「吉野家」の版間の差分

2022年4月16日に[[早稲田大学]]で行われた講座<ref group="注釈">早稲田大学日本橋キャンパスで社会人を対象に開催された「デジタル時代のマーケティング総合講座」</ref>の中で、𠮷野家の伊東正明[[常務取締役]]企画本部長（当時）による不適切発言があったことが、受講生の[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]投稿により判明した<ref>{{cite web |url = https://www.j-cast.com/2022/04/18435532.html |title = 吉野家取締役が「生娘をシャブ漬け戦略」発言　会社が謝罪「極めて不適切」「到底許容できない」 |date = 2022-04-18 |website = J-CASTニュース |accessdate = 2022-04-18}}</ref>。当該取締役伊東は、𠮷野家内部の（18歳から25歳までの）若い女性向けマーケティングを[[処女|生娘]]（上京して来た女性、処女）や[[覚醒剤|シャブ]]漬け（クスリ漬け）といった言葉を用いて「'''生娘をシャブ漬け戦略'''」と笑いながら複数回発言し、以下のように話した<ref>{{cite web |url = https://www.businessinsider.jp/post-253254 |title = 吉野家｢生娘をシャブ漬け戦略｣抗議した受講生が詳細語る。｢教室で笑い起きた｣ |date = 2022-04-19 |website = BUSINESS INSIDER |accessdate = 2022-04-19}}</ref>。{{Quotation|…… 田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、（牛丼は）絶対に食べない。|2022年4月16日、早稲田大学の講義内での発言}}

同月18日、𠮷野家は公式ホームページにおいて、当該取締役伊東の不適切発言について「[[人権]]・[[ジェンダー]]問題の観点からも到底許容できるものではありません」とし、「講座受講者と主催者の皆様、𠮷野家をご愛用いただいているお客様に対して多大なるご迷惑とご不快な思いをさせたことに対し、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪し、当該取締役伊東の処分を含め厳正に対応するとした<ref>{{Cite web |url=https://www.yoshinoya.com/wp-content/uploads/2022/04/18153702/news202204183.pdf |title=当社役員の不適切発言についてのお詫び |access-date=2022年4月18日 |publisher=吉野家}}</ref>。 𠮷野家[[持株会社|HD]]は18日付で「人権･ジェンダー問題の観点から到底容認することの出来ない職務上著しく不適切な言動があった」として当該取締役伊東を解任し、たことを19日午前に発表した<ref name="fnn348876"/>。さらに、𠮷野家HDと同グループ役員に対するコンプライアンス研修を5月に開催することを明らかにした<ref name="fnn348876">{{Cite web |title=【速報】吉野家 「生娘をシャブ漬けに戦略」役員を解任 きょう午前発表「到底容認できない」 |url=https://www.fnn.jp/articles/-/348876 |website=FNNプライムオンライン |access-date=2022-04-19}}</ref>。

早稲田大学社会人教育事業室も18日、「[[性差別]]・[[人権蹂躙|人権侵害]]にあたる不適切な発言」として謝罪し、当該取締役伊東を講師から解任したことを明らかにした<ref>{{cite web |url = https://wasedaneo.jp/3739/ |title = （お詫び）講座内で起きた不適切発言について |date = 2022-04-18 |publisher = 早稲田大学 |accessdate = 2022-04-18}}</ref><ref>[https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/04/18/kiji/20220418s00042000492000c.html 早大　「生娘シャブ漬け戦略」発言の吉野家常務を講師から解任「講座担当から直ちに降りていただきます」] - Sponichi Annex 2022年4月18日</ref>。なお、この発言は計29回・受講料38万5000円の講座の第1回目であった。当該講義終了後、早稲田大学社会人教育事業室の責任者は、受講者に対し、講義の中で不適切な表現があったことに対する詫びを伝えたという<ref>{{Cite web |title=（お詫び）講座内で起きた不適切発言について |url=https://wasedaneo.jp/3739/ |website=WASEDA NEO |access-date=2022-04-19 |language=ja |first=WASEDA |last=NEO}}</ref>。