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→‎東京オリンピック・パラリンピック開会式音楽スタッフ就任に端を発する過去の雑誌インタビュー記事騒動: 本人の発言や時系列、関連した人物のコメントがぐちゃぐちゃに入り混じっているので内容は変えず整理しました。また、今回のいじめ問題に関して第一人者ともいえる荻上チキさんによる文章を引用した編者の方が恣意的な判断で文章の一部分のみを引用し、原文の大まかなニュアンスとしても全く違った印象を読み手の人たちが持つようなを記述をしていたため、その箇所の内容も含め、一連の文脈を損なわない形で引用し直しました。
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== 東京オリンピック・パラリンピック開会式音楽スタッフ就任に端を発する過去の雑誌インタビュー記事騒動 ==
=== 騒動の経緯 ===
 
 
『[[ROCKIN'ON JAPAN]]』[[1994年]]1月号において、インタビュアーの[[山崎洋一郎]]によって「[[排泄物]]を食べさせた」「[[自慰]]行為を強要した」と語ったとするインタビュー記事が掲載された<ref name="ro199401">{{Cite journal|和書|title=小山田圭吾、生い立ちを語る20000字インタヴュー|journal=[[ROCKIN'ON JAPAN]]|issue=1994年1月号|publisher=[[ロッキング・オン]]|pages=20-55|asin=B07BJ43W7Q}}いじめ関連の言及があるのは「''全裸でグルグル巻にしてウンコ食わせてバックドロップして……ごめんなさい''」と題されたページ(30ページ)。</ref>。この記事で小山田本人は、学生時代を振り返り「けっこう今考えるとほんとすっごいヒドイことしてたわ。この場を借りてお詫びします(笑)」と語ったとされている<ref name="ro199401" /><ref name="QJ" />。
 
『[[Quick Japan]]』第3号([[1995年]]8月1日発行)に掲載された「いじめ紀行」のインタビューでは、小学校から中学時代にかけて、障害者生徒を含む複数人の同級生に対して「段ボール箱や跳び箱などに閉じ込める」「掃除ロッカーの中に入れてふたを下にして倒して出られないようにし、みんなでロッカーをガンガン蹴飛ばす」「マットレスでぐるぐる巻きにする」などの[[いじめ]]に関与したと語ったとされている。また高校時代のエピソードとして、養護学級に通うダウン症を持つ生徒について「ダウン症の人ってみんな同じ顔じゃないですか?」「『あれ?さっきの人通ったっけ?』なんて言ってさ(笑)」といった内容も語ったとされている<ref name="QJ">{{Cite journal|和書|author=村上清|title=村上清の”いじめ紀行”第1回・ゲスト小山田圭吾(コーネリアス)|journal=[[Quick Japan]]|issue=3|publisher=[[太田出版]]|date=1995-08-01|isbn=4-8723-3232-6|pages=51-72}}</ref>。この記事は当初はいじめの加害者・傍観者の小山田と、被害者である同級生に対談してもらうという企画として過去に『ROCKIN'ON JAPAN』においていじめ発言を行っていた小山田が題材となった。しかし取材班が母親から被害者の住み込みの勤務先を教えることを拒否され、最後は取材班の電話を切られる形で対談を拒否された。もうひとりの被害者については母親から電話で「対談はお断りする」と回答されている。その後に小山田本人の「そこまでして記事が形にならないのは……」との発言もあり、対談から小山田のインタビュー記事という形に変更された<ref name="QJ" />。
 
2021年7月14日、[[東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会|五輪組織委員会]]は、[[2020年東京オリンピック・パラリンピック|東京オリンピック・パラリンピック]]の[[2020年東京オリンピックの開会式|開会式]]と[[2020年東京オリンピックの閉会式|閉会式]]の「式典コンセプト」を発表。開会式の作曲担当者は小山田、[[徳澤青弦]]、[[原摩利彦]]、景井雅之の4名とされた<ref name="hokkoku20210715">{{cite news|url=https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/469559|title=五輪パラ開閉会式、共通コンセプト&クリエイティブチームのメンバーなど発表|newspaper=[[北國新聞]]|date=2021-7-15|accessdate=2021-7-20}}</ref><ref>{{cite web |url=https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20210714-03-ja |title=東京2020大会開閉会式4式典共通コンセプトならびに東京2020オリンピック開閉会式コンセプトを発表 |publisher=東京2020オリンピック競技大会公式ウェブサイト |date=2021-7-14 |accessdate=2021-7-20}}</ref>。翌7月15日に各メディアで報じられると<ref name="hokkoku20210715" />、上述したような過去のインタビューが問題視されるようになった<ref name="asahi20210719">{{Cite web |url=https://www.asahi.com/articles/ASP7M6GV8P7MUTIL01J.html |title=小山田さん、組織委に辞任申し出 「配慮に欠けていた」 |website=[[朝日新聞|朝日新聞Digital]] |date=2021-7-19 |accessdate=2021-7-23}}</ref>。小山田は7月16日にTwitterで謝罪文を発表し<ref name="tokyonp20210716">{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/117197 |title=【文章全文】五輪開会式の楽曲担当の小山田圭吾さん、学生時代のいじめを謝罪 |website=[[東京新聞]] |date=2021-7-16 |accessdate=2021-7-23}}</ref>、翌7月17日に組織委員会はこの謝罪を受け入れ「現在は高い倫理観を持っている」とし続投させると表明した<ref name="asahi20210719" />。しかし知的障害者の家族で作る全国手をつなぐ育成会連合会や日本ダウン症協会などから、小山田が行ったとされるいじめ行為や、著名になってからいじめを面白おかしく公表したことに対する露悪性や、明らかに障害者を差別的に揶揄している点などについて相次いで非難声明が発表される<ref>{{cite web| |url=http://zen-iku.jp/info/4353.html |title=小山田圭吾氏に関する一連の報道に対する声明 |publisher=全国てをつなぐ育成会連合会 |date=2021-7-18 |accessdate=2022-7-18}}</ref><ref>{{cite web |url=https://jdss.or.jp/info/ |title=小山田圭吾氏に関する報道に関し、全国手をつなぐ育成会連合会の声明に賛同します |publisher=公益財団法人日本ダウン症協会 |date=2021-7-19 |accessdate=2022-7-18}}</ref>など、批判の声は収まらなかった<ref>{{Cite web |title=「理解に苦しむ」 小山田圭吾さん「いじめ」発言で障害者団体声明 |url=https://mainichi.jp/articles/20210719/k00/00m/040/082000c |website=毎日新聞 |accessdate=2021-07-23 |language= |date=2021年7月19日}}</ref>。7月19日の昼の時点では組織委員会は前述の「高い倫理観」を理由に続投を強調していたものの<ref>{{Cite web |title=いじめ問題の小山田圭吾はあくまで続投、組織委「高い倫理観をもって創作」 |url=https://hochi.news/articles/20210719-OHT1T51117.html |website=スポーツ報知 |date=2021-07-19 |accessdate=2021-07-23 |language=}}</ref>、加藤勝信官房長官は同日の定例会見において、連合会などから抗議の声明が出ていることについて「政府として心のバリアフリーの精神を伝えていく姿勢に変わりはない」とした上で「主催者である組織委員会において、適切に対応いただきたい。またそうした対応を取ることが必要だと考えている」と述べ<ref>{{cite web| |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/117711 |title=小山田圭吾さんのいじめ加害 加藤官房長官「組織委員会で適切な対応を」 |publisher=東京新聞 |date=2021-7-19 |accessdate=2022-7-20}}</ref>、小山田圭吾本人が辞任を申し出る形で7月19日の夜に辞任が決定した<ref>{{cite news|url=https://www.news24.jp/articles/2021/07/19/04908679.html|title=五輪直前…小山田氏が辞任の意向背景は|newspaper=日本テレビ|date=2021-7-19|accessdate=2021-7-19}}</ref><ref name="asahi20210719" />。
 
小山田は騒動直後の声明で「私の発言や行為によって傷付けてしまったクラスメイトやその親御さんには心から申し訳なく、 本来は楽しい思い出を作るはずである学校生活において、良い友人にならず、それどころか傷付ける立場に なってしまったことに、深い後悔と責任を感じております」と謝罪し、『[[ROCKIN'ON JAPAN]]』[[1994年]]1月号には実際の事実とは違う内容や目撃談を自分がやっていたように受け取られる形で掲載されてしまった点については「発売前の原稿確認ができなかったこともあり、事実と異なる内容も多く記載されておりますが、学生当時、私の発言や行為によってクラスメイトを傷付けたことは間違いなく、その自覚もあったため、自己責任であると感じ、誤った内容や誇張への指摘をせず、当時はそのまま静観するという判断に至っておりました」と声明の中で語っ説明した<ref>{{{Cite tweet|user=cornelius_news|number=1415968063053189124|title=東京2020オリンピック・パラリンピック大会における楽曲制作への参加につきまして|date=2021-07-16|accessdate=2022-07-18}}</ref>。経緯説明を記載した自らのサイトやSNSにおいて詳しく説明している<ref name="謝罪" />。また『Quick Japan』で語られた他のいじめ行為については、CorneliusのHP、及び本人のInstagramに掲載された本人の経緯説明<ref name="謝罪" />において、「その生徒(知的障がいを持つ生徒)に対し、『障がいをあることを理由に陰惨な暴力行為を長年に渡って続けた』ということになっていますが、そのような事実はありません」といじめ内容の一部を強く否定している。一方で「今にして思えば、小学生時代に自分たちが行ってしまった、ダンボール箱の中で黒板消しの粉をかけるなどの行為は、 日常の遊びという範疇を超えて、いじめ加害になっていたと認識しています」とも語っている。また「その彼とは中学では時代ほとんど接点がなく」「自分にとっては友人の一人でした」と述べている<ref name="謝罪" />。
 
小山田が行ったとされるいじめについては小・中・高と時系列によって第三者の見解に違いがあり、週刊文春が小学校時代の小山田の同級生に行った取材では「小山田君たちがイジメをしていたのは有名な話です。掃除用具を入れるロッカーに閉じ込め、出口が下になるように倒して出られないようにしたり、真冬なのに無理やり教室からベランダに出させて鍵を閉めてしまう」との証言が得られている<ref>{{cite web| |url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1404 |title=「障がい者イジメ」小山田圭吾“一派”を抜擢したのは「渡辺直美侮辱男」だった |publisher=週刊文春 |date=2021-7-20 |accessdate=2022-7-18}}</ref>。一方で、[[週刊女性PRIME]]に取材された高校時代の同級生の女性は、「記事にあるほど酷いいじめの現場は見たことがないです」「もし本当にあったとしたら、もっと学校全体で問題になっていたと思うんですよね」と述べている。本記事では「何人かの同級生に聞いても『あそこまでひどいいじめは知らない』という」「『ウケ狙いで話を盛ったのでは』という意見がほとんどだった」としている<ref>{{Cite web|title= 小山田圭吾の同級生が証言「記事にあるほどの酷い"いじめ"話は盛ったのでは」 |url= https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12283-1162367/ |website=nifty|accessdate=2021-07-24|language=ja|date=2021年07月22日}}</ref>。加えて、小山田の所属事務所の社長は[[女性自身]]の取材に対して「誌上での発言が全部本当なのかといえば必ずしもそうではない」と答えている<ref>{{Cite web|title= 小山田圭吾「五輪に乗り気じゃなかった」事務所社長語る辞任の“言い訳” |url= https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2003911/|website=女性自身|accessdate=2021-07-27|language=ja|date=2021年07月27日}}</ref>。
小山田への非難に対しての反論もさまざまあったが、筑波大学教授の[[原田隆之]]は、漫才師の[[太田光]]が述べた「時代の価値観を知り評価をしないといけない」との反論に対して「小山田氏や太田氏とほぼ同世代の私には、障害者を虐待するのが是とされるような時代を生きた覚えはない」と述べ、また彼の従兄弟でもある音楽プロデューサーの[[田辺晋太郎]]氏がツイートした「正義を振りかざす皆さん、良かったですね」との発言に対して「これだけの行為をした人が、こともあろうにパラリンピックの楽曲を担当すると聞いたとき、正義を振りかざすのは当たり前のことで、それを揶揄するほうがどうかしている」との見解を示した<ref>{{cite web| |url=https://news.yahoo.co.jp/byline/haradatakayuki/20210721-00249019 |title=小山田圭吾氏の辞任劇に際して考えたこと |publisher=原田隆之 |date=2021-7-21 |accessdate=2022-7-21}}</ref>。
 
加えて、『[[Quick Japan]]』第3号([[1995年]]8月1日発行)の小山田氏に対するインタビューの原文においても、前述した小学生時代のいじめに関する告白後の「肉体的にいじめてたっていうのは、小学生くらいで、もう中高ぐらいになると、いじめはしないんだけど」という発言や、「(廊下で下半身を露出させるイジメに対して)でも、もう僕、個人的には、『ちょっとそういうのはないなー』って思ってたのね。……って言うか、笑ってたんだけど、ちょっと引いてる部分もあったって言うか、そういうのやるのは、たいがい珍しい奴っていうか、外から来た奴とかだから」などの発言も掲載されている<ref name="QJ" />。また、小学校時代にいじめ被害者とされていた人と高校時代には小山田がずっと隣の席だったこと。小山田はクラスに友達がいなかったので、お互いアウトサイダー同士で交流があったことなどの発言も元の記事には記載されている<ref name="QJ" />。小学校時代のいじめ被害者とされている人に当時、取材したライターが「小山田さんとは、仲よかったですか?」と聞き「うん」と答える場面なども掲載されており、騒動時、ネットメディアや報道が当時のインタビューの原文を確認せず、恣意的な編集をした悪意のある個人ブログやまとめ記事から引用したことによって前後の文脈が抜け落ちたまま拡散され、誤解が生じた部分もあるのではないかという指摘もされている<ref name="QJ" /><ref name="謝罪"/><ref name=“Dommune”>{{Cite web |author= |date= |url= https://www.youtube.com/watch?v=0jikINVxicY|title=【Japanese Ver.】「Cornelius 小山田圭吾氏と出来事の真相」2021 SUPER DOMMUNE YEAR END DISCUSSION |accessdate=2022-05-31}}</ref><ref name="北尾修一"/>。
さらに原田は「30年以上も前のことを持ち出して、批判するほうがおかしいという意見もあった。もちろん、本人が真摯に反省し、その反省に立った言動をしているのならば、社会の側も寛容になる必要がある」と述べたうえで、「しかし、反省するどころか、それを面白おかしく『昔語り』していたのだし、その後も反省をしていたことがうかがえるような言動は聞かない。五輪担当を辞めさせられそうになって慌てて紙切れ1枚の”謝罪文”を出しているようでは、批判されても仕方ないであろう」との見解を示した。さらに「小山田氏は、辞任を悲しむのではなく、あのような行為を行い、それに対して反省もしてこなかった自身のあり方を悲しむべきだ」として、行ったとされるいじめ行為のみでなく、小山田の雑誌インタビュー後の態度についても批判している<ref>{{cite web| |url=https://news.yahoo.co.jp/byline/haradatakayuki/20210721-00249019 |title=小山田圭吾氏の辞任劇に際して考えたこと |publisher=原田隆之 |date=2021-7-21 |accessdate=2022-7-21}}</ref>。
 
過去のインタビュー記事を抜粋し、いじめ行為だけを強調した個人ブログやまとめ記事が書かれ、小山田は繰り返し批判されてきた<ref>{{Cite web|title=障害者いじめ自慢した小山田圭吾が謝罪。長年批判されてきたことをスルーし続けた結果の東京五輪大炎上(篠原修司)|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20210718-00248581|website=Yahoo!ニュース|accessdate=2021-07-23|language=|date=2021年7月18日}}</ref>。しかしまた、小山田はインタビュー記事に対しての公の場での説明や謝罪をしてこなかった<ref name="tokyonp20210716" />。[[日本放送協会|NHK]] [[NHK教育テレビジョン|Eテレ]]で教育番組『[[デザインあ]]』が放送開始された2011年には視聴者からの問い合わせもあったが、「(本人は)反省している」と伝えられたため、NHKは放送を継続していた<ref>{{Cite web|title=小山田さんの音楽使うEテレ、11年に視聴者から「過去の行為」で問い合わせ…「反省」伝えられ放送継続 : エンタメ・文化 : ニュース|url=https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210721-OYT1T50249/|website=読売新聞オンライン|date=2021-07-21|accessdate=2021-07-23|language=}}</ref>。今回の騒動後、2021年7月20日にNHKは、同日朝に[[NHK教育テレビジョン|Eテレ]]で放送予定だった『[[デザインあ]]』と『[[JAPANGLE]]』の放送を一時中止した
小山田が行ったとされるいじめについては、週刊文春が小学校時代の小山田の同級生に行った取材では「小山田君たちがイジメをしていたのは有名な話です。掃除用具を入れるロッカーに閉じ込め、出口が下になるように倒して出られないようにしたり、真冬なのに無理やり教室からベランダに出させて鍵を閉めてしまう」との証言が得られている<ref>{{cite web| |url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1404 |title=「障がい者イジメ」小山田圭吾“一派”を抜擢したのは「渡辺直美侮辱男」だった |publisher=週刊文春 |date=2021-7-20 |accessdate=2022-7-18}}</ref>。一方で、[[週刊女性PRIME]]に取材された高校時代の同級生の女性は、「記事にあるほど酷いいじめの現場は見たことがないです」「もし本当にあったとしたら、もっと学校全体で問題になっていたと思うんですよね」と述べている。本記事では「何人かの同級生に聞いても『あそこまでひどいいじめは知らない』という」「『ウケ狙いで話を盛ったのでは』という意見がほとんどだった」としている<ref>{{Cite web|title= 小山田圭吾の同級生が証言「記事にあるほどの酷い"いじめ"話は盛ったのでは」 |url= https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12283-1162367/ |website=nifty|accessdate=2021-07-24|language=ja|date=2021年07月22日}}</ref>。加えて、小山田の所属事務所の社長は[[女性自身]]の取材に対して「誌上での発言が全部本当なのかといえば必ずしもそうではない」と答えている<ref>{{Cite web|title= 小山田圭吾「五輪に乗り気じゃなかった」事務所社長語る辞任の“言い訳” |url= https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2003911/|website=女性自身|accessdate=2021-07-27|language=ja|date=2021年07月27日}}</ref>。
 
また、2021年7月18日から19日にかけ、インタビュー記事を掲載した『[[ROCKIN'ON JAPAN]]』と『[[Quick Japan]]』の出版元はそれぞれ公式サイト上で「差別を助長する」「倫理観に欠ける行為」であったとして社長や編集長名義で謝罪した<ref>{{Cite web|title=小山田さん「いじめ」発言 ロッキング・オン・ジャパン編集長も謝罪|url=https://mainichi.jp/articles/20210718/k00/00m/040/095000c|website=毎日新聞|accessdate=2021-07-23|language=|date=2021年7月18日}}</ref><ref>{{Cite web|title=「クイック・ジャパン」も謝罪 小山田氏のいじめ記事掲載:時事ドットコム|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2021071901043&g=soc|website=時事ドットコム|accessdate=2021-07-23|language=|date=2021年7月19日}}</ref>。翌20日には、別の雑誌である『[[月刊ギグス|GiGS]]』の出版元も公式サイトで1996年2月号のインタビューで、ギターに関する話題の中で、入院先の病室でギターを弾いたエピソードを披露しの中で「夜中にガンガンやってると、癌の末期患者の人とかの呻うめき声が聞こえて(笑)などと発言していた記事を掲載していたため<ref>{{Cite web|title=今度は音楽誌「GiGS」が謝罪 小山田圭吾インタビュー記事「倫理観に欠ける不適切な表現」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/07/20/kiji/20210720s00041000505000c.html|website=スポニチ Sponichi Annex|accessdate=2021-07-25|language=|date=2021年7月20日}}</ref><ref name="nikkansports20210721">{{cite news |url=https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/general/news/202107210000788.html | title=小山田圭吾氏「癌の末期患者の人とかの呻き声が」96年掲載雑誌の版元謝罪 | newspaper=日刊スポーツ | date=2021-7-21 | accessdate=2021-7-23 }}</ref>といった「倫理観に欠ける表現」を掲載したとして謝罪した。
加えて、『[[Quick Japan]]』第3号([[1995年]]8月1日発行)の小山田氏に対するインタビューにおいても、前述した小学生時代のいじめに関する告白後の「肉体的にいじめてたっていうのは、小学生くらいで、もう中高ぐらいになると、いじめはしないんだけど」という発言や、「(廊下で下半身を露出させるイジメに対して)でも、もう僕、個人的には、『ちょっとそういうのはないなー』って思ってたのね。……って言うか、笑ってたんだけど、ちょっと引いてる部分もあったって言うか、そういうのやるのは、たいがい珍しい奴っていうか、外から来た奴とかだから」などの発言も掲載されている<ref name="QJ" />。また、小学校時代にいじめ被害者とされていた人と高校時代には小山田がずっと隣の席だったこと。小山田はクラスに友達がいなかったので、お互いアウトサイダー同士で交流があったことなどの発言も元の記事には記載されている<ref name="QJ" />。小学校時代のいじめ被害者とされている人に当時、取材したライターが「小山田さんとは、仲よかったですか?」と聞き「うん」と答える場面なども掲載されており、騒動時、ネットメディアや報道が当時のインタビューの原文を確認せず、恣意的な編集をした悪意のある個人ブログやまとめ記事から引用したことによって前後の文脈が抜け落ちたまま拡散され、誤解が生じた部分もあるのではないかという指摘もされている<ref name="QJ" /><ref name="謝罪"/><ref name=“Dommune”>{{Cite web |author= |date= |url= https://www.youtube.com/watch?v=0jikINVxicY|title=【Japanese Ver.】「Cornelius 小山田圭吾氏と出来事の真相」2021 SUPER DOMMUNE YEAR END DISCUSSION |accessdate=2022-05-31}}</ref><ref name="北尾修一"/>。
 
同年7月20日、NHKは、同日朝に[[NHK教育テレビジョン|Eテレ]]で放送予定だった『[[デザインあ]]』と『[[JAPANGLE]]』の放送を中止した。同日、テレビ東京もドラマ『[[サ道|サ道 2021]]』の主題歌を差し替えると発表した。いずれも小山田が「コーネリアス」名義で楽曲を担当していたためとされる<ref>{{cite news|url=https://www.sankei.com/article/20210720-P43KIC6OI5JGPFZF5YVQCUSZXI/?outputType=theme_tokyo2020|title=小山田氏の担当番組が放送中止 NHK「デザインあ」など|newspaper=産経新聞|date=2021-7-20|accessdate=2021-7-23}}</ref><ref>{{Cite web|title=小山田圭吾、テレ東系ドラマ主題歌差し替え…「サ道 2021」の「サウナ好きすぎ」 : エンタメ報知 : エンタメ・文化 : ニュース|url=https://www.yomiuri.co.jp/culture/hochi/20210721064-OHT1T51009/|website=読売新聞オンライン|date=2021-07-21|accessdate=2021-07-23|language=ja}}</ref>。 
この点に関し、[[評論家]]の[[篠原章]]は、クイックジャパン元編集長の北尾修一の検証を元に「小山田は虐めの傍観者であった可能性が高い。だとすれば、この国の人びとの大部分は小山田と同類である。みな虐めの傍観者だ。小山田だけを責められるのか」と持論を述べている<ref name="北尾修一">{{Cite web|title= 小山田圭吾ははめられた? — 北尾修一の検証記事を読んで |url= https://hi-hyou.com/archives/10396|website=批評.COM|accessdate=2021-07-28|language=ja|date=2021年07月24日}}</ref>。
 
2021年9月15日にジャーナリストの[[中原一歩]]による週刊文春のインタビュー記事が発表された<ref name=“中原ダイジェスト”>{{Cite web|title= 小山田圭吾 懺悔告白120分「障がい者イジメ、開会式すべて話します」 |url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1659|publisher=週刊文春デジタル|accessdate=2022-06-01|date=2021年09月15日}}</ref>。この記事で小山田は「実際に行ったいじめはどれでしょうか」という中原の質問に対し、『Quick Japan』で語った「段ボールの中に入れて、黒板消しの粉を振りかけてしまった」「ロッカーに同級生を閉じ込めて蹴飛ばした」の二点を挙げている。この二点のうち、前者は小学校時代の同級生(『Quick Japan』で用いられた仮名:沢田)に対して行われたもの、後者は中学校時代の同級生(『Quick Japan』で用いられた仮名:村田)に行われたものである<ref name="QJ" />。一方で、「実際に小山田氏が行っていないことが、なぜこんなにも雑誌のインタビューでは、自分で行ったかのように語られているのだろう」という問いに小山田は「インタビューではその場を盛り上げるために、自分の身の回りに起きたことも含めて語ってしまいました。でも『ロッキング・オン・ジャパン』は原稿の内容を事前にチェックできませんでした。そういう約束で引き受けた僕も悪いのですが、記事になったのを見て、ショックを受けました。全部自分がしたかのように書いてあり、後悔をしました」と答えている<ref name=“中原ダイジェスト” />。
過去のインタビュー記事を抜粋し、いじめ行為だけを強調した個人ブログやまとめ記事が書かれ、小山田は繰り返し批判されてきた<ref>{{Cite web|title=障害者いじめ自慢した小山田圭吾が謝罪。長年批判されてきたことをスルーし続けた結果の東京五輪大炎上(篠原修司)|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20210718-00248581|website=Yahoo!ニュース|accessdate=2021-07-23|language=|date=2021年7月18日}}</ref>。しかし、小山田はインタビュー記事に対しての公の場での説明や謝罪をしてこなかった<ref name="tokyonp20210716" />。[[日本放送協会|NHK]] [[NHK教育テレビジョン|Eテレ]]で教育番組『[[デザインあ]]』が放送開始された2011年には視聴者からの問い合わせもあったが、「(本人は)反省している」と伝えられたため、NHKは放送を継続していた<ref>{{Cite web|title=小山田さんの音楽使うEテレ、11年に視聴者から「過去の行為」で問い合わせ…「反省」伝えられ放送継続 : エンタメ・文化 : ニュース|url=https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210721-OYT1T50249/|website=読売新聞オンライン|date=2021-07-21|accessdate=2021-07-23|language=}}</ref>。
 
中原はこのインタビューに続く週刊文春の記事<ref name="“中原インタビュー”">{{Cite web|title= 「コーネリアス」にも「渋谷系」にも興味がない私が小山田圭吾にインタビューした理由 検証ルポ「小山田圭吾事件」 |url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1703|publisher=週刊文春デジタル|accessdate=2022-06-01|date=2021年10月02日}}</ref>でさらに徹底した取材を続け、小山田在学当時の複数人の同級生に話を聞いた。しかし小山田が「障がい者をいじめていた」という証言は得られず、また同級生の一人は「結局、誰もがこの27年間、小山田君のこの件は触ってはいけないタブーのような扱いをしていました。同級生の間でも、この件について事実確認のための取材を各メディアから受けたという話も聞いたことがありません」と語っている<ref name="“中原インタビュー”" />。なお中原はこの記事により、第28回「[[編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞]]」作品賞を受賞した<ref name="“ジャーナリズム賞”">{{Cite web|title= 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞 |url=http://zasshi-journalismsyo.jp/|publisher=|accessdate=2022-06-01|date=}}</ref>。
同年7月18日から19日にかけ、インタビュー記事を掲載した『[[ROCKIN'ON JAPAN]]』と『[[Quick Japan]]』の出版元はそれぞれ公式サイト上で「差別を助長する」「倫理観に欠ける行為」であったとして社長や編集長名義で謝罪した<ref>{{Cite web|title=小山田さん「いじめ」発言 ロッキング・オン・ジャパン編集長も謝罪|url=https://mainichi.jp/articles/20210718/k00/00m/040/095000c|website=毎日新聞|accessdate=2021-07-23|language=|date=2021年7月18日}}</ref><ref>{{Cite web|title=「クイック・ジャパン」も謝罪 小山田氏のいじめ記事掲載:時事ドットコム|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2021071901043&g=soc|website=時事ドットコム|accessdate=2021-07-23|language=|date=2021年7月19日}}</ref>。翌20日には、別の雑誌である『[[月刊ギグス|GiGS]]』の出版元も公式サイトで1996年2月号のインタビューで、ギターに関する話題の中で、入院先の病室で弾いたエピソードを披露し「夜中にガンガンやってると、癌の末期患者の人とかの呻き声が聞こえて来る(笑)」などと発言していた記事を掲載していたため<ref>{{Cite web|title=今度は音楽誌「GiGS」が謝罪 小山田圭吾インタビュー記事「倫理観に欠ける不適切な表現」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/07/20/kiji/20210720s00041000505000c.html|website=スポニチ Sponichi Annex|accessdate=2021-07-25|language=|date=2021年7月20日}}</ref><ref name="nikkansports20210721">{{cite news |url=https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/general/news/202107210000788.html | title=小山田圭吾氏「癌の末期患者の人とかの呻き声が」96年掲載雑誌の版元謝罪 | newspaper=日刊スポーツ | date=2021-7-21 | accessdate=2021-7-23 }}</ref>「倫理観に欠ける表現」を掲載したとして謝罪した。
 
2021年9月17日、小山田圭吾本人による謝罪と経緯説明がCorneliusのHP、及び本人の[[Instagram]]に掲載された<ref name="謝罪">{{Cite web |author= |date= |url= https://www.instagram.com/p/CT7M8iKBafW/?utm_medium=copy_link |title=Cornelius on instagram|publisher=Instagram |accessdate=2021-09-17}}</ref>。本文において小山田は「その生徒(知的障がいを持つ小学校時代の同級生)に対し、『障がいをあることを理由に陰惨な暴力行為を長年に渡って続けた』ということになっていますが、そのような事実はありません」と否定し、また「その彼とは中学ではほとんど接点がなく」「自分にとっては友人の一人でした」と述べている<ref name="謝罪"/>。また「10歳前後」に行った事柄が「いじめ加害になっていた」とする一方、「それ以降の話は、目撃談と言うこともあり、それもまた他人事のように捉え、傍観者という自分の立場を含め冗談交じりに語ってしまった」と述べ後悔している。
同年7月20日、NHKは、同日朝に[[NHK教育テレビジョン|Eテレ]]で放送予定だった『[[デザインあ]]』と『[[JAPANGLE]]』の放送を中止した。同日、テレビ東京もドラマ『[[サ道|サ道 2021]]』の主題歌を差し替えると発表した。いずれも小山田が「コーネリアス」名義で楽曲を担当していたためとされる<ref>{{cite news|url=https://www.sankei.com/article/20210720-P43KIC6OI5JGPFZF5YVQCUSZXI/?outputType=theme_tokyo2020|title=小山田氏の担当番組が放送中止 NHK「デザインあ」など|newspaper=産経新聞|date=2021-7-20|accessdate=2021-7-23}}</ref><ref>{{Cite web|title=小山田圭吾、テレ東系ドラマ主題歌差し替え…「サ道 2021」の「サウナ好きすぎ」 : エンタメ報知 : エンタメ・文化 : ニュース|url=https://www.yomiuri.co.jp/culture/hochi/20210721064-OHT1T51009/|website=読売新聞オンライン|date=2021-07-21|accessdate=2021-07-23|language=ja}}</ref>。
 
2022年5月25日、小山田圭吾が自身のツイッターと公式サイト上で、「過去の自分の未熟さを猛省する」とする反省の言葉とともに、Corneliusの活動の再開を発表、「[[フジロックフェスティバル|FUJI ROCK FESTIVAL]]2022」と「SONIC MANIA」への出演が決定したことを明らかにした<ref>{{Cite web |title=小山田圭吾が活動再開 非難浴び五輪直前辞任「猛省」「仕事でお返し」フジロック出演/デイリースポーツ online |url=https://www.daily.co.jp/gossip/2022/05/25/0015330984.shtml |website=デイリースポーツ online |access-date=2022-05-25 |publisher=株式会社デイリースポーツ |date=2022-05-25}}</ref><ref>{{Cite web |title=Corneliusが活動再開、「SONICMANIA」に出演決定 |url=https://natalie.mu/music/news/478963 |website=音楽ナタリー |access-date=2022-05-25 |language=ja |publisher=株式会社ナターシャ |date=2022-05-25}}</ref><ref>{{Cite web |title=小山田圭吾、活動再開を報告「過去の自分の未熟さを猛省」 『フジロック』など出演へ 昨夏より活動自粛【コメント全文】:中日新聞Web |url=https://www.chunichi.co.jp/article/476986 |website=中日新聞Web |access-date=2022-05-25 |publisher=中日新聞社 |date=2022-05-25}}</ref>。
2021年9月15日に[[中原一歩]]による週刊文春のインタビュー記事が発表された<ref name=“中原ダイジェスト”>{{Cite web|title= 小山田圭吾 懺悔告白120分「障がい者イジメ、開会式すべて話します」 |url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1659|publisher=週刊文春デジタル|accessdate=2022-06-01|date=2021年09月15日}}</ref>。この記事で小山田は「実際に行ったいじめはどれでしょうか」という中原の質問に対し、『Quick Japan』で語った「段ボールの中に入れて、黒板消しの粉を振りかけてしまった」「ロッカーに同級生を閉じ込めて蹴飛ばした」の二点を挙げている。この二点のうち、前者は小学校時代の同級生(『Quick Japan』で用いられた仮名:沢田)に対して行われたもの、後者は中学校時代の同級生(『Quick Japan』で用いられた仮名:村田)に行われたものである<ref name="QJ" />。一方で、「実際に小山田氏が行っていないことが、なぜこんなにも雑誌のインタビューでは、自分で行ったかのように語られているのだろう」という問いに小山田は「インタビューではその場を盛り上げるために、自分の身の回りに起きたことも含めて語ってしまいました。でも『ロッキング・オン・ジャパン』は原稿の内容を事前にチェックできませんでした。そういう約束で引き受けた僕も悪いのですが、記事になったのを見て、ショックを受けました。全部自分がしたかのように書いてあり、後悔をしました」と答えている<ref name=“中原ダイジェスト” />。
=== 小山田本人による経緯説明以前のジャーナリスト、著名人によるコメント ===
小山田への非難に対しての反論もさまざまあったが、筑波大学教授の[[原田隆之]]は、漫才師の[[太田光]]が述べた「時代の価値観を知り評価をしないといけない」との反論に対して「小山田氏や太田氏とほぼ同世代の私には、障害者を虐待するのが是とされるような時代を生きた覚えはない」と述べ、また彼の従兄弟でもある音楽プロデューサーの[[田辺晋太郎]]氏がツイートした「正義を振りかざす皆さん、良かったですね」との発言に対して「これだけの行為をした人が、こともあろうにパラリンピックの楽曲を担当すると聞いたとき、正義を振りかざすのは当たり前のことで、それを揶揄するほうがどうかしている」との見解を示した<ref>{{cite web| |url=https://news.yahoo.co.jp/byline/haradatakayuki/20210721-00249019 |title=小山田圭吾氏の辞任劇に際して考えたこと |publisher=原田隆之 |date=2021-7-21 |accessdate=2022-7-21}}</ref>。
 
さらに原田は「30年以上も前のことを持ち出して、批判するほうがおかしいという意見もあった。もちろん、本人が真摯に反省し、その反省に立った言動をしているのならば、社会の側も寛容になる必要がある」と述べたうえで、「しかし、反省するどころか、それを面白おかしく『昔語り』していたのだし、その後も反省をしていたことがうかがえるような言動は聞かない。五輪担当を辞めさせられそうになって慌てて紙切れ1枚の”謝罪文”を出しているようでは、批判されても仕方ないであろう」との見解を示した。さらに「小山田氏は、辞任を悲しむのではなく、あのような行為を行い、それに対して反省もしてこなかった自身のあり方を悲しむべきだ」として、行ったとされるいじめ行為のみでなく、小山田の雑誌インタビュー後の態度についても批判している<ref>{{cite web| |url=https://news.yahoo.co.jp/byline/haradatakayuki/20210721-00249019 |title=小山田圭吾氏の辞任劇に際して考えたこと |publisher=原田隆之 |date=2021-7-21 |accessdate=2022-7-21}}</ref>。
中原はこのインタビューに続く週刊文春の記事<ref name="“中原インタビュー”">{{Cite web|title= 「コーネリアス」にも「渋谷系」にも興味がない私が小山田圭吾にインタビューした理由 検証ルポ「小山田圭吾事件」 |url=https://bunshun.jp/denshiban/articles/b1703|publisher=週刊文春デジタル|accessdate=2022-06-01|date=2021年10月02日}}</ref>でさらに取材を続け、小山田在学当時の複数人の同級生に話を聞いた。しかし小山田が「障がい者をいじめていた」という証言は得られず、また同級生の一人は「結局、誰もがこの27年間、小山田君のこの件は触ってはいけないタブーのような扱いをしていました。同級生の間でも、この件について事実確認のための取材を各メディアから受けたという話も聞いたことがありません」と語っている<ref name="“中原インタビュー”" />。なお中原はこの記事により、第28回「[[編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞]]」作品賞を受賞した<ref name="“ジャーナリズム賞”">{{Cite web|title= 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞 |url=http://zasshi-journalismsyo.jp/|publisher=|accessdate=2022-06-01|date=}}</ref>。
 
漫才師である[[爆笑問題]]の[[太田光]]は「その時代の価値観を知りながら評価しないと難しい」というコメントに寄せられた「小山田を擁護したお前も同罪」といった意見に対し、冒頭では「俺の言葉が大勢の人を傷つけた」と謝罪しながら、その上で、「本人の証言というひとつの立脚点だけで攻撃していいのか」という違和感があることに変わりはなく、一連の小山田問題については「まったく躊躇なしで糾弾している状況が危うい」と指摘。「本当に本当に、違う意見があっても良いし、反目し合う必要はない。」と再度自らの立場を表明した<ref name="太田光">{{Cite web|url=https://www.sanspo.com/article/20210721-47OFDTSUTJIW5COFJU76WUCYLA/|title=太田光、小山田圭吾のいじめ告白問題について「躊躇なしで糾弾している状況が危うい」|publisher=太田光|accessdate=2022-7-21}}</ref>。
2021年9月17日、小山田圭吾本人による謝罪と経緯説明がCorneliusのHP、及び本人の[[Instagram]]に掲載された<ref name="謝罪">{{Cite web |author= |date= |url= https://www.instagram.com/p/CT7M8iKBafW/?utm_medium=copy_link |title=Cornelius on instagram|publisher=Instagram |accessdate=2021-09-17}}</ref>。本文において小山田は「その生徒(知的障がいを持つ小学校時代の同級生)に対し、『障がいをあることを理由に陰惨な暴力行為を長年に渡って続けた』ということになっていますが、そのような事実はありません」と否定し、また「その彼とは中学ではほとんど接点がなく」「自分にとっては友人の一人でした」と述べている<ref name="謝罪"/>。また「10歳前後」に行った事柄が「いじめ加害になっていた」とする一方、「それ以降の話は、目撃談と言うこともあり、それもまた他人事のように捉え、傍観者という自分の立場を含め冗談交じりに語ってしまった」と述べている。
 
この点に関し、[[評論家]]の[[篠原章]]は、クイックジャパン元編集長の北尾修一の検証を元に「小山田は虐めの傍観者であった可能性が高い。だとすれば、この国の人びとの大部分は小山田と同類である。みな虐めの傍観者だ。小山田だけを責められるのか」と持論意見を述べている<ref name="北尾修一">{{Cite web|title= 小山田圭吾ははめられた? — 北尾修一の検証記事を読んで |url= https://hi-hyou.com/archives/10396|website=批評.COM|accessdate=2021-07-28|language=ja|date=2021年07月24日}}</ref>。
小山田が騒動後に発表した声明に関して、2008年、2010年にいじめをテーマにした書籍を出している評論家の[[荻上チキ]]は、「[[森田洋司]]らの”いじめの四層構造”では、いじめは被害者/加害者の二者関係によって成り立つのではなく、”観衆”(はやしたてたり、おもしろがったりする者と「傍観者」(見て見ない振りをする者)を含めた四層構造になっている」と紹介した上で、「いじめの四層構造理論の分類でいえば、小山田氏は”傍観者”ではなく、”加害者” ”観衆” ”傍観者” を行き来している立場のように見えます(内心で「引いていた」からといって、「傍観者」になるというわけではありません。例えば内心では「引いていた」けれども、場の雰囲気に飲まれて「殴る」ということが可能なように)」と小山田の行ったとされるいじめ行為を評価している<ref>{{cite web| |url=https://seijotcp.hatenablog.com/entry/2022/01/02/215656 |title=DOMMUNEに出演しなかった理由と、例の「いじめ語り」に対する簡単な見解 |publisher=荻上チキ |date=2022-01-02 |accessdate=2022-7-19}}</ref>。
 
2022年5月25日、小山田圭吾が自身のツイッターと公式サイト上で、「過去の自分の未熟さを猛省する」とする反省の言葉とともに、Corneliusの活動の再開を発表、「[[フジロックフェスティバル|FUJI ROCK FESTIVAL]]2022」と「SONIC MANIA」への出演が決定したことを明らかにした<ref>{{Cite web |title=小山田圭吾が活動再開 非難浴び五輪直前辞任「猛省」「仕事でお返し」フジロック出演/デイリースポーツ online |url=https://www.daily.co.jp/gossip/2022/05/25/0015330984.shtml |website=デイリースポーツ online |access-date=2022-05-25 |publisher=株式会社デイリースポーツ |date=2022-05-25}}</ref><ref>{{Cite web |title=Corneliusが活動再開、「SONICMANIA」に出演決定 |url=https://natalie.mu/music/news/478963 |website=音楽ナタリー |access-date=2022-05-25 |language=ja |publisher=株式会社ナターシャ |date=2022-05-25}}</ref><ref>{{Cite web |title=小山田圭吾、活動再開を報告「過去の自分の未熟さを猛省」 『フジロック』など出演へ 昨夏より活動自粛【コメント全文】:中日新聞Web |url=https://www.chunichi.co.jp/article/476986 |website=中日新聞Web |access-date=2022-05-25 |publisher=中日新聞社 |date=2022-05-25}}</ref>。
 
一連の騒動に関し、[[音楽評論家|音楽ジャーナリスト]]の沢田太陽は「小山田圭吾の今回の炎上のもとになった1995年のクイックジャパン3号の特集『いじめ紀行』。ここで彼は、和光小学校・中学・高校での、自らがかかわった『いじめ』について語っていて、これが大問題となったわけですけど、その原文を全て読んだことは、おありでしょうか?」と記述し、実際の記事を読むとSNS
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さらに、沢田は「もうひとつ問題となっている、『[[ROCKIN'ON JAPAN]]』1994年1月号でのインタビュー記事。これも彼のいじめ問題に触れているんですけど、同じテーマでもクイックジャパンと随分と印象違います。」と投稿しており、さらに、「小山田氏はクイックジャパンのインタビューの方は、彼自身がかなり積極的に企画協力に関わっているので信憑性が高いのはクイックジャパンの方ではないか?」とも、指摘している<ref name="沢田太陽"/>。加えて、沢田はクイックジャパンのいじめに関する文章を全て読んだうえで「これ、反省するとかそれ以前に、だいぶ事実から乖離してことが進みすぎているな」とSNS上やメディアから拡散されている小山田氏に関する情報の不確かさについても指摘した<ref name="沢田太陽"/>。
=== 小山田圭吾による経緯説明後のジャーナリスト、著名人のコメント ===
[[テクスト (批評)|テクスト論]]、[[メディア研究|メディア論]]の評論家であり[[特定非営利活動法人]]「ストップいじめ!ナビ」代表理事でもある[[荻上チキ]]は、当時のいじめに関するインタビュー雑誌の読み解きから現在の小山田氏の経緯説明の流れに関して、2021年12月31日に放送された小山田氏の騒動に関する検証イベントを主催した[[DOMMUNE]]への出演辞退の経緯説明の中で自らの発言の前提として、「私自身は本件によって、例えば作品の発表や配信を中止したり、他の仕事を降板するといったようなことを求めるのが適切だとは思いません。そのため、小山田氏が複数の仕事をキャンセルしたことについては、疑問が大いにあります。」「ただ、個別にはそれぞれが「キャンセルされた」のか「降りた」のかもわからないため、部外者からの判断は保留としています。「中止」「辞退」などの背景には一般的に、騒動の渦中にあることで心が消耗した本人による要望や、当人を守るために事務所がストップを求めるというケースもありえるためです。」とし<ref name="荻上チキ">{{Cite web|url=https://seijotcp.hatenablog.com/entry/2022/01/02/215656 |title=DOMMUNEに出演しなかった理由と、例の「いじめ語り」に対する簡単な見解 |publisher=荻上チキ |date=2022-01-02 |accessdate=2022-7-19}}</ref>、また、小山田圭吾に関する問題の個人的な感情としては、学生時代、Corneliusの作るサウンドクオリティの高さは、音の立体感を巧みに操る独創性と技術力の高さに惹かれ、CD、書籍、ビデオ作品を購入したり、ダビングしたMDをヘビロテで聴きながら通学する日々を送ったりもしていた一方、初めてクイックジャパンの当該記事を読んだ際には(自らが受けたいじめ体験から)フラッシュバックにも似た感覚を味わうが、それでも、作品は作品であると捉え、曲は変わらず聴き続けていたとし、「このように小山田氏の問題は、例えばブログで取り上げられたり、報道で話題になる前から、とても不快な出来事として記憶していました。その不快さには、自分が受けた被害内容と、小山田氏が笑いながら語っていた加害内容が、少なからずリンクしていたこともあります。」「それでも、その高い音楽性へのリスペクトは変わらず、「作品は作品」として切り分けて聴取し続けてきましたし、(騒動直後の)コメント時にも私的エピソードは盛り込まず、自分なりの見解を示しました。」といった自らの発言の前提となるスタンスを表明した<ref name="荻上チキ"/>。
 
その上で荻上は、小山田氏に関する騒動に向き合うためには近年のいじめ研究を整理する必要があるとして、森田洋司らの「いじめの四層構造」を引用し、多くのいじめは、「実際には加害は行われていなかった/いや行われていた」というような、単純な二分法で考えられるものではなく、いじめ事件の多くは、個別の加害行為に対して、時には加害者の立場で、時には観衆という立場で、時には傍観者という立場で関わっていた、と整理されていく必要があり、小山田氏の件も、「直接加害者かそうでないか」といった軸でのみ考えると、問題を矮小化することになってしまうと指摘した<ref name="荻上チキ"/>。その上で、「インタビューについては、人によって細部のニュアンスの受け取り方が異なるようなので、細かなニュアンスはぜひ、原典を読んでいただければと思います。」としながら、小山田氏が経緯説明を行う前、1994年ごろ掲載された当該記事のいじめに関するインタビューをいくつか抜粋し、荻上はこの時点での小山田氏の発言から「人には「攻撃抑制規範」があるため、自分が行うことについて許容できる攻撃には限度があり、一定程度を超えると罪悪感を抱くこともあります。小山田氏にとっても、独自の線引きがあったことや、加害的関与に対する快楽と罪悪感との揺れがあることが窺い知れます。」と指摘し、また、「ロッキング・オン・ジャパン、クイックジャパン両誌に掲載された発言のニュアンスの違いや曖昧さから、小山田氏本人の声明が出るまで、その解釈の幅の中でどう読解するのかは、受け手にグラデーションがあった」とする一方「ただ少なくとも、障害のある児童に対して、「加害者」「観衆」の立場で深刻な「直接的攻撃」「間接的攻撃」に関与したと小山田氏が語る、なかなかに露悪的な記事が複数、存在していたことは間違いありません。この点に反応する形で、後に複数の障害者団体が、抗議文を出すことにもつながります。」とした一連の流れが騒動当時あり、「僕はここまで、小山田氏の「過去のいじめ行為」そのものというより、メディアを通じた「発言」「発信」の影響力について問題視しています。実際にどの範囲の加害行為が確定しているのかは不明ながら、「このようないじめをした」との、本人の語りを紹介するテキストそのものは存在し続けている。それにフォーカスがなされたならば、それに対する適切な応答が望ましい」といった騒動当時の自らの発言を引用した<ref name="荻上チキ"/>。
 
そういった流れの中、小山田氏はオリパラ議論の際、公的な応答を行うことになり、事実認識についての修正も行われ、荻上は小山田氏のその釈明と謝罪文(週刊文春インタビューおよび公式に投稿されたメッセージ)の中からいくつかの文章を引用し、「一見して、丁寧な応答だという印象があります」とした上で、「相手への謝罪、二次加害への謝罪、表現者としての発信の責任、応答不足の認識など、さまざまな配慮が行われた文章であると考えられます。とりわけ、自らが「傍観者」として関与したことについての問題、その目撃談を語ってしまった問題、そして訂正や応答をしないことについての反省が正面から述べられている点は重要だと思います。少なくとも僕のような部外者が当初に求めていた「応答」は、一通りには行われたと感じました。」とした上で、「厳密に触れておくとすれば、いじめの四層構造理論の分類でいえば、小山田氏は「傍観者」ではなく、「加害者」「観衆」「傍観者」を行き来している立場のように見えます」と補足し、「ただ本件は、相当過去の出来事であり、個別の事実確認がどこまで可能かといえば難しいでしょう。そうした中でも、数十年前以上のいじめ事案、およびそのことをメディア上で語ったことについて、これだけ言葉を割いて説明がなされるという事例は、日本では珍しいと思います。少なくとも、小山田氏が雑誌で「発信した」ことに対する「応答」は、今回の声明文で相応になされていたと捉えられるのではないでしょうか。」とする一方、「いじめの間接的攻撃や観衆的関与に関する社会的発言の意味を軽視することない仕方で、それぞれが評価を行うことが妥当であると思います。」と小山田氏の一連の経緯説明後の現時点での自らのスタンスをはっきりさせた<ref name="荻上チキ"/>。
 
また、荻上は1994年当時のメディアの空気やいじめ研究について「90年代というのは、まだまだいじめ研究が出発地点に立った時期で、適切ないじめ分析が共有されるような状況ではありませんでした。いじめなどが日常に起きている中にあって、小山田氏だけでなく、多くの人が、自らが被害/加害に関わった行為を、適切に言語化できないような鬱屈感があった時代だ思います。」「もしこの時、より適切ないじめ理論が小山田氏にも届いていれば。分析的語彙をもたなかった一人の「元児童」「若手ミュージシャン」が、自己卑下および「過剰演出」のために、反発を呼ぶような発信にかかわらなくて済んだのかもしれません。そのことを思うと、いじめ関連のデータや知識などをさらに広めることの重要性を痛感するところでもあります。」「個人的には、小山田氏が書かれていたような、『罪悪感と後ろめたさを感じていながら、どのように発信すべきか判断できないまま、ここまできてしまった』『自分の過去の言動やこれまでの態度を反省すると共に、社会に対してどのようなかたちで関わり、貢献していくべきかを個人としても音楽家としても、今まで以上に視野と意識を広げて考え、行動に移していきたいと思っています』という言葉には説得力を感じ、ひとつの納得を得ました。」「小山田氏には機会があれば、改めて、本人の今後の社会的取り組みなどについてお話しを伺ってみたいとも思わされました。」「このような応答をした人物に、今度は社会が応答し、その活動を見守るということがあれば、多くの居場所を作れる社会への歩みとなるのではないか。そう考えています。」と、今回のいじめ問題に対して自らが考えていることを明かした<ref name="荻上チキ"/>。
評論家の[[荻上チキ]]は、当時の雑誌の読み解きに関して、2021年12月31日に放送された[[DOMMUNE]]への出演辞退の経緯説明の中で、「小山田氏を”批判”する人は、”誤解”に基づいて批判しているのだという認識を読み取れる」と述べている。 また「小山田氏を批判する人の中には、”実際にはしていないいじめ内容を誤認した”人もいれば、”確定されたいじめ内容ですら拒絶感がある”という人もいるでしょうし、”媒体上で行われた露悪的な発言の主だから”という人もいれば、”応答に納得がでいないと今でも思うから”という人もいる」としたうえで、「批判者をひとくくりに、[[欠如モデル]]的に"無知な暴徒"として扱うかのような姿勢も同意できません」とも述べている<ref>{{cite web| |url=https://seijotcp.hatenablog.com/entry/2022/01/02/215656 |title=DOMMUNEに出演しなかった理由と、例の「いじめ語り」に対する簡単な見解 |publisher=荻上チキ |date=2022-01-02 |accessdate=2022-7-19}}</ref>。
 
その一方で、出演を辞退し、今回の文章を書くに至ったきっかけである「2021 SUPER DOMMUNE YEAR END DISCUSSION 小山田圭吾氏と出来事の真相」というイベントに関して、自らが辞退した理由として、多忙であったことの他に、そもそもの企画趣旨に賛同できなかったとして、その企画趣旨を説明するイベントの企画文を引用し、その内容に関して「小山田氏を「批判」する人は、「誤解」に基づいて批判しているのだという認識を読み取りました。しかし、実際に批判的態度を持っている人にもそれぞれの温度感があり、批判者を一括りにするようなことはできないでしょう。」「小山田氏を批判する人の中には、『実際にはしていないいじめ内容を誤認した』人もいれば、『確定されたいじめ内容ですら拒絶感がある』という人もいるでしょうし、『媒体上で行われた露悪的な発言の主だから』という人もいれば、『応答に納得がでいないと今でも思うから』という人もいるでしょう。」「小山田氏を悪魔化する言説にも同意できませんが、批判者をひとくくりに、欠如モデル的に「無知な暴徒」として扱うかのような姿勢も同意できません。」とイベントの企画そのものの疑問点を指摘し、小山田氏に対する不当な攻撃も事実存在する以上、その危機感はよくわかると一部に関して理解を示す一方、「小山田氏に対する攻撃のあり方を問題視するという企画趣旨そのものが、批判者を悪魔化して攻撃するものにならないようにするなど、適切にキュレーションすることが求められると思います。」と、議論の場としての場所作りそのものはリスペクトしつつ、「いろいろな「場」の作り方があるのでしょうが、少なくとも自分にはミスマッチだなと思ったわけです」と、小山田氏の騒動に関する様々な議論の極端さに対する危うさを指摘した<ref name="荻上チキ"/>。
また[[荻上チキ]]は「ロッキング・オン・ジャパン」と「クイック・ジャパン」の差分についても、「相当の熱量をかけて"差分"で読み解くことを通じ、小山田氏は実際には、"食糞""自慰強要"などの重大事態加害者ではないのだと読むのが、この時点で既に自然であったはずだと位置付ける言説もあります。但し、それが実際に、一般読者の普通の注意と読み方によって受ける印象なのかと言われれば、疑問もあります」との見解を示している<ref>{{cite web| |url=https://seijotcp.hatenablog.com/entry/2022/01/02/215656 |title=DOMMUNEに出演しなかった理由と、例の「いじめ語り」に対する簡単な見解 |publisher=荻上チキ |date=2022-01-02 |accessdate=2022-7-19}}</ref>。
 
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