「井村裕夫」の版間の差分

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これまで高齢期の健康は40歳以上の中年期になってから注意すればいい、という考え方が一般的だった。しかし近年の研究で、多くの病気は遺伝的素因に胎生期から生後の環境が影響し、無症状のまま長い年月をかけて進行することが分かってきた。このためより早い時期から人生の全体を通じて健康に注意する「ライフコース・ヘルスケア」が注目されている。こうした中、医学や医療にも役割の見直しが求められる。新たな目標は潜在性の病気を発見して進行を止めること、そして加齢に伴う心身の機能低下を緩やかにすることに定めるべきだ。そこで、個人の[[遺伝子]]情報や[[バイオマーカー (薬学)|バイオマーカー]]に基づいてハイリスクの人を特定し、生活習慣改善や早期治療などで病気の発症を抑えたり遅らせたりする「先制医療」が唱えられている。日本での研究は緒に就いたばかりだが、米国では「[[プレシジョン・メディシン|精密医療 (precision medicine)]]」と呼ばれ、[[アルツハイマー病|アルツハイマー型認知症]]では発症前段階で兆候を見つけ、治療する試みが始まった。[[世界保健機関|WHO]]によると、NCD<ref>[http://www.jpma.or.jp/globalhealth/ncds/index.html 非感染性疾患(Non-Communicable Diseases, NCDs)/日本製薬工業協会]、2018年9月21日閲覧。</ref>による死亡者は全世界で毎年3600万人に達し、その80%は低~中所得国の国民である。特に経済的に豊かになったアジア諸国や[[ペルシア湾|アラブ湾岸諸国]]では糖尿病患者や肥満が近年著しく増加。国際糖尿病連合は世界の患者数が現在の4億1500万人から2040年には6億4200万人になると警鐘を鳴らしている<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXMZO02916600Y6A520C1SHE000/ 健康長寿へ「先制医療」を磨け 井村裕夫氏] 2016/5/30 3:30日本経済新聞 電子版</ref>。
 
== 受賞・栄典 ==
主な受賞歴は以下の通り<ref>{{Cite web |url=http://www.japan-acad.go.jp/japanese/members/7/imura_hiroo.html |title=第7分科会:会員個人情報 |publisher=[[日本学士院]] |accessdate=2010-02-02}}</ref>。
* [[1985年]]:イギリス内分泌学会 Dale Medal
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* [[1995年]]:Asia and Oceania Madal
* [[1997年]]:Robert H.Williams Distinguished Leadership Award
* [[1999年]]:第1回[[日本糖尿病学会]]坂口賞
* [[2000年]]:フランス[[国家功労勲章]]
* [[2002年]]:第1回[[日本内分泌学会]]特別功労賞
* [[2005年]]:[[瑞宝大綬章]]<ref>「春の叙勲 中綬章以上と在外邦人、外国人叙勲の受章者一覧」『読売新聞』2005年4月29日朝刊</ref>
* [[2006年]]:[[大英帝国勲章|名誉大英勲章CBE]]<ref>{{Cite web|url=https://www.japan-acad.go.jp/japanese/members/7/imura_hiroo.html|title=会員個人情報「井村裕夫」|accessdate=2020-03-19|publisher=日本学士院}}</ref>