪イカと呼ばれており妖怪の一種である)。どのシリーズでも鬼太郎達を苦戦させたが、いずれも返り討ちに遭っている。
; 妖怪花
: 声 - 杉山佳寿子(第2作)、島本須美(第3作)
: 草花の姿をした、最も弱いと言われる妖怪。読みは原作やアニメ第3,6作では「'''ようかいか'''」、第2作では「'''ようかいばな'''」。『妖怪あしまがり』(単行本では『妖怪花』に改題、初アニメ化第2作5話『あしまがり』)に登場
: 第3作45話では起きている者の前にも妖精の姿を現せる。
: 第6作63話では、笹の花の精・星華に妖怪花の役が当てられている。
:; 星華(せいか)
:: 声 - [[金元寿子]]
:: 第6作第63話に登場。笹林に住んでいる妖怪の少女。緑髪のお団子頭をした人間のような姿をしている。正体は笹の花の精で、一年のうち笹の花が咲く僅かな期間しかこの世に存在できない。
:: 昔、笹林に住みつき悪事を働いたあしまがりを封印したが、あしまがりに唆されて笹林を伐採しようとするねずみ男たちを切れ味の鋭い笹の葉を飛ばして脅し追い出そうとしていた。ねずみ男に呼ばれて来た鬼太郎たちも敵視し脅して追い払おうとしたが、怪我をして動けず
:: 90話ではG鬼太郎のドームコンサートにて観客として登場。
; [[山爺]](やまじじい)
: 声 - 稲田徹(第4作)、佐藤正治(第6作)
:
: 初登場はアニメ第1作10話。群衆扱い(鬼界ヶ島解放軍候補者)だが点呼に応えていた。伝承や後のシリーズと違い大きな両目を持つ。
: 1980年『最新版』第1話ではゲゲゲの森の宴会に参加。鬼太郎が連れてきた少年の茶碗に酌をしていた。
: 第4作113話ではぬらりひょんに雇われた「三匹の刺客」の1名。呑気な性格で常にボーッとしており、何を考えて行動しているのかもはっきりしない。鬼太郎への攻撃も袋からドングリを投げ付けるだけだった。
: 第5作では運動会の選手として登場。劇場版では妖怪四十七士の高知県代表として覚醒。
: 第6作では第4話にゲゲゲの森の住人として登場。普段は穏やかだが、森の中の自分の領域を荒されると怒り狂う性質があり、鬼太郎も警戒している。森に迷い込んだ裕太が鬼太郎に案内されていたとき、鬼太郎との約束を破って山爺の持ち物である赤い木の実をもいでしまったことに怒って巨大化して暴れ出した。地面から無数の手を伸ばしてねずみ男や子泣き爺などを手当たり次第に捕え、裕太も捕えようとするが、状況を察した目玉おやじに促されて裕太が実を返したことで鎮静化。反省した裕太が謝りに来た際には、「どの世界にも犯してはならない掟がある」と彼の行為を戒めながらも悪意が無く世の理も知らない少年だった事も考慮して許し、その手に「二度するでないぞ!」と警告の×印を残した。第35話では誤解からアニエスを追い出そうとしたが、他の妖怪仲間たちと一緒に鬼太郎に説得されて考えを改めた。第95話以降は妖怪大同盟の一員になっていた。
; [[なまはげ]]
: 声 - 永井一郎(第1作)、平井啓二(第5作)
: [[男鹿半島]]の行事で知られる鬼面の来訪神。
: 第1作63話で初登場。面を操って攻撃する。高慢な大学生・東大助(あずま だいすけ)が神社に祭られた面をつけていたずらをしたが、不意の事故で老人・六平を死なせてしまい、さらに面と顔が同化して、村人たちに妖怪と間違われる羽目になる。実は死んだはずの六平はなまはげ本人が化けて死んだふりをしており、東を懲らしめるために人々を騙していた(本物の六平は足のケガで動けなかった)。鬼太郎から逃げる途中で吊り橋を揺らされ、身動きが取れなくなり、降参した。東は鬼太郎に助けられても最後まで態度を変えなかった。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『なまはげ』で、アレンジされた展開になっている。
: 週刊実話版「野球の巻」では墓の下高校の野球部主将。
: 1980年代『最新版』第5話では東北の民家に現れる。家人は初め行事で人間が扮装していると思ったが、面皮の生身の感触から本物と知り驚愕する。
: 第5作では25話の運動会で北日本代表として登場。85話では妖怪城に囚われるが、妖怪四十七士の秋田県代表として覚醒し鬼太郎に力を貸した。格闘戦が得意。
; [[覚|サトリ]]
: 声 - 槐柳二(第2作)、高戸靖広(第4作)/ 演 - [[上地雄輔]]
: 他者の思考あるいは未来を読む力を持った妖怪。以下3種が登場(「さとりの怪」の異名をもつ'''天邪鬼'''を入れれば4種)。
: 初登場は『妖怪反物』
: アニメでは第2作34話初登場。顔の赤い老人姿。何でも先の
: 映画『千年呪い歌』では'''人面鹿の姿'''。元々は温厚だったが、人間の醜さに嫌気がさし、濡れ女の封印に使われた楽器を探す鬼太郎を襲う。読心能力で鬼太郎を翻弄するが、ちゃんちゃんこが独自に動けることを知らず敗北し、その後夜叉によって始末され
=== サンデー版・アニメ第2作初出 ===
; マンモスフラワー
: アニメ第2作・第3作・第4作に登場。妖怪的な植物。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『マンモス・フラワー』(ねずみ男は登場)。初登場は第2作第8話「マンモスフラワー」。ゴミの山の夢の島に突如現われ花を咲かせ、種を飛ばし東京中に数を増やした。政府は現代の科学技術では太刀打ちできないので鬼太郎に頼んだ。やがて鬼太郎はあかなめが真犯人と知りその住処に向かうが、あかなめはゴミ大量時代への警告を発するために汚れを養分にするマンモスフラワーを出現させたと告げた。それを知った鬼太郎は政府に助言して街を綺麗にさせ、その結果汚い所にしか生えないマンモスフラワーは姿を消した。第3作第78話では、ねずみ男が宝探しの最中に冬眠中の山男を見つけ起こしてしまい金儲けのために街に連れてきたところ山男が街を耕しマンモスフラワーの種を蒔いたことで大量発生した。花粉を吸った人間達は野生に還る。このままでは人間社会が崩壊してしまうため、鬼太郎は夜行さんの妖怪戦車でマンモスフラワーを焼却、吸引した。この山男は水木の短編『原始さん』が元である。第4作第65話では、第2作に似た形状だが妖怪がこの世に栄えだした頃に生えていた太古の植物として登場。植物であるが自ら動く、攻撃されると痛みを感じる仕草をとる、触手で物を感知するなど動物のように行動をする。現在では大きくなり過ぎた為絶滅したと思われていたがカンブリア紀島で種の化石が発見されそれを友松(声 - 風間信彦)と桜井(声 - 千葉一伸)の二人組が盗み出し植物学者の黒洋(くろなだ、声 - 丸山詠二)に無理矢理、復活させた。しかし、その種を清掃バイト中のねずみ男が食べ物と勘違いし(島名を「寒鰤焼き」と聞き違えた)食べてしまい、やがて彼の首から芽を出し急激に成長しその全身をも飲み込み完全に成長した。鬼太郎達が黒洋の指示で結実の準備を施し、カラスの超大群で元の島に植え替えるとやがて結実して枯れ、後には新しい種と元通りのねずみ男が残った。
; [[山彦|呼子]](よぶこ)(ヤマタノオロチの手下)
: 声 - 富田耕生(第2作)、[[頓宮恭子]](第3作)、[[松野太紀]](第6作)
: 鬼太郎の仲間(その詳細は先述の「鬼太郎とその仲間」の「呼子」の項目を参照)とは別個体の敵としての呼子。
; [[ヤマタノオロチ]]
: 声 - 柴田秀勝(第6作)
: 日本神話で名高い八頭八尾の大蛇。
: 初登場はアニメ第2作12話。
: 第3作79話でも偽呼子が持つ解放石に住む。
: 第4作74話では呼子や解放石とは無関係。ぬらりひょんが草薙の剣で復活させ
: 第5作では第一夜オープニングで鬼太郎がヤマタノオロチらしき影に立ち向かう映像があるが、そのオープニングが使われている間には本編での対決はならず、代わりに劇場版『日本爆裂!!』
: 第6作では73話に登場。
; 縁切り虫(えんきりむし)
: アニメ第2作第17話「縁切り虫」に登場。その名の通り、人と人との縁を切る恐ろしい毒虫。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『縁切り虫』。眼鏡をかけたような触角の無い[[サラリーマン山田]]に酷似した小型のカミキリムシのような容姿。首元に噛みついて、毒を注入しその者が他者との縁を切る気持ちにしてしまう。この毒素は、硫黄の煙により抜け出してしまう。目玉おやじは、「人間は誰も信じないだろうが、第1次世界大戦も第2次世界大戦も縁切り虫が各国の大統領や首領に噛みついたから起こったと信じている」と言う。作中では、まず財界のプリンス・濃沼(声 - [[野田圭一]]、こちらもサラリーマン山田に酷似)と歌謡界の姫君・夢野なぎさ(声 - [[平井道子]])の結婚式に現れ、噛まれたなぎさは式場離婚を宣言する。拾った招待状で式場に潜り込んでいたねずみ男は、この虫を利用して「縁切り問題相談所」を開き金儲けしようと画策する。その前に、商売に邪魔な鬼太郎を始末しようと縁切り虫を差し向け他者との縁を切らせることに成功する。その後、相談所に来た濃沼と手を組み兵器会社の株を買い、[[箱根]]で行われる国際平和会議の各国代表を縁切り虫に噛みつかせて怒らせることで戦争を起こし、兵器会社の株が急騰したところで一気に売却しようという危険かつ悪質な商売を企てる。しかし、鬼太郎が自殺を願望してきたため、最も相応しい自殺場所として[[箱根山]]の火口へ案内し落とすが、そこに発生する硫黄の煙により鬼太郎は正気に戻って生還する。それでも、縁切り虫を差し出せと命令してきた鬼太郎たちにプラスチック製の模型を縁切り虫の死骸に見せかけ欺き、国際平和会議を縁切り虫に襲撃させ大喧嘩を起こした。しかし、事態の異変を察知した鬼太郎が体内に硫黄の煙を蓄え会議場に一気に吹き付けたことで事態は終息し、無事に平和会議は行われた。その後、破産してしまったことを悔いているねずみ男や濃沼を噛んだのを最後に縁切り虫は消息を絶つ。ねずみ男は解毒と懲らしめを兼ねて火口に吊るされたが、濃沼のその後は不明。
; [[鳴釜|釜鳴り]](かまなり)
: 声 - [[山田俊司]](第2作)、田中康郎(第3作)、青野武(第4作)、[[木内レイコ]](第5作)
: 伝承は鳴釜。本作では『釜鳴り』に登場。使い古された釜に住む妖怪で、伝承では釜を被った毛むくじゃらの獣のような姿だが、本作では一つ目の影のような姿で描かれている。釜の中は異次元になっており、吸い込んだ者の生気を吸い取ってしまう。鬼太郎に不意打ちをしかけて髪の毛を奪い、妖力を強化させて暴れた。アニメでは第2作第19話初登場。アニメ第3,5作では物を粗末に扱う人間への復讐を狙っていた。第3作では第36話登場。昔は吉凶を占う神事の釜として祭られていたが、祭壇を子供たちの悪戯で壊されたあげく、そのまま捨て置かれたことを恨んで復讐しようとした。最初に鬼太郎を嘘の手紙でおびき出して髪の毛を奪い、その力で子供たちを襲って釜の中の異次元に閉じ込める。鬼太郎は釜の中に入って再び戦いを挑むも髪の毛が無いため力が出ず苦戦し、救援に来た砂かけたちも釜鳴りが操る巨大器物に襲われるが、巨大器物はぬりかべに破壊され、釜鳴りもつるべ落としと子泣き爺の連携で鬼太郎の髪の毛を奪い返されてしまう。それでも消滅はせず、再び髪の毛を奪おうと鬼太郎を襲うが、髪の毛針で目を潰され、オカリナ鞭に捕えられて降参。鬼太郎は、人間に物を大切にさせるから復讐は止めるようにと釜鳴りを説得し、後で祭壇も元に戻してやった。第4作では第95話登場。閻魔大王を倒し妖怪の頂点に立とうと目論んでいた。下駄やちゃんちゃんこまで奪って鬼太郎に化けた。本物と違い目が赤いのが特徴で、本物同様髪の毛針、リモコン下駄などを使用可能で、猛威を振るうが、父親である目玉おやじには通用せず、しかも後から来た本物に全て奪い返され正体を現し、弱点の目を攻撃されて敗北したため、釜もただの釜に戻った。第5作では第22話登場。鬼太郎の髪の毛や衣服を全て奪った。4作目同様本物と違い目が赤いのが特徴で、本物と同じ能力を使用可能(しかも本物より器用に使いこなす場面が複数ある)。おまけのカード目的でお菓子を捨てる子供や鬼太郎の仲間たちをあしらい次々と釜に吸い込む(その度に釜は巨大化している)が、父親である目玉おやじには通用せず鬼太郎から奪い取ったもの全て奪い返され、髪の毛針で目玉を攻撃され絶叫。鬼太郎たちが釜から脱出した後、大人しく釜の中に戻り、鬼太郎父子の手により神社らしき場所に奉納される。第6作では妖怪大同盟の一員として登場し釜鳴りのエピソードは無かった。
: 「妖怪千物語」では粗大ゴミとして捨てられた釜が妖怪になり、鬼太郎の髪の毛を奪い山の妖怪を次々に吸い込み暴れた。鬼太郎を釜に吸い込むが、妖怪達のお芝居作戦でおびき出されて髪の毛を奪い返され、体内電気で消滅。
:; 巨大器物
:: 釜鳴りに操られる、巨大な[[鍋]]や[[土瓶]]などの調理器具や食器。原作や第2作では事件が起きた一つ釜(ひとつかま)村に古くから伝わるコレクションで動かない。中には野原に置かれた通常サイズの和式便器もあり、近づいた者は用を足したくなってその隙を釜鳴りに襲われる(便器に関しては第3作も同様)。第3作では釜鳴りを網で捕らえようとした猫娘たちに土瓶、両手鍋、水差しが襲い掛かる。だがぬりかべによって塗り込まれたり踏み潰されたりして全滅した。第4,5作には登場しない。
:: 千物語では髪を奪われたまま単身で釜鳴りに挑もうとした鬼太郎を襲う。リモコン下駄も効かないが、手に手に大槌を持って駆け付けた妖怪横丁の面々に粉砕された。
; バリバリ
: 声 - 田中真弓(第5作)
: アニメ第2作第21話「心配屋」、第5作第60話「働け!!妖怪バリバリ」に登場。
: 第5作では外見のデザイン(金平糖に目と手足が付いたような姿)が判明した。卵を体に埋め込まずとも寝ている人間の枕元に置くだけで孵って体内に入り込み、その人間の潜在能力を全開にさせるが、宿主はバリバリに養分を奪われながら休まず働くようになる為、最終的には過労で衰弱死してしまう。ねずみ男が妖怪闇市場で卵を幾つも購入した為、今回は被害者が多数<ref group="注釈">鬼太郎親子なじみの高木洋菓子屋の息子のシンジ(声 - [[岸尾だいすけ]])、居酒屋の息子(声 - 小西克幸)、野球選手の打田(うちだ、声 - 田中一成)、サッカー選手の蹴原(けりはら、声 - 増谷康紀)。</ref> おり、シンジの体内に入り込んだ個体は目玉親父の説得によって自ら体外に出る<ref group="注釈">第2作とは異なり、外気に触れても死ぬことは無い。</ref>。その個体が他のバリバリを追い出す下剤作りに協力して放浪の旅に出た後に、シンジは父親(声 - [[掛川裕彦]])のプレッシャーから解放され(父親は猫娘に「プレッシャーが厳しいから萎縮しているだけ」と指摘され焦らずシンジを育てることを決めた)普通にやる気を出したが、居酒屋の息子は元の無気力に戻り、打田と蹴原は無理がたたって引退した。騒動の張本人のねずみ男は懲りずに更にバリバリをばら撒こうと画策していた為に、鬼太郎に下駄をぶつけられる場面で終幕になった。
; [[骨女]](ほねおんな)
: 声 - 小原乃梨子、[[中西妙子]](第2作)、松島みのり→[[弥永和子]](第3作)、山崎和佳奈(第4作)、沢海陽子(第5作)、[[斉藤レイ]](異聞妖怪奇譚)
:
: アニメでは第2作第26話初登場。これと第31話の内容はほぼ原作と同じだが、順序が逆転している。
: 第3作では第35話初登場。自分の生命を持ち、第40話で大首が倒れた後も健在。第92話で家鳴と組み、住宅難に喘ぐ人間達を人食い家の餌にしようと企む。ここではねずみ男に惚れていて、強引に企みに誘っていた。鬼太郎達やユメコ曰く、とてもお似合い。ねずみ男は迷惑がって逃げ回っていたが、彼女が一時ただの骨に戻った時は涙ぐんで悲しんでいた。
: 第
: 第5作では第41話登場。ピンク色の着物を着ている。ねずみ男に惚れていると偽って近づき昔の悪党ぶりを思い出させ、凶悪な妖怪[[舞首]]を復活させるために必要な人間の魂を集めさせた。骨でダシをとったスープを飲むと魂が抜ける(妖怪も例外ではない)。最後はねずみ男の見事な裏切りぶりに本気で惚れてしまった。
: 第6作準拠の小説「骨女」(「蒼の刻」収録)ではゲゲゲの森の住人で、思い込みの激しい所はあるが他シリーズのような悪辣さはない。飯島穂音美(いいじま ほねみ)と名乗って人間の病院で働いていた際に偶然目にしたレントゲン写真の骨格に惚れ、一反木綿に協力を取り付けてその骨格の男性を捜していた。後に、その男性・[[法医学]]者の萩原慎一(はぎわら しんいち)との交際を経て(萩原は骨に愛着を持ち、穂音美の正体を知っても受け入れた)結婚した事が鬼太郎への葉書で報告された。
: 新妖怪千物語では赤舌に付いて失敗した後、豆腐小僧のカビ豆腐能力を見て無理矢理養子にして利用しようとするが失敗し、鬼太郎の体内電気で倒された。
; [[大首]](おおくび)
: 声 - 今西正男(第2作)、石森達幸(第3作)、屋良有作(第4作)
: 『大首』(初アニメ化第2作26話)に登場。頭部だけの空を飛ぶ妖怪。風を操り敵を吹き飛ばし、また念力で骸骨を操る。縄文時代から富士山の地下で霊魂を食べて生きてきた
: 第4作82話では元は古代人の王で、王国再興の
:
; [[否哉|いやみ]]
: 声 - 大竹宏(第2作)、飯塚昭三(第3作)、松尾銀三(第4作)、高戸靖広(第6作)
:
: 第4作61話ではイロ気は吐かない。とある神社で眠っていたが、願掛けに訪れた売れない落語家の
: 第6作では72話登場。普段はオネエ言葉で話すが、正体を現すと男口調になる。今作では楽しみを奪うことはなく、桃色吐息によって人や妖怪を色ボケにする能力
: 『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』シリーズではドラキュラたちに雪姫をさらうため
: 『セクハラ妖怪いやみ』ではある電機メーカーに雇われ、ライバル社にイロ気を充満させセクハラ問題で打撃を与えようと
; [[ダイダラボッチ]]
: 声 - 今西正男(第2作)、江川央生(第6作)、[[大木民夫]](異聞妖怪奇譚)
: 日本妖怪最大級の巨体を持つ雲突く背丈の、伝説の大[[巨人]]。
: 『ダイダラボッチ』(初アニメ化第2作29話)に登場。地形を簡単に変えるほどの力を恐れられ、千年前に解体封印されていた。信奉者達によって封印の鍵が発見され、目、鼻、口、足、胴と頭、手の順に封印が解かれ復活。封印された復讐に日本列島を食い尽くそうとした。脳だけ地下に残して遠隔操作していた為にどんな攻撃も通じなかったが、鬼太郎が脳の在処を突き止め破壊、体も崩れ去った。第2作のみ原作と比べ人間に近いデザインで、第3作以降は原作準拠。第3作60話では創造と破壊の二面性を持つともされる。ぬらりひょんが自然環境の回復を願う人々を騙して復活させ、鍵で脳を操り兵器として利用した。脳を体に取り込ませる前に鬼太郎がぬらりひょんと鍵を撃ち落とし、正気に戻ったダイダラボッチは自ら眠りに就いた。第4作29話ではねずみ男に封印を解かれ復活。争いを収めると伝えられるが、それは争う者達を喰らうという意味。鬼太郎はそれを逆手に取り、争う振りをする策略でおびき出された隙にねこ娘らに竹槍で封印が解けていない脳を刺され海へ沈んだ。野づち同様、古代の神自身が対応せざるをえないほどの存在。96話ではウーストレルに操られ魔境の鏡を探している際に出現するが、これは妖怪王になったぬらりひょんに作られた幻だった。106話にも鬼太郎を妖怪ノイローゼに陥れようとした百々爺に作られた幻影妖怪の1人として登場するが、こちらは巨体ではない。エンディング曲『カランコロンの歌』『イヤンなっちゃう節』にも登場している。第6作では85話では長年妖怪研究に没頭してきた研究家の'''門倉'''(かどくら、声 - [[うえだゆうじ]])によると日本を見守っていた心優しい妖怪と伝えられている。しかし最初に封印を解いた者の意のままになる性質があり、「ダイダラ教団」に変装した七人同行によって人類抹殺兵器として復活。ぬらりひょんが脳を復活させ意のままに操り、七人同行も用済みとして踏み殺した。最後は鬼太郎がぬらりひょん、朱の盆と対戦している間に、門倉が脳を破壊したことで消滅した。門倉はダイダラボッチの死を悲しむが、「いつか人間と妖怪がわかりあえる日が来る」と信じていた。そして、最終話では一時的とはいえそれが実現し、鬼太郎を他の人間や妖怪たちと共に応援していた。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではぬらりひょんによって一部のみ復活したが、鬼太郎に脳を破壊され再び封印された。その後、ドラキュラ達によって脳を復元され完全な姿へと復活。ギーガを飲み込んで強大な力を得たが、脳を集中的に攻撃された挙句、体内にいたギーガに体を乗っ取られ、世界を破滅しようとしたが、鬼太郎と一時協力したドラキュラ達によって動きを封じられ、仲間たちの妖力を授かった鬼太郎の渾身の一撃を受け消滅した。
:; 信奉者(しんぽうしゃ) / ダイダラ教団
:: 黒いフードを着た謎の集団。「ダイダラ教団」とも呼ばれる。先頭で指揮を執っているのがリーダー。第2作では全員目が無い顔をしている。第6作では[[七人同行]]がぬらりひょんに命じられ、「ダイダラ教団」に変装してダイダラボッチの封印を解くために行動している(本物の教団・信奉者は未登場)。
:; [[ダイダラボッチ|タイタンボウ]]
:: 本来「タイタンボウ」はダイダラボッチの異称だが劇中では直接姿を見せないため詳細は不明。原作は鬼太郎の登場しない短編『足跡の怪』
:: アニメは第2作第43話「足跡の怪」に登場。自然を支配する力を持つなど神に近い存在で、ある村の近くの「入らずの山」にある大きな岩を御神体として祭られており絶対に姿を現すことはない。
:: 第6作では70話に登場。[[氏神]]という設定で、入らずの山の番人を務める'''阿形'''(あがた)家の人間が4日おきにその'''御霊石'''(みたまいし)に祈りを捧げる事と、地元の町で生まれ育った以外の人間を山に入れてはならないという役目を負わされ、もしそれを怠れば恐ろしい祟りが町に降りかかるのだという。阿形家の跡取りに生まれた'''健人'''(けんと、声 - [[小野将夢]]、少年時代は祖山桃子)は、二十歳の誕生日に受け継がれる役目から逃れるため御霊石を壊そうとするが、鬼太郎から13年前の事件について聞かされる。番人の儀式として父親の'''陽一郎'''(よういちろう、声 - 谷昌樹)、祖父の'''柳一郎'''(声 - 田中亮一)と親子三代で初めて祈りを捧げた後に健人が難病に倒れ、莫大な治療費が掛かることに悩んでいた際、富豪の息子たちである'''山田'''(声 - [[松風雅也]])と'''中村'''(声 - 沼田祐介)が刺激欲しさに大金を積み御霊石を見せて欲しいと頼んで来て、やむなく陽一郎が話を受けようとしたが、柳一郎が子や孫に代わって祟りを受けようと2人を山へ入れてしまう。だが2人は記念撮影だけで飽き足らず記念品だと御霊石を欠き取り(御霊石は傷つけると血のような赤い液体が流れ、磨くと綺麗に赤く輝く)、山から暗雲が垂れ込め町は雹や雷を伴う嵐に見舞われる。柳一郎からの手紙を受け取った鬼太郎は御霊石の欠片を取り返し、山田と中村は第2作同様の経緯で心身が崩れ去り(世間では未だ行方不明扱い)、柳一郎も健人の身代わりのように亡くなった事で漸く町を覆う暗雲が消えた。健人は鬼太郎が語った話を信じず御霊石を欠き取り、それに関わった友人の'''高志'''(たかし、声 - 落合福嗣)、'''亘'''(わたる、声 - 半田裕典)、'''千夏'''(ちなつ、声 - 伊藤かな恵)が次々に山田と中村のように祟りで体が崩れ去った。健人は中村の声に誘われるように現れたダイナマイトで御霊石を爆破するが、中村同様に地面に開いた穴に落ち無数の手に引き込まれた…と思ったら御霊石を壊してからのことは鬼太郎と砂かけ婆が幻覚砂で見せた幻だった。鬼太郎から「陽一郎は13年前に自分の代で番人を終わらせ健人には自由な人生を送らせようと考えたが、それをタイタンボウに悟られるように健人が病に倒れた為、以降は二度と危険な目に遭わせたくないという思いから、役目を継ぐように敢えて厳しく育てた」と聞かされた健人は、父や祖父、友人たちの気持ちを察し考えを改め番人を継いだ。山田と中村の魂は今でも御霊石付近の地下に囚われ呻き苦しみ続けている。
; [[影女]](かげおんな)
: 声 - [[北浜晴子]](第2作)、[[岡本嘉子]](第4作)
: アニメ第2作第36話「妖怪屋敷」、第4作第100話に登場。第2作では、容姿は下半身が幽霊のような形と肌の色を除けば人間と差ほど変わらないが、第4作では影に人間の女性の顔が付いた真っ黒な姿をしている。
: 第2作では、金太という人間の少年の父親が購入した古い洋館「幽霊屋敷」に住みついていたが、金太が幽霊や妖怪など存在しないことを証明するため犬を連れて乗り込んできた。その強情な金太に罰を与えようと見せしめに犬を殺し更に霊石を食べさせて生きたまま幽霊に変えてしまう。その後、事情を知り乗り込んできた鬼太郎親子を迎え撃ち、伸縮自在な下半身で鬼太郎を締め上げたりあらゆる攻撃が通用しない体質で苦しめたが、影がある限り無敵であることから目玉おやじの助言で影を作る源である光を消す為、ちゃんちゃんこで日光を遮られてしまい力を失い降参し(戦っているときは幽霊の怖い顔であったが、降参した際は美女の顔になっていた)金太少年を元に戻した。
: アニメ4作では、悪意を抱いた人間を影の世界へ連れ込む妖怪で、地獄へ送られた罪深い人間たちの祖先から生み出された恐るべき妖怪という設定。かつて、人間たちの悪意を集めてこの世を乗っ取ろうとした罪で封印されかけ行方を眩ましたという。自分だけ良い思いをしたいという身勝手な気持ち(不平や不満)を抱く人間を影の世界へと引きずり込み悪意の塊にして1000の悪意を集めて、この世界を広げ人間界を蝕もうとした。人気アイドル'''渡辺千里'''(わたなべ ちさと、声 - [[井上美紀]])などの身勝手な気持ちを抱いた人間を影の世界へ引きずり込み、ねずみ男からの報せを受け助けに来た鬼太郎はおびき寄せようとするが悪意がない鬼太郎は子供たちに誤解されてしまう。しかし、その際誤解された鬼太郎を見て笑ったことに怒った猫娘・子泣き爺・砂かけ婆達に必要以上に嫌味も交えて疑われたねずみ男が、憤慨のあまりに不平や不満をぶちまけたことで出現し、ねずみ男をかばった鬼太郎を影の世界へと導き悪意へと変えようとしたが、ご先祖様の霊毛でできたちゃんちゃんこで勇気を取り戻した鬼太郎は鬼太郎ファミリーの助力で脱出に成功。しかし、1000の悪意を集め終え強大な力を手に入れ人間界に出現し街を襲い次々と光を奪っていった。砂かけ婆は、影女の実態は影で四方八方から目を開けられないほどの光を与えるしかないと答え、それを素にねずみ男の提案で千里のコンサート会場の強烈な照明を利用することを思いつき、鬼太郎にコンサート会場へ誘導されるがアクシデントで照明の電源を入れられない鬼太郎ファミリーや鬼太郎親子をも取り込んでしまうが、間一髪で放っていたリモコン下駄に気付けず電源を入れることを許してしまい、苦しみながら今まで引きずり込んだ人間たちや鬼太郎たちを解放し、本体はちゃんちゃんこで倒された。事件後、千里は他人に幸せを与えることが自分の最高の幸せであることに気付き改心してコンサートで頑張って歌を歌うことを決意した。
; 大ミミズ
: 声 - [[野田圭一]](第2作)
: アニメ第2作第37話「地相眼」に登場。大きな青いミミズの姿の妖怪で、魑魅魍魎の世界の使者。戦後間もなく魑魅魍魎の世界に迷い込んだ安井という男が、赤・青・黄に光る三つの玉を発見し、そのうち赤い玉を手に取ったところ、臍に付いて取れなくなってしまう。地上へ脱出した安井は、地中の油田や鉱脈の場所がわかるようになり、それらを掘り当て一代で大財閥を築き上げた。しかし、赤い玉を手に入れてから二十五年後に大ミミズが使者として現れ、安井が手に入れた赤い玉が魑魅魍魎の世界の天文方位観測所の三つの宝の一つ
; [[隠れ座頭]](かくれざとう)
: 声 - [[矢田耕司]](第2作)
: アニメ第2作第38話「隠れ里の死神」に登場。
: 隠れ座頭から頼まれた死神が現世で子供を探していたところを鬼太郎に見つかり、事情を聞いて子供たちを助けに来た鬼太郎と対峙。神通力を使って鬼太郎を苦しめるが、鬼太郎が偶然見つけた「鬨の橋」を通って子供たちが逃げようとしたことに気を取られて隙ができ、鬼太郎の毛針に顔を撃たれて倒される。同時に「隠れ里」も崩壊し、鬼太郎と子供たちは「鬨の橋」を渡って現世に戻るが、400年の歳月が一気に流れて子供たちは白骨と化してしまった。自分のせいで子供たちを死なせてしまったと悔やんで悲しむ鬼太郎に対し、猫娘は「みんなこうしてお父さんやお母さんのところに行けたのだから」、目玉おやじは「人が死ぬのは悲しいが、いつまでも死ねないのはもっと悲しいことに違いない」と励ました。
: 第6作第66話では、隠れ座頭に相当する役は人面樹が担っている。
:; [[人面樹]](じんめんじゅ)
:: 声 - 池水通洋
:: アニメ第6作第66話「死神と境港の隠れ里」に登場。その名の通り、顔のついた大木の妖怪。原作は鬼太郎の登場しない連載『サラリーマン死神』の「蒸発」。200年に一度現れる隠れ里の守り人(モリビト)であり、遥か昔からその呼び声で多くの子供たちを隠れ里に呼び寄せていた。200年前には'''荒尾一之進'''(あらお いちのしん、声 - 菅沼久義)、'''千代'''(ちよ、声 - [[吉田仁美]])、'''小助'''(こすけ、声 - 川口桜)、'''又吉'''(またよし、声 - れいみ)を呼び寄せ(庄司の友人・勝巳の資料によれば他にも神隠しにあった子供がいる)、現代でまなを呼び寄せた。一之進たちの魂を奪いに来た死神を追い出そうとして切り裂かれ、苦しみながらも隠れ里から出ようとする4人を「飢えも争いも無く、永遠に生きられる」と呼び止めようとしたが、「飢えも争いもないが、それだけ」と隠れ里に永住はできないと判断した4人は、これまでの事は人面樹に感謝しながら死を覚悟で隠れ里を離れた。一之進の予感通り4人は200年の歳月が一気に襲い掛かったことで寿命が尽きて体も白骨と化して瞬時に消滅してしまい(これは鬼太郎と目玉おやじも予期していた)、まなは自分が余計なことをしたせいだと悲しみ後悔するが4人の魂は成仏でき、鬼太郎からも「彼らは隠れ里から解放された」と諭されたまなは昇天して行く4人の魂を涙ながらに見送った。
=== サンデー版・アニメ第2作初出(味方としても登場した者) ===
;[[火車 (妖怪)|火車]](かしゃ)
: 声 - 富田耕生(第2作・本来の姿、鬼太郎に変身中)、平野正人(第3作・本来の姿)、山本圭子(第3作・鬼太郎に変身中)、[[梁田清之]](第4作)、岸尾だいすけ(第5作・本来の姿)、高山みなみ(第5作・鬼太郎に変身中)、チョー(第6作・本来の姿)、古川登志夫(第6作・ねずみ男に変身中)、庄司宇芽香(第6作・ねこ娘に変身中)、沢城みゆき(第6作・鬼太郎に変身中)、松山鷹志(第6作・犬童けいすけに変身中)
: 葬式や葬列で死体を盗んでは自分の仲間にしてしまう妖怪。『逆モチ殺し』(初アニメ化第2作第23話「逆餅殺し」)に登場
: 第4作45話では涙もろく人情深い妖怪で、ある3兄妹が母親の葬式に行かなかった事に怒り、彼らを攫い魂を餅に混ぜて食べようとした。だが、餅に魂を移した鬼太郎に餅ごと包まれ母親の魂から本当の気持ちを聞くと怒りが収まり自身の母親のことを思い出し涙ながら去って行った。本作のみ魂を入れ替える術は使わず、格闘中に自分がやられそうになると相手の位置を入れ替える。劇場版『おばけナイター』にも群衆扱いで登場。
: 第5作90話では島根県出身。以前は悪党で鬼太郎すら一方的に倒してしまうほどの強さを持っていたが、目玉親父に懲らしめられて改心(本件は目玉おやじの「七つの最強伝説」とは別。どのように懲らしめられたかは不明だが、鬼太郎すら戦慄させるほどのやり方だったと説明された)。以来妖怪横丁に住み、更生のため目玉の紹介で輪入道の運送屋に預けられ白坊主らと共に働いている。その為、目玉おやじには頭が上がらず、常日頃から感謝している。その為、後述の事件の際に親父からも疑われた際には泣くほどショックを受けてしまい失踪した。粗暴で暴走しがちだが、自分の過去を卑下してしまうほど日頃より反省しており、恩や仁義を一貫して通すなど、今では強い正義感を持つ。本作では炎の渦を撃ち出す「'''火輪奔り(ひのわばしり)'''」など炎を操る能力や、原作同様に相手と体を交換する秘術「'''魂入れ替えの術'''」も持つ。「火輪奔り」を輪入道に撃つと威力が何倍にも上昇する。原作同様餅が大好物であり、餅が大量に盗まれる事件が起きた際、横丁住人らに自ら買い貯めた大量の餅を見られて犯人と疑われたが、目玉おやじによって禁じられていた「魂入れ替えの術」で鬼太郎に成り済ましてまで自力で無実を晴らそうとした。その後、横丁の住人達を引き連れて[[雷門]]で真犯人の[[畑怨霊]]と交戦し、輪入道・白坊主の助力で援軍にきた鬼太郎(火車の姿)と力を合わせて解決し、輪入道、白坊主と共に妖怪四十七士に覚醒した。鬼太郎の姿でいる最中も、妖怪アンテナなど能力を上手に使えず、口調や素行で何度も仲間妖怪達から正体を怪しまれた(鬼太郎も火車の能力を上手く使えなかった)。鬼太郎とはデコピン対決を始めてしまうなど噛み合わない事が多かったが、これは疑われた事に対して激昂した火車の乱暴さが形に出てしまっただけであり、後に鬼太郎に素直に告白と謝罪をした事で和解し、見事なコンビネーションを発揮するなど親友になった。
: 第6作では38話登場。食料として死体を盗み、餅と並ぶ好物。体色は緑色で過去作と比べてかなり年老いており、昔のように奪った死体を担ぎ屋根の上を跳ぶなど出来ず、引き摺っている所をまなに見つかる始末だが、弱弱しい外見とは裏腹に非常にずる賢く悪辣な性格。まなが鬼太郎達に話している所を聞いたねずみ男は、火車と組んで違法な死体処理(年金不正受取、事故、殺人などの死体隠匿)の商売を始める。だが、それらの死体には「遺体を奪われた遺族の悲しみというスパイスが効いていない」と不満を感じた火車はねずみ男と体を入れ替えて(手を握って術を発動する。当初は力が衰えて使えなかったが、死体を食べてある程度回復した)おなら能力を使って火車の体になったねずみ男をダウンさせて逃亡するが、火車より若い妖怪の肉体という以外は臭くてかゆくて我慢できず、そこへ偶然出くわした猫娘と入れ替わり、ねずみ男の体になったかゆさでひるんだ猫娘の隙を見て逃走、猫娘の体は基本的には能力も含めて満足したが「女ゆえにスカート姿で足が寒いのは困りもの」という理由で、鬼太郎の家を訪ねて猫娘の体の仕草で鬼太郎に迫って入れ替わり、逃走後に葬式を襲い遺体を強奪。追ってきた鬼太郎(猫娘の体)と猫娘(ねずみ男の体)に見つかり、通りかかったまなを騙そうとするも見破られ、体内電気を使って猫娘の体の鬼太郎を倒して目玉おやじをモチ殺しにかけるが、目玉おやじの「肉を切らせて骨を断つ」逆モチ殺しで体と魂を全て元通りにされる。全く懲りずに逃亡し、年金不正受取のために母の遺体処理を依頼した犬童けいすけ(声 - 松山鷹志)と偶然会い入れ替わり(火車の体になった犬童の消息は不明)逃亡に成功し「火車の肉体が滅ぶ前に誰か人間の体に入り込まれたら(見つけるのが極めて困難で)どうすることもできない」と鬼太郎達の追跡を断念させ、人ごみの中で「死体を食べていこう」と目論んだ(この場面で38話は終幕となった)。
; [[目目連]](もくもくれん)
: 声 - 永井一郎(第2作)、銀河万丈(第3作)、佐藤正治(第4作)、[[中井和哉]](第5作)
: 多数の目だけの姿の妖怪。
: 『目目連』(初アニメ化第2作32話)に登場。他の物体に擬態または憑依する能力を持つ。光の粒子になって移動する為、暗闇では行動力が鈍るという弱点がある(アニメ第3作・第5作では逆に光が苦手)。住処の廃屋を工事で潰されたため、工事関係者を怨み、まず現場監督に夜襲し蒲団に憑いて絞め殺す。鬼太郎やねずみ男にも衣服に憑いて締め上げたり幽素を吹き付けて石にしたりして苦しめたが、レンズで一点に集められ妖怪カメラで写真に封じられた。
: 第3作58話ではぬらりひょん配下として朱の盤と組んでユメコを誘拐し、妖怪城(たんたん坊達の城とは別)で鬼太郎を待ち受ける。後から駆け付けた鬼太郎ファミリーに光を当てられて追い詰められ、妖怪カメラで封じられた。
: 第4作2話では木蓮の里に住む優しい妖怪(普段は[[モクレン|木蓮]]の葉に擬態している)だったが、ある姉弟(<姉(声 - 豊嶋真千子)>、<弟(声 - [[野田順子]])>)の父親(声 - 田中亮一)が別荘を建てて里を荒らしたことに怒り、仕返しにやって来た。玉葱や線香の煙といった目に沁みるものが苦手で、一旦はそれで追い払われて町中に潜伏していたが、工場の煙やトラックの排気ガスで目を傷め、苛立ってトラックに憑依して暴走したり、ビルに憑依して崩壊させようとしたが鬼太郎たちによって食い止められ、最後はねずみ男に憑依したところを妖怪カメラで彼ごと封じられた。その後、騒ぎを知り反省した父親が里を元通りにする事を約束したため、写真から解放されて(ねずみ男は騒ぎに便乗して火事場泥棒を行っていた為、鬼太郎に「しばらく妖怪カメラの中で反省しろ」と言われ放置)和解し、目薬を注してもらって木蓮の里へ帰る。13話ではねずみ男の妖怪屋敷で妖怪を侮る人間を脅すのに協力した。
: 第5作では18話に登場。闇の中では無数に分裂する能力を持つ。日本では鬼太郎たちが存在するために好き勝手に悪事を行えない為、バックベアードの協力で海外逃亡してドイツの古城を乗っ取り、怪現象を起こして持ち主のアリア・ブレスタイン(声 - 久川綾)を困らせ、アリアが原因解明のために呼んだエクソシストや心霊研究家といった霊力の強い人間を次々に餌食にして力を高めていた。アリアの依頼を受けてやって来た鬼太郎たちを姿を見せずに人や物に憑依して襲い、疑心暗鬼に陥らせる。「夜にしか怪現象は起きない」「憑依することで妖気を察知されずに対象を操る」という点から鬼太郎が推理し正体に気づくが、操ったねずみ男に毒を盛らせ、古井戸に鬼太郎たちを投げ込んで勝ち誇る。しかし、鬼太郎が左腕に毒を集中させて井戸から脱出し、月光を霊界符で増幅・照射され、闇を消され分裂した体を一体に収縮されてしまう。逃げようとしたところを銀製のコップに閉じ込められ、鬼太郎に日本に連れ帰られるはずだったが、様子を窺っていたベアードに見せしめのように消滅させられてしまった。
; [[薬缶吊る|ヤカンズル]]
: 伝承では[[やかん]]の姿で樹上からぶら下がる妖怪。
: 「悪魔ブエル」(初アニメ化第2作)ではカバのような胴体にラッパ状の口だけの頭部を付けた姿で登場。辺りの物を無限に食べ続け別世界の胃袋に収める。[[天岩戸|天の岩戸]]に封じられていたが悪魔ブエルの軍団を倒すために出された。悪魔軍団を食い尽くした後も食べ続けるため、鬼太郎親子はヤカンズルに食べられて体内から操縦して岩戸に戻す。体内からヤカンズルを倒さねば出られず、最低7年はかかる形でサンデー版は連載終了となった(その後、原作は7年も開けずに別媒体で連載が再開される)。アニメでは鬼太郎が食べられた理由が微妙に異なり(第2,4作では封印を解いた者を食べると岩戸に戻る。第3作ではブエルの部下にされたり後から呑まれたりした人間達を救うためで、ヤカンズルは気球を呑ませて岩戸へ引き戻した)、鬼太郎は胃の中でブエルを倒して脱出し放送は続く。
: 第5作では伝承通りやかんの姿で登場。妖怪四十七士の長野県代表(一斉覚醒)。
; 原始さん(げんしさん)
: 声 - [[今西正男]](第2作)
: 巨大な巨人の妖怪でその名の通り原始時代の人間のような服装をしており巨大な棍棒を携えている。緑を復活させることができる能力を持つことから通称「エコロ爺(エコロじい)」とも呼ばれる。アニメ第2作第40話「原始さん」に登場。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『原始さん』。銀座の街を次々と破壊していったことから最初は鬼太郎に敵視されるが、緑を甦らせたことで鬼太郎は目玉おやじからも自然を愛している妖怪と説明されて和解する。自然の恵みを感じて喜ぶ人間も多かったが、一方で緑の街を良く思わない反対派の人間(主に政財界)が原始さんを追い出そうと行動し始めたため、原始さんは今の大半の人間たちの考えにガッカリし、自然の有難みが分かっていない時に来るべきではなかったと判断して、全ての生命の源である海へ帰ることにする。その際に「いつか人間は一人残らず後悔する、その時になったらまた来るさ、手遅れにならなきゃいいが」と鬼太郎に言い残す。反対派の人間が攻撃しようとしたが、鬼太郎は「静かに帰らせてあげます」と司令官の口をちゃんちゃんこで塞ぎ火の雨が降り注ぐのを防いだ。原始さんが海へ帰ると、街は元通り排気ガスや工業廃水など汚染物質が蔓延する街となってしまった(緑の街は住みにくく働きにくいという)。これを「復興」と呼ぶ人間たちを見た鬼太郎達は「何も分かってない」と呆れていた。
:; [[山男]](やまおとこ)
:: 声 - 佐藤正治(第3作)
:: 日本各地の山中に伝わる大男の妖怪。アニメ第3作第78話「マンモスフラワーと山男」に登場。
:; [[縄文人]] (じょうもんじん)
:: 声 - [[稲田徹]]
:: 青石山脈の日々利岳の奥地で原始的な生活を営んでいた大男。れっきとした人間で、目玉おやじも認める正真正銘の「縄文人」だが、[[縄文時代]]から何らかの方法で驚異的に長い年月をずっと生き続けてきた人間なのか、その時代の生活様式を代々受け継いできた縄文人一族の末裔であるのかは、作中で明言されておらず、本名も不明。一人で生活しているらしく、同じ暮らし方をする親族がいる様子も見られない。アニメ第6作67話「SNS中毒VS縄文人」に登場。
=== 「死神大戦記」初出 ===
; [[パウチ]]
: [[アイヌ]]に伝わる女の妖怪。形相が凄まじいため判別し難いが、一応老婆らしく示唆される。サタンに奪われたユニコンの鏡を取り戻すため地獄へ行
; [[ケナシコルウナルペ|ニタッウナルベ]]
: 湿地の石の中に住むアイヌの妖怪。髭を生やしているが老婆らしく示唆されている。サタンからユニコンの鏡を取り戻そうと
; [[六神通|天眼]](てんがん)
: 二百年も生きている仙人。[[幽体離脱]]を会得しており、あの世とこの世を往復しながら修行に励んでいる。鬼太郎を呼ぶため、水木しげるを瞬間遠隔移動によってこの
===週刊実話版初出===
; 幽霊家主(ゆうれいやぬし)
: 「幽霊家主」に登場。鬼太郎親子とねずみ男が住み着いた幽霊屋敷に住んでいた幽霊で、人魂に小さな両目両手が付いたような姿(アニメ第6作の名無しの本体に似ている)。ねずみ男が目玉おやじに幽体離脱を教わって霊魂で遊び歩いている間に肉体を乗っ取り、返す代わりに収入の全額を家賃として払うことを要求、契約書を書かせた。
: 「立体テレビ」では2階の部屋を又貸ししたねずみ男から家賃を押収した。
; [[久米仙人|粂の仙人]](くめのせんにん)
: 「わんたん妖怪」に登場。二百年前、雲に乗って修業している最中、川で洗濯中の女性の腿を見て、仙術が破れ墜落した仙人。二百年か
; ろくろ魔羅(ろくろまら)
: 「ろくろ大合戦」に登場。首ではなく男性器が異様に伸びる男。鬼太郎
; ツカイ手のばばァ
: 「つきもの」に登場。多数のつきものを飼い、それを人に憑かせて操る老婆。金に困った男に「つきものを憑ければつく(運が向く)、対価はそのつきを半分くれればいい」と騙してつきものを憑け、操って横領をさせ
:; [[憑物|つきもの]]
:: ツカイ手のばばァが操る、犬か狐を細長くしたような妖怪。人間に憑いてその思考に割り込み操る。憑物・[[付喪神]]・[[式神]]と同系統の存在。
=== 月刊少年ポピー初出 ===
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:第5作では妖怪横丁の住民として「'''化けダコ'''」の名で登場。ヒゲや眉毛が生えており、マッサージ店を営む。酒癖が悪く、44話で酔っ払って横丁内で暴れてしまうが、目玉おやじに変装した毛目玉の活躍で抑えられた。
=== アニメ第3作初出 ===
; [[板鬼]](いたおに)
: 木の板の両端に多数の鋭い角が生えた姿の妖怪。普通の板に化けて隠れ、獲物に飛びかかり角で斬りつける。
: 漫画では1980年代『最新版』の「妖怪本所七ふしぎの巻」
: アニメ第3作では本所七不思議の話である第108話ではなく、江戸時代が舞台の第101話で百々爺の部下として登場。何人も辻斬りで殺し
; [[土蜘蛛]](つちぐも)
: 声 - 田中和実(第4作)、[[高塚正也]]
: 巨大な[[蜘蛛]]の妖怪
: 巨体の割に素早い動きをする。蜘蛛らしく糸を吐いて攻撃する。
: アニメ初登場は第3作劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』で、虎のような顔。ねずみ男とユメコが怪気象から避難しようと乗っていた地下鉄を襲うが、居合わせたカロリーヌを庇ったねずみ男の屁を口中に喰らい逃げられる。後に国会議事堂前の戦いでがしゃどくろと共に鬼太郎に襲い掛かるが、駆けつけた妖怪戦車の野づち砲に吸い込まれた。
: 第4作では第85話にメインで登場。人間の大人約4人分ほどの大きさで見た目は黒い蜘蛛の姿。口から吐く糸を自在に操り、人間を糸玉に小さく閉じ込めたり糸で妖力を吸い取るなど多彩の攻撃方法や、人間の子供(声 - 桑島法子)に化ける能力を持ち巨体でありながら非常に俊敏に動くことが出来る。また第3作と違い言葉を話すなど知性もある。800年前から蜘蛛ノ巣山という山を住処にしており、山に迷い込んだ人間を襲って食らいながら暮らしていた。偶然山に逃げ込んだ2人組の強盗犯に銃撃され深手を負い、その強盗犯達と彼らを追う刑事、そして強盗犯が盗んだ金塊を狙ったねずみ男を襲って彼ら4人の体と金塊で新しい体を作ろうとし、一時は鬼太郎をも妖力を奪い取って飲み込む程追い詰めたが、体内からの反撃で身体が限界を超えて崩壊し敗北、自身と共に蜘蛛ノ巣山も消えた。106話では百々爺の策略で妖怪ノイローゼになった鬼太郎の恐怖が生んだ幻が登場。
: 第6作では第68話に登場。猫のような顔。コンビニ強盗をして地獄流しにされた藤森カケル(声 - [[石川界人]])とカケルを更生させようとした父の翔平(しょうへい、声 - [[石川英郎]])を襲う。二人が地獄から出られないように妨害するが、カケルを捕まえようとした際に足を踏み外して転落し消滅する。
; [[妖怪万年竹]](ようかいまんねんだけ)
: 声 - 山口奈々(第3作)、[[大山豊 (俳優)|大山豊]](第4作)、[[西村知道]](第6作)
:
: 第4作10話では男性として描かれる。親しかった少女・'''エリ'''(声 - 山崎和佳奈)が幼くして死んだことを哀しみ、彼女の住んでいた屋敷に近付く者を竹人間に変えていた。エリが生前の望み通り自分のそばで若竹に転生すると目玉親父に諭され、竹人間たちを解放する。
: 第6作45話では樹齢一万年を超える巨大な竹の妖怪として登場。竹藪の所有者の老人・'''金井大吉'''(かない だいきち、声 - 青森伸)と心を通わせていたが、大吉が行方不明となった十年前から人間を憎むようになり、竹藪に足を踏み入れた人間を襲って竹人間に変えていた。さらに、大吉の息子・'''雅彦'''(まさひこ、声 - 半田裕典)の妻・'''清美'''(きよみ、声 - [[小堀友里絵]])が竹藪を観光地として売り払おうとしたことに怒り、売却に反対する雅彦と共謀して脅し追い払おうとしていた。しかし、ねずみ男に呼ばれて来た鬼太郎に雅彦の細工を見破られたため、強行手段に出て竹人間に襲わせ清美やねずみ男たちを竹人間にした。雅彦に連れられてきた鬼太郎と対峙し、竹の葉を飛ばしたり鋭い根を放って攻撃し、硬い体で髪の毛針やリモコン下駄を弾き返すなど苦戦させ、ついには根を鬼太郎の腕に巻きつけて同化しようとするが、そこから鬼太郎にエネルギーを吸収され、奪った人間の生気を放出して敗北し、竹人間達は元に戻った。沈静化した万年竹は大吉が左腕に痣を持つ何者かに殺害され竹藪に埋められたために人間を憎むようになったと真相を語るが、「この竹藪は父の代わりに自分が守るから、もう人間を襲わないで欲しい」という雅彦の説得に心打たれて引き下がる。清美も考えを改めて竹藪の売却をあきらめ、一件落着したかに見えたが、清美が戻ってきたときの様子に違和感を覚えた鬼太郎から追及された雅彦は、態度を急変させて左腕の痣を見せ「篤志家である大吉が自分に遺産を遺さず死後に全財産を寄付しようとしたため殺した」と語り、「万年竹さえいれば、ここに入ってくる者はいない。遺産はすべて自分のものとなり真相は文字通り藪の中だ」と邪悪な笑みを浮かべて勝ち誇る。しかし雅彦は油断して竹藪から出る前に喋ったために全て万年竹に聞こえており、人間として裁かせたい鬼太郎の「今からでも遅くない。警察へ行って罪を償ってください。」という最後の警告も笑って無視したため愛想を尽かされ、激怒した万年竹に捕まり竹人間に変えられながら藪の中に引き摺り込まれ消えていった。
:; 竹の精(たけのせい)
:: 竹薮を切り崩す富豪の屋敷に女中(原作や第3作、異聞妖怪奇譚では中年女性、妖怪千物語ではメイド服姿の少女・香織)として潜入
:; 竹人間(たけにんげん)
:: 声 - [[田邊幸輔]]、[[草野太一]]、[[寺崎千波也]](第6作)
:: 万年竹に生気を奪われた人間や妖怪が変化したもの。万年竹の命令で人間を襲って生気を奪い、その生気は万年竹本体に送られる。犠牲者は新たな竹人間になって増え続けていく。鬼太郎はわざと竹人間(鬼太郎竹)にされて様子を窺い、敵の本質を見抜いた。ねずみ男は竹人間になっても手癖が悪く財布まで奪った。第3作では一反木綿も竹人間にされ笊状に編んだような姿に「自分の場合みっともないからやめて欲しかった」とこぼした。
; [[五徳猫]](ごとくねこ)
: 声 - [[伊倉一恵]](第3作)、堀川亮(第4作)
: 頭に[[五徳]]状の角が生えた化け猫。
: 漫画初登場は1980年代『最新版』の「世紀の妖怪アイドル、幽子」で、死者を生者同様に現世に現す妖力を持つ
: 『鬼太郎国盗り物語』では
: アニメでは第4作第113話
; [[大百足]](おおむかで)
: 声 - [[大森章督]](第3作)
:
: アニメでは第3作第73話初登場。鎧武者の人形を操って沖縄を荒らす。最期はシーサーによって毒液袋に穴を開けられ、自分の毒で自滅
: 第4作第107話では'''穴ぐら入道'''に操られて登場。多数の'''病虫'''が合体した
: 第5作第13話では体が節ごとに分裂して行動
; [[赤頭]](あかあたま)
: 声 - [[西尾徳]](第3作)
: 坊主頭の小柄な僧侶のような妖怪。アニメ第3作第93話「進化妖怪かぶそ」に登場
; [[かぶそ]]
: 声 - つかせのりこ(第3作・ハチャ)、大竹宏(第3作・メチャ)
: アニメ第3作第93話に登場。毛むくじゃらのネズミのような前歯が特徴の小柄な妖怪。名前が判明しているのは月無人探査機に乗り込み眠っていた
; [[海和尚]](うみおしょう)
: 声 - 槐柳二(第3作)、大友龍三郎(第4作)
: 顔が首の長い僧形の人間型で体は海亀型の姿をしている妖怪。
: 第3作76話では、人食い島を祭る村で過去に邪険にされた末に横死した旅の僧の魂が亀に乗り移った
: 第4作77話では船幽霊の親玉(原作や他のアニメシリーズにおける海座頭のポジション)として登場
; [[煙羅煙羅]](えんらえんら)
: 声 - はせさん治(第3作)
:
; 串刺し入道(くしざしにゅうどう)
: 声 - 峰恵研(第3作)
: 生物を串刺しの標本にして集めるのを好む妖怪。人間の少年を標本にしようとしたため鬼太郎と対峙する。'''むくろ'''という動く死体を操る能力を持ち、更に、自らの頭を胴体から抜いて独自に動かすことができ、頭の下には巨大な串が付いている。降参した振りをして鬼太郎を背後から串刺しにしようとするが、偶然にも落雷が直撃したことで焼死した(頭部が金属質のため、電気には弱い)。アニメでは第3作第82話登場。ねずみ男曰くケチで、彼が採集してきた生物の代金を請求されると開き直っている(だが、人間の少女を連れて来るように依頼した際は小判二枚を前金で払っている)。標本にした生物の能力を自分のものにする妖力を持ち、劇中ではトカゲの舌、ヤモリの指、蜘蛛の糸、鬼太郎の体内電気の能力を使用している。また、首に付いた串以外にも掌から多数の串を投げて攻撃する。串で鬼太郎を磔にし、薬を注射して標本にするが、砂かけ婆の術で魂が標本に戻されて生き返り、鬼太郎を含め、これまで標本にした生物から手に入れた能力が使えなくなる。むくろを使役して生き返った生物を捕らえようとするが、鬼太郎ファミリーによってむくろたちは倒され、分離した胴体で鬼太郎を羽交い絞めにして串刺しにしようとしたが、目玉おやじが救援に呼んだかみなりの電撃を食らって倒され、大岩で塞がれた住処の洞窟に封印された。
; [[化け草履]](ばけぞうり)
: 声 - 田中康郎(第3作)、[[橋本晃一]](第4作)、[[諏訪部順一]](第5作)、[[菊池こころ]](第6作)、[[立川志の輔]](実写映画版)
: 九十九神([[付喪神]])の一種で、古くなった草履に魂が宿った妖怪。
: 履物に宿った霊を「履物のあの世」で整理する役目を持つが、現代の人間が履物を粗末に扱い、履物の霊が自身の手に負えない : アニメでは第3作第99話初登場。履物を簡単に捨てる人間によって成仏で
: 第4作では第43話登場。ここでは葬式で故人に履かせる草履が化身した妖怪で、説得された後に依頼人の祖父を送った。劇場版『おばけナイター』では群衆扱いで登場。
: 第5作では第53話登場。白山坊のショーで客を襲った。鬼太郎のリモコン下駄までも妖力で操るが、下駄の急所である鼻緒を髪の毛剣で切られて無力化される。
: 第6作では第41話登場。ここでは靴屋を経営していた老人・'''辻村勇夫'''(つじむら いさお、声 - [[麻生智久]])が少年の頃から父親の形見として肌身離さず持っていた草履が化身した妖怪で、大人になって靴屋を始めてからは店のお守りとして「草履さん」と呼ばれ大切にされていた。しかし、勇夫一家が靴屋を閉店して引っ越すことになり、ゴミとして袋に入れられ置いて行かれてしまう。他の古道具(化け湯呑や化け懐中電灯など)と共に妖怪となり、捨てられたことに仲間とショックを受けているところへ、ねずみ男から「人間は物を大切にしない」「復讐に協力しよう」と唆され、仲間たちのリーダー格となりオークション詐欺に加担していた。だが、落札主から大切に使われる嬉しさに詐欺をやめる仲間も出るようになり、戸惑っているところで前衛アーティストの'''部々ロドリゲス'''(ベベ ロドリゲス、声 - [[半田裕典]])に落札される。そこでロドリゲスに解体されそうになった上に「どうせ前の主に履かれなくなって売りに出されたんだろう」「お前に帰る場所など無い」と罵られたことに逆上して巨大化して暴れ出し、ロドリゲスの家を破壊した後、旧辻村邸に戻って勇夫の息子・'''修一'''(しゅういち、声 - [[新井良平]])とその妻・'''美和子'''(みわこ、声 - 祖山桃子)を見つけて襲おうとするが、鬼太郎に止められる。そこで修一はゴミ袋に入れたのは自分の勘違いだったと謝罪し、療養中の勇夫のもとに化け草履たちを連れて行った。勇夫は自分の命が病気であと僅かなことを知って草履たちを大切に扱ってくれる人たちに託そうとしていたと話し、これまでの人生を共に過ごしてくれてありがとうと化け草履たちに礼を言い、化け草履たちも勇夫から愛されていたことを知り涙を流して和解した。その後、化け草履は民俗資料館に寄贈されて昔の人々の生活を子供たちに伝え続ける役目を貰い、様子を見に来た鬼太郎たちも「化け草履も嬉しいことだろう」と安心した。
: 妖怪千物語では、西洋妖怪との戦いに加勢した日本妖怪の中にいた。
:; [[付喪神]](つくもがみ)
:: アニメ第6作第41話登場。化け草履の仲間で、元の持ち主・勇夫に捨てられた古道具に魂が宿って妖怪の姿となった。ねずみ男に唆されてオークションで落札されては戻ってくるという詐欺に加担していたが、化け湯呑(声 - [[落合福嗣]])や化け懐中電灯(声 - [[森下由樹子]])などが落札先で大切にされたことで詐欺を止めた。本当は勇夫の息子・'''修一'''(声 - [[新井良平]])が勘違いしてゴミ袋に入れただけで、勇夫は彼らを大切にしてくれる引き取り先を見つけており、物語のエピローグで全員が引き取られたと鬼太郎が語っている。本編では[[湯呑]]、[[急須]]、[[置き時計]]、[[瓶]]、[[懐中電灯]]、[[ギター]]、[[髭剃り]]、[[定規]]、[[ガスランプ]]、[[カメラ]]、[[ライター]]が妖怪となった。
:: 第4作43話でも多種の古道具が化け草履と共に暴れるが、そちらは化け草履の妖力で妖怪化したもの。
:: 本来は化け草履など長い年月を経た古道具に魂や霊が宿って妖怪化した物の大半が該当し、ここに挙げた者たち以外にも、第6作および歴代のアニメシリーズや原作、その他の伝承などでも多数の類似系で誕生した妖怪が存在している(本項で「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」としての便宜上、他の項で分類記述した中にも器物系の妖怪は、大半が「付喪神」にも分類される)。
; [[足長手長|手長足長]](てながあしなが)
: 声 - 田中康郎(第3作・手長)、龍田直樹(第3作・足長)
: 本作では「手長足長」(アニメ化第3作81話)に登場。妖術に長けた手長を格闘に長けた足長が肩車しているコンビ妖怪。300年前に海の生き物に悪さをしたため、大ダコによって要石で塚に封印されていた
: 第5作では第25話
: 第6作では妖怪大同盟の一員として登場。
: 第2作のオープニングでも手の長い妖怪と足の長い妖怪が運動会に参加しているシーンがある。
; [[けらけら女]](けらけらおんな)
: 声 - [[青木和代]]
: けらけら笑う巨大な女妖怪。原作「けらけら女」では子供達を自分の「ケラケラ学校」に集め笑い方を教えようとした。子供たちを助けに来た鬼太郎と対峙し巨大化した笑い虫に鬼太郎を食わせるが、それは鬼太郎の作戦で、体内から鬼太郎に操られた笑い虫に食われてしまった。アニメでは第3作第95話初登場。勉強に追われて暗い顔をしている子供たちを見て可哀想に思い、笑顔を取り戻してやろうとヘンラヘラヘラと入れ替え「笑いの世界」に連れて行った。また、学習塾のことを「子供たちに勉強を強制して笑顔を奪う元凶」と見做して憎み、ヘンラヘラヘラを操って襲わせていた。口から飛び込んだ鬼太郎に腹の中で暴れられ、苦しさに降参し子供たちを返す。「笑いの世界」で勉強を忘れて楽しく遊んだ子供たちは笑顔を取り戻し、教育熱心が過ぎた母親もそれを見て考えを改めるなど、行き過ぎた所はあったものの彼女の行為も悪い事ばかりではなかった。
:; 笑い虫(わらいむし)
:: 原作でのけらけら女の手下。攻撃されると笑い粉を撒き散らし、共食いして巨大化する。
:; ヘンラヘラヘラ
:: アニメでは第3作第95話でけらけら女の手下として登場。けらけら女が持つケラケラトンカチで頭を叩くとできる大きなコブから生まれる。姿は元の人間そっくりだが、いつもヘラヘラ笑っており宙を飛び回る。
; [[皿数え]](さらかぞえ)
: 声 - 土井美加(第3作)、庄司宇芽香(第5作・お菊として)
: 怪談「'''[[皿屋敷]]'''」の「'''お菊'''(おきく)」の幽霊をモデルとした女妖怪。
: 「皿合戦」(アニメ化第3作第97話)に登場。皿を操り、下半身が多数の皿に分離する。皿に乗った者を眠らせたり<ref group="注釈">作中では皿に乗ったシーサーを眠らせた。</ref>、皿の音で踊らせたりする。街中の皿を操って食べ物を盗み、調べに来た鬼太郎達をも呑み込んで皿に変える。しかし皿のままで反撃され、夫の大入道を人質に取られ降参した。
: 第3作では他に、第53話に「皿屋敷」の要素が取り入れられ、モウリョウに取り付かれた女性・町子(そちらも声は土井)の死亡状況と脅し方がお菊に準えられる。
: 第5作第11話では、伝承通りの「お菊」の名前と設定で、白山坊が経営する見世物小屋の演者妖怪として登場。元々演者の少ない見世物小屋で何回も工夫無しに延々と同じ演目を続けていたため、観客の妖怪仲間たちからは飽きられていた。
; [[大入道]](おおにゅうどう)
: 声 - 大竹宏
: 巨大な男の妖怪。
: 「皿合戦」(アニメ化第3作第97話)では[[トンスラ]]頭で僧形の巨漢(とは言え本作では数メートル程度)。皿数えの夫で皿ばかり食べる。「鬼太郎霊団 阿部の奉連想」では『[[異魔話武可誌|怪談百鬼図会]]』にあるような真っ黒な姿。[[小錦八十吉 (6代)|小錦]]にとりつき、奉連想の部下として登場した。
; 獅子頭(ししがしら)
: 声 - 大竹宏(第3作)、[[麦人]](異聞妖怪奇譚)
: 空飛ぶ顔が[[獅子]]の妖怪。初登場は「ペナンガラン」(アニメ化第3作第87話)
; [[たくろう火]](たくろうび)
: 声 - [[龍田直樹]](第3作)、[[吉田小南美]](第6作)
: 髑髏のような顔の炎の妖怪。
: 「妖怪クリーニング」では四次元から来た
: アニメでは第3作第85話初登場。楽しい場所を占領する悪党妖怪。顔が三つあり分離行動
: 第6作では第21話で初登場。第3作とは違い顔が一つで両手がある。ゲゲゲの森の住人で純真な心優しい妖怪だが、自分の意思と無関係に触れた物を炎上させてしまう性質があるため友達がいなかった。金に困っていたねずみ男
; [[木の子 (妖怪)|木の子]](きのこ)
: 声 - [[青羽美代子]](アタマ)、[[頓宮恭子]](オコリ)、[[柳沢三千代]](シャイ)、[[佐藤智恵]](ナキ)、松井摩実(ノンキ)(第3作)、[[一木千洋]]、れいみ、[[須藤祐実]](第6作、特に個体名は判明していない)
: 森に集団で暮らす、木の葉を纏った子供の姿の妖怪で、伝承では山童の一種。
: 本作では木の精霊で、その領域である異次元の森は人間には滅多に辿り着けない。なお、カシャボやセコのような顔の個体もいる。「木の子」に登場。住処の森に迷い込んだ少女・モモコ(声 - 荘真由美)を仲間に入れ、一緒に暮らしていた。5年後に新聞記者が迷い込み、モモコの写真を載せた記事を見た両親の依頼で鬼太郎が連れ帰りに来る。モモコは両親のことを思い出したものの木の子達を悲しませたくないため帰るとはっきり言えず、モモコと別れたくない木の子達は山天狗を呼んで鬼太郎を倒させた。だが山天狗は報酬にモモコの生き胆を要求し、とどめを逃れていた鬼太郎がそれを止める。木の子達はモモコの為にも帰すべきだと再度の説得を受け入れ、餞別に木の葉の服を贈った(モモコは5年前の服が着られなくなって以来、全裸で暮らしていた)。
: 初アニメ化は第3作第89話。名前が判明している個体は「アタマ」、「オコリ」、「シャイ」、「ナキ」、「ノンキ」。松茸を採りに来たねずみ男が木の子の住む「天狗の森」に迷い込み怪しまれて捕まり、鬼太郎は5年前にそこで友人のモモコが失踪したユメコを伴って森に向かう。木の子たちは鬼太郎を追い払おうと山天狗の封印を解いてしまうが、天狗に食べられそうになったモモコを救うためにシーサー達と共に天狗の羽団扇を奪う。
: 第6作では52話登場。モモコに代わって雅を仲間として入れる。設定と話の内容は原作および第3作と同じだが、木の子の森と人間界を結ぶ回廊は五百年に一度僅かな間しか開かず(精霊や妖怪ならば、いつでも自由に出入り可能)、更に人間界とは時間の流れが違い、人間界での1日が木の子の森では数年の時間が経過してしまう(木の子の森で数年過ごして成長した雅は、後で無事に人間界へ帰還できた際に人間界では僅か数時間しか経過していなかったので、森へ入る前の元の年齢の姿に戻れている)。鬼太郎を協力して山天狗に連れ去られた雅を助け鬼太郎に山天狗を倒させ、人間界に帰る雅に再会したら一緒に遊ぶことを約束して別れた。
; [[火消婆|吹消婆]](ふっけしばばあ/ふきけしばばあ)
: 声 - 津田延代(第3作・第8話)、[[鈴木れい子]](第3作・第80話)、川浪葉子(第4作)
: 蝋燭や[[行灯]]の火を吹き消す老婆の妖怪。
: アニメでは第3作第8話初登場。妖怪だるまのビル乗っ取り計画に協力して居住者の前に現れ、近代化の影響で火が吹き消せなくなったことの恨み節を語って怖がらせていた。原作の初登場は「吹消婆」で、アニメ第3作では第80話にて原作該当回が初めて描かれ、メインの敵としての登場となった。[[たい焼き]]機のような装置で人間の[[手相]]を書き換えて運命を変える力を使って連敗中の女子プロレスラー(原作では'''太鼓のドン子'''、アニメでは'''タンク松竹(まつたけ)'''(声 - 上村典子))を操り、勝たせて儲けるばかりか強盗までさせた。鬼太郎はレスラーにプロレス勝負を挑み、球体化しての体当たりで破り吹消婆に手相を戻させる。
: 第4作では第50話登場。電灯ばかりになって火が吹き消せず、不満から遊園地の遊具を吹き飛ばそうとした。だが姥ヶ火との対決で鬼太郎のちゃんちゃんこを着て強化、姥ヶ火を吹き消し、百年分の不満が解消したと言って去る。ここでは若い美女の姿にもなれる。
; [[抜け首|ぬけ首]](ぬけくび)
: 声 - 矢田耕司(第3作)、[[川津泰彦]](第6作)、青木和代(異聞妖怪奇譚)
:
: 原作該当回の初アニメ化は第3作第94話。
: 第6作では第53話に登場。自分を有名だと信じて疑わない自尊心の高い性格で、注目されていないと感じると機嫌を損ねて首が外れ、周囲に高熱と冷気をまき散らす厄介な妖怪。ただし握手を貰って有名妖怪の実感が得られれば満足するなど、気の良いところもある。ウーチューバーに返り咲こうとするチャラトミと山中で出会い、世間の注目を集めたいという目的が一致して手を組む。二人で動画配信を始め人気者へ上り詰めていくが、ファンの女の子から握手を求められた程度で十分に満足なぬけ首と、自分の目標である日本トップクラスのウーチューバーにはまだまだ程遠いと感じるチャラトミの間に溝ができ、チャラトミについていけないと感じた抜け首は「しばらく休む」と山へ帰ってしまう。業を煮やしたチャラトミは、「ぬけ首の体を探すサプライズゲーム」と称して彼が寝ている間に体を隠し、体から長時間離れたぬけ首の頭は高熱を放射して日本中を大混乱に陥れた。鬼太郎とねこ娘がチャラトミを問い詰めるも身勝手な言い分を述べるばかりで体の隠し場所を教えなかったが、まながネットで入手した日本の温度分布図から隠し場所を特定し、鬼太郎が洞窟の中に隠されていたぬけ首の体を持ってきて頭に付けたため、危うく自爆寸前のところで元に戻る。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』では特定の条件を満たすことで仲間にできる。
; [[白粉婆]](おしろいばばあ)
: 声 - 弥永和子(第3作)、吉田理保子(第4作)、龍田直樹(第6作)
: 伝承では顔に[[白粉]]を厚塗りして徘徊するとされる老婆の妖怪。
: 第3作103話でアニメ初登場。最強の女妖怪・脂粉仙子を幼いうちから手元に置くことで、彼女の力を利用して妖怪大統領になろうと
: 第4作21話では妖力を込めた白粉をねずみ男に売らせ、使った者の顔を奪いエキスを採って自身が若返る薬を作ろうした(猫娘、砂かけ婆、子泣き爺も被害にあった)。見かけによらず素早い動きと
: 第5作では幽霊電車の駅に現れたり運動会で北日本のリレー走者として出たりした。
: 第6作では凶悪な人食い妖怪として44話に登場。人間の美男子に化けて「ユウ」(声 - [[田中健大]])と名乗り、芸能界に入ってアイドルになることで軽率に近づいてくるファンの女性を誘っては「食料」として丸ごと食っていた(車の中には犠牲者たちのスマホが大量に存在した)が、一緒にアイドルユニット・パラダイスを組んでいたアツシが芸能界を辞めたいと言ったことから、彼をも食い殺した後で「相方が謎の失踪を遂げた悲劇のアイドル」と宣伝して更に「食料」となるファンを集めようと企んだ。アツシと彼を助けに来たのっぺらぼうをまとめて「毒白粉」で殺そうとしたが、駆けつけた鬼太郎とねこ娘に阻止され対峙。鬼太郎の髪の毛針を「白粉笠」で防ぐも、ねこ娘の爪に笠を斬られて失い、無防備になったところへ指鉄砲を食らい消滅した。
:; 脂粉仙子(しふんせんこ)/紅子(べにこ)
:: 声 - [[小山茉美]]
:: 第3作103話登場。
; [[餓鬼]](がき)
: 声 - 掛川裕彦、小林通孝、堀川亮(第3作)、新井良平(第6作)
: 餓鬼道(本作の地獄編「最後の出会い」では地獄の一部扱い)に落ちた亡者のなれの果て。常に飢えており、自分の体や迷い込んできた者も食べてしまう。中にはいつも吐き気を催して何度食べても吐いてしまうので飢えが満たされない者も多数存在する。生前自分だけが贅沢なものを食べたり、主に食に関わる悪事を働いた亡者たちが閻魔大王の裁きで落とされて化身する。本作では一応食事も支給されているが、それは夜行さんがその場で殺した他の餓鬼の肉である。
: アニメ第3作では、地獄編の他に77話にも登場し、村の住民たちを喰らったため防衛手段として手の目の住処に手の目共々封印され
: 第6作では原作の「地獄流し」に該当する68話で登場。食べ物を食べようとしたところを空腹のあまりに新たに餓鬼となったカケルに横取りされた。
=== アニメ第3作初出(味方としても登場した者) ===
; [[がしゃどくろ]]
: 声 - 田中康郎(第3作)、佐藤正治(第5作)
: 惨めな最期を遂げた多数の人間の遺骨と怨念が集まって生まれた、巨大な骸骨の妖怪。作品によっては全体か上半身だけの登場。
: 漫画初登場は1980年代『最新版』第1話「大妖怪がしゃどくろ復活」。[[青木ヶ原]]の自殺者の骨から生まれ、誤って遺骨に小便をかけた山田健太に祟っていじめ地獄に陥れ
: アニメ初登場は劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』
: 第4作では11話で毛羽毛現に操られ霊山ハイウェイの自動車を襲った。道路を造ろうとする社長と大臣を懲らしめる作戦(怪奇温泉ツアーと2人を騙して招待)で、2人が温泉に入っている所を鬼太郎のオカリナの音を合図に脅かした。96話でヨナルデに操られたが、これは妖怪王になったぬらりひょんに作られた幻だった。
: 第5作2話では刑場跡のビルに現れ、ビルと一体化して中の人々を呑み込み生気を奪
: 第6作8話では緒方家の庭の石碑に封じられていた
; [[倉ぼっこ]](くらぼっこ)
: 声 - [[はせさん治]](第3作)、[[松野太紀]](第4作)
: 倉に住み着いて栄えさせる妖怪。全身を覆う長い毛がトレードマーク。初登場は原作「吹消婆」(群衆扱い)。
: アニメでは第3作 : 『妖怪千物語』では住んでいた旧家の倉が取り壊されるのを悲し
; [[雷獣]](らいじゅう)
: 落雷と共に現れる
: 初登場は1980年代『最新版』の「妖怪本所七ふしぎの巻」(アニメ化第3作108話)で、六足双尾の狐のような姿。本所七不思議の妖怪の一体として鬼太郎
: アニメ第5作10話では太目の猫に似るが双尾で背には[[剣竜類]]のような突起がある。その姿は存在を信じる者にしか見えない。昔、白神山の神によって「いかずち岩」にのみ落ちる
; [[キジムナー]]
: 声 - 松井摩味(第3作・劇場版)、龍田直樹、小林通孝、田中和実(第3作)、佐藤正治(第4作・劇場版)、沼田祐介(第4作)、[[佐藤聡美]]、[[安田早希]](第5作)
: またの名を'''キジムン'''といい、他にも様々な地方名がある。南方妖怪として登場することもあるが、本来の伝承では[[沖縄県]]の妖怪。
: 伝承では人型のような姿をしている場合もあるとされるが、本作では鳥のような嘴に体毛におおわれた真ん丸の体と短い手足が特徴の獣系な容姿の方で登場(ただし、第3作および第5作では頭以外は比較的人間に近い形状となっている)。色は第3作では青か灰、第4作は白かクリーム色、第5作では[[キウイフルーツ]]に近い茶色となっている。第5作では嘴はないが唇と歯がある。アニメシリーズでは第3作から頻繁に登場。第3作の劇場版第1弾ではぬらりひょんおよびチンポ配下。片や73話では島を荒らす鎧集団退治を鬼太郎に依頼し、鞭や投石器の使い方を教わり共に戦った。第4作の劇場版『[[ゲゲゲの鬼太郎 大海獣|大海獣]]』ではアカマタ率いる南方妖怪軍団の戦闘員として登場。一回り大きくて言葉を話すリーダーに統率され、集団で火を吹いて攻撃してくる他に空を飛ぶこともでき、軍団の飛行用としてアカマタとやし落としを乗せて飛ぶこともある。同じく第4作63話ではシーサーと共に沖縄のリゾートホテルに住み着いていた。こちらの個体は火を吐かないが変身能力を持っていた。第5作では妖怪横丁にも多数の個体が住んでいる。こちらでは特に活躍は見られない。
: 第6作のオープニングでは目玉おやじと夜の墓場で二人三脚をしている描写がある。本編では28話で数体の岩魚坊主がヴィクターの合成生物に食い殺されても他の岩魚坊主やひょうすべと共にどうしようもできなかった。
; [[金霊]](かなだま / かねだま)
: 行いの良い者に富を授けるという妖怪
: 初登場はアニメ第3作65話。鬼太郎に呼ばれて巨大な金貨の姿で現れ、彼を乗せて飛び黄金の輝きで百目の目を眩ませた。原作の「国盗り物語」では[[十円硬貨]]の姿。現代人の金銭欲の毒気に当てられ
; [[畑怨霊]](はたおんりょう)
: 声 - [[塩屋翼]](第3作)、田中一成(第4作)、太田健介(第4作劇場版『おばけナイター』)、稲葉実(第5作)、池水通洋(第6作)
: 凶作時に餓死した人間の怨霊とされる、巨大な一角の鬼の姿の妖怪。
: アニメ第4,6作では顔だけで描かれるが、第3,5作では体がある描写も見られた。後述の目玉おやじの発言から、複数の畑怨霊が発生する事が示唆されている。
: 初登場はアニメ第3作75話で、小豆の神と偽って小豆洗い達から多量の小豆を騙し取ろうとした。嘘がばれると彼らを喰おうと襲い掛かるが、図体の割にからきし弱く、一斉攻撃で一度転ばされただけで目を回し降参。
: 第
: 第5作90話では浅草・雷門の地面に潜み、零れ落ちた餅を数百年ぶりに食って味をしめ、巨大な舌を地面から伸ばして町中の餅を奪い貪った。目玉おやじ曰くこれ程巨大化した畑怨霊は例がないらしく、土地に纏わる怨霊の強さが桁外れだった事と、生前は贅沢品だった餅を事故的ではあるが食べたことによって飢えが暴走したためとしている。ぬりかべ達を投げ飛ばす力と髪の毛攻撃で鬼太郎たちを苦しめたが、姿を消して逃げようとした所を白坊主の光線で見破られ、鬼太郎(魂は火車)の体内電気と火車(魂は鬼太郎)や輪入道の火炎攻撃で倒された。
: 第6作48話では人間による妖怪狩りが激化したことで人間と戦うべきと考えるようになった妖怪たちのリーダー格となっていた。鬼太郎の前に大勢の仲間妖怪とともに現れ人間との開戦を主張するが、目玉おやじから「鬼太郎と自分が真相を確かめるまで待って欲しい。これがもし何かの手違いであった場合、人間と妖怪が誤解したまま争って互いに相手を許せなくなってしまうだけで、双方に無駄な犠牲を多く出す危険性しかない」と説得されて、「ここは目玉のおやじの顔を立ててやろう」と矛を収め、他の妖怪たちも彼の判断に従い一旦は引き下がる。しかし同時に「急げ。人間も妖怪たちも限界は近いぞ」と警告を与えており、程なくして彼の言葉の通り名無しの怨念によるオメガトークに煽られ暴徒と化した人間達多数が調布(ゲゲゲの森の入口)に押し寄せ始めたため、妖怪達も鬼太郎父子の帰りを待たず迎撃態勢を取る。49話で鬼太郎とまなや砂かけ婆たちの協力もあって争いは回避され、解決に至った。最終話では妖怪大同盟の一員として登場、妖対法の特殊部隊を噛み殺した。
; [[白溶裔]](しろうねり)
: 声 - [[宇垣秀成]](第5作)
: 古い雑巾が変化した白い龍に似た妖怪。口から相手をカビだらけにする息を吐く。
: 原作では群衆扱いのみ。
: アニメ第3作劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』では、妖怪皇帝配下の一匹として空を飛んで登場。長い尻尾でカロリーヌを攫い、後を追った鬼太郎と一反木綿を悪臭の息で撃退する。その後鬼太郎と再度対決するが、オカリナ剣で切り裂かれてしまう。
: 第4作では第16話に登場。あかなめと共にねずみ男の住む廃アパートに住み付いた温厚な妖怪。普段は古バケツの中に入っており、あかなめと同じく汚れを食べる(ねずみ男たちと三週間前の牛乳で乾杯するシーンがある)。口から吐く息や尾から撒き散らす粘液で人間には落とせないカビを生やす能力があり、それを利用したねずみ男のインチキ商売の協力をするが、鬼太郎達に諌められたねずみ男に川に捨てられてしまう。その後、都会の下水の汚れによって巨大化して暴れだしてしまった。第5作では第58話登場。雑巾妖怪ギュギュが成長した姿として登場。小学生3人・'''大地'''、'''未来'''、'''駿'''(だいち、みらい、しゅん、声 - 広橋涼、[[小林由美子]]、[[鈴木真仁]])のペットとなった。初めは普通の雑巾に似た姿をしていたが、どんどん汚れを吸収して巨大な龍のような姿になり、さらに急激に成長したために力を制御できずに暴走してしまう。第4作・第5作とも最後は鬼太郎達によって体の汚れを落とされて元の姿に戻った。
:; 雑巾妖怪ギュギュ
:: 声 - 中山さら
:: アニメ第5作第58話
; [[姥ヶ火]](うばがび)
: 声 - 伊倉一恵(第4作)、森下由樹子(第6作)
: 老婆の顔をした火の妖怪。'''姥火'''と
: 原作では「妖怪危機一髪」でヒ一族と、「復活悪魔くん」で魔物と戦う際に呼び出され
: アニメ初登場の第3作では「炎の妖怪五人衆」の1人として登場。 : 第4作では男に捨てられた女性の情念が化けた妖怪として登場。クリスマスのカップルの姿に嫉妬
: 第5作では炎の妖怪と共に登場することも多い。
: 第6作では幽霊電車作戦や魍魎退治に協力する。デザインは第4作とほぼ同じ。95話では人間を襲撃する場所を考えていたところを妖対法の特殊部隊により他の妖怪共々射殺された。
; [[化け火]](ばけび)
: 声 - [[田中亮一]](第3作)
: 坊主顔が三つあり、それぞれ分離行動もできる火の玉
: アニメ第3作では第15話初登場。炎の妖怪五人衆の一員。単体での活躍も多く、鬼太郎の腹に入り熱放射や口からの火炎連弾といった合体技を使ったり、つるべ火と共に妖怪戦車のヘッドライト兼火炎放射になったり
: 第6作では石動零の呪装術で封じられており、零はその力を招来することで炎を吸収し身に纏うことができる。第57話で使用。第78話ではつるべ火や姥ヶ火と共に魍魎退治に参戦(零から解放されたのか別個体かは不明)。
; [[海月の火の玉]](くらげのひのたま) / くらげ火(くらげび)
: 声 - [[小野坂昌也]](第3作)
: 海月([[クラゲ]])の化身。
: アニメでは第3作第35話初登場。炎の妖怪五人衆の一員。劇場作品『最強妖怪軍団!日本上陸!!』でも、後述の妖神(紙の精)への対抗策として、鬼太郎の招集に[[釣瓶火|つるべ火]]や[[天火]]、[[姥ヶ火]]と共に応じた。第6作では第28話及び第96話に登場。
; [[家鳴|家鳴り]](やなり)
: 声 - 平野正人、田中康郎、田中和実(第3作)、[[高塚正也]]、[[森岳志]](第5作)
: 伝承では古びた家を揺らし、[[ポルターガイスト現象]]を引き起こす鬼の妖怪。
: 初登場はアニメ第3作第92話「人喰い家と妖怪家鳴」。3体が登場し、山里にひっそりと暮らしていたが、ある日自分達のいる家が人間を食べて成長する'''人喰い家'''という事に気付き、その性質を利用して家鳴帝国を築こうと企み、骨女を配下にして餌になる人間を集めさせていた。だが、鬼太郎が夜行さんから借りた妖怪戦車で人喰い家を破壊され、逃げようとした所を野づち砲で吸い込まれた。
: 第5作72話にも登場。伝承の設定が忠実に取り入れられており、彼らが家を揺らすとその屋内の物が独りでに浮遊する怪現象が起きる。その際に生じる共鳴現象で妖怪城が命を吹き込まれたとされ、妖怪城覚醒の為にぬらりひょん一味に何体か捕らえられる。面白い事が好きで面白くない事はしないため、初めは息が合わず作業は難航するが、ぬらりひょんに一味をクビにされショックを受け立ち去ろうとした朱の盆が鬼太郎達にやられる姿が面白くやる気を出して妖怪城を覚醒させてしまい(これは想定外であったが、元々朱の盆をクビにしたくなかったぬらりひょんはそれを口実にクビを帳消しにした)、その後は鬼太郎達に一匹残らず逃がされた。
; 山田海姫(やまだ みき)/ 女王人魚(じょおうにんぎょ)
: 声 - [[山野さと子]]
: 「鬼道衆」に登場。子供のいない山田夫婦に海岸で拾われ育てられた少女。その正体は女王人魚で、足には所々に鱗が生えている。女王人魚は、人魚族の守り神
: アニメでは第3作100話に登場、人間として育った描写はない。鬼太郎ファミリーやユメコ、仲間の人魚達の立ち合いで半魚人と結婚式を挙げるが、その最中に鬼道衆に襲われる。初回は鬼太郎達が退けるが、鬼巫女が加わった再襲撃で拉致されてしまう。自分が食べられそうになっても「私の命はあげますから、他の妖怪まで虐めないで下さい」と懇願した。また、鬼巫女の正体が操られたユメコと見抜き鬼太郎に警告する。最後は鬼太郎ファミリーと半魚人に救出された。
=== 「最新版ゲゲゲの鬼太郎」初出(アニメ第3作未登場分) ===
; [[わいら]]
:
: 牛のような体をした妖怪。体中に生えた毛と蜘蛛のような牙、両手のカギ爪が特徴。カギ爪は地面を掘ったり、相手を攻撃
: 「最新版」第3話ではぬらりひょんの部下として登場。茨城県で目撃されたこと
: 第5作では妖怪四十七士茨城県代表
: 第6作ではゲゲゲの森の住民で紫の体色。最終話では大人になったまなに襲いかかるが、鬼太郎に阻止され
; [[さがり (妖怪)|サガリ]]
: 山の樹の枝にぶら下がる馬の首のような妖怪。
: 「最新版」第3話ではわいらと共にゲゲゲの森へ攻め込もうと
; [[野衾]](のぶすま)
: ムササビのような妖怪。
: 「電木妖怪さかばしら」に登場。逆柱に操られる空を飛びながら人間に電気を浴びせ、操って逆柱のもとへ連れていった。最後は不明瞭だが、逆柱に食べられた鬼太郎が体内から出てくる際に退治したことが示唆されている。
: アニメでは、第6作57話において日本で吸血鬼事件が起きた際に、まながスマホで検索して名前と伝承のみ語られる。事件とは無関係。
; [[しょうけら]]
: 声 - [[楠大典]](第5作)
: 夜に窓から屋内を覗き込む獣人のような姿の妖怪。
: 漫画では「最新版」第12話に登場。[[ケラ]]のように水中・地中・空中を自在に動き回る。妖怪刑務所からの脱獄犯で、人間界で適当な死体に乗り移り人間として暮らそうと
: アニメでは第5作第16話に登場。元は家々の安全を見守る善良な妖怪
; [[目競|どくろの怪]]
: 「[[平家物語]]」作中で[[平清盛]]が遭遇した、多数の[[頭蓋骨]]の姿の妖怪。
: 「最新版」第14話登場。かつて刑場で晒し首にされた者達の頭蓋骨。清盛と睨み合うと消えた説話とは逆に、人と目が合うと無数に増殖し、また合体して一つの巨大な頭蓋骨になることもできる。刑場の跡地に建てられたデパートに祟りをなし、幽霊騒ぎを起こしたり、群れで襲撃して警備員を食い尽くしたりし
; [[以津真天]](いつまでん)
: 声 - [[真殿光昭]](第5作)
: 戦乱や飢餓などで死んだ人間の野晒し死体の怨念から生まれた妖鳥。
: 漫画では「最新版」第15話に登場。翼とは別に腕がある怪鳥の姿で、狙った獲物をいつまでも追い続ける。成績最下位を同級生達に揶揄され恨んだ少年・林田と
: アニメでは第5作第12話初登場。交通事故で壊れた公衆電話が
; [[疱瘡婆]](ほうそうばばあ)
: [[天然痘|疱瘡]]を蔓延させ、病死者を食べる妖怪。
: 「最新版」第17話に登場。馬のような蹄に牛のような角を持った、真っ黒な一つ目の妖怪。老婆の姿に化けて町を徘徊し、妖奇病ガスで子供達を疱瘡に似た妖奇病に感染させ、その肉を食べていた。首を切られてもなお生きており、恐山の妖怪病院にある妖奇病のワクチン工場を襲撃しようとしたが、
; [[蟹坊主]](かにぼうず)
: 声 - 飯塚昭三(第4作・8話、14話)、川津泰彦(第4作・77話)、小西克幸(第5作)、田中秀幸(第6作)
: 伝承では坊主の姿で現れて人間に「両足八足、横行自在にして、眼は天を差す。これ如何に?」という問いかけ(蟹が正解)を出し、答えられない者を餌食とした巨大な[[カニ]]の妖怪。背の甲羅にヒゲを生やした人面がある。甲羅の防御力は髪の毛針を弾くほど硬く、口から相手を固める泡を噴いたり、岩すら砕くハサミで攻撃
: アニメ第3作では本編には出なかったが、エンディングの冒頭に登場している。「最新版」では第20話に登場。[[山童|山わろ]]に食われそうな所を鬼太郎に助けられた。
: アニメ第4作では[[蓬莱島]]を求めていた当時の[[徐福]]仙人(じょふくせんにん、声 - [[北村弘一]])と共に来日した[[チュウゴクモクズガニ|上海蟹]]が妖怪化したとされ、そのため色も青黒くなっている。初登場の第8話では元々山奥の沼に住んでいたが、人間の開発で沼を埋め立てられた為に河童淵への移住を企み河童たちの住処を荒らして彼らを毒泡で操る。鬼太郎も毒で動けなくなるが、砂かけ婆のおかげで河童たちは正気に戻り、復活した鬼太郎の髪の毛綱で振り回され妖力が抜けて上海蟹に戻るが、その後改心し海で行動する際などに鬼太郎に協力した。第14話で徐福と再会でき、涙を流すほど感激した(徐福も「あの時蟹スープにして食べなくてよかった」と述べている)。第77話では夜行さんの作った妖怪潜水艦の動力になり、海和尚との闘いにも加勢。
: 第5作ではぬらりひょん一味として登場。他の一味と比べて登場することは少ない。最初は喋らなかったが、次に登場した時には普通に喋っており、泡爆弾という新技を編み出している。戦闘時はぬりかべと格闘する事が多い。
: 第6作では17話登場。口から吐く泡で相手や物体を銅像に変えてしまう(銅像化は自らにも有効)。硬い体の防御力は鬼太郎の髪の毛槍も弾くほどだが、電気が弱点。戦国時代に人間態(巨漢の[[雲水]])でとある武将に仕え、戦に敗れて落ちのびる姫(声 - 祖山桃子)を慕って守っており、その際に敵味方を区別するために伝承と同様の謎かけ(伝承と異なり自分の名前が正解)を出し、自分の正体を知らない者を敵とみなし銅像に変えていた。だが境港の地まで落ちのびた際に敵方の雇った呪い師(鬼道衆)によって石に封じられ、間もなく仲間も姫も命を落とした。封印が解けて現代に蘇るが(封印を解いた者は不明)、かつての仲間も姫もすでに亡く、そのことに薄々気づいていたが認めたくない一心で自分を知る者を求めて境港を彷徨う。当時の謎かけをしてそこで出会った人々だけでなく鬼太郎ファミリーもほとんどが銅像化されてしまうが、砂かけ婆だけは蟹坊主が姫と勘違いしたため攻撃されず、動揺した隙をついて目玉おやじとまなを連れて烏天狗の住む大山へ逃げることに成功。大山で長老から経緯を聞いて戻った砂かけ婆のもとに再び現れ、彼女に現実を認めるよう諭され正体を当てられる。正体を現すが現実を認めることができず巨大化して暴れ、砂かけ婆と小次郎の迎撃も寄せ付けず追いつめたが、長老が大山の霊水を巻き上げたおかげで鬼太郎ファミリーや人々は銅像化は解け、直後に駆け付けた鬼太郎の体内電気で敗北し縮小。最期は自分の間違いと現実を認めると砂かけ婆に姫の眠る境港に安置して欲しいと頼み自ら銅像化する(目玉おやじから「本当は倒してもらいたくて最後に暴れたのかも知れない」と同情された)。事件後、銅像の彼は希望通り境港に安置され、彼を慰めるために境港の人々によって近くに姫の像や鬼太郎ファミリーを含む妖怪の銅像も作られた。
: 新妖怪千物語では中国妖怪・上海カニ坊主として登場。中国最強を自負し、日本最強である鬼太郎に挑戦すべく人喰い島を操って近海の漁師達や海座頭を人質に呼び出す。気泡コンクリートのような泡で相手を固め、他の妖怪を剥製にして博物館を作ろうと計画していた。人喰い島に呑まれた人々の声を聞き助けに行った鬼太郎を追って体内に入り、消化液で溶かされた。
=== 1980年代マガジン版初出(アニメ第3作未登場分) ===
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: 声 - [[滝口順平]](第4作)
: 歯並びのいい口と円らな目、全身真っ黒の妖怪。
: 初登場は「妖怪危機一髪」でソーセージにされた鬼太郎の担架をあかなめと共に担いだ。
: 「カニ妖怪」では父親と子供で登場。髪を材料にした洋服店「黒髪屋」を営むが、ねずみ男の紹介で来た客=アメリカのカニ妖怪に父親が拉致される。
: アニメでは第4作第112話登場。300年前に悪事を働いた鬼髪を封じた。髪を食べて妖力の源とするが、悪党とはいえ仲間を封じた負い目から断っており、復活した鬼髪との再戦に臨み鬼太郎たちから髪(子泣きと油すましは眉。一反木綿と呼子は毛がないので気持ちだけ)を貰って力を付ける。鬼髪に組み付いて取り込まれた人々を分離した後、鬼太郎に「清めの炎」で自分ごと焼き払わせ、この世から消えた。
; [[大蝦蟇|化けガマ]]
:「ガマ妖怪」に登場。人間以上の知能を持ち千年を超えて生きる巨大なガマの妖怪。他のガマからは「マラカニアン皇帝」と呼ばれている。現代の人間の横暴ぶりを見かねて
; [[提灯火|小右衛門火]](こえもんび)
: 1980年代版「吸血鬼ラ・セーヌ」にて、油すましが援軍に連れて来た火の玉妖怪。球状で顔らしいものはないが
; 妖怪ヅタ
: 「家獣」に登場
; [[桂男]](かつらおとこ)
: 声 - [[長嶝高士]]
: 「月の妖怪桂男」に登場。[[月]]に住む、雲で出来た巨人のような姿の妖怪。物を体内に取り込み大きさを変えられる。地球人が月探査機などで月を侵害するのに怒り、地球に来て虫や小動物を巨大化させ暴れさせ
: アニメでは第4作93話初登場。主人の月女が地球にいられる最後の夜になっても月への舟を飛ばすための月光が集められず、邪魔な人間の照明を巨大化させた虫で壊そうと
:; 霊兎(れいと)
:: 原作での桂男の部下で、いわゆる[[月の兎]]。小さくなった鬼太郎を餅に搗き込み、桂男への捧げ物にした。
:; 月女(つきめ)
:: 声 - 久川綾
:: アニメ第4作での桂男の女主人。800年前
; [[針女]](はりおなご)
: 声 - [[渡辺美佐 (声優)|渡辺美佐]]
: 頭髪の先が釣針状の女妖怪。
: 原作「針女」では髪の針で魚を捕らえ魚屋を営む。少女を誘拐して召使にし、妖怪に改造しようとした。少女を助けに来た鬼太郎も地中から手を伸ばす「土中手長の術」
: アニメでは第5作81話初登場
; [[麻桶の毛|麻桶毛]](まゆげ)
: 声 - [[白鳥哲]](第6作・内裏)、[[柿沼紫乃]](第6作・雛)
: [[阿波国]][[三好郡]][[賀茂村]]にある彌都比売神社の御神体の麻桶に入れられた一筋の毛。普段は一筋だが、何か腹立たしいことがあると何百何千にも裂けて伸びていく妖怪。神社に祀られているものもあるが、そうでないものは古い人形の髪などに隠れて何千年も生き続けて
: 鬼太郎と戦った麻桶毛は後者で、人形に潜んで古い家の仏壇に納まっていた。引っ越してきた少女・'''久美子'''を腹の中に取り込み、その後人形の腹が妙に膨れ上がって気味悪がった父親に捨てられ、それを野良犬が公園に持って行ってしまいそこで居合わせたシーサーはその人形で遊んでいた。そこへ少女
: アニメでは第6作46話初登場。神社に御神体として奉納された毛髪が祀られなくなったことで妖怪と化した
; [[石妖]](せきよう)
: 声 - 内田真礼 (第6作)
: 随筆『中陵漫録』に登場する石の化身妖怪。石切り場に美女の姿で現れ、石工に眠くなるほど快適な按摩をするが、相手の体は傷だらけになるという。
: 「石妖」に登場。ねずみ男が鬼太郎たちに、石山妖子(いしやま ようこ)と名乗る美女と結婚すると知らせ式に招いた。だが新婚旅行中、宿で妖子はねずみ男に按摩し眠った隙に金を盗んで逃げ去る。戻って来たねずみ男の按摩の跡から妖子の正体は人間ではなく妖怪・石妖とわかった。別の男性が妖子と婚約した記事を見た鬼太郎ファミリーはデート中を抑え石妖を捕らえに掛かる。子泣き爺はいつものようにしがみ付くが妖子の服が脱げ(後述のアニメでは感触に鼻の下を伸ばし)、「捕え方がスケベくさい」と砂かけ婆にビンタされる。見かけによらず戦闘力は高く、石像の姿になって毛針を防ぎ、ぬりかべが粉砕しても破片が竜巻を起こしながら再結合し塊になり逆に彼の腹を突き破った。鬼太郎と一反木綿を追って飛んで来るが、海中に飛び込むと人間態を取らないと動けず、そこに居合わせた海坊主に捕まりしばらく飼われることになった。
: アニメでは第6作第24話初登場。原作同様に[[結婚詐欺]]を働いていた悪女妖怪で、ねずみ男以外にも最低6人の男に近づき金を巻き上げていた(中には不倫に走った妻帯者もいる)。ねずみ男を騙したことで鬼太郎ファミリー(特にねこ娘)の怒りを買い、ファミリー総出で捜索が始まるも、妖子を憎み切れなかったねずみ男によって(他の被害者男性にも、同様の気持ちから被害者としての署名を辞退した者がいた)逃がされるが、港で見つかり対決となる。原作同様の攻防の後、鬼太郎と一反木綿との空中戦ではリモコン下駄を弾いて指鉄砲を躱し、石片の竜巻を起こしての反撃で窮地に追い込むが、鬼太郎に呼ばれ現れた海坊主によって海に叩き落とされ形勢逆転。海坊主にペットとして海へ連行されそうになるが、ねずみ男の嘆願で解放される。その後ねずみ男の優しさに心を打たれたのか、お礼として彼に気づかれること無くリンゴを無言で差し出して去っていった。
: 第6作準拠の小説「ねずみ男ハードボイルド」では、昔ムジナのレンと取引していたことや、24話から見て昨年に犬神を誑かしたことが語られている。
:; 妖怪バスの運転士
: ねずみ男と石妖を骨川温泉(がしゃどくろおんせん)まで運んだ骸骨姿のバス運転士。アニメ第6作では該当シーンで人間界のバスを使ったため未登場。
; [[黒坊主]](くろぼうず)
: 声 - 大友龍三郎(第5作)、[[茶風林]](異聞妖怪奇譚)、千葉繁(第6作)
: 「黒坊主」に登場。[[クロヒョウ]]に似た頭部を持ちマントのような服を着た、生き物の生気を吸って生きる霧のような妖怪。百年以上前に美人画の中に封じ込められた
: アニメでは第5作第20話で初登場。非常に凶暴な妖怪で、面白半分で心霊スポットを訪れた人間に呼び寄せられ、怒って黒い霧状の姿で度々人間を襲っていた。言葉は話せない。高い防御力で鬼太郎の体内電気も耐え抜き、体内電気を
: 第6作では「'''大逆の四将'''」の一体として第52話でその名が語られ、第62話で登場する。長い出っ歯を持った齧歯類のような顔をした妖怪だが、実は常に携えている美人画の方が本体。水が弱点だが、本体を濡らさない限り効果は無い。
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではむじなの仲間として登場。顔は原作と同じで喋る。むじなと手を組んで、人々から生気を奪っていた。
:; 黒雲主'''(くろくもぬし)
:: 1980年代『最新版』第23話に登場した、黒坊主が産業廃棄物を吸収して巨大に変異した
; 玉(ぎょく)/[[玉将|王将]](おうしょう)
: 「妖怪王将戦」に登場した[[将棋]]の精。将棋の駒に手足が生えた部下を率いているが玉自身は火の玉のような姿。大仙人によって壺に封じられて人面岩に埋められ、部下は只の巨大駒と化していたが、地震で出た壺を宝物と誤認したねずみ男が開けて復活、近くの村を占領した。鬼太郎ファミリーは苦戦の末に主力の飛車角を倒して駒を捕えたものの、玉に組み付いた鬼太郎ら数名が吸収されてしまう。ねずみ男の相談を受けた油すましが妖力を出し合っての対局・妖怪将棋を挑み、敗れて油になったかに見えたが玉がとどめとばかりに火を放った際、油すましは妖力を奪い返して玉を吸収し仲間を解放。玉は油すましの腹中で暴れ出すがねずみ男は封印の壺に吐き出させ、コンクリートで固めて再封印した。
; [[夜泣き石#類話|こそこそ]]
: 『こそこそ岩』に登場。岡山県にあり声を立てるという石「こそこそ岩」に潜む、女の姿をした石妖怪。石の手刀と石化眼光、相手をくすぐって眠らせる術を得意とする。岩の裏の洞窟に眠る太古の魔物たちを蘇らせて世界征服を企み、復活に必要な「青い血」を持つ少女さゆりを拉致
; 壺仙人(つぼせんにん)
: 「壺仙人」に登場。小太りな風貌の仙人で、何でも入る空飛ぶ壺を持つ。美人の玉女(仙人の侍女)を欲して、母が病に伏せっている少女ユミに薬を与える代わり母が治ったら玉女になるよう要求した。化けガラスを通じて相談を受けた鬼太郎が対峙する
; [[井守]](いもり)
: 恐竜並に巨大な[[アカハライモリ|イモリ]]の妖怪
; [[足手荒神|手足の神]](てあしのかみ)
: 「手足の怪」に登場。ひとりでに動く手足の形をしており、指輪やたこ焼きなどを盗んでいた。鬼太郎、一反木綿、シーサーが捕獲に乗り出すが、捕まりかけると無数に増えて伸び、鬼太郎や一反木綿をぐる
; 十鬼(じっき)
: 鬼太郎一行を倒すため、奪衣婆が呼び出した十人の鬼。それぞれ怪鬼(けき)、魃鬼(ばつき)、魅鬼(みき)、蠱毒鬼(こどくき)、厲鬼(れいき)、餓鬼(がき)、魎鬼(りょうき)、涙鬼(なみだき)、役使鬼(やくしき)、伝送鬼(でんそうき)と
: 鬼太郎の仲間達に戦いを挑んだが、返り討ちにあった。
=== 「鬼太郎国盗り物語」初出 ===
; 大口(おおぐち)
: 『鬼太郎国盗り物語』第3話に登場。ゲゲゲハウス周辺にムーが送り込んだ怪植物が大気に放った妖気により発生した、ぬり壁を丸呑みできるほど巨大な頭のみの空飛ぶ妖怪。食べた妖怪を[[ところてん]]に
; [[旧鼠]](きゅうそ)
: 声 - [[曽我部和恭]](第4作)、高戸靖広(第5作)
: 歳を経たネズミが化けた妖怪。
: アニメ第4作103話では廃寺の不浄霊がネズミに憑いて変化したもので、普通の旧鼠を遥かに上回る巨体と妖力を得た特殊な個体であり、ねずみ男も「あんなデケエ旧鼠いるわけない」と語っている(普通の旧鼠は大きなネズミ程度)。ねずみ男から魂を
: アニメ第5作ではぬらりひょん配下として8話から登場。小さめの人間サイズで、体内に多種の毒素や病原体を持
:; 旧鼠王(きゅうそおう)
:: 『国盗り物語』第5,6話に登場した、大小取り混ぜたネズミの大群を率いる熊並の巨大ネズミ。巨体から繰り出す怪力と毛を使った呪い、部下を使っての集団戦術と[[ペスト]]菌を駆使して地上制覇を企む。天敵である猫達には呪いで動きを封じ、鬼太郎を捕らえて自分の毛や目玉を移植して部下にすることで妖怪達を抑え、東京の占拠に成功。だが長期戦になればいずれ人間に敗れると考え、日本銀行の金塊や宝石を地下に持ち去ろうとした矢先、
; [[人面瘡]](じんめんそう)
: 他の生物に寄生する牛鬼と同じ能力を持つ妖怪で、本来は人の顔が付いた人魂のような形をしている。寄生すると宿主の腹部に人面を現し、体を支配して悪事に走らせる。ムー大陸からの妖気パワーを得たため、昔よりも力が増しており、人面部分を肥大化させて目から光線を放ったり、宿主となった植物を妖怪化させたりすることができる。また攻撃を受けた場合、ダメージは宿主にも行くため、周囲は迂闊に手出しできない。始めは山の石塚を壊したしげる少年に寄生し、それを助けにきた鬼太郎に移動。その後鬼太郎が自ら火あぶりになったため、近くの大木に移動し、木の葉手裏剣や剣状の枝を武器に鬼太郎達と戦った。最期は鬼太郎の
; [[ボゼ]]
: [[トカラ列島]]に伝わる来訪神。
: 『国盗り物語』第12 - 21話ではムーの手先として登場。最初はゴーストカーに化けて少女たちを誘拐
; [[狒々]](ひひ)
: 声 - [[小野坂昌也]](第6作)
: [[猿人]]のような姿をした妖怪。真っ赤な顔に突き出た唇、毛むくじゃらの巨体が特徴。伝承では山奥に住み女を攫うとされ、年老いた猿がそのまま妖怪になったという説もある。
: 鬼太郎を倒すため
: アニメの初登場は第6作55話。関西弁で喋る気の良い妖怪で、人を襲ったりはしない。テンションの高い面があって、自分の名前に引っ掛けたしょうもないダジャレ
; [[ガジュマル]]の精
: 『国盗り物語』第15話に登場。水木画の「松の精霊」のような小坊主の姿
; [[件|くだん]]
: 『鬼太郎国盗り物語』第17話に登場。予知能力を持つ人面の子牛。伝承では母牛から産まれるとすぐ予言を一つ遺して死ぬが、本作では生き続けていくつも予言する。沖縄で辻占いをしていた所をゴルゴーンに拉致されるが、助けに来た鬼太郎
; [[片耳豚]](カタキラウワ)
: 「鬼太郎国盗り物語」に登場する、豚の妖怪。その名の通り、片耳の豚の頭部から足が生えたような外見
: ゲーム『異聞妖怪奇譚』では特定条件下で仲間にできる。
; [[ヒザマ]]
: ムーの総理大臣の手下の一人で、巨大なニワトリの姿をしている。火を自由に操る力を持ち、口から吐く
: 地下世界の村一つを支配して
; [[手洗鬼|手洗い鬼]](てあらいおに)
: 巨大な体と長い手を持つ妖怪。[[高松市|高松]]から[[丸亀]]に続く湾で手を洗っている。巨体の割にどこに住んでいるのかはわかっていない。
: 劇場版『日本爆裂!!』では妖怪四十七士の香川県代表として覚醒
=== アニメ第4作初出 ===
; [[蛟]](みずち)
:
: アニメ第4作第14話「蜃気楼海竜みずち」に登場する。二千年以上前に中国の法師・徐福が[[清]]の[[始皇帝]]の命令で[[不老不死]]の妙薬を手に入れる旅に出て蓬莱島を見つける。迷いの森に入り込んだねずみ男が蓬莱島の宝物と勘違いして逆さ鱗を抜いてしまい蓬莱島が消え蛟が、暴れ出してしまう。最終的に、鬼太郎と蟹坊主が蛟を抑えている間にねずみ男が逆さ鱗を元に戻した事で鎮静化する。
; [[縊鬼|くびれ鬼]]
: 声 - 鈴木れい子、江川央生(第4作)、[[岩田光央]](第5作)、[[くじら (声優)|くじら]](第6作)
: 幽霊のように足が無い身体に巨大な顔がついた姿をしており、伝承では通行人に取り憑いて首を吊れと迫る悪霊とされる。外見は女性に近いが、第5・6作では男性のイメージが強い。
: 初登場はアニメ第4作第19話「恐怖!妖怪くびれ鬼」。現世で疲れた人間を黄泉の世界に連れ込み、その者の魂を徐々に奪い、最期には死に至らしめる凶悪な妖怪。黄泉の世界では無敵を誇
: 第5作第62話では、疲れた人間の気配をかぎつけてはその者が「死にたい」と呟いた途端に自分の世界に引き込む。神出鬼没
: 第6作では第25話に登場し、自殺した人間が妖怪になったという設定。伝承通りに一種の憑き物のような存在で、取り憑かれた人間は最後には首を吊らされ殺されてしまう。現代では「呪いのアプリ」を媒介に、大量の人間に一度に取り憑いていた。「呪いのアプリ」は[[不幸の手紙]]と似た性質のスマホアプリで、起動すると「三時間以内に入力しないと自分に呪いが返る」という警告とともに呪う相手の名前の入力を求められる(入力する名前は知人のものでないと無効となる)。名前を入力された者は呪いにより災厄が降りかかり、さらに自分のスマホに「呪いのアプリ」が勝手に登録され、別の誰かを呪うように求められる。名前を入力するとアプリは消えるが、前述の呪いの連鎖によって呪った者のスマホには「呪いのアプリ」が大量に現れるようになる。この状況に陥ったが最後、災厄から逃れるためには他人の名前を入力し続けるしかなく、その量も倍々で増えていくためやがて手に負えなくなり、最終的には追い詰められて自我を失いくびれ鬼の操り人形と化すか、自身の名前を入力してしまい、その場で首を吊って死に至らしめられる。作中では雅がクラスメート・山根香凛のまなへの悪口をSNSに流す陰険さに不快を感じて、ふざけ半分でまなのスマホに「呪いのアプリ」を登録し、まなも軽い気持ちで香凛の名前を入力したため、呪いが発動して香凛は怪我をし、まなも呪いに憑かれてしまう。その後、呪いの連鎖により雅も怪我をすることになり、同じく手を出していた蒼馬もアプリに操られ首を吊ろうとしたが、鬼太郎に止められ一命をとりとめた。まなも追い詰められて自分の名前を入力したため、姿を現したくびれ鬼の手にかかり首を吊らされそうになるが、鬼太郎とねこ娘に止められ、正気を取り戻す。くびれ鬼はそのまま鬼太郎たちと戦い、長い髪を伸ばして彼らを捕え、髪で作った縄で首を吊らせようとするが、ねこ娘の爪で髪を切り裂かれ、鬼太郎のちゃんちゃんこによる渾身の一撃で叩き潰され消滅し、「呪いのアプリ」は人々のスマホから消え去った。この「呪いのアプリ」にはアイコンや画面に逆五芒星が使われている他、物語の冒頭で周囲からの中傷を苦に首吊り自殺した人物の傍に名無しが現れてスマホから立ち昇る悪意を啜り、事件後の夜には名無しが無数の人々から流れ出した悪意を利用してまなの額に「火」の文字を刻むなど、一連の事件は名無しによって裏で仕組まれた事が示唆されていた。
; [[オバリヨン]]
: 声 - [[高戸靖広]]
: 伝承では、[[新潟県]][[三条市]]に伝わる夜中に歩いていると背中におぶさってくる妖怪でおんぶおばけ、ばりよん、うばりよん、おぶさりていとも呼ばれる。
: アニメ第4作第59話に登場。黄緑色の丸い体に手足と目が付いた姿の常に宙に浮いている無害な妖怪。30年前に祐子のいとこの友達の'''真奈美'''(まなみ、声 - 野田順子)の母'''佳枝'''(声 - よしえ、川島千代子、少女時代は吉田小南美)の妹・'''幸美'''(声 - ゆきみ、[[岡村明美]])とは両親が離婚して寂しい毎日を送っていた為、親しい友達となりよく遊んでいたが、岩魚坊主から幸美は残り僅かな命の運命であることを知らされ、死なせたくない思いから何とか回避させようと手招きして注意したが、それが仇となり幸美は交通事故で死亡し、その様子を見た佳枝に幸美を死なせるよう誘導したと誤認させてしまう。それから30年後、オバリヨンは真奈美の前に姿を現し手招きして何かを伝えようとするが、佳枝は先述の一件で「妖怪に関わってはいけない」と真奈美をきつく叱ってしまう。真奈美が最近オバリヨンの姿を見るようになっていて、真奈美の友人が心配し鬼太郎に相談してくれて真奈美の前に姿を現わす。鬼太郎は佳枝には追い返されるが、そこへ現れたオバリヨンが無害な妖怪だと聞いた真奈美は、オバリヨンに誘われるように異次元世界に、そこに佳枝も真奈美を追って異次元世界に入り込む。そこは30年前の幸美の事故が起こる前日で、オバリヨンは実は幸美の友達で、幸美が楽しみにしていたデパートや遊園地へ連れて行ってあげてほしいと佳枝に頼みオバリヨンは幸美を死なせないよう助けようとしていたことも話し、この事で今までの佳枝のオバリヨンに対するわだかまりも解かれた。オバリヨンは時間を超える能力があり幸美が天国に行くまでの時間を佳枝と過ごして欲しかったが、佳枝は妖怪を信じなくなったのでオバリヨンが見えなくなり幸美と会わせることが難しくなってしまい、それで娘の真奈美を通して佳枝と幸美を出会わせることに成功した。真奈美はこの件で妹・直子(声 - なおこ、桑島法子)の大切さを理解する。
; [[納戸婆]]
: 声 - 上村典子
: [[納戸]]に住み着く老婆の妖怪。大きな口と長い髪を持つ。
: 第4作87話にて倉ぼっこの仲間の妖怪として登場。 ; クネユスリ
: その名の通りクネ([[生垣]])を揺する妖怪。髪を逆立てた小柄な子供の姿をしている。
: 第4作では倉ぼっこの仲間、第5作では妖怪運動会の障害物役として登場。いずれも台詞はない。
; [[瀬戸大将]](せとたいしょう)
: 多数の[[陶磁器|瀬戸物]]が集まり、武者の姿を為した付喪神。
: アニメ第4作101話で一刻堂が使う式神として初登場。
: 松本しげのぶ版第9話では、ゆうたが愛用した茶碗がひび割れ捨てられた後、塵塚怪王によって付喪神化した。だがゆうたを守るために、甲冑と矛
; [[髪鬼|鬼髪]](きはつ)
: 声 - 江森浩子
: 人間の女性の怨念が、その髪に宿って生まれた妖怪。
: 初登場はアニメ第4作第112話。300年前に人間を手当たり次第に襲い(生み出す元になった女性をも取り込んだ)、他の髪の毛妖怪からも危険視されて黒髪切によって人形に封じられ、髪の大社に奉納されていた。だがねずみ男が人形を盗んだ
: 第5作では第37話登場。貧しさゆえに髪を売った女性の無念から生まれた以下2体の鬼髪が登場。髪の毛の先端を剃刀状にして相手を切り裂くことが出来る。
:; 黒鬼髪(くろきはつ)
:: 声 - [[富沢美智恵]]
:: 髪を売った女性の「怨み」から生まれた鬼髪。一房の髪の毛の状態で黒髪神社に御神体として奉納されていたが、妹・'''加奈'''(かな、声 - [[釘宮理恵]])のモデル採用を望んでいた女性・'''里奈'''(りな、声 - 大本眞基子)が願いが叶う御利益があると信じて盗み出したことで彼女に取り憑いて復活し、次々に美しい黒髪を持つ女性を襲って髪を切る事件を起こした。霊毛ちゃんちゃんこの拘束や封じ札も通じなかったが、取り憑かれた姉の妄執を断つべく加奈が自ら髪を切った事に反応した事で隙が生じ、鬼太郎が里奈を分離し白鬼髪が憎しみを吸収することで封じられ、再び黒髪神社に奉納された。
:; 白鬼髪(しろきはつ)
:: 声 - [[金月真美]]
:: 髪を売った女性の「悲しみ」から生まれた鬼髪。黒鬼髪とは対となる姉妹のような存在で、普段は髪の長い美女の姿をしている。復活した黒鬼髪の凶行を宿主の里奈ごと封じる(里奈自身の髪と取り憑いた黒鬼髪が複雑に絡んでいた為に、分離は不可能と判断した)ことで止めようとしたが、加奈が自ら髪を切った際に黒鬼髪が悲しみを感じている事を知り、自身も憎しみを理解する事を望んで、黒鬼髪の憎しみを吸収する事で自身諸共に封じる。一房の髪の毛に戻った後は、黒鬼髪と共に黒髪神社に奉納された。
; [[如意自在]](にょいじざい)
: 声 - 田中亮一
: 三眼の[[如意]]のような顔の妖怪。笠をかぶっている。
: アニメ第4作113話で
: 第5作では群衆扱いで登場。
=== アニメ第5作初出 ===
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: 声 - [[葛城七穂]](第5作)、今野宏美(第6作)
: 伝承では美女に化けて人を襲うとされる大蛇の妖怪。
: アニメ第5作第5話に登場。上半身は美女だが、下半身は三つ目の四匹の大蛇という姿をしている。住んでいた沼に映画の撮影所が築かれ、しかもそこで撮影する映画「クメール遺跡の亡霊」(4年に一度アンコールワットに現れる亡霊たちを描いたもので、その詳細は後述の「南方妖怪」の「アンコールワットの亡霊」の項目を参照)の内容が夫を亡くした彼女の身の上と偶然重なったために呼び起こされて出現し、撮影所の人々を襲い食い殺していた。40年前に現れた際に鬼太郎に退治されたが、20年前、そして現在で映画がリメイクされた事で度々出現し、そのつど鬼太郎と戦い撃退されているが、完全に倒すことはできない。鬼太郎は40年前に沼御前を退治した際に「クメール遺跡の亡霊」の撮影を中止するよう頼むが失敗。20年前には撮影助手の'''高田'''(たかだ、声 - 平井啓二)と'''大島'''(おおしま、声 - [[山本圭一郎]])を食い殺され、食い殺される寸前だったカメラマンの'''木村六郎'''(きむら ろくろう、声 - [[乃村健次]])を助けると「もうこの映画を撮ってはいけない」と忠告(鬼太郎は高田と大島を救えなかったことを悔やんでいた)し、生き残った木村は「鬼太郎の忠告に従わなければ同じように犠牲者が出る」と必死で訴えるも誘拐容疑をかけられ逮捕されて(証拠不十分となり釈放されたが、撮影所に復帰することはなかった)約束は果たせなかった。現在で鬼太郎との約束を果たそうとした木村は撮影所の新人スタッフの'''小林'''(こばやし、声 - 阪口大助)に鬼太郎の話をし、二人は小林を疎ましく思っていた不良スタッフの'''大久保'''(おおくぼ、声 - [[竹本英史]])と'''千絵'''(ちえ、声 - [[池田千草]])の悪戯によって閉じ込められたスタジオで沼御前に襲われる。駆け付けた鬼太郎は沼御前と三度目の対決となり、蛇に呑まれながらも体内電気で内側から攻撃した後、霊毛ちゃんちゃんこで締め付けて退散させ、過去に二度も忠告したことと沼御前はまだ生きていることを念押しして「もし駄目なら、もう僕に出来ることはありませんから」と改めて木村と小林に頼む。小林は木村の指示で自分が撮影した鬼太郎が沼御前と戦う映像を社長や重役に見せて撮影の中止を訴えるが「自主製作した特撮映画」「インチキ映像」として退けられ撮影所をクビとなり、木村も消息不明になってしまうが、それでも小林は絶望せず今度は自分が約束を果たすと改めて誓った。その後大久保と千絵は、スタジオで小林の映像を見ている最中に現れた沼御前に襲われ、鬼太郎も察知するが自分の忠告を重く受け止め撮影を止めようとした目撃者の証言を三度も無視し同じ悲劇を繰り返す撮影所の人々に愛想を尽かし見捨てて立ち去り、二人はそのまま食い殺されてしまった。
: 第6作では第39話に登場。普段は赤い衣を着た和風美女だが、本
; [[加牟波理入道]](かんばりにゅうどう)
: 声 - [[今川柊希]](第6作)
: 日本全国の古いトイレに住む
: アニメ第5作9話 : 第6作7話でも幽霊電車作戦で協力する。第95話では妖怪大同盟の一員になっていたが、最終話でねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。
;[[タンタンコロリン|タンコロリン]]
: 声 - [[今川柊希]](第6作)
: 樹に残された[[カキノキ|柿]]の実が変化した巨大な人面の柿の実の姿をした妖怪。
: アニメでは第5作第85話登場。柿の守護神のように描かれ、冒頭で柿農家が感謝を込めて収穫する所を笑顔で眺めている。ねずみ男に目をつけられて妖怪城に取り込まれ
: 第6作では28話初登場。ゲゲゲの森で西洋妖怪戦に参戦、カミーラの分身コウモリを押し潰す。第35話ではアニエス追放運動に参加するが、鬼太郎の説得を聞いて改心する。48話では畑怨霊の仲間妖怪として登場。第49話では他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。95話では人間を襲撃する場所を考えていたところを妖対法の特殊部隊により他の妖怪共々射殺された。
; [[うわん]]
: 声 - [[遠近孝一]](第5作)
: 伝承では人を両手を振り上げて怒鳴りつけて脅かす妖怪。
: アニメ第5作第20話に大柄で長い腕の人型の妖怪として登場。悪戯好きで人気のない古い屋敷などに住みついてそこにやって来る人間を「うわん」という大きな声で脅かす。温厚な性格で人に危害を加えたりはしない。「うわん」という声しか発する事が出来ない。一度でも人間に見られたら永遠の闇に封じられ
; [[狂骨]](きょうこつ)
: 声 - [[麻生智久]](第5作)
: 伝承では井戸から現れる白髪を生やした幽霊と骸骨を合わせたような姿の妖怪。
: 初登場はアニメ第5作第29話。周囲の人間を襲い
; [[舞首]](まいくび)
: 声 - 増谷康紀(火首)、川津泰彦(風首)、[[服巻浩司]](雷首)
: 伝承では喧嘩の末に首を斬り合った3人が、首だけになっても海上で争い続けている妖怪。
: 初登場はアニメ第5作第41話。人間の首が三つ付いた巨大な妖怪で、それぞれの首が火首、風首、雷首と呼ばれ
: 洞窟の奥底に睡眠状態で封印されていたのを骨女が発見し、計略の為にねずみ男と協力して人間の魂を百人分食べさせる事で火首と風首が目覚め、調査に来た鬼太郎をねずみ男の指示があったとはいえ鬼太郎を目覚めた直後に撃破し(鬼太郎は潰される寸前に穴を掘って逃れた)、その後完全に三つの首が目覚めた状態で横丁の妖怪達を追い詰めたが、重症のふりをしてねずみ男から弱点を聞き出していた鬼太郎に操るための骨を破壊されコントロールを失い、喧嘩を始めた隙を攻撃され最終的に目玉おやじに封じ札を貼られて石化封印され、同時に人間達の魂も戻った。
: 第6作では妖怪大同盟の一員として登場。色合いは第5作と同じ。
;[[古椿の霊|古椿]](ふるつばき)
: 声 - 三田ゆう子(第5作)
: 伝承では人間を餌にして長い時を生き続ける[[ツバキ]]の樹の妖怪。
: 初登場はアニメ第5作45話。100年に一度目覚めるという妖木で、人間の女性に化けた分身の花たちに人間たちを誘惑させ、催眠状態で異空間にいる自らのもとへ連れてこさせ、虫に変えて食べてエネルギーと
:;
:: 声 - [[中原麻衣]]
:: 第5作45話登場。古椿の花から生まれた分身の一体。表の顔はメイド喫茶の店員の一人で、獲物である人間たちを誘惑して古椿のもとへ送り届けるのが使命だが、他の花と違って心優しい性格のため、客として来た男性をいつも帰してしまい、仲間たちから「落ちこぼれ」と罵られていた。自らを古椿のもとへ案内させようとした鬼太郎とデートをするも、最後まで鬼太郎を連れて行こうとはせず、本人は落ちこぼれゆえにそろそろ切り捨てられる頃だろうと覚悟し、思い出作りとしてデートを楽しんでいた。
; [[七人ミサキ]](しちにんミサキ)
: 伝承では海沿いを常に七人で徘徊する人間の死霊。「ミサキ」は西日本で、憑き物や怨霊を意味する。
: アニメ第5作第49話に初登場。今作の七人ミサキは以下の七人がそれぞれ漢数字の書かれた札を身に付けている。
: '''一 日朗(にちろう)''' - 七人ミサキのリーダー格。着物姿で長い白髪と髭を生やした小柄な老人。一番古いミサキで、他のミサキから「親分」と呼ばれている。声 - [[伊井篤史]]
: '''二 月雄(つきお)''' - ミサキ達のNo.2。口髭を生やした恰幅の良い着物姿の中年男性。声 - [[浜田賢二]]
: '''三 火出丸(ひでまる)''' - 月代を剃った袴姿の若い男性。声 - [[私市淳]]
: '''四 水恵(みずえ)''' - 七人ミサキの紅一点。前髪で目が隠れた長髪の着物姿の女性。本人曰く300年ミサキをやっている。声 - [[進藤尚美]]
: '''五 木久松(きくまつ)''' - 物静かだが七人ミサキの中で一番の巨漢で、力もぬりかべと組み合えるほど強い。声 - 高戸靖広
: '''六 金吉(かねきち)''' - 日朗と同じように小柄な体格で、旧日本軍のパイロットのような恰好をしている。声 - 阪口大助
: '''七 土史蔵(としぞう)''' - 七人ミサキの中で一番の若手。リーゼントにサングラス姿で、暴走族のような恰好をしている。他のミサキと比べて言葉遣いが悪い。声 - 不明(ノンクレジット)
: 結束が強く常に七人で行動しており、一人が歩くと他のミサキも一緒に歩き、一人が止まると他のミサキも一緒に止まってしまう。一人がやられてもすぐに復活するので、倒すには七人同時に倒さねばならない。新しい仲間を引き入れると一番古いミサキがあの世に行き、新入りに七の札が付き他の六人は札の数字が1つずつ減る。本人達曰く半分死んだ状態でこの世に留まっているため、あの世へのあこがれ(彼らにとって、あの世はとてもいい所という認識)と死への執着心が強い。新しく七人を仲間にする(全員があの世に行く)為、手始めに悩み事解決の仕事を行っていたねずみ男と呼子を自分達の屋敷に呼び(呼子の能力を利用して出された宣伝メールを受信していた事から、携帯電話を所持していた模様)、ねずみ男を仲間にする事で日朗をあの世に旅立たせ、さらに人間の町に出向こうとしたところで鬼太郎達に阻まれる。ねずみ男がいる為に七人同時に倒す事が出来ない鬼太郎達を海中に引きずり込んで追い詰めたが、彼らの結束を逆手に取った目玉おやじと蒼坊主の策略で、あの世に向かっている途中の日朗を呼子の能力で呼び戻された事で八人ミサキになってしまい、定員オーバーとなって動きを封じられた所でねずみ男が抜け、元の七人に戻った隙に一網打尽にされ体内電気を喰らい敗れた。日朗はあの世に向かう途中、一人でいる事がとても寂しく七人でいる事の大事さに気付いた事で呼び戻した呼子に礼を言い改心、人間を二度と襲わない事と破った場合は閻魔大王への引き渡し(地獄行き)を受けると鬼太郎に約束して和解した。
:; [[七人同行]](しちにんどうぎょう)
:: 声 - 高塚正也(リーダー)、坂田将吾、草野太一、浅野良介、田邊幸輔
:: 第6作第85話に登場。黒いフードを着た7人の妖怪。目玉おやじによると
::
; [[赤えい (妖怪)|赤えい]](あかえい)
: 声 - [[西原久美子]](第5作)
: 島と勘違いしてしまうほどの巨大な[[エイ]]の妖怪。
: アニメ第5作51話に初登場。作中に登場したのは子供の個体で、目立った力はないが目玉だけで鬼太郎たちの倍以上という圧倒的な巨体を持っている。海底で永い間、静かに眠っていたが自身の周りの海を人間の突貫工事で埋め立てられさらにその上にショッピングモールを建てられた事で完全に身動きが出来なくなってしまった。その苦しみから時折、暴れて大地震を起こしていた。偶然、鬼界ヶ島から東京見学に来ていたミウ達とネコ娘がショッピングモールを訪れている時に、地下でインチキ霊媒していたねずみ男の屁で驚き建物が崩壊するほど暴れた。逃げ遅れた子供を助けようとしたミウをさらい後を追って地下にやって来た鬼太郎たちと一時交戦するが、ミウによって建物の下敷きになっていた事実が知らされる。鬼太郎は妖怪横丁の仲間を多数招集し、一同でつるべ火を灯した松明を持ってショッピングモールを囲み彼らの転送能力で赤えいを無事に海上へ解放した。
; オソレ
: 声 - [[鈴木清信]]
: アニメ第5作第54話と
: 第6作では顔をマスクで隠した妖怪医師(声
; [[鵺]](ぬえ)
: 声 - [[野田圭一]](第5作)、[[辻親八]](第6作)
: かつて[[平家物語]]で京都の御所に黒雲を纏って現れた、猿の頭
:
: 第6作では第50・51話に登場。善良な性格だった前作とは対照的で「'''大逆の四将'''」と呼ばれる極悪妖怪の一体として登場する
:; [[トラツグミ]]
:: 声 - 祖山桃子(第50話に登場した個体)
:: 本来は古くから'''鵺'''と呼ばれた実在の鳥で、後に似た鳴き声を出すキメラ型の妖怪の方が鵺と呼ばれるようになった。
:: アニメ第6作で鵺に付き従う妖鳥として第50・51話に登場。複数の個体が存在し、50話ではその内の一羽が東北で陽動作戦を行っていたムジナに付き添い、鬼太郎が現れるとそれを鵺に伝える為に東京へ帰還する。51話では群れを成して鵺の鳴き声で気絶した人間の生気を吸い取り、鵺の力を蓄えさせていた。その後、鵺の指示で鬼太郎・猫娘と交戦し全滅する。
; [[羅城門の鬼]](らしょうもんのおに)
: 声 - [[平井啓二]](第5作)
: アニメ第5作第57話に登場
; [[化灯籠|化け灯籠]](ばけどうろう)
: 声 - 大友龍三郎(第5作)
: 伝承では何度火を灯してもすぐ消えてしまうという灯篭。
: アニメ第5作57話に登場。灯篭の支柱の両側に火が灯り火袋に一つ目のある姿。何らかの形で雷の能力を宿した特別な個体で、雷撃を自在に操る他、人間に化ける、強力な妖怪を簡単に封じ込めるほどの封印術、[[陰陽師]]を利用した[[式神]]の行使(捕獲した妖怪を、妖力を糧に燃える燈篭に変える。鬼太郎も一度灯篭に変えられてしまった)、大規模な人間操作術など幅広い能力を持つ強力な妖怪であった。世を支配せんと陰陽頭として陰陽師たちを操って妖怪狩りを決行し、当時の京から[[百鬼夜行]]を夜の闇共々失くさせた。千二百年前の平安京を支配し、鵺を策略に嵌めて妖力を奪って封じ込め、鵺の悪評を当時と後世の人間・妖怪共々に、誤った姿(広く知られる[[キメラ]]型)とともに広めさせたが、鵺が残り少ない妖力を使って時空を超えた言伝を鬼太郎に届け、京都の鵺寺から千年前の京に召喚させたことで状況が一変する。最後は、自身の雷撃を上回る鬼太郎に電力で競り負け、ちゃんちゃんこで支柱部分を締め砕かれた。
; [[樹木子]](じゅぼっこ)
: 声 - 宝亀克寿(第5作)
: 戦乱の跡地に生えるとされる、人間を襲って血を吸う木の妖怪。
: アニメ第5作67話に登場。普段は葉を生やして普通の木に擬態しているが、獲物を襲う際には不気味な笑い声を発する口が幹にある枯れ木のような正体を現す。伸ばした枝を獲物に巻き付けて吸血し、吸血すると体が赤く染まる性質がある。また、自分の実を食べた者を狙って吸血する習性があり、地上や地中を移動して執拗に追跡する。とある山中で封印が解けて復活し、道に迷った空腹から実を拾って食べた三人の子供達を追って街に現れ、次々と彼らを襲っていく。痛覚が無い為に攻撃を受けても怯まず、刺さると体内の血を凝固させる作用のある枝針で鬼太郎を退け、固い樹皮で封じ札も弾いて効かない強敵だったが、蒼坊主がわざと捕まって血を吸われる事で体内の急所を探り、そこに六尺棒で封じ札を打ち込まれ、更に鬼太郎がリモコン下駄で六尺棒を深く打ち込んだ事で漸く封印された。事件解決後、日本各地で他の樹木子の封印も解けている事も分かり、地獄に潜入していた初代ドラキュラ伯爵が血の池地獄の力を悪用した事で、樹木子の中に渦巻く血と死者の怨念が影響を受け活発化した事が後に判明している(その他の樹木子は天狗ポリス達が対処した)。
; いやけ虫(いやけむし)
: アニメ第5作第69話に登場。黒子くらいの小さな虫で、やる気のあるものに取りつき、やる気を失わせる。無理矢理取ろうとしても絶対に取れないが、やる気のある者を見つけると
; [[ヒダル神]](ヒダルがみ)
:
:
: アニメ第5作78話に初登場。当初は三人だが(リーダー格は錫杖を所持して
;
: アニメ第5作79話に初登場。巨大な1つ目を持つ体毛が生えた大蛇の妖怪。一般に人間たちが知っている「ツチノコ」の姿は目玉おやじ曰く、獲物を飲み込んで間もない蛇を誤認したものであり、妖怪の「槌の子」が伝承の元になっている。頭部は鉄球のように固く、地中を掘り進んで移動する。全身に強力な猛毒があり触れるだけでも毒に侵され、その威力は一度噛み付いただけで鬼太郎を
; [[野寺坊]](のでらぼう)
: 声 - 塩屋浩三(第5作)
: 廃寺で鐘を鳴らすという、鋭い爪を生やしぼろ服を纏っている僧形の妖怪。
: 初登場
: 『死神大戦記』では鬼太郎ら日本妖怪軍の一員。捕物帳の子分役の如く「大変だーっ」と数回駆け込んで来ては「騒々しい」と砂かけ婆に叱られていた。
: 明確なキャラクターを持っては第5作84話で登場。山村の古寺に住む温厚で心優しい妖怪で、動物たちに妖力を分け与え、人語を話せるようにするなど施しも行っているので動物たちからの尊敬と信頼は厚く、動物や人間の子供たちを温かく見守ってきた。人前にはほとんど姿を見せないが、時折り古寺の鐘を夕暮れ時に突いたり、子供達の健やかな成長を願って夜中に鐘を突いたりしている為、近隣の村々ではその存在を信じられている。音を操る能力を持ち、子供たちを鐘の音で催眠状態にしたり、鬼太郎さえ命の危険を感じるほどの強力な超音波を口から発することができる(その反面、言葉は自由に話す事ができないようで呻き声のような声を出す)。ショッピングモール建設によって動物たちの住処が奪われる事を防ごうとし、開発責任者に遣いを送ったが無下に追い払われた為、警告として村の子供たちの一部に術をかけて失踪させた。鬼太郎や村民の説得にも応じない責任者は挙句の果てに古寺まで破壊し、あまりの強情ぶりに野寺坊もついに激昂、我を忘れて責任者の息子を含めた村の子供全員を失踪させ、責任者をおびき寄せた上で大きな釜に放り込み、子供たちに火を付けさせ煮て食おうとした。間一髪のところを、子供たちの集団に紛れ込んでいた鬼太郎が止めて交戦し、超音波を鬼太郎の「共鳴反射の術」に利用されて敗北する。その後、責任者も開発の規模を縮小し破壊した森林に苗木を植え、古寺も修復されたので再び子供達の成長を願って鐘を突くようになり騒動は治まった。プロットの流れは、ドイツの民間伝承である「[[ハーメルンの笛吹き男]]」と共通した部分を持つ。
;[[いそがし]]
: 声 - 山口勝平(第5作)、[[利根健太朗]](第6作)
: アニメ第5作89話に登場。一つ目で顔の横に鼻があり常に舌を出した、肌の赤い小柄な妖怪。人間の忙しオーラが好きで、赤い輪っかのような物を人の頭に巻き付け、それによって人が忙しくなり興奮する様を楽しんでいる。しかし、忙しオーラを出し続けると
: 第6作では第9話登場。人間に憑依して無駄にやる気を出させる(憑依は妖怪にも有効)という妖怪。前作と違って鼻は中央にあり肌は青い。もう十年も人間に憑依しておらず、「何もしなくても人間が忙しくしている
;
: 声 - [[三木眞一郎]](第5作)、れいみ(第6作)
: 一つ目と長い舌を出した大きな口が特徴の妖怪。
: 貸本「ボクは新入生」で
: アニメ第5作
: 第6作では42話に登場。呼子の友人
: 松本しげのぶ版では術を使う場面はないものの、鬼太郎の仲間として頻繁に登場、人間界に同行したりゆうたと遊んだりする。
;
: 声 - 佐藤正治(第5作)
: アニメ第5作91話に登場。経典で出来た竜のような姿を持つ。体の表面には、取り込んだ人々の顔が蠢き、一つ目小僧の文字の具現化能力を弾く強さを持つ。
: 一つ目小僧が働いていた会社のコンピューターに解析対象の資料として潜伏し、一つ目小僧同様に経文字で人間を操って騒動を引き起こした。キーボードでコンピューターの画面に文字を打ち出させる事でも経文字の術を発動させられる。元来、経凛々は良経より生まれた存在だが、経文が不完全な状態で不適当に復元されたために、己の姿を完全にすべく人間を取り込んで行動していた。囚われた人間のために攻撃が躊躇されたが、人間に正体が暴かれ追放される事を覚悟で変化を解いた一つ目小僧が
;
: 声 - 松井菜桜子(第5作)/ 演 - [[中川翔子]](千年呪い歌)
: [[文車]]の付喪神である女妖怪。その出自から書物に造詣が深い。
: 初登場は実写映画『千年呪い歌』。妖怪図書館の司書で猫娘の妹分。「妖怪ノートパソコン」を使いこな
: アニメは第5作98話に登場。本来は幼女の姿だが
;
: 声 - [[井上喜久子]](第5作)
: 福島県の[[猪苗代城]]の主である強力な女妖怪。金髪に厚化粧を施した派手な雰囲気の美女の姿をしている。
: アニメ第5作99話に登場。通常の妖怪よりも高位の存在であり、圧倒的な妖力を持つ。[[式神]]の[[侍女]]を多数従え、自分の城に[[番犬]]として[[ケルベロス]]を飼っている。長壁姫と二百年おきに派手な妖術を競い合う「雅(みやび)比べ」を行っている。今回は長壁姫に城跡のビルから集めた人間の魂の炎をぶつけたり、人魂を提灯に閉じ込めてビルをイルミネーションで飾った。その妖力は強く、一都市を両腕を広げるだけで一瞬で全て停電させたり、巨大な天守閣を強固な炎の結界に収めて透明にしたり、止めに入ろうとした鬼太郎を一瞥し目を赤く光らせただけで金縛りにするほどだった。しかし、仲間たちの協力を得て巨大化チャンチャンコで包み込んだ鬼太郎の技に長壁姫と共に感服し、褒美として「雅比べのために人間や動物を犠牲にしないでください」という鬼太郎の頼みを聞き入れ
: 四十七士では唯一途中でデザインが変更されたキャラクターであり、四十七士が公開された時は緑の髪の熟女の姿だったが、本編に登場した時は現在のデザインで登場した(ただし、本編に先駆けて公開された劇場版『日本爆裂!!』では変更前のデザインで登場している)
;[[長壁姫]](おさかべひめ)
: 声 - [[勝生真沙子]](第5作)
: 兵庫県の[[姫路城]]の主である強力な女妖怪。紫の髪に赤い目を持ち、白塗りを施した熟女の姿をしている。
: アニメ第5作99話で亀姫と共に登場。亀姫同様に高位の存在であり、非常に強力な力を持つ。彼女と二百年おきに派手な妖術を競い合う「雅比べ」を行っている。前回は瀬戸内海の島を一つ消し去って亀姫に勝ち、今回は琵琶湖の水を丸ごと吸い上げて作った水の竜巻を福島に持って来て亀姫にぶつけた。そして、上記の亀姫と同様に鬼太郎達に阻止される。その技に亀姫と共に感服し、褒美として「雅比べの為に人間や動物を犠牲にしないで下さい」という鬼太郎の頼みを聞き入れる。その代わり亀姫と共に鬼太郎を何日も続けて遊びに付き合わせ、その最中に二人は四十七士に覚醒
; [[みかり婆]]
: 声 - (台詞なし)
: 黒い顔をした中年女性のような妖怪。
: 劇場版『日本爆裂!!』で妖怪四十七士の神奈川県代表として覚醒。
; [[若狭]]の[[人魚]](わかさのにんぎょ)
: 声 - (台詞なし)
: 若狭の海に現れるという人魚の妖怪で、食べると不老不死になるという。西洋の人魚とは異なり、いわゆる[[人面魚]]である。
: 劇場版『日本爆裂!!』で妖怪四十七士の福井県代表として覚醒。
; [[松の精霊]]
: 声 - (台詞なし)
: [[松]]の化身ともいわれる妖怪。暗そうな顔をした双子のような風貌をしており、デザインはガジュマルの精とほぼ同じ。
: 劇場版『日本爆裂!!』で妖怪四十七士の愛知県代表として覚醒。
; [[一目連]]
: 声 - (台詞なし)
: 半透明な球体の体と一つ目が特徴の妖怪。風の神・鍛冶の神ともいわれている。超突風が武器。
: 劇場版『日本爆裂!!』で妖怪四十七士の三重県代表として覚醒。
; [[次第高]]
: 声 - (台詞なし)
: ひょうきんな顔をした巨大な妖怪。その名の通り見上げれば見上げるほど、次第に背が高くなっていく。逆に見下ろすと背が低くなる。
: 劇場版『日本爆裂!!』で妖怪四十七士の山口県代表として覚醒。
; [[ヤンボシ]]
: 声 - (台詞なし)
: 夜の山道に現れる妖怪。上半身は鳥のような外見をしており、下半身は雲に覆われている。
: 劇場版『日本爆裂!!』で妖怪四十七士の宮崎県代表として覚醒。
;[[夜刀神|ヤトノカミ]]
: 声 - [[小杉十郎太]](青年体・完全体)、[[藤田淑子]](少年体)
: 伝承ではその姿を見た者は一族もろとも滅んでしまうとされる、角が生えた蛇神。
: アニメ第5作劇場版『日本爆裂!!』における黒幕で
:; 大蛇女(おろちおんな)
:: 声 - [[半場友恵]]
:: アニメ第5作劇場版『日本爆裂!!』に登場。ヤトノカミに絶対の忠誠を誓う、額から一本角が生えた蛇の女妖怪。かつてヤトノカミが封印される際に折れた牙の一部から生まれた分身で、ヤトノカミの七つの魂の欠片を守りながら孤独に生きていた。口から吐く溶解液と長い体による締め付けが武器で、緊急時には脱皮して抜け殻を変わり身にすることができる。鏡爺を誑かし
=== アニメ第6作初出 ===
第6作準拠の小説に登場する者もここで扱う。
; <span id="名無し">名無し(ななし)</span>
: 声 - [[銀河万丈]]
: 第6作の1話から49話まで黒幕として登場。通称の通り名前は無く、常に老人の様な[[仮面]]をかぶって
: 犬山まなを「虚ろな器」として自身の目的のために執拗につけ狙い、この世の憎悪を巧みに利用して妖怪の関わる事件を起こしていく
: その正体は、大昔にまなの先祖の親族だった人間の女性・ふくと鬼の男性
: 47話からは「オメガトーク」社長「[[名無しの権兵衛|ジョン・童]]」と名乗り、自ら開発した妖怪可視化アプリやチャラトミらウーチューバーを利用して妖怪コンテンツを興し、まずは人間世界での妖怪人気を向上させた後、姑獲鳥冤罪事件を誘導して妖怪コンテンツの炎上・バッシングを煽り、人間による妖怪排斥運動を勃発。それと並行してオメガトークの調査に乗り出したねこ娘の行動を利用してまなの母・純子に重傷を負わさせ、更にまなを現場まで来させてその傷害行為を目撃させることで誤解するよう仕向け、まなに刻んだ呪いの力を発動させてねこ娘を消滅させることで妖怪の人間に対する憎悪も煽り、遂には鬼太郎・まな双方の互いへの憎悪をも芽生えさせた。それら全ての憎悪を最後の五行「水」に変えてまなに刻み「器」として完成させ、まなの背後に出現した五芒星が彼女の体と一緒に反転して逆五芒星となると、その力諸共まなを自身に吸収して巨大な胎児型の怪物・「虚無」に変貌、赤ん坊さながらに泣き声を発して無邪気さすら感じさせるが、鬼太郎の攻撃が一切通じず、渾身の妖力で放った目玉おやじの指鉄砲も巨体が少し弾き飛ばされるだけのノーダメージで、拳の一振りだけで辺り一帯を漆黒に染め上げるなど恐るべき力で妖怪や人間達を滅ぼそうとした。目玉おやじが虚無に飲み込まれた事で鬼太郎も絶望の淵に立たされる(48話)が、ねずみ男の説得により気力を取り戻し、名無しと決着を着けるべく虚無の体内へ入り込んでいった。鬼太郎とまなは体内に入ったことで名無しの記憶を共有し、その正体と目的を知ることになる。最後は名無しの境遇を知ったまなに名前(不詳)を付けられてこの世に生まれた事を祝福されると、憎しみの心は消えて喜びながら消滅させた物を全て元に戻し、光となって成仏した(49話)。
:; <span id="鬼">鬼(名無しの父)</span>
:: 声 - [[置鮎龍太郎]]
:: 第49話登場。二本の角が生えた赤[[鬼]]。遠い昔にまなの先祖である人間の女性・ふくと結ばれたが、妖怪と人間の双方から禁忌を犯したと見なされ、鬼の父親(声 - [[谷昌樹]])の指揮により、ふく共々処刑された。この際ふくが宿していた子供が人間と妖怪双方に対する憎悪を募らせる事で、「名無し」という存在が生まれた。
; [[ヨースケくん]]
: 声 - [[菅沼久義]]
: 第10話登場。横浜市周辺の都市伝説を発祥とする妖怪。作中では、まなの学校の七不思議のひとつ「2階男子トイレのヨースケくん」として登場する。ただし、花子に比べて妖怪仲間からも存在はほとんど知られていなかった。端整な顔立ちだが己惚れたストーカー気質の持ち主で、トイレの紙が無く困っていたところを花子に助けられて以来、「花子とは相思相愛」と勝手に思い込んでストーカー紛いの行動を繰り返し、彼女に逃げられてしまう。そのことを「自分と花子の仲を引き裂く何者かの仕業」と勘違いして、他の七不思議の妖怪を体育館に拉致監禁する暴挙に出た。その後まなからの依頼で学校に調査に来たねこ娘らと遭遇し、「ストーカー」「自分に都合良すぎる勘違い」と酷評されたことに逆上してねこ娘に襲いかかるも、「自分勝手な気持ちの押し付け」という痛烈な批判とともに退治された。
: 第6ED映像では亡霊のような姿(半透明で死装束の頭巾を着ける)で、小次郎や俊と並んで各々の想い人を眺めている。
:; 七不思議の妖怪たち
:: 第10話登場。全員まなの学校に住んでいて、ヨースケくんによって吊るされていた。ヨースケくんが退治されて解放されてからは、まなを守った際に感謝の笑顔を向けられたことで彼女に惚れて教室の天井にへばり付いて見守るようになったぬりかべが、新たな七不思議の妖怪に加わった<ref group="注釈">ただし、46話でまなの学校にて雛人形に化けた麻桶毛の騒動が起きた際には全員姿を見せておらず、その後もまなの学校だけにずっと住んでいるのか別の学校へも転々としているのかは不詳。ぬりかべも10話以降はゲゲゲの森にいる描写がほとんどである。</ref>。ここでは上述の鬼太郎の仲間(花子さん、二宮金次郎像、ぬりかべ)とヨースケくん以外の者たちを挙げる。
::; 美術室の[[デッサン]]像
:::
::; [[人体模型]]
:::
::; [[人面犬]]
::: その名の通り、ヒゲを生やした人間の顔を持つ犬の妖怪。七不思議として[[渡り廊下]]に住み着いていると言われている。
::; [[ベートーヴェン]]の肖像画
::: 描かれたベートーヴェンの姿が七不思議としてたまに肖像画から出てきており、ピアノを弾いていると言われている。肖像画そのものが妖怪なのか、ベートーヴェンの霊が肖像画に憑依して生まれた妖怪かどうかは不明。
; [[濡れ女]](ぬれおんな)
: 声 - 庄司宇芽香<ref group="注釈">ノンクレジット。{{Cite web|url=https://twitter.com/UMEMOMOKA/status/1003222082732228608|title=庄司宇芽香@UMEMOMOKA|accessdate=2018
: 長い髪と蛇のような体を持つ女妖怪。
: 原作では台詞がなく群衆扱い。第3作では幽霊電車や地獄マラソンで脅かし役として登場したが、台詞はない。
: ビデオドラマ『魔笛エロイムエッサイム』ではぬらりひょんの側近の1名。前半は人間態を取って主に桜子と共に行動、ねずみ男を誘惑する場面もある。桜子の処刑が始まる頃、鬼太郎とはぐれた悪魔くん(山田真吾)を殺す指令を受け、大蛇の姿になって追跡に飛ぶ。だが鬼太郎のちゃんちゃんことメフィストの助けで逃げ延びた真吾に鬼太郎たちと合流され、鬼太郎とメフィストに両眼を潰され暴走、処刑用の毒井戸に飛び込んで自滅した。
: 実写映画版『千年呪い歌』では千年前の三浦半島で漁師の海人(うみひと、演 - [[萩原聖人]])に恋をし、井戸仙人によって人間になり「なみ」と名を変え結ばれるも、村人たちから魔物扱いされ封印されてしまう。その怨みをぬらりひょんに利用された。
: 第6作では第7話で鬼太郎の幽霊電車作戦に協力する妖怪として初登場。この時は台詞が無かった。第10話で再登場し、妖怪温泉に来ていた鬼太郎親子と混浴しており、「お先に」と声を掛けて出て行った。第28話では西洋妖怪たちと戦うが、カミーラの蝙蝠によって手も足も出ない状態となった。74話では[[恐山]]温泉で湯治していたねこ娘と一緒に入浴していた。最終話では鬼太郎を応援した。
; 夢繰りの鈴の少女
: 声 - [[かないみか]]
: 第14話登場。夢の中に現れる不思議な少女。髪型は黒髪のシニヨンで、赤い着物を着ている。首に鈴をぶら下げている。現実に疲れ果てた大人たちを夢の世界に誘い込み、子供の姿に変えて閉じ込めていた。その正体は大昔に洪水を鎮めるべく川の神に生け贄として捧げられた人間の少女の霊が妖怪化した存在で、
; [[百鬼夜行絵巻 (松井文庫)#妖怪の一覧|一つ目坊]](ひとつめぼう)
: 声 - 新井良平
: 第50話で初登場。一つ目の白い体の坊主頭で下半身が幽霊のような姿。その目は遠くを見通し壁を透かして物を見ることが
; [[古籠火]](ころうび)
: 声 - 塩屋浩三
: 第88話登場。[[灯篭]]に宿る火の妖怪。怒ると火を噴きかけてくる。下半身の無い屈強な獣人のような姿をしている。火の妖怪である故に水が弱点で、かけられると体が縮んで弱体化してしまう。興奮時は「トウロ~」としかしゃべらないが、実は普通にしゃべれる。ビビビハウスに参加していたリカコ(声 - [[田野アサミ]])とミッキー(声 - [[長久友紀]])の不注意の事故で宿っている灯篭を崩されて怒り、暴走する
; ひと うお子
: 声 - [[早見沙織]]
: 第90話登場。人魚のリーダー格で他にいた人魚(声 - 元吉有希子、[[香里有佐]])と比べてより人型に近い
; [[貝児|貝稚児]](かいちご)
: 小説「貝稚児」(「蒼の刻」収録
; 赤悪鬼(あかあっき)
:
; 黒悪鬼(くろあっき)
: 小説「ぬりかべ」に登場。赤悪鬼の兄で最強クラスの悪鬼。
; 猿鬼(さるおに)
:
; [[犬神]](いぬがみ)
: 本来は呪術に使役される犬の怨霊だが、妖怪画などでは獣人のようにも描かれる。
: 小説「ねずみ男ハードボイルド」に登場
; マチコミ
:
=== 松本しげのぶ版初出 ===
; [[隠れ婆|かくればばあ]]
:
: 第7話登場。おつきみ山で夕方かくれんぼをしていた子供を連れ去っていた。姿や妖気を隠すのに長け鬼太郎を苦戦させたが、かくれんぼの常套句「もういいかい」に「もういいよ」と答えて場所を見破られ、体内電気でノックアウトされる。だが巻き添えになったゆうたを庇ったことや、衣服の中でつながっていた隠れ里から子供たちが出てきたことで、危険な夕方遊ぶ子供たちを保護するつもりで連れ去っていたとわかり和解。連れ去るのをやめる代わりに子供たちとかくれんぼで遊んだ。
; [[べか太郎|ペロリ太郎]](ペロリたろう)
:
: 第8話登場。鬼太郎の知り合いで臆病だが、狙った人間を必ず食い、逃れるには満腹にさせるしかないという。ゆうたを狙ったが、自分が食われないためとはいえ懸命におにぎりを作って食べさせてくれた彼に友情を感じ、水を飲んで飢えを凌ぐようになる。そんな中、給食が大量に盗み食いされる事件が起き疑われるが、真犯人の鬼一口が食らった同級生や鬼太郎の腕を口中に飛び込んで奪い返した。第11話ではゆうたを妖怪裁判に巻き込まないために、食うと脅して追い帰す。
; [[鬼一口]](おにひとくち)
:
: 第8話登場。本作では一眼で肌が黒い頭部だけの姿。ゆうたの学校の給食を盗み食いした ; [[塵塚怪王]](ちりづかかいおう)
: 鬼のような姿の、ゴミの付喪神の王。
: 第9話登場。近年の人間が物をすぐ捨てるのを怒り、小はペンから大は校舎まで多数のゴミを付喪神化して復讐しようとした。武器を欠いた(ちゃんちゃんこや下駄が粗末に扱われ家出していた)鬼太郎を苦戦させるが、ゆうたの茶碗だった瀬戸大将が鬼太郎に味方して鎧と矛になり、その攻撃を受け消滅。瀬戸大将を含め付喪神も元のゴミに戻った。
; [[磯撫で#同種の怪魚|カゲワニ]]
: 人間の影を食い絶命させるという怪魚。
: 第10話登場。自身も影であり、胴や尾は伝承同様[[サメ]](古くはワニと呼ばれた)に似るが頭部や前足は爬虫類の[[ワニ]]に似る。海岸の塚に封じられていたが何者かに封印石が壊され復活、海水浴客の影を食い昏睡状態に陥れた。影なのでどんな武器も通じないが、ゆうたの推測から「他の影に入っている者の影は食えない([[影踏み鬼]]の要領)」「武器の影で攻撃すれば通じる」弱点が判明し、猫娘たちに注意を逸らされた隙にリモコン下駄の影で顎を割かれ、ぬりかべが落とした封印石で再封印された。
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== 外国妖怪 ==
日本国外にも様々な種類の妖怪が多数登場する。世界各地に鬼太郎の敵味方を問わず多種多様な妖怪が出現したり日本に来襲したり逆に助けを求めてくる場合もある。その多くは人間界における世界各地の伝説の存在である。世界中の妖怪に共通の言語「妖怪語」が存在し、妖怪同士なら相手国の(人間も使う)言語が未習得でも会話や文字での伝達が可能。
=== 西洋妖怪 ===
[[ヨーロッパ]]や[[アングロアメリカ]]([[ラテンアメリカ]]や[[中東]]が含まれることもある)出身とされる妖怪、もしくは怪物達。好戦的で残忍な者が多く、目玉おやじからも大変危険視されている。日本妖怪同様に眷属の種類も多い。
; [[バックベアード]]
: 声 - 富田耕吉(第1作)、柴田秀勝(第3作、第5作)、佐藤正治(第4作)、田中秀幸(第6作)、[[小林清志]](異聞妖怪奇譚)
: [[西洋]]妖怪の首領格。略称
==== 吸血鬼関連 ====
ドラキュラを筆頭格に様々なタイプの吸血妖怪が世界中に存在するが(日本にも数は少なめながら吸血妖怪は存在している)、西洋の吸血妖怪が世界中の同系統妖怪に指令を出来るほどの権威があることを作中でも示唆する言及がなされている。また、作中では伝承と異なり日中に活動している様子(エリート、カミーラなど)も散見される。
; [[ドラキュラ]]
: 声 - 杉浦宏策(第1作)、[[村越伊知郎]]、銀河万丈(第3作)、小西克幸(第5作)、大塚明夫(異聞妖怪奇譚)
:
: 貸本『下宿屋』にて'''ドラキュラ四世'''(後述)として初登場する。
: 『妖怪大戦争』ではバックベアード率いる西洋妖怪軍団の副将ポジションで登場。
: 『血戦小笠原』(アニメ第1作第52話『吸血妖怪団』など)では妖怪医学の権威である'''ドラキュラ博士'''が登場、[[#南方妖怪|アササボンサン、ランスブイル、ペナンガランら南方の吸血妖怪]]を引き連れて恐山の妖怪血液銀行を襲撃した。
: 原作『鬼太郎の世界お化け旅行』シリーズでは世界中の妖怪を束ねる'''ドラキュラ親分'''として登場。
: 原作『鬼太郎地獄編・閻魔危うし!白骨軍団』では[[後天性免疫不全症候群|エイズ]]流行で食糧難になった為(後の単行本では人間からの吸血は非効率的だとして)、地獄の血を狙って多数の吸血鬼を率いて侵略を企てた(この時'''[[デーモン閣下|デーモン小暮]]'''を地上に派遣していると語る)。
: アニメ第4作では「ドラキュラ」の名を冠せず単に'''吸血鬼'''とされ、第5作では'''ドラキュラ二世'''と呼称された(後述)。
: [[PlayStation 2|PS2]]版ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではビジネスに失敗し増えた借金を帳消しにしてくれたギーガ(後述)の傘下の元、西洋妖怪総大将としてエリート、ラ・セーヌ、魔女ロンロン、カリーカ、フランケンシュタイン、オオカミ男らを率いて鬼太郎と戦った。作中では先述の原作を織り交ぜ、性格設定がより確固たるものになっており、鬼太郎のライバル的な位置づけだった。妖怪医という側面も持ち合わせている。
: アニメ第6作では、バックベアード配下の位置付けは女吸血鬼カミーラに代わられ未登場だが、名前そのものは第1話と第57話でまなや雅が発言している。また、第6作準拠の小説「ぬりかべ」(「蒼の刻」収録、永富大地著)では、ブリガドーン計画を巡る戦いより遥か昔に原作や第1作の「妖怪大戦争」に準じた戦いがあったことが語られ、当時はドラキュラもバックベアードの配下として存在していたことになっている。
: 『妖怪千物語』では、西洋妖怪軍団の幹部級の妖怪として登場。幹部だけあってその実力は本物だが、夜しか活動できない。一度は鬼太郎を殺してワインにし、日本妖怪を全滅に追い込むが、ちゃんちゃんこを着ていたねずみ男が鬼太郎ワインを全部飲んでしまい、霊力で鬼太郎が再生。鬼太郎に襲いかかるが既に夜は明けており苦手な太陽光を浴びて苦しみ逃走を図るも最期はリモコン下駄を食らい太陽光の中に投げ出され消滅した。
: 何代目か明らかにされている者および、映像作品で原作のドラキュラの役割に準じた設定で登場した吸血鬼については、下に別記する。
:; 初代ドラキュラ伯爵
:: 声 - [[井上倫宏]]
:: アニメ第5作の第68話に登場。ドラキュラ一族の始祖である、長い白髪と口髭を蓄えた老年の吸血鬼。西洋妖怪軍団の最高幹部であり、首領であるバックベアードとは親友同士の関係でもある。「偉大なる男」とベアードから高い信頼を寄せられており、同輩である西洋妖怪達からは「伝説の西洋妖怪」と呼ばれ、「全ての吸血鬼の頂点に立つ男」と目玉おやじからも称されている。ベアードの頼みを受けて数十年前から地獄に潜入し、本物の宋帝王を血の池地獄の底に封じ込め、自身が宋帝王に化けて成り代わっていた。療養中のベアードに代わって西洋妖怪による地獄総攻撃作戦の指揮を取り、グレムリンが作り上げた時空トンネル装置で大軍勢を地獄に侵入させ、地獄からゲゲゲの森ヘ通じる通路からはドラキュラ二世達を差し向け鬼太郎を妨害した。しかし、浄玻璃鏡に姿が映らなかった事(吸血鬼の特性)をねずみ男に気づかれ正体を怪しまれたことで五官王を牢から逃がされ、到着した鬼太郎を正体を現して自ら迎え討ち、下僕である怪獣のように巨大な吸血コウモリに閻魔大王庁を襲撃させる。長年に渡って血の池地獄の力を吸収し続けた事で無限の超回復力を得て
:: 第5作で原作や過去のアニメシリーズと同じ設定のドラキュラは、この初代ドラキュラ伯爵の息子・ドラキュラ二世として登場している。
:; ドラキュラ二世
:: 声 - 小西克幸
:: 上記の通り、アニメ第5作に登場する
:; ドラキュラ三世
:: 声 - 小西克幸
:: アニメ第5作の第32話から登場<ref group="注釈"name="ep31">ただし、第31話の最後に一瞬だけ登場している。</ref>。ドラキュラ二世の息子で、西洋妖怪の若手チーム・ヤングジェネレーションズの一人として特に当初はリーダー格のように振舞っており、32話にてリングアナウンサーの如く、鬼界ヶ島争奪に参戦した西洋妖怪幹部を鬼太郎達に紹介した。性格は冷酷非道
:: 伝説の西洋妖怪とまで謡われた祖父・初代ドラキュラ伯爵には憧れと敬意を抱いており、87話では少しでも祖父に近づきたい思いから、父に剣術の稽古をつけてもらう。だが100話終了までにその成果を披露する機会は得られなかった。
:; ドラキュラ四世
:: 声 - [[大友龍三郎]](墓場鬼太郎)
:: 上記の通り、貸本『下宿屋』、さらにガロ版『鬼太郎夜話』
:; 吸血鬼
:: 声 - 塩沢兼人(第4作)
:: アニメ第4作の劇場版『[[ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急! まぼろしの汽車]]』に登場。
:; [[カーミラ|カミーラ]]
:: 声 - [[井澤詩織]]
:: アニメ第6作27話終盤から登場。原作・アニメを通して、バックベアード
:: 第28話でゲゲゲの森を襲撃した際は分身コウモリで子泣き爺らを苦しめた。第30話では配下の吸血鬼軍団に日本人女性を加えることを企み、ハロウィンシーズンで賑わう日本に出現。VRホラー映画と限定パンプキンスイーツを餌にした女性限定上映会で多数の女性を映画館に集めアデルの魔法石で映画館を閉鎖空間に隔離した後、手始めに観客の一人の女子高生を吸血し、連鎖的に吸血鬼の数を増やさせた。観客として入場したまなとねこ娘に気付き、彼女達以外の館内全員を吸血鬼化するとスクリーンを通して挨拶した上で多数の吸血鬼に襲わせる。支配人室の鏡の中にいると見抜いたねこ娘に戦いを挑まれ、分身コウモリの攻撃でねこ娘を翻弄するが、アニエスとともに閉鎖空間の壁を突破して駆け付けた鬼太郎の射線に誘い込まれたと気付いたときには既に遅く、指鉄砲で胸を射抜かれ敗北。一瞬で灰になり崩れ落ちるがダメージはさほど受けていない様子で、コウモリの姿になって「今日はただのお遊び、また会いましょう」と笑いながら飛び去り、カミーラの敗北と共に吸血鬼にされた人々は元に戻り映画館も通常空間に戻った(ねずみ男だけはねこ娘とまなを襲った時に館外に落ちたため閉鎖空間に取り残されたまま、彼女達は解決直後もうっかり忘れていたが、翌第31話までの間に通常空間に戻れた)。第34話では、アニエス奪還と鬼太郎ファミリー抹殺のため直々に日本へ侵攻してきたバックベアードの補佐を務め、バックベアードが子泣き爺たちを次々に捕えて洗脳している間に、鬼太郎たちと対立したねずみ男を「アニエスを追放すれば捕虜を返し、日本から手を引くと約束する」と騙して利用し、アニエスを孤立させて捕えることに成功。「バックベアード様に一度でも逆らった者と取引なんて存在しないの」と約束を反故にしてねずみ男も拘束し、バックベアードの体内に閉じ込められたアニエスの眼前で洗脳されたねこ娘たちと鬼太郎と殺し合いをさせてアニエスを絶望させようとした。しかし起死回生で放ったねずみ男の放屁攻撃でねこ娘たちの洗脳は解かれ、自身も強烈な悪臭を近距離で嗅いだために失神。その後バックベアードが捕えていたアニエスを奪い返されて一応その場から撤退すると、カミーラも失神したままアデルの転移魔法で撤収させられた。第36話ではアルカナの指輪をはめたまなを襲うが、ねこ娘に止められ自身も爪を伸ばして応戦する(この時ねこ娘から「おばさん」呼ばわり<ref group="注釈">第30話での初戦時で、ねこ娘に対して主であるバックベアードへ歯向かう「雑魚」呼ばわりをしていた事に対する、ねこ娘からの仕返し的な示唆もなされている。</ref> され激怒する)。そのまま序盤戦は前回同様に優勢だったが、ねこ娘の粘り強い連続攻撃で徐々に互角な長期攻防戦へと持ち越されて行き、第37話でバックベアードが鬼太郎に敗れると、ねこ娘との決着が付かないまま転移魔法石を使い逃走した。
::第57話以降バックベアードを復活させる為に、エリートやラ・セーヌを始め世界中の吸血妖怪に人間の生き血を集めるよう命じ、自身も第79話で人間に化けて再びハロウィン時の来日をし、こうもり猫が起こした騒動の陰で密かに多くの人々から少しずつ吸血して樽一杯の生き血を集める。第94話で突如バックベアード城に現れたぬらりひょんを敵視するが、バックベアード復活に伴い手を組む。しかし最初から利用されていただけに過ぎず、第96話でぬらりひょんの罠で西洋妖怪が苦手な聖血[[金枝篇#金枝|レックス・ネモレンシス]]を混ぜた[[ワイン]]を飲まされ苦しむ中、同様に苦しみながらも聖なる力を無理やり押さえ込むために妖力を得ようとするバックベアードに吸収され、最終話では人間や妖怪の声援でパワーアップした鬼太郎の指鉄砲でバックベアードや共に吸収されたヴォルフガング・ヴィクターもろとも消滅し、魂だけになった。
; 吸血鬼エリート / 吸血鬼ジョニー
: 声 - 杉浦宏策(第1作)、[[佐野史郎]](第4作)、[[石田太郎]](第5作)、[[中尾隆聖]](第6作)、[[江原正士]](墓場鬼太郎)、[[八代駿]](異聞妖怪奇譚)/ 演 - [[佐渡稔]](月曜ドラマランド版)
: 貸本時代に執筆された『霧の中のジョニー』(兎月書房・1962年)に登場する吸血鬼が、『週刊少年マガジン』連載時に改作『吸血鬼エリート』で登場したもの。なお同作品はさらに後年、原作者水木自身が構成し挿絵も新たに
: ギターの音色で対象者を操る音響催眠術(第1作では音楽催眠術、第4作ではギター催眠術と呼称。ギターの弦は左手で弾くが、第4・6作のみ右手)を武器とする。大きな口に鋭い歯が並ぶ他は
: アニメ初登場は第1作第15話『吸血鬼エリート(前編)』。正体を現したのは原作では倒されてからだったが、ここではコウモリの姿で焼けた館から飛び上がり、復活した鬼太郎と空中戦を展開した。
: 実写の月曜ドラマランド版にも登場したが外観はむしろドラキュラに似ていた。ここでは、ぬらりひょんの配下として鬼太郎を砂状に分解した他に、吸血被害者の心を幼児化させ、マントを被せた相手を別の場所へ飛ばしたり、杖から電撃を放つ術を使った。最期はコウモリの姿で子泣き爺に飛び掛かるが、逆に杖で撲殺された。
: アニメ第3作では登場せず、カラーアニメ初登場となった第4作第57話では水木ファンである[[佐野史郎]]が声およびイメージソングを担当した。ここでは長寿のために美女の血、能力向上のために有能者の血を求め、すなわち才色兼備の女性を標的としており、真の目的は吸血妖怪が崇めるチースッターの神との契約によって命を自在に操れる超エリート吸血鬼となり、妹コウモリ「ティナ」を自分と同じエリート吸血鬼にすることだった。一度は鬼太郎を砂地獄の谷(そこの砂には体を溶かす成分が含まれている)に落とすが、目玉おやじとコガネムシ達の助けで脱出され再度対峙した際に耳栓で音響催眠術を防がれ、崩壊する館と共に自分が砂地獄の谷に落とされる。体が溶かされたことで今までに美女たちから吸った血が抜けて小さな吸血コウモリに退化し、その後は妹と仲良く飛び去って行った。
: 第5作第54話では「ジョニー」の名で登場(国務大臣宛に差出人を「霧の中のジョニー」として予告状を送っている)。その実力の高さから、同じ西洋の吸血鬼からも恐れられている強豪妖怪であり、自身の名声を高める為に世界各国の国務大臣を襲って血をコレクションしており、更に名声を高めようと鬼太郎を倒すことを目論んだ。肉体を溶かす薬「コロリポン(原作の同シーンで放った擬態語「ころりぽんですよ」のパロディ)」で鬼太郎を倒すが、ねずみ男のおかげで復活した鬼太郎との再戦では妖怪横丁の住民達が鳴らす楽器で音響催眠術を妨害され、髪の毛槍でギターを破壊された際に発生した音波の影響で屋敷内で火事が起こり、コレクションした血を蓄えたコウモリまで燃やされてしまう。自らのエリートの証を台無しにされた事に激怒してコウモリの姿に変身し、体内電気をも物ともせず鬼太郎を圧倒するが、胸のポケットに入れていた「コロリポン」の瓶を割られた事で自身の肉体が溶け、最後は炎の中に落下して蒸発した。
: 第6作では56話で登場。世界を渡りながら将来有望な少年を操り各界へ送り込むことで、千年前より世界を裏から支配してきたと語る妖怪。「エリート」を名乗ってはいるが、実は[[フランス]]のとある吸血鬼の下僕コウモリが進化した吸血鬼であり、その出自故他の吸血鬼から「下等な獣」と蔑まれてきた過去を持ち、音響催眠術を駆使して高位の吸血鬼を排除し地位を奪取するなど才能と実力で成り上がってきた苦労人である。その為「生まれながらのエリート」に激しい敵愾心を持ち、妖怪の名門・幽霊族の末裔でバックベアードすら退けた鬼太郎に対する嫉妬を吐露したり、同じ境遇にあるねずみ男にシンパシーを感じて出自や本名が「ジョニー」であることを明かしたりする一面もある。現在は名門私立校の学園長として日本に潜伏して生徒を操っており(後に57話で、バックベアード復活計画の為に来日していた事が推察されている)、自身の計画に邪魔な鬼太郎を排除するためねずみ男を雇い鬼太郎たちをおびき寄せた。音響催眠術で鬼太郎たちを追い詰めるものの、始末したはずのねずみ男が戻ってきたことに動揺し、鬼太郎を溶かす為に用意した消化液([[ハイエナ]]と[[コンドル]]と[[アナコンダ]]の[[胃液]]を混合し悪魔の血を足した最強の)が落下してきたことに気付かず誤って自身の右手を溶かしてしまい、ギターを弾けなくなった事で命運が尽きたと悟りアジトである学園に火を放つ。誰も信用せずに生きて来た故からか鬼太郎ファミリーのチームプレーを讃えつつ、「お前はなぜ、人間の味方をする」と鬼太郎に問い、「大した理由じゃない、昔の義理さ。ただ、人間を排除する妖怪も、妖怪を排除する人間も、僕は許せない」と返答されると、「やはりお前は、鼻持ちならないやつだ」と嘲笑い、業火に包まれるという最期を遂げた。
: 貸本漫画版での「'''吸血鬼ジョニー'''」としての詳細は、「[[墓場鬼太郎の登場人物]]」を参照。モデルとなったのは、水木しげるの貸本漫画家仲間のつゆきサブローこと[[杉本五郎 (漫画家)|杉本五郎]]である。
; ラ・セーヌ
: 声 - 内海賢二(第1作)、[[飛田展男]](第6作)、[[大塚芳忠]](異聞妖怪奇譚)
: 日本人の血を吸う
: 初登場は鬼太郎のマガジン版第1話『手』とアニメ化第1作第4話「吸血鬼ラ・セーヌ」。容姿は[[シルクハット]]に[[蝶ネクタイ]]姿と紳士然とし
: 新編の原作『吸血鬼ラ・セーヌ』でもフランスから来た吸血鬼として登場するが、こちらは『手』とは別設定で容姿も異なる。千人の美女の生き血を吸って更に千年の生を得ようと企み、その千人目を日本人にすべく来日した。秘密兵器のシルクハット型の超音波瞬間移動装置を頭にかぶり、[[エッフェル塔]]から[[東京タワー]]までを瞬時に移動が可能。また巨大なコウモリに変身も出来る。日本のコウモリ達の協力を得て、一度は鬼太郎も倒し大コウモリに血を全部吸わせた。鬼太郎は急遽人間の血を輸血するが力も性格もねずみ男並になってしまう。千人目の獲物に普通の女性と勘違いして猫娘を選ぶが、妖怪の血が混じった為に企ては一からやり直しとなる。その腹いせに力を無くした鬼太郎を東京タワーから突き落とそうとしたが、頭にかぶっていた装置をリモコン下駄で破壊され、その衝撃で自分が転落し重傷を負った。治療を受ける代償に鬼太郎の血を返した為に日本のコウモリの信用を失い、かつ鬼太郎達からも二度と日本に来るなと言われ、飛行機で渋々と帰国していった。
: 第6作では57話登場。第1作以来51年ぶりとなるアニメ登場だが、デザインは第1作と大幅に異なり金髪を逆立てた小柄な少年の姿をし
; キーエフ
: 『鬼太郎の世界おばけ旅行』に登場。孤島で暮らす
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:「ダイダラボッチ」「吸血鬼ラ・セーヌ」では日本にも生息する設定。前者では衰弱していた1匹が、洞窟に放り込まれ気絶していた鬼太郎の血で元気を取り戻し、恩義を感じてダイダラボッチの脳捜しに協力する(アニメ第2作第29話では'''化けコウモリ'''に変更、血を貰う描写はない)。後者ではラ・セーヌと協定を結び、集団で鬼太郎を追い詰めた上にリーダーの大コウモリが血を吸い尽くすが、鬼太郎ファミリーの逆襲で大被害を受けた上に鬼太郎に敗れたラ・セーヌの治療のため血を返し協定を破棄した。
:「閻魔危うし!白骨軍団」では牙に強い麻痺毒を持ち、ドラキュラもその毒を仕込んだ煙幕煙草を使い、この毒で鬼太郎ファミリーを苦戦させた。
:妖怪千物語の西洋妖怪編では破壊音波を放つが、逆に呼子の山彦返しで反射され壊滅的被害を受けた。
:第5作では第32,33話でドラキュラ三世の部下として参戦、ぬりかべをグロッギー状態に追い込む。第68話では初代ドラキュラ伯爵が血の池地獄で育てた怪獣サイズの巨大な個体が登場し、閻魔大王庁を襲撃し地獄側を苦戦させるが、閻魔大王の獄炎乱舞で倒された。
==== 魔女関連 ====
伝説の女性の魔法使いで、単体ではなく魔女の軍団やいくつかの種族も存在する。西洋妖怪軍団では魔法を駆使して参謀的な役割や偵察の任を帯びることも多い。薬や毒の知識・製造等に長けている魔女も多い。
; [[魔女]]
: 声 - 坪井章子(第1作・第2作)、三輪勝恵(第3作)、佳友七絵、クロ(第4作)、上村典子(第5作)、中友子(第5作第68話のみ)、小宮和枝(異聞妖怪奇譚)
:
: 原作『妖怪大戦争』では、一反木綿に巻きつかれた際に心臓に針を刺すという鮮やかな方法で殺害した。「アパラチャノモゲータ」などの呪文を唱え、神秘の箒を自在に操る事もできる。最後はチャンチャンコによって窒息死させられる。『妖怪ラリー』では[[フランス]]代表として出場。そのアニメ第3作では事故にあった自分と狼男を救った鬼太郎と和解し、勝負の結果にケチを付けて鬼太郎を襲った(事故の一因でもある)ベアードを石化する。
: アニメ第3作劇場版『妖怪大戦争』では甲高い笑い声を上げ猛スピードで空を飛び回って鬼太郎たちを翻弄し、箒で砂を巻き上げて砂かけ婆を妨害する、一反木綿との再戦では箒に巻き付いた彼に脱力させる術を使用して初戦と同じ轍を踏むのを防ぐ等の曲者ぶりを見せている。
: アニメ第4作の劇場版『妖怪特急! まぼろしの汽車』では爪がハサミのように変化する。ねずみ男に惚れ、撃退しようとねずみ男が放った口臭も効かずに「あら素敵、香水のよう」と喜んで嗅ぐが、ねずみ男の一週間溜め込んだ熟成オナラ攻撃の勢いと悪臭には効果があり、たまらずダウンしてしまった(その際に「強烈、鼻がモゲータ」と、「アパラチャノモゲータ」呪文に引っ掛けたダジャレ的な発言をしている)。
: アニメ第5作では魔女ザンビアの祖母で、12年前に鬼界ヶ島で鬼太郎たちと対戦した'''先代魔女'''として第32話で初登場。原作や過去のアニメシリーズおよび、孫娘のザンビアと同じく「アパラチャノモゲータ」と呪文を唱える。アマミ一族カイを襲った際に鬼太郎に敗れて負傷し一反木綿に捕らえられたがザンビアに助けられ<ref group="注釈">一反木綿の隙を突いて彼に毒針を刺した。</ref>、一時前線から退く。直後のザンビアとの会話から引退したかに思われたが、68話で地獄への総攻撃作戦の際にドラキュラ二世や先代狼男と共に復帰し、鬼太郎達の前に立ち塞がった。他の先代メンバーと違い、12年前と外見上の変化が見られない。劇場版『日本爆裂!!』ではザンビアと共にフランス代表として悪者妖怪サミットに参加している。また、第5作ではザンビアの他にも、バックベアードの世話係や後方支援を務める'''美人魔女軍団'''という三人の若い魔女達が68話で登場している。
: アニメ第6作では、鉤鼻の老婆の姿がメインであった過去作とは異なりほぼ人間と変わらない容姿で描かれており、唯一の外見で人間と異なる点は尖った耳である。また、バックベアードの支配下で秘めたる力が強い魔女は生贄として捧げられる悲しい運命を背負っていたが、鬼太郎たちの活躍でその悲しき運命から解放される。今作ではアニエスが西洋妖怪編のキーパーソンとなり、歴代シリーズ中唯一鬼太郎たちの仲間として登場している。第6作準拠の小説「ぬりかべ」(「蒼の刻」収録)では、ブリガドーン計画を巡る戦いより遥か昔に原作や第1作の「妖怪大戦争」に準じた戦いがあり、当時はアニエス・アデル姉妹と彼女たちの母以外に過去作と同じ老婆の魔女もバックベアードの配下に存在していた事が語られている。
:原作『魔女人形』(アニメ化第1作第18話)では、魔王の命令で日本の少女たちを魔女にするために来日したが、作戦を鬼太郎に悉く阻止されて成果を出せなかったため、魔王の怒りを買い魔力を没収されてしまう。無力な人間の老婆になったため、仕方なく藁で作った人形を「魔女人形」として露店で売る生活を細々と営むが、境遇に同情した鬼太郎とねずみ男の協力もあり、それなりに露店は繁盛するようになった。
: 原作およびアニメ第2作『死神』では死神と組んで鬼太郎の母に化けた魔女が登場(西洋妖怪の魔女とは別個体)。鬼太郎を亡き者にしようと毒を盛るが、鬼太郎にとどめを刺そうと吸血した際に血液中に混じっていた毒(自ら盛ったもの)によって死亡した(一方で、鬼太郎は全く中毒症状を起こさず平気だった)。アニメ第3作でも偽の母親が鬼太郎の毒を吸って死亡するが、母親を演じているうちに愛情が芽生え、苦しむ鬼太郎を助けるために毒を吸い取り身代りになる展開に変更されている。
:; ザンビア
:: 声 - [[野中藍]]
:: アニメ第5作に登場。原作や過去のアニメシリーズで同様のポジションおよび本作では先代として登場していた魔女の孫娘で、西洋妖怪のヤングジェネレーションズの一人。第32話で鬼太郎との交戦で負傷した祖母を救出した後に鬼界ヶ島争奪戦に参加する形で初登場する<ref group="注釈"name="ep31"/>。西洋妖怪幹部では一番の若手で、バックベアードに恋愛感情を持っている。紫色の髪に赤い帽子と赤い服が特徴の魔女見習いで、可愛い外見を
:: ネコ娘とは初対面時に「しょぼい女」呼ばわりしたのを初め、ひでり神を操った際に操縦機ごと蹴られたりするなど何かと因縁がある。冷酷非情な作戦を練る一方で、パンサーに裏切られた際にネコ娘たちと一時共闘するなど完全な悪に徹しきれない部分もある。
; ロンロン
: 声 - 麻生美代子(異聞妖怪奇譚)、高島雅羅(異聞妖怪奇譚で一時的に若返り時)
: 初登場は原作『魔女ロンロン』。1980年代当時の好景気に便乗して金を儲けようと来日
: 『妖怪千物語』では
: 『異聞妖怪奇譚』では魔女軍団のリーダー格
; [[ジン (アラブ)|ジニヤー]]
: 声 - 富沢美智恵
: 『魔女ジニヤー』に登場
: アニメでは第3作第102話
:; ジニヤーの父
:: 声 - 塩屋浩三
:: ジニヤーの父でアラビアの魔王。山羊のような顔とコウモリのような翼を生やした怪物だが、見た目とは裏腹に娘思いの優しい父親。病気でもアラビアから日本に単独で来たり、その状態でも簡単に鬼太郎を圧倒する力を持つ。
:: 原作ではジニヤーの告げ口を真に受けて鬼太郎ファミリーを攻撃
:: アニメ第3作では
:; 召使い
:: ジニヤーの指輪から召喚された魔人。鬼太郎をネズミに変えた。最後は元に戻った鬼太郎によって転落死した。
:; 魔王の部下たち
:: 悪魔の戦士、尻尾の先が触手状になっている巨大な海竜、巨大な首なし巨人、単眼有翼の巨大な悪魔、巨大な獣頭の悪魔、象をつかんで飛び去る巨鳥、牙をもつ巨大な怪魚がアニメ第3作では見られた。
; グルマルキン
: 声 - 伊倉一恵
: アニメ第4作97〜99話に登場。ベアード配下の四天王の一人。双尾の猫に化け
==== 狼男関連 ====
; [[狼男]]
: 声 - 北川国彦(第1作)、大竹宏(第3作)、島田敏(第4作)、高戸靖広(第5作)、[[石井康嗣]](異聞妖怪奇譚)
: 伝承では人と狼の姿を使い分けるが、本作では背広を着た半人半狼の姿で固定されている事が多い。性格は凶暴かつ獰猛で
: 貸本『顔の中の敵』にて'''ロンドンの人狼'''として初登場(詳細は[[墓場鬼太郎の登場人物]]参照)。さらにガロ版『鬼太郎夜話』にも登場。原作『妖怪大戦争』(初アニメ化第1作10話)以降、西洋妖怪軍団の一員としてバックベアードやドラキュラと共に現れることが多い。『妖怪大戦争』では'''人食いおおかみ'''
: 『妖怪千物語』では敏捷性に優れ、人間の姿を取っての騙し討ちを得意とする。更に満月の下では不死身だが、
: アニメ第3作『世界妖怪ラリー』では、事故にあった自分を救った鬼太郎のフェアプレーを魔女と共に讃えた。
: アニメ第4作の劇場版『妖怪特急! まぼろしの汽車』では人間体もあり(作中では変身する直前の腕しか映されていない)、夜になって満月を見ると変身。目だった活躍なしのまま、石炭から元に戻った鬼太郎のリモコン下駄でたんこぶだらけにされた。第4作の『激突!妖怪ラリー』では別個体が登場し、こちらは通常から過去作と同じ狼の姿で、満月を見ると更に狼形態が変化する。
: アニメ第5作では狼男ワイルドの父で、12年前に鬼界ヶ島で鬼太郎達と戦った'''先代狼男'''として32話の回想場面に初登場。68話で地獄への総攻撃作戦の際に、再び鬼太郎達の前に立ち塞がった。なお、この時の先代狼男は32話の回想(原作とほぼ同じ外見)より年老いた顔付きに変化し、黒色だった体毛も薄い茶色になって12年の間に年を取った事が示唆されている。ワイルドの情けない有様には頭を抱えており、87話で剣術の鍛錬を始めたドラキュラ三世の姿を見て、「ウチのバカ息子も見習って欲しいものだ」と愚痴をこぼしている。劇場版『日本爆裂!!』ではワイルドと共にイギリス代表として悪者妖怪サミットに参加している。
: 第6作準拠の小説「ぬりかべ」(「蒼の刻」収録)では、ブリガドーン計画を巡る戦いより遥か昔に原作や第1作の「妖怪大戦争」に準じた戦いがあり、当時はヴォルフガングとは別の、原作や過去のアニメシリーズで登場した狼男が同様にバックベアード軍団の幹部として存在していた事が語られている。
: 原作設定の血縁者およびアレンジされたキャラクター、そして名の判明している狼男などを以下に挙げる。
:; ワイルド
:: 声 - 高戸靖広
:: アニメ第5作で登場。原作や過去のアニメシリーズで同様のポジションおよび本作では先代
:; ヴォルフガング
:: 声 - [[草尾毅]]
:: アニメ第6作に登場。バックベアード軍団の大幹部で、バックベアード直属の西洋妖怪三人衆の一人
:: 初登場は27話。アルカナの指輪を持ち出し逃亡したアニエスを追って日本へ上陸し、ゲゲゲの森に襲来する。難民として逃れてきた耳長ら南方妖怪を惨殺し戦闘になった鬼太郎ファミリーをも全滅寸前にまで追い込むが、アニエスが託した銀の銃弾を鬼太郎に撃ち込まれてダメージを負い、撤退する。第28話ではアデルの指揮の下、再度ゲゲゲの森を襲撃。満月下での変身により本領を発揮して暴れまわるが、森と仲間を傷つけられた怒りに目覚めた鬼太郎に圧倒され想定外のダメージを受ける。その後はねこ娘・砂かけ婆と交戦するが、バックベアードの命令で撤退した。第36話ではアルカナの指輪を奪うべく調布に襲来しまなを襲うが子泣き爺に阻止され、第37話でバックベアードが鬼太郎に敗れると転移魔法石を使用して逃走した。第94話でバックベアード城に侵入したぬらりひょんに襲い掛かるが朱の盆に阻止され、バックベアード復活に伴いぬらりひょんと手を組む。しかし最初から利用されていただけに過ぎず、第96話でぬらりひょんの罠で西洋妖怪が苦手な聖血[[金枝篇#金枝|レックス・ネモレンシス]]を混ぜた[[ワイン]]を飲まされ苦しむ中、同様に苦しみながらも聖なる力を無理やり押さえ込むために妖力を得ようとするバックベアードに吸収され、最終話では人間や妖怪の声援でパワーアップした鬼太郎の指鉄砲でバックベアードや共に吸収されたカミーラ・ヴィクターもろとも消滅し、魂だけになった。
:: 「[[ヴォルフガング]]」とは[[ドイツ語]]圏の男性名で、[[古高ドイツ語]]では「狼」を意味する「wolf=ヴォルフ」と「道」(または「旅」)を意味する「gang=ガング」が合わさって、「'''狼の道'''」の意味になる。
; 吸血狼
: 声 - 小林通孝、田中和実、平野正人(第3作)、[[前田剛]](異聞妖怪奇譚)
: 狼男の配下。幹部の狼男とは違い、全裸で痩せ細った半人半狼の姿をしている。第3作劇場版では黒い体色をしており、人語を話せる者や
; 魔犬
: アニメ第5作に登場。狼男ワイルドが部下として多数従えており、角が生え4つの眼を持った外見をしている。
==== フランケンシュタイン関連 ====
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:原作設定をアレンジされた者を以下に挙げる。
:; ヴィクター・フランケンシュタイン
:: 声 - [[白石涼子]]
:: アニメ第6作27話終盤から登場。人造人間を創造した「[[ヴィクター・フランケンシュタイン]]」と同姓同名だが、同作では人造人間当人となっており、原作や過去のアニメシリーズにおけるフランケンシュタインと似た役割ポジションで登場。バックベアード軍団の大幹部で、バックベアード直属の西洋妖怪三人衆の一人。
::第28話ではアデルに率いられてゲゲゲの森を襲撃、自作の合成生物に岩魚坊主達を襲わせたが、アニエスが起動したアルカナの指輪の力で消滅。自身はアデルらと共に撤退した。第29話では指輪の再出現地点の予測に必要な調査の為に単身で来日し、調査終了直後にアニエスを発見。彼女を電撃銃で麻痺させ連れ帰ろうとしていたが、止めに入ったまなに一目惚れする。ユーモラスな表情も見せつつ結婚を迫り、まなから平手打ちされても「そうでなくてはメチャクチャに壊してしまう甲斐がない」と一方的かつ狂気的な執着心を嬉々として露わにし、彼女を追い詰めた。そこへ駆け付けた鬼太郎の攻撃を受け、泣いて変身した後はまなを拉致し高層ビルの屋上に飛ぶが、アニエスの魔法でまなを奪還され、状況を察知したアデルの転移魔法で呼び戻された。その後もバックベアードとアデルの指令で調査したデータを基に研究を続行。自身の科学力には絶対の自信を持つ反面、指輪の捜索任務の難しさを認めてもいた。第36話ではまなに「お嫁さんにしたかった」と未練を残しつつ、彼女から指輪を奪うべくマシンガンで射殺しようとしたが、ぬりかべに阻止され、交戦。巨人体に変身して互角に戦うが、砂かけ婆の援護を受けたぬりかべに下半身を塗り込まれて劣勢に陥り、バックベアードが鬼太郎に敗れると転移魔法石を使用して逃走した。その後カミーラたちとバックベアードを復活させようとして[[東南アジア]]などへ出向いて人間の生き血を密かに採血したが、第94話でエネルギー不足のために「命の再起動」の作業が難航。カミーラやヴォルフガングに急かされ焦りを見せるが、直後に現れたぬらりひょんが富士のエネルギーを提供したことでバックベアード復活に成功し、それに伴いぬらりひょんと手を組む。しかし最初から利用されていただけに過ぎず、第96話でぬらりひょんの罠で西洋妖怪が苦手な聖血[[金枝篇#金枝|レックス・ネモレンシス]]を混ぜた[[ワイン]]を飲まされ苦しむ中、同様に苦しみながらも聖なる力を無理やり押さえ込むために妖力を得ようとするバックベアードに吸収され、最終話では人間や妖怪の声援でパワーアップした鬼太郎の指鉄砲でバックベアードや共に吸収されたヴォルフガング・カミーラもろとも消滅し、魂だけになった。
::;合成生物
:::第28話でヴィクターが製作した怪獣のような人造生物。原典の人造人間同様に高圧電流で起動する。非常に獰猛であり、ゲゲゲの森侵攻時に投入された際には岩魚坊主らを始めとする日本妖怪を数多く喰い殺した。その後はぬりかべを中心とした一団と戦うが、アニエスがアルカナの指輪を起動した煽りで消滅した。
==== ミイラ男関連 ====
;
: 声 - 飯塚昭三(異聞妖怪奇譚)
: [[エジプト]]出身の西洋妖怪。
: 『死神大戦記』でドラキュラの先輩として登場。相手を永遠の眠りに誘う妖術「[[ファラオの呪い]]」を使い、一度は鬼太郎を倒す。だが
: 『鬼太郎の世界お化け旅行』第4話では
: 『妖怪千物語』では体が肉食性の[[スカラベ]]で
: アニメ初登場の第5作では、第32・33話に'''バルモンド'''というミイラ男(詳細は後述)とその配下に多数のミイラ達が登場。また、地獄への総攻撃作戦の際に、バルモンドの配下と同じ姿をしたミイラ達が西洋妖怪軍団の中にいた。
:;'''バルモンド'''
::声 - [[森田成一]]
:: アニメ第5作第32・33話に登場。妖怪王家の末裔で、不死身を自称する最強のミイラ男。鬼界ヶ島争奪戦に客分(ドラキュラ三世がエジプトからのゲストと紹介)兼実質的な指揮官として参加する。独善的な性格で粗暴な言動が目立ち、ダメージを回復する為にヤングジェネレーションズから妖力を奪ったり、バックベアードを「歴史の浅い妖怪」と彼らの前で躊躇せずに罵ったりしている。西洋妖怪軍団が鬼界ヶ島を狙う真の目的である「地獄の鍵」の事を知っており、自分がその力を手に入れ世界中の妖怪を牛耳ることを目論んだ(今回の鬼界ヶ島侵攻はベアードの指示ではなく、彼が独断で行っていたことが後に判明している)。包帯攻撃(伸縮させて相手を拘束し、刃や槍状にもなる)や配下のミイラ達の召喚、更に巨大化までして鬼太郎達を苦しめたが、最期は地獄の鍵を得て鬼太郎が初使用した地獄究極奥義・獄炎乱舞で、配下諸共に跡形も無く焼き尽くされた。後に中国妖怪のチーがエジプト妖怪の反物を着てバルモンドと同じ包帯攻撃を繰り出している。
==== その他の西洋妖怪たち ====
ここでは上記に分類されない西洋の妖怪を挙げる。
; [[こうもり猫]]
: 声 - 富田耕吉(第1作)、矢田耕司(第3作)、松野太紀(第4作)、草尾毅(第6作)
: [[アメリカ]]出身、蝙蝠の翼を生やした大猫の妖怪。初登場は『妖怪大統領』(初アニメ化第1作53話)。
: 普段は角付きの変な帽子を被った中年男に化けている。アメリカの妖怪大統領選に敗れて日本へ亡命、葬頭河婆と組んで日本の妖怪大統領になろうとした。
: 吸血象の幻影を見せたり、妖怪催眠術を使い敵を操ったりできる。老科学者から鬼太郎が預かった玉手箱を盗み、その煙で鬼太郎たちを老化させた上に海底に沈めたが、下駄とチャンチャンコに翻弄され賽の河原で気絶させられた上に、それらに誘導されたねずみ男が玉手箱を開放したためミイラと化した。
: アニメ第3作46話ではバックベアードに大統領選で敗れ国外追放された(こうもり猫の得票は1)恨みがあり、報復も考えていた。原作同様鬼太郎を老化させた上に三途の川の底へ沈めるも、閻魔大王の指示で猫娘たちが賽の河原の大時計を逆回転させて時を戻し、復活した鬼太郎に敗れ逃走。西洋にも日本にも居場所がなくなり途方に暮れていた。
: アニメ第4作ではベアード配下の西洋妖怪四天王の一体。ベアードの術によって不死身になっており、体内に吸血小妖怪'''ウーストレル'''を多数飼っている他、[[ポルターガイスト現象|ポルターガイスト]]を格納している。四天王で最初に登場し、ウーストレルとポルターガイストで鬼太郎の妖気を奪い干からびさせた(四天王で鬼太郎唯一の敗北戦)。その後、99話でグルマルキン達と共にぬらりひょんの魔鏡に妖気を吸い尽くされ、消滅してしまった。
: 第6作では79話登場。バックベアード復活に必要な人間の生き血を集める為に来日する。西洋妖怪の中では下っ端の存在でバックベアードはおろか他の幹部からも相手にされておらず、戦闘力もかなり低いが(ねずみ男のオナラや鬼太郎のリモコン下駄一発当てられるだけで倒れるほど)、応援されたり褒められたりすると普段から想像できないほど強くなる。一度はねずみ男を騙そうとしたが、逆に騙され用無しにされてしまう。その後、ハロウィンの仮装ショーに紛れ込み、そこの観客たちからの声援で高揚して潜在能力を発揮し、一度は鬼太郎を追い詰めたがハロウィンの終日(日の出)と共に観客が帰ってしまい、落胆して力が弱まった隙を突かれ鬼太郎のリモコン下駄で一発KO。最後は鬼太郎に降参しておとなしくバックベアード城へ帰って行った。
: 同じ水木しげる作品の『[[悪魔くん]]』では、全くの別個体が登場する。
; [[ヨナルデパズトーリ]]
: 声 - 田の中勇(第5作)
: [[ラテンアメリカ]]にて死者の魂を管理する地獄の妖怪、もしくは神。略称
: 初出は「最新版ゲゲゲの鬼太郎」の「地獄の妖怪獣出現!!の巻」。ぬらりひょんの破壊活動によ
: アニメ初登場は第4作96話。バックベアード配下としてぬらりひょんに協力、がしゃどくろを操り魔鏡の欠片を探し出した。
: 第5作では第68話終盤で初登場し、同話で倒された初代ドラキュラ伯爵に代わり地獄侵略の任に就く。西洋妖怪軍団の[[ブレーントラスト|ブレーン]]的な存在で、ベアードからの信頼も厚く「Dr.ヨナルデ」と呼ばれており、発明家であるがその発明品は壊れやすく、若手妖怪を実験台にする。第100話終了まで鬼太郎や日本勢との直接対面はなかった。劇場版『日本爆裂!!』では悪者妖怪サミットにメキシコ代表として参加し、「貴重な天然資源である人間を殺しすぎている」とチーを糾弾する。
: 同じ水木しげる作品の『悪魔くん』に登場するヨナルデパズトーリとは容姿以外は全く別の存在だが、第5作ではアニメ版『悪魔くん』と同じく田の中が声を担当し、ブレーン的存在だった点も共通している。
; [[グレムリン]]
: 声 - [[北川国彦]](第1作)、はせさん治(第3作)、[[平井啓二]]、[[粕谷雄太]]、高戸靖広(第5作)
:
:初登場は原作『妖怪ラリー』(初アニメ化第1作54話)で、ソ連代表としてラリーに出場。悪魔のような外見ではあるものの、戦う姿や能力は見せず、車の構造もあって姿の写るコマもわずかである。妖怪ラリーでは中国の水虎と、燃料を抜き合う激走を繰り広げ、鬼太郎に次ぐ2位と好成績を収める。アニメ第1作のラリーではタイヤがパンクした際、アメリカ代表のバックベアードに助けてもらうという、「米ソ友好の感動シーンの一コマ」が描かれた。第3作では逆にベアードの光線を喰らって脱落。第5作59話ではベアードの指揮で大群を為してテレビ局を襲撃。機械には強いが個々の戦力は低く、完全に雑兵扱いとなっている。また、伝承の通り飴玉などのお菓子が好物である。放送機材で妖怪を霊界電波に変換してあらゆる霊界へ送り込む装置を作って何体かが地獄に侵入し、更にはベアードを地獄へ転送させようとした。だが蒼坊主の幻覚に騙されて転送装置を壊しベアードの怒りを買い、最期は鬼太郎の獄炎乱舞で1匹残らず焼き尽くされる。地獄に侵入した方も五官王達により捕らえられるが、宋帝王に化けた初代ドラキュラ伯爵の計らいで密かに逃がされていた。巨大な時空トンネル装置を製作し、68話で装置を使用して西洋妖怪軍団を地獄に侵入させ、その後の戦いにも参加する。
; [[ゴーゴン]]
: 声 - [[川上とも子]](第5作)、[[種子]](異聞妖怪奇譚)
: 髪の毛一本一本が蛇になっている[[ギリシア]]の女怪。その目を見た者
: 初登場は『鬼太郎の世界お化け旅行』
: 『鬼太郎国盗り物語』では'''ゴルゴーン'''の名でムーに雇われた妖怪として登場。予知本能を持つ妖怪「くだん」を利用して鬼太郎達の戦意を喪失させた。ここでは石化の眼力は使わず、幻術(くだんに化け偽りの予知映像を見せた)や、相手の妖力を水晶に封じたり、体内で砲弾を作ったりする能力を持つ。
: 『妖怪千物語』ではフランケンと共に鬼太郎達を襲ったが、巨大化したフランケンを石にしてしまい、その石に倒れかかられ圧死する。
: アニメでは第5作で初登場。伝承の通り三姉妹であり、46話でその末娘が登場。姉達と石にした人間や滅ぼした都市の数を競う等の非道な行いをしている。天狗ポリスの一隊をあっさりと全滅させるほどの実力者であり、隠れている妖怪の存在を容易く見破る抜群の感知能力を持つ。努力家を自称し、数年前からグルメビルのオーナー「綱島瑞希」として日本に滞在して人間の醜い心を研究し、石にした多数の人間から吸い取って作り出した邪心の塊を街に落とし、人間達を殺し合わせて滅ぼそうと企んだ。普段は容姿端麗な人間の姿で上品な言葉遣いだが、魔力が強くなると髪の毛が蛇と化し、さらに魔力が全開になると美顔のメッキがはがれ、蛇のような顔(舌も蛇のようになる)を曝け出し、声のトーンが低くなる(「石化」をやり終えると美顔に戻り、声のトーンも上品になる。子泣き爺曰く、「メッキがはがれると下品」)。髪の毛の蛇は魔力の源であり、石化の眼力を蛇に移す事で鏡の無い死角から石化させる、蛇を剣と化す、眼力を防ぐために目を閉じている者の瞼を蛇にこじ開けさせる、などの技を新たに編み出している。バックベアードからの依頼もあって、晩餐会に鬼太郎を招待し倒そうと計画。鬼太郎ファミリーのほぼ全員を石化するが、自ら石になって凌いだ子泣き爺に敗れて魔力を失い、石にされた鬼太郎たちも元に戻る。最後の悪あがきに、自身の憎しみを加えて極限まで大きくなった邪心の塊を街に落とそうとしたが、鬼太郎の獄炎乱舞によって邪心もろとも燃え尽きた。第二夜オープニングにも登場している。
; [[:ru:Вий (повесть)|ブイイ]]
: 声 - 川津泰彦(第4作)
: [[ロシア]]出身。手を使わなければ開けられないほど大きな瞼を持ち、モウリョウの項で記した土精のモデルとされる。
: 原作初登場は「妖怪実力選手権大会」でソ連代表として出場。太平洋横断の競泳で大魚に化け魔女やケルピイを呑み込んだが、続いてマーメイドを襲った際、逆に水ノコギリで両断され倒れた。
: 1980年代『最新版』の「恐怖の地獄童子の巻」では大瞼ではなく、歯を剥いて笑う小鬼の姿。少年達を「あの世は楽園だ」と唆して自殺に追いやり(実は自殺すれば地獄に落ちる)、その魂を地獄童子に売っていた。地獄童子が鬼太郎の説得で契約破棄したと知ると仲間を呼び寄せまとめて葬ろうとするが、吐いた炎をちゃんちゃんこで返され倒れた。
: アニメ初登場は第4作第98話。ベアード配下の四天王の一人で、妖魔城に向かう鬼太郎の前に現れた。冷気を吐く他、吸い込み攻撃を仕掛けて鬼太郎を苦戦させるも、鬼太郎の知らせで駆けつけた化け鯨や蟹坊主など巨大な日本妖怪達の猛攻を受け、その隙に雪女やつらら女など、他の妖怪たちも到着する。それでもなお、鬼太郎や援軍たちを苦戦させるが、最後は目玉および前歯にリモコン下駄を食らい退散する。四天王の中で唯一ぬらりひょんの魔鏡に妖気と能力を吸収された描写が無く顛末が描かれていない。
; [[巨人 (伝説の生物)|ジャイアント]]
: 声 - 増谷康紀
: アニメ第4作98・99話に登場
; [[ゴーレム]]
: 声 - 大友龍三郎(第5作)
:
: 初登場はアニメ第4作97話で、グルマルキンの笛の音色に操られる。鬼太郎を苦しめるが、オカリナの音色で苦しみ倒れた。彼女の能力を奪ったぬらりひょんにも使われたが、最後は妖魔城の崩壊と共に埋もれた。
: 第5作では第87話登場。[[チェコ]]出身。優しい心を持ち争い事を嫌っているが、その巨体と並外れた怪力を持つことに目を付けられ、ヨナルデパズトーリによって魔火が乗り移って操れるように改造され、「悪魔の巨人」として幾度も破壊を行なわされて来た。日本の霊所への攻略兵器として運ばれるが、ワイルドのミスで暴れて輸送船が沈み日本に漂着する。重傷を負っていたが、指の破片が変化した子ゴーレムが呼んだぬりかべ一家に助けられて打ち解け、事情を知った鬼太郎や妖怪横丁の住民達に故郷へ帰るための筏をプレゼントされるが、操縦装置(魔火の宝玉)を回収したザンビアに操られて暴れ、筏や子ゴーレムまで砕いてしまう。「自分を失って暴れたら、壊してでも止めてくれ」と約束したぬりかべにより、手当て中に見付けた生命の素の呪文を砕かれ(本来は額にあるが、改造された際に体内に隠された)、本当の友達になってくれた彼に感謝して粉々に崩れ落ちた。その後ゴーレムの破片は妖怪横丁へと運ばれ、いつの日にか蘇ることを待たれている。
:; 子ゴーレム
:: 声 - 中山さら
:: アニメ第5作第87話登場。ゴーレムの手の指が変化して生まれた小さいゴーレム。ぬりかべ一家と仲良くなるが、魔火に操られた親を制止しようとして砕かれ
; 魔火(まび)
: 声 - 田中一成
: アニメ第5作第87話登場。[[フランス]]出身の火の玉妖怪で、フランス語交じりのノリのいい言葉で会話をする。普段は宝玉に宿って
; [[:en:Panther (legendary creature)|パンサー]]
: 声 - [[子安武人]]
: アニメ第5作95話に登場。顔立ちは美形、首から下は鳥人のような姿をしている。強豪妖怪と言われるほどの実力者で、自身から甘い匂いを発し、おびきよせた人間を[[飴|飴玉]]にする力を持つ。バックベアードの為に百年鍋を作ろうとしたザンビアに協力して人間の女の子を飴玉にして集めていたが、真の目的はその百年鍋でベアードを超える存在になる事だった。正体は巨大化した黒い[[グリフォン]]のような妖怪
; [[ヴォジャノーイ|ヴォジャノイ]]
: 声 - 大竹宏(異聞妖怪奇譚)
: 『鬼太郎の世界おばけ旅行』に登場
:『異聞妖怪奇譚』ではドラキュラ、チーの仲間として登場。
; エキセル(砂妖怪)
: 中央アジアの砂漠に住む砂の妖怪
: なお、砂かけばばあの遠い親類に当たる。
; カリーカ
: 声 - [[内藤玲]](異聞妖怪奇譚)
: 『鬼太郎の世界おばけ旅行』に登場。中世の頃からフランスの森の館に住む人間の姿をした妖怪。黒魔術を使い、
; ベルサイユの化け猫
: パリのベルサイユ宮殿に夜な夜な現れ
; [[オシリス]]
: エジプトの地下世界の実権を握っていた王。セトに魂を奪われ、霊魂爆弾の材料になってしまった。事件が解決して魂が解放された後も肉体は見つからず、結局王位は妻のイシスに受け継がれた。
; [[イシス]]
: エジプトの地下の王・オシリスの妻。オシリスがセトに倒されたため、復讐の機会を狙って潜伏していた。目玉親父とともにセトを倒し、その後オシリスの王権を受け継いだ。
; [[セト]]
:
: 登場話『霊魂爆弾』は鬼太郎作品としては未映像化だが、『悪魔くん』の20世紀アニメ版に構想が流用された(セトとの戦いは22話、霊魂爆弾は38話で使用)。
; [[タウエレト|トウエリス]]
: カバによく似ている。皮だけになっており、中にはミイラが入っていたが、変装してセトに近づくため鬼太郎に持ち出され
; [[人魚|マーメイド]]
: 原作『妖怪実力選手権大会』に登場。上半身は美女で下半身が魚の妖怪で、日本の人魚とも同系統ながら別種の存在。
; サシペレレ
: 原作『妖怪実力選手権大会』に登場。「妖怪実力選手権大会」の南米代表で、一本足でとんがり帽子を被った男性の姿の妖怪。パイプが好きで
; [[ケルピー|ケルピイ]]
: 原作『妖怪実力選手権大会』に登場。イギリス出身の馬の姿をした水棲妖怪。「妖怪実力選手権大会」の[[イギリス連邦]]代表。魔女と攻防していたところをブイイに呑みこまれる。マーメイドにブイイが倒されると魔女と共に体内から脱出、そのまま空中を泳いで鬼太郎より先にゴールするも、肉体をブイイの中に残した霊体だったことが判明し失格となる。
; 黒小鬼(くろこおに)
: ぬらりひょん達の助っ人として[[スカンディナヴィア|スカンジナビア]]
:; 黒小鬼ジュニア
:: 黒小鬼が人間の子供を霊界に連れ去り部下妖怪に変えたもの。黒小鬼の合図一つで人間態から妖怪態に変身
; [[ザントマン|砂男]]
: ドイツからやってきた妖怪。黒小鬼やヨナルデパズトーリ、ブイイとはもともと知り合いだったようで、仲間の恨みを晴らすために鬼太郎を襲ったようなことを言っていたが、実際はぬらりひょんに協力して、最初から鬼太郎を葬るつもりだったようである。砂を撒き散らす「砂まき八方」や、地面に巨大な蟻地獄を作り出す「局地的大アリ地獄発生」という技を使う。
; 家獣(やじゅう)
: 原作『家獣』に登場。小屋に一本足が付いたような姿の巨大妖怪。
: 『悪魔くん』に登場する家獣(かじゅう)とは別の存在で、あちらは入った者を捕食することはない。
; 魔猫(まびょう)
: 声 - [[高乃麗]]
: 原作『魔猫』に登場。巨大な黒猫の姿の妖怪。イギリスの有名大学に留学していた日本人女性・黒塚に憑依して日本に侵入、小学校教師となって生徒たちを洗脳教育し、政府の要職に就かせ
: アニメでは第6作
; カニ妖怪
: アメリカに住むカニの妖怪。日本における蟹坊主などと同系統の存在でもある。アメリカに妖怪博物館を作るため、剥製にする日本の妖怪をさらいに二匹でやってきた。巨大なハサミの他に、口から吐く泡も強力な武器で、これで相手を覆い団子状に固め
:; ジェフ
:: アメリカから
:; 大先生
:: ジェフの上役であるカニ妖怪。こちらは鬼太郎が年に一度使う「八幡まき」という術によって取り押さえられた。
; [[ケルベロス]]
: アニメ第5作では亀姫に飼われている三つの首をもつ西洋の舶来の妖犬
: 『妖怪千物語』では双頭。鬼太郎の強さを研究するため
; パンプキン
: アニメ第5作で魔女ザンビアの部下達として複数体登場。[[ジャック・オー・ランタン]]のような[[カボチャ]]頭で、鎌を持ち浮遊する。
; 首無し騎士
: アニメ第6作でに登場
; 奴隷妖怪 / 妖怪人間
: アニメ第6作でブリガドーン計画によって人間が妖怪になった形態。黒い影のような人型で、別名「妖怪人間」(字幕等で表記)。この力で妖怪に変化した人間は心や意識に邪念も増幅されて邪気として体外に漏れ出るようになり、その邪気はブリガドーンのコアとなる魔女の周りにも渦巻く。本作で描かれた時点で、耳長たちの国・マレーシアの人間は既に妖怪奴隷にされていた。その後東京の調布市を中心にブリガドーン計画が実行され、(アニエスの好意で免れた)まなを除く周辺一帯の人間が全て奴隷妖怪となってしまったが、ベアードが鬼太郎に倒され
==== 悪魔 ====
ここでは、本編中で明確に悪魔と定義された存在を挙げる。上述の西洋妖怪の中にも悪魔属性に準ずる者たちがいる。
; [[ベリアル]]
: 声 - 内海賢二(第1作) [[大木民夫]](第3作)、沢木郁也(第4作)、西村知道(第6作)、[[郷田ほづみ]](異聞妖怪奇譚)
: 『悪魔ベリアル』(初アニメ化第1作30話)に登場。その魔力は「脳を持つ水爆」(子泣き談)に例えられる西洋悪魔。長い髪髭と突き出た顎が特徴。
: 明治元年にポルトガル商人に紛れて来日。だが到着早々に[[鞍馬山]](アニメ第6作では大山)の'''烏天狗'''に見抜かれ、魔力を封じられて人間の老人同然の姿と能力で日本各地を放浪する破目になる。百年以上経った後、ねずみ男を騙して封印を解かせ、魔力が復活(この話でもねずみ男は敵に協力しているが、騙された上に術で操られてのことであり、裏切ったわけではなく、ゆえに誰からも責められていない)。烏天狗を地中に封じる報復をしたが鬼太郎に気付かれ、その挑発に乗り鬼太郎達が陣取る建物を各器官(目・耳・口・手・足など)が分裂した百倍ずつの塊に化けて包囲。が、鬼太郎に本物の器官を指鉄砲で撃たれて倒れた。他には物(貨幣や食物など)を出したり天候(霧や雷など)を操ったりする魔法や、妖気アンテナに似た能力を使っていた。アニメ第3作では来日は安政元年で、当時の烏天狗一族との戦いが[[安政の大地震]]の原因とされる。破った妖怪の妖力を自分に取り込む魔力を持ち、子泣き爺の岩石化能力とぬりかべの身体伸縮能力を奪って岩石巨人になる術も見せた。自分の弱点が記された「悪魔の書」を狙って妖怪図書館を襲撃したが、それを目玉おやじが解読、鬼太郎によって唯一つの心臓を剣で貫かれ倒れた。アニメ第4作ではねずみ男の屁を偶然本物の目に浴び苦悶して本物の器官を見抜かれ、それらを髪の毛針で撃たれて人間型に戻った所をちゃんちゃんこ包みで倒された。アニメ第5作では3D映画『ゲゲゲの鬼太郎 カランコロン3Dシアターじゃ』に登場。アニメ第6作では32話登場。西洋妖怪陣営の一員らしく、バックベアードには忠誠を誓っている。日本を支配するために明治初期に来日し、城を焼き地震を起こすなどの暴虐を働いたため、大山の烏天狗長老によって魔力を「やさかりの玉」に封印される。その後は無力な老人の姿で恨みを募らせながら150年近くを生き、現代でホームレス生活を送っていた。しかし小次郎がまなのために大山の霧を吹き飛ばした際に間違って封印の塚を崩し「やさかりの玉」を壊してしまったため、魔力が復活。長老や他の烏天狗を烏天狗の里ごと地下に封じて復讐を果たし、さらに駆け付けた小次郎を長老への報復が足りなかった分とばかりに痛めつけてまなも襲おうとするが、ベアードに呼ばれて中断する。ベアードから「アルカナの指輪」を手に入れることを条件に西洋妖怪幹部の座を約束され、境港の地に指輪を探しに来たアニエスと対峙するが、駈けつけてきた鬼太郎と戦いになる。百倍分裂の形態に変身して鬼太郎を苦しめるが、小次郎が会得した「心眼戒定慧」の術により鼻の塊に隠された心臓の場所を見破られ棍に貫かれて元の姿に戻り、鬼太郎の指鉄砲に眉間を撃ち抜かれて止めを刺され、消滅した。地下に封じられた長老たちは、アニエスの魔法によって救出され里も元通りになった。
: 週刊実話版では後日譚として以下の2話が存在。
: 「透明人間」ではまたも魂を封じた塚をねずみ男が弄って復活。彼の姿を買って実体を得たが、透明になったねずみ男が女子大生寮で悪戯した為に鬼太郎に発覚。再び魂になって鬼太郎に憑こうとしたが逆に魂を滅ぼされた。
:
: 『異聞妖怪奇譚』ではギーガに召喚された悪魔の一体として登場。
:; 百倍分裂したベリアルの体
::; 目球体
::: 光線を発射する。
::; 耳球体
::: 第3作ではここに心臓があった。第6作では超音波を発する。
::; 口球体
::: 第3作では鬼太郎に弱点を伝えようとする猫娘を「黙れ!」と怒鳴りながら下敷きにした。第6作では強烈な悪臭の息を放つ。
::; 鼻球体
::: 鼻息で攻撃する。第6作ではここに心臓があった。
::; 手球体
::: 相手を掴んだり、投げ飛ばしたりする。
::; 足球体
::: 相手を蹴飛ばしたり、踏みつぶす。
; [[ブエル]]
: 声 - [[森山周一郎]](第2作)、槐柳二(第3作)、島田敏(第4作)、龍田直樹(第6作)、[[中博史]](異聞妖怪奇譚)
: 悪魔五十個軍団を指揮する大物悪魔。初登場は『悪魔ブエル』(初アニメ第2作33話)。
: 日本の荒れ寺に住み着き、一般人に「悪魔の手」を貸し付け悪事をさせていた。普段は禿頭に左右に向いた目をした気味の悪い人間のような姿に化けている。正体は丸い毛むくじゃらの体に、放射状に馬の脚が5本生えている不思議な姿をしている。手下の悪魔たちを召喚することができ、大軍勢で鬼太郎を苦戦させた。鋸を持っており、武器としても使う。最後は天の岩戸より蘇った'''ヤカンズル'''によって軍勢共々食べられてしまう。アニメでは後から呑まれた鬼太郎と胃の中で格闘するが、胃液で溶かされ、鬼太郎は無事脱出した。
: 第2作のみ正体のデザインが異なり、マントを着た小悪魔のような外見に変更されていた(配下の悪魔の中に、本来のブエルのような姿をした悪魔がいる)。人間体時は関西弁をしゃべる。休暇で来日しており、悪魔の手の移植は「難儀している者を更に難儀させる」趣味でしていた。
: 第3作では悪魔の手のせいで信用を失い絶望した人間達を配下の悪魔に変え、軍団を拡大しようとした。ヤカンズルの胃の中でブエルが倒されると、悪魔にされていた人間達は元に戻り、鬼太郎と共に排出された。
: 第4作では手術で移植していた過去作品と違い、相手の手に触るだけで悪魔の手にでき、その被害者に触られた者の手も変えてしまう(ねずみ男を経由して鬼太郎ファミリーのほとんどが悪魔の手に変えられて鬼太郎に襲い掛かってしまうが、一反木綿だけは免れた)。ぬらりひょんに同盟を持ちかけられるが拒否、彼の手も悪魔の手にしてしまう。ねずみ男は最初、彼を朱の盆(この回では登場せず)だと勘違いしていた。
: 第6作では33話登場。「悪魔の手」を使ったり、悪魔軍団を操る場面はなく、ベリアル同様に西洋妖怪軍団の一員という設定。普段は人里離れた山中の廃病院をアジトに、人間の解剖を趣味としているらしい描写がある。魔女アデルの命令を受け、少女・'''葛見やよい'''(くずみ やよい、声 - [[相沢舞]])の体内に出現した「アルカナの指輪」を摘出しようとするが、やよいを追ってきた白山坊とアニエスに妨害され正体を現す。手術用メスを武器に戦い、手に持って切りつけたり、5本の足を回転させながら無数に飛ばしたりして攻撃。やよいを庇った白山坊に深手を負わせ、とどめを刺そうとするが、駆け付けた鬼太郎とねこ娘の連携で霊毛ちゃんちゃんこパンチを顔面に喰らい敗北。しかし完全には倒されず、アデルからの退却命令で「いつか貴様も解剖してやるぞ、覚えておれ鬼太郎よ」と捨て台詞を残し、山の中へ消えて行った。白山坊は重傷を負うも命は助かり、やよいを守り抜いた姿が彼女の心を打ち、妖怪と人間の壁を超えて結ばれることとなった。
: 『異聞妖怪奇譚』ではベリアルと共にギーガに召喚された悪魔として登場。
; [[ベルゼブブ]]
: 悪魔12使の1柱であり、羽に髑髏の模様が入った巨大な[[ハエ]]といった風貌をしている。
: 原作「死神大戦記」で地獄を占領した9柱の大悪魔の一員として初登場。衆合地獄を支配し、地獄の異変を探りに来た少年達を無数の小さな毒蝿に分身して襲う
: 原作「UFOの秘密」では鬼太郎の味方として登場。鬼太郎が地下人にミイラにされた際、目玉親父が中近東へSOS信号を送って招き、治癒方法など色々と知恵を借りた。相手をコンクリートを使って動きを封じる「金縛りコンクリート詰め法」なる捕縛方法を使う。
; [[プルートー|プルトー]]
: 元来は[[ギリシア神話]]や[[ローマ神話]]の冥界を治める神。本作では枯木のように逆立った頭部と鷲鼻が特徴。
: 原作「死神大戦記」で地獄を占領した9柱の大悪魔の一員として登場。叫喚地獄を支配し亡者を食べていた
: 妖怪千物語の西洋妖怪編では、悪魔総統'''デビルプルトー'''の名で登場。
; [[ルシファー|ルキフェル]]
: かつては天使長だったが、神に反逆して大悪魔となったとされる。サタンと同一視される場合も、彼に次ぐ別存在とされる場合もある
: 原作「死神大戦記」で地獄を占領した9柱の大悪魔の一員として初登場、サタンの前に控えていた。鬼太郎と対決し、猛毒ヘドロの下駄を食わされ死亡。「地上絵の秘密」では多数の悪魔を率いる総大将。インカ人が築いた空中の楽園を占領した上、地上に光る船を飛ばして「天使として天国に招致する」と騙して美女を千人誘拐
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==== 『死神大戦記』に登場する悪魔・妖怪・死神 ====
; [[サタン]]
: この世とあの世を合わせて72人の死神を配下に従える西洋の地獄の帝王。もとは天国の天使長であったが、ある時宇宙神・大日如来の座を奪おうと反乱を起こし、地獄へ追放された
: 鏡を取り戻しに来た鬼太郎達に手下の八人の死神をすべて倒されたため、阿鼻地獄に四次元の海を作り出して一行を溺れさせようとしたが、弥勒菩薩の力によって術を破られた。その後何でも吸い込む瓢箪の中に閉じ込められ、大日如来に宇宙へ追放された。なお当初の設定では、八大地獄のさらに奥にいることになっていたが、終盤になって突然阿鼻地獄(八大地獄の最後の一つ)にいることにされ、そのため八大地獄に対応していたはずの八人の死神も、実際には七人しか登場しなかった。
; [[エリゴス|エリゴル]]
: [[ゴエティア]]に書かれたソロモン王の72悪魔の一人。
: サタンに仕える八人の死神の一人で、黒縄地獄を支配している。変身能力を持っており、ユニコンの鏡を取り戻しに来た子供達の一人・勇次郎になりすまして一行を崖の上に誘い出 ; ブラックエンゼル
: 伝承では人間の男性を堕落させる女悪魔の最高長官と言われる独立部隊の[[一匹狼]]の悪魔で、サタンからの命令はあまり受けないとされているが、本作ではサタンに仕える八人の死神の一人。背に翼を生やした黒衣の女の姿をしており、化けガラスを破って等活地獄を手にい
; [[フルフル]]
: ソロモン72悪魔
: サタンに仕える八人の死神の一人。名前が紹介されるのみで一切出番はなく、しかもいつの間にか倒されたことになっていた。どの地獄を支配していたのかも不明である。
; [[モレク|モロク]]
: ユダヤ・キリスト教で忌避される悪魔の内、代表的な悪魔の一人。牛の頭部を持ち、子供の生贄を要求する残忍な悪魔として知られる。
: サタンに仕える八人の死神の一人で、焦熱地獄を支配している。焦熱地獄に足を踏み入れた子供達に、管轄外にも関わらず手を出そうとしたアスタロトと争い、相打ちにな ; [[アスタロト]]
: ソロモン72悪魔の一人。
: サタンに仕える八人の死神の一人で、大叫喚地獄を支配している。サタンの手下の中では最も優れた[[魔術師]]で、ユニコンの鏡を取り返しに来た子供達に毒入りの菓子を ; ゲホール
: サタンの依命係を務める炎の妖怪。その姿は姥が火に酷似している。あの世この世を問わず、どこにでも瞬間的に移動する力を持って
; 大海魔(だいかいま)
: 海に住むサタンの手下。死の島の霊魂を食べて口から猛毒性のガスを吐き、日本の漁船を襲っていた。好物のガソリンに釣られて鬼太郎を飲み込み、体内に点火されて爆発
; [[ドラゴン]]
: プルトーの手下で、「'''半竜人(はんりゅうにん)'''」ともいう。叫喚地獄へ迷い込んだ水木しげるを捕え、プルトーの住む宮殿まで連れていった。
; 怪物
: 正式名称は不明。夕食までの4時間の間、食糧である亡者を閉じ込めておくプルトーの食糧庫から脱出を試みた水木が、100年ほど前に閉じ込められていた亡者が掘った穴を通じて出た場所に現れたキメラ型の怪物。蜂のような胴、蜘蛛のような6本の足、鳥の嘴のような口と翼、猫か鼠のような太い髭を持
=== 中国妖怪 ===
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:: 伝承では飼い主に富をもたらすが、扱いを誤ると災禍を招く妖虫。
:: 「妖怪危機一髪」(アニメ化第3作91話)に登場。色んな毒虫を集めて缶の中で共食いさせ1年間育て残った1匹に「アダダ」という数百年に一度生えるという霊草を与えて飼育されることで生まれる。この虫の糞を溶いた水の中で育った蛭がヒ一族になる。女夜叉は箱の中で飼っていたが、住処に潜入した毛目玉が開封したため飛び出し、自分を拘束した女夜叉を噛み死に至らしめた。その後の消息は不明。
; [[水虎#中国の水虎|長江の水虎]]
: 初登場は『妖怪ラリー』(初アニメ化第1作54話)。中国代表として妖怪ラリーに出場。「長江の水虎」はアニメ第4作での呼称で、原作やアニメ第1・3作では「水虎」(第5作ではスイコ)と呼ばれている。日本妖怪として登場した水虎とは同系統の妖怪ながら別種の存在。ラリー自体の勝敗にはあまり興味が無く、[[毛沢東語録]](アニメ第1作では[[論語]]に変更)の通りにレースを行えれば満足であるらしい。原作ではレース序盤でビリになっても毛沢東語録を読みふける程だが、毛沢東語録に「[[グレムリン]]には負けるな」と書いてあるのを見て、相手の燃料を抜くという荒業に出る。レースでの最終的な成績には触れられていない。アニメ第1作と『妖怪千物語』では『水虎』に登場した同名の妖怪同様に体が水状。第1作では他の選手と共に鬼太郎を妨害する際にその能力を使ったが、ガソリンの炎で焼かれる。『妖怪千物語』では液体を体に取り込んだり再分離したりする能力があり、グレムリンの車から抜いたガソリンで爆弾を作って鬼太郎に投げ付ける。最後はベアードの妨害で崖に激突した。第3作のラリーでは橋を渡る際、先に渡ったフランケンに橋ごと落とされリタイア。第4作第64話「激争!妖怪ラリー」でも登場。こちらでは特にクローズアップされる事もなく、ほとんどの話のあらすじは第1作と一緒だが、ぬらりひょんの凶悪な策略に乗せられて、世界中の半数以上の妖怪共々'''凶悪粉'''(凶悪静電気の粒子)によって凶暴化させられていた。が、レース中では特に鬼太郎と敵対するような行動は見られなかった。第5作ではアトラクション映像『[[ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D]]』に登場しナルシストで「美しい」を連発、氷雪地帯コースで体が凍結してリタイアした。
; 逆さ首(さかさくび)
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:『国盗り物語』に登場する、巨大な吸血花の妖怪。ムーの唯一の地上財産である南方の島に棲む巨大な吸血花。現地の人間の女性を捕えて奴隷にしており、さらに多くの花を従えている。植物ではあるが、根を地面から引き抜いて移動することもできる。武器はオシベから噴き出す大量の花粉と、ムチのように動く毒針付きのメシベ。さらに花弁を回転させてノコギリのように相手を切断してしまう。島に上陸した鬼太郎一行を騙して眠らせ、一網打尽にしようと企んだが、毒娘の血を大量に吸って枯れてしまい、その後火で焼かれて止めを刺された。
; アグリ / 森の霊 / グハ
: それぞれ第5作第96話「怪奇ロマン!妖花の誘い」に登場。孤島のジャングルに出没する。'''森の霊'''は南方の原住民族の仮面や伝統の装いを模した姿(第6作にも登場する南方の精霊・トゥブアンと似た姿)で、毒の吹き矢を大量に放ってくる。島の番人である'''グハ'''は沼に住む巨大な妖怪(赤舌や蛟竜、水木しげるの描いた[[川越城]]の守護神(龍)'''ヤナ'''に似た姿をしている)。
; [[トゥブアン]]
2,977 ⟶ 3,195行目:
: アニメ第2作第26話に登場。時を遡る[[汽車]]で、乗った者の状態を過去に戻す。吸血鬼ピーに[[吸血鬼]]にされた鬼太郎や村人達をこれで元に戻した。親が子を思う強い心があってこそ召喚可能だが、代償として召喚した者が受ける消耗が激しく、目玉おやじの場合は1ヶ月は起き上がれないまでのダメージを受けた上に<ref>水木しげる 『電子書籍版 鬼太郎大全集 14』 水木プロダクション、94頁。</ref>、[[寿命]]が約10年くらい縮んだ程<ref>『電子書籍版 鬼太郎大全集 14』 247頁。</ref>。目玉おやじは使用後に妖怪病院にしばらく入院する破目になった。第3、4作では閻魔大王の管理下にあり、使用者が消耗する様子は見られない(第3作では第61話、第4作では劇場版『妖怪特急!まぼろしの汽車』に登場)。第4作ではどこにでも行くことができるという設定で地獄に落とされた西洋妖怪が乗っ取り、暗黒空間で世界中の妖怪を支配するパワーを手に入れようとしたが、鬼太郎達によって阻止され、西洋妖怪共々地獄に送還された。第6作第93話では乗った者が記憶を持ったまま過去に戻り、召喚した者や汽車の存在を他者に明かした者は命を失う設定で、目玉おやじはねこ娘にピーによる吸血鬼蔓延を回避させることを託し、その場では消滅したが、過去改変に成功して「汽車を使わなかった」ことになり生還できた。
: 『異聞妖怪奇譚』の最終面においても目玉おやじが自分の命と引き換えに鬼太郎を蘇らせるために使用。
; 妖怪城
: 声 - [[鈴木真仁]](第5作)
: アニメ第5作61話で登場。たんたん坊と二口女が棲んでいたが、ぬらりひょんが操縦装置を奪い、以降は彼の移動要塞となる。原作や他のアニメシリーズではたんたん坊とかまいたちと二口女が住む城だが、本作ではただの城ではなく潜在意識を持つ妖怪の一種であるという設定で、「主となった者は日本妖怪の頂点に立てる」と言い伝えられるほどの強大な力を持つ。地上を移動することができ、また周囲に立つ4つの塔には地水火風の4つの属性を司る土龍、水龍、炎龍、風龍の4体の龍が封印されている(土龍・水龍の力を使うことで、地中・水中を移動することもできる)。修理された後に第72話で家鳴りの起こす共鳴現象によって復活してからは言葉を話すようになり、ぬらりひょんを「父上」と呼んでいた。天守閣の最上部にはぬらりひょん専用の操縦室が存在する。第85話でねずみ男を利用して東北地方の強力な妖怪たちを探させ、それらを吸収し妖力を高めてからは「無敵妖怪城」となり、鬼太郎まで取り込んでからは土台から多数の触手を生やした「妖怪城完全体」へとパワーアップする。しかし、ねずみ男が適当に探し出した妖怪(タンコロリン、なまはげ、座敷童子の男女)が妖怪四十七士として覚醒してしまい、彼らとアマミ一族・ミウの妖力を得た鬼太郎の獄炎乱舞を受けて内部から破壊され[[津軽海峡]]に沈没。そのまま海底で傷を癒すことになった。
; 地獄玉(じごくだま)
: アニメ第2作に登場。原作は鬼太郎の登場しない水木の短編『幸福という名の怪物』で登場。地獄にしか無い不思議な力を持った玉で正確には妖怪ではなく品物。妖怪が持っているとただのガラス玉に過ぎないが、人間が手にするとその人間は次々と望みが叶う(時には、昇進を望んだら上司が急死してその後継に収まるなど、他人に災いが降りかかる叶え方をすることもある)。しかし、望みを叶えていく内に人間の欲望を吸って段々と大きくなり、遂には多数の犠牲者が出るほどの大爆発を起こす。目玉おやじは「人間という奴は、底知れない欲の塊で、一つの欲を満たすとまた次の欲が出てきて永遠に満たされることを知らない生き物」と評している。猫娘が森の中で偶然見つけ、目玉おやじにより地獄玉だと判明し人間の手の届かないところへ捨てるよう指示するが、その会話を盗み聞きしていたねずみ男が鯰の丸焼きを餌に猫娘に地獄玉を物々交換させその地獄玉を貧乏な人間の家族・中村一家に100万円で売りつけた。その後、次々と望みが叶い100万円の分割払いで10万円ずつ貰っていたが、地獄玉を取り返しに来た鬼太郎と口論し早く取り返さないと大爆発してしまうと言われ、遂に中村一家の家を教える。しかし、すっかり欲に溺れた中村夫妻は爆発すると言われても信じず絶対に返さなかったため、遂に地獄玉は爆発して中村邸は大破してしまう。寸前で鬼太郎がちゃんちゃんこで包み爆発を最小限に抑えたため、犠牲者は出ずに済んだ。
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