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本稿ではカローラシリーズの基本形となる[[セダン]]を中心に、以下のモデルについても便宜上記述する。
*'''カローラ5ドアリフトバック'''(日本市場を含む5代目、および6代目から8代目までの欧州市場専用車)
*'''カローラアルティス'''(東南アジア市場専用車)
*'''カローラEX'''(9代目・[[特別行政区]]([[香港]]・[[マカオ]])を除く中国市場専用車)
*'''カローラハイブリッド'''(特別行政区(香港・マカオ)を除く中国市場専用車)
*'''カローラミレニアム'''(10代目・モロッコ市場専売車)
*'''カローラアクシオ'''([[国内専用車|日本]]・特別行政区(香港・マカオ)市場専用車<ref group="注釈">ただし中華圏特別行政区市場向けはいずれも2代目(通算11代目)モデルから導入。</ref>) - ※[[トヨタ・カローラ#カローラアクシオ|後述参照]]
*'''カローラアクシオ ハイブリッド'''(日本・特別行政区(香港・マカオ)市場専用車<ref group="注釈">ただし中華圏特別行政区市場向けはいずれもマイナーチェンジ後のモデルから導入。</ref>・[[ハイブリッドカー|ハイブリッドモデル]])
*'''カローラクエスト'''(10代目・南アフリカ市場専売車)
*'''トヨタ教習車'''([[国内専用車|日本国内専売車種]]で2018年2月からトヨペット店で販売されている<ref>[https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/20921585.html?padid=ag478_from_kvトヨタグローバルニュースルーム TOYOTA、新型の教習車を発売]</ref>。(東京地区ではトヨタ店も)また、2代目2017年10月改良型カローラアクシオの同型車種であるがその名前はつかず、エンブレムもトヨタ車共通のものが装着されている)
*'''カローラクーペ'''
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* '''[[トヨタ・カローラFX|カローラFX]]'''
* '''[[トヨタ・カローラWRC|カローラWRC]]'''
* [[トヨタ・カローラアクシオ|'''カローラアクシオ''']]
* '''[[トヨタ・カローラアルティス|カローラアルティス]]'''
* '''[[トヨタ・カローラEX|カローラEX]]'''
* [[トヨタ・カローラクエスト|'''カローラクエスト''']]
* '''[[トヨタ・カローラランクス|カローラランクス]]'''
* '''[[トヨタ・カローラフィールダー|カローラフィールダー]]'''
* '''[[トヨタ・カローラツーリング|カローラツーリング]]'''
* '''[[トヨタ・カローラスパシオ|カローラスパシオ]]'''
* '''[[トヨタ・カローラヴァーソ|カローラヴァーソ]]'''
* '''[[トヨタ・カローラルミオン|カローラルミオン]]'''
*'''[[トヨタ・カローラスポーツ|カローラスポーツ]]'''
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{{-}}
 
== 9代目 E12#/13#型(2000年 - 20082017年) ==
'''日本仕様:2000年 - 2006年'''
{{Infobox_自動車のスペック表
| 車種 = 普通自動車
| 車名 = トヨタ・カローラ(9代目)
| 車名補 = E12#/13#型
| 1枚目画像の説明 = 2000年8月発売型 1.5 X(NZE121)
| 1枚目画像名 = 2000 Toyota Corolla (Japanese-spec) 01.jpg
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| 自由項目2(内容) = 4ドアセダン1.5G 前輪駆動 4速AT(2000年型)
| プラットフォーム = [[トヨタ・MCプラットフォーム]]
| 後継 = [[トヨタ・カローラアクシオ]]<br />(日本のみ)
}}
|別名=[[トヨタ・カローラアルティス]](初代)<br />中国 : [[トヨタ・カローラEX]]}}
日本向けの無印カローラ、および各国共通プラットフォームを採用したカローラとしては一旦この代で最後となり、10、11代目は日本向けにはカローラアクシオ([[トヨタ・カローラ#カローラアクシオ|後述]])として別プラットフォームを採用する。開発主査(以下CE)は東南アジア専売小型セダンである[[トヨタ・ソルーナ|ソルーナ]](今日の[[トヨタ・ヴィオス|ヴィオス]]の源流となった車種)のCEを歴任した吉田健。プラットフォームやエンジンが一新され、[[スポーツセダン|セダンのGT系グレード]]およびカローラレビンなどの[[スポーツカー|スポーツ]]モデルは廃止された<ref group="注釈">ただし、北米仕様のみ2ZZ-GE型エンジンを搭載する「XRS」というスポーツモデル(ZZE131L)が存在する。</ref>。
 
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* 2007年11月 - 中国を除くアジア市場向けモデル販売終了。
* [[2008年]][[1月]] - 米国市場向けモデル(E13#型)販売終了。
* [[2017年]][[2月17日]] - 既存の3代目[[トヨタ・ヴィオス|ヴィオス]]に統合されるかたちで中国市場向けモデル(カローラEX)販売終了。
<gallery>
Toyota-corolla 9thzenki-rear.jpg|1.5 X 2000年型(後面)
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</gallery>
 
== 10代目 E14#/15#型(2006年 - 2014年) ==
:;欧州仕様(E15#型):2006年 - 2013年、豪州仕様(E14#R型):2007年 - 2013年、中国仕様(E15#型):2007年 - 2014年、米国仕様(E14#型):2008年 - 2013年、東南アジア仕様(E14#型・2代目カローラアルティス):2007年 - 2013年、韓国仕様(E15#型):2011年 - 2014年、南アフリカ仕様(E15#型・カローラクエストを含む):2007年 -
 
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種 = 普通自動車
| 車名 = トヨタ・カローラ(10代目)/<br />トヨタ・カローラアルティス/<br />トヨタ・カローラクエスト
| 車名補 = 10代目<ref group="注釈">カローラアルティスは2代目</ref> E14#/15#型
| 1枚目画像の説明 = 豪州仕様 2006年型(ZRE152R)
| 1枚目画像名 = 2007-2010 Toyota Corolla (ZRE152R) Ascent sedan (2011-04-02).jpg
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| 自由項目2(内容) = LE 1.8L 4速AT(米国仕様)<br />GL-i 1.8L 4速AT(中国仕様)
| 後継 = [[トヨタ・カローラアクシオ]]<br />(香港・マカオのみ)
}}
|別名=韓国・南アフリカ : [[トヨタ・カローラアルティス]](2代目)<br />[[トヨタ・カローラクエスト]]}}
ボディタイプはセダンのみ。日本国内仕様<ref group="注釈">後にごく一部が中古並行という形で[[ロシア]]や[[ミャンマー]]、[[バングラデシュ]]など日本国外に流出している。</ref>のカローラアクシオと大きく異なり、3ナンバーサイズで全長が130mm、全幅が65mm、全高が30mmとそれぞれ拡大されている(中国仕様)<ref group="注釈">2006年のモデルチェンジ直前の情報の中には、次世代のカローラは国内向けにおいても「ナロー」と「ワイド」の2種類が用意されると噂されていたが、結果的に「ナロー」と仮称されていたものが「国内仕様」、同じく「ワイド」が「国外仕様」となり、それぞれ振り分けられたという経緯がある。</ref>。仕向け地や生産設備の都合で型番がE140型とE150型に分かれている。E150型は[[トヨタ・オーリス|オーリス]]のプラットフォームをベースにしている<ref group="注釈">E140型とE150型はプラットフォームが異なるため、リヤサスの構造が異なる。E150型はヴィッツ系車種用のプラットフォームで知られる[[トヨタ・NBCプラットフォーム|NBCプラットフォーム]]および[[トヨタ・Bプラットフォーム|Bプラットフォーム]]同様、ショックアブソーバーとスプリングがそれぞれ独立して取付され、トーションビームの形状はボデーとの取付部は外側に開いているタイプ。</ref>。日本・[[イギリス|英国]]・[[ドイツ]]・[[フランス]]・[[イタリア]]<ref group="注釈">英国およびドイツ、フランス、イタリアではそれぞれカローラセダンとカローラワゴン(日本名・カローラフィールダー)は販売せず、オーリスのみの販売となる。ただし、ドイツでは既存のMPVであるカローラヴァーソに限り継続販売。</ref>の計5国を除く世界各国で導入される。E140型で導入されているのは北米、中華圏特別行政区([[香港]]・[[マカオ]])、[[台湾]]、[[シンガポール]]、[[インドネシア]]、[[アラブ首長国連邦|UAE]]向けなどである<ref group="注釈">アメリカ向型式例2.4XRS M/TはAZE141L-DEMSKA。1.8LE M/TはZRE142L-DEMDKA。香港・マカオ(いずれも中華圏特別行政区)向型式例1.5STD A/TはNZE141R-AEPEKSD、UAE向例1.8XLI M/TはZZE141L-AEMDKV。</ref>。英国・ドイツ・フランス・イタリア以外で販売される一部の欧州仕様車(主に[[東ヨーロッパ|東欧]]向け)は1.4L 4ZZ-FE型VVT-i型および1.6L 1ZR-FE型DUAL VVT-i型の各ガソリンエンジンに加え、1.4L[[トヨタ・NDエンジン|1ND-TV]]型SOHC8バルブおよび2.0L [[トヨタ・CDエンジン|1CD-FTV]]型DOHC16バルブの各インタークーラーターボ付直噴式ディーゼルエンジンを搭載する。日本向けのアクシオを除く日本国外仕様のカローラセダンはこの代より全て5穴ホイールとし[[ナット座ピッチ直径|PCD]]を140型は100mm、150型は114.3mmとしている<ref group="注釈">E140型アクシオおよび豪州仕様を含むE140G型フィールダーに限りPCD・100mmの4穴を用いたホイールが継続採用されている。</ref>。[[南アフリカ共和国|南アフリカ]]仕様車に限りE170型が発売後も『'''[[トヨタ・カローラクエスト|カローラクエスト]]'''』とサブネームが付けられ、E170型カローラの廉価版として年次改良を繰り返しつつ、2016年現在も引き続き生産されている。搭載エンジンは1.6Lの1ZR-FE型Dual VVT-iエンジンのみとなる。
* [[2006年]]11月 - 中国・北京で開催されたオートチャイナ(北京国際モーターショー)にて先行公開。中国仕様車の1.8Lは2ZR-FE型Dual VVT-iエンジンを搭載<ref group="注釈">中国向け型式例PREMIUM A/TはZRE152L-GEPQKC。また、1ZR-FE 1.6L搭載車もあり、型式例GL M/TはZRE151L-GEMNKC。</ref>。また、中国名が先代の「花冠」から「{{lang|zh|卡羅拉}}」に改名された。
* 2006年12月 - 英国・ドイツ・フランス・イタリアを除く一部の欧州市場で販売開始。
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{{-}}
 
== 11代目 E1717#型(2013年 - ) ==
:;米国仕様:2013年 - 、豪州仕様(E17#R型):2013年 - 、欧州仕様<ref group="注釈">英国・ドイツ・フランス・イタリアを除く。</ref>:2013年 - 、東南アジア仕様(3代目カローラアルティス):2013年 - 、中国仕様:2014年 -
 
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種 = 普通自動車
| 車名 = トヨタ・カローラ(11代目)/<br />トヨタ・カローラアルティス
| 車名補 = 11代目<ref group="注釈">カローラアルティスは3代目</ref> E17#型
| 1枚目画像の説明 = 北米仕様(2013年型)
| 1枚目画像名 = 2014 Toyota Corolla 1.8 LE (ZRE172), front left.jpg
660行目:
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(内容)=
}}
|別名=[[トヨタ・カローラアルティス]](3代目)}}
* 2013年[[6月6日]]([[日本時間|JST]]、[[2013年]][[6月7日]]) - トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は米国カリフォルニア州において、北米市場専用の新型カローラを公式発表した。ボディタイプはセダンのみで同年1月に同国で開催された『[[デトロイトモーターショー|デトロイトモーターショー13]]』に出品されたコンセプトカー「'''カローラフーリア'''」のデザインコンセプトがほぼ反映されている。これまで通り3ナンバーボディを継承するが、先代モデルに対し全長、および全幅、ホイールベースをそれぞれ拡大<ref>[http://response.jp/article/2013/06/07/199614.html トヨタ、北米向け カローラ 新型を発表…若々しく変身] - Response 2013年6月8日閲覧</ref>。特に全長とホイールベースは先代モデルに対しそれぞれ100mm延長され、その大半は後席の居住空間に充てられ、また、全長・全幅に関しては後発の[[トヨタ・プリウス#4代目 ZVW50(2015年 - )|4代目プリウス]]よりもさらに全長が長く、全幅が広い。エンジンは1.8Lの「2ZR-FE」を基本とし、「S」のみバルブマチックを採用した「2ZR-FAE」を搭載する。トランスミッションには4速ATもしくはCVTと6速MTのほか、「S」には新開発の[[デュアルクラッチトランスミッション]]、「CVTi-S」を用意。
* 2013年[[6月7日]] - 欧州・中国・東南アジア・中東・南米仕様を発表。北米仕様をベースとするも、フロントマスクが大幅に異なる。メカニズムの詳細についてはこの時点では発表されていないが、その後、[[ルーマニア]]、[[ハンガリー]]、[[キプロス王国|キプロス]]などで順次販売を開始した。
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* 2018年4月25日 - 北京モーターショーにてE17#型セダンをベースとした[[プラグインハイブリッド]]仕様の「カローラPHV」、および「レビンPHV」を世界初公開。2019年頃を目処に中国で発売予定。
<gallery>
ファイル:2014 Toyota Corolla 1.8 LE (ZRE172), rear right.jpg|北米仕様(2013年型)後面
ファイル:2014 Toyota Corolla S (1.8, CVT).jpg|北米仕様 S
ファイル:2016 Toyota Corolla E180Altis sedan(ZRE172R) China1.6 sedan 2015(2017-0411-2028).jpg|中国シンガポール仕様 カローラ・アルティス
Toyota Corolla E180 sedan China 2015-04-20.jpg|中国仕様
</gallery>
<gallery>
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| 乗車定員 = 5名
| プラットフォーム = [[トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー|GA-Cプラットフォーム]]
| 別名 =
| 別名 =[[トヨタ・カローラアルティス]](4代目)
| 先代 = [[トヨタ・カローラアクシオ]]<br />(セダン・日本)
| 後継 =
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Toyota COROLLA HYBRID G-X 2WD (6AA-ZWE211-AEXNB) rear.jpg|HYBRID G-X リア
</gallery>
 
== カローラアクシオ ==
'''カローラ アクシオ'''(''COROLLA Axio'' )は、シリーズ10代目以降から登場したカローラセダンの[[ガラパゴス化#交通・輸送の「ガラパゴス化」|日本国内の道路・交通事情に特化]]した車種として登場した[[小型自動車]]規格([[5ナンバー]])専用の派生車種である。カローラシリーズは便宜上、当車種についても本稿で扱う。なお、メディアによってはカローラアクシオが10代目・11代目と紹介される場合もあり、それも追記する。
 
=== 初代(シリーズ通算10代目)E14#型(2006年 - 2012年) ===
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種 = 普通自動車
| 車名 = トヨタ・カローラアクシオ(初代)
| 車名補 = (通算10代目)<br / >E14#型
| 1枚目画像の説明 = 2006年10月発売型1.5 X 4WD(NZE144)
| 1枚目画像名 = 2006-2008 Toyota Corolla Axio.jpg
| 2枚目画像の説明 = 1.8LUXEL 2008年10月発売型(ZRE142)
| 2枚目画像名 = Toyota Corolla Axio 0901.jpg
| 3枚目画像の説明 = 1.8LUXEL 2008年10月発売型 後面(ZRE142)
| 3枚目画像名 = Toyota Corolla Axio 0902.jpg
| 製造国 = {{JPN}}([[神奈川県]]→[[宮城県]])
| 販売期間 = [[2006年]][[10月]] - [[2012年]][[5月]]<br />{{small|※1.5L 前輪駆動のCVT車のみ[[2006年]][[10月]] - [[2012年]][[6月]]}}
| 設計統括 = [[奥平総一郎]]<br />[[藤田博也]]
| デザイン = [[豊田自動織機]]
| ボディタイプ = 4ドアセダン
| エンジン位置 = フロント
| エンジン = [[トヨタ・ZRエンジン#2ZR-FE|2ZR-FE]]型 1,800cc 直4 Dual VVT-i<br />[[トヨタ・ZRエンジン#2ZR-FAE|2ZR-FAE]]型 1,800cc 直4 Dual VVT-i [[バルブマチック|Valve Matic]]<br />[[トヨタ・1NZ-FE|1NZ-FE]]型 1,500cc 直4 VVT-i
| 最高出力 =
| 最大トルク =
| トランスミッション = [[無段変速機|CVT]] / 5速[[マニュアルトランスミッション|MT]]
| サスペンション = 前:[[ストラット式サスペンション|マクファーソンストラット]]<br />後(前輪駆動):[[トーションビーム式サスペンション|トーションビーム]]<br />後(四輪駆動):[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション|Wウィッシュボーン]]
| 駆動方式 = [[前輪駆動]] / [[四輪駆動]]
| 全長 = 4,410mm
| 全幅 = 1,695mm<br />{{small|※カローラアクシオ"GT"は1,695 - 1,730mm}}
| 全高 = 1,460mm(前輪駆動)<br />1,470mm(四輪駆動)
| ホイールベース = 2,600mm
| 車両重量 = 1,100 - 1,270kg
| 乗車定員 = 5名
| プラットフォーム = [[トヨタ・MCプラットフォーム]]
| 自由項目1(項目名) = [[横滑り防止機構]]
| 自由項目1(内容) = 1.8 LUXEL α-editionに標準装備
| 自由項目2(項目名) = 先代
| 自由項目2(内容) = ''カローラ'''<br />(日本国内向けE120型)
|別名=[[光岡・ヌエラ|光岡・ヌエラ6-02セダン]](2代目)}}
キャッチコピーは『'''新しい尺度。'''』。この代より国外仕様のカローラと袂を分かち、更にプラットフォームが異なる車種となり、日本国内向けセダンはこの代よりサブネームが付いた「'''カローラ アクシオ'''」となる。"Axio"は「[[品質]]」「[[価値]]」を意味する[[ギリシア]]語の「[[アクシア|AXIA(アクシア)]]」に由来する造語である。国内向けワゴンは9代目に続き「カローラ フィールダー」の名称を継続する。全長、および全幅、ホイールベースに関しては後期型E120型セダンとまったく同じ寸法に据え置かれており、外観は先代のE120型のイメージを踏襲しつつ、よりスタイリッシュにアレンジしたデザインとなった。ボディのCd値は先代のE120型同様、0.29。アクシオとフィールダーは[[トヨタ・MCプラットフォーム|先代120型カローラのプラットフォーム]]を改良の上流用。国内目標月間販売台数は6,000台(フィールダーと合わせて12,000台)と発表。エンジンは今回からすべてローラーロッカーアーム式に統一された1.5L車用の1NZ-FE型(VVT-i対応、110PS(四輪駆動車は105PS))エンジンが継続され、1.8L車用には新開発の[[トヨタ・ZRエンジン#2ZR-FE|2ZR-FE]]型([[VVT-i|DUAL VVT-i]]対応、136PS(四輪駆動車は125PS))エンジンを搭載。パワーステアリングは前輪駆動車、四輪駆動車問わず全車に電動式パワーステアリングが採用され、オートマチックトランスミッションは全車'''[[無段変速機|Super CVT i]]'''が採用された。このうち、1.8L車には7速のスポーツシーケンシャルシフトマチック付のSuper CVT iが採用される。また、1.5Lモデルの前輪駆動車に5速MTも用意される。四輪駆動車はアクシオの最上級グレードの「1.8 LUXEL αエディション」を除く全てのグレードに設定されている。これにより「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV(☆☆☆☆))」を全車で達成するとともに1.5Lの前輪駆動のCVT車に限り「平成22年度燃費基準+10%」を同時に達成した。発売当初は法人向けの「1.5 X ビジネスパッケージ」を除き、全車にカラーバックモニター機能付5.8インチ液晶ディスプレイと[[CDプレーヤー|CDオーディオ]]、前後ドア[[スピーカー]](1.5L車は4スピーカー、1.8L車は6スピーカー)が標準装備されていた。メーカーオプションの[[ハードディスクドライブ|HDD]]ナビゲーションシステムは、バックモニター機能付6.5インチ液晶ディスプレイとなる。アクシオの場合、車体製造に関しては高岡工場のほか、今回より[[関東自動車工業]](現・[[トヨタ自動車東日本]])に代わり[[セントラル自動車]](現・[[トヨタ自動車東日本]])が車体製造を担当。また、国内専用のカローラシリーズはこの代よりフィールダーから先行開発されることとなり、事実上、フィールダーの逆派生車扱いとなる<ref>[http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20061217/125537/ 日経Automotive Technology 2007年冬号『トヨタ自動車「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」- 新開発のエンジンとCVT、バックモニタを標準装備 ワゴンから(先行)開発-』](2009年3月6日閲覧)</ref>。
 
販売終了前月までの新車登録台数の累計はフィールダーと合算して54万8858台<ref>デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第95号3ページより。</ref>。
 
* [[2006年]][[10月10日]] - モデルチェンジ。CMキャラクターは[[明石家さんま]]・[[浅田美代子]]。
* [[2007年]][[8月22日]] - 「1.5 X」ベースの特別仕様車「1.5 X HID SELECTION」を発売。プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、タコメーター、ドライブモニター、サイドドアミラー内蔵LEDターンシグナルランプを特別装備した。
* [[2007年]][[10月1日]] - E140型アクシオが[[グッドデザイン賞]]を受賞<ref>[http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=33417&sheet=eval グッドデザインファインダー「2007年度 グッドデザイン賞 受賞」]</ref>。
* [[2008年]][[4月24日]] - 「1.5 X」ベースの特別仕様車「1.5 X Special Edition」を発売。プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、タコメーター、ドライブモニター、インパネクラスター用木目調ベゼル、ドアスイッチベース用木目調ベゼルを特別装備した。
* 2008年[[10月28日]] - マイナーチェンジ。四輪駆動車の4WDデカールの貼り付け位置が変更。「1.8 LUXEL αエディション」を除く全車にオーディオレス仕様のグレードを拡大、特に法人向け「1.5 X ビジネスパッケージ」および個人向け中堅グレード「1.5 G」の主要装備がそれぞれ大きく厳選<ref group="注釈">その一例として後期型の「1.5 G」の場合、前輪駆動車がタイヤおよびホイール、フロントディスクブレーキローターの各サイズが15インチから14インチに格下げ(195/65R15 91S → 185/70R14 88S)になり、前輪駆動車、四輪駆動車に関わらず純正アルミホイールのメーカーオプション装着の廃止、並びにスマートエントリー&イモビライザーシステムの標準装備の割愛(ただしメーカーオプションで装着可能)などが挙げられる。また、後期型の法人向け「1.5 X ビジネスパッケージ」の場合、外装、内装共に先代(E120型)の「X アシスタパッケージ」シリーズにほぼ準拠した内容となる。</ref>され、「1.5 X」のドアスピーカーが前期型の4スピーカー(前後ドア)から一転し、2スピーカー(前ドアのみ)に変更された。事実上、希望小売価格が「1.8 LUXEL αエディション」を除く各グレードで数千円(「1.5 X」前輪駆動・5速MT車) - 数万円(「1.5 G」前輪駆動・CVT車)程度値下げされた形となった。CMキャラクターは[[山本寛斎]]・[[山本未來|未來]]親子。
* [[2009年]][[1月14日]] - 「1.5 X」の前輪駆動車の5MT仕様をベースとした[[トヨタテクノクラフト#TRD|TRD]]オリジナルの[[改造車|コンプリートカー]]『'''カローラアクシオ "GT"(TRD Turbo)'''』を追加。同年[[2月9日]]より販売開始<ref group="注釈">型式認定を受けない改造車のため架装車扱いとなり書類上持ち込み登録の販売となる(事実上量販向けのカローラとしては初のガソリンターボエンジン搭載モデル)。もっとも、総排気量が1.5L以下の国産のスポーツセダンとしては1986年の2代目[[いすゞ・ジェミニ]]の'''「1.5 イルムシャー」'''(1.5L SOHC インタークーラーターボモデル)以来、約23年ぶりとなる。また、輸入車における総排気量が1.5L以下のスポーツセダンとしては5代目(日本仕様は3代目)[[フォルクスワーゲン・ジェッタ]]の「1.4 TSIコンフォートライン」が存在する。こちらはターボチャージャーの他、[[スーパーチャージャー|ルーツ式スーパーチャージャー]]も搭載されている。</ref>。
**タコメーター、ドライブモニター、本革巻き3本スポークステアリング<ref group="注釈">ステアリングの形状はE140G型フィールダー、およびE150N型ルミオンのエアロツアラー用、E150H型オーリスのSパッケージ用と同一。</ref>、[[エアロパーツ]]、215/45R17 87Wラジアルタイヤ・17インチアルミホイール、15インチ対応フロント用大径ディスクブレーキローター、専用スポーツサスペンション<ref group="注釈">ベース車に対し車高が約30mmダウン</ref>などを追加装備。[[インタークーラー]]および専用[[エンジンコントロールユニット|ECU]]、[[IHI]]製[[ターボチャージャー]]などが装着された1NZ-FE型エンジン<ref group="注釈">最高出力150PS(110kw)/6.000rpm、最大トルク20.0kgm・m(20.0Nm)/4.800rpm、使用燃料は無鉛[[高オクタン価ガソリン|プレミアムガソリン]]専用。なお、エンジン単体のスペックは[[トヨタ・ヴィッツ|ヴィッツ]] "TRD Turbo M"用とほぼ共通。</ref>を搭載した。車体色はスーパーホワイトII、シルバーメタリック、ブラックマイカの計3色のみの設定で、内装色はグレーのみの設定となる。なお、ワンメイクN2レース用カローラアクシオGTも同時に発売された。
* 2009年[[10月5日]] - 一部改良。
**1.5L・前輪駆動・CVT車において、エンジン・トランスミッション・オルタネーターの制御を改良し、燃費を向上(0.4km/L向上)。これにより「平成22年度燃費基準+15%」を達成。
**「1.5 G」には新たにサイドドアミラー内蔵LEDターンシグナルランプに加え、木目調のセンタークラスター・パワーウインドウスイッチベース、本革巻き&木目調の4本スポークステアリングホイールおよびシフトノブを採用し、高級感をさらに高めた。
**「"GT"(TRD Turbo)」には新たにプロジェクター式ディスチャージヘッドランプが採用されたほか、発売当初の215/45R17 87Wラジアルタイヤ・17インチアルミホイールから195/55R16 87Vラジアルタイヤ・16インチアルミホイールに変更され、ターボチャージャーレス(自然吸気エンジン)仕様<ref group="注釈">自然吸気エンジン仕様のスペック自体は四輪駆動車を除く1.5Lモデルの標準車と同一。</ref>の「カローラアクシオ "GT"(TRD Sportsパック)」も架装メーカーオプションで選択可能となった<ref group="注釈">このほか、新たに架装メーカーオプションとしてカラードタイプのフェンダープロテクターが用意され、これを装着した場合は'''全幅が1,730mmとなり、3ナンバー登録扱いとなる。'''</ref>。
**同時に「1.5 X」ベースの特別仕様車「1.5 X HID Limited」も発売された。プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、タコメーター、ドライブモニター、花粉除去モード付オートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネル、コンライト、運転席/助手席バニティミラー付サンバイザー、4スピーカー(前後ドアスピーカー)などを特別装備した。
* [[2010年]][[4月26日]] - 一部改良。
**1.5L・前輪駆動車・CVT車においてエンジンやトランスミッションを最適化、また、1.8L車は新世代エンジン動弁機構「[[バルブマチック]]」を搭載した2ZR-FAE型に置き換え、燃費を向上(1.5L・前輪駆動・CVT車と1.8L・前輪駆動車は1.4km/L、1.8L・四輪駆動車は1.2km/Lそれぞれ向上)。これにより、1.5L・前輪駆動車・CVT車は「平成22年度燃費基準+25%」、1.8L・前輪駆動車は「平成22年度燃費基準+15%」、1.8L・四輪駆動車は「平成22年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成した。
**特別仕様車「1.5 X HID Limited」、および法人向け「1.5 X ビジネスパッケージ」を含む1.5L・前輪駆動車全てのタイヤおよびホイール、フロントディスクブレーキローターの各サイズが15インチに統一され<ref group="注釈">1.5L・前輪駆動車用の装着タイヤは全て185/65R15 88S。なお、1.5L車用の純正アルミホイールのメーカーオプション装着はこれまで通り無し(ただしディーラーオプション装着は可能)。</ref>、1.8L車にはステアリングオーディオスイッチを追加し、操作性を向上させた。
**本改良に伴い、1.8L・前輪駆動車をベースに吸排気系や足回りをチューニングした架装車両「[[TRD Sports M|Sports M]]」は廃止された。
*[[2011年]]3月29日 - セントラル自動車[[相模原市|相模原]]工場でのE140型カローラアクシオの生産を終了。同工場の閉鎖後は後述のセントラル自動車[[大衡村|大衡]]工場へ全て移管となる。
*2011年4月下旬 - セントラル自動車大衡工場(現・[[トヨタ自動車東日本|トヨタ自動車東日本大衡工場(本社)]])でのE140型カローラアクシオの生産を開始。
*2011年[[5月20日]] - トヨタカローラ店のチャネル創立50周年を記念した特別仕様車「1.5G"Classico(クラシコ)"」<ref group="注釈">この特別仕様車の名称である「Classico」は「'''Classic'''」と「'''Compact'''」の2つの意味が込められた造語となっている。</ref>を発表(6月14日販売開始)。本仕様は「1.5G」をベースに、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能、コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)付)と運転席快適温熱シートを装備し、本革巻き+専用木目調加飾の4本スポークステアリングホイールとシフトノブ、専用木目調加飾パネルのセンタークラスター&パワーウインドウスイッチベース、ジャカードモケット・ブラウンパイピング入りの専用シート表皮を採用し、充実装備と上質感を備えた。ボディカラーは専用色のグレイッシュブルーメタリックを含む5色を設定。トランスミッションは前輪駆動、四輪駆動共にSuper CVT iのみの設定。
*2011年[[10月12日]] - 「1.5X」ベースの特別仕様車「X"HID Extra Limited"」を発売。プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能、コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)付)を特別装備するとともに、スマートエントリー&スタートシステム、盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)、花粉除去モード付オートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネル、運転席・助手席バニティミラー付サンバイザー(運転席チケットホルダー付)を採用し、利便性・快適性能を向上。さらに、外気温などを確認できるドライブメーター、タコメーター、フロントパーソナルランプなどを装備した。ボディカラーは専用色のダークグレーマイカを含む5色を設定。先述の特別仕様車の「1.5G"Classico"」同様、トランスミッションは前輪駆動、四輪駆動共にSuper CVT iのみの設定となる。
*[[2012年]][[3月]] - 「"GT"(TRD Turbo)」の受注を終了。
*2012年[[5月10日]] - フルモデルチェンジに伴い、国内向けのE140型カローラアクシオ販売終了(ただし1.5L 前輪駆動のCVT車のみ同年[[6月10日]]販売終了)。
<gallery>
2006-2008 Toyota Corolla Axio rear.jpg|2006年型1.5 X(四輪駆動・後面)
2008 Toyota Corolla Axio (NZE141) 1.5X sedan (2016-01-06) 01.jpg|2008年型(一部改良前)1.5 X<br />(NZE141)
2008 Toyota Corolla Axio (NZE141) 1.5X sedan (2016-01-06) 02.jpg|2008年型(一部改良前)1.5 X(後面)
2006 Toyota Corolla-Axio 02.jpg|2006年型1.8 LUXEL(ZRE142)
2006 Toyota Corolla-Axio 03.jpg|2006年型1.8 LUXEL(後面)
</gallery>
 
==== グレード ====
※2010年4月以降
; 1.5 X "ビジネスパッケージ"
: [[社用車|法人ドライバー向け]]に特化した最廉価グレード。ハロゲンランプ(マルチリフレクター)、液晶式オドメーター/ツイントリップメーター([[負圧計#背景|瞬間燃費測定計]]機能あり)・LED式エコドライブ[[インジケーター]]ランプ([[負圧計#背景|負圧表示灯]])付(前輪駆動・5速MT車は除く)アナログメーター([[タコメーター]]は非装備)、[[カーエアコン|マニュアルエアコン]]、リアガラスアンテナ等が装備されている。ただしパワーウィンドウは未装備(ただしメーカーオプションで設定あり)。このほか15インチタイヤ&15インチホイールが(185/65R15 88S & 15×5.5Jスチール)標準装備となる。このグレードに限りフロントエンブレムが「NCV」をモチーフとしたエンブレムではなく、トヨタのCIが用いられたエンブレムが装着され、さらにラジエターグリルとサイドドアアウターハンドルがそれぞれ未塗装(無地ブラック)となる。ボディカラーはスーパーホワイトII(040)とシルバーメタリック(1F7)の2色に限定され、インテリアカラーはグレーのみとなる。
;1.5 X
:([[消費者|オーナードライバー]]向けの)基本グレードにして最量販グレード。1.5 X "ビジネスパッケージ"同様、タコメーターなしの液晶式オドメーター/ツイントリップメーター(瞬間燃費測定計機能あり)・LED式エコドライブインジケーターランプ(負圧表示灯)付(前輪駆動・5MT車は除く)アナログメーター<ref group="注釈">ただし、このグレードをベースとした特別仕様車、およびコンプリートカーのGTは例外的にタコメーターが追加装備される。</ref>とマニュアルエアコン、リアガラスアンテナの標準装備が基本だが、これに加え、「NCV」エンブレム付メッキモールディングフロントラジエターグリル、パワーウィンドゥ、マニュアルエアコン、2スピーカー(オーディオレス)、ワイヤレスドアロック・リモート・コントロール、ブラックアウトドアサッシュ、カラードサイドドアアウターハンドル、上下調整式トリプル(左右・中央)リヤヘッドレスト等が装備されている。
;1.5 G
:オーナードライバー向けに特化した上級グレード。Xの装備に加えて、タコメーター付アナログメーター、オートエアコン、4スピーカー(オーディオレス)、スライド機能付コンソール・ボックス、バニティミラー付サンバイザー、リアセンターアームレスト等を装備した中堅グレードである。
;1.8 LUXEL(ラグゼール)
:オーナードライバー向けに特化した最上級グレード。リア・スポイラー、オプティトロン・メーター、温熱フロント・シート、6:4分割可倒式リアシート(トランクスルー機構付)、スマートキー、ディスチャージヘッドランプ、フロント・フォグランプ等の各種豪華装備が装着された上級グレードである。1.5Lモデル同様15インチタイヤ&15インチホイールが採用されるがタイヤサイズのみ異なる(185/65R15 88S → 195/65R15 91S)。またメーカーオプションで15インチタイヤ&15インチアルミホイール(195/65R15 91S & 15×6J)の装着設定がある。
;1.8 LUXEL αエディション
:LUXELの主要装備に加えて、SRSサイド・エアバッグ・カーテンシールドエアバッグ、VSC&TRC、プリクラッシュ・セーフティー・システム、5.8型ディスプレイ・CDオーディオ(4スピーカー)、インテリジェント・パーキング・アシスト、レーダークルーズコントロールが追加されたプレミアム仕様である。
{{-}}
 
=== 2代目(シリーズ通算11代目) E16#型(2012年 - ) ===
;日本仕様:2012年 -
;[[特別行政区|中華圏特別行政区]](香港・マカオ)仕様<ref group="注釈">現地名は「カローラ」。</ref>:2013年 -
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種 = 普通自動車
| 車名 = トヨタ・カローラアクシオ(2代目)
| 車名補 = (通算11代目)<br / >E16#型
| 1枚目画像の説明 = 2013年8月発売型 HYBRID G(NKE165)
| 1枚目画像名 = Toyota Corolla Axio Hybrid (NKE165).jpg
| 2枚目画像の説明 = 2015年4月発売型 HYBRID G(NKE165)<br />{{small|特別仕様車「HYBRID G"W×B"」}}
| 2枚目画像名 = TOYOTA COROLLA AXIO HYBRID G WxB 20170509 01.jpg
| 3枚目画像の説明 = 2017年10月発売型 HYBRID G"W×B"(NKE165)
| 3枚目画像名 = Toyota COROLLA Axio HYBRID G"W×B" (DAA-NKE165-AEXEB) front.jpg
| 販売期間 = [[2012年]][[5月11日]] -
| ボディタイプ = 4ドア[[セダン]]
| エンジン位置 = フロント
| エンジン = '''[[トヨタ・NRエンジン|1NR-FE]]'''型:<br />1,329cc [[直列4気筒]][[DOHC]]<br />{{small|('''2012年5月-''')}}<br />'''[[トヨタ・1NZ-FE|1NZ-FE]]'''型:<br />1,496cc [[直列4気筒]][[DOHC]]<br />{{small|('''2012年5月-''')}}<br />'''[[トヨタ・NRエンジン|2NR-FKE]]'''型:<br />1,496cc [[直列4気筒]][[DOHC]]<br />{{small|('''2015年3月-''')}}<br />'''[[トヨタ・NZエンジン|1NZ-FXE]]'''型:<br />1,496cc [[直列4気筒]] [[DOHC]]<br />{{small|('''ハイブリッド車:2013年8月-''')}}
| モーター = [[トヨタの電動機型式一覧|1LM型]]:[[交流電動機|交流同期電動機]]<br />{{small|('''ハイブリッド車:2013年8月-''')}}
| 最高出力='''1NR-FE'''型:<br />70kW (95PS)/6,000rpm<br />{{small|('''1.3L車:2012年5月-''')}}<br />'''1NZ-FE'''型:<br />80kW (109PS)/6,000rpm<br />{{small|('''1.5L/2WD・5MT車:2012年5月-''')}}<br />'''1NZ-FE'''型:<br />80kW (109PS)/6,000rpm<br />{{small|('''1.5L/2WD・CVT車:2012年5月-2015年3月''')}}<br />'''2NR-FKE'''型:<br />80kW (109PS)/6,000rpm<br />{{small|('''1.5L/2WD・CVT車:2015年3月-''')}}<br />'''1NZ-FE'''型:<br />76kW (103PS)/6,000rpm<br />{{small|('''1.5L/4WD車:2012年5月--''')}}<br /><br />'''ハイブリッド車''':<br />'''エンジン:1NZ-FXE'''型:<br />54kW (74PS)/4,800rpm<br />'''モーター:1LM'''型:<br />45kW (61PS)<br />'''システム最高出力''':<br />73kW (100PS)<br />{{small|('''2013年8月-''')}}
| 最大トルク='''1NR-FE'''型:<br />121N・m (12.3kgf・m)/<br />4,000rpm<br />{{small|('''1.3L車:2012年5月-''')}}<br />'''1NZ-FE'''型:<br />138N・m (14.1kgf・m)/<br />4,400rpm<br />{{small|('''1.5L/2WD・5MT車:2012年5月-''')}}<br />'''1NZ-FE'''型:<br />136N・m (13.9kgf・m)/<br />4,800rpm<br />{{small|('''1.5L/2WD・CVT車:2012年5月-2015年3月''')}}<br />'''2NR-FKE'''型:<br />136N・m (13.9kgf・m)/<br />4,400rpm<br />{{small|('''1.5L/2WD・CVT車:2015年3月-''')}}<br />'''1NZ-FE'''型:<br />132N・m (13.5kgf・m)/<br />4,400rpm<br />{{small|('''1.5L/4WD車:2012年5月-''')}}<br /><br />'''ハイブリッド車''':<br />'''エンジン:1NZ-FXE'''型:<br />111N・m (11.3kgf・m)/<br />3,600-4,400rpm<br />'''モーター:1LM'''型:<br />169N・m(17.2kgf・m)<br />{{small|('''2013年8月-''')}}
| トランスミッション=Super CVT-i(1.3L/1.5L車)<br />5速MT(1.5L 2WD車に設定)<br />電気式[[無段変速機]]<br />{{small|('''ハイブリッド車:2013年8月-''')}}
| サスペンション=前:[[ストラット式サスペンション|マクファーソンストラット式]]コイルスプリング<br />後:[[トーションビーム式サスペンション|トーションビーム式]]コイルスプリング
| 駆動方式 = [[前輪駆動]]:2WD車<br />[[四輪駆動]]:4WD車(アクティブトルクコントロール4WD:1.5L車に設定)
| 全長 = 4,360mm<br />{{small|('''2012年5月-2015年3月''')}}<br />4,400mm<br />{{small|('''2015年3月-''')}}
| 全幅 = 1,695mm
| 全高 = 1,460mm(前輪駆動)<br />1,485mm(四輪駆動)
| ホイールベース = 2,600mm
| 車両重量 = 1,050-1,200kg<br />{{small|('''2012年5月-2015年3月''')}}<br />1,050-1,180kg<br />{{small|('''2015年3月-''')}}
| 自由項目1(項目名)= ブレーキ
| 自由項目1(内容)= 前:ベンチレーテッドディスク<br />後:[[ドラムブレーキ|リーディングトレーリング]]式ドラム
| 乗車定員 = 5名
| 自由項目2(項目名)= 2015年8月までの累計販売台数
| 自由項目2(内容)= 9万4050台<ref>デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第100号(最終号)7ページより。</ref>
|別名=[[光岡・リューギ|光岡・リューギセダン]](初代)}}
キャッチコピーは『'''コレカラカローラ'''』。フィールダーとともにフルモデルチェンジ。型式は先代をベースとした輸出仕様がE150型を名乗るため、E160型となる。国内目標月間販売台数は3,000台(発表当時。フィールダーは同4,000台)。国内向けの(のち香港・マカオ向けも)カローラとしては、この代よりこれまでのMCプラットフォームからヴィッツ系のBプラットフォームに変更された。先々代のE12#後期型および先代のE14#型のボディサイズがミドルセダンの下限値に達するほど大型化してしまった反省から、先代と比べて全長を50mm短縮した。全長を短縮したのはカローラ史上初のことである。このことから[[ガラパゴス化#自動車|先代アクシオ以上に国外向けのカローラとは完全に独立して独自の進化を遂げていく]]ことになる。最小回転半径は4.9mとし、取り回し性を向上。ボディのCd値は0.28を達成している。
 
エンジンは、1.3L車には[[ダイハツ工業]]と共同開発した[[トヨタ・NRエンジン#1NR-FE|1NR-FE型]]直列4気筒DOHC16バルブ・Dual VVT-iガソリンエンジンが搭載され、1.5Lには[[トヨタ・1NZ-FE|1NZ-FE型]]直列4気筒DOHC16バルブ・VVT-iガソリンエンジンを先代から継続。このうち、1.5Lの前輪駆動車に限り5速MTも選択できた。四輪駆動システムはアクティブトルクコントロール4WD。
 
インテリアではインパネ・Gグレード以上のドアトリム上部のソフトパッドが廃止されたほか、「1.5LUXEL」以外の下位グレードのリアシートの形状がヘッドレスト付きのローバックリアシートからヘッドレスト一体化のハイバックリアシート<ref group="注釈">ただしセンター部分のみ分割式ヘッドレストが採用される(「Xビジネスパッケージ」を除く)。</ref>に変更された。「1.3X"G EDITION"」を除く「X」系グレードはタコメーターが省略された1眼メーターが標準装備される。前期型では端正だがやや寸詰まり感の強いスタイリングと質感が低下したインテリアが不評となり、翌年のハイブリッドモデル追加や2015年3月のマイナーチェンジと、大幅にテコ入れされることとなる。
 
先述の通り、このE160型アクシオは[[トヨタ・Bプラットフォーム|Bセグメント用プラットフォーム]]が用いられたため、結果的にかつて同社から発売されていた[[トヨタ・ターセル|ターセルセダン]]/[[トヨタ・コルサ|コルサセダン]]、および[[トヨタ・プラッツ|プラッツ]]、[[トヨタ・ベルタ|ベルタ]]や現在日本国外専売車種として発売されている[[トヨタ・ヴィオス|ヴィオス]]、および[[マツダ・デミオ#トヨタへのOEM供給|ヤリスセダン/サイオン・iA(2017年モデルよりヤリスiAに改称)]]、[[トヨタ・エティオス|エティオス]]などのクラスとほぼ同じ位置づけとなっている。
 
生産拠点は先代モデル(E140型カローラアクシオ)の後期最終型から引き続き、宮城県のトヨタ自動車東日本大衡工場(本社。旧・セントラル自動車大衡工場)が担当する。当初は後述のベルタの廃止に伴い、カローラ店も含めたトヨタ全店で販売する計画があり、当時は見送られたが、2019年4月1日に[[東京都]]での販売チャネル制度の廃止に伴い[[トヨタモビリティ東京]]を含む東京都内のトヨタ全店での販売に移行。東京都以外の地域でも2020年5月1日よりトヨタ全店での販売に移行された。2021年3月末に[[トヨタ・プレミオ|プレミオ]]と[[トヨタ・アリオン|アリオン]]の生産終了に伴い、以降は国産乗用車で唯一新車で購入可能な5ナンバーサイズセダンとなった<ref>{{Cite press release|title=トヨタ プレミオ・アリオン・プリウスα生産終了のお知らせ|publisher=トヨタ自動車株式会社|date=2020-12-01|url=https://toyota.jp/news/end_product/2020120102/|accessdate=2020-12-01}}</ref>。
 
* [[2012年]][[5月11日]] - フルモデルチェンジ(1.5L・前輪駆動・CVT車は少し遅れて6月11日販売開始)。今回の小型化および1.3L車の追加により、今までの日本国内でのトヨタブランド最小の4ドアセダンであったベルタ(輸出名:[[トヨタ・ヴィッツ|ヤリス]]セダン(初代)<ref group="注釈">その後、ヤリスセダンは2代目モデルより日本国内未発売車種の[[マツダ・MAZDA2|マツダ・2セダン]](日本名:[[マツダ・デミオ]])の[[OEM]]となる。</ref>/[[トヨタ・ヴィオス|ヴィオス]](2代目))は後継車を日本では販売せずにアクシオに車種統合した(海外はフルモデルチェンジして継続)。
* 2012年[[11月28日]] - [[JNCAP]] 2012年度自動車アセスメント(前期)において、「JNCAP新・安全性能総合評価ファイブスター賞」を獲得。2011年度から導入された新・安全性能総合評価に基づく同賞で、排気量1.5L以下の小型セダンでの受賞は、当車種が初となる<ref>[http://response.jp/article/2012/11/28/185950.html 【JNCAP12】トヨタ カローラアクシオ/フィールダー がファイブスター賞] - Response. 2012年11月28日閲覧。</ref>。
* [[2013年]][[2月]] - 香港およびマカオへ導入開始<ref group="注釈">ただし、型式は日本国内仕様と異なり「E16#R」型となる。</ref>。なお、1.5Gのフロントグリルのエンブレムは「1.3/1.5X "ビジネスパッケージ"」を除く国内向けの2代目カローラアクシオ同様、「NCV」をモチーフとしたエンブレムが採用される。
* 2013年[[8月6日]] - [[ハイブリッドカー|ハイブリッド車]](型式・NKE165)を追加。ハイブリッド車の国内目標月間販売台数は1,000台(発表当時)。
**ハイブリッドシステムは[[トヨタ・プリウス ZVW30|3代目プリウス]]や[[トヨタ・アクア|アクア]]、さらに同時発表された[[トヨタ・カローラフィールダー|カローラフィールダーハイブリッド]](以下「フィールダーHV」)などと同様、「[[ハイブリッドカー#スプリット方式|リダクション機構付THS-II]]」を採用。メカニズムもアクアとほぼ同一(カローラ向けにチューニングされている点を除けば、エンジンとモーター、燃料タンクとバッテリーの容量と配置、さらにはゲート式のフロアシフトまで共通)である。燃費性能はJC08モードで33.0km/L(平成27年度燃費基準+20%達成)を実現した。ただしメーターパネルはプリウスやアクアなどのデジタル式のメーターに対し、アクシオHVとフィールダーHVではいずれも4.2インチTFTマルチインフォメーションディスプレイのほか、ハイブリッド車の普及を念頭に、従来の非ハイブリッド車(ガソリン車・ディーゼル車)からの乗換を前提とした保守的なユーザーに配慮する理由でタコメーター付のアナログ式2眼メーターが用いられる([[レクサス]]ブランドを除くTHS直系のトヨタのハイブリッドカーとしてタコメーターが標準で装備されるのは史上初)<ref>[http://toyota.jp/corollaaxio/message/ 開発責任者が語る環境への想い カローラ アクシオ開発責任者 原田 友康] - トヨタ自動車(2015年9月24日閲覧)</ref>。ハイブリッド化に伴い、ボディの後方部分のスポット溶接の箇所を最大48か所に増し打ちし、ボディ剛性を強化し乗り心地や静粛性を向上させた。
**外観はカローラシリーズ専用のNCVエンブレムにシナジーブルーが施され、メッキを施した専用フロントグリルを採用することで非ハイブリッド車と差別化。ボディカラーも非ハイブリッド車と同一のラインナップに加え、ハイブリッド専用色として新色の「ライトブルーメタリック」も設定される。
**なお、同社としての5ナンバーサイズの3ボックス型セダンを用いたハイブリッドカーとしては、1997年12月に販売を開始し2003年8月に販売を終了した初代プリウス(NHW10/11型)以来、10年ぶりに投入される事となった。
 
* [[2015年]][[3月30日]] - マイナーチェンジ(同年4月1日販売開始)<ref>{{Cite press release|title=新型カローラフィールダーならびにカローラアクシオを発売|publisher=トヨタ自動車|date=2015-03-30|url=http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/7337308|accessdate=2015-03-30}}</ref>。
**トヨタ車では初となる[[レーザー]][[レーダー]]と[[カメラ]]を組み合わて高い認識性能と信頼性を両立し、[[衝突被害軽減ブレーキ|衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ]](PCS)・レーンディパーチャーアラート(LDA)・オートマチックハイビーム(AHB)をパッケージ化した「[[Toyota Safety Sense#第1世代|Toyota Safety Sense C]]」を「1.5G」と「HYBRID G」に標準装備、「1.3/1.5X(「ビジネスパッケージ」を含む)」と「HYBRID」にメーカーオプション設定。併せて、シフト操作時における急発進を抑制するドライブスタートコントロールや緊急ブレーキシグナルを全車標準装備して安全面を強化した。
**前期型で不評であった外観は、「モダン」と「スポーティー」をテーマにデザイン。前期型ではフィールダーと別意匠のフロントグリル(ただしハイブリッド車用は除く)が装着されていたが、今回改良にてフィールダーとほぼ同一の意匠(キーンルック)となった。フロントバンパーのロアグリルを拡大し、アッパーグリルからヘッドランプへ連続したメッキ加飾を施し、サイドへ流れるバンパー下端の造形を採用し北米向けカローラ(11代目)やカムリ(9代目後期型)、果ては別カテゴリーに属する[[トヨタ・エスティマ|エスティマ]](3代目後期型)や[[トヨタ・タンク|タンク]]([[ダイハツ・トール]]の[[OEM]])などにも通じるフロントマスクとなった。リアビューはテールランプとリアバンパー形状を変更。
**内装色はシート表皮とピラートリム、ルーフ内張りを除きほぼブラックで統一され、「1.5G」と「HYBRID G」のステアリングホイールやシフトノブの本革巻きにスムースシボを採用。CVT車は運転席にフットレストを標準装備した。ボディカラーには「ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン(有料色)<!--簡単に言えばエスプレッソコーヒー色-->」を追加し、シート表皮の色には「1.5G」、および「HYBRID G」にそれぞれフラクセン(ベージュ)を追加設定した。また、今回より非ハイブリッド車もボディの後方部分のスポット溶接の溶接箇所を数十か所増し打ちし、ハイブリッド車とほぼ同様にボディ剛性を強化し、乗り心地や静粛性を向上させたほか、[[2014年]]4月にマイナーチェンジを実施した3代目後期型ヴィッツ同様、足回りにおけるコイルスプリングと[[ショックアブソーバー]]の改良を実施したことでハンドリング性能(操舵安定性能)を向上させた。
**1.5Lガソリン・前輪駆動・CVT車はハイブリッド車に採用されている[[アトキンソンサイクル]]やVVT-iEを搭載した2NR-FKE型に置換し、オプション設定となっていた「Stop & Start System」を標準装備化。JC08モード燃費23.4km/Lを達成してハイブリッドカーを除く既存の排気量1.5Lクラスの自然吸気仕様のガソリン登録車としてはトップの燃費性能となった。ハイブリッド車もハイブリッドシステムの高効率化により燃費を向上し(33.0km/L → 33.8km/L)、1.5Lガソリン・前輪駆動・CVT車は「平成32年度燃費基準」、ハイブリッド車は「平成32年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成した。
**非ハイブリッド車のグレード体系が見直され、非ハイブリッド車の各最上位グレードである「1.3X"G EDITION"」、および「1.5LUXEL」をE120型前期型 - E160型前期型まで中堅グレードとして設定されていた「1.5G」に集約・統合することで共に廃止し、3グレード体系に整理された(ハイブリッド車はこれまで通り2グレード体系)。尤も、E80型セダン以来続いてきた最高価格帯グレード<ref group="注釈">ただしE80型 - E110型セダンは「GT」、および「Sクルーズ」等に見られるスポーツ系(前者)、およびスポーティー風(後者)グレードが該当する。</ref>に必ず標準装備されていた6:4分割式トランクスルー機構が事実上消滅する形となった。
**本改良に伴い、CMキャラクターに新たに[[木村拓哉]]を起用した<ref group="注釈">「モダン篇」のみ出演し、[[石川さゆり]]、および[[マツコ・デラックス]](後にM700A型(3代目)[[トヨタ・パッソ|パッソ]]のCMに出演)と共演。ただしフィールダーではE120G型(カローラシリーズ通算9代目)後期型からE140G型(カローラシリーズ通算10代目)後期型まで起用、その後E160G型(カローラシリーズ通算11代目)前期型フィールダーの登場直後に一旦降板していたものの、E160G型前期型フィールダーにハイブリッド車が追加されたのに伴い再び登板となった。</ref>。
* 2015年4月 - 香港、およびマカオでマイナーチェンジ。このマイナーチェンジに伴い、新たにハイブリッド車が追加された。
* 2015年6月 - 「Toyota Safety Sense C」を標準搭載したE160型カローラアクシオの「HYBRID G」がJNCAP予防安全アセスメントで最高評価の「先進安全車プラス(ASV+)」を排気量1,500cc以下の小型セダンで初めて獲得。全46点満点中、満点の評価となった<ref>[http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/list_all.html JNCAP|予防安全アセスメント|試験車種一覧(すべて)] - 独立行政法人 [[自動車事故対策機構]](JNCAP)</ref><ref>[http://autoprove.net/2015/06/60283.html 予防安全性能アセスメント 新たに4車種が「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得] - Auto Prove Web 2015年6月3日(2015年10月26日閲覧)</ref>。
* 2016年5月10日 - カローラシリーズの生誕50年を記念した特別仕様車「1.5G"W×B(ダブル バイ ビー<ref group="注釈">グレード名の由来は「White × Black」の[[短縮形]]、または[[頭文字]]に由来する。</ref>)"」及び「HYBRID G"W×B"」を発売<ref>{{Cite press release|title=TOYOTA、カローラの特別仕様車を発売|publisher=トヨタ自動車|date=2016-05-10|url=http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/11966976|accessdate=2016-05-10}}</ref>。
**2012年12月より<ref group="注釈">当初は特別仕様車として発売し、2015年3月のマイナーチェンジで正式にレギュラー(カタログ)グレード化された。</ref>フィールダーにラインナップされている「W×B」のアクシオバージョンとしての位置づけ。「1.5G」・「HYBRID G」をベースに、外観はアッパー部分にスモーク塗装とメッキ加飾、ロア部はメッキ加飾のドットパターンとした専用フロントグリル、Bi-Beam LEDとLEDクリアランスランプ(ブラックエクステンション)を組み合わせたヘッドランプを採用し、サイド部分にはカラードサイドマットガード(サイドスカート)、アルミホイール<ref group="注釈">非ハイブリッド(ガソリンエンジン)前輪駆動車とハイブリッド車は16インチタイヤ用(185/55R16 83V & 16×5½Jアルミホイール)、非ハイブリッド四輪駆動車は15インチタイヤ用(185/60R15 84H & 15×5½Jアルミホイール)</ref>を特別装備。内装ではフロントシートにファブリックと合成皮革コンビネーションとしたスポーツシート、ステアリングとシフトノブにピアノブラック加飾の本革巻きをそれぞれ採用し、随所にホワイトステッチやピアノブラック加飾を施した。装備面ではスマートエントリー&スタートシステムなどを特別装備する。ボディカラーは「ブラックマイカ」、「ホワイトパールクリスタルシャイン」に加え、カローラフィールダー「W×B」の専用色である特別設定色「クールボルドーガラスフレーク」を加えた3色を設定する。
* 2016年7月11日 - E160型カローラアクシオでは前述の「"W×B"」シリーズに続く生誕50年記念特別仕様車「HYBRID G"50 Limited(ゴーマル リミテッド)"」を発表(9月1日販売開始<ref group="注釈">[[インターネット]]の特設サイトでの受付予約限定による500台の限定販売となり、受付予約台数が上限に達した時点で受付予約終了となる。</ref>)<ref>{{Cite press release|title=TOYOTA、カローラの生誕50年記念特別仕様車を発売-限定500台に、初代カローラの赤シートと花冠エンブレムを復刻-|publisher=トヨタ自動車|date=2016-07-11|url=http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/12791404|accessdate=2016-07-11}}</ref>。
**「HYBRID G」をベースに、デザイン部で保管されてきた初代カローラのカラーサンプルをもとに今日の技術によって忠実に再現した赤を合成皮革スポーツシート(シートそのものの形状は基本的に「"W×B"」シリーズ用とほぼ共通)をはじめとする内装に採用し、初代モデルに採用されていた花冠エンブレムをシートの背もたれやリア車名エンブレムの下に配置した。
**外観はフロントロアグリルをアクシオ/フィールダー「"W×B"」シリーズと共通のドットパターンに変更したほか、Bi-Beam LEDヘッドランプを特別装備し、タイヤサイズを185/55R16 83Vに変更し、サイズ変更に合わせてアルミホイールも16×5½Jにサイズアップした。ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」と「ブラックマイカ」の2色を設定する。なお、本特別仕様車は、[[千葉県]][[千葉市]][[美浜区]]にある[[幕張メッセ]]にて同年8月5日 - 8月7日まで開催された日本国内の自動車文化及び歴史を名車とともに紹介するイベント「オートモビル カウンシル 2016」にE10型カローラ1100DX(前期型2ドアセダン)、およびTE27型カローラレビン(後期型)、TE71型カローラ1600GT(前期型4ドアセダン)とともに出展された<ref>[http://automobile-council.com/special/22.php 日本のモータリゼーションを支えたカローラ、生誕50年!] - オートモビル カウンシル事務局 2016年7月16日(2016年8月8日閲覧)</ref><ref>[http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1014053.html 『【オートモビル カウンシル】トヨタ、「80点主義+αの思想」の原点となる初代「カローラ」など4台を出展』 初代「カローラ レビン」なども展示(Car Watch)] - [[インプレス]] 2016年8月5日(2016年8月13日閲覧)</ref>。
* 2016年11月5日(補足) - 日本国内でのカローラシリーズの発売から50年を迎えた。
* 2017年10月11日 - 2度目のマイナーチェンジ<ref>{{Cite press release|title=TOYOTA、カローラフィールダーならびにカローラアクシオをマイナーチェンジ|publisher=トヨタ自動車株式会社|date=2017-10-11|url=http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/18978433|accessdate=2017-10-11}}</ref>。
**2016年5月に特別仕様車として発売された「1.5G"W×B"」と「HYBRID G"W×B"」がカタロググレードに昇格。その上で、インテリジェントクリアランス[[ソナー]](パーキングサポートブレーキ)が新たに採用され、「1.5G」と「HYBRID G」(其々の「W×B」を含む)に標準装備、それ以外のCVT車全グレードにオプション設定。また、「1.5G」CVT車ではメーター意匠が変更<ref group="注釈">前期型「1.5 LUXEL」と同じものである。</ref>。従来はグレード別設定(メーカーオプション設定または標準装備)だった「Toyota Safety Sense C」を全車に拡大して標準装備された。さらに、「W×B」に標準装備されているスマートエントリー&スタートシステムを「HYBRID G」にも拡大して標準装備、「1.5G」にメーカーオプション設定され、[[クルーズコントロール]]を「HYBRID G」と「HYBRID G"W×B"」に標準装備された。
**外観はフロントバンパーやグリルを意匠変更。内装は「X」系グレードと「HYBRID」を除く全グレードの助手席インストルメントパネルにメッキ加飾が施され、「X」系グレードと「HYBRID」はシート色がブラックに変更された。ボディカラーは「メローシルバーメタリック」と「ダークブルーマイカ」を廃止する替わりに、従来は「W×B」専用色だった「クールボルドーガラスフレーク(オプションカラー)」を「X」系・「1.5G」・「HYBRID」・「HYBRID G」専用色に移行し、「アバンギャルドブロンズメタリック」を設定した。「W×B」は、外観はグリルをメッシュパターンに変更し、リアスポイラーを新たに採用。内装はシート表皮が変更され、シートバックにはグレーのストライプ加飾を施した。また、既にフィールダー「W×B」で設定されている専用シート色ホワイトをメーカーオプションで新たに設定した。ボディカラーは設定グレードが変更された「クールボルドーガラスフレーク(オプションカラー)」に替わり、新たに専用色(オプションカラー)の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」と「センシュアルレッドマイカ」を追加し、4色展開となった。ハイブリッド車は制御改良により燃費性能が向上され、34.4km/L(JC08モード燃費)を達成した。なお、中期型以前まで「G」系グレード以上で標準装備されていたタコメーターは今回のマイナーチェンジより1.5Lの前輪駆動の5MT仕様車を除く「X」系グレードもインテリジェントクリアランスソナー、およびマルチインフォメーションディスプレイ付き3眼メーターとセットでメーカーオプション<ref group="注釈">ベース車両に対し、36,720円(消費税込み)が加算される。</ref>として設定されるようになった。
*2018年2月1日(補足) - 教習車「トヨタ教習車」が公式発表され、同日より販売が開始された<ref>{{Cite web|title=トヨタ、視界やドラポジなど安全運転に配慮した新型教習車を発売|publisher=オートックワン|date=2018-02-01|url=http://autoc-one.jp/news/5001341/|accessdate=2018-02-01}}</ref><ref>{{Cite press release|title=TOYOTA、新型の教習車を発売|publisher=トヨタ自動車株式会社|date=2018-02-01|url=https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/20921585.html|accessdate=2018-02-01}}</ref>。外観や主要装備はカローラアクシオの「1.5 X」に準じるが、タコメーターが装着されており、フロントのエンブレムがトヨタのCIに変更され、リアは車名エンブレムが省かれている。また、教習車特有の装備として、指導員用インジケーターランプ(サイドターン&ブレーキ)や指導員用ドアミラーが追加されている違いがある。なお、「トヨタ教習車」は2017年5月で受注受付が終了となった[[トヨタ・コンフォート|コンフォート]]の教習車仕様<ref group="注釈">[[タクシー]]仕様も存在していたが、ハイトワゴンタイプの[[トヨタ・ジャパンタクシー|ジャパンタクシー]]へ継承されている</ref>の後継車種となる関係上、取扱店は[[トヨペット店]]となる。
* 2018年4月 - 衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense C」から、「[[Toyota Safety Sense#Toyota Safety Sense C|Toyota Safety Sense]]」に変更している<ref>「トヨタカローラ アクシオ カタログ」、2018年4月発行。CE011401-1804</ref>。(公式発表無し)
* 2019年8月27日 - 仕様変更(9月2日発売)。後述する12代目カローラへの移行に伴い、ビジネスユーザーや5ナンバーセダン需要に特化したグレード体系へ刷新。1.5Lガソリン車の「EX」とハイブリッド車の「HYBRID EX」の2グレードとなった(なお、グレード体系はワゴンタイプのカローラフィールダーと共通化される)。ボディカラーはスーパーホワイトII、シルバーメタリック、ブラックマイカ、アバンギャルドブロンズメタリックの4色となった。
* 2020年9月 - 仕様変更(公式発表なし)。WLTCモード走行による排出ガス並びに[[燃料消費率]](「EX」の2WD・CVT車と「HYBRID EX」はJC08モードでの燃料消費率も併記)に対応し、「HYBRID EX」は「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定、「EX」の2WD・CVT車は「同50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定をそれぞれ取得。なお、「HYBRID EX」はJC08モードでの燃料消費率が低下したため、「2020年度燃費基準+40%達成」となった。
* 2021年4月 - 仕様変更(公式発表なし)。「EX」の2WD・CVT車と「HYBRID EX」が2030年度燃費基準優良車となり、「HYBRID EX」は2030年度燃費基準達成、「EX」の2WD・CVT車は同70%達成となった<ref>{{Cite web|title=カローラアクシオ/フィールダー WEBカタログ|publisher=トヨタ自動車株式会社|format=PDF|url=https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/corollaaxio/corolla_axio_fielder_main_202104.pdf|accessdate=2021-07-02}}(燃費基準達成ラベルは9ページ目の走行性能に、2030年度燃費基準達成車の文言は15ページ目の環境仕様にそれぞれ記載)</ref>。
* 2021年9月6日 - 一部改良<ref>{{Cite press release|title=カローラ アクシオならびにカローラ フィールダーの安全装備を強化|publisher=トヨタ自動車株式会社|date=2021-09-06|url=https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35891524.html|accessdate=2021-09-06}}</ref>。「Toyota Safety Sense」のプリクラッシュセーフティを歩行者(昼)検知機能付衝突回避支援タイプへ変更され、コンライトを全車に標準装備された。なお、2015年3月のマイナーチェンジモデル以降から2021年9月の一部改良モデルより前のプリクラッシュセーフティ搭載車においては「プリクラッシュセーフティ 昼間の歩行者検知機能追加キット」によるソフトウェアのアップグレードが可能となったことも発表された。また、「HYBRID EX」は左右サイドフェンダーに装着されていた「HYBRID」エンブレムが廃止された。
 
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2013 Toyota Corolla-Axio-Hybrid 01.jpg|2013年型 HYBRID(NKE165)
2013 Toyota Corolla-Axio-Hybrid 02.jpg|2013年型 HYBRID(後面)
Toyota Corolla Axio Hybrid (NKE165) rear.JPG|2013年型 HYBRID G(後面)
TOYOTA COROLLA AXIO E160 01.JPG|2012年型 1.3X(NRE160)
TOYOTA COROLLA AXIO E160 02.JPG|2012年型 1.3X(後面)
Toyota Corolla Axio (E160) front (cropped).JPG|2012年型 1.5X "ビジネスパッケージ"<br />(NZE161)
2015 toyota corolla axio hybrid g.JPG|2015年型 HYBRID G(前面)
2015 toyota corolla axio hybrid g rear.JPG|2015年型 HYBRID G 後面
TOYOTA COROLLA AXIO HYBRID G WxB 20170509 02.jpg|2015年型 HYBRID G(後面)<br />{{small|特別仕様車「HYBRID G"W×B"」}}
Toyota COROLLA Axio HYBRID G"W×B" (DAA-NKE165-AEXEB) rear.jpg|2017年型 HYBRID G"W×B”(後面)
Toyota COROLLA Axio HYBRID G"W×B" (DAA-NKE165-AEXEB) interior.jpg|2017年型 HYBRID G"W×B”(インテリア)
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==== グレード ====
===== 2019年8月発売型 =====
; EX
: ガソリン車。専用装備として、2WD・CVT車にはアイドリングストップ機能(Stop & Start System)が装備される。メーターはドライブモニター付単眼タイプとなるが、CVT車はセットオプションの設定によりマルチインフォメーションディスプレイ付3眼タイプへグレードアップされる。エアコンはマニュアルタイプ、ヒーターコントロールパネルはダイヤル式となる。2WD・MT車はドライブスタートコントロール、フットレスト、エコドライブインジケーターランプ、シフトポジションインジケーター、シフトベゼル(ブラックシボ)が省かれる替わりに、[[クラッチスタートシステム]]とシフトレバーブーツ(合成皮革)が備わり、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ(静止物))・マルチインフォメーションディスプレイ付3眼メーター・タコメーターのセットオプション設定がない。また、タイヤとスチールホイール(樹脂フルキャップ付)の仕様がトランスミッションや駆動方式によって異なり、2WD・CVT車は185/60R15タイヤ&15×5 1/2Jスチールホイール(後述する「HYBRID EX」も同じ仕様)、2WD・MT車と4WD車は175/65R15タイヤ&15×5Jスチールホイールとなる。
; HYBRID EX
: ハイブリッド車。専用装備として、車両接近通報装置、ステアリングスイッチ(DISP)、モードスイッチ(エコドライブモード+EVドライブモード)、タコメーター(「EX」はCVT車のみセットオプションを設定することにより装備される)、ハイブリッドシステムインジケーター、「ナノイー」が装備され、リアウィンドゥデフォッガーはタイマー付に(「EX」はメーカーオプションの寒冷地仕様を設定することで装備される)、ウレタン3本スポークステアリングホイールは高輝度シルバー塗装、メーターはTFTマルチインフォメーションディスプレイ付の2眼タイプ、エアコンは花粉除去モード付オートタイプ、ヒーターコントロールパネルはプッシュ式となる。
 
===== 2015年4月発売型 =====
非ハイブリッド車(ガソリンエンジン車)の「X "ビジネスパッケージ"」(1.3L、1.5L)、「X」(1.3L、1.5L)、「G」(1.5Lのみ)、およびハイブリッド車の「HYBRID」、「HYBRID G」の計5グレードの構成となっている。先述の通り、2012年5月発売型ではこれらのグレードのほか、「1.3X "G-EDITION"」と「1.5LUXEL」がそれぞれ存在していた。2017年10月発売型では、2016年5月に特別仕様車で設定された「1.5G"WxB"」、「HYBRID G "WxB"」がカタロググレードに昇格した。
 
; 1.3/1.5X "ビジネスパッケージ"
: [[社用車|法人ドライバー向け]]に特化した非ハイブリッド車の最廉価グレード。ハロゲンランプ(マルチリフレクター)、液晶式オドメーター/ツイントリップメーター(外気温計/[[負圧計#背景|瞬間燃費測定計]]機能あり)・LED式エコドライブ[[インジケーター]]ランプ([[負圧計#背景|負圧表示灯]])付(前輪駆動の5速MT車は除く)単眼メーター(ドライブモニター付、[[タコメーター]]、および[[水温計]]は省かれている<ref group="注釈">ただし、水温計の代わりに[[水温計#水温表示灯|水温表示灯]]が装備される。尤も、歴代カローラシリーズで水温表示灯が装備されるのは今回のモデルで初採用となった。</ref>)、[[カーエアコン|マニュアルエアコン]]、リアガラスアンテナ、パワーウィンドウ(全ドアワンタッチ式・キーOFF後作動機能・挟み込み防止機能付)、ブラックアウトドアサッシュ、カラードサイドドアアウターハンドル、ラゲージドアオープナー<ref group="注釈">このグレードに限り隠しメーカーオプションでラゲージドアオープナーを未装備にする事ができる。</ref>等が装備されている。1.3Lと1.5Lとも装備は共通であるが1.3Lモデルはタイヤ&ホイールが各14インチ(175/70R14 84S & 14×5Jスチール)、1.5Lモデルはタイヤ&ホイールが各15インチ(175/65R15 84H & 15×5Jスチール)となる。「NCV」エンブレム付フロントメッキグリル<ref group="注釈">前期型ではこのグレードに限りフロントエンブレムが「NCV」をモチーフとしたエンブレムではなく、トヨタのCIが用いられたエンブレムが装着され、ラジエターグリルの装飾品となるメッキモールも未装着となっていた。</ref>が標準装着となるものの、リヤトランクリッドは無地のブラック(未塗装)となる。先述の通りカーテンエアバッグは最初から装備されていない。ボディカラーはスーパーホワイトII(040)とシルバーメタリック(1F7)の2色に限定され、インテリアカラーはシート表皮とピラートリム、ルーフ内張りを除きほぼブラック(前期型はブラック/グレー)で統一される。
; 1.3/1.5X
: 非ハイブリッド車の基本グレードにして最量販グレード。X "ビジネスパッケージ"の装備に加えて、上下調整式中央席リヤヘッドレスト、メッキ加工リヤトランクリッドなどが装備されているグレードである。1.3Lと1.5Lとも装備は同一であり、メーカーオプションで「ナノイー」付オートエアコンを装着する事が可能ある。インテリアカラーはシート表皮とピラートリム、ルーフ内張りを除きほぼブラック(前期型はブラック/グレー、もしくはブラック/ベージュ)で統一される。
; 1.5G
: [[消費者|オーナードライバー]]向けに特化した非ハイブリッド車としての最上級グレード。Xの装備に加えて、「Toyota Safety Sense C」、および部分メッキ&カラードサイドドアアウターハンドル、サイドドアベルトメッキモールディング、撥水機能付UVカット・ガラス(フロントドア)、タコメーター&アナログフェールメーター(燃料残量計)<ref group="注釈">ただしビジネスパッケージを含む1.3/1.5Xにはドライブモニター付液晶オド/トリップメーター内にピクト表示式のフェールメーター(3代目前期型ヴィッツ、および初代後期型[[トヨタ・プロボックス|プロボックス]]/[[トヨタ・サクシード|サクシード]]の各単眼メーターパネル用と同一部品)が採用されている。</ref>付3眼メーター、本革巻きステアリング(オーディオコントロール対応)、本革巻きシフトノブ<ref group="注釈">MT車はXと同一のウレタン製となり、本革巻きシフトノブは採用されない。</ref>、[[カーエアコン|「ナノイー」付オートエアコン]]、部分ファブリック巻きインパネ、ドアトリムアッパー、スライドアームレスト機能付センターコンソールボックス(フタ付)、4スピーカーなどが装着されている。更に今回のマイナーチェンジよりフィールダー譲りのブラックを基本としたスポーティーなインテリアデザイン(ただしピラートリムとルーフ内張りは除く。前期型はブラック/ベージュ、もしくはブラック/グレーを基本としたラグジュアリーなインテリアデザイン)が用いられており、シート表皮のカラーはブラックが基本だが、メーカーオプションでフラクセン(ベージュ)を選択することも可能である。このほかメーカーオプションで「Bi-Beam(バイビーム)」LEDヘッドランプパッケージ<ref group="注釈">従来はロービームのみ光源がLED(ハイビームはハロゲン)だったのに対し、1灯の光源でロービームとハイビームの切替ができる。[[小糸製作所]]が開発に成功し、2014年11月発売の[[トヨタ・プリウスα|プリウスα]](後期型)にて世界初採用となった。</ref>、および15インチタイヤ&15インチアルミホイール(175/65R15 84H & 15×5J)の装着設定がある(<ref group="注釈">先述の通り特別仕様車「1.5G"W×B"」には16インチタイヤ&16インチアルミホイール(同四輪駆動車用は15インチタイヤ&15インチアルミホイール)と「Bi-Beam」LEDヘッドランプパッケージがそれぞれ標準装備となる。</ref>この設定に関しては後述するHYBRID Gも同様)。
; HYBRID
: ハイブリッド車の基本グレード。1.5Xの装備に加えて、フロントグリルがハイブリッド専用デザイン(フィールダーHV用と共通)になる以外にアナログ式タコメーター、および4.2インチTFTマルチインフォメーションディスプレイ<ref group="注釈">エコジャッジモード・エコウォレットモード・デジタルスピードメーターモード・エネルギーモニターモード・デジタルインフォモード・シンプル表示モードの各種表示機能に対応。</ref>付2眼式アナログメーター、「ナノイー」付オートエアコン<!--(電動インバーター)←カタログには「エンジン停止中でもエアコンが使えます」とある-->などが装備される。このほか、メーカーオプションでシートヒーターの装着設定がある。
; HYBRID G
: オーナードライバー向けに特化したハイブリッド車の最上級グレードにして最量販グレード。HYBRIDの装備に加えて、「Toyota Safety Sense C」、およびドアベルトメッキモールディング、部分メッキ&カラードサイドドアアウターハンドル、本革巻き3本スポークステアリングホイール(オーディオコントロール対応)&シフトノブ、ファブリック表皮、スライドアームレスト機能付センターコンソールボックス(フタ付)、4スピーカーなどが装備される。このほか、メーカーオプションでシートヒーターのほかに非ハイブリッドモデルの「1.5G」同様、15インチタイヤ&15インチアルミホイール(175/65R15 84H & 15×5J)の装着設定、および「Bi-Beam」LEDヘッドランプパッケージなどの装着設定がある<ref group="注釈">先述の通り特別仕様車「HYBRID G"W×B"」には16インチタイヤ&16インチアルミホイール、および「Bi-Beam」LEDヘッドランプがそれぞれ標準装備となる。</ref>。マイナーチェンジ以前から引き続きフィールダー譲りのスポーティーなインテリアデザインが用いられているが、今回のマイナーチェンジよりシート表皮のカラーを基本カラーのブラックのほか、メーカーオプションでフラクセン(ベージュ)を選択することも可能である。基本装備は非ハイブリッドモデルの「1.5G」にほぼ準拠している。
 
== モータースポーツ ==
833 ⟶ 1,032行目:
 
2020年5月1日に東京都を除く全ての地域での全車種併売化に伴い、[[トヨタ店]]、[[トヨペット店]]、ネッツトヨタ東都・ネッツトヨタ多摩を除くネッツ店でも取り扱われるようになった。なお、カローラアクシオEXについては[[東かがわトヨタ自動車販売]]での取扱いはない。
 
== 車名の由来 ==
「COROLLA」は[[ラテン語]]で「[[花冠|花の冠]]」の[[意味]]を持つ。
 
== 脚注 ==
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{{commonscat|Toyota Corolla}}
* [[トヨタ・カローラフィールダー]]-カローラアクシオベースのステーションワゴン。
* [[トヨタ・カローラアクシオ]] - カローラ派生のセダン
* [[トヨタ・カローラアルティス]] - カローラの東南アジア専売車
* [[トヨタ・カローラEX]] - 9代目・[[特別行政区]]([[香港]]・[[マカオ]])を除く中国市場専用車
* [[トヨタ・カローラクエスト]] - カローラの南アフリカ市場専売車
*[[トヨタ・カローラスポーツ]],[[トヨタ・カローラツーリング]]-12代目カローラの派生モデル。
*[[トヨタ自動車]]