「サザエさん (テレビアニメ)」の版間の差分

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{{Infobox animanga/Cast
| 役名 = {{plainlist|
* [[サザエさんの登場人物#フグ田サザエ|フグ田サザエ]]
* [[サザエさんの登場人物#フグ田マスオ|フグ田マスオ]]
* [[サザエさんの登場人物#磯野波平|磯野波平]]
* [[サザエさんの登場人物#磯野フネ|磯野フネ]]
* [[サザエさんの登場人物#磯野カツオ|磯野カツオ]]
* [[サザエさんの登場人物#磯野ワカメ|磯野ワカメ]]
* [[サザエさんの登場人物#フグ田タラオ|フグ田タラオ]] }}
| 出演者 = {{plainlist|
* [[加藤みどり]]
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『'''サザエさん'''』は、[[1969年]]([[昭和]]44年)[[10月5日]]から[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]で放送されている[[日本]]の[[テレビアニメ]]{{R|history}}。[[長谷川町子]]による[[サザエさん|同名漫画]]を原作とし、主人公のサザエさんをはじめとした磯野家(フグ田家)が織りなす日常を描いている。[[エイケン (企業)|エイケン]]制作。
 
[[2022年]]([[令和]]4年)時点で放送年数53年を超える[[長寿番組の一覧|長寿番組]]で、世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組として'''[[ギネス世界記録]]'''を保持している番組である{{r|sankei130905}}。基本的な放送枠は、放送開始時から[[フジテレビ系列日曜夕方6時台枠のアニメ|日曜18:30枠]](以下[[日本標準時|JST]])で一切変更されておらず、同一の放送時間で続いている番組としても最長である。
 
本稿では、別時間で放送されていた『まんが名作劇場 サザエさん』およびアニメの派生作品についても述べる。
 
== 概要特徴 ==
[[長寿番組の一覧|長寿番組]]であることやその人気から「'''国民的アニメ'''」と形容されることが多い。
=== 歴史 ===
 
* 視聴率はテレビアニメの中ではほぼ毎週1位となっているが、2015年以降は1桁台を記録する回が出るようになり、2020年代には1桁台を頻出している。
放送初期は『[[トムとジェリー]]』をベースにした[[喜劇#スラップスティック|ドタバタ]]調の[[ギャグアニメ]]であり、[[キャラクターデザイン]]も原作に近いものだった<ref>{{Cite news|title=長寿アニメ節目の年|newspaper=[[読売新聞]]・東京朝刊2部|date=2019年1月1日|page=17}}</ref>。しかし原作と大きく違うテイストに苦情が多く{{R|trivia3}}、ドタバタ演出を抑えキャラクターデザインを変更するなど徐々に現行に近い作風へ変更。1975年頃に現在の平穏な[[ホームドラマ]]路線に転換したとされている{{R|trivia3}}。
<!--無駄に記事が多くなってしまうので、サブキャラクターの初登場日や話を逐一本項目に載せないで下さい。重要な部分が見づらくなります。-->
 
作品設定は放送時期と同じ現代<ref>{{Cite news|url=https://www.nippon.com/ja/japan-glances/jg00124/|title=意外に知らない「ニッポン入門」 国民的アニメーション:「サザエさん」と「ちびまる子ちゃん」|newspaper=nippon.com|date=2019-10-04|accessdate=2022-05-28}}</ref>。[[#実在する人物・キャラクターの登場事例|実在の人物が登場する事例]]もあるが、1980年代以降に普及した事象([[コンビニエンスストア]]・[[テレビゲーム]]・[[自動改札機]]など)は本編に登場しない。[[携帯電話]]や[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]といった情報通信機器類はごく一部の回で登場するものの、主要登場人物が使用または所持する描写は原則ない。東芝一社提供で開始した影響は大きく家電製品こそ登場する<ref>{{Cite news|url=https://akiba-souken.com/article/50459/?page=2|title=ぎりぎりまで手づくりにこだわったアニメ「サザエさん」の制作姿勢に、エイケン50年の歴史を垣間見る【アニメ業界ウォッチング第75回】|newspaper=[[カカクコム|アキバ総研]]|date=2021-04-25|page=2|accessdate=2021-10-17}}</ref>が、季節感を大事にするという意向から[[エア・コンディショナー|エアコン]]は一度も登場していない{{R|Tokyo2019}}<ref>{{Cite news|url=https://bunshun.jp/articles/-/48850?page=2|title=初回放送は1969年…脚本執筆歴60余年の巨匠が明かす『サザエさん』が“超ご長寿番組”に育った“納得の理由”|newspaper=[[文春オンライン]]|page=2|author=[[辻真先]]|date=2021-10-03|accessdate=2021-10-06}}</ref>。それ以外の家電については開始当初は何度かデザインの変更があったものの、1980年代を最後に以降は変更がなくなっている<ref>{{Cite news|title=サザエさん50周年記念の”怖すぎる”磯野家ほか、ギャグテイストの初期アニメも(30枚)|date=2020-05-08|url=https://www.oricon.co.jp/photo/5591/261508/}}</ref>。前述のように時代設定は現代とされるが、こうした作風を受け「登場人物の言動や行動が時代にそぐわない」と、視聴者から[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]上で指摘されるケースも中には存在し<ref>{{Cite news|url=https://maidonanews.jp/article/14638552|title=「ただいま」って妻に鞄?マスオさんの姿に「時代錯誤だよ」サザエさん考察がSNSで波紋「あれは歴史を学ぶアニメです」|newspaper=[[神戸新聞社|まいどなニュース]]|date=2022-06-08|accessdate=2022-06-17}}</ref>、「昭和を描いた作品」と見なされることもある<ref>{{Cite news|url=https://www.excite.co.jp/news/article/Myjitsu_264598/?p=2|title=『サザエさん』フネの“良妻賢母”発言が物議!「子どもに見せたくない」|newspaper=[[エキサイト|excite.ニュース]]|date=2021-02-22|page=2|archiveurl= https://web.archive.org/web/20210610084148/https://www.excite.co.jp/news/article/Myjitsu_264598/?p=2|archivedate=2021-06-10|accessdate=2022-04-02}}</ref>。また、[[堀井憲一郎]]は本作の時代について、アニメの中では意図的に曖昧にさせているとしながら「現代でも1969年でもない。現代からちょっと前」だと説いている<ref>{{Cite news|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/horiikenichiro/20210831-00255961|title=なぜ『サザエさん』の家にはエアコンがないのか 「サザエさん世界」に残る昭和の謎を探る|newspaper=Yahoo!ニュース|author=[[堀井憲一郎]]|date=2021-08-31|accessdate=2021-09-03}}</ref>。
 
事象や情報通信機器などの取り入れは行わないようにされている一方で、しつけに関する描写は時代に合わせ変化している。波平がかつてカツオに行っていた「げんこつ」や長時間にわたる説教、先生がカツオを廊下に立たせるといった描写が激減しているという意見がインターネット上などであり、理由としてそのような表現が時代の変化に伴い「暴力的に見られてしまう」ようになったためとされる<ref>{{Cite news|url=https://sirabee.com/2022/09/10/20162934538/|title=『サザエさん』の波平に”異変” カツオに「アレ」をやらなくなっていた…|newspaper=[[博報堂DYホールディングス|Sirabeeエンタメ]]|date=2022-09-10|page=1|accessdate=2022-10-10}}</ref>。
 
内容は、季節に合ったものを原作(2013年時点で使用できた作品の数は約2500話{{R|45ai}})の中から抽出し組み合わせて構成している。既に使用した原作作品を繰り返し使用することが通例となっているが、その際は間隔を2年以上空け、内容も若干変更し{{R|45ai|s20081113}}、1話につき最低1本の原作作品が組み込まれるよう作られる{{R|fujicc20131012|mynavi20180106}}。また、児童向けで姉妹作品の『[[わかめちゃんとかつおくん]]』を原作とした回もある。[[年中行事]]を題材とした回は必ず組み込まれている。
 
現在まで映像ソフト (VHS・DVD・BD) は一度も発売されていない{{efn|[[東映ビデオ]]から発売された「[[TVヒーロー主題歌全集]] 8 エイケンアニメ編」(VHS) や、同じく東映ビデオから発売されたリニューアル版「エイケンTVアニメ主題歌大全集」(VHS・LD・DVD) にも、オープニング・エンディング映像は収録されていない(同じ長谷川原作・エイケン制作の『[[いじわるばあさん]]』も含む)。なお「エイケンTVアニメ~」には、各ジャケットに映像未収録の断り書きが書かれていた。}}。過去の作品を視聴できる機会は[[長谷川町子美術館]]での上映などに限られていたが、[[2018年]][[12月]]以降、放送50周年を記念しフジテレビの有料配信サービス[[フジテレビオンデマンド|FOD]]及び[[Amazon.co.jp|Amazon]]の有料会員向けサービス[[Amazonビデオ|プライム・ビデオ]]にて、初回である1969年10月5日放送回から1977年10月23日放送回までのエピソードと、2005年11月〜2009年2月放送分の作品が配信されている{{R|toretate}}。ただし、諸事情により、初代のOP映像は2代目のもの(初代のマイナーチェンジ版で東芝クレジットを削除したもの)に差し替えられている。現存するフィルムの状態を鑑み、一部の作品は「6周年傑作集」(先述)の再放送時の映像と差し替えられている他、一部の回(6周年傑作集を含む)と次回予告はネガの破損で再生不可能な状態にあるため欠番となっている<ref>{{Cite news|url=https://anime.eiga.com/news/column/hikawa_rekishi/108087/|title=【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第13回 初期「サザエさん」の衝撃|author=[[氷川竜介]]|newspaper=アニメハック|publisher=[[映画.com]]|date=2019-03-03|accessdate=2019-03-03}}</ref>。制作された当時の時代的背景と作品のオリジナリティを考慮し、現代では不適切とされる表現([[放送禁止用語]])には修正を加えず、作品完成時の原版通り配信されている。
 
[[日本]]国外への輸出は現在のところされていない。ただし、[[フジテレビ]]の[[ディレクター]]である[[渡辺恒也]]は2019年に「今後は新たなる試みとして、『サザエさん』の海外展開を考えていきたいと頭の中では思っている」と発言をしている。
 
== 歴史 ==
<!--無駄に記事が多くなってしまうので、サブキャラクターの初登場日や話を本項目に逐一載せないで下さい。重要な部分が見づらくなります。-->
{| class="wikitable" style="font-size:small"
!年
!日付
!出来事
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|196?年||不明||[[パイロット版|パイロットフィルム]]完成。映像は現存せず[[柏原満]]が作成した効果音のみ現存が確認されている<ref>『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[扶桑社]]/2019年)51頁</ref>。
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| rowspan="2" |1969年||10月5日||放送開始{{R|history}}、第1回は「'''75点の天才!'''」「'''押売りよこんにちは!!'''」「'''お父さんはノイローゼ'''」の3話。<br>第1回の視聴率は19.3{{nbsp}}[[%]]。なお、当日の[[産経新聞|サンケイ新聞(現・産経新聞)]]と[[読売新聞]]には、当日放送開始の番組{{efn|18:00の『[[ハクション大魔王]]』、19:30の『[[世界名作劇場|カルピスまんが劇場]] [[ムーミン (アニメ)|ムーミン]](第1作)』、20:00の『[[サンデーヒットショー]]』、21:00の『[[わたしはカモちゃん]]』、21:30の『[[白雪劇場]] [[吉田松陰 (テレビドラマ)|吉田松陰]]』([[関西テレビ放送|関西テレビ]]制作)など。}}と共に本作の広告が記載されていたが、記載されたサブタイトルは翌10月12日放送の第2回の内容「ちょっと一言多かった!!の巻」「柔道の巻」「秋はもみじの物語の巻」だった。
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|1979年||9月16日||番組最高視聴率となる39.4{{nbsp}}%を記録{{R|history}}([[ビデオリサーチ]]調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。
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|rowspan="43"|1985年||3月31日||登場人物の大幅な入れ替えが行われ、浜一家、波野一家、三平が各自の事情で東京を離れる事になり、サザエ一家に別れを告げた{{R|history}}。ただし、波野一家は約2か月半後の6月16日放送分にてに転勤が撤回されて、戻ってきている<ref>『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[{{Sfn|扶桑社]]/|2019年)28頁</ref>|p=28}}。また、同年7月に三平の後任として現在の三河屋の住み込み従業員・三郎、そして浜一家に代わって伊佐坂一家がそれぞれ新たに登場する。また、この回をもって宣弘社側の初代プロデューサーであった[[松本美樹]]が引退。これに伴いレギュラー脚本家の[[雪室俊一]]、[[城山昇]]がいったん降板{{Efn|雪室と城山は1995年に復帰し、現在も脚本担当を続けている。}}。
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|5月||辻真先が降板{{Efn|辻は2007年に復帰したが降板。}}。
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|6月||[[広告代理店]]が'''[[宣弘社]]'''から'''[[電通]]'''へ変更。
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|111986年||103日||前年開館の長谷川美術館(現・[[長谷川町子美術館]])で『アニメサザエさん展』が
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|1986年||10月||長谷川美術館で『アニメサザエさん展』が開始。
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|1987年||7月19日||この年から毎年1回放送される『[[FNSの日]]』が開始され、同番組の1コーナーとして放送。翌年以降この形式が定着し、1998年以降は著名[[芸能人]](総合司会や主要キャスト)がゲスト[[声優]]として出演するのが恒例となっている{{efn|name="27TV"|2001 - 2003年、2006・2007年・2017年を除く(2017年以外のこれに該当する年は、代わりに『ちびまる子ちゃん』にてゲストのアフレコを実施)。}}。
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|1988年||3月31日||回顧特番『[[フジテレビ30年史]]』のワンコーナー「あつまれ! フジっ子No.1クイズ」に、当時の磯野家の声優が出演。第1回「75点の天才!」の一場面と、開始時の「次回予告」(後述)が放送された。
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|1989年||3月5日||放送1000回'''突破'''記念スペシャル」として初の1時間スペシャル『1000回'''突破'''記念スペシャル』を18:00 - 19:00に放送{{efn|当初は『'''1000回記念スペシャル'''』として1月8日に放送予定だったが、前日朝に[[昭和天皇]]が崩御し、元号が平成となったこの日も[[報道特別番組]]と追悼番組を続行したため延期となった。}}。<br>磯野家一家を紹介する「サザエさん一家の素顔」、磯野家の先祖が登場する「カツオいその家のルーツを探る」、「思い出まとめて名・珍場面」の3本で構成。オープニング・エンディングも特別仕様とし、オープニングはサザエさんが放送を開始した1969年から1989年までの世相をアニメで紹介、エンディングはサザエが過去に全国各地を旅したものを放送した<ref>{{Cite news|title=みもの|newspaper=朝日新聞|date=1989-03-05|page=32}}</ref>。
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|1991年||10月20日||次回予告の最後をサザエがクッキーを喉に詰まらす仕草から、じゃんけんに変更{{R|history|p37}}。
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|5月27日||原作者の長谷川町子が死去{{R|p37}}。
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|1993年||4月||[[著作権|コピーライト]]のクレジット表記が、姉妹社の廃業および長谷川町子作品の著作権管理が長谷川町子美術館へ移管に伴い、<br>放送開始時の「'''©姉妹社'''」から「'''©([[財団法人|財]])長谷川町子美術館'''」へ変更{{R|history}}。
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|1994年||10月16日||『サザエさん放送25周年スペシャルを18:00 - 19:00で放送。「一枚の写真から」「なるほど!ザ・サザエさん」「どうなる磯野家の未来」の3本で構成。番組冒頭ではレポーター役で[[福井謙二]]、2話目では司会者役で[[露木茂]]と[[八木亜希子]](以上 全て当時フジテレビアナウンサー)がアニメキャラで登場(声も本人が担当)。
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|1997年||11月18日||22年8カ月続いた『まんが名作劇場 サザエさん』が放送終了{{R|history}}、22年8カ月の歴史に終止符を打つ
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|rowspan="2"|1998年||5月14日||磯野カツオ役の高橋和枝が収録中に倒れ、病院に搬送。[[冨永みーな]]が代役として担当。
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|5月20日||高橋が体調不良により降板し、磯野カツオ役が冨永みーなへ正式に交代{{R|history}}。
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|rowspan="3"|1999年||3月23日||2代目・磯野カツオ役の高橋和枝が死去。
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|4月4日||提供日より2018年3月末までクレジット表記が、東芝の[[一社提供]]番組から同社を含めた複数社提供番組のクレジット表記に変更<br>(実質的には1987年10月4日放送回から複数社提供だったが、東芝の90秒枠廃止を機に他社のスポンサーコールも行うようになった)
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|12月26日||『サザエさん年末大感謝祭SPを18:00 - 19:00で放送。「ぼくたち歳末障子組」(作品No.4766)・「今年最後の運だめし」(作品No.4767)・「早く来い来いお正月」(作品No.4768)の新作3本に加え、<br>磯野家の家族旅行を振り返る「サザエさん一家の珍諸国漫遊記」(後述)、そして第1回第1話「75点の天才!」の初の全編再放送で構成。<br>「75点の天才!」は当時のオープニングも放送(ただしノンクレジット版で放送したが、すでに番組は東芝を含めた複数社提供になっていたものの、OPラストの「東芝(一社)のクレジット」と「サザエの提供コメント」はそのまま放送。また、マスオ・カツオ・ワカメの担当声優は当時と異なっているものの、担当声優に断り書きのテロップは添えなかった。<br>更に作品内の「[[放送禁止用語]]」にあたる台詞は無音声にして放送された{{efn|例:冒頭、カツオが上機嫌で帰宅する様子を見たサザエが、「まあ、'''[[きちがい|気が違ったのかしら]]'''」や「だってお前、自動車にはねられて'''気が触れたんだろう?'''」という場面など。}}。
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|2000年||12月3日||[[BSフジ]]開局記念番組として特別版を放送{{efn|後に地上波でも放送。}}。
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|2001年||9月2日||[[文字多重放送]]を開始、サザエの台詞は黄色、それ以外の人物は白で表記されている。
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|rowspan="2"|2005年||4月3日||磯野ワカメ役が野村道子から[[津村まこと]]に交代{{R|history}}<ref>『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[{{Sfn|扶桑社]]/|2019年)47頁</ref>|p=47}}
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|10月2日||[[ハイビジョン制作|ハイビジョン放送]]を開始。
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|rowspan=2|2006年||4月22日||原作生誕60周年を記念し、『[[もしもツアーズ]]』に磯野家が登場した
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|7月15日||[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[台場 (東京都港区)|台場]]・[[FCGビル|フジテレビ本社ビル]]に、キャラクター番組商品を扱う専門店『サザエさんのお店』が開業。
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|2007年||3月18日||「1900回記念スペシャル」を放送。スケートリンクを舞台にした「憧れの三回転」で[[荒川静香]]がゲスト出演。
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|2008年||11月16日||「サザエさん40周年記念SP」を放送{{efn|正確には'''放送40年目突入'''である。}}。
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|rowspan="4"|2009年||1月4日||地上アナログ放送で[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]](画面上下に黒帯を付加してアスペクト比16:9の画面)での放送に変更。
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|3月1日||放送2000回を達成。
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|6月14日||磯野フネ役の[[麻生美代子]]が急病のため休演し、[[谷育子]]が代役として担当(翌週に復帰)。
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|11月15日||放送開始40周年とフジテレビ開局50周年を記念して、18:30 - 20:54にアニメと実写版ドラマをひとつのスペシャルとして放送。また、番組内では1970年6月14日に放送された「サザエ万博へ行く」が全編再放送された{{efn|[[日本テレビ系列]]と[[フジテレビ系列]]の[[クロスネット局]]である[[テレビ大分]] (TOS) は編成上の都合(日曜19:00以降は日本テレビ系列の『[[ザ!鉄腕!DASH!!]]』を放送)のためドラマパートと番外編「磯野家のアルバム」が当日放送できず、代わりに当日の18:30 - 19:00の枠で「ワカメの七五三」「サザエ万博へ行く」のほか1970年6月14日放送の「ああ! ダンゼツの時代」が再放送された。}}。
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|rowspan="4"|2010年||1月10日||『サザエさん 新春福袋スペシャルを18:30 - 19:58で放送。「ポニーちゃんがやって来た」(作品No.6270)と、原作からの短編や過去作品の再放送で構成された[[オムニバス]]「サザエさん小噺ぶくろ」{{efn|構成作品の中には、姉妹社版第68巻に掲載され、現在では不適切な[[人食い人種]]が出る事で[[封印作品]]とされている「ひょうりゅう記」を原作とした「漂流記の巻」があるが、アニメでは「漂流者は磯野家全員」・「客船事故の部分を省く」・「人食い人種を『[[原始時代]]風人種』」などアレンジが施された。}}で構成。
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|7月||コピーライトのクレジット表記が、「'''©(財)長谷川町子美術館'''」から「'''©長谷川町子美術館'''」へ変更{{efn|長谷川町子美術館は2013年(平成25年)に一般財団法人へと移行したが、表記変更は行われていない。}}。
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|9月26日||放送開始以来続けてきた[[セルアニメ|セル画]]フィルム撮影での製作が完全終了し、テレビアニメ業界において最後のセル画で製作された作品となった{{efn|ただし同年12月8日放送「戸じまり用心」(作品No.6712)は、2012年12月放送予定が延期されたためセル画制作。}}<ref>{{Cite news|url=https://news.yahoo.co.jp/articles/3756804f7ac772a362e40491d49eada53e2ca28b|title=アニメのセル画、姿消す 「サザエさん」完全デジタル化|newspaper=朝日新聞デジタル|date=2013-09-28|archiveurl=https://web.archive.org/web/20131001074351/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130928-00000003-asahi-ent|archivedate=2013-10-01}}</ref>。
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|10月6日||製作過程が完全[[デジタルアニメ|デジタル環境 (テレビアニメ)]]に移行{{R|p55}}。
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|11月20日||アニメの現存映像やトリビアなどで構成された『アニメ・サザエさんの秘密徹底解明SP』を『[[カスペ!]]』枠で放送。
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|12月1日||アニメ&実写版ドラマスペシャル第4弾を18:30 - 20:54で放送。
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| rowspan="5" |2014年||1月27日||初代・磯野波平役の[[永井一郎]]が死去急逝
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|2月2日||この回から6月15日まで直後の19:00番組『[[日本語探Qバラエティ クイズ!それマジ!?ニッポン]]』への[[クロスプログラム|ジャンクション]]を開始、ジャンクションにはサザエが毎回、カツオとワカメが週交代で登場した。
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|4月6日||[[ステレオ放送|ステレオ]][[二重音声放送|二重音声]]による[[解説放送]]を開始。ただし、以前同様[[モノラル放送|モノラル音源で放送]]である。
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|10月5日||放送開始45周年を記念し、「歌って踊ってロケットまで! 放送開始から今日でぴったり45年スペシャル」を18:00 - 19:00で放送。
|10月5日
|放送開始45周年を記念して、『サザエさん 歌って踊ってロケットまで! 放送開始から今日でぴったり45年スペシャル』を18:00 - 19:00で放送。
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|rowspan="4"|2015年||1月4日||花沢花子役の[[山本圭子]]が体調不良のため休演、[[一龍斎貞友]]が代役として担当(翌週に復帰){{efn|その前には[[TARAKO]]が代役として担当した時期もあった。}}
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|10月4日||磯野フネ役が麻生美代子から[[寺内よりえ]]に交代{{R|history|p55}}。
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|11月25日||中島弘役の[[白川澄子]]が死去急逝。同年12月6日放送分は[[うえだ星子]]が代役を担当。
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|12月13日||中島弘役が[[落合るみ]]に交代。
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|rowspan="5"|2018年||1月30日・31日||東芝降板後のスポンサーが決定<ref>[https://this.kiji.is/331058814902617185/amp?c=39550187727945729 アマゾン、西松屋などがサザエさん提供へ] 共同通信、2018年1月30日</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20180202012418/https://www.jiji.com/jc/article?k=2018013101349 日産がメインスポンサー=アニメ「サザエさん」]、時事ドットコムニュース、2018年1月31日 20:25 (2月2日の[[ウェイバックマシン]]によるアーカイブ) 。</ref>。
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|3月25日||この日をもって東芝の提供が終了。
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|8月25日||初代・磯野フネ役の麻生美代子が死去<ref>{{Cite web|url=https://www.oricon.co.jp/news/2118778/full/|title=『サザエさん』元フネ役・麻生美代子さん死去 92歳 『和風総本家』など担当|publisher=ORICON NEWS|date=2018-09-03|accessdate=2018-09-03}}</ref>。9月9日放送の本編2話目では追悼の意を表したテロップが添えられて放送された<ref>{{Cite news|url=https://www.hochi.co.jp/entertainment/20180909-OHT1T50158.html|title=「サザエさん」で初代・磯野フネ役の声優・麻生美代子さん追悼コメント|newspaper=スポーツ報知|date=2018-09-09|accessdate=2018-09-10}}</ref>。
247 ⟶ 255行目:
|10月7日||番組連動データ放送を開始。視聴者のじゃんけん参加の機能や、じゃんけんの結果に応じたプレゼント、その週のエピソードのあらすじ、放送で登場した原作4コマ紹介などを提供する<ref>[https://natalie.mu/comic/news/302691 「サザエさん」データ放送開始、じゃんけんの成績表示や勝数で賞品の獲得も] - コミックナタリー 2018年10月6日</ref>。
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|12月25日||放送開始年である1969年から1978年までのエピソードが[[東京現像所]]によって[[デジタルリマスター]]化され<ref>[ https://www.tokyolab.co.jp/news/news_company/2018/12/25/「サザエさん」初期作品デジタル化を行ないました] - 東京現像所 2018年12月25日</ref>、[[Amazonプライム・ビデオ]]と[[フジテレビオンデマンド|FOD]]で配信されることが発表された{{R|toretate}}。
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| rowspan="7" |2019年||8月25日||フグ田マスオ役が増岡弘から[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]に交代。この回と翌週は『[[2019年世界柔道選手権大会]]』の中継が放送(前者は初日、後者は最終日)、本作放送終了直後に同大会中継のジャンクションが放送された。
| rowspan="8" |2019年||8月9日||放送50周年を記念して[[扶桑社]]から『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』が刊行。
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|8月25日||フグ田マスオ役が増岡弘から[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]に交代。この回と翌週は『[[2019年世界柔道選手権大会]]』の中継が放送(前者は初日、後者は最終日)、本作放送終了直後に同大会中継のジャンクションが放送された。
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|9月15日||直後に『[[2019年ワールドカップバレーボール]]』中継が放送、本作終了直後に同大会中継のジャンクションを「次週予告」パロディ{{efn|ただしフィルムは通常予告を流用。}}で放送した( - 10月13日)。
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|10月5日||放送50周年を記念し、土曜15:30 - 16:30に特別番組『サザエさんと町子さん』(関東ローカル。『[[土曜スペシャル (フジテレビ)|土曜スペシャル]]』枠の第1部)を放送。アニメ化の真相や番組制作の舞台裏、原作『[[サザエさん]]』の魅力などが特集され、過去に放送された話も紹介された<ref>[https://bangumi.org/si/546416?area_code=24&from=share サザエさんアニメ50周年記念 誕生秘話に迫る"サザエさんと町子さん"] - Gガイド番組表</ref>。
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|10月6日||放送50周年を記念して、通常OP前の[[アバンタイトル]]でサザエが放送開始50周年の挨拶、また11月放送のスペシャル番組(後述)の予告も行った。
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|アニメ&実写版ドラマスペシャル第5弾を18:30 - 21:54で放送。
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| rowspan="87" |2020年||2月2日||長谷川町子の生誕100年を記念し『サザエさん 長谷川町子先生生誕100周年スペシャルを18:00 - 19:00で放送。
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|3月21日||2代目・フグ田マスオ役の増岡弘が死去<ref>{{Cite web|url=https://mantan-web.jp/article/20200326dog00m200014000c.html|title=増岡弘さん:マスオさん、ジャムおじさん役の人気声優が死去 83歳|publisher=MANTANWEB|date=2020-03-26|accessdate=2020-03-26}}</ref>。3月29日放送の本編3話目では追悼の意を表したテロップが添えられて放送された<ref>{{Cite web|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/03/29/kiji/20200329s00041000254000c.html|title=「サザエさん」で増岡弘さん追悼テロップ 41年間マスオ役を担当「いつも穏やかで優しい…」|work=スポニチアネックス|publisher=スポーツニッポン新聞社|date=2020-03-29|accessdate=2020-03-29}}</ref>。
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|45417日||[[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]の影響で、出演者やスタッフの安全確保、感染拡大の防止のため影響アフレコより新作制無期限中止困難になったため、とをフグ田サザエ役日の放送から6月14日放送分までは2018年放送分{{efn|[[加藤みどり]]が『[[中央競馬実況中継 (日経ラコマーシャルメッセーオ社)|中央競馬実況中継CM]]』([[日経ラジオ社の放映時間の関係で2018年4月以降の作品しか放送できない。}}の中から選んだ作品の再放送で対応{{efn|過去の事例とは異なり3本を一括で差し替え。}}。レギュー枠における再放送は1975年以来、45年ぶりとなった。エンディング映像と次回予告は当時のまま、NIKKEI]])ープニング映像と次回予告後のじゃんけんは最新のもの差し替え発表放送された<ref>{{Cite web|url=https://www.sponichinikkansports.co.jpcom/m/entertainment/news/2020/04/04/kiji/20200404s00041000252000c202005090000317_m.html|title=「サザエさん」アフレコがコロナ禍で中止 サザエ役45年ぶり加藤みどり「誰か1人でも出たとなったら…」|work=スポニチアネックス再放送対応|publisher=日刊スポーツニッポン新聞社|date=2020-0405-0410|accessdate=2020-0405-2610}}</ref>。
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|5月17日||上述の影響により新作制作が困難になったため、この日の放送から6月14日放送分までは2018年放送分{{efn|現在の[[コマーシャルメッセージ|CM]]の放映時間の関係で2018年4月以降の作品しか放送できない。}}の中から選んだ作品の再放送で対応{{efn|過去の事例とは異なり3本を一括で差し替え。}}。レギュラー枠における再放送は1975年以来、45年ぶりとなった。エンディング映像と次回予告は当時のまま、オープニング映像と次回予告後のじゃんけんは最新のものに差し替えて放送された<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202005090000317_m.html|title=「サザエさん」コロナ禍で45年ぶりの再放送対応|publisher=日刊スポーツ|date=2020-05-10|accessdate=2020-05-10}}</ref>。
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|6月21日||新作の放送を、この回より再開<ref>{{Cite web|url=https://natalie.mu/comic/news/383202|title=「サザエさん」新作の放送再開、6月21日より「姉さんのメガホン」など3本放送|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020-06-14|accessdate=2020-06-14}}</ref>。
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|12月20日||アニメスペシャル『[[鬼滅の刃 (アニメ)|鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編]]』が18:59 - 21:14に編成のため、1分縮小して18:59までの放送(同アニメとの接続はステブレレス){{efn|name=予告|実質的な内容の変更は無い。}}。通常放送で放送枠が縮小されるのは極めて異例。
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|rowspan="2"|2021年||2月14日||『サザエさん バレンタインデースペシャルを18:00 - 19:00で放送。
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|8月29日||『[[FNSラフ&ミュージック〜歌と笑いの祭典〜]]』(第2夜)が18:59 - 23:09に編成のため、1分縮小して18:59までの放送{{efn|name=予告}}。前年12月20日以来の「通常放送で枠縮小」となる。
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|rowspan="6"|2022年||3月20日||『サザエさん春の東北・岩手ワクワク旅スペシャルを18:00 - 19:00で放送。
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|4月3日||この日から[[日本財団]]との共同プロジェクトで、オープニングに全国各地の「海」にまつわるスポットやシーンが紹介される<ref name="日本財団公式ウェブサイト">{{Cite web|url=https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/information/2022/20220323-68928.html|title=サザエさん×海と日本プロジェクト 発表セレモニー開催|publisher=公益財団法人日本財団|accessdate=2022-03-23}}</ref>。
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|10月2日||(『[[デジモンゴーストゲーム]]』(第45話以降)を含む)他のフジテレビ系列の番組と同様、番組提供が白い四角となっており、ロゴの色も白から通常のものに変更された。
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|10月5日||初代・フグ田マスオ役の[[近石真介]]が死去。
|}
 
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=== 放送までの経緯 ===
[[村田英憲]]の企画で{{R|ooba|PHOTOOOBA}}、主に[[エイケン (企業)|エイケン]](旧・TCJ)が制作している。スポンサー枠は放送開始から老舗の[[広告代理店]]である[[宣弘社]](現:[[電通アドギア]])が1985年頃まで取り扱い、エイケンと共に製作クレジットされていた。現在の代理店は[[電通]]である<ref>{{Cite news|url= https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23014240R01C17A1TI1000/|title= 東芝、サザエさんのスポンサー降板を検討 |newspaper=日本経済新聞|date=2017-11-01|accessdate=2019-10-04}}</ref>。また、エイケンは2002年に[[ADKホールディングス|アサツー ディ・ケイ]]の子会社となっており、2011年7月3日放送分より同社の[[松下洋子]]がプロデューサーとなっている。
企画は、アニメーション制作となる[[エイケン (企業)|エイケン]](旧・TCJ)の[[村田英憲]]により行われた{{R|ooba|PHOTOOOBA}}。早急に進められたため、スポンサーの[[東芝]]へ持ち込んだ企画書は原稿用紙1枚だけであったという{{R|ooba|PHOTOOOBA|PHOTO2}}。なお、この時に長谷川町子の姉である[[長谷川毬子|毬子]]とエイケン、[[広告代理店]]である[[宣弘社]](現:[[電通アドギア]])の[[松本美樹]]との間で行き違いが生じ、最終的に宣弘社の大場徳次が1人で長谷川側と交渉することとなった{{R|ooba|PHOTOOOBA}}。その後、大場は18年間本作品を担当することとなる{{R|ooba}}。
 
宣弘社側は当初日曜19時30分での放送を要望していたが、フジテレビ側はその枠は空けられないとし{{efn|この枠が当時『[[世界名作劇場|カルピスまんが劇場]]』の放送枠であったため。}}、『[[カムイ外伝#テレビアニメ|忍風カムイ外伝]]』の後番組として日曜18時30分枠での放送となった{{R|ooba|PHOTOOOBA}}。企画は早急に進められたため、企画書は原稿用紙1枚だけであったという{{R|ooba|PHOTOOOBA|PHOTO2}}。なお、『忍風カムイ外伝』の後番組は当初『[[ワタリ (漫画)|ワタリ]]』が予定されており、[[パイロット版]]も制作されていた。
 
放送のために[[パイロット版|パイロットフィルム]]も制作されたが、2019年時点では[[柏原満]]が作成した効果音のみ現存が確認されている{{Sfn|扶桑社|2019|p=51}}。
企画時に長谷川町子の姉・[[長谷川毬子|毬子]]とエイケンや宣弘社の[[松本美樹]]との間で行き違いが生じ、最終的に宣弘社の大場徳次が1人で長谷川側と交渉することとなった{{R|ooba|PHOTOOOBA}}。その後、大場は18年間本作品を担当した{{R|ooba}}。
 
=== 製作 ===
宣弘社のクレジットが外れた理由について、宣弘社3代目社長の小林隆吉は長谷川毬子と宣弘社の担当者との間に不和が生じたことによると証言している{{R|PHOTO2}}。
スポンサー枠は放送開始から宣弘社が取り扱い、1985年頃までエイケンと共に製作クレジットされていた。クレジットが外れた理由について同社3代目社長の小林隆吉は、長谷川毬子と宣弘社の担当者との間に不和が生じたことによると証言している{{R|PHOTO2}}。その後は[[電通]]が担当している<ref>{{Cite news|url= https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23014240R01C17A1TI1000/|title= 東芝、サザエさんのスポンサー降板を検討 |newspaper=日本経済新聞|date=2017-11-01|accessdate=2019-10-04}}</ref>。
 
放送にあたって、長谷川町子はいくつかの条件(ファッションなど流行ものは扱わない{{efn|オープニングに限っては、放送当時の流行の服がサザエの服として採用されている<ref>{{Cite news|url= https://news.yahoo.co.jp/articles/d1f8d61cdd362a96433200fd5643b2347cc2552d|title=アニメ『サザエさん』脅威のこだわり3選「使い回しじゃない」「知られていない設定」|newspaper=Yahoo!ニュース|date=2022-03-17|accessdate=2022-04-07}}</ref>。}}、[[ブラックジョーク|ブラックユーモア]]は避ける、夕食時間帯であることを考慮する…など)を出し、その代わり制作にはノータッチだった{{R|asahi1994}}とされていたが、実際には完成作品に意見を出したり、制作する話には原作を使用することを義務づけるなど、少なからずアニメ制作には関与し続けた{{R|ss}}。放送から数年後に、原作のストックが切れたことから完全オリジナルストーリーによる製作が持ち上がった際には、「歌舞伎は同じ演目を繰り返し続けてるから原作も繰り返し使用すべし」と要望し現在のスタイルを確立させるなど、以降の制作に影響を与えた部分もある{{R|ss}}。
 
作画には、2013年9月まで[[セル画]]を使用しており、1話を完成させるには3カ月半の期間が掛かっていた{{R|s20081113}}{{efn|他のアニメ作品が2000年代に全てデジタル制作に移行した中、本作は現行アニメ作品として最も長く、セル画での制作を続けていた。}}。[[2007年]]に、エイケンはセル画を採用している理由として「セル画の映像は微妙に線が揺れ、温かみのある画像になる。それが視聴者に安心感を与える」と述べて、こだわりを見せていた。しかし、セル画はハイビジョン画像との相性が悪く{{efn|理由として、「[[静電気]]の影響で[[塵]]が付着して見える」「厚みによる影で輪郭のぼやけがある」「色のばらつきが見える」などがある。}}、「視聴者から『サザエさん』は他に比べ映像が汚いと苦情が来れば、セル画を断念せざるをえない」との見解も示していた{{R|asahi}}。その後、特別版などから徐々にデジタル制作へ移行をはじめ{{efn|2005年(平成17年)10月のハイビジョン化以降はオープニング・エンディング・次回予告の[[バンクシステム|バンク]]部分がデジタル制作に切り替わり、2009年(平成21年)7月からはオープニングのみ全編デジタルにて制作され、さらに2012年(平成24年)7月からはエンディング部分も全編デジタルにて制作されるようになった。2013年からは月1 - 2回ペースで全編デジタル制作となっていた。}}、最終的に2013年10月6日放送分からは、全編完全デジタル制作に移行した<ref>{{Cite news|url=http://mainichi.jp/select/news/20130927k0000e040222000c.html?inb=ra|title=サザエさん:デジタル制作に 「セル画」アニメ消える|newspaper=毎日jp|publisher=毎日新聞|date=2013-09-27}}</ref>。
=== 特徴 ===
放送初期は『[[トムとジェリー]]』をベースにした[[喜劇#スラップスティック|ドタバタ]]調の[[ギャグアニメ]]であり、[[キャラクターデザイン]]のタッチも原作にかなり近いものだった<ref>{{Cite news|title=長寿アニメ節目の年|newspaper=[[読売新聞]]・東京朝刊2部|date=2019年1月1日|page=17}}</ref>。しかし原作と大きく違うテイストに苦情が多く{{R|trivia3}}、1971年放送分からドタバタギャグの演出が抑えられ、同年10月頃には現行に近いキャラクターデザインに変更された。その後も原作に忠実なギャグ路線は堅持していたが、1975年頃には現在の平穏な[[ホームドラマ]]路線に転換したとされている{{R|trivia3}}。
 
2000年代頃からのアニメーション作品には珍しく、一話ごとに脚本・作画などの主要スタッフ名や作品ナンバーを表記しているが、作品ナンバーはあくまで作品を管理するために振られた通し番号であり、実際の放送にあたっては各作品の放送時期と内容を考慮して編成されているため、[[アニメの話数一覧|話数]]と作品ナンバーの順番は一致しておらず、ランダムになっている{{R|asahi1994}}。
作品設定は放送時期と同じ現代<ref>{{Cite news|url=https://www.nippon.com/ja/japan-glances/jg00124/|title=意外に知らない「ニッポン入門」 国民的アニメーション:「サザエさん」と「ちびまる子ちゃん」|newspaper=nippon.com|date=2019-10-04|accessdate=2022-05-28}}</ref>。[[#実在する人物・キャラクターの登場事例|実在の人物が登場する事例]]もあるが、1980年代以降に普及した事象([[コンビニエンスストア]]・[[テレビゲーム]]・[[自動改札機]]など)は本編に登場しない。[[携帯電話]]や[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]といった情報通信機器類はごく一部の回で登場するものの、主要登場人物が使用または所持する描写は原則ない。東芝一社提供で開始した影響は大きく家電製品こそ登場する<ref>{{Cite news|url=https://akiba-souken.com/article/50459/?page=2|title=ぎりぎりまで手づくりにこだわったアニメ「サザエさん」の制作姿勢に、エイケン50年の歴史を垣間見る【アニメ業界ウォッチング第75回】|newspaper=[[カカクコム|アキバ総研]]|date=2021-04-25|page=2|accessdate=2021-10-17}}</ref>が、季節感を大事にするという意向から[[エア・コンディショナー|エアコン]]は一度も登場していない<ref>{{Cite news|title=ほのぼの変わらず50年 フジのアニメ「サザエさん」|date=2019-09-29|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/7314|accessdate=2021-05-27|publisher=東京新聞}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://bunshun.jp/articles/-/48850?page=2|title=初回放送は1969年…脚本執筆歴60余年の巨匠が明かす『サザエさん』が“超ご長寿番組”に育った“納得の理由”|newspaper=[[文春オンライン]]|page=2|author=[[辻真先]]|date=2021-10-03|accessdate=2021-10-06}}</ref>。それ以外の家電については開始当初は何度かデザインの変更があったものの、1980年代を最後に以降は変更がなくなっている<ref>{{Cite news|title=サザエさん50周年記念の”怖すぎる”磯野家ほか、ギャグテイストの初期アニメも(30枚)|date=2020-05-08|url=https://www.oricon.co.jp/photo/5591/261508/}}</ref>。前述のように時代設定は現代とされるが、こうした作風を受け「登場人物の言動や行動が時代にそぐわない」と、視聴者から[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]上で指摘されるケースも中には存在し<ref>{{Cite news|url=https://maidonanews.jp/article/14638552|title=「ただいま」って妻に鞄?マスオさんの姿に「時代錯誤だよ」サザエさん考察がSNSで波紋「あれは歴史を学ぶアニメです」|newspaper=[[神戸新聞社|まいどなニュース]]|date=2022-06-08|accessdate=2022-06-17}}</ref>、「昭和を描いた作品」と見なされることもある<ref>{{Cite news|url=https://www.excite.co.jp/news/article/Myjitsu_264598/?p=2|title=『サザエさん』フネの“良妻賢母”発言が物議!「子どもに見せたくない」|newspaper=[[エキサイト|excite.ニュース]]|date=2021-02-22|page=2|archiveurl= https://web.archive.org/web/20210610084148/https://www.excite.co.jp/news/article/Myjitsu_264598/?p=2|archivedate=2021-06-10|accessdate=2022-04-02}}</ref>。また、[[堀井憲一郎]]は本作の時代について、アニメの中では意図的に曖昧にさせているとしながら「現代でも1969年でもない。現代からちょっと前」だと説いている<ref>{{Cite news|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/horiikenichiro/20210831-00255961|title=なぜ『サザエさん』の家にはエアコンがないのか 「サザエさん世界」に残る昭和の謎を探る|newspaper=Yahoo!ニュース|author=[[堀井憲一郎]]|date=2021-08-31|accessdate=2021-09-03}}</ref>。
 
サザエなどキャラクターの服装は毎回変更されており、同じ服装が再度使われることはない{{R|fujicc20131012}}。
事象や情報通信機器などの取り入れは行わないようにされている一方で、しつけに関する描写は時代に合わせ変化している。波平がかつてカツオに行っていた「げんこつ」や長時間にわたる説教、先生がカツオを廊下に立たせるといった描写が激減しているという意見がインターネット上などであり、理由としてそのような表現が時代の変化に伴い「暴力的に見られてしまう」ようになったためとされる<ref>{{Cite news|url=https://sirabee.com/2022/09/10/20162934538/|title=『サザエさん』の波平に”異変” カツオに「アレ」をやらなくなっていた…|newspaper=[[博報堂DYホールディングス|Sirabeeエンタメ]]|date=2022-09-10|page=1|accessdate=2022-10-10}}</ref>。
 
=== 収録 ===
内容は、季節に合ったものを原作(2013年時点で使用できた作品の数は約2500話{{R|45ai}})の中から抽出し組み合わせて構成している。[[#制作|制作の項目]]で述べた一件もあり、既に使用した原作作品を繰り返し使用することが通例となっている。なおその際は間隔を2年以上空け、内容も若干変更し{{R|45ai|s20081113}}、1話につき最低1本の原作作品が組み込まれるよう作られる{{R|fujicc20131012|mynavi20180106}}。また、児童向けで姉妹作品の『[[わかめちゃんとかつおくん]]』を原作とした回もある。[[年中行事]]を題材とした回は必ず組み込まれ、家族旅行や[[賞与|ボーナス]]などの話題は毎年繰り広げられている。カツオやワカメの学校における[[進級]]には触れられないが、過去の放送でカツオが修学旅行に参加したエピソードもある。年内最後の放送終了時は、一部の年を除いて磯野一家が翌年の挨拶を行なう。サザエなどほとんどのキャラクターの服装は毎回変更されており、同じ服装が再度使われることはない{{R|fujicc20131012}}。
[[アフレコ]]は、放送開始から「生きた会話」にするため個別収録を認めず、出演者全員が毎週必ずスタジオへ集まり収録するスタイルであった{{R|Tokyo2019}}。当日に台本を渡され3話分の映像を座ったまま見た後、ラステス(リハーサル)として最初の1話分のみ声を当ててから本番へそのまま移り、3話分を一発収録するという形で行っている。
 
2020年、[[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]の影響で安全確保や感染拡大の防止のために収録は一度中止になり<ref>{{Cite web|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/04/04/kiji/20200404s00041000252000c.html|title=「サザエさん」アフレコがコロナ禍で中止 サザエ役の加藤みどり「誰か1人でも出たとなったら…」|work=スポニチアネックス|publisher=スポーツニッポン新聞社|date=2020-04-04|accessdate=2020-04-26}}</ref>、再開後は事前に台本と映像が渡され、3人前後に分かれての個別収録を行うようになった<ref>『[[ラジオ深夜便]]』2022年1月2日放送回「▽時代を創った声 声優…貴家堂子」より。</ref>。
製作には、2013年9月まで長年[[セル画]]を使用しており、1話を完成させるには3カ月半の期間が掛かっていた{{R|s20081113}}{{efn|他のアニメ作品が2000年代に全てデジタル制作に移行した中、本作は現行アニメ作品として最も長く、セル画での制作を続けていた。}}。[[2007年]]に、エイケンはセル画を採用している理由として「セル画の映像は微妙に線が揺れ、温かみのある画像になる。それが視聴者に安心感を与える」と述べて、こだわりを見せていた。しかし、セル画はハイビジョン画像との相性が悪く{{efn|理由として、「[[静電気]]の影響で[[塵]]が付着して見える」「厚みによる影で輪郭のぼやけがある」「色のばらつきが見える」などがある。}}、「視聴者から『サザエさん』は他に比べ映像が汚いと苦情が来れば、セル画を断念せざるをえない」との見解も示していた{{R|asahi}}。その後、特別版などから徐々にデジタル制作へ移行をはじめ{{efn|2005年(平成17年)10月のハイビジョン化以降はオープニング・エンディング・次回予告の[[バンクシステム|バンク]]部分がデジタル制作に切り替わり、2009年(平成21年)7月からはオープニングのみ全編デジタルにて制作され、さらに2012年(平成24年)7月からはエンディング部分も全編デジタルにて制作されるようになった。2013年からは月1 - 2回ペースで全編デジタル制作となっていた。}}、最終的に2013年10月6日放送分からは、全編完全デジタル制作に移行した<ref>{{Cite news|url=http://mainichi.jp/select/news/20130927k0000e040222000c.html?inb=ra|title=サザエさん:デジタル制作に 「セル画」アニメ消える|newspaper=毎日jp|publisher=毎日新聞|date=2013-09-27}}</ref>。
 
演技に関しては、日常的な会話のリアリティーに重きを置いている{{R|Tokyo2019}}。1990年代後半からは高齢者から子どもまで幅広い視聴層を考慮し、聞き取りやすいようにハッキリと少しゆっくりした話し方に演出されるようになった。2019年にゲスト出演した[[浪川大輔]]は、語尾の最後まできちんと発声する独特の“サザエしゃべり”があると語っている<ref>{{Cite news|title=声優・浪川大輔、放送50周年「サザエさん」初出演を振り返る |newspaper=ABEMA TIMES |publisher=声優と夜あそび |date=2019-11-29 |url=https://times.abema.tv/articles/-/7030857 |accessdate=2022-11-28}}</ref>。
2000年代頃からのアニメーション作品には珍しく、一話ごとに脚本・作画などの主要スタッフ名や作品ナンバーを表記しているが、作品ナンバーはあくまで作品を管理するために振られた通し番号であり、実際の放送にあたっては各作品の放送時期と内容を考慮して編成されているため、[[アニメの話数一覧|話数]]と作品ナンバーの順番は一致しておらず、ランダムになっている{{R|asahi1994}}。
 
=== スポンサー ===
現在まで映像ソフト (VHS・DVD・BD) は一度も発売されていない{{efn|[[東映ビデオ]]から発売された「[[TVヒーロー主題歌全集]] 8 エイケンアニメ編」(VHS) や、同じく東映ビデオから発売されたリニューアル版「エイケンTVアニメ主題歌大全集」(VHS・LD・DVD) にも、オープニング・エンディング映像は収録されていない(同じ長谷川原作・エイケン制作の『[[いじわるばあさん]]』も含む)。なお「エイケンTVアニメ~」には、各ジャケットに映像未収録の断り書きが書かれていた。}}。また、BS・CSでの再放送も行われておらず、過去の作品を視聴できる機会は、後述の『まんが名作劇場 サザエさん』と[[長谷川町子美術館]]での上映、スペシャル番組などで不定期に再放送された時程度に限られていたが、[[2018年]][[12月26日]]より、放送50周年を記念してフジテレビの有料配信サービス[[フジテレビオンデマンド|FOD]]及び[[Amazon.co.jp|Amazon]]の有料会員向けサービス[[Amazonビデオ|プライム・ビデオ]]にて、放送開始年である1969年10月5日から1977年10月23日放送分までのエピソードと、2005年11月〜2009年2月放送分の作品が配信されている{{R|toretate}}。ただし、諸事情により、初代のOP映像は2代目のもの(初代のマイナーチェンジ版で東芝クレジットを削除したもの)に差し替えられている。現存するフィルムの状態を鑑み、一部の作品は「6周年傑作集」(先述)の再放送時の映像と差し替えられている他、一部の回(6周年傑作集を含む)と次回予告はネガの破損で再生不可能な状態にあるため欠番となっている<ref>{{Cite news|url=https://anime.eiga.com/news/column/hikawa_rekishi/108087/|title=【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第13回 初期「サザエさん」の衝撃|author=[[氷川竜介]]|newspaper=アニメハック|publisher=[[映画.com]]|date=2019-03-03|accessdate=2019-03-03}}</ref>。制作された当時の時代的背景と作品のオリジナリティを考慮し、現代では不適切とされる表現([[放送禁止用語]])には修正を加えず、作品完成時の原版通り配信されている。
<!--特筆性の高い東芝のみ記載。過剰記載にはならないよう、他のスポンサーは大幅に省略。-->
放送開始から2018年まで約48年間にわたり、'''[[東芝]]'''がスポンサーであった。1998年までは単独提供で、以降の複数社提供(東芝を含め6~8社)へ変更後も筆頭スポンサーとして提供を続けた{{efn|実質的には1987年10月4日放送回から複数社提供だったが、東芝の90秒枠廃止を機に他社のスポンサーコールも行うようになった。}}。
 
開始当初こそ本編にロゴマークや同社の家電製品が登場することがあったが、後にスポンサーとしての影響力を作品に行使しない姿勢へと転換。作品の普遍性を保つことに一翼を担っていた<ref>{{Cite news|author=中野ナガ |title=国民的アニメ『サザエさん』の“普遍性” 東芝CM降板でどう変わる? |newspaper=ORICON NEWS |agency=オリコン株式会社 |date=2017-11-26 |url=https://www.oricon.co.jp/special/50473/ |accessdate=2022-11-27}}</ref>。その一方、単独提供期にはオープニングとエンディングにロゴ表示とサザエによる読み上げがあり、複数社提供後も「'''東芝'''と、'''ご覧のスポンサー'''の提供でお送りします(した)」と社名が読み上げられる{{R|JCAST1}}など結びつきは強く、同社製品のイメージキャラクターにも起用されていたため、東芝と『サザエさん』の関係性は視聴者にも浸透していた{{R|JCAST2}}。
[[日本]]国外への輸出は現在のところされていない{{efn|ただし、『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[扶桑社]])によると、[[フジテレビ]]の[[ディレクター]]、[[渡辺恒也]]が「今後は新たなる試みとして、『サザエさん』の海外展開を考えていきたいと頭の中では思っている」と発言をしている。}}。
 
[[2010年代]]に入り経営が低迷し、[[2016年]]に家電事業の売却など消費者向け事業の縮小で宣伝効果が薄れた後も提供を続ける意向を示していたが<ref name="JCAST2">{{Cite news|title=東芝、「サザエさん」スポンサー降板も 48年ロングランアニメどうなる |newspaper=J‐CASTニュース |agency=ジェイ・キャスト |date=2017-02-15 |url=https://www.j-cast.com/2017/02/15290699.html?p=all |accessdate=2022-11-27}}</ref>、経営再建の事業見直しに伴う様々な要因から、「一定の役割を果たした」として2018年3月25日放送回をもって降板<ref>{{Cite news|title=東芝、「サザエさん」「日曜劇場」降板を正式決定 「役割果たした」 |newspaper=ITmedia ビジネスオンライン |agency=ITmedia |date=2017-11-22 |url=https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1711/22/news106.html |accessdate=2022-11-27}}</ref>。発表時は多数のメディアに報道されるなど、その影響力の高さを示した。
 
東芝の降板後は、[[日産自動車]]を中心に9社で提供する構成となっている<ref name="JCAST1">{{Cite news|title=サザエさん、そう来たか 「東芝」後、スポンサー紹介の新表現 |newspaper=J‐CASTニュース |agency=ジェイ・キャスト |date=2018-04-01 |url=https://www.j-cast.com/2018/04/01325072.html |accessdate=2022-11-27}}</ref><ref>{{Cite news|title=東芝が「サザエさん」の提供から降板、新たにアマゾンらが加わる |newspaper=BCN+R |agency=株式会社BCN |date=2018-04-02 |url=https://www.bcnretail.com/market/detail/20180402_56251.html |accessdate=2022-11-27}}</ref>。東芝のような企業名の読み上げは廃止されているほか、この変更の影響でのCM増加に伴い本編時間が約8秒短縮された<ref>{{Cite news|edithor=「週刊文春エンタ!」編集部 |title=「サザエさん」スポンサー問題 東芝撤退、Amazon参入で一話が短くなった!? |newspaper=週刊文春エンタ! |pages=1-2 |publisher=株式会社文藝春秋 |date=2018-12-02 |url=https://bunshun.jp/articles/-/9829 |accessdate=2022-11-27}}</ref>。
 
== 登場人物 ==
{{Main|サザエさんの登場人物}}
 
=== 実在する人物・キャラクターの登場事例 ===
[[2006年]](平成18年)[[4月22日]]放送の『[[もしもツアーズ]]』では、「サザエさん生誕60周年記念ツアー」と銘打ち(場所は[[桜新町]])、アニメの磯野家に当時の『もしツア』の出演者である[[天野ひろゆき]]([[キャイ〜ン]])、[[ウド鈴木]](キャイ〜ン)、[[坂下千里子]]、[[関根勤]]、[[KABA.ちゃん]]、[[三瓶]]がアニメで登場した。さらにこの回のラストは、アニメのウド鈴木がエンディングのパロディをやって締め括った(他、2008年〈平成20年〉[[11月15日]]、2010年〈平成22年〉[[12月25日]]放送にも、旅のエキスパートとしてサザエがアニメで参加した)<ref>「[https://www.fujitv.co.jp/moshimo/index.html もしもツアーズ オフィシャルサイト]」ツアーバックナンバー 2006年4月22日、2008年11月15日、2010年12月25日。</ref>。ウド鈴木は[[2013年]](平成25年)[[12月1日]]に放送された[[観月ありさ]]主演の[[サザエさん#観月ありさ版|実写ドラマ版]](パート4)では占い師役を演じている。またキャイ〜ンと関根は先述の『サザエさんの秘密徹底解明SP』にもゲスト出演、番組では『もしツア』で磯野家と共演した場面が放送された。
 
[[2015年]](平成27年)[[8月23日]]放送の本編では『[[バレーボールワールドカップ]]』の番宣も兼ねる形で、[[眞鍋政義]]と[[木村沙織]]がアニメでゲスト出演した<ref>{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2057365/full/|title=木村沙織選手『サザエさん』に本人役で出演 カツオと握手に感動|newspaper=ORICON STYLE|date=2015-08-10}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/08/10/kiji/K20150810010910840.html|title=サオリン「サザエさん」に本人役で出演!声優初挑戦「恥ずかしい」|newspaper=スポニチアネックス|date=2015-08-10}}</ref>。
 
[[2019年]]([[令和]]元年)[[11月22日]]放送の『池上彰×サザエさんスペシャル』では、番組内のアニメに[[池上彰]]がアニメキャラになって登場し、磯野家らと共演した。
 
[[2022年]](令和4年)[[9月11日]]放送の『サザエさん知ってますぅ?ニッポン全国海なぞ大調査!』([[テレビ西日本]]制作。関東地区は『[[日曜スペシャル (フジテレビ)|日曜スペシャル]]』枠)では、番組内アニメに、番組レポーターの[[伊野尾慧]] ([[Hey!Say!JUMP]])、[[チョコレートプラネット]]、[[矢吹奈子]] ([[HKT48]]) がアニメキャラで登場した。
 
== 声の出演 ==
<!--役名・表示順は、2022年現在の放送や公式サイトのクレジットに基づき表記。-->
=== レギュラーキャラクター ===
(出典{{Sfn|扶桑社|2019|p=59}}<ref>{{Cite news|author=江戸川夏樹 |title=40年間マスオ役、競争激しい声優界で活躍し続けたワケ |newspaper=朝日新聞 |date=2019-8-28 |url=https://www.asahi.com/articles/ASM8W3T4QM8WUTIL00D.html |accessdate=2022-11-28}}</ref>)
{| class="wikitable" style="text-align:center"
!出演期間
!サザエ
!マスオ
!カツオ
!ワカメ
!タラオ
!波平
!舟
|-
|style="text-align:left"| 1969年10月{{0}}5日 - 1969年12月21日
|rowspan="9"|[[加藤みどり]]
|rowspan="3"|[[近石真介]]
|[[大山のぶ代]]
|rowspan="2"|[[山本嘉子]]
|rowspan="9"|[[貴家堂子]]
|rowspan="6"|[[永井一郎]]
|rowspan="7"|[[麻生美代子]]<br>{{efn|2009年6月14日放送分のみ、急病のため[[谷育子]]が代役を務めた。放送内容も変更され、前週の次回予告にあった「母さんのセーラー服」(作品No.6187)が2週間後の6月28日に延期、代わりに6月21日放送予定だった「男たちのランチタイム」(作品No.6190)が前倒しで放送された。}}
|-
|style="text-align:left"| 1969年12月28日 - 1976年{{0}}3月28日
|rowspan="3"|[[高橋和枝]]
|-
|style="text-align:left"| 1976年{{0}}4月{{0}}4日 - 1978年{{0}}6月{{0}}4日
|rowspan="3"|[[野村道子]]
|-
|style="text-align:left"| 1978年{{0}}6月11日 - 1998年{{0}}5月10日
|rowspan="5"|[[増岡弘]]
|-
|style="text-align:left"| 1998年{{0}}5月17日 - 2005年{{0}}3月27日
|rowspan="5"|[[冨永みーな]]
|-
|style="text-align:left"| 2005年{{0}}4月{{0}}3日 - 2014年{{0}}2月{{0}}9日
|rowspan="4"|[[津村まこと]]
|-
|style="text-align:left"| 2014年{{0}}2月16日 - 2015年{{0}}9月27日
|rowspan="3"|[[茶風林]]
|-
|style="text-align:left"| 2015年10月{{0}}4日 - 2019年{{0}}8月18日
|rowspan="2"|[[寺内よりえ]]
|-
|style="text-align:left"| 2019年{{0}}8月25日 - 現在
|[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]
|}
 
=== サブキャラクター ===
{{出典の明記|section=1|date=2020年4月}}
* ノリスケ - [[村越伊知郎]](1969.12 - 1998.7)→[[荒川太朗|荒川太郎]](1998.7 - 2000.6)→[[松本保典]](2000.7 - )
* タイコ - [[逢川亮子|落合美穂]](1970.2 - 1974)→[[恵比寿まさ子]](1974 - 1979)→[[塚田恵美子]](1979 - 2013.11)→[[小林さやか]](2013.12 - )
* イクラ - [[効果音|SE]](1970.3-1971.5)→[[桂玲子]](?-)、冨永みーな(?)
* 伊佐坂難物 - [[峰恵研]](1985.7 - 2002.2)→伊井篤史(2002.2 - 2002.3)→[[岩田安生]](2002.4 - 2009.9)→[[中村浩太郎]](2009.10 - )
* 伊佐坂お軽 - 山田礼子(1985.7 - )
* 伊佐坂甚六 - 竹村拓(1985.7 - )
* 伊佐坂浮江 - [[潘恵子]](1985.7 - 1989)→冨永みーな(1989 - 1998.6)→川崎恵理子(1998.7 - )
* 裏のお爺さん - 不明(1970.7 - ?)→峰恵研(1985 - 2002.2)→伊井篤史(2002.2 - 2013.10)→[[高桑満]](2013.12 - )
* 裏のお婆さん - 不明(1970.7-?)→白川澄子(?)、山本圭子(?)→[[山田礼子]](?-)
* 中島弘 - 不明(1970.3 - 1971)→[[白川澄子]](1972.8 - 2015.11){{efn|代役 - 不明(1973.1)、[[うえだ星子]](2015.12)}}→[[落合るみ]](2015.12 - )
* 花沢花子 - [[秋元千賀子]](1971.3 - ?)→山本圭子(? - ){{efn|代役 - [[一龍斎貞友]](2015.1)、[[伊倉一恵]](2020.9 - 2020.10)}}
* 大空かおり - 不明(1969.10 - ?)→桂玲子(?-){{efn|代役 - 野村道子(1972.10、1975.4、1975.5)}}
* 早川 - 不明(?)→桂玲子(1974)→[[潘恵子]](? - 1989)→冨永みーな(1989 - 1998)→川崎恵理子(1998 - )
* 橋本とおる - 不明(1970.2 - ?)→[[山田礼子]](? - )
* 西原卓磨 - [[三輪勝恵]](1972.10 - ?)→塚田恵美子(1979 - 2013.12)→小林さやか(2014.4 - )
* 堀川 - 白川澄子(1971.7-?)→塚田恵美子(? - 2013.12)→小林さやか(2014.1 - )
* 塩田スズ子 - 桂玲子(?-2022.4)→[[北原沙弥香]](2022.6-)
* 大島みゆき - 桂玲子(?)→冨永みーな(1989 - 1998)→川崎恵理子(1998 - 2020.6)→[[平井祥恵]](2020.7 - )
* 野沢リカ - 桂玲子(1971.7-){{efn|代役 - [[川田妙子]](?)}}
* タケオ - 白川澄子(?)→山田礼子(? - 2019.9)→[[三日尻望]](2020.11 - ){{efn|代役 - 冨永みーな(?)、川崎恵理子(?)}}
* 穴子 - [[たてかべ和也]](1971.2 - ?)→[[若本規夫]](? - )
* 穴子夫人 - 塚田恵美子(?)→山本圭子(? - )→落合るみ (2022.11-)
* カツオの担任 - [[大竹宏]](1969.12)→不明(1970 - ?)→[[肝付兼太]](1971.5)→不明(?)→峰恵研(?)→不明(2002.2-?)→[[沢木郁也]](2002.4-)
* 三郎 - 二又一成(1985.7 - )
* 磯野藻屑源素太皆 - 永井一郎(1970.2 - 2013.4)→茶風林(2014.3 - )
* 磯野海平 - 永井一郎(1970.4 - 2013.4)→茶風林(2014.5 - )
* 中島の祖父 - 不明(?)→[[伊井篤史]](?)→[[高桑満]](2013.12 - )
* 中島の兄 - 不明(?)→[[竹村拓]](?)→[[坂巻学]](2017.7 - )
* 花沢金太郎 - 不明(?)→[[若本規夫]](? - )
* 花沢の母 - 山本圭子(?)→[[川崎恵理子]](2017 - )
* 早川の母 - [[日下由美]](2013)→小林さやか(2014.5)→[[弘中くみ子]](2015.2)→[[坂井恭子]](2018.6 - )
* 早川の父 - 田中秀幸(2016.10、2018.11)→坂巻学(2019.10)
* ワカメの担任 - 不明(1969.12)→不明(?)→[[二又一成]](?)→竹村拓(?)→坂巻学(2018.4 - )
* 三河屋 - [[小宮山清]](1969.12-?)→若本規夫(?)→沢木郁也(2019.5-)
* タケオの母 - 山本圭子(?-)
* イカコ - 白川澄子(?)→冨永みーな(?)→川崎恵理子(2008)→平井祥恵(2019)
* 湯水金蔵 - 不明(?)→若本規夫(? - )
* 波野なぎえ - 濱野香美奈(?)→[[京田尚子]](?)→山田礼子(?)
* 伊佐坂難物(初代) - [[はせさん治]](1970.8 - 1978)
* 伊佐坂軽(初代) - 不明(1970.8 - 1978)
* 伊佐坂甚六(初代) - 不明(1970.8 - 1978)
* 伊佐坂浮江(初代) - 不明(1970.8 - ?)→落合美穂(1974)→不明(? - 1978)
* 浜 - 峰恵研(1978.5 - 1985.3)、[[沢りつお]](1981〈代役〉)
* 浜夫人 - [[近藤高子]](1978.5 - 1985.3)
* ミツコ - 潘恵子(1978.5 - 1985.3)
 
=== 解説放送 ===
* [[佐藤里佳]](当時[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[日本のアナウンサー|アナウンサー]]、2014.4.6 - 2015.3)→[[藤村さおり]](当時フジテレビアナウンサー、2015.4 - 2020.11.7)→[[松村未央]](フジテレビアナウンサー、2020.11.14 - )
 
== スタッフ ==
=== 2022年現在 ===
* 原作 - [[長谷川町子]]
* プロデューサー - [[渡辺恒也]](フジテレビ)、田中洋一
* チーフディレクター(監督) - 森田浩光
* キャラクターデザイナー - 小池達也
* アートディレクター(美術監督) - 佐藤博
* 美術 - 佐藤博、小日向乃理子
* カラーディレクター(色彩設計) - 千代間由佳
* 撮影チーフ(撮影監督) - 工藤一史
* 録音演出(音響監督) - [[壷井正]]([[グロービジョン]])
* 録音 - グロービジョン九段スタジオ
* 調整 - 安部雅博
* 録音担当 - 藤田寛大
* 音響制作担当 - 郡司哲也
* 音楽 - [[越部信義]](音楽企画センター→サンオン){{Efn|河野の参加後クレジットから外されたが、楽曲は引き続き使用された。2013年の『サザエさん音楽大全』発売を機に、河野と連名で再度クレジットされるようになる。}}、[[河野土洋]]{{Efn|1998年より参加。}} 、[[河野圭]]{{Efn|2019年よりスペシャル用新作BGMのみの参加。圭は土洋の長男である。}}
* 効果 - [[柏原満]]([[東京演劇音響研究所|T.E.O]])、今野康之([[スワラ・プロ]]→ハミングバード)、茅原万起子
* 編集 - 牧岡栄吾(エイケン)、岡田輝満(岡田編集室)
* 文芸 - 野坂律子、江川真規
* 開発担当 - [[松崎容子]](フジテレビ)
* 制作デスク - 吉田宰祐
* ビデオ編集 - 島田岳士(グロービジョン)
* 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、[[エイケン (企業)|エイケン]]
==== 各話スタッフ ====
* 脚本 - [[雪室俊一]](1969年 - 1985年,1995年 - )、[[城山昇]](1969年 - )、[[小林英造]](2010年 - 2019年)、[[浪江裕史]](2011年 - )、中園勇也(2013年 - )、スギタクミ(2015年,2019年 - )、[[あみやまさはる]](2015年 - )、[[広田光毅]](2015年 - )、[[小峯裕之]](2016年 - )、諸橋隼人(2021年 - )
* 演出(絵コンテ兼任) - 森田浩光、[[佐藤豊]]、望月敬一郎、神原雄二、岩澤秀平、近藤一英、[[牛草健]]、山﨑茂、[[前園文夫]]、成川武千嘉、[[一居一平]]、[[高田ひろし]]、[[加藤晋]]
*絵コンテ - 西村則男{{efn|「村山修」の別名義}}、岡田宇啓、片野功
 
=== 過去 ===
* 監修 - [[小林利雄]](宣弘社)
* 企画 - [[別所孝治]]、[[久保田榮一]]、河野雄一、松崎容子、情野誠人(フジテレビ)
* プロデューサー
** 宣弘社 - [[松本美樹]]
** フジテレビ - 久保田榮一、石川泰平、[[小牧次郎]]、河野雄一、平野毅、[[鈴木吉弘]]、手塚久、小川泰、鈴木専哉、[[春名剛生]]、松崎容子、情野誠人、野崎理
** TCJ動画センター→エイケン - 堀越唯義、小室常夫、関孝行、毛内節夫、山口秀憲、一色弘安、[[松下洋子]]{{efn|エイケン出向・移籍前は親会社である[[ADKホールディングス|アサツーディ・ケイ]]側のプロデューサーとして参加。}}
* チーフディレクター(総監督) - 渡辺米彦、村山修、山本功、山岸博{{efn|2010年1月10日・8月29日のSP放送時はクレジットが「総監督」で森田浩光が担当。}}
* チーフアニメーター(作画監督) - 毛内節夫、月川秀茂、片野功、国保誠、西阪晃子
* アートディレクター(美術監督) - 小野辰雄、亀崎経史、久保陽彦、大隅敏弘{{efn|2010年1月10日・8月29日のSP放送時はクレジットが「美術監督」で佐藤博が担当。}}
* カラーディレクター(色彩設計){{efn|2010年1月10日・8月29日のSP放送時のクレジットは「色彩設計」。}} - 尾崎孝、鬼沢富士男、中沢邦夫
* 撮影チーフ{{efn|名作劇場では「テクニカルディレクター」表記。}}(撮影監督) - 黒崎千伍
* 録音演出 - 岡本知、本吉伊都子、百瀬浩二(グロービジョン)
* 録音 - 番町スタジオ
* 編集 - 矢吹敏明、山田静男、鶴淵允寿、川名雅彦、小沢修博、平田光宏、五月女孝男、[[瀬山武司|瀬山編集室]](松原理恵、佐々木紘美、白石あかね)
* 現像(ビデオ編集) - [[IMAGICA Lab.|東洋現像所→IMAGICA]]
* 制作主任 - 一色弘安
* 調整 - 島津勝利
*録音担当 - 小山雄一郎、安部雅博
*音響制作担当 - 中村梨沙、藤代早紀
* 演奏 - スクリーン・ミュージック
* 文芸
** 宣弘社 - 渡辺美恵子、今野怜子、中川ひろ子、三角周子、吉留孝子
** エイケン - 関口栄子、鈴木雅美、古川佳嗣、池田たか子、[[面出明美]]、三上牧子、大浜誠、成島由紀子、城所裕衣
* 企画制作 - [[宣弘社]]
==== 各話スタッフ ====
* 脚本 - [[辻真先]](1969年 - 1985年,2003年? - 2007年)、[[宮内婦貴子]](1969年)、小沢洋(1969年)、久保田圭司(1969年)、鈴樹三千夫(1970年)、広川明志(1971年)、馬嶋満(1972年 - )、山本功、[[長谷川町子]]、今野怜子、吉留孝子、三上牧子、[[田村多津夫]]、[[青島利幸]]、[[三谷幸喜]](1985年)、鈴木高、[[荒木芳久]]、[[藤本信行]]、[[富田祐弘]]、秋場由美、小沢修博、池田たか子、黒岩夕城、[[丸尾みほ]]{{efn|「丸尾未歩」の表記も見られる。}}、[[清水東]](1985年 - 2001年)、[[林民夫]]、[[面出明美]]、西村則男{{efn|「村山修」の別名義}}、並木敏、飛鳥功{{efn|「明日香功」の表記も見られる。}}、芹口節子、鈴木雅美、翔太郎{{efn|「緒方翔太郎」の別名義}}、古川佳嗣、[[隅沢克之]]、[[柳川茂]]、[[影山由美]]、[[井上知幸]]、[[曽田博久]]、大西由起、[[野尻靖之]]、西沢七瀬、山岸博、夢野さくら、大浜誠、[[小林雄次]]、成島由紀子、[[末永光代]]、加奈田まい、[[佐東みどり]]、森山あけみ、福田美保子、[[山田由香]]、[[吉高寿男]]、[[たむらようこ]]、[[岸間信明]]、[[牟田桂子]]、石田浩、谷本和弘、[[金月龍之介]](2016年)
 
* 演出 - 村山徹、岡田宇啓、山本功、村山修、高垣幸蔵、鳥居宥之{{efn|一時期「鳥居伸行」名義}}、日山良雄、桜田泰洋、渡辺はじめ{{efn|「渡辺米彦」の別名義}}、瀬古常時、吉田浩、山岸博、角田利隆、[[ながきふさひろ]]、見陰智史、中沢寿行、長友孝和、山口秀憲、[[青木康直]]、[[西田正義]]、茉田哲明、[[石山貴明]]、[[高柳哲司]]、佐々木涼
 
== 音楽 ==
オープニングは日曜版が1分40秒(提供クレジット表示部分含む)、火曜版が1分35秒、エンディングは日曜版1分25秒、火曜版1分15秒(予告部分含まず)である。OP、ED共に歌詞表記はされない(字幕放送で表記される)。
 
=== 主題歌 ===
{{Infobox Single
| Name = サザエさん/サザエさん一家
| Artist = [[宇野ゆう子]]
| Album = サザエさん音楽大全
| A-side =
| B-side = サザエさん一家
| Released = {{plainlist|
* [[1969年]][[11月10日]] (17cmEP)
* [[1974年]][[6月5日]] (17cmEP)
* [[1992年]][[9月23日]] (8cmCD)
}}
| Recorded = 1969年
| Genre = [[アニメソング]]
| Length = 2分57秒
| Label = {{plainlist|
* [[EMIミュージック・ジャパン|東芝レコード/東芝音楽工業]]<br>(1969年盤17cmEP)
* [[EMIミュージック・ジャパン|東芝レコード/東芝EMI]]<br>(1974年盤17cmEP、<br>1992年盤8cmCD)
}}
| Writer = {{plainlist|
* 作詞:[[林春生]]
* 作曲:[[筒美京平]]
}}
| Producer =
| Reviews =
| Chart position =
| Certification =
| Last single =
| This single = '''サザエさん/<br>サザエさん一家'''<br>(1969年)
| Next single = [[ケンちゃんトコちゃん|ケンちゃんトコちゃんGO!GO!GO!]]<br>([[1970年]])
}}
; オープニングテーマ
: 『サザエさん』作詞:[[林春生]]、作曲、編曲:[[筒美京平]]、歌:[[宇野ゆう子]]
* 放送初期半年間のオープニングは1番のみであり、これはシングル盤やこれより後の放送で使われたものとは別テイクである。1970年春から2年間、2番と4番{{efn|4番の歌詞は、「みんなが~」以降が省略。}}の歌詞が使用されていた。その後、イントロ省略の上で現在の1番と3番に変更されている。1976年9月までの放送ではクール毎に編集されていたことが多かったが、1976年10月より完全に現在の形になった。
* 当初、スタッフは宇野ではなく[[由紀さおり]]に主題歌を依頼する予定だったが、由紀が「[[夜明けのスキャット]]」で再デビューすることになり、それと重なることになるため断念したとのことである<ref>『サザエさん音楽大全』のライナーノーツ「主題歌・挿入歌についての覚え書き」に掲載。</ref>。
* 歌唱者である宇野にはアニメ放送時に流される分の印税は入らず、放送開始時に行われたレコーディングの際のギャラも3000円(当時の大卒初任給は3万円)だった。これは番組の放送期間がここまで長続きするとは思っていなかったこともある<ref>「[[解禁!暴露ナイト]]」([[テレビ東京]]、[[2013年]][[6月13日]])([https://kakaku.com/tv/channel=12/programID=32386/episodeID=648925/ 価格.com])</ref>。
* [[2014年]][[7月27日]]は例年通り『[[FNS27時間テレビ (2014年)|武器はテレビ。 SMAP×FNS27時間テレビ]]』の1コーナーとして放送、OPも特別版となり、3番のみを通常の宇野に替わり本番組の総合司会である[[SMAP]]がカバーした<ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/07/24/kiji/K20140724008621320.html|title=SMAP「サザエさん」歴史変える!宇野ゆう子以外で初のテーマ曲歌唱|newspaper=スポニチアネックス|date=2014-07-24}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.rbbtoday.com/article/2014/07/24/121925.html|title=SMAP、「サザエさん」史上初!オープニング曲を歌う……アニメ出演も|newspaper=RBBTODAY|date=2014-07-24}}</ref>。
* 2007年には高校の音楽の教科書に掲載された<ref>『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、427頁、561頁。{{ISBN2|978-4-8169-2291-6}}。</ref>。
; エンディングテーマ
: 『サザエさん一家』作詞:林春生、作曲、編曲:筒美京平、歌:宇野ゆう子
* 放送では、2番前半と3番後半の歌詞が採用されている{{R|trivia3}}。1番ではないのは、磯野家が[[平屋]]であるにも関わらず1番の歌い出しが原作設定に基いた「'''二階の窓'''を 開けたらね」となっている事情による{{R|trivia3}}。
* フルバージョンの曲の合間には、放送開始当時の声優によるサザエさん一家のセリフが入っている。
* 放送開始から約半年間は、尺の都合で2番全てと3番のBメロで構成されており、間奏のみ上記の「サザエさん一家のセリフ」が入っていた。
; 17cmシングル盤
# サザエさん / サザエさん一家([[EMIミュージック・ジャパン|東芝レコード/東芝音楽工業→東芝レコード/東芝EMI]](現・[[ユニバーサルミュージック (日本)|Virgin Music/ユニバーサル ミュージック ジャパン]]))
: 規格品番はTC-1135(1969年11月10日発売)、TC-3030(1974年6月5日再発売。定価が330円→500円に改定)。
: 1969年初発売盤は、静電気防止剤を混入した「赤盤」(カラーレコード)も存在した。
: 1974年再発売盤は全面的に通常の黒色のレコード盤となった。また、ジャケットの発売社名が「東芝音楽工業株式会社」から「東芝EMI株式会社」に変更されている一方、イラストの「TCJ動画センター制作」のクレジットは「エイケン」への社名変更後ながら修正されていない。
; 8cmCDシングル
# サザエさん / サザエさん一家(東芝レコード/東芝EMI)
: 規格品番はTODG-2001。
: CDシングル版のジャケットには権利上、タイトルロゴのみの表記でキャラクターのイラストが一切描かれていない。カラオケも収録されているが、[[赤坂東児]]編曲による新録音となっている。
: 番組エンディングの主題歌クレジットにおけるレコード会社名表記は、開始当初は「東芝レコード」だったが、CDシングル発売時(1992年)に「東芝EMI」{{efn|実際の社名変更は1973年10月1日。}}、東芝資本撤退時(2007年)に「[[EMIミュージック・ジャパン]]」、[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサル ミュージック ジャパン]]との経営統合時(2013年。変更は同年8月より)に「ユニバーサル ミュージック」に変更している<!--。ただし、経営統合以降も2013年7月まで「EMIミュージック・ジャパン」と表記されたままであった-->{{efn|東芝資本撤退後のレーベル名でのCDシングル再発売はないが、宇野ゆう子との契約は続いているため、レーベル名は変更しつつ表記を継続している。}}。
: その他、作曲者である筒美京平の作品を集めたCDや、アニメ主題歌のオムニバスCDなどにも収録される機会が多い。
: [[iTunes Store]]、および[[着うたフル]]([[EZweb]]、[[Yahoo!ケータイ]]、[[iモード]])で2006年[[8月23日]]から配信{{efn|さらに2009年10月以降、[[着うたフルプラス]](EZwebのみ)でも配信された。}}されている。
: 「サザエさん」「サザエさん一家」のTVサイズバージョン(1976年10月以降現在まで使用されているもの)は、オムニバスCD『エイケン アンソロジー 1963〜1972』(トライエム、[[2001年]]発売)に収録されている。
: また「サザエさん一家」は『日曜夜のテレビは哀愁』([[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|GT music]]、2007年10月10日発売)にも5曲目に収録されている。
 
=== 挿入歌 ===
{{Infobox Single
| Name = レッツ・ゴー・サザエさん/<br>カツオくん(星を見上げて)
| Artist = [[加藤みどり]]/[[高橋和枝]]
| Album = サザエさん音楽大全
| A-side =
| B-side = カツオくん(星を見上げて)<br>(歌・高橋和枝)
| Released = [[1970年]][[8月5日]]
| Recorded = 1970年
| Genre = [[アニメソング]]
| Length =
| Label = [[EMIミュージック・ジャパン|東芝音楽工業]]
| Writer = 作詞:[[北山修]]<br>作曲:[[筒美京平]]
| Producer =
| Reviews =
| Chart position =
| Certification =
| Last single =
| This single =
| Next single =
}}
# 「レッツ・ゴー・サザエさん」作詞:[[北山修]]、作曲・編曲:[[筒美京平]]、歌:加藤みどり
# 「カツオくん(星を見上げて)」作詞:北山修、作曲・編曲:筒美京平、歌:高橋和枝
* 次回予告のBGMは、「レッツ・ゴー・サザエさん」のインストゥルメンタルのアレンジである。また、記念回や家族旅行編などの際には(過去には2分ほどの短尺作品の劇中でも)、同曲のカラオケバージョンやそのアレンジ「テーマアレンジC」などがBGMとして使用されている。
* [[1971年]]1月24日放送「レッツGOサザエ」では「レッツ・ゴー・サザエさん」が、同年4月4日放送「ぼくは頭がいい」では「カツオくん(星を見上げて)」が使われた。
* [[2003年]]の放送1700回記念スペシャルの劇中では、現在のカツオ役の冨永みーなが歌う「カツオくん(星を見上げて)」が流れた。
* 2014年10月5日放送「レッツゴーサザエさん」(作品No.7147)で、「レッツ・ゴー・サザエさん」及び「カツオくん(星を見上げて)」が再歌唱された{{R|anime45}}。
; シングル盤
# レッツ・ゴー・サザエさん / カツオくん(星を見上げて)(東芝音楽工業/東芝レーベル)
: 規格品番はTC-1153。
* 「レッツ・ゴー・サザエさん」は、『'''永久保存版アニメ主題歌大全集'''』『'''ぼくらのテレビ探偵団 Vol.3'''』(いずれも東芝EMI)などのCDに収録されていた。
 
=== コンパクト盤 ===
* サザエさん([[1971年]]4月5日発売、東芝音楽工業)
:「サザエさん」「サザエさん一家」「レッツ・ゴー・サザエさん」「カツオくん(星を見上げて)」の4曲を収録。規格品番はTC-4009。
 
=== アルバム ===
* こどものテレビ・ドラマ・シリーズ サザエさん([[1971年]]2月発売、東芝音楽工業)
:「サザエさん」「サザエさん一家」「レッツ・ゴー・サザエさん」「カツオくん(星を見上げて)」の4曲、およびドラマ4話で構成。規格品番はTC-6322。
* サザエさん音楽大全([[2013年]]12月4日発売、[[EMIミュージック・ジャパン|イーストワールド]][[ユニバーサルミュージック (日本)|/USMジャパン/ユニバーサル ミュージック ジャパン]]<ref>[https://www.universal-music.co.jp/sazaesan/ サザエさん音楽大全 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN]</ref>)
: 上記の主題歌・挿入歌(「愛しすぎてるサザエさん」「サザエさん出発進行」の2曲を除く)や「サザエさん」「レッツ・ゴー・サザエさん」「カツオくん(星を見上げて)」のオリジナル・カラオケをステレオで収録。劇中BGMや効果音もモノラルで収録され、発売以降は、テレビやラジオの番組でサザエさんを連想されるような箇所でこのCDに入っているBGMが使われている。当初は2013年10月30日に発売予定だったが、一度中止となっていた<ref>[https://tower.jp/article/news/2013/08/19/n07/ 「サザエさん」主題歌&BGM・効果音集、制作上の都合で発売中止に - TOWER RECORDS ONLINE]</ref>。そのため規格品番もTYCN-60001からTYCN-60100に変更されている。
 
== オープニング映像 ==
{{Notice|section=1|以下の記述は次項のエンディングを含めて日曜日本放送時のものであり、火曜日のアンコール枠はテーマソング・映像が異なる。}}
[[1974年]](昭和49年)の[[1月]]<ref>「サザエさんと日本を旅しよう!」より{{Full|date=2021年10月}}。</ref>以降の回は、日本各地をサザエが旅し、訪れた場所を紹介する内容となっている。これは元々エンディングで京都を訪れたものが好評だったため、オープニングで起用するようになったと言われる<ref>{{Cite news|url=http://www.mobercial.com/article/sazaesan/|title=サザエさんのOPパターンが40年間続く理由 〜トリビア的観点から考える〜|newspaper=MOBERCIAL|accessdate=2015-07-20}}</ref>。内容は季節に合わせ3カ月ごとに変更している。[[2000年]](平成12年)からは、訪れる場所を1つまたは2つの都道府県に絞って半年間(一部例外あり)流す方式になっており<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20160930-TLJMCIVDLBOLNM2TM5SO6I2GBY/|title=サザエさんオープニングに来月から三重の名所が! 単独紹介は初|newspaper=産経ニュース|date=2016-09-30|accessdate=2016-10-22}}</ref>、紹介を希望する県や自治体から約500~1000万円の協力費を受けている{{efn|[[2001年]](平成13年)の愛媛紹介で愛媛県が補正予算で計上した事業費が630万円。[[2002年]](平成14年)の岐阜紹介で岐阜県と県観光協会が制作費として負担した金額が約700万円。[[2007年]](平成19年)の愛媛紹介で松山市などが計上した協力費が840万円。2007年(平成19年)の富山紹介で富山市が補正予算で計上した事業費が840万円。[[2008年]](平成20年)の山口紹介で山口県が支払った協力費が630万円。[[2009年]](平成21年)の新潟紹介で新潟県が予算に計上した協力費が800万円など。}}。これに関して、オープニングで地方紹介部分は1分10秒ほど(オープニング自体は提供を含めて1分40秒)であるが、日曜日の同時間帯に1分のCMを半年間放送した場合には最低でも9600万円以上必要とされるため、費用対効果の高い観光PRとして注目されている<ref>朝日新聞2007年6月7日、読売新聞2007年6月15日、中国新聞2008年4月5日、毎日新聞2009年4月4日。</ref>。
* 『サザエさん』のオープニング訪問地
** [[1974年]] 石川県<ref>{{Cite news|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/odekake-plus/news/detail.shtml?news/odekake-plus/news/pickup/201704/10104676|title=サザエさんは旅の情報通? オープニングの裏側|newspaper=HYOGOODEKAKEPLUS+|date=2017-04-17|accessdate=2017-04-20}}</ref>
** [[1980年]]頃 四国地方
** [[1990年]] 栃木県、群馬県
** [[1991年]] 広島県
** [[1993年]] 東海地方
** [[1994年]] 関東地方、中部地方
** [[1996年]] 福岡県、北海道
** [[1997年]] 4~9月 高知県{{efn|同年4月開局の高知さんさんテレビのPRを兼ね、「さんさんテレビ」のロゴ入り路面電車が走るシーンがある。}}・徳島県、10月~3月 山形県{{efn|同年4月開局のさくらんぼテレビジョンのPRを兼ね、同社の社屋にあるロゴが映るシーンがある。}}・福島県{{R|asahi130327}}
** [[2000年]] 長野県、福井県、富山県
** [[2001年]] 愛媛県、佐賀県{{R|Saga}}
** [[2002年]] - [[2003年]]3月 岐阜県、山梨県
** 2003年度 岩手県、石川県
** 2004年度 静岡県、鹿児島県{{R|asahi180329}}
** 2005年度 愛知県{{R|asahi191003}}、広島県{{R|trip}}
** 2006年度 宮城県、岡山県{{R|trip}}<ref>{{Cite news|url=https://www.sanyonews.jp/article/606496|title=「サザエさん」冒頭に岡山の名所 8日から登場、観光集客に期待|newspaper=山陽新聞|date=2017-10-02|accessdate=2017-10-09}}</ref>
** 2007年度 愛媛県、富山県{{R|trip}}
** 2008年度 山口県、岐阜県{{R|trip|yomiuri20090403}}
** 2009年度 新潟県{{R|yomiuri20090403}}、茨城県{{R|trip}}
** 2010年度 東京都{{efn|このオープニングでは、[[FCGビル]](フジテレビ本社)、長谷川町子美術館、サザエさん通りが登場する。}}秋は[[江戸時代]]、冬は[[明治時代]]だった{{R|trip}}。
** 2011年度 鹿児島県{{R|asahi180329}}、大分県{{R|trip}}
** 2012年度 兵庫県、福井県{{R|trip}}
** 2013年度 福島県{{R|asahi130327}}、静岡県{{R|trip}}
** 2014年度 秋田県<ref>{{Cite web|url=https://www.akt.co.jp/info/sazaesan|title=サザエさん 4月からオープニングに秋田が登場!|publisher=AKT秋田テレビ|date=2014-03-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140407080421/http://www.akt.co.jp/info/sazaesan|archivedate=2014-04-27|accessdate=2015-06-30}}</ref>、長野県{{R|anime45|shimintimes210403}}<ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/09/24/kiji/K20140924008985470.html|title=アニメ「サザエさん」ミュージカルに!?10・5放送45年SP|newspaper=スポニチアネックス|date=2014-09-24}}</ref>
** 2015年度 富山県<ref>{{Cite news|url=https://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015033102100015.html|title=サザエさん富山満喫 5日からオープニングに登場|newspaper=中日新聞|date=2015-03-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150404160138/http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015033102100015.html|archivedate=2015-04-04|accessdate=2015-06-28}}</ref>、宮崎県<ref>{{Cite news|url=https://www.yomiuri.co.jp/economy/20151002-OYT1T50107/|title=サザエさんオープニングに宮崎、広告効果2億円|newspaper=読売新聞|date=2015-10-03|archiveurl=https://web.archive.org/web/20151004101232/http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151002-OYT1T50107.html|archivedate=2015-10-04|accessdate=2015-11-01}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20150930ddlk45040528000c.html|title=サザエさん:来月から秋と冬バージョン、都城など11市町の名所PR 宮崎|newspaper=毎日新聞|date=2015-09-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20151101100804/http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20150930ddlk45040528000c.html|archivedate=2015-11-01|accessdate=2016-10-22}}</ref>
** 2016年度 佐賀県{{R|Saga}}、三重県<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASJ9V4W6JJ9VONFB00J.html|title=三重)「サザエさん」オープングに三重県 来月2日から|newspaper=朝日新聞|date=2016-09-27|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161022032554/http://www.asahi.com/articles/ASJ9V4W6JJ9VONFB00J.html|archivedate=2016-10-22|accessdate=2018-01-08}}</ref>
** 2017年度 兵庫県<ref>{{Cite news|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201703/0010049989.shtml|title=「サザエさん」主題歌は兵庫の名所巡り 4~9月|newspaper=神戸新聞NEXT|date=2017-03-30|accessdate=2017-03-31}}</ref>、岡山県<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20171004-KQWGNKZPKBMWLJBD73Z6QOTLUA/|title=「サザエさん」オープニング映像に岡山名所が登場 8日分から|newspaper=産経ニュース|date=2017-10-04|accessdate=2017-10-04}}</ref>
** 2018年度 鹿児島県{{R|asahi180329|trip}}、静岡県
** 2019年度 宮城県<ref>{{Cite news|url=https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_13017.html|title=宮城を駆けてく、陽気なサザエさん♪ アニメ番組冒頭に宮城の観光地登場|newspaper=[[河北新報]]|date=2019-04-03|accessdate=2019-04-03}}</ref>、愛知県{{R|asahi191003}}<ref>[https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kanko/sazaedegozaimasu.html 【知事会見】サザエさんのオープニング映像で愛知県の観光地が紹介されます!] 愛知県公式ウェブサイト 2019年10月2日閲覧。</ref>
** 2020年度 東京都<ref>{{Cite news|url= https://www.sanspo.com/article/20200401-6GTWRZQYBRJSNPAULIFFRM52RU/|title= 「サザエさん」新オープニングは東京 ライトアップされた夜桜も|newspaper=SANSPO.COM|date=2020-04-01|accessdate=2020-10-19}}</ref>、大分県・<small>熊本県[[阿蘇市]]([[大観峰]]<!--10~12月-->、[[阿蘇五岳]]、[[あそぼーい!]]、[[古閑の滝]]<!--1~3月-->)</small><ref>[https://www.visit-oita.jp/news/detail/524 サザエさんのオープニングに大分県が登場します] 大分県観光情報公式サイト 2020年9月29日閲覧。</ref><ref>[https://www.tostv.jp/sazaesan/ 10月からの新オープニングでは大分県内を紹介!] テレビ大分ウェブサイト。</ref>
** 2021年度 長野県{{R|shimintimes210403}}<ref>[https://www.pref.nagano.lg.jp/eigyo/happyou/210331press.html アニメ「サザエさん」のオープニングで長野県の観光地や特産品が紹介されます!] 長野県ウェブサイト 2021年3月31日閲覧。</ref>、岩手県<ref>{{Cite news|url=https://morioka.keizai.biz/headline/3406/|title=アニメ「サザエさん」オープニングに岩手県登場 秋編は小岩井農場など巡る|newspaper=[[みんなの経済新聞ネットワーク|盛岡経済新聞]]|date=2021-10-08|accessdate=2021-10-08}}</ref><ref>[https://www.city.miyako.iwate.jp/kanko/sazaesan_opening_jyoudogahama.html サザエさんのオープニングに浄土ヶ浜が登場!!]岩手県宮古市ウェブサイト 2021年10月1日閲覧。</ref>
** 2022年度 日本財団との共同プロジェクトで、オープニングに全国各地の「海」にまつわるスポットやシーンを紹介<ref name="日本財団公式ウェブサイト"/>、北海道<ref>[https://www.sankei.com/article/20220925-Z34EIRKWUNCZDNIANJDZQZBQF4/ 「サザエさん」オープニング 26年ぶり北海道篇スタート] 産経新聞 2022年9月25日閲覧。</ref>
 
=== クレジット ===
* [[1971年]]以降、オープニングの最後は季節によって異なる果物や木の実が2つ表れ、制作社のクレジット(現在は「制作 ([[目玉マーク]])フジテレビ、エイケン」となっている{{efn|かつては宣弘社もあった。また、2016年1月から3月まで一時的に「制作」クレジット表記が削除され、「(目玉マーク)フジテレビ、エイケン」と表記していた。}})が表示されたあと、サザエらが大きい果物、次にタマが小さい果物の中から登場し、オープニング曲に合わせてリズムを取る{{efn|これは2013年のドラマ版第4弾にも使用されており、実写のサザエ・カツオ・ワカメ・タラオが果物から登場した(タマは通常のアニメを使用)。}}。2019年1月以降は、不定期でタマがサザエたちより先に果物から飛び出すフライングシーン{{efn|タマが先に出てくるものの、サザエらがいないことに気づき一度戻るもの。}}のあるバージョンが付け加えられている<ref>{{Cite web|date=2019-03-31|url=https://withnews.jp/article/f0190331003qq000000000000000W06910101qq000018964A|title=「サザエさん」のオープニングで謎現象 あのシーンで「タマ」が…|publisher=withnews|accessdate=2020-07-12}}</ref>。
* FNS27時間テレビに内包される場合、2000年代以降はオリジナルアニメーションに変更され、2012年の『[[FNS27時間テレビ (2012年)|FNS27時間テレビ 笑っていいとも! 真夏の超団結特大号!! 徹夜でがんばっちゃってもいいかな?]]』の時はタモリとサザエが動物モノマネで対決したり、最後はいいともメンバーに見守れながら磯野家が長縄にチャレンジ、2014年の『[[FNS27時間テレビ (2014年)|武器はテレビ。 SMAP×FNS 27時間テレビ]]』の時はサザエとSMAPメンバーを中心に全員が登場するものであった。この場合、果物から飛び出すシーンはあるが、リズムは取らない。
 
その後、[[提供クレジット]]が入るがこれも時代により変わっている。
*初代は、サザエ以外の家族が画面に左へはけるのを追いかけるように旧ロゴの「Toshiba」(※通称:傘マーク、傘ロゴ{{efn|傘マークは、東芝グループの[[レコード会社]]である、[[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]](後のEMIミュージック・ジャパンを経て[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサル ミュージック]]/EMI Records Japan/[[Virgin Music]])の[[邦楽]][[レコードレーベル|レーベル]]のひとつである「東芝レコード」の[[ロゴタイプ|マーク]]として、同レーベルが廃止されるまで使用された。}}{{efn|関連して、前述通りテーマソングである『サザエさん/サザエさん一家』も東芝レコードを始め、東芝関連会社からリリースされている。}})と描かれたものがはねて、サザエがロゴを指しながら腕を上げていくのに合わせてロゴを上に移りながらズーム。画面中央にサザエがいったところで「東芝」の漢字ロゴが起き上がってくる。
** ナレーション:サザエ「提供は東芝でございます。カラーでお送りします。」
** 「カラーでお送りします。」のところで「東芝」の部分だけが黄色から赤色に変色するしかけとなっていた。これをモノクロで見ると、灰色から真っ黒に代わる感じとなっていた。
*2代目は、磯野家が横一列になって行進してくる後ろから旧ロゴの「Toshiba」(※通称:傘マーク、傘ロゴ)と描かれたものがはねながら一家を追いかける。サザエがワンショットになったところで「東芝」の漢字ロゴが起き上がってくる。
*3代目は、磯野家が横一列になって行進してくる後ろから現在使用中の「TOSHIBA」ロゴがはねながら一家を追いかける。抜けたところで当時のキャッチコピー「明日をつくる技術の東芝」が表示され、そのさらに前にサザエ→タラオが登場、ナレーション後に太鼓一音で2人が消える。
** ナレーション:サザエ「明日をつくる技術の東芝がお送り致します。」 タラオ「いたしまーす。」
*4代目は、磯野家が横一列になって行進してくる後ろから現在使用中の「TOSHIBA」ロゴがはねながら一家を追いかける。抜けたところでロゴの前にサザエ→タラオが登場、ナレーション後に太鼓一音で2人が消える。
** ナレーション:サザエ「エネルギーとエレクトロニクス{{efn|「明日をつくる技術の東芝」時代もあり。}}の東芝がお送り致します。」 タラオ「いたしまーす。」
** 果物の中からサザエ・カツオ・ワカメに加えてタラオが登場するようになったのは東芝のキャッチが「エネルギーとエレクトロニクス」になってからである。
*5代目は、磯野家が横一列になって行進してそのままはけていった後にいわゆる普通の提供クレジット。
** ナレーション:サザエ「この番組は東芝と、御覧のスポンサーの提供でお送りしまーす。」
** 東芝一社提供でなくなったための措置。遅れネットで放送される地域では素材はそのまま提供され、クレジット表記のみを自社で送り出すシステムへ変わった
*6代目は、磯野家が横一列になって行進してそのままはけていった後にいわゆる普通の提供クレジット。
** ナレーション:サザエ「サザエさんは、御覧のスポンサーの提供でお送りします。」
** 東芝が提供を降板したための措置。遅れネットで放送される地域ではサザエがはけるとこでブラックアウトするなどの措置となる{{efn|青森テレビでは、背後の映像はそのままで、提供クレジットと提供読みのみ差し替えとなる。}}。テレビ山口は独自にスポンサーを付けているが、ブラックアウト後にブルーバックで独自に挿入する。
 
== エンディング映像 ==
放送開始から当初は2番前半の歌詞に合わせて磯野家がハイキングなどに出掛けるというものだったが、後に冒頭でタマ(ハチ登場後は、ハチも登場する場合もあり)の登場する静止画が表示された後、原作の4コママンガを6~8本、台詞が少なく絵のアクションで楽しめるものを中心になるべく忠実に{{efn|ただし、台詞・キャラクターに若干の変更を加えることもある。}}映像化、その横や下でキャスト・スタッフのクレジットが行われるものとなっており<ref>「アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!」より{{Full|date=2021年10月}}</ref>、原作の映像の後、後述の行進の場面が流れる。また、静止画と映像化する原作は季節感を重視しているため、オープニングと同じく3カ月ごとに変更している。スペシャル版の場合は、専用の映像が使用されるケースがある。
 
最後に一家が一列になり野原を行進、その一家の[[シルエット]]が山小屋のような建物に飛び込むという場面は第1回の放送から一貫して変更されていない{{efn|特に山小屋のデザインは煙突が追加されたことを除いて、第1回から全く同じである。}}。
 
クレジットで(スペシャル版を除く)、磯野家以外のキャストとスタッフはその回の出演、制作に関わっていなくても長年クレジットされていたが、2013年4月14日放送分からはその回の出演者・その回の制作に関わったスタッフのみがクレジットされるようになった。
 
== 次回予告 ==
最初にサザエが「さ〜て、来週のサザエさんは?」と言い{{efn|翌週が休止の場合は「さ〜て、'''次回の'''サザエさんは?」となる。}}、リモコンをテレビに向けるしぐさをすると「次回予告」とテロップが表れ{{efn|以前は「次回予告」のテロップの上下に、サザエ、タマ以外の一家の顔があった。}}、その後は次回の映像を流す中、サザエ、タマ以外の一家の内1人{{efn|タラオ→ワカメ→カツオ→マスオ→フネ→波平の順番。}}が声で登場、名乗ってコメント{{efn|大概は磯野家で最近あった出来事や季節ネタを簡素に述べているが、これが次回のストーリーに関係している事はほとんど無い。
昭和時代の波平・マスオ担当分は旧厚生省、旧労働省、日銀の統計や白書をたたき台にしたサラリーマンや父親の時事風刺ネタも使われていた。}}したあと、次回放送の3本のサブタイトルを読み上げる。ただし、次回がスペシャルの場合はサザエがスペシャルの内容を紹介する。また、サザエが「ご覧の3本です」と次回放送の3本のサブタイトルを表示し、その後にイベントや募集告知などを行う場合もある。
 
最後は、[[じゃんけん]]のそれぞれグー・チョキ・パーの絵が付いた棒を手に持っているサザエが画面に向かって「来週もまた見てくださいね〜」と言った直後{{efn|翌週が特番などで休止の場合は「次回もまた見てくださいね〜」と言う。このバージョンはじゃんけんの発音や笑い声も、若干異なっている。}}、「じゃんけんポン!」の声と共に3つのうちのどれか1つを視聴者に見せ{{efn|副音声では「グーを出す」、「チョキを出す」、「パーを出す」と言っている。}}、「うふふふふふ」の笑い声と共に手を振って終わりとなっている。スペシャルでは、家族全員で行うこともある。
 
[[2018年]]10月からは[[データ放送]]でのじゃんけん投票が可能になった。次回予告が始まるまでにリモコンのボタンによって自分の出し目を選択し、勝ち(勝ち点4)・負け(同1)・あいこ(同2)によってそれぞれの点数が入り、一定得点{{efn|金賞、銀賞の2種類。キーワードも同時に表示される。}}に達したら公式サイトから番組宛てに応募して、抽選で賞品が当たるというものである{{efn|ただし2019年11月2日放送の『[[FNS27時間テレビ (2019年)|FNS27時間テレビ]]』内放送分では、その回だけの成績によって賞品が異なるというバージョン(それ故同年11月放送分の得点ストックは他の月より少ない)。}}。なお得点は月が替わればリセットされ、「0」からのスタートとなる。なお、18時59分になるとデータ放送が消されるため、得点のスタンプは翌週の放送時に押される。
 
[[2020年]]、じゃんけんで5週連続でパーが出たことがあった。これはサザエさんじゃんけんの29年の歴史で初のことであり{{R|:0|:1}}、これについて[[フジテレビ]]は、「じゃんけんは[[フグ田サザエ|サザエさん]]自身で考えて出しているので、私たちにもわからない」とコメントしている{{R|:0}}。また、サザエさんのじゃんけんを長年研究している[[高木啓之]]も、5週連続のパーは予測できなかったという{{R|:1}}。
 
2015年8月24日〜28日放送の『[[めざましテレビ]]』では、『サザエさん』のキャラクターが交代で「めざましジャンケン」を担当した<ref>[https://eiken-anime.jp/blog?page_id=234 サザエさんがめざましじゃんけんに登場]、エイケン、2015年8月19日。</ref>。また、2019年11月18日〜11月22日の同番組ではサザエさん一家が各曜日に毎に「めざましジャンケン」の3戦目を担当した<ref>{{Twitter status|cx_mezamashi|1196015079960928258}}</ref><ref>{{Twitter status|cx_mezamashi|1197466745113468929}}</ref><ref>{{Twitter status|cx_mezamashi|1197835693986402305}}</ref>。また同年同月22日の『池上彰×サザエさんスペシャル』では4回にわたってアニメキャラクター化された[[池上彰]]が担当した<ref>[https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20195724.html 池上彰と“じゃんけん”してレアグッズが当たる! サザエさんと池上彰のコラボじゃんけん企画]、フジテレビ、2019年11月21日。</ref>。
 
[[1991年]]10月13日放送分まで予告の最後は、サザエがお菓子を放り投げ、口で受け止めて食べたところを視聴者に見つかり、慌てて隠しながら「来週もまた、見てくださいね〜」と言った直後、喉に詰まらす仕草をして「ンガググ{{efn|実際は「詰まっちゃった」と言っている。}}」と声を発するものとなっていた。しかし、この映像を見た[[東北大学医学部附属病院]]耳鼻咽頭科と[[国立小児病院]]小児科の医師が「投げ食いは、子供がまねると気管をつまらせ呼吸困難になり、最悪死亡する危険性がある」と指摘。これを受けて、制作会社のエイケンは少しでも危険があるものは放送してはいけないと判断<ref>『中日新聞』1991年11月12日付</ref>、長谷川町子の了解を得た後、現在のじゃんけんに変更された。
 
== 放送・編成 ==
平常放送時間は、毎週日曜日の18:30 - 19:00枠である。
 
改編期特番による休止はほぼ発生しないが、2000年代後半からは[[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]などの[[スポーツ中継]]や『ちびまる子ちゃん』のスペシャルなどを放送した関係で休止した事例がある。また、ゴールデンタイムでのスポーツ中継などの開始時間が15分の[[フライングスタート (放送)|フライングスタート]]だった場合は15分先行放送という形で18:15 - 18:45枠で放送される場合もある。
 
[[年末年始]]に日曜日が含まれ、[[大晦日]]が該当する場合には平常通りに放送し、正月三が日には特番編成で休止する場合が多い。かつては年末年始特番の開始時刻が19:00ということもあり、1980年代前半までは正月三が日であっても平常通りに放送されていた。特に1978年(昭和53年)は、初めて元日に通常放送を行った。
 
[[オイルショック]]や[[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]の感染拡大の影響で新規収録が停止した際には、約1か月間に渡り再放送を行った。
 
作品編成は独立した内容を3話扱う3本編成(初回放送から固定)だが、3本中に前後編の2部編成が組み込まれる場合がある。1984年、85年の一部の回では、Bパートを短縮しCパートとの間に4コマ漫画を基にした1分30秒の作品が放送されていた時期があった。予告編でも4本の話が放送されると紹介されていた。この作品にはBGMとして「レッツゴー・サザエさん」やこの曲のインストゥルメンタル、「テーマアレンジC」、「予告用BGM」などが全編にわたり流れていた。2010年12月26日放送分は1本の作品を3パートに分けてとるという特殊な構成をとった。また1話の長さは、変更された順に7分15秒、1975年5月より7分5秒、1987年10月より6分55秒、そして2018年4月より現在6分47秒。
 
[[ポケモンショック]]の発生以後、Aパートの冒頭では画面上に「お子さまへ!テレビをみるときはへやをあかるくして、できるだけはなれてみてください」と表示されている。当初はロールスーパーで流れていたが、後に固定表示に変更されている。
 
=== 平均・最高視聴率 ===
平均[[視聴率]]は1989年(平成元年)1月15日から2008年(平成20年)11月時点で22.3{{nbsp}}%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略){{R|s20081113}}、平均最高視聴率は1979年(昭和54年)9月16日放送の39.4{{nbsp}}%、1977年9月26日以降のアニメ全体歴代高視聴率2位{{efn|歴代1位は『ちびまる子ちゃん』(1990年10月28日放送の39.9{{nbsp}}%)}}。
 
歴代高視聴率は以下の通り{{Sfn|扶桑社|2019|p=29}}。
{| class="wikitable" style="margin:0 auto"
!#!!話数&サブタイトル!!放送日!!視聴率
|-
|style=text-align:right|'''1.'''||第520話「今夜のおかずは/しつけも大変/ゆく夏くる夏」||'''[[1979年]][[9月16日]]'''||'''39.4{{nbsp}}%'''
|-
|style=text-align:right|2.||第474話「思いやりの秋/すみませんですど~も/買いたさ見たさ」||[[1978年]][[10月29日]]||39.2{{nbsp}}%
|-
|style=text-align:right rowspan=2|3.||第527話「恐妻家/隠れた才能/絵がいっぱい」||1979年[[11月4日]]||38.6{{nbsp}}%
|-
|第545話「カツオ特別席/夫婦の会話/イクラが先生」||[[1980年]][[3月9日]]||38.6{{nbsp}}%
|-
|style=text-align:right rowspan=2|5.||第489話「いいくせ悪いくせ/本音とたてまえ/カツオはもう春」||1979年[[2月11日]]||38.1{{nbsp}}%
|-
|第537話「好き好き大スキー/カツオ防災読本/お母さんの先生」||1980年[[1月13日]]||38.1{{nbsp}}%
|-
|style=text-align:right|7.||第526話「柿の季節/読みます 読ませます/父さんのおしゃれ」||1979年[[10月28日]]||38.0{{nbsp}}%
|-
|style=text-align:right|8.||第479話「モーレツですね/いたずら二代目養成中/とんだ災難」||1978年[[12月3日]]||37.8{{nbsp}}%
|-
|style=text-align:right|9.||第530話「波平夫婦秋の陣/肌寒くなりました/底が知れてます」||1979年[[11月25日]]||37.7{{nbsp}}%
|-
|rowspan=2|10.||第492話「失礼しました/我が家のペット/タラちゃん 目がない」||1979年[[3月4日]]||37.6{{nbsp}}%
|-
|第493話「そそっかしいです/父と子/レジャーも交代制」||1979年[[3月11日]]||37.6{{nbsp}}%
|}
 
2005年8月5日、[[大和総研]]は本作視聴率と[[東証株価指数]] (TOPIX) の[[相関係数]]は0.86<ref>{{Cite web|url=https://profile.ne.jp/w/c-159149/|title=国民的アニメ『サザエさん』と株価の関係|publisher=専門家ProFile|date=2015-08-05|accessdate=2015-09-21}}</ref> であることを発表しており、本番組放送時間帯は、景気良好時に外食等の外出で視聴率が低下し景気悪化時は出費を避け家庭内で過ごすことから、視聴率上昇に繋がる、と分析し連動性を示唆している。
 
== スペシャル版 ==
{{出典の明記|section=1|date=2014年5月}}<!--「『○○』が再放送された」云々の検証不可。出典提示のない場合除去します-->
スペシャル版は原則18時から1時間で、[[1989年]][[3月5日]]に初のスペシャルを放送して以降、主に改編期や本番組・原作の記念年に放送されることが多い。
 
スペシャル版を放送する場合は18時台前半のアニメは休止となる{{efn|ただし一部の年は、通常通り放送されるケースもある。}}。[[2000年]]以降はサザエさんスペシャルの放送と前後して、『ちびまる子ちゃん』も1時間スペシャルを組むことがあり、その時は『サザエさん』が休止になる。FNSの日による変則編成や放送時間が90分版などに拡大される場合は、19時台にも放送されることもある。スペシャル版は年に1・2回放送されるが、全く放送されない年もある。
 
初のスペシャルとなった1000回記念スペシャルは当初1989年[[1月8日]]に放送される予定だったが、先述通り前日の[[1月7日]]に[[昭和天皇]]が崩御し、「FNN報道特番{{efn|新聞のテレビ欄には「ワイドニュース」<!---当日の東奥日報テレビ欄の秋田テレビと北海道文化放送の欄から--->と記載}}」に差し替えられる形で放送中止となった。これに伴い当スペシャルは2ヵ月後の3月5日に延期され、『1000回'''突破'''記念スペシャル』に改題した上で放送された。
 
==== 家族旅行 ====
通常放送を含め、家族旅行として実在の都道府県やイベントに訪れることがある。
{| class="wikitable" style="font-size:small"
!回数
617 ⟶ 1,032行目:
|}
 
=== 放送・編成FNSの日 ===
[[1987年]](昭和62年)から2019年(令和元年)まで同局で毎年1回放送されていた長時間特別番組『[[FNSの日]]』内のコーナーの1つとして、通常放送とほぼ同じ時間帯に放送されていた。先述通り1998年以降は一部の年を除き、その年の総合司会者などがスペシャルゲストとして本編に登場していた{{efn|name=27TV}}。
平常放送時間は[[ゴールデンタイム]]直前の時間帯 (18:30 - 19:00) で改編期特番による休止はほぼ発生しないが、2000年代後半以降は[[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]などの[[スポーツ中継]]や『ちびまる子ちゃん』のスペシャルなどを放送した関係で休止した事例がある。[[年末年始]]に日曜日が含まれ、[[大晦日]]が該当する場合には平常通りに放送し、正月三が日には特番編成で休止する場合が多い。また、ゴールデンタイムでのスポーツ中継などの開始時間が15分の[[フライングスタート (放送)|フライングスタート]]だった場合は15分先行放送という形で18:15 - 18:45枠で放送される場合もある。
 
2016年以前と2019年は同番組がこのコーナーを除いて全て生放送{{efn|2019年は『27時間テレビ』が再度生放送に移行するも、『サザエさん』の他にも一部企画は事前収録となっていた。なお2016年以前の『27時間テレビ』においても、『サザエさん』以外の一部企画が事前収録だった前例はある。}}だったため、番組中唯一字幕に対応していた(2019年は生放送部分も[[リアルタイム字幕放送]]で対応している)。
[[オイルショック]]や[[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]の感染拡大の影響で新規収録が停止した際には、約1か月間に渡り再放送を行った。
 
日本テレビ系番組との兼ね合いで『FNSの日』のネットと制作参加から離脱しているテレビ大分では、事前に番組素材の提供を受けた上で、通常の時間帯とスポンサーで自社送出で同一の内容のものを放送したが(提供読みは通常通りだが、スポンサーテロップはテレビ大分の自局送出)、オープニングとエンディングは27時間テレビでの特別版ではなく通常の映像に差し替えられた。
かつては年末年始特番の開始時刻が19:00ということもあり、1980年代前半までは正月三が日であっても平常通りに放送されていた。特に1978年(昭和53年)は、初めて元日に通常放送を行った。
 
{|class="wikitable" style="text-align:center;font-size:small"
作品編成は独立した内容を3話扱う3本編成(初回放送から固定)だが、3本中に前後編の2部編成が組み込まれる場合がある。1984年、85年の一部の回では、Bパートを短縮しCパートとの間に4コマ漫画を基にした1分30秒の作品が放送されていた時期があった。予告編でも4本の話が放送されると紹介されていた。この作品にはBGMとして「レッツゴー・サザエさん」やこの曲のインストゥルメンタル、「テーマアレンジC」、「予告用BGM」などが全編にわたり流れていた。2010年12月26日放送分は1本の作品を3パートに分けてとるという特殊な構成をとった。また1話の長さは、変更された順に7分15秒、1975年5月より7分5秒、1987年10月より6分55秒、そして2018年4月より現在6分47秒。
!放送回!!放送年!!タイトル!!スペシャルゲスト
 
[[ポケモンショック]]の発生以後、Aパートの冒頭では画面上に「お子さまへ!テレビをみるときはへやをあかるくして、できるだけはなれてみてください」と表示されている。当初はロールスーパーで流れていたが、後に固定表示に変更されている。
 
==== 平均・最高視聴率 ====
平均[[視聴率]]は1989年(平成元年)1月15日から2008年(平成20年)11月時点で22.3{{nbsp}}%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略){{R|s20081113}}、平均最高視聴率は1979年(昭和54年)9月16日放送の39.4{{nbsp}}%、1977年9月26日以降のアニメ全体歴代高視聴率2位{{efn|歴代1位は『ちびまる子ちゃん』(1990年10月28日放送の39.9{{nbsp}}%)}}。
 
歴代高視聴率は以下の通り(出典<ref>『アニメ『サザエさん』放送50周年記念ブック サザエさんヒストリーブック1969-2019』29頁。</ref>)。
{| class="wikitable" style="margin:0 auto"
!#!!話数&サブタイトル!!放送日!!視聴率
|-
|第12回||[[FNS27時間テレビ (1997年 - 2003年)#第12回(1998年)『FNS1億2700万人の27時間テレビ 夢列島 〜てれずにいいこと・てれずに楽しく〜』|1998年]](平成10年)||作品No.4550「歓迎!とび入り家族」||rowspan="3"|[[中居正広]]{{R|history}}
|style=text-align:right|'''1.'''||第520話「今夜のおかずは/しつけも大変/ゆく夏くる夏」||'''[[1979年]][[9月16日]]'''||'''39.4{{nbsp}}%'''
|-
|第13回||[[FNS27時間テレビ (1997年 - 2003年)#第13回(1999年)『FNS1億2700万人の27時間テレビ 夢列島 〜てれずに楽しく・てれずに愛して〜』|1999年]](平成11年)||作品No.4700「SOS!ウェディングベル」
|style=text-align:right|2.||第474話「思いやりの秋/すみませんですど~も/買いたさ見たさ」||[[1978年]][[10月29日]]||39.2{{nbsp}}%
|-
|第14回||[[FNS27時間テレビ (1997年 - 2003年)#第14回(2000年)『FNS1億2700万人の27時間テレビ 夢列島 〜家族 愛 Love You〜』|2000年]](平成12年)||作品No.4845「星空の下のナカイくん」
|style=text-align:right rowspan=2|3.||第527話「恐妻家/隠れた才能/絵がいっぱい」||1979年[[11月4日]]||38.6{{nbsp}}%
|-
|第18回||[[FNS27時間テレビ (2004年)|2004年]](平成16年)||作品No.5456「わが家のアイドル」||中居正広・[[ナインティナイン]]{{R|history}}
|第545話「カツオ特別席/夫婦の会話/イクラが先生」||[[1980年]][[3月9日]]||38.6{{nbsp}}%
|-
|第22回||[[FNS27時間テレビ (2008年)|2008年]](平成20年)||作品No.6054「笑いの主」||[[明石家さんま]]{{R|history}}
|style=text-align:right rowspan=2|5.||第489話「いいくせ悪いくせ/本音とたてまえ/カツオはもう春」||1979年[[2月11日]]||38.1{{nbsp}}%
|-
|第23回||[[FNS26時間テレビ (2009年)|2009年]](平成21年)||作品No.6304「おんせん宿は花ざかり」||[[島田紳助]]{{R|history}}
|第537話「好き好き大スキー/カツオ防災読本/お母さんの先生」||1980年[[1月13日]]||38.1{{nbsp}}%
|-
|第24回||[[FNS26時間テレビ (2010年)|2010年]](平成22年)||作品No.6359「七人のちゃぶ台」||[[つるの剛士]]・[[上地雄輔]]{{R|history}}
|style=text-align:right|7.||第526話「柿の季節/読みます 読ませます/父さんのおしゃれ」||1979年[[10月28日]]||38.0{{nbsp}}%
|-
|第25回||[[FNS27時間テレビ (2011年)|2011年]](平成23年)||作品No.6503・6504「カツオ明日のスター」||中居正広・ナインティナイン・[[三中元克]]{{R|history}}
|style=text-align:right|8.||第479話「モーレツですね/いたずら二代目養成中/とんだ災難」||1978年[[12月3日]]||37.8{{nbsp}}%
|-
|第26回||[[FNS27時間テレビ (2012年)|2012年]](平成24年)||作品No.6653・6654「磯野家・海へ行く」||[[タモリ]]・[[ベッキー]]・[[ローラ (モデル)|ローラ]]・[[指原莉乃]]・[[柳原可奈子]]・[[渡辺直美]]{{R|history}}
|style=text-align:right|9.||第530話「波平夫婦秋の陣/肌寒くなりました/底が知れてます」||1979年[[11月25日]]||37.7{{nbsp}}%
|-
|第27回||[[FNS27時間テレビ (2013年)|2013年]](平成25年)||作品No.6990「姉さん、ヤワラの道」||[[森三中]]・[[小出恵介]]{{R|history}}
|rowspan=2|10.||第492話「失礼しました/我が家のペット/タラちゃん 目がない」||1979年[[3月4日]]||37.6{{nbsp}}%
|-
|第28回||[[FNS27時間テレビ (2014年)|2014年]](平成26年)||作品No.7148「笑顔のレシピ」||[[SMAP]]{{R|history}}
|第493話「そそっかしいです/父と子/レジャーも交代制」||1979年[[3月11日]]||37.6{{nbsp}}%
|-
|第29回||[[FNS27時間テレビ (2015年)|2015年]](平成27年)||作品No.7323「本気で挑戦!」||ナインティナイン・中居正広・[[江頭2:50]]{{R|history}}
|-
|第30回||[[FNS27時間テレビ (2016年)|2016年]](平成28年)||作品No.7514「磯野家スカッと大作戦」||[[内村光良]]・[[木下ほうか]]・[[菜々緒]]・[[山村紅葉]]・[[夏川加奈子]]・[[宍戸美和公]]{{R|history}}
|-
|第32回||[[FNS27時間テレビ (2018年)|2018年]](平成30年)||作品No.7851「わが家の味噌汁紀行」||rowspan="2"|[[村上信五]]
|-
|第33回||[[FNS27時間テレビ (2019年)|2019年]](令和元年)||作品No.8047「迷子のマラソンランナー」
|}
{{main|サザエさんの登場人物#FNS27時間テレビ連動スペシャル}}
 
=== 45周年記念プロジェクト ===
2005年8月5日、[[大和総研]]は本作視聴率と[[東証株価指数]] (TOPIX) の[[相関係数]]は0.86<ref>{{Cite web|url=https://profile.ne.jp/w/c-159149/|title=国民的アニメ『サザエさん』と株価の関係|publisher=専門家ProFile|date=2015-08-05|accessdate=2015-09-21}}</ref> であることを発表しており、本番組放送時間帯は、景気良好時に外食等の外出で視聴率が低下し景気悪化時は出費を避け家庭内で過ごすことから、視聴率上昇に繋がる、と分析し連動性を示唆している。
<!--しかし常に2桁台を維持していた視聴率も、2015年8月23日放送で8.8{{nbsp}}%を記録して番組史上初の1桁台に転落し、2016年5月22日放送で7.7{{nbsp}}%を記録して1年足らずで最低視聴率を更新するなど、フジテレビ全体の低迷も相まって視聴率の低下が顕著になっている。-->
 
==== 45周年記念プロジェクト ====
2014年にテレビアニメ放送開始45周年を迎えたため、2013年10月から約1年間にわたり特別企画が実施された。
 
671 ⟶ 1,084行目:
:* [[2014年]][[4月19日]]、[[世田谷区]][[桜新町]]の「桜新町商店街」(サザエさん通り)にて、公式カフェ「'''リアン・ドゥ・サザエさん'''」([http://lien-de-sazaesan.com 公式サイト])が開店。
 
==== 50周年記念プロジェクト ====
2019年にテレビアニメ放送開始50周年を迎えたため、2018年10月より約1年間にわたり特別企画が実施された。
:* 視聴者の家族に関する体験談に基づいたエピソードを募集し制作、及びそれに伴うアニメ出演権をかけたオーディションを実施し、その結果28家族の出演が決定、2019年11月に3家族を先行出演してから残り25家族が2020年7月までに順次出演した。
683 ⟶ 1,096行目:
 
== まんが名作劇場 サザエさん ==
レギュラー放送の他、[[1975年]](昭和50年)[[4月1日]]から[[1997年]](平成9年)[[11月18日]]まで{{R|history}}{{efn|全編ローカルセールス枠に移行した関係から、これ以前に打ち切ったフジテレビ系列局もある。}}、毎週[[火曜日]]19:00 - 19:30枠でオープニングとエンディングを新規作成した[[再放送]]『'''まんが名作劇場 サザエさん'''』{{efn|当初は[[カルビー製菓]]を筆頭とした複数協賛社によるネットワークセールスだったが、1985年10月にローカルセールス枠に格下げられたため、ネット局毎にスポンサーが異なる。ちなみに、[[放送対象地域]]における[[東芝ストアー]]の[[連合]][[団体]](内容は加盟店の[[コマーシャルメッセージ|CM]]をひたすら流すだけだった)の単独提供となる系列局が非常に多かったが、テレビ新広島では東芝と関係ない複数社のローカルスポンサーが就いていた([[万田発酵]]など)。}}も放送されていた。話は、本放送で放送された季節に合わせ、5,6年前の再放送となっていた。本放送は[[東芝]]単独スポンサーであったため、フジテレビ系列外の[[青森テレビ]]([[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]])では日曜夕方→月曜16時<!---1991年9月の陸奥新報テレビ欄から--->→金曜16時<!---東奥日報平成4年9月付けテレビ欄から--->に、[[IBC岩手放送]]では月曜夕方に、[[テレビ山梨]]では日曜午前中にそれぞれ放送した。本放送のネット局だった[[南日本放送]]でも[[1988年]]から[[1992年]]のフジテレビ系列番組一斉打ち切りまで放送された。スポンサーは全国ネットのネットワークセールス枠にも関わらず各局全く異なっていた。
 
制作クレジットは、本放送版よりも早くフジテレビも旧ロゴ時代から表示されていた(旧ロゴ時代は最下段に、現行ロゴ時代は最上段に表示)。
691 ⟶ 1,104行目:
原作者・長谷川町子死去報道後のフジテレビでの放送回(1992年6月30日)は番組ラストをブルーバックに差し替え、哀悼の意と故人の遺志による放送継続を表した。
 
本放送と異なり次回予告はカットされ、エンディング終了後は協賛各社クレジット→CM・または局により番組案内スポットを放送していた。
再放送の番組としては異例の22年8カ月間という長期間にわたり放送され、[[1997年]](平成9年)[[11月18日]]の放送を最後に終了した{{R|history}}{{efn|全編ローカルセールス枠に移行した関係から、これ以前に打ち切ったフジテレビ系列局もある。}}。これ以降、番組の定期的な再放送は行われていない。
 
再放送の番組としては、異例の22年8カ月間という長期間にわたり放送された。これ以降、番組の定期的な再放送は行われていない。
 
前述の『アニメ・サザエさんの秘密徹底解明スペシャル』は「まんが名作劇場 サザエさん」同様に火曜日19時から放送され、「16年ぶりに火曜7時に帰ってきた!」として「まんが名作劇場」枠初代と5代目主題歌「[[サザエさん (テレビアニメ)#火曜主題歌|サザエさんのうた]]」が流れた。
 
=== 登場人物主題歌 ===
{{Main|サザエさんの登場人物}}
 
=== 実在する人物・キャラクターの登場事例 ===
[[2006年]](平成18年)[[4月22日]]放送の『[[もしもツアーズ]]』では、「サザエさん生誕60周年記念ツアー」と銘打ち(場所は[[桜新町]])、アニメの磯野家に当時の『もしツア』の出演者である[[天野ひろゆき]]([[キャイ〜ン]])、[[ウド鈴木]](キャイ〜ン)、[[坂下千里子]]、[[関根勤]]、[[KABA.ちゃん]]、[[三瓶]]がアニメで登場した。さらにこの回のラストは、アニメのウド鈴木がエンディングのパロディをやって締め括った(他、2008年〈平成20年〉[[11月15日]]、2010年〈平成22年〉[[12月25日]]放送にも、旅のエキスパートとしてサザエがアニメで参加した)<ref>「[https://www.fujitv.co.jp/moshimo/index.html もしもツアーズ オフィシャルサイト]」ツアーバックナンバー 2006年4月22日、2008年11月15日、2010年12月25日。</ref>。ウド鈴木は[[2013年]](平成25年)[[12月1日]]に放送された[[観月ありさ]]主演の[[サザエさん#観月ありさ版|実写ドラマ版]](パート4)では占い師役を演じている。またキャイ〜ンと関根は先述の『サザエさんの秘密徹底解明SP』にもゲスト出演、番組では『もしツア』で磯野家と共演した場面が放送された。
 
[[2015年]](平成27年)[[8月23日]]放送の本編では『[[バレーボールワールドカップ]]』の番宣も兼ねる形で、[[眞鍋政義]]と[[木村沙織]]がアニメでゲスト出演した<ref>{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2057365/full/|title=木村沙織選手『サザエさん』に本人役で出演 カツオと握手に感動|newspaper=ORICON STYLE|date=2015-08-10}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/08/10/kiji/K20150810010910840.html|title=サオリン「サザエさん」に本人役で出演!声優初挑戦「恥ずかしい」|newspaper=スポニチアネックス|date=2015-08-10}}</ref>。
 
[[2019年]]([[令和]]元年)[[11月22日]]放送の『池上彰×サザエさんスペシャル』では、番組内のアニメに[[池上彰]]がアニメキャラになって登場し、磯野家らと共演した。
 
[[2022年]](令和4年)[[9月11日]]放送の『サザエさん知ってますぅ?ニッポン全国海なぞ大調査!』([[テレビ西日本]]制作。関東地区は『[[日曜スペシャル (フジテレビ)|日曜スペシャル]]』枠)では、番組内アニメに、番組レポーターの[[伊野尾慧]] ([[Hey!Say!JUMP]])、[[チョコレートプラネット]]、[[矢吹奈子]] ([[HKT48]]) がアニメキャラで登場した。
 
== 声の出演 ==
=== レギュラーキャラクター ===
2019年7月末までの出典:『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[扶桑社]]/2019年)59頁
{| class="wikitable" style="text-align:center"
!出演期間
!フグ田サザエ
!フグ田マスオ
!磯野波平
!磯野フネ
!磯野カツオ
!磯野ワカメ
!フグ田タラオ
|-
|style="text-align:left"| 1969年10月{{0}}5日 - 1969年12月21日
|rowspan="9"|[[加藤みどり]]
|rowspan="3"|[[近石真介]]
|rowspan="6"|[[永井一郎]]
|rowspan="7"|[[麻生美代子]]<br>{{efn|2009年6月14日放送分のみ、急病のため[[谷育子]]が代役を務めた(翌週には復帰)。また、放送内容も変更され、前週の次回予告にあった「母さんのセーラー服」(作品No.6187)が2週間後の6月28日に延期、代わりに6月21日放送予定だった「男たちのランチタイム」(作品No.6190)が前倒しで放送された。}}
|[[大山のぶ代]]
|rowspan="2"|[[山本嘉子]]
|rowspan="9"|[[貴家堂子]]
|-
|style="text-align:left"| 1969年12月28日 - 1976年{{0}}3月28日
|rowspan="3"|[[高橋和枝]]
|-
|style="text-align:left"| 1976年{{0}}4月{{0}}4日 - 1978年{{0}}6月{{0}}4日
|rowspan="3"|[[野村道子]]
|-
|style="text-align:left"| 1978年{{0}}6月11日 - 1998年{{0}}5月10日
|rowspan="5"|[[増岡弘]]
|-
|style="text-align:left"| 1998年{{0}}5月17日 - 2005年{{0}}3月27日
|rowspan="5"|[[冨永みーな]]
|-
|style="text-align:left"| 2005年{{0}}4月{{0}}3日 - 2014年{{0}}2月{{0}}9日
|rowspan="4"|[[津村まこと]]
|-
|style="text-align:left"| 2014年{{0}}2月16日 - 2015年{{0}}9月27日
|rowspan="3"|[[茶風林]]
|-
|style="text-align:left"| 2015年10月{{0}}4日 - 2019年{{0}}8月18日
|rowspan="2"|[[寺内よりえ]]
|-
|style="text-align:left"| 2019年{{0}}8月25日 - 現在
|[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]{{efn|『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』には発行後に交代が公表されたため掲載されていない。}}
|}
 
=== サブキャラクター ===
{{出典の明記|section=1|date=2020年4月}}
* 磯野藻屑源素太皆 - 永井一郎(1970.2 - 2013.4)→茶風林(2014.3 - )
* 磯野海平 - 永井一郎(1970.4 - 2013.4)→茶風林(2014.5 - )
* 波野ノリスケ - [[村越伊知郎]](1969.12 - 1998.7)→[[荒川太朗|荒川太郎]](1998.7 - 2000.6)→[[松本保典]](2000.7 - )
* 波野タイコ - [[逢川亮子|落合美穂]](1970.2 - 1974)→[[恵比寿まさ子]](1974 - 1979)→[[塚田恵美子]](1979 - 2013.11)→[[小林さやか]](2013.12 - )
* 波野イクラ - [[効果音|SE]](1970.3-1971.5)→[[桂玲子]](?-)、冨永みーな(?)
* 中島弘 - 不明(1970.3 - 1971)→[[白川澄子]](1972.8 - 2015.11)、不明(1973.1〈代役〉)→[[うえだ星子]](2015.12〈代役〉)→[[落合るみ]](2015.12 - )
* 中島の祖父 - 不明(?)→[[伊井篤史]](?)→[[高桑満]](2013.12 - )
* 中島の兄 - 不明(?)→[[竹村拓]](?)→[[坂巻学]](2017.7 - )
* 花沢花子 - [[秋元千賀子]](1971.3 - ?)→山本圭子(? - )、[[一龍斎貞友]](2015.1〈代役〉)、[[伊倉一恵]](2020.9 - 2020.10〈代役〉)
* 花沢金太郎 - 不明(?)→[[若本規夫]](? - )
* 花沢の母 - 山本圭子(?)→[[川崎恵理子]](2017 - )
* 大空カオリ - 不明(1969.10 - ?)→桂玲子(?-)、野村道子(1972.10、1975.4、1975.5〈代役〉)
* 早川 - 不明(?)→桂玲子(1974)→[[潘恵子]](? - 1989)→冨永みーな(1989 - 1998)→川崎恵理子(1998 - )
* 早川の母 - [[日下由美]](2013)→小林さやか(2014.5)→[[弘中くみ子]](2015.2)→[[坂井恭子]](2018.6 - )
* 早川の父 - 田中秀幸(2016.10、2018.11)→坂巻学(2019.10)
* 橋本とおる - 不明(1970.2 - ?)→[[山田礼子]](? - )
* 西原卓磨 - [[三輪勝恵]](1972.10 - ?)→塚田恵美子(1979 - 2013.12)→小林さやか(2014.4 - )
* 伊佐坂難物 - [[はせさん治]](1970.8 - 1978)→[[峰恵研]](1985.7 - 2002.2)→伊井篤史(2002.2 - 2002.3)→[[岩田安生]](2002.4 - 2009.9)→[[中村浩太郎]](2009.10 - )
* 伊佐坂軽 - 不明(1970.8 - 1978)→山田礼子(1985.7 - )
* 伊佐坂浮江 - 不明(1970.8 - ?)→落合美穂(1974)→不明(? - 1978)→[[潘恵子]](1985.7 - 1989)→冨永みーな(1989 - 1998.6)→川崎恵理子(1998.7 - )
* 伊佐坂甚六 - 不明(1970.8 - 1978)→竹村拓(1985.7 - )
* 穴子 - [[たてかべ和也]](1971.2 - ?)→[[若本規夫]](? - )
* 穴子夫人 - 塚田恵美子(?)→山本圭子(? - )→落合るみ (2022.11-)
* 堀川 - 白川澄子(1971.7-?)→塚田恵美子(? - 2013.12)→小林さやか(2014.1 - )
* 塩田スズ子 - 桂玲子(?-2022.4)→[[北原沙弥香]](2022.6-)
* 大島みゆき - 桂玲子(?)→冨永みーな(1989 - 1998)→川崎恵理子(1998 - 2020.6)→[[平井祥恵]](2020.7 - )
* 裏のおじいちゃん - 不明(1970.7 - ?)→峰恵研(1985 - 2002.2)→伊井篤史(2002.2 - 2013.10)→[[高桑満]](2013.12 - )
* 裏のおばあちゃん - 不明(1970.7-?)→白川澄子(?)、山本圭子(?)→[[山田礼子]](?-)
* 先生(五年三組) - [[大竹宏]](1969.12)→不明(1970 - ?)→[[肝付兼太]](1971.5)→不明(?)→峰恵研(?)→不明(2002.2-?)→[[沢木郁也]](2002.4-)
* ワカメの担任 - 不明(1969.12)→不明(?)→[[二又一成]](?)→竹村拓(?)→坂巻学(2018.4 - )
* 三郎 - 二又一成(1985.7 - )
* 三河屋 - [[小宮山清]](1969.12-?)→若本規夫(?)→沢木郁也(2019.5-)
* 野沢リカ - 桂玲子(1971.7-)、[[川田妙子]](?〈代役〉)
* タケオ - 白川澄子(?)→山田礼子(? - 2019.9)→[[三日尻望]](2020.11 - )、冨永みーな(?〈代役〉)、川崎恵理子(?〈代役〉)
* タケオの母 - 山本圭子(?-)
* イカコ - 白川澄子(?)→冨永みーな(?)→川崎恵理子(2008)→平井祥恵(2019)
* 湯水金蔵 - 不明(?)→若本規夫(? - )
* 波野なぎえ - 濱野香美奈(?)→[[京田尚子]](?)→山田礼子(?)
* 浜 - 峰恵研(1978.5 - 1985.3)、[[沢りつお]](1981〈代役〉)
* 浜夫人 - [[近藤高子]](1978.5 - 1985.3)
* ミツコ - 潘恵子(1978.5 - 1985.3)
 
=== 解説放送 ===
* [[佐藤里佳]](当時[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[日本のアナウンサー|アナウンサー]]、2014.4.6 - 2015.3)→[[藤村さおり]](当時フジテレビアナウンサー、2015.4 - 2020.11.7)→[[松村未央]](フジテレビアナウンサー、2020.11.14 - )
 
== スタッフ ==
=== 2022年現在 ===
* 原作 - [[長谷川町子]]
* プロデューサー - [[渡辺恒也]](フジテレビ)、田中洋一
* チーフディレクター(監督) - 森田浩光
* キャラクターデザイナー - 小池達也
* アートディレクター(美術監督) - 佐藤博
* 美術 - 佐藤博、小日向乃理子
* カラーディレクター(色彩設計) - 千代間由佳
* 撮影チーフ(撮影監督) - 工藤一史
* 録音演出(音響監督) - [[壷井正]]([[グロービジョン]])
* 録音 - グロービジョン九段スタジオ
* 調整 - 安部雅博
* 録音担当 - 藤田寛大
* 音響制作担当 - 郡司哲也
* 音楽 - [[越部信義]](音楽企画センター→サンオン){{Efn|河野の参加後クレジットから外されたが、楽曲は引き続き使用された。2013年の『サザエさん音楽大全』発売を機に、河野と連名で再度クレジットされるようになる。}}、[[河野土洋]]{{Efn|1998年より参加。}} 、[[河野圭]]{{Efn|2019年よりスペシャル用新作BGMのみの参加。圭は土洋の長男である。}}
* 効果 - [[柏原満]]([[東京演劇音響研究所|T.E.O]])、今野康之([[スワラ・プロ]]→ハミングバード)、茅原万起子
* 編集 - 牧岡栄吾(エイケン)、岡田輝満(岡田編集室)
* 文芸 - 野坂律子、江川真規
* 開発担当 - [[松崎容子]](フジテレビ)
* 制作デスク - 吉田宰祐
* ビデオ編集 - 島田岳士(グロービジョン)
* 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、[[エイケン (企業)|エイケン]]
==== 各話スタッフ ====
* 脚本 - [[雪室俊一]](1969年 - 1985年,1995年 - )、[[城山昇]](1969年 - )、[[小林英造]](2010年 - 2019年)、[[浪江裕史]](2011年 - )、中園勇也(2013年 - )、スギタクミ(2015年,2019年 - )、[[あみやまさはる]](2015年 - )、[[広田光毅]](2015年 - )、[[小峯裕之]](2016年 - )、諸橋隼人(2021年 - )
* 演出(絵コンテ兼任) - 森田浩光、[[佐藤豊]]、望月敬一郎、神原雄二、岩澤秀平、近藤一英、[[牛草健]]、山﨑茂、[[前園文夫]]、成川武千嘉、[[一居一平]]、[[高田ひろし]]、[[加藤晋]]
*絵コンテ - 西村則男{{efn|「村山修」の別名義}}、岡田宇啓、片野功
 
=== 過去 ===
* 監修 - [[小林利雄]](宣弘社)
* 企画 - [[別所孝治]]、[[久保田榮一]]、河野雄一、松崎容子、情野誠人(フジテレビ)
* プロデューサー
** 宣弘社 - [[松本美樹]]
** フジテレビ - 久保田榮一、石川泰平、[[小牧次郎]]、河野雄一、平野毅、[[鈴木吉弘]]、手塚久、小川泰、鈴木専哉、[[春名剛生]]、松崎容子、情野誠人、野崎理
** TCJ動画センター→エイケン - 堀越唯義、小室常夫、関孝行、毛内節夫、山口秀憲、一色弘安、[[松下洋子]]{{efn|エイケン出向・移籍前は親会社である[[ADKホールディングス|アサツーディ・ケイ]]側のプロデューサーとして参加。}}
* チーフディレクター(総監督) - 渡辺米彦、村山修、山本功、山岸博{{efn|2010年1月10日・8月29日のSP放送時はクレジットが「総監督」で森田浩光が担当。}}
* チーフアニメーター(作画監督) - 毛内節夫、月川秀茂、片野功、国保誠、西阪晃子
* アートディレクター(美術監督) - 小野辰雄、亀崎経史、久保陽彦、大隅敏弘{{efn|2010年1月10日・8月29日のSP放送時はクレジットが「美術監督」で佐藤博が担当。}}
* カラーディレクター(色彩設計){{efn|2010年1月10日・8月29日のSP放送時のクレジットは「色彩設計」。}} - 尾崎孝、鬼沢富士男、中沢邦夫
* 撮影チーフ{{efn|名作劇場では「テクニカルディレクター」表記。}}(撮影監督) - 黒崎千伍
* 録音演出 - 岡本知、本吉伊都子、百瀬浩二(グロービジョン)
* 録音 - 番町スタジオ
* 編集 - 矢吹敏明、山田静男、鶴淵允寿、川名雅彦、小沢修博、平田光宏、五月女孝男、[[瀬山武司|瀬山編集室]](松原理恵、佐々木紘美、白石あかね)
* 現像(ビデオ編集) - [[IMAGICA Lab.|東洋現像所→IMAGICA]]
* 制作主任 - 一色弘安
* 調整 - 島津勝利
*録音担当 - 小山雄一郎、安部雅博
*音響制作担当 - 中村梨沙、藤代早紀
* 演奏 - スクリーン・ミュージック
* 文芸
** 宣弘社 - 渡辺美恵子、今野怜子、中川ひろ子、三角周子、吉留孝子
** エイケン - 関口栄子、鈴木雅美、古川佳嗣、池田たか子、[[面出明美]]、三上牧子、大浜誠、成島由紀子、城所裕衣
* 企画制作 - [[宣弘社]]
==== 各話スタッフ ====
* 脚本 - [[辻真先]](1969年 - 1985年,2003年? - 2007年)、[[宮内婦貴子]](1969年)、小沢洋(1969年)、久保田圭司(1969年)、鈴樹三千夫(1970年)、広川明志(1971年)、馬嶋満(1972年 - )、山本功、[[長谷川町子]]、今野怜子、吉留孝子、三上牧子、[[田村多津夫]]、[[青島利幸]]、[[三谷幸喜]](1985年)、鈴木高、[[荒木芳久]]、[[藤本信行]]、[[富田祐弘]]、秋場由美、小沢修博、池田たか子、黒岩夕城、[[丸尾みほ]]{{efn|「丸尾未歩」の表記も見られる。}}、[[清水東]](1985年 - 2001年)、[[林民夫]]、[[面出明美]]、西村則男{{efn|「村山修」の別名義}}、並木敏、飛鳥功{{efn|「明日香功」の表記も見られる。}}、芹口節子、鈴木雅美、翔太郎{{efn|「緒方翔太郎」の別名義}}、古川佳嗣、[[隅沢克之]]、[[柳川茂]]、[[影山由美]]、[[井上知幸]]、[[曽田博久]]、大西由起、[[野尻靖之]]、西沢七瀬、山岸博、夢野さくら、大浜誠、[[小林雄次]]、成島由紀子、[[末永光代]]、加奈田まい、[[佐東みどり]]、森山あけみ、福田美保子、[[山田由香]]、[[吉高寿男]]、[[たむらようこ]]、[[岸間信明]]、[[牟田桂子]]、石田浩、谷本和弘、[[金月龍之介]](2016年)
 
* 演出 - 村山徹、岡田宇啓、山本功、村山修、高垣幸蔵、鳥居宥之{{efn|一時期「鳥居伸行」名義}}、日山良雄、桜田泰洋、渡辺はじめ{{efn|「渡辺米彦」の別名義}}、瀬古常時、吉田浩、山岸博、角田利隆、[[ながきふさひろ]]、見陰智史、中沢寿行、長友孝和、山口秀憲、[[青木康直]]、[[西田正義]]、茉田哲明、[[石山貴明]]、[[高柳哲司]]、佐々木涼
 
== 音楽 ==
当時、東芝一社提供の番組では『[[光る東芝の歌]]』をオープニングテーマに使用するのが通例となっていたが、本番組では火曜放送分を含めて、オリジナルのオープニングテーマが作製されたことから、例外的にこの歌を使用しなかった。
 
オープニングは日曜版が1分40秒(提供クレジット表示部分含む)、火曜版が1分35秒、エンディングは日曜版1分25秒、火曜版1分15秒(予告部分含まず)である。OP、ED共に歌詞表記はされない(字幕放送で表記される)。
 
=== 日曜主題歌 ===
{{Infobox Single
| Name = サザエさん/サザエさん一家
| Artist = [[宇野ゆう子]]
| Album = サザエさん音楽大全
| A-side =
| B-side = サザエさん一家
| Released = {{plainlist|
* [[1969年]][[11月10日]] (17cmEP)
* [[1974年]][[6月5日]] (17cmEP)
* [[1992年]][[9月23日]] (8cmCD)
}}
| Recorded = 1969年
| Genre = [[アニメソング]]
| Length = 2分57秒
| Label = {{plainlist|
* [[EMIミュージック・ジャパン|東芝レコード/東芝音楽工業]]<br>(1969年盤17cmEP)
* [[EMIミュージック・ジャパン|東芝レコード/東芝EMI]]<br>(1974年盤17cmEP、<br>1992年盤8cmCD)
}}
| Writer = {{plainlist|
* 作詞:[[林春生]]
* 作曲:[[筒美京平]]
}}
| Producer =
| Reviews =
| Chart position =
| Certification =
| Last single =
| This single = '''サザエさん/<br>サザエさん一家'''<br>(1969年)
| Next single = [[ケンちゃんトコちゃん|ケンちゃんトコちゃんGO!GO!GO!]]<br>([[1970年]])
}}
; オープニングテーマ
: 『サザエさん』作詞:[[林春生]]、作曲、編曲:[[筒美京平]]、歌:[[宇野ゆう子]]
* 放送初期半年間のオープニングは1番のみであり、これはシングル盤やこれより後の放送で使われたものとは別テイクである。1970年春から2年間、2番と4番{{efn|4番の歌詞は、「みんなが~」以降が省略。}}の歌詞が使用されていた。その後、イントロ省略の上で現在の1番と3番に変更されている。1976年9月までの放送ではクール毎に編集されていたことが多かったが、1976年10月より完全に現在の形になった。
** 放送初期半年間のオープニングでは、アウトロの東芝のロゴは筆記体「 ''Toshiba'' 」英字ロゴと漢字ロゴが併用されていたが、白バックにクリームイエローの文字と分かりにくい配色だった。敢えてこの配色が採用されたのは、当時フジテレビは1969年3月に新作映像を完全カラー化したばかり{{efn|フジテレビ最後の新作モノクロ番組は[[ゲゲゲの鬼太郎 (テレビアニメ第1シリーズ)|『ゲゲゲの鬼太郎』第1期]]。民放で最も遅くまでモノクロ放送をしていたのは[[日本テレビ放送網]]である。}}で、まだ視聴者側もモノクロテレビが多く現役だったため、家電メーカーである東芝がスポンサーだったことが影響している。アウトロ後はサザエの声で「カラーでお送りします」というアナウンスが有った。{{efn|映像で「お魚くわえたドラ猫」を追いかけるのにサザエが振り回しているのはいわゆるキャニスター型の[[掃除機]]で、これも東芝単独提供の影響である。}}
* 当初、スタッフは宇野ではなく[[由紀さおり]]に主題歌を依頼する予定だったが、由紀が「[[夜明けのスキャット]]」で再デビューすることになり、それと重なることになるため断念したとのことである<ref>『サザエさん音楽大全』のライナーノーツ「主題歌・挿入歌についての覚え書き」に掲載。</ref>。
* 歌唱者である宇野にはアニメ放送時に流される分の印税は入らず、放送開始時に行われたレコーディングの際のギャラも3000円(当時の大卒初任給は3万円)だった。これは番組の放送期間がここまで長続きするとは思っていなかったこともある<ref>「[[解禁!暴露ナイト]]」([[テレビ東京]]、[[2013年]][[6月13日]])([https://kakaku.com/tv/channel=12/programID=32386/episodeID=648925/ 価格.com])</ref>。
* [[2014年]][[7月27日]]は例年通り『[[FNS27時間テレビ (2014年)|武器はテレビ。 SMAP×FNS27時間テレビ]]』の1コーナーとして放送、OP映像は特別版となり、普通に1番が流れた後、3番の歌詞を宇野に替わり本番組の総合司会である[[SMAP]]がカバーした<ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/07/24/kiji/K20140724008621320.html|title=SMAP「サザエさん」歴史変える!宇野ゆう子以外で初のテーマ曲歌唱|newspaper=スポニチアネックス|date=2014-07-24}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.rbbtoday.com/article/2014/07/24/121925.html|title=SMAP、「サザエさん」史上初!オープニング曲を歌う……アニメ出演も|newspaper=RBBTODAY|date=2014-07-24}}</ref>。これは45年に渡る歴史の中でも史上初。字幕放送の変化はなし。
* 2007年には高校の音楽の教科書に掲載された<ref>『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、427頁、561頁。{{ISBN2|978-4-8169-2291-6}}。</ref>。
; エンディングテーマ
: 『サザエさん一家』作詞:林春生、作曲、編曲:筒美京平、歌:宇野ゆう子
* アニメ放送時には2番前半と3番後半が使用されている{{R|trivia3}}。1番ではなく2番と3番が使用されているのは、磯野家が[[平屋]]であるにもかかわらず1番の歌い出しが「二階の窓を 開けたらね」となっている事情による{{R|trivia3}}{{efn|これは、歌詞の内容がアニメでの設定ではなく、原作での設定に基づいていたため。}}。
* フルバージョンの曲の合間には、放送開始当時のキャストのサザエさん一家のセリフが入っている。
* 放送初期半年間は2番全てと3番のBメロで構成されていた。間奏のみ上記の「サザエさん一家のセリフ」が入っていた。
* この曲と酷似した曲として[[1910フルーツガム・カンパニー]]の “Bubblegum World”(アルバム『{{仮リンク|サイモン・セッズ|en|Simon Says (album)}}』収録)が言及されることがある<ref>フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〈第16巻〉―へぇの本』[[講談社]]、2006年、39-40頁。{{ISBN2|4-06-352744-1}}。</ref>。
; 17cmシングル盤
# サザエさん / サザエさん一家([[EMIミュージック・ジャパン|東芝レコード/東芝音楽工業→東芝レコード/東芝EMI]](現・[[ユニバーサルミュージック (日本)|Virgin Music/ユニバーサル ミュージック ジャパン]]))
: 規格品番はTC-1135(1969年11月10日発売)、TC-3030(1974年6月5日再発売。定価が330円→500円に改定)。
: 1969年初発売盤は、静電気防止剤を混入した「赤盤」(カラーレコード)も存在した。
: 1974年再発売盤は、全面的に通常の黒色のレコード盤となり、ジャケットの発売元の社名が「東芝音楽工業株式会社」から「東芝EMI株式会社」に変更されている一方、イラストの「TCJ動画センター制作」のクレジットは「エイケン」への社名変更後ながら、修正されずそのままとなっていた。
; 8cmCDシングル
# サザエさん / サザエさん一家(東芝レコード/東芝EMI)
: 規格品番はTODG-2001。
: CDシングル版のジャケットには権利上、タイトルロゴのみ表記され、登場人物のイラストが一切描かれていない。カラオケも収録されているが、[[赤坂東児]]編曲による新録音。
: 番組エンディングの主題歌クレジットにおけるレコード会社名表記は、開始当初は「東芝レコード」だったが、CDシングル発売時(1992年)に「東芝EMI」{{efn|実際の社名変更は1973年10月1日。}}、東芝資本撤退時(2007年)に「[[EMIミュージック・ジャパン]]」、[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサル ミュージック ジャパン]]との経営統合時(2013年。変更は同年8月より)に「ユニバーサル ミュージック」に変更している<!--。ただし、経営統合以降も2013年7月まで「EMIミュージック・ジャパン」と表記されたままであった-->{{efn|東芝資本撤退後のレーベル名でのCDシングル再発売はないが、宇野ゆう子との契約は続いているため、レーベル名は変更しつつ表記を継続している。}}。
: その他、作曲者である筒美京平の作品を集めたCDや、アニメ主題歌のオムニバスCDなどにも収録される機会が多い(オムニバスCDの収録例としては『'''ファイト! 赤盤 〜がんばれ! お母さんのアニソン〜'''』(東芝EMI、[[2003年]][[11月19日]]発売)などがある)。
: [[iTunes Store]]、および[[着うたフル]]([[EZweb]]、[[Yahoo!ケータイ]]、[[iモード]])で2006年[[8月23日]]から配信{{efn|さらに2009年10月以降、[[着うたフルプラス]](EZwebのみ)でも配信された。}}されている。
: 「サザエさん」「サザエさん一家」のTVサイズバージョン(1976年10月以降現在まで使用されているもの)は、オムニバスCD『エイケン アンソロジー 1963〜1972』(トライエム、[[2001年]]発売)に収録されている。
: また「サザエさん一家」は『日曜夜のテレビは哀愁』([[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|GT music]]、2007年10月10日発売)にも5曲目に収録されている。
 
=== 火曜主題歌 ===
; オープニングテーマ
# 「'''サザエさんのうた'''」作詞:[[保富康午]]、作曲、編曲:[[渡辺宙明]]、歌:[[堀江美都子]]、サニー・シンガーズ、[[音羽ゆりかご会|コロムビアゆりかご会]]
949 ⟶ 1,135行目:
#: 規格品番はTC-16005。
 
; コンパクト盤
ちなみに、[[日本コロムビア]]が[[音源]]を所有している楽曲もあるが、ほぼ全てが同社の[[アニメソング]]の[[コンピレーションアルバム]]の『[[テレビまんが主題歌のあゆみシリーズ]]』に収録されなかった。同社が所有するアニメソングの音源は例外なく収録されることになっているため、この事例は数少ない。
 
=== 挿入歌 ===
{{Infobox Single
| Name = レッツ・ゴー・サザエさん/<br>カツオくん(星を見上げて)
| Artist = [[加藤みどり]]/[[高橋和枝]]
| Album = サザエさん音楽大全
| A-side =
| B-side = カツオくん(星を見上げて)<br>(歌・高橋和枝)
| Released = [[1970年]][[8月5日]]
| Recorded = 1970年
| Genre = [[アニメソング]]
| Length =
| Label = [[EMIミュージック・ジャパン|東芝音楽工業]]
| Writer = 作詞:[[北山修]]<br>作曲:[[筒美京平]]
| Producer =
| Reviews =
| Chart position =
| Certification =
| Last single =
| This single =
| Next single =
}}
# 「レッツ・ゴー・サザエさん」作詞:[[北山修]]、作曲・編曲:[[筒美京平]]、歌:加藤みどり
# 「カツオくん(星を見上げて)」作詞:北山修、作曲・編曲:筒美京平、歌:高橋和枝
* 現在の次回予告のBGM「予告用BGM」は、「レッツ・ゴー・サザエさん」のインストゥルメンタルのアレンジである。また、記念回や家族旅行編などの際には(過去には2分ほどの短尺作品の劇中でも)、同曲のカラオケバージョンやそのアレンジ「テーマアレンジC」などがBGMとして使用されている。また、2014年10月5日放送「レッツゴーサザエさん」(作品No.7147)で、同曲及び「カツオくん(星を見上げて)」が再歌唱された{{R|anime45}}。
* [[1971年]]1月24日放送「レッツGOサザエ」では「レッツ・ゴー・サザエさん」が、同年4月4日放送「ぼくは頭がいい」では「カツオくん(星を見上げて)」が使われた。
* [[2003年]]の放送1700回記念スペシャルの劇中では、現在のカツオ役の冨永みーなが歌う「カツオくん(星を見上げて)」が流れた。
; シングル盤
# レッツ・ゴー・サザエさん / カツオくん(星を見上げて)(東芝音楽工業/東芝レーベル)
: 規格品番はTC-1153。
* 「レッツ・ゴー・サザエさん」は、『'''永久保存版アニメ主題歌大全集'''』『'''ぼくらのテレビ探偵団 Vol.3'''』(いずれも東芝EMI)などのCDに収録されていた。
 
=== コンパクト盤 ===
* サザエさん([[1971年]]4月5日発売、東芝音楽工業)
:「サザエさん」「サザエさん一家」「レッツ・ゴー・サザエさん」「カツオくん(星を見上げて)」の4曲を収録。規格品番はTC-4009。
* テレビまんがアクションシリーズ サザエさん([[1977年]]7月発売、日本コロムビア)
:「ウンミィのうた」「天気予報」「サザエさんのうた」「あかるいサザエさん」の4曲を収録。規格品番はCH-52。
 
ちなみに、[[日本コロムビア]]が[[音源]]を所有している楽曲もあるが、ほぼ全てが同社の[[アニメソング]]の[[コンピレーションアルバム]]の『[[テレビまんが主題歌のあゆみシリーズ]]』に収録されなかった。同社が所有するアニメソングの音源は例外なく収録されることになっているため、この事例は数少ない。
=== アルバム ===
* こどものテレビ・ドラマ・シリーズ サザエさん([[1971年]]2月発売、東芝音楽工業)
:「サザエさん」「サザエさん一家」「レッツ・ゴー・サザエさん」「カツオくん(星を見上げて)」の4曲、およびドラマ4話で構成。規格品番はTC-6322。
* サザエさん音楽大全([[2013年]]12月4日発売、[[EMIミュージック・ジャパン|イーストワールド]][[ユニバーサルミュージック (日本)|/USMジャパン/ユニバーサル ミュージック ジャパン]]<ref>[https://www.universal-music.co.jp/sazaesan/ サザエさん音楽大全 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN]</ref>)
: 上記の主題歌・挿入歌(「愛しすぎてるサザエさん」「サザエさん出発進行」の2曲を除く)や「サザエさん」「レッツ・ゴー・サザエさん」「カツオくん(星を見上げて)」のオリジナル・カラオケをステレオで収録。劇中BGMや効果音もモノラルで収録され、発売以降は、テレビやラジオの番組でサザエさんを連想されるような箇所でこのCDに入っているBGMが使われている。当初は2013年10月30日に発売予定だったが、一度中止となっていた<ref>[https://tower.jp/article/news/2013/08/19/n07/ 「サザエさん」主題歌&BGM・効果音集、制作上の都合で発売中止に - TOWER RECORDS ONLINE]</ref>。そのため規格品番もTYCN-60001からTYCN-60100に変更されている。
 
=== 備考 ===
1,105 ⟶ 1,252行目:
但し、提供クレジット表示はフジテレビ側が裏送りで送出、提供読みはテレビ大分・テレビ宮崎の自局のアナウンサーが担当する形となっている。}}(フジテレビ主導の野球中継の放送体制については「[[野球道 (フジテレビ系列)]]」も参照)。
* [[BSフジ]]では[[2000年]]12月3日に開局記念特番として『磯野家ゆめの一週間』というスペシャルが放送されたことがあり、地上波でも[[2002年]]1月13日に放送された<ref>http://www.sazaesan.jp/history.html</ref>。
 
== スペシャル版 ==
{{出典の明記|section=1|date=2014年5月}}<!--「『○○』が再放送された」云々の検証不可。出典提示のない場合除去します-->
スペシャル版は原則18時から1時間で、[[1989年]][[3月5日]]に初のスペシャルを放送して以降、主に改編期や本番組・原作の記念年に放送されることが多い。
 
スペシャル版を放送する場合は18時台前半のアニメは休止となる{{efn|ただし一部の年は、通常通り放送されるケースもある。}}。[[2000年]]以降はサザエさんスペシャルの放送と前後して、『ちびまる子ちゃん』も1時間スペシャルを組むことがあり、その時は『サザエさん』が休止になる。FNSの日による変則編成や放送時間が90分版などに拡大される場合は、19時台にも放送されることもある。スペシャル版は年に1・2回放送されるが、全く放送されない年もある。
 
初のスペシャルとなった1000回記念スペシャルは当初1989年[[1月8日]]に放送される予定だったが、先述通り前日の[[1月7日]]に[[昭和天皇]]が崩御し、「FNN報道特番{{efn|新聞のテレビ欄には「ワイドニュース」<!---当日の東奥日報テレビ欄の秋田テレビと北海道文化放送の欄から--->と記載}}」に差し替えられる形で放送中止となった。これに伴い当スペシャルは2ヵ月後の3月5日に延期され、『1000回'''突破'''記念スペシャル』に改題した上で放送された。
 
== FNSの日 ==
[[1987年]](昭和62年)から2019年(令和元年)まで同局で毎年1回放送されていた長時間特別番組『[[FNSの日]]』内のコーナーの1つとして、通常放送とほぼ同じ時間帯に放送されていた。先述通り1998年以降は一部の年を除き、その年の総合司会者などがスペシャルゲストとして本編に登場していた{{efn|name=27TV}}。
 
2016年以前と2019年は同番組がこのコーナーを除いて全て生放送{{efn|2019年は『27時間テレビ』が再度生放送に移行するも、『サザエさん』の他にも一部企画は事前収録となっていた。なお2016年以前の『27時間テレビ』においても、『サザエさん』以外の一部企画が事前収録だった前例はある。}}だったため、番組中唯一字幕に対応していた(2019年は生放送部分も[[リアルタイム字幕放送]]で対応している)。
 
日本テレビ系番組との兼ね合いで『FNSの日』のネットと制作参加から離脱しているテレビ大分では、事前に番組素材の提供を受けた上で、通常の時間帯とスポンサーで自社送出で同一の内容のものを放送したが(提供読みは通常通りだが、スポンサーテロップはテレビ大分の自局送出)、オープニングとエンディングは27時間テレビでの特別版ではなく通常の映像に差し替えられた。
 
{|class="wikitable" style="text-align:center;font-size:small"
!放送回!!放送年!!タイトル!!スペシャルゲスト
|-
|第12回||[[FNS27時間テレビ (1997年 - 2003年)#第12回(1998年)『FNS1億2700万人の27時間テレビ 夢列島 〜てれずにいいこと・てれずに楽しく〜』|1998年]](平成10年)||作品No.4550「歓迎!とび入り家族」||rowspan="3"|[[中居正広]]{{R|history}}
|-
|第13回||[[FNS27時間テレビ (1997年 - 2003年)#第13回(1999年)『FNS1億2700万人の27時間テレビ 夢列島 〜てれずに楽しく・てれずに愛して〜』|1999年]](平成11年)||作品No.4700「SOS!ウェディングベル」
|-
|第14回||[[FNS27時間テレビ (1997年 - 2003年)#第14回(2000年)『FNS1億2700万人の27時間テレビ 夢列島 〜家族 愛 Love You〜』|2000年]](平成12年)||作品No.4845「星空の下のナカイくん」
|-
|第18回||[[FNS27時間テレビ (2004年)|2004年]](平成16年)||作品No.5456「わが家のアイドル」||中居正広・[[ナインティナイン]]{{R|history}}
|-
|第22回||[[FNS27時間テレビ (2008年)|2008年]](平成20年)||作品No.6054「笑いの主」||[[明石家さんま]]{{R|history}}
|-
|第23回||[[FNS26時間テレビ (2009年)|2009年]](平成21年)||作品No.6304「おんせん宿は花ざかり」||[[島田紳助]]{{R|history}}
|-
|第24回||[[FNS26時間テレビ (2010年)|2010年]](平成22年)||作品No.6359「七人のちゃぶ台」||[[つるの剛士]]・[[上地雄輔]]{{R|history}}
|-
|第25回||[[FNS27時間テレビ (2011年)|2011年]](平成23年)||作品No.6503・6504「カツオ明日のスター」||中居正広・ナインティナイン・[[三中元克]]{{R|history}}
|-
|第26回||[[FNS27時間テレビ (2012年)|2012年]](平成24年)||作品No.6653・6654「磯野家・海へ行く」||[[タモリ]]・[[ベッキー]]・[[ローラ (モデル)|ローラ]]・[[指原莉乃]]・[[柳原可奈子]]・[[渡辺直美]]{{R|history}}
|-
|第27回||[[FNS27時間テレビ (2013年)|2013年]](平成25年)||作品No.6990「姉さん、ヤワラの道」||[[森三中]]・[[小出恵介]]{{R|history}}
|-
|第28回||[[FNS27時間テレビ (2014年)|2014年]](平成26年)||作品No.7148「笑顔のレシピ」||[[SMAP]]{{R|history}}
|-
|第29回||[[FNS27時間テレビ (2015年)|2015年]](平成27年)||作品No.7323「本気で挑戦!」||ナインティナイン・中居正広・[[江頭2:50]]{{R|history}}
|-
|第30回||[[FNS27時間テレビ (2016年)|2016年]](平成28年)||作品No.7514「磯野家スカッと大作戦」||[[内村光良]]・[[木下ほうか]]・[[菜々緒]]・[[山村紅葉]]・[[夏川加奈子]]・[[宍戸美和公]]{{R|history}}
|-
|第32回||[[FNS27時間テレビ (2018年)|2018年]](平成30年)||作品No.7851「わが家の味噌汁紀行」||rowspan="2"|[[村上信五]]
|-
|第33回||[[FNS27時間テレビ (2019年)|2019年]](令和元年)||作品No.8047「迷子のマラソンランナー」
|}
{{main|サザエさんの登場人物#FNS27時間テレビ連動スペシャル}}
 
== FNSラフ&ミュージック ==
{{empty section|date=2022年11月}}
 
== オープニング映像 ==
{{Notice|section=1|以下の記述は次項のエンディングを含めて日曜日本放送時のものであり、火曜日のアンコール枠はテーマソング・映像が異なる。}}
[[1974年]](昭和49年)の[[1月]]<ref>「サザエさんと日本を旅しよう!」より{{Full|date=2021年10月}}。</ref>以降の回は、日本各地をサザエが旅し、訪れた場所を紹介する内容となっている。これは元々エンディングで京都を訪れたものが好評だったため、オープニングで起用するようになったと言われる<ref>{{Cite news|url=http://www.mobercial.com/article/sazaesan/|title=サザエさんのOPパターンが40年間続く理由 〜トリビア的観点から考える〜|newspaper=MOBERCIAL|accessdate=2015-07-20}}</ref>。内容は季節に合わせ3カ月ごとに変更している。[[2000年]](平成12年)からは、訪れる場所を1つまたは2つの都道府県に絞って半年間(一部例外あり)流す方式になっており<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20160930-TLJMCIVDLBOLNM2TM5SO6I2GBY/|title=サザエさんオープニングに来月から三重の名所が! 単独紹介は初|newspaper=産経ニュース|date=2016-09-30|accessdate=2016-10-22}}</ref>、紹介を希望する県や自治体から約500~1000万円の協力費を受けている{{efn|[[2001年]](平成13年)の愛媛紹介で愛媛県が補正予算で計上した事業費が630万円。[[2002年]](平成14年)の岐阜紹介で岐阜県と県観光協会が制作費として負担した金額が約700万円。[[2007年]](平成19年)の愛媛紹介で松山市などが計上した協力費が840万円。2007年(平成19年)の富山紹介で富山市が補正予算で計上した事業費が840万円。[[2008年]](平成20年)の山口紹介で山口県が支払った協力費が630万円。[[2009年]](平成21年)の新潟紹介で新潟県が予算に計上した協力費が800万円など。}}。これに関して、オープニングで地方紹介部分は1分10秒ほど(オープニング自体は提供を含めて1分40秒)であるが、日曜日の同時間帯に1分のCMを半年間放送した場合には最低でも9600万円以上必要とされるため、費用対効果の高い観光PRとして注目されている<ref>朝日新聞2007年6月7日、読売新聞2007年6月15日、中国新聞2008年4月5日、毎日新聞2009年4月4日。</ref>。
* 『サザエさん』のオープニング訪問地
** [[1974年]] 石川県<ref>{{Cite news|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/odekake-plus/news/detail.shtml?news/odekake-plus/news/pickup/201704/10104676|title=サザエさんは旅の情報通? オープニングの裏側|newspaper=HYOGOODEKAKEPLUS+|date=2017-04-17|accessdate=2017-04-20}}</ref>
** [[1980年]]頃 四国地方
** [[1990年]] 栃木県、群馬県
** [[1991年]] 広島県
** [[1993年]] 東海地方
** [[1994年]] 関東地方、中部地方
** [[1996年]] 福岡県、北海道
** [[1997年]] 4~9月 高知県{{efn|同年4月開局の高知さんさんテレビのPRを兼ね、「さんさんテレビ」のロゴ入り路面電車が走るシーンがある。}}・徳島県、10月~3月 山形県{{efn|同年4月開局のさくらんぼテレビジョンのPRを兼ね、同社の社屋にあるロゴが映るシーンがある。}}・福島県{{R|asahi130327}}
** [[2000年]] 長野県、福井県、富山県
** [[2001年]] 愛媛県、佐賀県{{R|Saga}}
** [[2002年]] - [[2003年]]3月 岐阜県、山梨県
** 2003年度 岩手県、石川県
** 2004年度 静岡県、鹿児島県{{R|asahi180329}}
** 2005年度 愛知県{{R|asahi191003}}、広島県{{R|trip}}
** 2006年度 宮城県、岡山県{{R|trip}}<ref>{{Cite news|url=https://www.sanyonews.jp/article/606496|title=「サザエさん」冒頭に岡山の名所 8日から登場、観光集客に期待|newspaper=山陽新聞|date=2017-10-02|accessdate=2017-10-09}}</ref>
** 2007年度 愛媛県、富山県{{R|trip}}
** 2008年度 山口県、岐阜県{{R|trip|yomiuri20090403}}
** 2009年度 新潟県{{R|yomiuri20090403}}、茨城県{{R|trip}}
** 2010年度 東京都{{efn|このオープニングでは、[[FCGビル]](フジテレビ本社)、長谷川町子美術館、サザエさん通りが登場する。}}秋は[[江戸時代]]、冬は[[明治時代]]だった{{R|trip}}。
** 2011年度 鹿児島県{{R|asahi180329}}、大分県{{R|trip}}
** 2012年度 兵庫県、福井県{{R|trip}}
** 2013年度 福島県{{R|asahi130327}}、静岡県{{R|trip}}
** 2014年度 秋田県<ref>{{Cite web|url=https://www.akt.co.jp/info/sazaesan|title=サザエさん 4月からオープニングに秋田が登場!|publisher=AKT秋田テレビ|date=2014-03-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140407080421/http://www.akt.co.jp/info/sazaesan|archivedate=2014-04-27|accessdate=2015-06-30}}</ref>、長野県{{R|anime45|shimintimes210403}}<ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/09/24/kiji/K20140924008985470.html|title=アニメ「サザエさん」ミュージカルに!?10・5放送45年SP|newspaper=スポニチアネックス|date=2014-09-24}}</ref>
** 2015年度 富山県<ref>{{Cite news|url=https://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015033102100015.html|title=サザエさん富山満喫 5日からオープニングに登場|newspaper=中日新聞|date=2015-03-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150404160138/http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015033102100015.html|archivedate=2015-04-04|accessdate=2015-06-28}}</ref>、宮崎県<ref>{{Cite news|url=https://www.yomiuri.co.jp/economy/20151002-OYT1T50107/|title=サザエさんオープニングに宮崎、広告効果2億円|newspaper=読売新聞|date=2015-10-03|archiveurl=https://web.archive.org/web/20151004101232/http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151002-OYT1T50107.html|archivedate=2015-10-04|accessdate=2015-11-01}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20150930ddlk45040528000c.html|title=サザエさん:来月から秋と冬バージョン、都城など11市町の名所PR 宮崎|newspaper=毎日新聞|date=2015-09-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20151101100804/http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20150930ddlk45040528000c.html|archivedate=2015-11-01|accessdate=2016-10-22}}</ref>
** 2016年度 佐賀県{{R|Saga}}、三重県<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASJ9V4W6JJ9VONFB00J.html|title=三重)「サザエさん」オープングに三重県 来月2日から|newspaper=朝日新聞|date=2016-09-27|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161022032554/http://www.asahi.com/articles/ASJ9V4W6JJ9VONFB00J.html|archivedate=2016-10-22|accessdate=2018-01-08}}</ref>
** 2017年度 兵庫県<ref>{{Cite news|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201703/0010049989.shtml|title=「サザエさん」主題歌は兵庫の名所巡り 4~9月|newspaper=神戸新聞NEXT|date=2017-03-30|accessdate=2017-03-31}}</ref>、岡山県<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20171004-KQWGNKZPKBMWLJBD73Z6QOTLUA/|title=「サザエさん」オープニング映像に岡山名所が登場 8日分から|newspaper=産経ニュース|date=2017-10-04|accessdate=2017-10-04}}</ref>
** 2018年度 鹿児島県{{R|asahi180329|trip}}、静岡県
** 2019年度 宮城県<ref>{{Cite news|url=https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_13017.html|title=宮城を駆けてく、陽気なサザエさん♪ アニメ番組冒頭に宮城の観光地登場|newspaper=[[河北新報]]|date=2019-04-03|accessdate=2019-04-03}}</ref>、愛知県{{R|asahi191003}}<ref>[https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kanko/sazaedegozaimasu.html 【知事会見】サザエさんのオープニング映像で愛知県の観光地が紹介されます!] 愛知県公式ウェブサイト 2019年10月2日閲覧。</ref>
** 2020年度 東京都<ref>{{Cite news|url= https://www.sanspo.com/article/20200401-6GTWRZQYBRJSNPAULIFFRM52RU/|title= 「サザエさん」新オープニングは東京 ライトアップされた夜桜も|newspaper=SANSPO.COM|date=2020-04-01|accessdate=2020-10-19}}</ref>、大分県・<small>熊本県[[阿蘇市]]([[大観峰]]<!--10~12月-->、[[阿蘇五岳]]、[[あそぼーい!]]、[[古閑の滝]]<!--1~3月-->)</small><ref>[https://www.visit-oita.jp/news/detail/524 サザエさんのオープニングに大分県が登場します] 大分県観光情報公式サイト 2020年9月29日閲覧。</ref><ref>[https://www.tostv.jp/sazaesan/ 10月からの新オープニングでは大分県内を紹介!] テレビ大分ウェブサイト。</ref>
** 2021年度 長野県{{R|shimintimes210403}}<ref>[https://www.pref.nagano.lg.jp/eigyo/happyou/210331press.html アニメ「サザエさん」のオープニングで長野県の観光地や特産品が紹介されます!] 長野県ウェブサイト 2021年3月31日閲覧。</ref>、岩手県<ref>{{Cite news|url=https://morioka.keizai.biz/headline/3406/|title=アニメ「サザエさん」オープニングに岩手県登場 秋編は小岩井農場など巡る|newspaper=[[みんなの経済新聞ネットワーク|盛岡経済新聞]]|date=2021-10-08|accessdate=2021-10-08}}</ref><ref>[https://www.city.miyako.iwate.jp/kanko/sazaesan_opening_jyoudogahama.html サザエさんのオープニングに浄土ヶ浜が登場!!]岩手県宮古市ウェブサイト 2021年10月1日閲覧。</ref>
** 2022年度 日本財団との共同プロジェクトで、オープニングに全国各地の「海」にまつわるスポットやシーンを紹介<ref name="日本財団公式ウェブサイト"/>、北海道<ref>[https://www.sankei.com/article/20220925-Z34EIRKWUNCZDNIANJDZQZBQF4/ 「サザエさん」オープニング 26年ぶり北海道篇スタート] 産経新聞 2022年9月25日閲覧。</ref>
 
=== クレジット ===
* [[1971年]]以降、オープニングの最後は季節によって異なる果物や木の実が2つ表れ、制作社のクレジット(現在は「制作 ([[目玉マーク]])フジテレビ、エイケン」となっている{{efn|かつては宣弘社もあった。また、2016年1月から3月まで一時的に「制作」クレジット表記が削除され、「(目玉マーク)フジテレビ、エイケン」と表記していた。}})が表示されたあと、サザエらが大きい果物、次にタマが小さい果物の中から登場し、オープニング曲に合わせてリズムを取る{{efn|これは2013年のドラマ版第4弾にも使用されており、実写のサザエ・カツオ・ワカメ・タラオが果物から登場した(タマは通常のアニメを使用)。}}。2019年1月以降は、不定期でタマがサザエたちより先に果物から飛び出すフライングシーン{{efn|タマが先に出てくるものの、サザエらがいないことに気づき一度戻るもの。}}のあるバージョンが付け加えられている<ref>{{Cite web|date=2019-03-31|url=https://withnews.jp/article/f0190331003qq000000000000000W06910101qq000018964A|title=「サザエさん」のオープニングで謎現象 あのシーンで「タマ」が…|publisher=withnews|accessdate=2020-07-12}}</ref>。
* FNS27時間テレビに内包される場合、2000年代以降はオリジナルアニメーションに変更され、2012年の『[[FNS27時間テレビ (2012年)|FNS27時間テレビ 笑っていいとも! 真夏の超団結特大号!! 徹夜でがんばっちゃってもいいかな?]]』の時はタモリとサザエが動物モノマネで対決したり、最後はいいともメンバーに見守れながら磯野家が長縄にチャレンジ、2014年の『[[FNS27時間テレビ (2014年)|武器はテレビ。 SMAP×FNS 27時間テレビ]]』の時はサザエとSMAPメンバーを中心に全員が登場するものであった。この場合、果物から飛び出すシーンはあるが、リズムは取らない。
 
その後、[[提供クレジット]]が入るがこれも時代により変わっている。
*初代は、サザエ以外の家族が画面に左へはけるのを追いかけるように旧ロゴの「Toshiba」(※通称:傘マーク、傘ロゴ{{efn|傘マークは、東芝グループの[[レコード会社]]である、[[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]](後のEMIミュージック・ジャパンを経て[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサル ミュージック]]/EMI Records Japan/[[Virgin Music]])の[[邦楽]][[レコードレーベル|レーベル]]のひとつである「東芝レコード」の[[ロゴタイプ|マーク]]として、同レーベルが廃止されるまで使用された。}}{{efn|関連して、前述通りテーマソングである『サザエさん/サザエさん一家』も東芝レコードを始め、東芝関連会社からリリースされている。}})と描かれたものがはねて、サザエがロゴを指しながら腕を上げていくのに合わせてロゴを上に移りながらズーム。画面中央にサザエがいったところで「東芝」の漢字ロゴが起き上がってくる。
** ナレーション:サザエ「提供は東芝でございます。カラーでお送りします。」
** 「カラーでお送りします。」のところで「東芝」の部分だけが黄色から赤色に変色するしかけとなっていた。これをモノクロで見ると、灰色から真っ黒に代わる感じとなっていた。
*2代目は、磯野家が横一列になって行進してくる後ろから旧ロゴの「Toshiba」(※通称:傘マーク、傘ロゴ)と描かれたものがはねながら一家を追いかける。サザエがワンショットになったところで「東芝」の漢字ロゴが起き上がってくる。
*3代目は、磯野家が横一列になって行進してくる後ろから現在使用中の「TOSHIBA」ロゴがはねながら一家を追いかける。抜けたところで当時のキャッチコピー「明日をつくる技術の東芝」が表示され、そのさらに前にサザエ→タラオが登場、ナレーション後に太鼓一音で2人が消える。
** ナレーション:サザエ「明日をつくる技術の東芝がお送り致します。」 タラオ「いたしまーす。」
*4代目は、磯野家が横一列になって行進してくる後ろから現在使用中の「TOSHIBA」ロゴがはねながら一家を追いかける。抜けたところでロゴの前にサザエ→タラオが登場、ナレーション後に太鼓一音で2人が消える。
** ナレーション:サザエ「エネルギーとエレクトロニクス{{efn|「明日をつくる技術の東芝」時代もあり。}}の東芝がお送り致します。」 タラオ「いたしまーす。」
** 果物の中からサザエ・カツオ・ワカメに加えてタラオが登場するようになったのは東芝のキャッチが「エネルギーとエレクトロニクス」になってからである。
*5代目は、磯野家が横一列になって行進してそのままはけていった後にいわゆる普通の提供クレジット。
** ナレーション:サザエ「この番組は東芝と、御覧のスポンサーの提供でお送りしまーす。」
** 東芝一社提供でなくなったための措置。遅れネットで放送される地域では素材はそのまま提供され、クレジット表記のみを自社で送り出すシステムへ変わった
*6代目は、磯野家が横一列になって行進してそのままはけていった後にいわゆる普通の提供クレジット。
** ナレーション:サザエ「サザエさんは、御覧のスポンサーの提供でお送りします。」
** 東芝が提供を降板したための措置。遅れネットで放送される地域ではサザエがはけるとこでブラックアウトするなどの措置となる{{efn|青森テレビでは、背後の映像はそのままで、提供クレジットと提供読みのみ差し替えとなる。}}。テレビ山口は独自にスポンサーを付けているが、ブラックアウト後にブルーバックで独自に挿入する。
 
== エンディング映像 ==
放送開始から当初は2番前半の歌詞に合わせて磯野家がハイキングなどに出掛けるというものだったが、後に冒頭でタマ(ハチ登場後は、ハチも登場する場合もあり)の登場する静止画が表示された後、原作の4コママンガを6~8本、台詞が少なく絵のアクションで楽しめるものを中心になるべく忠実に{{efn|ただし、台詞・キャラクターに若干の変更を加えることもある。}}映像化、その横や下でキャスト・スタッフのクレジットが行われるものとなっており<ref>「アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!」より{{Full|date=2021年10月}}</ref>、原作の映像の後、後述の行進の場面が流れる。また、静止画と映像化する原作は季節感を重視しているため、オープニングと同じく3カ月ごとに変更している。スペシャル版の場合は、専用の映像が使用されるケースがある。
 
最後に一家が一列になり野原を行進、その一家の[[シルエット]]が山小屋のような建物に飛び込むという場面は第1回の放送から一貫して変更されていない{{efn|特に山小屋のデザインは煙突が追加されたことを除いて、第1回から全く同じである。}}。
 
クレジットで(スペシャル版を除く)、磯野家以外のキャストとスタッフはその回の出演、制作に関わっていなくても長年クレジットされていたが、2013年4月14日放送分からはその回の出演者・その回の制作に関わったスタッフのみがクレジットされるようになった。
 
== 次回予告 ==
最初にサザエが「さ〜て、来週のサザエさんは?」と言い{{efn|翌週が休止の場合は「さ〜て、'''次回の'''サザエさんは?」となる。}}、リモコンをテレビに向けるしぐさをすると「次回予告」とテロップが表れ{{efn|以前は「次回予告」のテロップの上下に、サザエ、タマ以外の一家の顔があった。}}、その後は次回の映像を流す中、サザエ、タマ以外の一家の内1人{{efn|タラオ→ワカメ→カツオ→マスオ→フネ→波平の順番。}}が声で登場、名乗ってコメント{{efn|大概は磯野家で最近あった出来事や季節ネタを簡素に述べているが、これが次回のストーリーに関係している事はほとんど無い。
昭和時代の波平・マスオ担当分は旧厚生省、旧労働省、日銀の統計や白書をたたき台にしたサラリーマンや父親の時事風刺ネタも使われていた。}}したあと、次回放送の3本のサブタイトルを読み上げる。ただし、次回がスペシャルの場合はサザエがスペシャルの内容を紹介する。また、サザエが「ご覧の3本です」と次回放送の3本のサブタイトルを表示し、その後にイベントや募集告知などを行う場合もある。
 
最後は、[[じゃんけん]]のそれぞれグー・チョキ・パーの絵が付いた棒を手に持っているサザエが画面に向かって「来週もまた見てくださいね〜」と言った直後{{efn|翌週が特番などで休止の場合は「次回もまた見てくださいね〜」と言う。このバージョンはじゃんけんの発音や笑い声も、若干異なっている。}}、「じゃんけんポン!」の声と共に3つのうちのどれか1つを視聴者に見せ{{efn|副音声では「グーを出す」、「チョキを出す」、「パーを出す」と言っている。}}、「うふふふふふ」の笑い声と共に手を振って終わりとなっている。スペシャルでは、家族全員で行うこともある。
 
[[2018年]]10月からは[[データ放送]]でのじゃんけん投票が可能になった。次回予告が始まるまでにリモコンのボタンによって自分の出し目を選択し、勝ち(勝ち点4)・負け(同1)・あいこ(同2)によってそれぞれの点数が入り、一定得点{{efn|金賞、銀賞の2種類。キーワードも同時に表示される。}}に達したら公式サイトから番組宛てに応募して、抽選で賞品が当たるというものである{{efn|ただし2019年11月2日放送の『[[FNS27時間テレビ (2019年)|FNS27時間テレビ]]』内放送分では、その回だけの成績によって賞品が異なるというバージョン(それ故同年11月放送分の得点ストックは他の月より少ない)。}}。なお得点は月が替わればリセットされ、「0」からのスタートとなる。なお、18時59分になるとデータ放送が消されるため、得点のスタンプは翌週の放送時に押される。
 
[[2020年]]、じゃんけんで5週連続でパーが出たことがあった。これはサザエさんじゃんけんの29年の歴史で初のことであり{{R|:0|:1}}、これについて[[フジテレビ]]は、「じゃんけんは[[フグ田サザエ|サザエさん]]自身で考えて出しているので、私たちにもわからない」とコメントしている{{R|:0}}。また、サザエさんのじゃんけんを長年研究している[[高木啓之]]も、5週連続のパーは予測できなかったという{{R|:1}}。
 
2015年8月24日〜28日放送の『[[めざましテレビ]]』では、『サザエさん』のキャラクターが交代で「めざましジャンケン」を担当した<ref>[https://eiken-anime.jp/blog?page_id=234 サザエさんがめざましじゃんけんに登場]、エイケン、2015年8月19日。</ref>。また、2019年11月18日〜11月22日の同番組ではサザエさん一家が各曜日に毎に「めざましジャンケン」の3戦目を担当した<ref>{{Twitter status|cx_mezamashi|1196015079960928258}}</ref><ref>{{Twitter status|cx_mezamashi|1197466745113468929}}</ref><ref>{{Twitter status|cx_mezamashi|1197835693986402305}}</ref>。また同年同月22日の『池上彰×サザエさんスペシャル』では4回にわたってアニメキャラクター化された[[池上彰]]が担当した<ref>[https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20195724.html 池上彰と“じゃんけん”してレアグッズが当たる! サザエさんと池上彰のコラボじゃんけん企画]、フジテレビ、2019年11月21日。</ref>。
 
[[1991年]]10月13日放送分まで予告の最後は、サザエがお菓子を放り投げ、口で受け止めて食べたところを視聴者に見つかり、慌てて隠しながら「来週もまた、見てくださいね〜」と言った直後、喉に詰まらす仕草をして「ンガググ{{efn|実際は「詰まっちゃった」と言っている。}}」と声を発するものとなっていた。しかし、この映像を見た[[東北大学医学部附属病院]]耳鼻咽頭科と[[国立小児病院]]小児科の医師が「投げ食いは、子供がまねると気管をつまらせ呼吸困難になり、最悪死亡する危険性がある」と指摘。これを受けて、制作会社のエイケンは少しでも危険があるものは放送してはいけないと判断<ref>『中日新聞』1991年11月12日付</ref>、長谷川町子の了解を得た後、現在のじゃんけんに変更された。
 
なお、火曜日のアンコール枠では予告編がなく、エンディング終了後は協賛各社クレジット→CM・または局により番組案内スポットを放送していた。
 
== 劇場版 ==
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== ラジオ ==
=== 連続ラジオまんが おはようサザエさん ===
1977年から1987年12月31日まで、このテレビアニメ版準拠のキャスティングで、1977年『'''連続ラジオまんが - 1987年12月31日に、おはようサザエさん'''』が放送された。[[文化放送]]で[[フロート番組]]とし(「の放送だったことから、放送枠は『マエタケの朝は自由大通り→[[お元気ですか高島忠夫です|高島忠夫の気ままジャンボ!!」お元気ですか高島忠夫です」]]の[[フロート番組]]と変遷して)、'''「連続ラジオまんが おはようサザエさん」'''がいる。提供も当時のアニメと同じ東芝の一社提供で放送されあった。
 
==== 流れ ====
{{番号付きリスト
|1 = サザエが玄関を開ける音の後「お早うございます。サザエです」の挨拶。
|2 = 「テーマアレンジC」をバックに「明日を創る技術の東芝がお送りします」→「先端技術を暮らしの中へ、エネルギーとエレクトロニクスの東芝がお送りします」とクレジットが流れる。
|3 = 本編{{efn|サザエとサザエ以外の磯野・フグ田家のうち2人の計3人が出演。}}に入る。
|4 = 最後再び「テーマアレンジC」をバックにクレジット「原作、長谷川町子。ただ今の出演、(担当声優の声で)サザエ加藤みどり、~略~、(担当声優全員で)ではまた明日(来週)。~提供アナウンス~」。
}}
 
=== その他 ===
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{{Reflist|2
|refs=
<ref name="history">{{Cite web |url=http://www.sazaesan.jp/history.html |title=サザエさん公式HP 50年の歴史 |website=サザエさん 50年の歴史- 公式ホームページ |publisher=[[長谷川町子美術館]], [[フジテレビジョン]] |accessdate=20192022-111-2228}}</ref>
<ref name="toretate">[https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2018/181225-i523.html サザエさん FOD・Amazon Prime Videoで配信決定! - とれたてフジテレビ]</ref>
<ref name="池上">{{cite web|url=https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20195700.html|title=サザエさんが番組MCに初挑戦!池上はスペシャルアニメにも登場|publisher=フジテレビ|accessdate=2019-11-13}}</ref>
<ref name="逃走">{{cite web|url=https://www.fujitv.co.jp/tosochu/top.html|title=run for money 逃走中|publisher=フジテレビ|accessdate=2019-11-16}}</ref>
<ref name="ooba">[{{Cite web|author=岩佐陽一 |authorlink=岩佐陽一 |url=http://www.senkosha.net/column/vol-7 |title=コラム 第7回 ラジオの時間・其之壱 ~大場徳次氏が語る小林利雄とラジオの時代 |publisher=[[宣弘社]] |accessdate=2022-11-27}}</ref>
<ref name="Tokyo2019">{{Cite news|title=ほのぼの変わらず50年 フジのアニメ「サザエさん」|date=2019-09-29|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/7314|accessdate=2021-05-27|publisher=東京新聞}}</ref>
<ref name="45ai">[https://web.archive.org/web/20131203090951/http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/tnews/20131129-OYT8T00942.htm 「サザエさん」アニメ45年…愛され続ける理由] YOMIURI ONLINE 2013年12月2日(2013年12月3日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])(読売新聞 11月29日夕刊14面)</ref>
<ref name="s20081113">[[2008年]][[11月13日]]放送『[[FNNスーパーニュース]]』[https://kakaku.com/tv/channel=8/programID=373/episodeID=208490/ スーパー特報・愛し愛され40年 特報!私のサザエさん〜秘話で綴る物語〜] より。</ref>
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<ref name="PHOTOOOBA">{{Harvnb|宣弘社フォトニクル|2015|p=6|loc=「インタビュー 大場徳次」}}</ref>
<ref name="TCMP60">{{Harvnb|東宝チャンピオンまつりパーフェクション|2014|pp=60-62|loc=「1975春期」}}</ref>
<ref name="p13">『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[{{Harvnb|扶桑社]]/|2019年)13頁|p=13}}</ref>
<ref name="p21">『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[{{Harvnb|扶桑社]]/|2019年)21頁|p=21}}</ref>
<ref name="p37">『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[{{Harvnb|扶桑社]]/|2019年)37頁。|p=37}}</ref>
<ref name="p55">『サザエさんヒストリーブック1969-2019 アニメ「サザエさん」放送50周年記念ブック』([[{{Harvnb|扶桑社]]/|2019年)55頁|p=55}}</ref>
<ref name="asahi1994">{{Cite news|title=はてな てれび|newspaper=[[朝日新聞]]|date=1994-06-18}}</ref>
<ref name="yomiuri20090403">「サザエさんに県名所 オープニングに半年間」読売新聞2009年4月3日27面</ref>
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== 参考文献 ==
{{参照方法|section=1|date=2018年12月}}
* {{Cite book|和書|editor=扶桑社 |title=アニメ『サザエさん』放送50周年記念ブック サザエさんヒストリーブック1969-2019 |year=2019 |publisher=扶桑社 |isbn=9784594082666 |ref=harv}}
* {{wikicite|ref={{SfnRef|大橋義輝|2012}}|reference=大橋義輝著『サザエさんのないしょ話』2012年7月24日発売 発行-[[データハウス]]}}
* {{Cite|和書|author=大橋義輝 |title=『サザエさん』のないしょ話 |date=2012 |publisher=データハウス |isbn=9784781701219 |ref=harv}}
* {{Cite book|和書|editor=電撃ホビーマガジン編集部 |editor-link=電撃ホビーマガジン |title=ゴジラ 東宝チャンピオンまつり パーフェクション |date=2014-11-29 |publisher=[[KADOKAWA]]([[アスキー・メディアワークス]])|series=DENGEKI HOBBY BOOKS |isbn=978-4-04-866999-39784048669993 |ref={{SfnRef|東宝チャンピオンまつりパーフェクション|2014}}}}
* {{wikiciteCite video|refdate={{SfnRef|宣弘社フォトニクル|2015}}-09-18 |referencetitle=DVD『宣弘社フォトニクル 2015年9月18日発売(図録+DVD) 発売元-|medium=DVD |publisher=[[デジタルウルトラシリーズ|デジタルウルトラプロジェクト]] DUPJ-133|id={{JAN|4560164823120}} |ref={{SfnRef|宣弘社フォトニクル|2015}}}}
* {{wikiciteCite|ref和書|author1={{SfnRef|鷺巣政安 |2016}}|referenceauthorlink1=[[鷺巣政安]]・ |author2=但馬オサム共著『 |title=アニメ・プロデューサー鷺巣政安 さぎすまさやす・元エイケン製作者 |date=2016年4月15日発売 発行-|publisher=[[ぶんか社]] |isbn=9784821144266 |ref={{SfnRef|鷺巣政安|2016}}}}
* {{wikiciteCite|ref={{SfnRef和書|タケダアワーの時代|2017}}|referenceauthor1=友井健人・[[ |author2=泉麻人]]・[[ |authorlink2=泉麻人 |author3=河崎実]]・[[ |authorlink3=河崎実 |author4=樋口尚文]]共著『 |authorlink4=樋口尚文 |title=タケダアワーの時代 |date=2017年9月11日発売 発行-|publisher=[[洋泉社]] |isbn=9784800313218 |series=映画秘宝セレクション |ref={{SfnRef|タケダアワーの時代|2017}}}}
 
== 関連項目 ==
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* [[フジテレビ系列日曜夕方6時台枠のアニメ]]
* [[フジテレビ系列火曜夜7時台枠のアニメ]]
* [[日曜劇場|東芝日曜劇場]] - ([[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]])当番組と同じく、こちらは[[2002年]]まで東芝の一社提供番組だった。同年にスポンサーから降板したが、[[2009年]]に再びスポンサーとなるも、2018年3月を以て再度降板。
* [[サザエさん効果]]
* [[サザエさん症候群]]