「とある科学の超電磁砲」の版間の差分

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: 「天賦夢路編」ではインディアンポーカーに関してカイツに調査を依頼、「妹達」が再び非道な実験に巻き込まれるのを防ぐため、考案者である操歯涼子の情報とサイボーグ実験で生じたドッペルゲンガーと呼ばれる「魂」の存在について美琴に伝え協力を要請し、データを保管する飛行船の情報提供と所長の記憶改竄を行う。蜜蟻が暗躍した「理想の能力」にまつわる事件は「仕込み」に巻き込まれて誘拐されるなどの被害に遭い、解決と悠里の覚醒に尽力する。
: 『禁書目録』では1巻からその存在が度々触れられており、新約6巻で初登場。新約7巻では「学舎の園」に郵送され無数の女学生から追われていた上条に協力し、その後は美琴と共に[[学園都市 (とある魔術の禁書目録)#ダイヤノイド|ダイヤノイド]]で暴徒の鎮圧を行う。新約11巻では自分を襲撃した[[とある魔術の禁書目録の登場人物#蜜蟻愛愉|蜜蟻]]と、派閥のメンバーを率いて交戦し、あと一歩というところで敗北しかけたが駆けつけた上条によって再び救われ、病院に逆戻りした彼の元を見舞い事件の始末を語り、記憶が残らないことを承知の上で額に口づけして立ち去る。新約16巻の[[学園都市 (とある魔術の禁書目録)#エレメント|エレメント]]襲来時に美琴によって保護されてきた上条とほぼ1年ぶりにまともな会話を交わす。「水晶の塔」へ出撃する美琴に代わり常盤台の防衛を担当していたが、[[学園都市 (とある魔術の禁書目録)#対魔術式駆動鎧|A.A.A.]]を装備した[[とある魔術の禁書目録の登場人物#木原唯一|唯一]]の襲撃により負傷してしまう。
: 事件解決後の12月11日には美琴からA.A.A.の今後に関する相談を受け、機能の解析中に上条がまたしても厄介ごとに巻き込まれていることを知って「窓のないビル」へと向かい、美琴と協力して「[[御坂美琴#液状被膜超電磁砲|'''液状被膜超電磁砲'''(リキッドプルーフレールガン)]]」を放つことで援護を行なう。学園都市からの疎開時は同級生たちと[[バリ島]]に滞在していたが、上条がイギリスで騒動に巻き込まれていることを知った美琴とA.A.A.でロンドンに急行する。生まれて初めて本格的な対魔術師戦闘に身を晒す事になり、[[イギリス清教#コロンゾン|コロンゾン]]のアエティール・アバターが[[とある魔術の禁書目録の用語#エディンバラ城|エディンバラ城]]へ攻撃してきたときには、以前の接触で上条が肉塊にされるのを直視したショックから、彼が危険に飛び込まないように切断されていた「幻想殺し」を持って戦場から離れようとする。コロンゾンに見つかり、背中に重傷を負うも、認識できないはずの自分を再び助けに来た上条に謝罪して右腕を返し、負傷で戦線離脱する自分の代わりに上条を助けるよう美琴に頼んだ。コロンゾンとの決着がついた後、重傷を押して祝勝会に参加するが、2人の上条が現れた時には自分と過ごした記憶を持つ[[上条当麻#神浄の討魔|神浄]]の方をすることを選び、能力を暴走させて[[とある魔術の禁書目録の用語#ウィンザー城|ウィンザー城]]にいた魔術師の2割を操り8割を行動不能に陥れ、罪悪感に苛まれながらも彼に従い続けた。上条たちがウィンザー城を襲撃した際は、神浄の指示で美琴を操ろうとするもA.A.Aが事前設定に従い暴走を始め、それを止めようとインデックスの「自動書記」を修復するが、不正なコンタクトとして反撃され、2人の戦いの余波で致命傷を負う。駆けつけた上条に謝りながら意識を失ったが、彼の応急処置と冥土帰しの治療が間に合い一命を取り留め、事件後は美琴と共に学園都市に帰還した。
: 12月24日には美琴と共謀して学校行事の24時間ゴミ拾いから逃亡するが、直後に裏切られてビルの屋上に置き去りにされる。翌25日には入院した上条の病室に突入し、今度は自分が彼を助けられるように、かつて自分が貰ったのと同じホイッスルをプレゼントとして贈る。その直後、上条が[[とある魔術の禁書目録の登場人物#サンジェルマン|激症型サンジェルマン]]感染によって2日以内に死亡する事を知り、美琴と組んで解毒剤を持つ可能性がある[[とある魔術の禁書目録の登場人物#アンナ=シュプレンゲル|アンナ=シュプレンゲル]]と戦う事を決意するが、「心理掌握」が通用しない上に出力差も圧倒的だったために敵わず、逆に上条に助けられるという結果に終わり、入院中に美琴と相談して2人で強くなることを決意する。
: 能力はレベル5の精神系能力「'''心理掌握'''(メンタルアウト)」。学園都市最強の精神系能力であり、記憶の読心・人格の洗脳・離れた相手と念話・想いの消去・意思の増幅・思考の再現・感情の移植など、多種の能力を一手に引き受けて使いこなす。能力のメカニズムとしては、脳内物質の分泌および血液や髄液の配分制御といった脳内の液体を操るというものであり、本質的には水力操作系の能力に当たる。能力の自由度が高すぎるので、多数のリモコンを能力の用途によって使い分けることで基準をつけている<ref>{{Twitter status|gouranga_|329607963859906562}}</ref>。能力下にある人物の瞳には食蜂のものと同じ星が浮かぶ。多数の人間を一度に操作するでき{{Efn2|精密操縦ならば10名ほど、単純命令によるオート操作なら3ケタにおよぶ。}}、「外装代脳」を使えば、何千人もの人間を数キロメートルの範囲にわたって一度に精神操作することも可能。電導性の液体を操ることにより電導効率の変更を行い生体電気を制御できるが、生体電気そのものを操る発電能力者には劣るため(本人は「電磁バリア」と呼んでいる)、実際に美琴には「承認」されない限り能力が通用しない{{Efn2|ただし格下である大能力者以下の発電能力者には通常通り能力にかけることができ、実質能力が通じないのは美琴のみである。}}。人の溢れた大都会ではほとんど無敵の強さを誇る能力だが、何を言っても暴力性にしか結びつかない第1位や、個という概念を失い全体の意思が約束を守るか確証を持てない第2位のように、「操っても警戒が解けない」上に個の暴走でもって群を食い破れる怪物達は絶対に相手にしたくないと思っている。加えて、能力が通じるのは人間のみであるため、機械や動物とは相性が悪いという欠点がある。また、大量出血などで体液のバランスが崩れている人間に能力を行使すると、対象の脳機能に予想困難な副作用が生じる危険性がある。心の中の問題を扱う魔術師たちは、操られそうになった時に自分の意識を落とす自動切断(オートヒューズ)を備えている場合があるので、正常に機能しないことがある。なお、「心の奥まで覗いて洗脳力を行使した人間には最後まで責任を持つ」という「自分ルール」を課している。