「クィーンスプマンテ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m →競走成績: 表整理 |
|||
(同じ利用者による、間の2版が非表示) | |||
1行目:
{{馬齢新}}{{競走馬
|名 = クィーンスプマンテ
|画 = [[ファイル:Queen-Spumante-1.jpg|240px]]
|説 = 2009年10月11日 京都競馬場
|英 = {{Lang|en|Queen Spumante}}<ref name="JBIS" />
|漢 = {{lang|zh|桂冠戰士}}<ref>{{Cite web |url=https://racing.hkjc.com/racing/information/Chinese/Horse/OtherHorse.aspx?HorseId=HK_2009_L616 |title= 桂冠戰士 |website=racing.hkjc.com |access-date=2022-10-16}}</ref>
|性 = [[牝馬|牝]]<ref name="JBIS" />
|色 = [[栗毛]]<ref name="JBIS" />
|種 = [[サラブレッド]]<ref name="JBIS" />
|生 = {{生年月日と馬齢|p=0|2004|4|09}}<ref name="JBIS" />
|死 =
|
|父 = [[ジャングルポケット (競走馬)|ジャングルポケット]]<ref name="JBIS" />
|母 = センボンザクラ<ref name="JBIS" />
|母父 = [[サクラユタカオー]]<ref name="JBIS" />
|産 = [[社台ファーム]]<ref name="JAIRS-クィーンスプマンテ" />
|
|国 = {{JPN}}([[北海道]][[千歳市]])<ref name="JBIS" />
|主 = 株式会社[[
|調 = [[小島茂之 (競馬)|小島茂之]]([[美浦トレーニングセンター|美浦]])<ref name="JBIS" />
|厩 = 諏訪間努<ref name="ラジオNIKKEI-香港入り" />
|績 = 22戦6勝<ref name="JBIS" /><br />(
|金 = 1億7340万0000円<ref name="JBIS" />
|
}}
'''クィーンスプマンテ'''(欧字名:{{Lang|en|Queen Spumante}}、[[2004年]][[4月9日]] - )は、[[日本]]の[[競走馬]]、[[繁殖牝馬]]<ref name="JBIS">{{Cite web |title=クィーンスプマンテ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000800736/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-16}}</ref>。
2009年の[[エリザベス女王杯]](GI)優勝馬である。
エリザベス女王杯では、[[単勝]]オッズ77.1倍の11番人気の支持の中、出走。12番人気の[[テイエムプリキュア]]とともに大逃げを敢行し、1.6倍の1番人気[[ブエナビスタ (競走馬)|ブエナビスタ]]の追い上げを共に振り切った。さらにテイエムプリキュアにも先着し、優勝を果たした。
== 経歴 ==
===
センボンザクラは、[[北海道]][[千歳市]]の[[社台ファーム]]で生産された通算4勝、クイーンステークスやカブトヤマ記念にも出走したことのある牝馬だった<ref>{{Cite web |title=競走成績:全競走成績|センボンザクラ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000262359/record/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-16}}</ref>。父は[[サクラユタカオー]]、母父[[ノーザンテースト]]、日本において牝系は、社台ファームがアメリカから1971年に輸入したレディフランダーズから始まるものだった<ref>{{Cite web |title=センボンザクラ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000262359/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-16}}</ref><ref name="優駿-2010-1-85" />。
レディフランダーズの牝系は、輸入してから社台ファームで長い間紡いでいた<ref name="優駿-2010-1-85" />。直仔のレディゴシップは、1989年の[[クイーンステークス]]2着、1990年[[中山記念]]2着、[[新潟大賞典]]3着となるなど6勝。同じくダイナフランダースは、ブラッドストーンステークスやみなみ北海道ステークスなど6勝。孫にもルーベンスメモリー、マルトク{{Efn|後に[[レッツゴードンキ]]の母となる。レッツゴードンキは、2015年の[[桜花賞]]、2017年の[[京都牝馬ステークス]]を優勝する<ref>{{Cite web |title=レッツゴードンキ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001152102/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-16}}</ref>。}}、スーパーマルトクなどの活躍馬を輩出する。ただし、オープン競走勝利に留まる産駒が多く、大タイトル獲得にありついた産駒は出ていなかった<ref name="優駿-2010-1-85" />。
社台ファームで繁殖牝馬となったセンボンザクラは、1999年に初仔を得てから、毎年のように仔を産み続けていた<ref name="優駿-2010-1-85" />。そして6年目は、2001年の[[東京優駿]](日本ダービー)、[[ジャパンカップ]]を優勝した[[ジャングルポケット (競走馬)|ジャングルポケット]](父:[[トニービン]])とまぐわう。それから1年後の[[2004年]][[4月9日]]、[[社台ファーム]]にて、センボンザクラの6番仔である栗毛の牝馬(後のクィーンスプマンテ)が誕生する<ref name="優駿-2010-1-85" />。
6番仔は、トニービンの末裔の傾向に沿って、体に緩い部分があった<ref name="優駿-2010-1-85" />。幼少の頃は、牧場の長浜卓也によれば「頼りない面ばかり目についていました<ref name="優駿-2010-1-85" />」と振り返っている。クラブ法人の株式会社グリーンファームの所有となる<ref name="優駿-2010-1-85" />。グリーンファームでは、一口4.2万円の全200口総額840万円で出資会員を募っている<ref>{{Cite web |title=クィーンスプマンテの募集時カタログ :: 一口馬主DB |url=https://www.umadb.com/memories/u8728.html |website=www.umadb.com |access-date=2022-10-16}}</ref>。やがてカクテルの名前を由来とする「'''クィーンスプマンテ'''」と名付けられた。グリーンファームの牝馬は、最長でも5歳末までという規約があった。クィーンスプマンテは、[[美浦トレーニングセンター]]の[[小島茂之 (競馬)|小島茂之]]厩舎に入厩する。
=== 競走馬時代 ===
===== デビュー - 京都大賞典9着 =====
2007年3月17日、[[阪神競馬場]]の[[新馬戦]](芝1800メートル)に[[千田輝彦]]が騎乗しデビュー。11番人気だったが、[[ロックドゥカンブ]]に敗れる3着となる<ref name="JBIS-競走成績" />。続いて3月31日、[[福島競馬場]]の未勝利戦に、デビュー2年目の[[見習騎手]]である[[田中博康]]に乗り替わって臨み、初勝利を挙げた<ref name="JBIS-競走成績" />。
その後2連敗を経て、8月夏の[[新潟競馬場]]・500万円以下の鳥屋野特別(芝1800メートル)では、[[田中勝春]]に導かれて2勝目を挙げる<ref>{{Cite web |title=【鳥屋野特別】(新潟)〜クィーンスプマンテ 逃げ切りV|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI |url=https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-142163.html |website=ラジオNIKKEI |access-date=2022-10-16 |language=ja}}</ref>。秋は格上挑戦で前哨戦の[[紫苑ステークス]](OP)、牝馬三冠競走の三冠目にあたる[[秋華賞]]に臨んだが、共に奮わなかった<ref name="JBIS-競走成績" />。
年をまたいで2008年、古馬となってからは自己条件の1000万円以下を連敗、5月末のクラス再編で500万円以下に降級した<ref name="JBIS-競走成績" />。降級初戦、初夏の函館競馬場開催の八甲田山特別(芝2600メートル)にて、藤岡佑介に導かれて3勝目を挙げた<ref>{{Cite web |title=【八甲田山特別】(函館)~クィーンスプマンテが人気に応える|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI |url=https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-151462.html |website=ラジオNIKKEI |access-date=2022-10-16 |language=ja}}</ref>。再び1000万円以下に昇格したが、その後は連敗した<ref name="JBIS-競走成績" />。
2009年、5歳となり、1000万円以下の身で現役最後の1年を迎える。2月、[[小倉競馬場]]の皿倉山特別(1000万円以下)で始動し9着だった<ref name="JBIS-競走成績" />。続いて3月末、阪神の1000万円以下(芝2000メートル)にて、再び藤岡に導かれて4勝目を挙げ、1600万円以下に昇格した。以後1600万円以下を2戦したが、共に敗れた<ref name="JBIS-競走成績" />。
続いて8月8日、[[札幌競馬場]]のみなみ北海道ステークス(OP、芝2600メートル)に格上挑戦で臨む。この札幌競馬場出走を以て、日本中央競馬会の競馬が施行されている競馬場全10場出走を果たしていた<ref name="スポニチ-京都大賞典直前">{{Cite web |url=http://www.sponichi.co.jp/osaka/hourse/200910/07/hourse224549.html |title=クィーンスプマンテ“実りの秋”へ弾み 京都大賞典 |access-date=2022-10-16 |publisher=[[スポーツニッポン]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20161012225413/http://www.sponichi.co.jp/osaka/hourse/200910/07/hourse224549.html |archive-date=2016-10-12}}</ref>。他より恵まれた[[ハンデキャップ競走|ハンデキャップ]]49キログラムで乗り替わりとなり、[[荻野琢真]]が初めて騎乗する。逃げに出て、後続を振り切り優勝した<ref name="スポニチ-京都大賞典直前" />。57キログラム負担の重賞優勝馬グラスボンバーに3馬身半差をつけて、5勝目、オープン競走勝利を果たした<ref>{{Cite web |title=9R みなみ北海道S|2009年8月8日(土)2回札幌3日|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/race/result/20090808/101/09/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>。
このオープン昇格により、陣営は、最後の秋の目標を牝馬限定のGI競走であるエリザベス女王杯に定める。放牧を挟んだ後は、京都競馬場で行われるエリザベス女王杯を見据え、「美浦所属ながら関西の栗東トレーニングセンターに長期滞在する行動」を9月26日から開始した<ref name="スポニチ-栗東留学">{{Cite web |url=http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/11/11/05.html |title=【エリザベス女王杯】クィーン栗東留学で急成長!! |access-date=2022-10-16 |publisher=[[スポーツニッポン]] |archive-date=2009‐11‐13 |archive-url=https://web.archive.org/web/20091113084846/http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/11/11/05.html}}</ref>。小島とクィーンスプマンテと「栗東の長期滞在」は、前年にも続くものだったが、前年は、[[フラワーカップ]]優勝で秋は秋華賞を目指していた[[ブラックエンブレム]]の帯同だった<ref name="スポニチ-栗東留学" />。そのブラックエンブレムは、その秋華賞を優勝していた。それからこの年の春には、[[国枝栄]]厩舎の[[マイネルキッツ]]も同様の過程で、京都の[[天皇賞(春)]]を優勝していた。このことから次第に美浦所属馬が栗東に滞在し、関西の競馬に挑む過程を「栗東留学」という呼称が定着するようになっていた<ref name="スポニチ-京都大賞典直前" />。小島がブラックエンブレムやクィーンスプマンテに「栗東留学」させたのは、レース直前の輸送が短時間で済むためだった<ref>『優駿』2010年1月号 65頁</ref>。
「栗東留学」を経て10月11日、その前哨戦として[[京都大賞典]](GII)に出走する<ref name="スポニチ-京都大賞典直前" />。乗り替わりとなり、新たな鞍上に田中博康が舞い戻る。未勝利戦勝利に導いて以来のコンビ再結成だった。田中は、デビュー4年目の23歳、この年、見習の減量特典が失われたばかりであり、夏の[[シルクメビウス]]を導いて[[ユニコーンステークス]]を優勝、騎手として重賞初勝利を果たしていた<ref name="日刊-エリザベス女王杯">{{Cite web |title=人気薄2頭が大逃走!3連単154万円/G1復刻|極ウマ・プレミアム |url=https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1735371&year=2016&month=11&day=08 |website=p.nikkansports.com |access-date=2022-10-16 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=世界各国で経験を積んだ田中博康。騎手から調教師へ、目標は凱旋門賞。(平松さとし) |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/831402 |website=Number Web - ナンバー |access-date=2022-10-16 |language=ja}}</ref>。田中は「栗東留学」中のクィーンスプマンテのために、栗東に出向いて調教に騎乗していた<ref>{{Cite web |url=http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/10/09/05.html |title=【京都大賞典】西で刺激得た田中博クィーン |access-date=2022‐10‐16 |publisher=[[スポーツニッポン]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20091011005905/http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/10/09/05.html |archive-date=2009‐10‐11}}</ref>。
[[ファイル:Hiroyasu-Tanaka(Jockey).jpg|サムネイル|290x290ピクセル|グリーンファームの勝負服を着用する[[田中博康]]]]
4枠5番からスタート、先手を主張したが、7枠12番から出た[[テイエムプリキュア]]にハナを譲った。テイエムプリキュアとクィーンスプマンテの2頭は、共に我を忘れてかかり、後続を突き放した大逃げとなる<ref name="優駿-2010-1-61">『優駿』2010年1月号 61頁</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20091011-554483.html |title=ブルースリV菊花賞馬の底力/京都大賞典 |access-date=2022-10-16 |publisher=[[日刊スポーツ]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20091012173808/http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20091011-554483.html |archive-date=2009‐10‐12}}</ref>。先頭テイエムプリキュアはハイペースとなっていた<ref name="優駿-2009-12-86">『優駿』2009年12月号 86頁</ref>。2頭の大逃げが解消されぬままに直線に向いていたが、テイエムプリキュアは余力なくまもなく失速<ref name="優駿-2010-1-61" />。したがってクィーンスプマンテが代わって先頭、独走状態となった<ref>{{Cite web |url=http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/10/15/06.html |title=【秋華賞】輝きが違う!ホクトグレインの田中博 |access-date=2022-10-16 |publisher=[[スポーツニッポン]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20091118043931/http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/10/15/06.html |archive-date=2009‐11‐18}}</ref>。逃げ切りを目指したが余力なく、まもなく後方待機勢が台頭する。残り100メートルまで先頭を守ったが、終いに失速した<ref name="優駿-2010-1-60">『優駿』2010年1月号 60頁</ref>。[[オウケンブルースリ]]をはじめとする8頭にかわされ、オウケンブルースリに0.2秒差の9着だった<ref name="優駿-2009-12-86" />。
==== エリザベス女王杯 ====
京都大賞典後も「栗東留学」を経て、11月15日の[[ジャパン・オータムインターナショナル]]、目標のエリザベス女王杯(GI)に臨んでいた。フルゲート18頭立てとなるなか最も人気を集めたのは、3歳牝馬の[[ブエナビスタ (競走馬)|ブエナビスタ]]だった<ref name="優駿-2010-1-84">『優駿』2010年1月号 84頁</ref>。
[[ファイル:Buena Vista horse.jpg|サムネイル|[[ブエナビスタ (競走馬)|ブエナビスタ]]]]
ブエナビスタは、単勝オッズ1.6倍で1頭抜けていた<ref name="優駿-2010-1-84" />。2歳秋にデビューし、初戦こそ[[アンライバルド]]、[[リーチザクラウン]]に敗れたが、未勝利戦から連勝し[[阪神ジュベナイルフィリーズ]]で最優秀2歳牝馬を受賞。3歳には[[チューリップ賞]]、[[桜花賞]]、[[優駿牝馬]](オークス)を連勝、[[二冠馬|牝馬二冠]]を果たしていた。その後フランスの[[凱旋門賞]]を目指して、[[札幌記念]]に臨んだが2着敗退。この敗戦から凱旋門賞を断念し、牝馬三冠を目指すこととなり秋華賞に臨んだが、[[レッドディザイア]]に7センチ敵わず2位入線。さらには3位入線[[ブロードストリート]]への走行妨害が認定されて3着降着、牝馬三冠は叶わなかった。そしてこの次がエリザベス女王杯だった。エリザベス女王杯は、秋華賞優勝馬レッドディザイアとの再戦の場となる予定だったが、レッドディザイアはジャパンカップを選んでいた<ref>{{Cite web |title=レッドディザイア、エ女王杯自重、東京・ジャパンCへ |url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/49780 |website=競馬ブック |access-date=2022-10-15}}</ref>。
以下の人気は、秋華賞繰り上がり2着の[[ブロードストリート]]、フランスの[[シャラナヤ]]、前年優勝の[[リトルアマポーラ]]、牝馬二冠馬[[カワカミプリンセス]]、[[メイショウベルーガ]]、[[ジェルミナル (競走馬)|ジェルミナル]]、[[ムードインディゴ]]、ミクロコスモス、[[ニシノブルームーン]]と続く<ref name="優駿-2010-1-84" />。そして11番人気の単勝オッズ77.1倍がクィーンスプマンテ、また91.6倍の12番人気が京都大賞典14着のテイエムプリキュアだった<ref>『優駿』2010年2月号 36頁</ref><ref name="優駿-2010-1-84" />。前回の京都大賞典では、テイエムプリキュアにハナを譲ったが、小島は、クィーンスプマンテの能力を存分に発揮するには、ハナで逃げることだと信じていた<ref name="スポニチ-栗東留学" />。ゆえに今回は、必ずハナを奪って逃げようと決意していた<ref>{{Cite web |title=【エリザベス女王杯】(京都)~伏兵クィーンスプマンテ 逃げ切りVでGI初制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI |url=https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-175890.html |website=ラジオNIKKEI |access-date=2022-10-16 |language=ja}}</ref><ref name="スポニチ-栗東留学" />。{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=icSdqfNubp4&ab_channel=JRA%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB 2009年 エリザベス女王杯(GI)<br />レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画]|video2=[https://www.youtube.com/watch?v=HAAULH4h6b8&ab_channel=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AC%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E3%80%90%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%80%91 2009年 エリザベス女王杯(GI)<br />レース映像 関西テレビ競馬公式YouTubeチャンネルによる動画]}}4枠7番を得ていた。6枠11番のテイエムプリキュアより内側からスタートしてハナを確保。テイエムプリキュアを2番手に押し込めていた<ref name="優駿-2010-1-84" />。3番手以下を突き放し、前回の京都大賞典と同じく、先頭2番手が入れ替わっただけの大逃げとなる<ref name="優駿-2010-1-61" />。ただし同じ大逃げでも、かかって暴走気味だった京都大賞典とは異なり、折り合いを保ったスムーズな大逃げだった<ref name="優駿-2010-1-61" />。
[[ファイル:57th-Hanshin-JF.JPG|サムネイル|241x241ピクセル|[[テイエムプリキュア]]と[[熊沢重文]]]]
前半の1000メートルを60.5秒の平均ペースで通過した後、第3コーナー、最終コーナーに差し掛かるが、3番手以下は迫ってこなかった<ref name="日刊-エリザベス女王杯-速報">{{Cite web |url=http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20091115-566253.html |title=驚!!馬単25万円超スプマンテV/エ女王杯 |access-date=2022-10-16 |publisher=[[日刊スポーツ]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20091117155244/http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20091115-566253.html |archive-date=2009‐11-17}}</ref>。クィーンスプマンテから20馬身ほど離れた3番手以下では、各々がペース的に2頭を追う必要があるとは考えていたが、先駆者になって損したくないという心理が働いて、動くに動けなかった<ref name="優駿-2010-1-60" />。このためクィーンスプマンテとテイエムプリキュアの2頭による大逃げは、放置されたままとなっていた<ref name="優駿-2010-1-60" />。3番手以下に約25馬身差をつけて最終コーナーを通過<ref name="日刊-エリザベス女王杯" />。テイエムプリキュアは早めに促されて先頭を窺っていたため、クィーンスプマンテはこれに張り合って先頭を譲らず、2頭横並びペースアップした状態で最終コーナーを通過していた<ref name="優駿-2010-1-61" />。[[ファイル:34th Queen Elizabeth II Cup.jpg|thumb|right|263x263px|先頭で入線するクィーンスプマンテ(内、青帽、7番)。後れて入線するテイエムプリキュア(中、緑帽、11番)とブエナビスタ(外、桃帽、16番)]]スムーズに追走して平均ペースを刻んだ2頭は、直線で失速しなかった。反対に直線入ってまもなくは、差を広げるほどだった<ref name="優駿-2010-1-61" />。この時点で既にセーフティリードとなり、後れて追い上げる3番手以下の優勝は絶望となった<ref>『優駿』2013年12月号 13頁</ref>。ゆえに1位の行方は、2頭による一騎打ちに持ち込まれ、しばらくは横並びで争っていた。しかし半ばを過ぎてからクィーンスプマンテがもう一伸び、先に動いたテイエムプリキュアを置き去りにし、単独先頭に持ち込んでからは反撃なく独走だった<ref name="日刊-エリザベス女王杯" />。テイエムプリキュアに1馬身半差をつけて逃げ切り、決勝線先頭通過を果たした<ref name="優駿-2010-1-84" />。3番手以下では唯一、人気のブエナビスタが追い上げていたが、先頭争いに与することはなく、1馬身半とクビ差の3着に留まっている<ref name="日刊-エリザベス女王杯-速報" />。[[ファイル:Queen-Spumante-2.jpg|thumb|200px|優勝レイを纏うクィーンスプマンテ]]
エリザベス女王杯戴冠を果たす。1997年[[エリモシック]]、2006年[[フサイチパンドラ]]に続いて史上3例目となる重賞初優勝並びにエリザベス女王杯優勝だった<ref name="競馬ブック-エリザベス女王杯">{{Cite web |title=エリザベス女王杯アラカルト |url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/49926 |website=競馬ブック |access-date=2022-10-16}}</ref>。さらに2001年[[トゥザヴィクトリー]]以来8年ぶり史上4頭目となる5歳馬による優勝<ref name="競馬ブック-エリザベス女王杯" />、2007年[[ダイワスカーレット]]以来史上2頭目となる逃げ切り優勝<ref name="競馬ブック-エリザベス女王杯" />。それから1999年[[メジロドーベル]]以来となる関東馬の優勝であり、2000年[[ファレノプシス (競走馬)|ファレノプシス]]からの関西馬の連勝を止めている<ref name="競馬ブック-エリザベス女王杯" /><ref name="優駿-2010-1-85">『優駿』2010年1月号 85頁</ref>。また京都大賞典からの優勝は、1996年[[ダンスパートナー]]以来13年ぶりだった<ref name="netkeiba-エリザベス女王杯アラカルト">{{Cite web |title=田中博康騎手GI初制覇/エリザベス女王杯アラカルト {{!}} 競馬ニュース |url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=41543 |website=netkeiba.com |access-date=2022-10-16 |language=ja}}</ref>。
23歳田中は、JRA重賞2勝目でJRAGI初勝利<ref name="優駿-2010-1-85" />、グリーンファームもJRAGI初勝利だった<ref name="netkeiba-エリザベス女王杯アラカルト" />。11番人気、12番人気、1番人気で決着したこの競走のワイド、馬連、馬単、三連複、三連単は、すべて、エリザベス女王杯史上最高配当だった<ref name="優駿-2010-1-85" />。
==== 引退 ====
年末の引退期限が迫る中、陣営はまず[[有馬記念]]を引退レースに定める<ref>{{Cite web |title=女王スプマンテ“引退ラン”は香港G1! - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル |url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/11/20/kiji/K20091120Z00001680.html |website=スポニチ Sponichi Annex |access-date=2022-10-15 |language=ja}}</ref>。しかし、直線が平坦具合や、過去の傾向を考慮し、12月中旬の[[香港国際競走]]で行われる[[香港ヴァーズ]](G1、芝2400メートル)とした<ref name="報知-香港ヴァーズ">{{Cite web |url=http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20091119-OHT1T00249.htm |title=クィーンスプマンテ香港ヴァーズ出走へ |access-date=2022-10-15 |publisher=[[スポーツ報知]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20091123232144/http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20091119-OHT1T00249.htm |archive-date=2009-11-23}}</ref>。ところが、[[レイティング|レーティング]]の都合から、主催者に[[香港カップ]](G1、芝2000メートル)を勧められ、香港カップを選択<ref>{{Cite web |url=http://www.sanspo.com/keiba/news/091125/kba0911250503000-n1.htm |title=クィーンスプマンテは香港Cに出走 |access-date=2022-10-15 |publisher=[[サンケイスポーツ]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20100104093222/http://www.sanspo.com/keiba/news/091125/kba0911250503000-n1.htm |archive-date=2010‐1‐4}}</ref>。出走に必要な予備登録をしていなかったため、通常の本登録料約170万円に加えて、追加登録料の約67万円を支払った上での参戦となった<ref name="報知-香港ヴァーズ" />。
12月4日、[[香港スプリント]]に出走する[[ローレルゲレイロ]]と同じ飛行機で香港入り<ref name="ラジオNIKKEI-香港入り">{{Cite web |title=【香港国際競走(シャティン)】~ローレルゲレイロ、クィーンスプマンテ無事に香港到着|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI |url=https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-176862.html |website=ラジオNIKKEI |access-date=2022-10-15 |language=ja}}</ref>。12月13日、外国初騎乗の田中とともに臨んだが<ref>{{Cite web |title=【香港カップ】~ヴィジョンデタなど10頭、クィーンスプマンテは3番枠|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI |url=https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-177155.html |website=ラジオNIKKEI |access-date=2022-10-15 |language=ja}}</ref>、10着に敗退した<ref>{{Cite web |title=【香港国際競走】~結果とレース後のコメント(日本馬)|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI |url=https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-177280.html |website=ラジオNIKKEI |access-date=2022-10-15 |language=ja}}</ref>。帰国後、22日付で日本中央競馬会の競走馬登録を抹消、競走馬を引退する<ref name="ラジオNIKKEI-抹消">{{Cite web |title=クィーンスプマンテ、繁殖生活へ|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI |url=https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/entry-177889.html |website=ラジオNIKKEI |access-date=2022-10-15 |language=ja}}</ref>。
=== 繁殖牝馬時代 ===
引退後は、北海道千歳市の社台ファームにて繁殖牝馬となる<ref>{{Cite web |title=クィーンスプマンテ {{!}} 馬・牧場・施設検索 {{!}} 競走馬のふるさと案内所 |url=https://uma-furusato.com/search_horse/0000800736.html |website=uma-furusato.com |access-date=2022-10-16}}</ref>。2012年に初仔を産み、2022年まで9頭の仔を産んでいる<ref>{{Cite web |title=繁殖牝馬情報:牝系情報|クィーンスプマンテ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000800736/broodmare/info/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-16}}</ref>。中でも5番仔のアスティ(牡→[[騸馬|騸]]、父:[[オルフェーヴル]])は、調教師に転身した田中博康厩舎のもとデビュー<ref>{{Cite web |title=5R サラ系3歳 未勝利|2019年5月11日(土)1回新潟5日|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/race/result/20190511/104/05/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-16}}</ref>。[[南関東公営競馬|南関東競馬]]や[[笠松競馬場|笠松]]移籍を経て、美浦の堀内雅広、堀内岳志厩舎で中央再デビュー<ref name="JBIS-アスティ" />。2021年の[[ステイヤーズステークス]](GII)出走を果たしたほか、2022年夏の函館競馬場、横津岳特別(2勝クラス)を勝利している<ref name="JBIS-アスティ" />。
== 競走成績 ==
以下の内容は、[[netkeiba.com]]<ref>{{Cite web |title=クィーンスプマンテの競走成績 {{!}} 競走馬データ |url=https://db.netkeiba.com/horse/2004103215/ |website=netkeiba.com |access-date=2022-10-15 |language=ja}}</ref>並びにJBISサーチ<ref name="JBIS-競走成績">{{Cite web |title=競走成績:全競走成績|クィーンスプマンテ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000800736/record/?sort=ymd&page=1&order=A |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>の情報に基づく。
{| style="border-collapse: collapse; font-size: 70%; text-align: center;
! colspan="3" |競走日
! nowrap="" |競馬場
!競走名
!格
!距離
(馬場)
!頭
数
!枠
番
!馬
番
!オッズ
(人気)
!着順
!タイム
!着差
!騎手
!斤量
[kg]
!1着馬
(2着馬)
!馬体重
[kg]
|-
|{{0}}3.
|
| nowrap="" |芝1800m(良)
|15
|1
|1
|
|
| nowrap="" |1:51.1 (34.6)
| nowrap="" |{{0|-}}0.2
|[[千田輝彦]]
|54
|[[ロックドゥカンブ]]
|450
|-
|
|{{0}}3.
|[[3月31日|31]]
|[[福島競馬場|福島]]
|3歳未勝利
|
|芝2000m(良)
|16
|6
|12
|{{0}}{{0}}5.7{{0}}(3人)
|
|2:01.7 (36.9)
| -0.6
|[[田中博康]]
|51
|(スタリオンシチー)
|446
|-
|
|{{0}}4.
|{{OP}}
|芝1800m(良)
|18
|7
|13
|
|17着
|1:49.3 (36.8)
|{{0|-}}2.2
|千田輝彦
|54
|スマートカスタム
|442
|-
|
|{{0}}6.
|
|白藤賞
|5下
|芝1800m(良)
|14
|2
|2
|{{0}}13.1{{0}}(5人)
|
|1:47.9 (35.3)
|{{0|-}}0.2
|[[藤岡佑介]]
|54
|ファーストレイター
|444
|-
|
|{{0}}8.
|鳥屋野特別
|5下
|芝1800m(良)
|18
|8
|17
|{{0}}{{0}}9.6{{0}}(6人)
|
|1:46.7 (33.7)
| -0.2
|[[田中勝春]]
|52
|(アスクデピュティ)
|452
|-
|
|{{0}}9.
|
|[[紫苑ステークス|紫苑S]]
|{{OP}}
|芝2000m(良)
|16
|4
|8
|{{0}}17.5{{0}}(8人)
|10着
|2:00.2 (36.3)
|{{0|-}}0.6
|[[松岡正海]]
|54
|[[アルコセニョーラ]]
|444
|-
|
|10.
|{{JpnI}}
|芝2000m(良)
|18
|7
|15
|12着
|2:00.1 (33.2)
|{{0|-}}1.0
|[[鮫島良太]]
|55
|[[ダイワスカーレット]]
|448
|-
|
|11.
|東京
|オリエンタル賞
|10下
|芝2000m(良)
|13
|8
|12
|{{0}}12.3{{0}}(6人)
|{{0}}8着
|2:01.4 (34.6)
|{{0|-}}0.5
|田中勝春
|52
|エーシンピーシー
|446
|-
|[[2008年|2008]]
|{{0}}4.
|阪神
|
|芝1800m(良)
|13
|7
|11
|{{0}}{{0}}6.2{{0}}(3人)
|
|1:48.2 (34.8)
|{{0|-}}0.2
|藤岡佑介
|55
|ヴィクトリアアイ
|450
|-
|
|{{0}}4.
|京都
|糺の森特別
|10下
|芝2000m(良)
|10
|8
|9
|{{0}}10.4{{0}}(5人)
|
|2:00.8 (34.5)
|{{0|-}}0.4
|藤岡佑介
|55
|[[セラフィックロンプ]]
|452
|-
|
|{{0}}5.
|赤倉特別
|10下
|芝2000m(良)
|16
|4
|8
|{{0}}{{0}}4.3{{0}}(1人)
|11着
|1:59.2 (34.0)
|{{0|-}}0.7
|[[中舘英二]]
|53
|ホーマンアラシ
|450
|-
|
|{{0}}6.
|八甲田山特別
|10下
|芝2600m(良)
|13
|3
|3
|{{0}}{{0}}3.3{{0}}(1人)
|
|2:42.0 (36.6)
|{{0|-}}0.0
|藤岡佑介
|55
|(マイネルメロス)
|450
|-
|
|10.
|
|阪神
|兵庫特別
|10下
|芝2400m(稍)
|13
|5
|6
|{{0}}{{0}}8.4{{0}}(5人)
|{{0}}4着
|2:29.5 (35.8)
|{{0|-}}0.4
|[[浜中俊]]
|53
|アグネススターチ
|448
|-
|
|10.
|京都
|堀川特別
|10下
|芝1800m(良)
|16
|6
|12
|{{0}}23.9{{0}}(9人)
|
|1:45.3 (35.0)
|{{0|-}}0.1
|浜中俊
|55
|マルティンスターク
|448
|-
|[[2009年|2009]]
|{{0}}2.
|皿倉山特別
|10下
|芝2600m(稍)
|16
|2
|3
|{{0}}{{0}}6.6{{0}}(4人)
|{{0}}9着
|2:40.9 (37.5)
|{{0|-}}1.0
|浜中俊
|54
|シャローム
|450
|-
|
|{{0}}3.
|阪神
|4歳上1000万下
|
|芝2000m(良)
|9
|7
|7
|{{0}}{{0}}4.2{{0}}(3人)
|
|2:03.3 (34.9)
| -0.2
|藤岡佑介
|55
|(ステイトリーデイズ)
|452
|-
|
|{{0}}5.
|
|東京
|府中S
|16下
|芝2000m(良)
|17
|5
|10
|
|{{0}}9着
|1:59.8 (35.9)
|{{0|-}}0.7
|[[武士沢友治]]
|52
|[[ニシノブルームーン]]
|450
|-
|
|{{0}}5.
|中京
|パールS
|16下
|芝1800m(良)
|13
|4
|5
|{{00}}4.6{{0}}(2人)
|{{0}}8着
|1:46.7 (34.7)
|{{0|-}}0.7
|藤岡佑介
|55
|ウェディングフジコ
|446
|-
|
|{{0}}8.
|
|みなみ北海道S
|{{OP}}
|芝2600m(良)
|13
|7
|11
|{{0}}12.9{{0}}(6人)
|
|2:39.1 (37.8)
| -0.6
|[[荻野琢真]]
|49
|(グラスボンバー)
|454
|-
|
|10.
|京都
|[[京都大賞典]]
|{{GII}}
|芝2400m(良)
|14
|4
|5
|
|{{0}}9着
|2:25.3 (37.7)
|{{0|-}}1.0
|田中博康
|55
|[[オウケンブルースリ]]
|454
|-
|
|11.
|京都
|{{GI}}
|芝2200m(良)
|18
|4
|7
|
|
|2:13.6 (36.8)
| -0.2
|田中博康
|56
|([[テイエムプリキュア]])
|454
|-
|
|12.
|{{G1}}
|芝2000m(良)
|10
|
|9
|
|10着
|2:03.4
|
|田中博康
|55.
|[[ヴィジョンデタ|Vision d'Etat]]
|計不
|}
== 繁殖成績 ==
{| class="wikitable" border="1" style="font-size: 70%"
!
!生年
!馬名
!性
!毛色
!父
!馬主
!管理調教師
!戦績
!主な勝ち鞍
!供用
!出典
|-
|
|2011年
|(不受胎)
|
|
|[[ダイワメジャー]]
|
|
|
|
|
|<ref name="JAIRS-クィーンスプマンテ">{{Cite web |url=https://www.studbook.jp/users/ja/Honba.php?sid=994072025 |title=クィーンスプマンテ(JPN) |access-date=2022-10-15 |publisher=公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル |archive-url=https://web.archive.org/web/20221015071835/https://www.studbook.jp/users/ja/Honba.php?sid=994072025 |archive-date=2022‐10‐15}}</ref>
|-
|初仔
|2012年
|ルーチェスプマンテ
|牝
|黒鹿毛
|[[マンハッタンカフェ]]
| rowspan="4" |グリーンF
|美浦・小島茂之
|6戦0勝
|
|
|<ref>{{Cite web |title=ルーチェスプマンテ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001154509/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>
|-
|2番仔
|2013年
|ディアスプマンテ
|牝
|栗毛
|[[ヴィクトワールピサ]]
|[[栗東トレーニングセンター|栗東]]・[[荒川義之]]
|15戦1勝
|
|中国輸出
|<ref>{{Cite web |title=ディアスプマンテ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001171160/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref><ref name="JAIRS-クィーンスプマンテ" />
|-
|3番仔
|2014年
|レーヌジャルダン
|牝
|鹿毛
|[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]
|美浦・高柳瑞樹
|21戦1勝
|
|繁殖
|<ref>{{Cite web |title=レーヌジャルダン|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001187690/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>
|-
|4番仔
|2015年
|レーヌルネサンス
|牝
|栗毛
|[[ステイゴールド]]
|栗東・[[高野友和]]
|6戦0勝
|
|繁殖
|<ref>{{Cite web |title=レーヌルネサンス|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001203694/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>
|-
|5番仔
|2016年
|アスティ
|騸
|栗毛
| rowspan="2" |[[オルフェーヴル]]
|グリーンF<br/>→{{Efn|山口謙太郎}}
|美浦・田中博康<br/>→{{Efn|→小林・堀千亜樹<br/>→笠松・後藤佑耶<br/>→美浦・堀井雅広<br/>→美浦・堀内岳志}}
|32戦4勝
|横津岳特別(2勝C)
|現役
|<ref name="JBIS-アスティ">{{Cite web |title=アスティ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001216500/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>
|-
|6番仔
|2017年
|エルバルーチェ
|牝
|栗毛
|[[社台レースホース|社台RH]]<br/>→{{Efn|佐々木雄二}}
|美浦・小島茂之<br/>→{{Efn|→園田・森澤友貴<br/>→美浦・西田雄一郎}}
|15戦3勝
|
|現役
|<ref>{{Cite web |title=エルバルーチェ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001231244/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>
|-
|7番仔
|2018年
|スプーマビオンダ
|牝
|鹿毛
|[[ジャスタウェイ]]
|[[吉田照哉]]
|[[門別競馬場|門別]]・林和弘<br/>→{{Efn|西脇・大山寿文}}
|10戦0勝
|
|抹消
|<ref>{{Cite web |title=スプーマビオンダ|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001263321/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>
|-
|8番仔
|2019年
|キングリッチ
|牡
|鹿毛
|[[ロードカナロア]]
|
|
|デビュー前
|
|
|<ref>{{Cite web |title=_________|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001305045/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref><ref>{{Cite web |title=キングリッチ {{!}} 競走馬データ |url=https://db.netkeiba.com/horse/2019104719/ |website=netkeiba.com |access-date=2022-10-15 |language=ja}}</ref>
|-
|
|2020年
|(不受胎)
|
|
| rowspan="2" |[[エピファネイア]]
|
|
|
|
|
|<ref name="JAIRS-クィーンスプマンテ" />
|-
|9番仔
|2021年
|クィーンスプマンテの2021
|牡
|鹿毛
|
|
|デビュー前
|
|
|<ref>{{Cite web |title=_________|JBISサーチ(JBIS-Search) |url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001332413/ |website=www.jbis.or.jp |access-date=2022-10-15}}</ref>
|-
|
|2022年
|(不受胎)
|
|
|[[イスラボニータ]]
|
|
|
|
|
|<ref name="JAIRS-クィーンスプマンテ" />
|}
* 2022年10月15日現在
== 血統表 ==
570 ⟶ 740行目:
|ref4 = [http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004103215/ netkeiba.com クィーンスプマンテ 5代血統表]2017年9月12日閲覧。
|}}
== 脚注 ==
{{
=== 注釈 ===
<references group="注釈" />
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
== 参考文献 ==
* 『[[優駿]]』([[日本中央競馬会]])
**2009年12月号
***「【重賞プレイバック】第44回農林水産省賞典 京都大賞典(GII)オウケンブルースリ」
** 2010年1月号
***奥岡幹浩「【第34回エリザベス女王杯】クィーンスプマンテ 大逃げで成就した2分13秒6の真実」
***[[島田明宏]]「【ノンフィクション】吹くか、東風。」
***「【重賞プレイバック】ジャパン・オータムインターナショナル第34回エリザベス女王杯(GI)クィーンスプマンテ」
** 2010年2月号
*** [[吉川良]]「【2009年の記憶(10)】第34回エリザベス女王杯 秋の日、大逃げ2頭の光景」
** 2013年12月号
*** 谷川善久「【すごい逃げ切り&すごい追い込み BEST30】第3位 2009年エリザベス女王杯(GI)クィーンスプマンテ 展開の面白さと怖さが凝縮」
== 外部リンク ==
* {{競走馬のふるさと案内所|0000800736|クィーンスプマンテ}}
{{エリザベス女王杯勝ち馬}}
{{DEFAULTSORT:くいいんすふまんて}}
[[Category:2004年生 (競走馬)|日くいいんすふまんて]]
|