「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の版間の差分

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; <span id="ガル・ファリオン"></span>序列六位『剣神』ガル・ファリオン
:* 種族:人族
: 剣神流剣士の頂点に立つ「'''剣神'''」。剣の聖地の本道場の主で、2人の剣帝とギレーヌの師匠{{Sfn|書籍2巻|loc=第八話「ターニングポイント」}}
: 粗野で短気だが気風のいい性格。多くの剣神流剣士の例にもれず好戦的だが、無駄を嫌い合理性に基づいた効率的な行動を旨とする。しかし、強くなるのに必要なのは飽くなき欲望が持論で、合理性を身に着けて分別が付いたギレーヌを弱くなったと教育に後悔したり、合理を突き詰めれば自分は超えられるだろうが、龍神オルステッドのような「合理の外側にいる存在」には勝てないと言うなど合理を絶対視している訳でもない{{Sfn|書籍10巻|loc=閑話「牙を研ぐ」}}。読み書きはできず代筆を頼んでいる<ref>{{Cite news|date=|url=https://twitter.com/Magote_rihujin/status/612325621323186176|title= Magote_rihujinのツイート(612325621323186176)|accessdate=2020-3-7}}</ref>。
: ほとんどの相手に先手を取って即死させられる圧倒的な剣速の遣い手{{Efn2|水神レイダ・リィアの剥奪剣界より速く斬れる<ref>{{Cite news|date=|url=https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/288399/blogkey/916008/|title=185感想返し|accessdate=2020-1-27}}</ref>。}}。その剣は水神レイダ・リィアでも受け流すことはできず、「当代最速の男」とも称されるが、実際は速度も技術も龍神オルステッドの方が優れている。
: 珍しい剣の収集が趣味で、所有する魔剣を剣神七本剣と称して王級以上になった弟子に渡している。自身の愛剣は王竜王の骨からつくられた48の魔剣の一つ「喉笛」。
: 過去に龍神オルステッドに敗北しそれから二度と誰にも負けないと龍神オルステッドを目指して修行を続けてきた{{Sfn|書籍10巻|loc=閑話「牙を研ぐ」}}。龍神オルステッドを倒したいと剣の聖地に修行にきたエリスを気に入って直弟子にする{{Sfn|書籍9巻|loc=番外編「燃えよ狂犬」}}
; 序列七位『北神』アレクサンダー・カールマン・ライバック
:* 種族:混血(人族3/4・不死魔族1/4)
: 北神流剣士の頂点に立つ「'''北神'''」の1人。二代目北神アレックスの息子で、通称「カールマン三世」。
: 外見は黒髪の少年で{{Efn2|成人(15歳)になる前のランドルフと共に修行しているので実年齢は最低でも40歳以上。}}、精神面も実年齢に反して幼く、目立ちたがり屋の自信過剰な性格。父親の英雄譚に憧れて史上最高の英雄を目指しているが、人は世間に偉大であると言われて初めて偉大になると考え、英雄らしい行動を取るよりも、名声を得ることに執心し、罪のない相手でも「嫌だけど背に腹は代えられない」と殺そうとするなど「モラルの欠如した力のある子供」と評されている{{Sfn|書籍25巻|loc=第七話「アレクサンダーvsルーデウス」}}
: 北神の象徴ともいえる魔剣「王竜剣カジャクト」の使い手で、剣の能力で重力魔術が使用でき、慣性を無視した予測のつかない動きに、斬撃の威力の強化や敵の攻撃を弾くだけではなく、敵を宙に浮かせて身動きを取れなくすることもできる{{Sfn|書籍25巻|loc=第五話「三世vs二世+α」}}。また、不死魔族の血を引くため再生速度は純血不死魔族に劣るものの傷を負っても時間をかけて再生し、帝級威力の岩砲弾を連射するガトリング砲を受けて潰されても死なない生命力と頑強な身体を持つ{{Sfn|書籍25巻|loc=閑話「僕は英雄になりたかった」}}。最低でも500メートルの大きさのベヒーモスを難なく倒し{{Sfn|書籍22巻|loc=閑話「猿と夢見る若者」}}、父親からも才能があると評されているが{{Sfn|書籍25巻|loc=第九話「鬼神の手打ち」}}、「王竜剣カジャクト」の力を自分の実力だと勘違いしているほかに、不利な状況で負けると言い訳して自分の敗北を認めない、細かいことに気づかず罠を見抜けない、相手を舐めて窮地に陥るなど未熟な面が多い{{Sfn|書籍25巻|loc=閑話「僕は英雄になりたかった」}}
:; ''装備''
::; 王竜剣カジャクト
::: 王竜王の骨からつくられた49本目の魔剣。重力操作の能力を持ち、剣を持てば重力魔術が使えるようになる。所有者だった二代目北神アレックス曰く「世界最強の魔剣」で、「剣を持てば、どれだけ巨大な魔物も、どれだけ俊敏な怪物も、どれだけ堅固な戦士も、相手にならない」と評すが、あまりにも強すぎるため自分の実力に疑問を持つようになってしまった{{Sfn|書籍25巻|loc=第五話「三世vs二世+α」}}
 
=== アスラ王国 ===
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:* 種族:人族
: アスラ王国第二王子。側室の子で王位継承権は2位。
: 次期国王候補の1人で、エウロス・グレイラット家やゼピュロス・グレイラット家などの有力貴族の支援を受けているが、国王の器ではないと評価されて、本気で国王にしようと思っている者も少ない{{Sfn|書籍16巻|loc=第一話「初任務へ」}}
; アリエル・アネモイ・アスラ
: 詳細は「[[#アリエル・アネモイ・アスラ]]」を参照。
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==== 上級貴族 ====
===== グレイラット家 =====
アスラ王国の四方を守護する上級貴族の家系。四大地方領主と呼ばれるノトス、ボレアス、エウロス、ゼピュロスの四家が本家で、アスラ王国において極めて強い力を持つ。アスラ王国が戦争になったとき、真っ先に矢面に立つ存在で代々の武人が務めている{{Sfn|書籍2巻|loc=第八話「ターニングポイント」}}
 
; サウロス・ボレアス・グレイラット
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:* 種族:人族
: シーローン王国第七王子。ザノバの弟。
: 傲慢かつ下劣な性格。権力を笠に着て身勝手に振る舞うだけでなく、兵士や侍女の家族を人質にとって無理矢理従わせているので周囲から蔑まれて嫌われている{{Sfn|書籍6巻|loc=第六話「スピード解決」}}
: 家庭教師だったロキシーに執着しており、ロキシーを呼び寄せるための餌としてフィットア領転移事件で転移してきたリーリャとアイシャを監禁し、助けにきたルーデウスも監禁する。しかしザノバによって全ての悪事が露見し殺されてもいい人質として王竜王国へ追放された{{Sfn|書籍6巻|loc=第六話「スピード解決」}}
; ジンジャー・ヨーク
: 声 - [[村中知]]
:* 種族:人族
: シーローン王国第三王子親衛隊の騎士。騎士の中では12番目に腕が立つ{{Sfn|書籍6巻|loc=第六話「スピード解決」}}
: 細かな気遣いのできる性格だが、ザノバからは「些細なことで少々口うるさい」と言われている。ザノバの母親からザノバを頼まれたことからザノバに忠誠を誓っている。
: パックスの持っていたロキシー人形と交換されて辞職しようとしたが、パックスに家族を人質にとられて無理矢理パックスの親衛隊をやらされていた。パックスに監禁されたルーデウスの荷物から見つけたルイジェルド人形をザノバに渡し、ルーデウスとザノバを引き合わせザノバの協力を得て、パックスを国外追放に追い込む{{Sfn|書籍6巻|loc=第六話「スピード解決」}}
 
=== 大森林 ===
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; アレックス・カールマン・ライバック
:* 種族:混血(不死魔族1/2・人族1/2)
: 北神流剣士の頂点に立つ「'''北神'''」の1人。初代北神カールマンと不死魔王アトーフェラトーフェの息子で通称「カールマン二世」{{Sfn|書籍14巻|loc=第八話「不死魔王との決闘」}}
: 王竜山脈を支配した巨竜・王竜王カジャクトやベガリット大陸で暴れまわる大ベヒーモスを倒すなど、各地で数々の武功を打ちたて七大列強七位にまでなった「大英雄」と称される{{Sfn|書籍12巻|loc=第一話「到着」}}{{Sfn|書籍25巻|loc=第三話「勝機を見る」}}。その活躍は吟遊詩人や小説家に物語にされて「北神英雄譚」という名で世界各地で語られている{{Sfn|書籍23巻|loc=第八話「北神と冒険者と」}}。しかし、本人は北神の名を有名にするために、世界を旅してそれらしい事件に首を突っ込み結果的にいい方向になっただけと否定的で、魔神殺しの三英雄を真の英雄と尊敬している{{Sfn|書籍25巻|loc=第八話「休息」}}。
: 100年ほど前まで「最強の剣士」と呼ばれていたが{{Sfn|書籍25巻|loc=第三話「勝機を見る」}}、魔剣「王竜剣カジャクト」の力があまりにも強力だったため、自分の実力に疑問を持ち、「王竜剣カジャクト」を息子の北神アレクサンダーに渡し、剣以外の武器での戦闘を研究を始め、自身は棒術を使うようになった{{Sfn|書籍25巻|loc=第五話「三世vs二世+α」}}。
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:: 年中雪に覆われた、過酷な土地だが町人のほとんどは剣神流剣士で速く動けるように薄着でいる{{Sfn|書籍13巻|loc=閑話「狂犬の、剣は重いか鋭いか」}}。また、剣術以外の技術は不要とされて町人の9割は文字も読めない。
:; ビヘイリル王国
:: 中央大陸北部東端にある小国。山・海・森に囲まれて3つの大きな都市を有す。隣国と同程度の戦力に対して国土は隣国の2倍で戦力が足りていないが、建国して間もないころに海魚族の侵略を受けていた鬼ヶ島の鬼族を、この国の王子をリーダーとした冒険者パーティが救い、恩義を感じた鬼族と互いを守りあう誓約を取り交わし、現在でも鬼族の庇護下にあり、他国からの侵略を受けずに国を保っている。ち、国内では鬼族は人族と同等の扱いを受けている{{Sfn|書籍24巻|loc=第二話「探し求めていた物」」}}
:; 王竜王国
:: 中央大陸南部の南半分を支配する大国。多数の属国を従え国力は世界3位。かつては中央大陸南部に多数存在する国の一つだったが、約300年ほど前に北西にある王竜山を支配した王竜王カジャクトを二代目北神アレックスが倒したことで、その縄張りにある膨大な鉱物資源を手に入れ、一気に強国へとのし上がった{{Sfn|書籍6巻|loc=第二話「米」}}。その他にも数々の逸話が存在する歴史ある国だが、実力主義で伝統や格式をあまり重要視しない{{Sfn|書籍21巻|loc=第五話「王竜王国王」}}。町中は整理されておらず、貴族の邸宅のすぐ近くに冒険者向けの宿があるなど、雑多で統一感がないが活気にあふれている{{Sfn|書籍21巻|loc=第二話「ランドルフの悩み」}}。
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:: 粘族の魔王ベトーベ・トベーターが君臨する地域。
::; 図書迷宮
::: 魔王ベトーベ・トベーターの居城。迷宮と呼ばれているが魔物ではなく、ベトーベの使い魔の魔物たちが作った本棚で、罠は存在せず迷宮内の本を汚さない限りは、魔物たちも襲い掛かってこない{{Sfn|書籍16巻|loc=第七話「図書迷宮」}}
::: ベトーベが魔眼「万里眼」の力で写本した世界中のありとあらゆる書物が存在するが、写本した順番に並べているだけで整理などは一切されていないため必要な情報を見つけるのは難しい。ただしベトーベはどの本がどこにあるか把握していて、褒美として本を見つけて貰えることもある{{Sfn|書籍16巻|loc=第七話「図書迷宮」}}
<!-- リスト分断防止。[[Help:箇条書き#定義の箇条書き中の箇条書き]] -->
; ミリス大陸
: 南東に位置する大陸。南西にはミリス神聖国、青竜山脈を挟んで北東に大森林があり青竜山脈と大森林を魔物が一切でない聖剣街道が突き抜けている。貨幣は王札(5万円相当)・将札(1万円相当)・ミリス金貨(5000円相当)・ミリス銀貨(1000円相当)・ミリス大銅貨(100円相当)・ミリス銅貨(10円相当)がある{{Sfn|書籍4巻|loc=第一話「ウェンポート」}}<ref name="kati" group="注" />。
:; 大森林
:: ミリス大陸北東部の大陸の半分を占める巨大な森林。大森林北部に獣族、南西部に小人族、南東部に長耳族、さらに南の青竜山脈の麓に炭鉱族の縄張りがある。3か月ほど豪雨がやむことのなく降り続ける時期があり、その間は地面が水没して通行ができない{{Sfn|書籍4巻|loc=第五話「倉庫の中の悪魔」}}。公用語は獣神語{{Sfn|書籍2巻|loc=第六話「言語学習」}}。
:; ミリス神聖国
:: ミリス大陸南西を支配する大国。アスラ王国に次ぐ歴史を誇り国力も世界2位。世界最大の宗教組織ミリス教団の本拠地で宗教色が強く、清廉さをイメージした銀と白の建物が規則正しく並ぶ美しくも堅苦しい国と評される。ミリス教団の御膝下のため他種族への風当たりが強く、特に魔族に対する差別意識が強いが、大森林との条約で獣族の奴隷化は禁止されている{{Sfn|書籍4巻|loc=第九話「ドルディア村のスローライフ」}}。自国防衛を司る聖堂騎士団。ミリスの威光と教えを世界各国へ広める教導騎士団。異端審問官を抱え異教徒を断罪する神殿騎士団の3つの騎士団が存在する{{Sfn|書籍5巻|loc=閑話「エリスのゴブリン討伐」}}。公用語は人間語{{Sfn|書籍2巻|loc=第六話「言語学習」}}。
::; ミリシオン
::: ミリス神聖国の首都。青竜山脈から流れるニコラウス川が街の中心にあるグラン湖へと流れこみ、さらにグラン湖の中央には純白のホワイトパレスが浮び、川沿いには金色の大聖堂や、銀色の冒険者ギルドが存在し、その周囲に広がる碁盤上に並んだ規則正しい街並みに、街を囲むように配置された勇ましき7つの塔と、外に大きく広がる草原地帯による美しい光景は「尊厳と調和。二つを併せ持つ、この世界で最も美しい都市」と評される。大森林に近いが街を囲む7つの魔術塔による結界に守られているため雨季の影響を受けず災害や疫病も発生しない。北側は貴族の住む地区と一般市民の住む地区に分かれている居住区。東側は大手の商会が幅を利かせあらゆる業種が集まる商業区。南側は冒険者ギルド本部があり冒険者向けの店や宿に賭場やスラム街がある冒険者区。西側はミリス教団本部の大聖堂がありミリス教団の関係者が多く住む神聖区に分かれている。
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:: 近くにあるアルーチェの丘に存在する龍族の遺跡で甲龍王ペルギウスは産まれた。
; リングス海
: 5つの大陸に囲まれた円形の海。第二次人魔大戦で巨大陸が中央大陸と魔大陸に別れた際にできた。公用語は海神語{{Sfn|書籍2巻|loc=第六話「言語学習」}}
 
=== 組織 ===
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: ミリス三騎士団の一つ。白色の鎧を身につける。自国の防衛を司るエリート集団でミリス神聖国の正騎士的な立ち位置にある。
; 教導騎士団
: ミリス三騎士団の一つ。銀色の鎧を身につける。紛争地帯に若い騎士を送り込んで戦場を経験させると同時に、各地にミリス教団の教えを広めるという役割を持った傭兵部隊で、ミリス神聖国の騎士は教導騎士団の遠征に参加することで騎士として一人前になる{{Sfn|書籍5巻|loc=第七話「中央大陸へ」}}
; {{Anchors|用語:ラノア魔法大学}}ラノア魔法大学
: ラノア王国魔法都市シャリーアに存在する魔術学校。魔法三大国と魔術ギルドがスポンサーに付き世界最大級の規模を持つ{{Sfn|書籍8巻|loc=第三話「入学初日」}}。
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:: 猿のような獣族。ヌカ族とはゴリラとチンパンジーくらいに外見が似ている。
; 長耳族([[エルフ]])
: 尖った長い耳と脂肪の少ない体つきが特徴の種族。太陽の見えない密林や何もない砂漠でも迷わない優れた方向感覚を持つ。分類としては魔族にあたる{{Sfn|書籍2巻|loc=第六話「言語学習」}}
; 炭鉱族([[ドワーフ]])
: 橙色の髪に低い身長と筋肉質な体が特徴の種族。手先が器用で幼いころから鍛冶、建築、手芸、工芸などを学び優れた職人が多い。7歳になるまで名前を与えられず7歳になったとき好きな物や得意な物から名前を貰う。分類としては魔族にあたる{{Sfn|書籍2巻|loc=第六話「言語学習」}}
; 小人族([[ホビット]])
: 背の低い小柄な体格の種族。成人しても10歳の子どもくらいの体格にしかならない。分類としては魔族にあたる{{Sfn|書籍2巻|loc=第六話「言語学習」}}
; 鬼族
: 額の角に赤黒い髪が特徴の巨体な種族{{Sfn|書籍8巻|loc=エピローグ}}。鬼神を首領とする排他的な戦闘集団。数十年前に海魚族の侵略を受け困窮していたところをビヘイリル王国の王子をリーダーとした冒険者パーティに救われた。それ以来ビヘイリル王国と互いに守りあう誓約を取り交わしている{{Sfn|書籍24巻|loc=第二話「探し求めていた物」」}}。分類としては魔族にあたる{{Sfn|書籍8巻|loc=エピローグ}}
; 龍族
: 銀髪に金色の三白眼が特徴の種族。極めて優れた戦闘能力と魔術知識を併せ持つ種族で、七大列強の中でも別格の強さとされる上位陣は全員龍族に関係があるほか、闘神鎧や自動人形など現代の技術を遥かに超える魔道具を生みだしている。また、知識の探求を宿命とし未知の技術に対して強い興味を示す。魔術を交えた接近戦など一般には知られていない種族独自の戦闘術を持つ。人族と魔族の戦争では人族側に協力しており、全ての戦争で龍神かその関係者が魔族のトップを倒すことで戦争を終結させている。ただし、ラプラス戦役の龍神ウルペンと甲龍王ペルギウスの活躍以外に龍族が関与したことは歴史上では知られていない。初代龍神を殺害したヒトガミ打倒を悲願とし太古の昔からヒトガミと戦ってきた。
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: 図形に魔力を流して力を増幅させる発動方法。詠唱よりも遥かに複雑で細かいことができ<ref>無職転生 - 異世界行ったら本気だす - 感想一覧 理不尽な孫の手[2012年 12月 27日 11時 41分]より。</ref>、即効性を求められず術式が複雑な召喚魔術や結界魔術で主に使われる。図形は粉状にした魔力結晶といくつかの決まった材料を混ぜあわせて作った塗料や岩に刻むなどさまざまな描き方が存在する。[[基板]]のようなものでいくつものパターン回路を組み合わせて一つの機能を作り出す。魔法陣の形に見合った効力を発揮し、複数の魔法陣を重ね合わせる多重構造にすることでより複雑な制御が可能になる{{Sfn|書籍10巻|loc=第十一話「文殊の知恵」}}。特殊な発動形式を持つ固有魔術以外は魔法陣で再現ができる{{Sfn|書籍17巻|loc=第一話「アスラ王国へ出発」}}。
; 攻撃魔術
: 火・水・土・風の4系統。雷は天候操作で水系統に分類される。ラノア魔法大学では攻撃魔術4種類に治癒と解毒を加えた最も使用頻度の高い6種類を「'''基礎六種'''」と呼んでいる{{Sfn|書籍10巻|loc=第九話「手紙」}}
:; 火系統
::; 獄炎火弾(エグゾダスフレイム)
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: 魔獣召喚と精霊召喚の2種類が存在する{{Sfn|書籍11巻|loc=第六話「妹のいる生活」}}。基本的に魔法陣を利用して使用する{{Sfn|書籍9巻|loc=第六話「白い仮面 後編」}}。召喚魔術師は絶対数が少なく、ラノア魔法大学でも教えられる人間は存在せず、魔術ギルドでも初級か中級を使える人間しかいない{{Sfn|書籍9巻|loc=第五話「白い仮面 前編」}}。
:; 魔獣召喚
:: 人間以外の存在を呼び出し使役する魔術。呼び出せる存在は多岐にわたり物品の召喚などもできるが{{Sfn|書籍11巻|loc=第六話「妹のいる生活」}}{{Efn2|ミスリードで物品は召喚できないと勘違いさせる場面がある<ref>{{Cite news|date=|url=https://twitter.com/Magote_rihujin/status/751107458639269890|title= Magote_rihujinのツイート(751107458639269890)|accessdate=2019-10-20}}</ref>。}}、現在使われている召喚魔術の術式には、開発者の初代甲龍王ドーラによって、人とされる種族を召喚できないように、いくつのも制約が取り付けられている。より大きく複雑なものを召喚しようとすれば、より多くの魔力を必要とする。召喚者以上の魔力を持つものは召喚できず、できたとしても制御できない可能性がある{{Sfn|書籍14巻|loc=第三話「過去と呪いと召喚と嫉妬」}}
::; 龍門召喚
::: 魔道具「前龍門」「後龍門」を召喚する魔獣召喚魔術。甲龍王ペルギウスが編み出した。詠唱で使用できる{{Sfn|書籍14巻|loc=第八話「不死魔王との決闘」}}
:; 精霊召喚
:: 魔力で精霊と呼ばれる疑似生命体を作り出す魔術{{Sfn|書籍11巻|loc=第六話「妹のいる生活」}}。精霊は知能を持ち、魔力を使い切るまで、召喚者の命令に従う。[[プログラミング]]に近く複雑な[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]を組めば、まるで人間のように動く精霊を作ることも可能。一般的には、精霊は無の世界にいて、そこから呼び出していると間違った認識をされている{{Sfn|書籍11巻|loc=第六話「妹のいる生活」}}。
1,352行目:
::: 魔法陣から灯の精霊を作り出す精霊召喚魔術。明るい光を発しながら術者の後ろを付いていき、指定した場所を照らすなど簡単な命令に従う。魔力が枯渇すると消滅し、込める魔力が大きければ大きいほど長持ちする。甲龍王ペルギウスが作った魔術で一般には知られていない。実験に協力してもらったお礼としてナナホシからルーデウスに渡された{{Sfn|書籍11巻|loc=第六話「妹のいる生活」}}。
; 転移魔術
: 無の世界を経由して別の場所に移動する魔術。転移魔術を使うための詠唱は存在せず魔法陣か魔力付加品を使わないと使用できない{{Sfn|書籍5巻|loc=第二話「一年半のパウロ」}}。第二次人魔大戦で戦争に利用されてから禁術に指定されている{{Sfn|書籍3巻|loc=第十四話「旅の始まり」}}
; 混合魔術
: 複数の魔術を順番に使うことで現象を発生させる技術。例)水滝→地熱→氷結領域=濃霧{{Sfn|書籍1巻|loc=第五話「剣術と魔術」}}
: ルーデウスは2つの魔術を同時に使って発生させることができる。
:; 泥沼
1,365行目:
:: 龍神ウルペンが編み出した固有魔術<ref>{{Cite news|date=|url=https://twitter.com/Magote_rihujin/status/607516440216731649|title= Magote_rihujinのツイート(607516440216731649)|accessdate=2020-4-5}}</ref>。発動前の魔術に対応した魔力をぶつけて魔術を散らす。少ない魔力で魔術を無力化できるが、魔力を送り込めない距離で発動する魔術は無効化できない。
:; 転生法
:: 初代龍神が編み出した固有魔術。本来、魂と肉体は唯一無二のもので、別の肉体に宿ろうとしても拒否反応が起こるが、何人かに因子を打ち込み、その人物が子どもを作るとほんのわずかに肉体を変化させて、何千と世代を重ねて未来に送った魂と完全に一致する器を作り出した時に、その生命体を乗っ取って復活する。龍神オルステッドや甲龍王ペルギウスは転生法によって太古の時代から現代に転生し、ラプラス戦役で肉体を滅ぼされた魔神ラプラスも使用し復活する予定{{Sfn|書籍15巻|loc=第十三話「説明」}}。魔龍王ラプラスも転生法を用意していたが、闘神鎧に魂を割られて失敗し技神ラプラスと魔神ラプラスの2人に転生した{{Sfn|書籍23巻|loc=閑話「ギースと最後の仲間」}}。
 
=== その他 ===
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::: 武装はガトリング砲を簡略化した岩砲弾をほぼ同時に10発放つショットガンと左の掌に吸魔石が付けられている。後に内部にある魔法陣が描かれたスクロールを腰のボタンを押すだけで発動させる「スクロールバーニア」をロキシーが開発し背中に追加した。
:; 冒険者カード
:: 冒険者の身分証明書になるカードの魔道具。龍族によって作られた{{Sfn|書籍20巻|loc=第一話「今後の方向性とクリフの悩み」}}
:: 文字は種族ごとに変わり、カードの中央を指で抑えて変えたい言語をいうと、その言語に表示が代わる。
:; <span id="七大列強の石碑"></span>七大列強の石碑
:: 現在の七大列強を示す石碑の魔道具。技神ラプラスが作った{{Sfn|書籍20巻|loc=第五話「成果とそれから」}}
:: 中央に闘神語で7と書かれた数字の周りを現在の7人を示す紋章が書かれている。序列の入れ替わりが起こると紋章が書き換わるが、通信石版とまったく同じ作りなので石碑自体には書き換えの機能はない模様{{Sfn|書籍20巻|loc=第五話「成果とそれから」}}
:; 通信石版
:: 文字による通信ができる石板の魔道具。七大列強の石碑とまったく同じ作り{{Sfn|書籍20巻|loc=第五話「成果とそれから」}}
:: メインとなる石版に描かれたものをサブの石版が写しだす仕組みで、お互いにメインとザブの両方の石板を持っていれば文字で通信ができる{{Sfn|書籍20巻|loc=第五話「成果とそれから」}}
:; 前龍門
:: 精緻な龍の姿が彫り込まれた装飾華美な白銀色の門の魔道具。魔獣召喚魔術で召喚することができる{{Sfn|書籍14巻|loc=第八話「不死魔王との決闘」}}
:: 魔力を吸収し敵の魔術の無力化や闘気を拭い去ることができる。並の戦士なら五分もたたない内に体中の魔力を吸収されて気絶する{{Sfn|書籍3巻|loc=第十四話「旅の始まり」}}
:; 後龍門
:: 精緻な龍の姿が彫り込まれた装飾華美な黄金色の門の魔道具。魔獣召喚魔術で召喚することができる{{Sfn|書籍14巻|loc=第八話「不死魔王との決闘」}}
:: 前龍門で吸収した魔力を使うことができる。ただし、門に魔力を蓄えるため戦闘中の魔力消費を抑えるだけで使用者の魔力が回復するわけではない。
:
; 魔力付加品(マジックアイテム)
: 魔力が注ぎ込まれて特殊能力を得た物。人工的に作ることは今のところできず迷宮内の冒険者の遺品などに魔力が込められて誕生する。どんな能力を得るかはランダムなので、大抵はロクな能力がついてないが、中には神級も真っ青な凄まじい能力を持つ物も存在する{{Sfn|書籍1巻|loc=第十話「伸び悩み」}}
:; <span id="煩熱のマント"></span>煩熱のマント
:: 使用者を一定の温度に保つ魔力付加品のマント。シルフィエットとルークが使用。
1,445行目:
:: 飲むと魔眼に映らなくなる魔力付加品の薬。一度飲むと死ぬまで効果がある。この効果は迷宮の魔力で変質した結果なので、元が何の薬だったかは不明。第二次人魔大戦でバーディガーディが飲んだ{{Sfn|書籍23巻|loc=閑話「ギースと最後の仲間」」}}。
; 魔石
: 魔術の威力を増幅する石。透明度が高くて大きいものほど効果が高い。色つきの魔石は色に対応した系統が大幅に強化される{{Sfn|書籍2巻|loc=第七話「確約」}}
:; 魔力結晶
:: 魔力を内包する魔石。人間の魔力の代わりとして魔法陣や魔道具の発動に使用される{{Sfn|書籍2巻|loc=第七話「確約」}}
:; 吸魔石
:: 魔術を消滅させる薄緑色の魔石。表面と裏面があり裏面に魔力を送ると甲高い音とともに表面側にある魔術を破壊する{{Sfn|書籍13巻|loc=第五話「威厳のある父親」}}
:; 魔照石
:: 光を蓄える魔石。昼の間に光を蓄えて夜になると青白い光を放つ{{Sfn|書籍3巻|loc=第八話「冒険者の宿」}}
:
; 五龍将
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; 7人の英雄
: ラプラス戦役でアスラ王に魔神ラプラス討伐を依頼された7人{{Sfn|書籍16巻|loc=第七話「図書迷宮」}}。
: 魔神ラプラスとの決戦で4人が死亡し、生き残った3人は魔神殺しの三英雄と呼ばれる{{Sfn|書籍2巻|loc=第六話「言語学習」}}
; 魔神殺しの三英雄
: 7人の英雄の中で魔神ラプラスを倒し生き残った「龍神ウルペン」「北神カールマン・ライバック」「甲龍王ペルギウス・ドーラ」の3人{{Sfn|書籍2巻|loc=第六話「言語学習」}}
: 魔神殺しと呼ばれているが、魔神ラプラスは完全には消滅せず転生法で復活するため封印されたという言い回しをしている{{Sfn|書籍25巻|loc=第八話「休息」}}。
; ヒトガミの使徒
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: 使徒は助言に従うことで得をしたように思うが、実際はヒトガミの都合で動かされているだけなので、本当は助言に従わなくても解決していたり、自分の気づかないところで損をしていたりしてる。また、ヒトガミは裏切った使徒に種明かしをしてあざ笑う癖があるので、使徒だった者の中にはヒトガミのことを強く恨んでいる者も多い。ヒトガミの未来視は3人以上を対象にできないうえに未来が変わる転換点までしか見えないので、同時に使徒として操れるのは3人までで転換点を過ぎて未来視の対象ではなくなると自動的に使徒ではなくなる<ref group="注">転換点が過ぎるまでは使徒を変えることはできず、使徒が死んだとしても新しく使徒をつくることはできない。</ref>。過去に使徒だった者でも現在未来視の対象となって助言を受けていないなら使徒とは呼ばれない<ref>{{Cite news|date=|url=https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/288399/blogkey/1067648/|title=感想返し233.5 ヒトガミの使徒システム}}</ref>。
; ラプラス因子
: 魔神ラプラスが転生するために世界中にばらまいた因子。ラプラス因子を持つ人物が子どもを作ると、ほんの僅かに子どもの肉体を変化させ、何世代も経てその生物全体の体を作り替え、魔神ラプラスの魂と合致する肉体を作りだした時に魔神ラプラスは復活する{{Sfn|書籍15巻|loc=第十三話「説明」}}
: ラプラス因子を持つ者は「高い魔力と魔術の素質」「緑色の髪」「魔眼」「闘気を纏えない」など魔神ラプラスと似た特徴がでることがある{{Sfn|書籍15巻|loc=第十三話「説明」}}。因子で発現する特徴はランダムで、因子が濃くてもそれらしい特徴がでないことが多い。
 
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