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[[第二次世界大戦]]の終戦から70年目に当たる2015年には、「朝日新聞」が1月30日付朝刊から「新聞ななめ読み」の掲載を再開<ref>{{Cite news |date=2015-01-05 |url=http://www.sankei.com/affairs/news/150105/afr1501050020-n1.html |title=「朝日」池上彰氏のコラム「新聞ななめ読み」再開へ |newspaper=産経ニュース |publisher=The Sankei Shimbun & SANKEI DIGITAL |accessdate=2015-01-06}}</ref>。池上自身は、[[4月1日]]付で[[名城大学]]の[[講師|特別講師]]へ就任する一方で、大戦に関する解説・ドキュメンタリー番組へ相次いで出演している。[[8月1日]]に[[日本テレビ系列]]で放送された『[[いしぶみ#テレビ番組|戦後70年特別番組 いしぶみ〜忘れない。あなたたちのことを〜]]』([[広島テレビ]]制作)では、NHKの記者時代に[[原爆|原爆問題]]を取材していた縁でナビゲーターを務めた<ref>[http://www.htv.jp/ishibumi/ 広島テレビ『戦後70年特別番組 いしぶみ〜忘れない。あなたたちのことを〜』]</ref>。
 
朝日新聞の「新聞ななめ読み」の掲載を再開した同年1月30日、[[テレビ東京]]の番組で[[大江麻理子]]と行った中東取材のガイドとして同行したことが縁で池上と親交があり、[[ISILによる日本人拘束事件]] - 人質として拘束されていたジャーナリスト[[後藤健二 (ジャーナリスト)|後藤健二]]は、テレビ東京での中東取材に池上・大江のガイドとして同行した縁で、池上と親交あっ殺害された。これについて池上自身も、この事件の発生後に、事件に関する署名記事を2月2日の「朝日新聞」寄稿している<ref>2015年2月2日、朝日新聞、朝刊、5面、『池上彰「過激派台等・イラク攻撃から始まった」』より。</ref>。
 
2016年3月31日付で東京工業大学を定年退職し、同年4月から東京工業大学リベラルアーツ研究教育院特命教授および[[名城大学]]教授に就任<ref name="「旅立ちの春 私は東工大特命教授に」"/>。
 
同年10月13日、池上と『[[池上彰の選挙ライブ]]』のチームが第64回[[菊池寛賞]]を受賞<ref name="菊池寛賞">{{Cite news |url=http://www.oricon.co.jp/news/2079894/full/ |title=『こち亀』原作者・秋本治氏に菊池寛賞 「上質な笑いに満ちた作品を堂々と完結させた」 |newspaper=ORICON STYLE |date=2016-10-13 |accessdate=2016-10-13}}</ref>。
 
[[ISILによる日本人拘束事件]] - 人質として拘束されていたジャーナリスト[[後藤健二 (ジャーナリスト)|後藤健二]]は、テレビ東京での中東取材に池上・大江のガイドとして同行した縁で、池上と親交があった。池上自身も、この事件の発生後に、事件に関する署名記事を「朝日新聞」へ寄稿している<ref>2015年2月2日、朝日新聞、朝刊、5面、『池上彰「過激派台等・イラク攻撃から始まった」』より。</ref>。
 
== 人物 ==
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=== 時事ニュース解説 ===
ニュース解説で多用する「'''いい質問ですねぇ!'''」は2010年、ユーキャンの主催する「[[新語・流行語大賞]]」の上位10位入りし、テレビ朝日「[[池上彰の学べるニュース]]」プロデューサーの[[丹羽敦子]]が代理で受賞した<ref>{{Cite web |url=httphttps://singowww.jiyu.co.jp/nendosingo/2010index.htmlphp?eid=00027 |title=新語・流行語大賞 第27回 |publisher=[[自由国民社]] |work=「[[現代用語の基礎知識]]」選 新語・流行語大賞 全授賞記録 |accessdate=2010-12-02}}</ref><ref>これ以来、テレビ朝日系列の池上の解説番組では、池上が「いい質問ですねぇ!」と言うと、[[効果音]]が流れ、テロップが出る。</ref>。池上によると、この言葉が使われるケースは2つあり、1つは番組の流れ上、本来解説したい話題から離れてきている時に、本筋に戻せるような質問がされた時。もう1つは、質問そのものによって、池上自身がそのニュースに対しての認識を新たにする場合である<ref name="bizmakoto" />。[[梶原しげる]]([[文化放送]]出身の[[フリーアナウンサー]])も、「素朴な疑問を投げかけてくれた聞き手への感謝の言葉である」と分析している<ref>{{Cite web |author=梶原しげる |date=2010-12-09 |url=http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20101206/253810/ |title=【131】2010年流行語大賞、私だったら池上彰さんなのですが… |work=日経ビジネス Associe |page=梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」 |publisher=[[日経BP]] |accessdate=2010-12-11}}</ref>。
 
梶原は、池上の話術の特徴として、「『[[アメリカ合衆国|アメリカ]]は強いなあ』と[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]は心配した」などさまざまなものを[[擬人化]]した上で直接話法を多用していること、さらに聞き手の好奇心を刺激し解説に引き込ませるために質問したくなる話を用意していることなどを挙げている<ref>{{Cite web |author=梶原しげる |date=2010-05-13 |url=http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100520/92288/ |title=【103】「池上彰式」でお客さんを落とせ! |work=日経ビジネス Associe |page=梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」 |publisher=[[日経BP]] |accessdate=2010-12-11}}</ref>。
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== 批判・不祥事 ==
=== 借用・パクリ疑惑 ===
[[2018年]]9月9日に、[[徳島文理大学]]教授で元通産官僚の[[八幡和郎]]が、池上の冠番組の取材を受けた際「番組の方針で、番組では八幡の意見ではなく池上の意見として紹介したい」と言われた旨をfacebook[[フェースブック]]に掲載したところ、[[有本香]]、[[高橋洋一]]を始めとした多数から、同様の経験をしたことがあると明かす識者が次々と現れた。池上は全面的に否定し、「そもそも番組で自分の意見は言わないスタンスである」と説明、「出演中の全局の番組スタッフについて調べてもらう」と回答した<ref>{{Cite news |url=https://www.j-cast.com/2018/09/10338269.html |title=池上彰氏、疑惑に「あってはならないし、ありえない」「他人の意見を自分の意見に...」主張へ反論 |newspaper=J-CASTニュース |date=2018-09-11 |accessdate=2018-09-11}}</ref>。
 
[[2020年]]9月30日放送の[[BSテレビ東京]]の[[BSニュルドビジネ 日経プサテス10イト]]で、[[アメリカ大統領選挙]]の[[投票制度]]について解説した際<ref>[https://wwwkakaku.com/tv-tokyo.co.jp/broad_bstvtokyochannel=12/programprogramID=561/detailepisodeID=1404028/202009/22663_202009302230.html 日経プ「ワールドビジネスサテス10▽米大統領選「つばぜり合いイトテレビ討論で流れは…] 2020年9月30日 BS(水)放送内容 2020年9月30日 テレビ紹介情報 価格.com。</ref>、池上が持ち込んだ[[ニューヨーク市]]の[[投票用紙]]が8年前のものだったため、不審に思った視聴者が調べたところ、投票用紙だけではなく池上の解説も8年前の朝日新聞の記事と酷似しており<ref>[http://www.asahi.com/special/us_election/TKY201211060623.html 〈特派員メモ〉ニューヨーク 投票用紙が語る米国] 2012年11月8日 朝日新聞デジタル。</ref>、解説内容も含めて朝日新聞からすべて借用したものだったとみられている。
 
=== 捏造・やらせ疑惑 ===
2018年9月7日放送の[[フジテレビ]]「池上彰スペシャル 池上彰×子供×ニュース 痛快ギモンに大人も納得SP」が、プロ子供(劇団や事務所所属の[[子役]])を使っているという批判で[[ネット炎上]]した<ref>[https://ysugie.com/archives/6034 子役タレントについて視聴者は無知すぎる] 2018年9月13日 杉江義浩OFFICIAL。</ref>。事実関係を調査したメディアによれば、出演した70人の子供のうち、少なくとも30人がプロ子供であることが判明した<ref>[http://netgeek.biz/archives/126531 池上彰の反日番組、出演者70人のうちプロ子供と確定した30人] 2018年9月10日 netgeek。</ref>。
 
自らの解説を正当化するために[[グラフ]]の捏造[[改ざん]]をたびたび行い、多方面から批判され、ネット炎上したこともある<ref>[http://netgeek.biz/archives/89232 【炎上】 池上彰は日本の貧困を深刻に見せるためにインチキグラフを使っている] 2016年12月17日 netgeek。</ref><ref>[https://www.ed-ict.net/entry/neco-demo-wakaru-graph-6 【連載】ねこでも分かる! いかさまグラフにはもうダマされない!!「第6回  棒グラフ(2)」] 2020年3月13日 ed-ict [[第一学習社]]。</ref>。グラフの捏造や改編は、池上がNHK時代に教育テレビの『[[メディアのめ]]』という番組で、騙されないようにと子供たちに解説していたことを逆手にとったやり方であり、あまりに悪質で[[人間性]]に問題があるのではないかと批判される<ref>[https://togetter.com/li/1060623 池上彰が「日本の格差の深刻さ」で使用したグラフが酷すぎる] 2016年12月18日 togetter。</ref>。
 
=== 財政問題 ===
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=== 翻訳書 ===
*[{{仮リンク|ティモシー・テイラー|en|Timothy Taylor (economist)}}『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編』池上彰監訳、高橋璃子訳([[かんき出版]]、2013年3月21日)
** ティモシー・テイラー『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』池上彰監訳、高橋璃子訳(かんき出版、2013年4月22日)
*『[[ヒラリー・クリントン]]の言葉』ライザ・ロガック編、池上彰監訳、高橋璃子訳(かんき出版、2016年3月16日)
 
== 出演番組 ==
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* [[ワールドビジネスサテライト]]
**かねてから多数の番組で共演していた[[大江麻理子]](テレビ東京アナウンサー → 報道局キャスター)がメインキャスターに就任した2014年度から、コメンテーターとして不定期で出演。
* [[BSニュース 日経プラス10]]
**2014年度から、増田ユリヤ、[[パトリック・ハーラン]]と3人で「チーム池上が行く」というコーナーを担当。
 
=== インターネット ===
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== 関連項目 ==
*[[パトリック・ハーラン]]
*[[日本社会主義青年同盟]]
*[[役に立つ馬鹿]]
 
== 脚注 ==