「原発特別警備部隊」の版間の差分

[[File:Commissioner General of the NPA to review the nuclear-related facilities security guards.jpg|thumb|250px|[[新潟県警察]]の原子力関連施設警戒隊を激励する[[佐藤英彦]][[警察庁長官]]（当時）]]

 

 

== 来歴 ==

なお、原子力関連施設の多くは海に面していることから、[[海上保安庁]]とも連携した警備体制が構築されており、[[巡視船]]艇の巡回経路に組み込まれているほか、[[柏崎刈羽原子力発電所]]では巡視船が常時展開し、同所および[[島根原子力発電所]]では[[モーターボート]]も配備されている{{Sfn|矢野|2011|p=7}}。

 

[[2000年]]、福井県警察本部[[生活安全部]]の[[自動車警ら隊]]が[[警備部]]の管下に組織変更されて'''嶺南機動隊'''として発足した{{Efn2|警備部自動車警察隊嶺南分駐隊を母体とする、とする情報もある<ref>{{Cite report|author=畑孝幸|url=http://www1.fctv.ne.jp/~hata-co/030_report/detail06.html|title=嶺南機動隊を視察|}}</ref>。}}。当初は、原子力関連施設の警戒警備を含めた[[嶺南]]方面の警備事象に対応するとともに、中部管区機動隊の福井小隊としての役割も担っていた<ref name="Hagemashi00-06">{{Cite journal|和書|year=2000|month=6|title=機動隊メッセージリレー|journal=はげまし|url=http://www.hagemashi.com/hagemashi311-320.pdf|publisher=一般社団法人 機動隊員等を励ます会}}</ref>。そして[[2004年]]、同隊内に、[[警部]]を隊長として、2個[[小隊]]編制の原子力関連施設警戒隊が設置された{{Sfn|矢野|2011|p=7}}{{Efn2|例えば管区機動隊の場合、各小隊は、小隊長（警部補）のもと、伝令（巡査）および3個分隊（巡査部長1名および巡査3～4名）から編成される<ref>{{Cite web|url=http://www.police.pref.fukushima.jp/03.tetuduki/-jyouhoukoukai/reiki_int/reiki_honbun/u244RG00000972.html#e000000070|title=福島県警察管区機動隊運営要綱の制定について(通達)|date=2012-02-06|author=福島県警察本部|accessdate=2019/05/19}}</ref>。}}。これに伴い機動隊は10名増員されて約70名体制となり、うち38名が警戒隊の専従要員として振り分けられた<ref>{{Cite news|date=2004年3月20日|newspaper=[[朝日新聞]]}}</ref>。また2013年には、嶺南機動隊は更に39名増員されており<ref>{{Cite news|author=山衛守剛|date=2013/03/13|title=人事：県警　７４３人が異動　テロ防止で原発警備強化　／福井県|newspaper=[[毎日新聞]]}}</ref>、2014年の時点で、この原子力関連施設警戒隊は全国唯一の専従部隊とされていた<ref>{{Cite report|url=http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/seiki/teianyoubou-27_d/fil/27youbousyo.pdf|title=平成２７年度重点提案・要望書|editor=福井県|year=2014|accessdate=2018/10/25}}</ref>。