削除された内容 追加された内容
タグ: 差し戻し済み 曖昧さ回避ページへのリンク
LTA:HEATHROW もしかして (会話) による ID:93315320 の版を取り消し
タグ: 取り消し
16行目:
 
リチャードは1770年頃、[[靴下]]製造業者であったサミュエル・ニード、ジェディダイア・ストラットらと組んで、[[ダービーシャー|ダービーシャー州]]のクロムフォードに、何台もの紡績機を集め、全ての紡績機の動力となる水車を備えた紡績工場を作った。これが近代的な工場の出発点とされ、[[産業革命]]の要因の1つともなった<ref>ロジャー・ブリッジマン『1000の発明・発見図鑑』丸善 2003年11月1日 p.107-108 ISBN 462107301X。</ref>。
 
== 大工場と中小工場 ==
働く人の数が299人以下(300人未満)の工場を「中工場」といい、29人以下の工場を「小工場」という。そして、それらをあわせて「中小工場」と呼ぶ<ref>{{Cite web|title=ちゅうしょうこうじょう【中小工場】 {{!}} ち {{!}} 辞典|url=https://kids.gakken.co.jp/jiten/dictionary04200301/|website=学研キッズネット|accessdate=2021-03-23|language=ja}}</ref>。それに対して、働く人の数が300人以上の工場を「[[大工場]]」という。
 
中小工場の例としては、[[部品]]工場や[[食品]]工場、[[繊維]]工場、[[日用品]]工場などが挙げられる<ref name=":0">{{Cite web|title=「統計から見る日本の工業」大工場と中小工場| 経済産業省|url=https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/topics/kids/industry/factory.html|website=www.meti.go.jp|accessdate=2021-03-23}}</ref>。中小工場は、大企業の下請けが多く、大工場でつくっている製品の部品などを作っている工場が多い。部品工場のことを、最終製品を作っている工場からの視点で、関連工場ともいう。一方、大工場の例としては、[[自動車]]工場や[[化学]]工場、[[電化製品]]工場などが挙げられる(ほとんどは[[重化学工業]]である)<ref name=":02">{{Cite web|title=「統計から見る日本の工業」大工場と中小工場| 経済産業省|url=https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/topics/kids/industry/factory.html|website=www.meti.go.jp|accessdate=2021-03-23}}</ref>。
 
日本にはおよそ42万もの工場がある(2012年)が、そのうち99%以上が中小工場であり、大工場はわずか1%未満である<ref name=":0" />。外国に比べると、日本の中小工場の割合は大きい<ref>{{Cite web|title=だいこうじょう【大工場】 {{!}} た {{!}} 辞典|url=https://kids.gakken.co.jp/jiten/dictionary04100074/|website=学研キッズネット|accessdate=2021-03-23|language=ja}}</ref>。しかし、中小工場に仕事を発注する大工場の海外移転の増加などに伴い、日本の中小工場の数は年々減少傾向にある<ref>{{Cite web|title=中小工場がかかえる問題|url=https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005311003_00000|website=NHK for School|accessdate=2021-03-23|language=ja|last=NHK}}</ref>。日本の全工場で大工場と中小工場を比較した場合、従業員数は中小工場が約7割を占めるが、生産額は中小工場が全体のおよそ半分である<ref>{{Cite web|title=「統計から見る日本の工業」大工場と中小工場| 経済産業省|url=https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/topics/kids/industry/factory2.html|website=www.meti.go.jp|accessdate=2021-03-23}}</ref>。
 
中小工場ではそれぞれの優れた技術を持つ職人が多く働いているが、従業員の高齢化による後継者不足が問題となっている。また、中小工場は景気の影響を受けやすいため、経営的に厳しい状況になることもある。
{| class="wikitable"
|+日本の大工場と中小工場の比較(1993年)
!
! colspan="2" |大工場
! colspan="2" |中小工場
!総数
|-
|工場数
|3855
|1%
|69万2235
|99%
|69万6090
|-
|従業員数
|308万人
|27%
|840万人
|73%
|1148万人
|-
|工業生産額
|150兆円
|48%
|164兆円
|52%
|315兆円
|}
 
== 脚注 ==