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[[オリンポス山|オリュムポス]]からみて、東の地の果てに宮殿を持つ。盲目になった[[オーリーオーン]]の目を治療した。また、常に空にあって地上のすべてを見ているため、[[アプロディーテー]]の[[アレース]]との浮気を[[ヘーパイストス]]に密告したのも、[[ハーデース]]が[[ペルセポネー]]を誘拐した際に[[ゼウス]]が加担したことを[[デーメーテール]]に教えたのもヘーリオスと[[ヘカテー]]である。
 
=== レウコトエーとクリュティエ ===
ヘーリオスはアプロディーテー女神とアレース神の不義をいち早く見つけ、女神の夫ヘーパイストスに言いつけた。アプロディーテーはこの仕打ちを許すことができず、[[ペルシア]]王オルカモスの娘である美女レウコトエーにヘーリオスの目を釘付けにさせ、熱愛関係にいざなう。ヘーリオスの寵愛を受けていた[[ニュンペー|ニュムペー]]の、[[クリュティエ]]はこれを見過ごせず、厳格なオルカモスにレウコトエーが男と密通している旨を告げ、父王の手で彼女を裁かせる。ヘーリオスはその罪により生き埋めにされたレウコトエーの死体に[[蜜#英語と語源|ネクタール]]を降り注ぎ、彼女の姿を[[乳香]]の木に変え、天界へと連れてゆく。一方、クリュティエはヘーリオスからもはや振り向いてはもらえず、太陽を見ながら悲しみ泣き暮らすうちに死んでしまう。そして彼女は一輪の花になり、いつも愛しい人の方を向いているのである<ref>オウィディウス『変身物語』巻4</ref>。
 
クリュティエの変じた花は、[[ヒマワリ]]や[[ヘリオトロープ]]、あるいは[[キンセンカ]]であるとも言われている。概して絵画や文学のモチーフとしてはヒマワリとされることが多いが、ヒマワリは[[アメリカ大陸]]の原産であり、この神話の成立時期には[[ヨーロッパ]]では知られていなかった。
 
== その他 ==