「トーン・ポリシング」の版間の差分

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経済思想家の倉本圭造は「トーンポリシング」を一切拒否した姿勢で押すだけ押し続けて、果たして今のアメリカは、分断を超える相互理解が実現しているのか、と疑問を呈している<ref>倉本圭造. 『「みんなで豊かになる社会」はどうすれば実現するのか?: 「レペゼンする知識人」による「自分軸ビジネス」が社会を変えていく』 (Kindle の位置No.4494-4499). Kindle 版. </ref>。また、差別問題などの周知にあたってはトーン・ポリシングという批判も拒絶して強く訴える必要性を認めつつ、周知のあとに社会が問題を解決していくにあたっては、相手側の事情を細かく受け取る必要があり、相手側に敬意を払って適切な言い方を考えるべきだと述べている<ref>倉本圭造. 『「みんなで豊かになる社会」はどうすれば実現するのか?: 「レペゼンする知識人」による「自分軸ビジネス」が社会を変えていく』 (Kindle の位置No.4511-4512). Kindle 版. </ref>。
 
文筆家の[[御田寺圭]]によると、「累積的な抑圧経験」「性的まなざし」「[[寛容のパラドックス]]」「[[マンスプレイニング]]」といった言葉と並んで「トーンポリシング」という言葉は、「[[多様性]]」や「[[反差別]]」を謳う今日の[[リベラリスト]]が自身の[[イデオロギー]]を受け入れない者を多様性の枠組みから排除するための口実や、排除の際に「差別に当たらない」と正当化するロジックになっていると述べている<ref>{{Cite web |title=カズオ・イシグロの警告が理解できない、リベラルの限界(御田寺 圭) @gendai_biz |url=https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81427 |website=現代ビジネス |accessdate=2022-02-24 |language=ja}}</ref>。
 
== 脚注 ==