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一方、[[北アメリカ]]ではその後もしばらくは食用としては認知されなかった。[[フロリダ]]方面に定着した[[スペイン]]系入植者や[[カリブ海]]経由で連れてこられた[[黒人]][[奴隷]]がトマトを食べる習慣をゆっくりと広めていった。実験精神の旺盛な[[トーマス・ジェファーソン]]は自らの農園でトマトを栽培し、ディナーに供した。[[1820年]]、[[ニュージャージー州]]の農業研究家{{ill2|ロバート・ギボン・ジョンソン|en|Robert Gibbon Johnson}}は、[[セイラム郡 (ニュージャージー州)|セイラム]]の裁判所前の階段でトマトを食べて人々に毒がないことを証明したとされるが、詳しい資料は残っていない{{sfn|ジョンソン |1999|pp=100-101}}<ref>{{Cite web |url=https://www.nytimes.com/1993/09/12/nyregion/jerseyana.html |title=JERSEYANA |access-date=2022-12-31 |last=Mappen |first=Marc |date=1993-09-12 |website=The New York Times |language=en-US}}</ref>。
 
[[1893年]]当時のアメリカでは輸入の際に果物への関税がなく、野菜には関税が課せられていた。このため、トマトの輸入業者は、税金がかからないように「果物」と主張。これに対して[[アメリカ合衆国農務省|農務省]]の役人は「野菜」言いた。両者は一歩も譲らず、さらに果物派には植物学者も加わり、論争はエスカレート。とうとう、米国最高裁判所の判決を仰ぐことになってしまった。判決は「野菜」。裁判長は随分悩んだと思われ、判決文には「トマトはキュウリやカボチャと同じように野菜畑で育てられている野菜である。また、食事中に出されるが、デザートにはならない」と書かれていた([[:en:Nix v. Hedden|英語版記事]])<ref>{{cite web|url=http://supreme.justia.com/us/149/304/case.html|title=Nix v. Hedden - 149 U.S. 304 (1893)|publisher=Justia US Supreme Court Center|accessdate=2012-09-04}}</ref>。なお、裁判当時の記録として[[ローラ・インガルス・ワイルダー]]の小説『[[大草原の小さな家]]』では、トマトにクリームと砂糖をかけて食べる記載がある。なお、『{{lang|en|Pocket Oxford English Dictionary}}』(2005年版)の {{lang|en|tomato}} は {{lang|en|'a glossy red fruit, eaten as a vegetable or in salads.'}} とどちらとも取れる記述になっている
 
[[日本]]には[[江戸時代]]の17世紀初め([[寛文]]年間ごろ)に、オランダ人によって[[出島|長崎]]へ伝わったのが最初とされる{{sfn|講談社編|2013|p=59}}。[[貝原益軒]]の『[[大和本草]]』にはトマトについての記述があり、そのころまでには伝播していたものと考えられている<ref name="tabemonotokenkouomoshirozatsugaku_p58"> 落合敏監修 『食べ物と健康おもしろ雑学』 p.58 梧桐書院 1991年</ref>。ただ、青臭く、また真っ赤な色が敬遠され、当時は観賞用で「'''唐柿'''」(とうがき)や、「唐茄子」(とうなすび)とよばれていた{{sfn|講談社編|2013|p=59}}。[[中華人民共和国|中国]]では、現在も「西紅柿」({{unicode|xīhóngshì}})と呼んでおり、[[西紅柿炒鶏蛋]]([[鶏卵]]との炒め物)などとして料理される。