「フィンガー・ピッキング」の版間の差分

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薬指までを使う奏法と中指までを使う奏法の記述が「スリーフィンガー・ピッキング」に混在している状態だったので分離。節名「詳細」を内容に合わせて「ギター・ベースのフィンガー・ピッキング技法」に変更。フィンガーピックについては「概要」に移動。
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バンジョーについて追記。英語版 Scruggs style (10:47, 16 July 2020 UTC)英語版 Fingerstyle guitar#Travis_picking (03:51, 10 June 2022 UTC)を参考にタブ譜追加。スリーフィンガー・ピッキングは和製英語かと思っていましたが、バンジョーでは本国アメリカでも three-finger style と呼ばれているようです。
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== 概要 ==
主に[[クラシック・ギター|クラシックギター]]、[[アコースティック・ギター|アコースティックギター]]、[[バンジョー]]、[[コントラバス|ウッドベース]]などのアコースティック系の[[楽器]]で使用されるが、[[エレクトリックギター|エレキギター]]などで[[ロック (音楽)|ロック]]など他の[[音楽のジャンル一覧|音楽ジャンル]]でも使用される。ただし、クラシック・ギターにおけるフィンガーピッキング奏法は厳密な取り決めが数多くあるのに対し、ロックや[[ポピュラー音楽]]での奏法にはこれといった取り決めはほとんどなく、[[演奏者]]が独自に技法を開拓する場合がほとんどである。演奏者としては、フォーク・カントリーのジョン・フェイヒー、レオ・コッケらがいた<ref>http://www.johnfahey.com/pages/ac1.html</ref>。
 
5弦[[バンジョー]]の場合はほぼ必ず、[[スティール弦アコースティックギター]]やエレキギターの場合は音量や演奏者の好みに応じてフィンガー[[ピック]]が演奏に用いられる。
 
また、[[ベース (弦楽器)|ベース]]においては、[[アコースティック・ベース|アコースティックベース]]、[[エレクトリックベース|エレキベース]]、[[音楽のジャンル一覧|音楽ジャンル]]を問わず、[[ピック奏法]]に加え、フィンガー・ピッキングが用いられる事が多い。[[スラップ奏法|スラッピング]]や[[タッピング奏法|タッピング]]などの奏法に移行しやすいため、特にテクニカルなプレイを好むプレイヤーはフィンガー・ピッキングを好む傾向がある。
 
== ギター・ベース・バンジョーのフィンガー・ピッキング技法 ==
;親指から薬指までの4本を使用する奏法
[[親指]]から[[薬指]]を順番に動かして[[アルペッジョ|分散和音]]や[[トレモロ奏法]]などを演奏する奏法である。ギターでは[[クラシック]]・[[ポピュラー音楽]]の双方で最も一般的に用いられる。
 
;スリーフィンガー・ピッキング
[[Image:Banjo rolls on G major chord.png|thumb|right|350px|バンジョーでのスリーフィンガー・ピッキングの例(Gコード)]]
[[Image:NOT_Travis_picking.PNG|thumb|right|350px|ギターでのスリーフィンガー・ピッキング (Travis picking) の例(Cコード)]]
[[親指]]から[[中指]]を順番に動かして[[アルペッジョ|分散和音]]や[[トレモロ奏法]]などを演奏する奏法である。もともと、[[ブルーグラス]]や[[カントリー・ミュージック]]における5弦バンジョーと[[アコースティック・ギター]]の演奏で一般的に用いられる奏法であり、そこから派生したかたちで[[フォークソング]]や[[ロック (音楽)|ロック]]のギター演奏においてもしばしば用いられる。
 
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;'''アポヤンド'''
:[[スペイン語]]で「寄りかかる」と言う意味。
:ギター・ベースで、ピッキングした後の隣の弦に触れて止める弾き方。
;'''アル・アイレ'''
:スペイン語で「空中に」と言う意味。
:ギター・ベースで、ピッキングした後の隣の弦に触れさせない弾き方。
 
== 脚注 ==