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ストーンウォール暴動の1周年を記念して行われたパレードは当初「ゲイ・パレード」と呼ばれた。ストーンウォール暴動そのもの、またそれ以降の組織においても運動に関わった人物はゲイ男性に限らず、レズビアンやバイセクシュアル・トランスジェンダーの人々をはじめとしたあらゆる人々がいた<ref>[http://gender.org/remember/people/marshajohnson.html Marsha P. Johnson]. Gender.org (1992-07-06). Retrieved on 2011-07-10.</ref>。現在の言葉で「[[クイア]]」や「[[LGBTコミュニティ]]」と呼ばれるものが実態ではあったものの、当時は「[[ゲイ]]」という言葉で同様の意味を表し、パレードの名称として使われていた。
1970年代終わりから1980年代前半にかけて、ストーンウォール暴動に実際に参加していた人々やそれに呼応したデモンストレーションや活動団体などに参加していた世代は歳を重ね、他の問題に関心が移転したり、故人が数多くなっていった。歴史的事件を直接体験していない次世代のメンバーが増加するに従って言葉の使われ方が厳密で差別的でないニュアンスに改められるようになり<ref>[http://www.nyabn.org/Pages/WhoWeR/OurHistory.html New York Area Bisexual Network: A Brief History of NYC's Bisexual Community]. Nyabn.org (2001-07-12). Retrieved on 2011-07-10.</ref>、イベントの名称に使われていた「ゲイ」は「レズビアン&ゲイ」と変わり、今日では「LGBT」や「プライド」という言葉が使われている。
日本において ==現在のパレード==
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2011年3月に、[[カナダ]]最大都市[[トロント]]市長の[[:en:Rob Ford|ロブ・フォード]]は「[[税金]]を[[ヘイトスピーチ|ヘイト・スピーチ]]には使うべきでない」として、「賛否のある反[[イスラエル]]のグループ『Queers Against Israeli Apartheid』(QuAIA)がマーチに参加することを主催団体が認める場合は『トロント・プライド・パレード』への資金援助をしない」と表明した<ref>[http://www.cjnews.com/index.php?option=com_content&task=view&id=20949&Itemid=86 Toronto mayor lays down Pride parade law]. Cjnews.com (2011-03-10). Retrieved on 2011-07-10.</ref>。これに対してQuAIAがパレードの非参加を4月に発表している<ref>[http://www.jta.org/news/article/2011/04/18/3086925/queers-against-israel-apartheid-withdraw-from-toronto-pride-parade Queers Against Israel Apartheid quits Toronto parade]. Jta.org (2011-04-18). Retrieved on 2011-07-10.</ref>。
==
[[1994年]][[8月28日]]、日本で初めてのプライド・パレードである「'''東京レズビアン・ゲイ・パレード'''」が開催された<ref name="outjapan-pride-parades">{{cite web | url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/glossary/ha/9.html| title=プライドパレード | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-1 }}</ref>。
1996年6月30日、日本で2か所目のプライド・パレードである「レズ・ビ・ゲイ プライドマーチin札幌」が開催された<ref name="yomidr20160414"/><ref name="sapporo-rainbow-about"/>。
2021年、石川県、岡山県で、県内初のプライド・パレードが開催された。
2022年、秋田県、山形県、福島県、新潟県、和歌山県、徳島県、沖縄県{{efn2|琉球新報やNHKは2022年11月に行われた「ピックドット沖縄」のパレードをもって、「沖縄県内の初のパレード」と報じた<ref name="ryukyushimpo20221121"/><ref name="nhk20221120"/>。}}で、県内初のプライド・パレードが開催された。
2023年、静岡県、広島県、山口県で、県内初のプライド・パレードが開催された<ref name=":1" /><ref name=":2" /><ref name=":3" />。
===北海道 ===
[[1996年]]6月30日、[[鈴木賢 (法学者)|鈴木賢]]ら「HSA(北海道セクシュアルマイノリティ協会)札幌ミーティング」のメンバーを中心とする実行委員会によって、「レズ・ビ・ゲイ プライドマーチin札幌」が開催された<ref name="nhk20220616">{{cite web | author=後藤純一 | url=https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/657/ | title=地方のプライドイベント | publisher=NHK | date=2022-6-16 | accessdate=2023-6-6 }}</ref><ref>{{cite web | url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2023/01/14.html | title=『LGBTヒストリーブック』日本版を出版し、日本のLGBTQ運動史の記録を残しましょう | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date=2023-1-24 | accessdate=2023-6-8 }}</ref>{{efn2|タイトル中の「ビ=bi」はバイセクシュアル([[両性愛]])の意味。}}。北海道では初めて、日本では2回目のパレードの開催となった<ref name="yomidr20160414">{{cite web |author=永易至文 |url=https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160414-OYTET50001/2/ | title=第40話 にじ色の町・札幌 {{!}} Page 2| website=ヨミドクター |publisher=読売新聞社 | date=2016-4-14 | accessdate=2023-6-6 }}</ref><ref name="sapporo-rainbow-about">{{cite web | url=https://www.sprrainbowpride.com/groupabout | title=運営団体について | publisher=さっぽろレインボープライド | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
[[1997年]]6月および[[1998年]]8月に「セクシャル・マイノリティ・プライドマーチ」の名称で開催。[[1999年]]からは、現在の名称である「レインボーマーチ札幌」の名称で毎年9月に開催されている{{efn2|[[2000年]]の開催は「運営側の充電」を理由として休止ている。}}。主催元は「レインボーマーチ札幌 実行委員会」。日本のプライド・パレードにおいてフロート(トラックやオープンカーに派手な飾り付けをした、華やかな車両)が登場したのは、[[1999年]]の第4回レインボーマーチ in 札幌が最初である。また風船飛ばしは、[[2001年]]の第5回レインボーマーチ in 札幌から開始された。
[[2003年]](第7回)から毎年、現職の札幌市長である[[上田文雄]]がパレード直後の集会にてスピーチを行なっている{{efn2|これは当時のレインボーマーチ実行委員会が、2003年春の札幌市長選挙&北海道知事選挙の候補者に対してLGBTに関する政策アンケート調査を実施したことに端を発している。このアンケート調査に上田候補が好意的な回答を寄せたことから、当選後、実行委員会が交渉を行い、札幌市長としての上田市長のスピーチが実現した。}}。また、[[2005年]](第9回)のレインボーマーチの公式ガイドブックには、上田市長に加えて、[[北海道]]知事[[高橋はるみ]]もメッセージを寄せている。
[[2006年]]3月、レインボーマーチ札幌の実行委員経験者によって「NPO法人at」(特定非営利活動法人 札幌レズビアン・ゲイ コミュニティサポートセンター)<ref>[http://verb.shiminren.org/index.html 公式ホームページ]</ref>が設立された。
2013年9月15日、レインボーマーチ札幌ファイナルが開催。同イベントはこの年を最後に閉幕した<ref>{{Cite web |url=http://www.2chopo.com/article/578/ |title=【今年で最後!】レインボーマーチ札幌ファイナル |accessdate=2014-06-21 |last= |first= |author=バブリーナ |authorlink= |coauthors= |date=2013-09-05 |year= |month= |format= |work=2CHOPO |publisher=[[DMM.com]] |page= |pages= |quote= |language= |archiveurl= |archivedate= |deadlinkdate= |doi= |ref=}}</ref>。
2017年10月8日、新団体によって「さっぽろレインボーマーチ+」が一度だけ開催された。同年12月、新たなパレードに向けて「さっぽろレインボープライド実行委員会」を結成された。
2018年10月7日、第
[[2020年]]、[[小樽市]]で第1回「小樽プライド」が開催された。[[2023年]](第4回)には参加者200名を達成し、[[迫俊哉]]小樽市長や[[在札幌米国総領事館]]のマーク・ウェベルス首席領事が参加した<ref>{{Cite web |title=多様性を認め合おう 「小樽プライド」 200人がパレードで訴え:北海道新聞デジタル |url=https://www.hokkaido-np.co.jp/article/867520 |website=北海道新聞デジタル |access-date=2023-06-25 |language=ja}}</ref>。
=== 東北地方 ===
;青森県
東京で性的少数者の権利活動に携わり、青森でも団体のメンバーとして活動に関わっていたレズビアンの女性がいた。2013年秋に母親が亡くなると、女性はパートナーとともに27年ぶりに帰郷。2014年4月、母親が残したJR青森駅近くの居酒屋を改装し、カフェバーを開いた。オープンに際し、女性はパートナーと仲間と3人で青森県初のパレードである「[[青森レインボーパレード]]」を行った<ref name="tbs20220608">{{cite web | url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/65547?display=1 | title=多様な性の在り方を「まずは知ることから始めて」 青森県 |website=TBS NEWS DIG |publisher=[[TBSテレビ]] |date=2022-6-8 | accessdate=2023-5-23 }}</ref><ref>{{cite web | url=https://twitter.com/RainbowAomori | title=青森レインボーパレード Twitter | publisher= | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref><ref name="nhk20220616"/>。同年6月、女性とパートナーは[[青森市役所]]に婚姻届を提出したが、市は日本国憲法の規定を根拠に受理しなかった<ref>{{cite web | author=二階堂友紀 | url=https://www.asahi.com/articles/ASP9Z6KKQP9ZULUC00Y.html | title=「同性カップル宣誓1号になりたかったね」 訴え続けた53歳の死 | publisher=朝日新聞 | date=2021-10-1 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。このことはひとつの事件として報じられ、衆議院議員の[[逢坂誠二]]はのちに[[質問主意書]]に書き込んだ<ref>{{Cite web |author=[[逢坂誠二]] |title=日本国憲法下での同性婚に関する質問主意書 |url=https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a196257.htm |publisher=衆議院 |date=2018-4-27 |accessdate=2023-6-1 |ref={{SfnRef|逢坂誠二|2018}} }}</ref>。
;岩手県
2018年9月1日、岩手県初のプライド・パレードである「いわてレインボーマーチ」が[[盛岡市]]内で開催された。パレードはもりおか歴史文化館をスタートし、終点の盛岡城跡公園までを160人の参加者が歩いた<ref>{{Cite news|author=御船紗子、渡辺朔 |url=https://www.asahi.com/articles/ASL8N5HPYL8NUJUB00J.html |title=岩手)いわてレインボーマーチ代表に聞く |date=2018-08-21 |accessdate=2019-08-28 |newspaper=朝日新聞 }}</ref><ref>[https://gladxx.jp/features/2018/scene/5455.html レポート:いわてレインボーマーチ | ゲイのための総合情報サイト g-lad xx(グラァド)]</ref>。
2023年5月13日と14日、コロナ禍での中止を挟んで3回目のリアル開催となる「いわてレインボーマーチ」が盛岡市で行われた。同月から同市で導入されたパートナーシップ宣誓制度を記念して、初日は東北6県の当事者団体のメンバーが集まった<ref>{{cite web | author=伊藤恵里奈 | url=https://www.asahi.com/articles/ASR5F6R2MR5FULUC002.html | title=レインボーマーチ 東北6県団体集まり性的少数者らへの支援訴える | publisher=朝日新聞 | date=2023-5-14 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
;宮城県
2015年8月2日、LGBT関連イベント「東北レインボーSUMMERフェスティバル」が仙台市で開催<ref>{{cite web | url=https://kitekesain.com/evtdisp.php?id=12844 | title=東北レインボーSUMMERフェスティバル | publisher=きてけさin仙台 | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。2016年8月7日、第2回「東北レインボーSUMMERフェスティバル」が開催。
2019年9月16日、一般社団法人日本LGBT機構(現・一般社団法人センススポーツ協会)が主催する「仙台プライドジャパン2019」が仙台市で開催。同イベントの一環で、宮城県初のパレードである「レインボーパレード」が行われた<ref>{{cite web | author=井上充昌 | url=https://www.asahi.com/articles/ASM9J54FMM9JUNHB003.html | title=宮城)LGBTへの理解を、仙台で初パレード | publisher=朝日新聞 | date=2019-9-17 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
2020年、コロナ禍のためパレードは中止。2021年7月18日、「みやぎにじいろパレード2021」がオンラインで開催された。
2022年6月12日、「みやぎにじいろパレード2022」が仙台市で開催された<ref>{{cite web |author=後藤純一 |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2022/34.html | title=レポート:みやぎにじいろパレード2022 | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
;秋田県
2019年10月、[[秋田公立美術大学]]と[[国際教養大学]]のそれぞれのLGBT関連サークルと市民団体「性と人権ネットワークESTO」が中心となり、翌年5月に秋田県初のパレード「秋田プライドマーチ」を開催する旨が発表された<ref>{{cite web | url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2019/10/1.html | title=秋田で来年5月23日、初のパレード開催 | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date=2019-10-1 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。しかしコロナ禍のため2020年、2021年と2年続けて開催することができなかった。
2022年5月28日、ようやく秋田県初のパレード「秋田プライドマーチ」が秋田市で開催された。パレードは約100人が参加。秋田駅近くのアゴラ広場に集合し、秋田市文化創造館との間を行進した<ref>{{cite web | author=佐藤仁彦 | url=https://www.asahi.com/articles/ASQ5X6SKNQ5WULUC01C.html | title=秋田で初の「プライドパレード」 LGBTQ当事者ら「同じ人権を」 | publisher=朝日新聞 | date=2022-5-29 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
;山形県
2022年10月30日、山形県初のプライド・パレードである「やまがたカラフルバレード」が山形市で開催された。参加者は山形市十日町の第二公園に集合し、パレードを開始した<ref>{{cite web | url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2022/54.html | title=レポート:やまがたカラフルバレード | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
;福島県
2020年2月14日、「ふくしまレインボーマーチ」を同年5月17日に開催する旨が発表された<ref>{{cite web |author= |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2020/2/16.html | title=福島でパレード初開催! | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date=2020-2-17 | accessdate=2023-6-8 }}</ref>。福島県初のパレードとなる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため10月に延期。しかし収束が望めずオンラインでの開催となった。2021年もオンラインでの開催となった。
2022年10月2日、福島県初めてのリアル開催のパレード「ふくしまレインボーマーチ」が[[福島市]]で行われた<ref>{{cite web |author= |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2022/52.html | title=レポート:ふくしまレインボーマーチ | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-8 }}</ref>。
=== 関東地方 ===
;埼玉県
2020年1月25日、「SAITAMA RAINBOW PRIDE 2020」が川越市の[[ウェスタ川越]]で開催された。このイベントの中で、埼玉県初のパレードである「2020彩の国さいたまレインボーパレード」が行われた。また、第4回LGBT成人式も行われた<ref>{{cite web |author= |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2020/1/9.html | title=埼玉県川越市でパレードやLGBT成人式を含む「埼玉レインボープライド2020」が開催されます | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date=2020-1-21 | accessdate=2023-6-8 }}</ref>。
;東京都
[[File:TokyoGayPride2006.JPG|thumb|240px|2006年]]
[[1994年]]8月28日、[[日本]]における最初のプライド・パレード「'''東京レズビアン・ゲイ・パレード'''」が、[[ILGA]]日本支部を中心とする実行委員会によって主催された。東アジアでは同年6月の[[フィリピン]]に続き2番目に早い開催であった<ref name="outjapan-pride-parades"/>。
[[1996年]][[8月25日]]開催の第3回において、運営・主催者側発言を巡り紛糾<ref>http://barairo.net/special/3rdParade/</ref>、第4回以降は実質的な広報を行わずに小人数で開催されることとなった。
[[1997年]][[10月10日]]、レズビアン・[[バイセクシュアル]]の女性を中心とするパレード「ダイクマーチ」が東京で開催された。参加者は213名<ref>http://p.booklog.jp/book/52873/read?p=3 「美粋」97年12月号</ref>。日本国内において、女性自認のメンバーのみによって開催された唯一の性的マイノリティのためのパレードとされる。
[[1998年]][[5月1日]]、[[2000年]][[5月1日]]、[[2001年]][[5月1日]]に「レインボーパワースピーカーズ」(「ヤジウマ会議」)主催で新宿で行われた。2000年の参加者は40名だった<ref>http://www.jrcl.net/framek358.html かけはし2000.5.15号</ref>。その後、2002年、[[2005年]]、[[2006年]]に開催された。
[[2000年]][[8月27日]]、「東京レズビアン&ゲイパレード(TLGP)2000」が開催された。前年の[[1999年]]まで開催されていた「東京レズビアン・ゲイ・パレード」とは別の団体の主催よるパレードで、名称も「レズビアン」と「ゲイ」の間に「&」が入っている点で異なっている。約2000人の人々が[[渋谷]]界隈を歩いて性的少数者の存在をアピールした。
[[2001年]][[8月26日]]、[[2002年]][[9月8日]]に「東京レズビアン&ゲイパレード」が開催され、3000名を超える参加者を動員した。
しかし、[[ボランティア]]ベースによる寄付金に頼った運営体制の困難さなどから、[[2003年]]は年頭に休止が決定された。
[[2004年]]は開催が企画されるものの、最終的には休止となった。これらを教訓とし、[[2004年]]の秋から冬に掛け、[[2000年]]~[[2002年]]の実行委員経験者の有志による「準備会」が開かれた。その結果、TLGPを運営する母体として「東京プライド」が設立された。運営母体である「東京プライド」が委嘱する形でTLGP2005の実行委員長を選出し、実行委員長と「東京プライド」メンバーが相談する形で、「TLGP2005実行委員会」が組織され、[[2005年]][[8月13日]]、東京における3年ぶりのゲイ・パレード「TLGP 2005」が開催された(動員3,500人、主催者発表)。
[[2006年]][[8月12日]]、「TLGP 2006」が開催された(動員3,800人、主催者発表)。
2007年からは「'''[[東京プライドパレード]]'''」として開催されることとなった。「TLGP」の名称(レズビアン&ゲイ)について、他国のそれ(プライド)や札幌・大阪(レインボー)などに比べて限定的・排除的であるとして、他のセクシュアルマイノリティも包含する名称を求める声があがった。これを受け、東京プライド理事会と実行委員会は「第6回東京プライドパレード」と名を改め、[[2007年]][[8月11日]]に開催した(隊列参加者2,800人、主催者発表)。
{{Main|東京プライドパレード}}
東京プライドは[[2008年]][[8月9日]]に第7回の開催を予定し、完全公募制の実行委員会が設立されたが、翌年[[2009年]][[5月23日]]に延期となり、実行員会は解散された(理由は公式に発表されなかった)。その後、東京プライドを引き継いだ新代表理事はパレードの開催を2年置きにすることを決定し、[[2009年]]の開催はさらに延期となって第7回の開催は[[2010年]][[8月14日]](最終)となった。
[[2011年]]は同年[[3月11日]]に起きた[[東日本大震災]]([[東北地方太平洋沖地震]])の影響で中止とされていたが、[[2012年]][[8月11日]]に第8回東京プライドパレードを開催予定と発表されていた。だが、代表理事の体調不良を理由に同年4月、突然の中止が発表された。この発表を受け、主にTwitter内の有志による「緊急開催!Save the Pride!」が急遽開催された([[プライド・パレード#緊急開催!Save the Pride!|後述]])。東京プライドを引き継いだ最後の代表理事はその後もパレードの開催を模索したが、[[2013年]][[4月30日]]、東京プライドは総会を開き、解散を決定した。
[[2012年]][[4月29日]]、前年に新たに組織された主催団体によるパレード「'''[[東京レインボープライド]]'''」が開催された。[[渋谷]]・[[原宿]]を約2500人が歩き、沿道の応援なども含めると約4500人が参加した<ref>「[http://gladxx.jp/features/scene/570/2284.html]」gladxx 2012年4月30日</ref>。当初、同年8月11日に東京プライドによる「東京プライドパレード」も予定されていたが、後に東京プライドが中止を発表したため、分裂開催にはならなかった。
{{Main|東京レインボープライド}}
同年[[8月11日]]、「緊急開催!Save the Pride!」が代々木公園で開催された。600人がパレードに参加した<ref>「[http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20120812k0000m040036000c 性的マイノリティー:性の多様性訴え600人がパレード]」[[毎日新聞]] 2012年8月11日</ref>。この日は「第8回東京プライドパレード」の開催が予定されていたが、中止となった事を受けて企画・開催された。
2013年4月28日、第2回「東京レインボープライド2013」が開催された。会場と沿道全体での参加人数は約12,000人(主催者発表)に上った<ref>「[http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/7117]」Time Out TOKYO 2013年5月2日</ref>。
;神奈川県
2023年6月25日、「西湘レインボープライド」が[[真鶴町]]で開催されました。同町での開催は初めて。約50人の参加者がJR真鶴駅を出発し、真鶴港を経て、荒井城址公園でピクニックをした<ref>{{cite web |author= |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2023/6/7091.html| title=【プライド月間】小樽、青森、真鶴でパレードが開催されました| website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date=2023-6-26 | accessdate=2023-6-30 }}</ref>。
=== 中部地方 ===
;新潟県
2022年10月23日、新潟県初のパレードである「新潟プライドパレード」が新潟市で開催された。「新潟プライドパレード」は新潟市と長岡市においてそれぞれ別の日程で行うもので、長岡市では11月13日に開催された<ref>{{cite web |author= |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2022/53.html | title=レポート:新潟プライドパレード | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-14 }}</ref>。
;石川県
2021年10月10日、北陸地方初のパレードである「金沢プライドパレード2021」が金沢市で開催された。パレードには292人が参加。いしかわ四高記念公園をスタートし、兼六園下、近江町市場、尾山神社、香林坊、片町、金沢21世紀美術館前など約5.5キロを練り歩いた<ref>{{cite web | author=鈴木里奈| url=https://www.chunichi.co.jp/article/345419| title=北陸初LGBTQパレード「今日は金沢を心から好きだと思った日」 虹色の社会へ歩みだす| publisher=中日新聞 | date=2021-10-10 | accessdate=2023-6-1 }}</ref>。
2022年9月18日、第2回「金沢プライドパレード」が行われた。パレードには480人が参加。しいのき迎賓館前をスタートし、金沢市内中心部の3.3キロを歩いた<ref>{{cite web | author= | url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20220918/3020012786.html| title=「金沢プライドパレード」 性の多様性への理解を訴え| publisher=NHK | date=2022-9-18 | accessdate=2023-6-1 }}</ref>。
;静岡県
2023年6月11日、静岡県初のLGBTパレード「はままつレインボープライド」が[[浜松市]]で開催された。パレードには約300人が参加した<ref name=":1">{{cite web | url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/537325?display=1 | title=性的マイノリティなど約300人が参加 ジェンダーの多様性を祝う「はままつレインボープライド」=浜松市 |website=TBS NEWS DIG |publisher=[[TBSテレビ]] |date=2023-6-11 | accessdate=2023-6-12 }}</ref>。
;愛知県
[[File:Nagoya-Rainbow-Pride-2023-8.jpg|thumb|240px|[[名古屋レインボープライド]](2023年6月3日)]]
[[2012年]][[10月27日]]、愛知県初のLGBTパレード「第1回虹色どまんなかパレード」が[[名古屋市]]で開催された<ref>[http://www.proudlife.org/archives/500 PROUD LIFE]</ref>。実行委員長はNPO法人「PROUD LIFE」の代表理事の安間優希が務めた<ref>{{cite web | author= | url=https://mainichi.jp/articles/20230212/ddl/k23/040/070000c | title=ひと@東海:NPO法人「PROUD LIFE」代表 安間優希さん(53) 性的少数者、まず支援を /愛知 | publisher=毎日新聞 | date=2023-2-12 | accessdate=2023-6-5 }}</ref><ref>{{cite web | url=https://proudlife.org/archives/500 | title=名古屋で初パレード 「虹色どまんなかパレード」大成功!! | publisher=特定非営利活動法人PROUD LIFE | date= | accessdate=2023-6-3 }}</ref>{{efn2|安間優希は2008年にトランスジェンダーであることを公表し、男性から女性へ性を移行した<ref>{{cite web | url=https://www.city.okazaki.lg.jp/houdou/p027684_d/fil/2020122501.pdf | title=性の多様性を知る~自分らしく輝くために~ | publisher=岡崎市 | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。2015年に行われた名古屋市議会議員選挙の中区選挙区(定数3)に無所属の会として立候補。名古屋市選挙管理委員会には、戸籍の男性ではなく、女性として立候補の届け出をし受理されたが、落選した<ref>{{cite web | url=https://static.chunichi.co.jp/chunichi/archives/hold/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015041302000174.html | title=性同一性障害の候補、涙飲む名古屋市議選 | publisher=中日新聞 | date=2015-4-13 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。}}。2012年から2015年までのメイン会場は中区栄の[[池田公園]]だった。2016年、2017年のメイン会場は中区栄の[[ナディアパーク]]だった<ref>{{cite web |author=市川武史|url=https://trponline.trparchives.com/magazine/wppreport/15041/5/| title=『名古屋レインボープライド2019』レポート| publisher=東京レインボープライド | date=2019-7-20 | accessdate=2023-6-1 }}</ref>。しかし2018年の「虹色どまんなかパレード」は実行委員の負担増や世代交代などの課題により中止になった<ref name="nijipare20180322">{{cite web | author=|url=http://nijipare.com/2018/03/22/for_next_time_nijipare/ | title=次回虹色どまんなかパレードについて | publisher=虹色どまんなかパレード | date=2018-3-22 | accessdate=2023-5-29 | archivedate=2018-8-25 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20180825040645/http://nijipare.com/2018/03/22/for_next_time_nijipare/ }}</ref>。
2019年以降は「[[名古屋レインボープライド]]」に引き継がれた。メイン会場は[[オアシス21]]の銀河の広場に移った。
名古屋では、[[2005年]]以降、WADN「世界エイズデー in NAGOYA」<ref>[http://wadn.client.jp/ 世界エイズデー in NAGOYA]</ref>が[[12月1日]]([[世界エイズデー]])に[[名古屋市]]内でパレードを開催しており、同性愛者による[[ヒト免疫不全ウイルス|HIV]]/[[後天性免疫不全症候群|AIDS]]の予防・啓発団体などが運営参加している。
{| class="wikitable" style="font-size:small"
! 年 !! 開催日 !! 名称 !! 備考
|-
| 2012年 || 10月27日 || 虹色どまんなかパレード ||
|-
| 2013年 || 10月16日 || 同上 ||
|-
| 2014年 || 11月1日 || 同上 ||
|-
| 2015年 || 10月31日 || 同上 ||
|-
| 2016年 || 9月17日 || 同上 ||
|-
| 2017年 || 9月16日 || 同上 ||
|-
| 2018年 || 中止 || 同上 || 実行委員の負担増や世代交代などの課題のため<ref name="nijipare20180322"/>
|-
| 2019年 || 7月6日-7日 || [[名古屋レインボープライド]] ||
|-
| 2020年 || 中止 || 同上 || 新型コロナウイルス感染拡大のため
|-
| 2021年 || 5月16日<br />(オンライン開催) || 同上 || 新型コロナウイルス感染拡大のため
|-
| 2022年 || 5月14日 || 同上 ||
|-
| 2023年 || 6月3日 || 同上 ||
|}
=== 近畿地方 ===
;京都府
[[2004年]]~[[2007年]]、[[立命館大学]]で[[ジェンダー]]/[[セクシュアリティ]]にまつわる活動をしている有志の学生組織「 立命館大学 Gender Sexuality Project(GSP)」<ref>[https://web.archive.org/web/20040530151813/http://www.geocities.jp/rits_gsp/ 立命館大学 Gender Sexuality Project(GSP)]</ref>が主催するパレード「レインボーパレード」が、[[大学祭|学園祭]]にあわせて[[11月]]に[[京都市]]内で開催されていた{{efn2|この「レインボーパレード」は、性的少数者や何らかの当事者性には捉われないとのこと。}}。
2021年4月15日、第1回となる「京都レインボープライドパレード2021」が開催された。パレードの参加者は約200人。[[京都市役所]]を出発し、円山公園まで行進した<ref>{{cite web |author=後藤純一 |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2021/3.html | title=レポート:京都レインボープライドパレード | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
;大阪府
[[ファイル:First gay pride in osaka, oct 2006, 03.JPG|thumb|right|270px|関西レインボーパレード([[2006年]][[10月22日]])]]
[[2006年]][[10月21日]]、[[大阪市]]の[[扇町公園]]で、この年3回目となる[[ヒト免疫不全ウイルス|HIV]]予防・啓発イベント「PLuS+」が開催された{{efn2|2006年の「PLuS+」は14300人(実数で4000~6000人)が参加した。}}。これに合わせて10月22日、大阪府で初のプライド・パレードである「関西レインボーパレード」が開催された<ref name="outjapan-report-osaka2022">{{cite web |author=後藤純一 |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2022/42.html | title=レポート:レインボーフェスタ!2022(1日目) | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-8 }}</ref>。事務局長は当時[[大阪府議会]]議員であった[[尾辻かな子]]が務めた。スタート地点は大阪中心部の[[中之島 (大阪府)|中之島]]公園で、[[御堂筋]]を南下し、[[なんば]]の元町中公園がゴール地点である。第1回目の動員数は約900人(主催者発表)で、大阪府知事及び大阪市長のメッセージも紹介された。
[[2007年]]の「関西レインボーパレード2007」は1326人(主催者発表)の参加者があった。
2013年10月12日、「関西レインボーパレード&レインボーフェスタ」が開催された。この年から会場が扇町公園に移され、名称も「レインボーフェスタ」の言葉が加わった<ref>{{cite web | url=https://www.amnesty.or.jp/hrc/2013/1031_4247.html | title=【イベント報告】関西レインボーパレード&レインボーフェスタに参加しました! | publisher=アムネスティ日本 AMNESTY | date= | accessdate=2023-6-8 }}</ref>
<ref name="outjapan-report-osaka2022"/>。2018年からは2日間の開催となった<ref name="outjapan-report-osaka2022"/>。
2022年10月8日と9日、「レインボーフェスタ!2022」が開催された<ref name="outjapan-report-osaka2022"/>。
2023年3月5日、「岸和田城レインボーパレード」が[[岸和田市]]で開催された。同市での開催は初めて<ref>{{cite web |author= |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2023/56.html | title=特集:レインボーイベント2023(上半期) | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-8 }}</ref>。
;兵庫県
[[2006年]][[5月13日]]、[[神戸まつり]]が開催。神戸まつりにおいてメインストリートで行なわれるパレードに、団体の一つとして第1回目の「神戸LGBTIQプライドマーチ」が参加した。参加者は15人だった。兵庫県初のプライド・パレードとされる<ref>{{cite web | author=後藤純一 | url=https://allabout.co.jp/gm/gc/223593/ | title=初レポート! 神戸のパレード | publisher=All About | date=2010-5-19 | accessdate=2023-6-6 }}</ref><ref name="nhk20220616"/>。
2019年11月10日、「明石プライドパレード」が[[明石市]]で開催された。同市での開催は初めて。明石公園を出発し、明石駅北や明石港、銀座通り商店街を約2時間かけて行進した<ref>{{cite web | url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2019/11/7.html | title=兵庫県明石市で初のプライドパレードが開催されました | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date=2019-11-12 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
2023年6月4日、「レインボープライドたからづか」が[[宝塚市]]で開催された。同市での開催は初めて。メイン会場は宝塚市立文化芸術センター<ref>{{cite web | url=https://gladxx.jp/features/2023/scene/8687.html | title=レポート:レインボープライドたからづか | publisher=g-lad xx | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
;和歌山県
2022年3月26日と27日、「レインボーフェスタ和歌山2022」が和歌山市の[[和歌山城]]西の丸広場で開催された。2日目の27日、和歌山県初のプライドパレードが行われた<ref>{{cite web |author=後藤純一 |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2022/25.html | title=レポート:レインボーフェスタ和歌山2022 | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-14 }}</ref>。
=== 中国地方 ===
;岡山県
2021年11月28日、中国地方初のプライドパレード「ももたろう岡山虹の祭典」が[[岡山市]]で開催された。パレードは約300人が参加。岡山市北区の石山公園を出発し、3.5キロのコースを通った。同性婚訴訟([[「結婚の自由をすべての人に」訴訟]])の原告の女性カップル(ひとりは日本国籍、ひとりは米国籍)も参加し、新聞などで報じられた<ref>{{cite web | author=中村建太 | url=https://digital.asahi.com/articles/ASPCX6T8RPCVPPZB013.html | title=多様性の虹、300人彩る LGBTQ+理解へ中国初のパレード | publisher=朝日新聞 | date=2021-11-29 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
2022年10月16日、ももにじ岡山の主催による「岡山レインボーフェスタ2022」が2回目のパレードとして開催された<ref>{{cite web | url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2022/44.html | title=レポート:岡山レインボーフェスタ2022 | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
;広島県
2023年6月10日と11日、「[[ひろしまフラワーフェスティバル|2023ひろしまフラワーフェスティバル]]」が広島市で開催された。1日目の10日、メインイベント「花の総合パレード」に参加するかたちで、広島県初のプライドパレードが行われた<ref name=":2">{{cite web |author= |url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2023/ | title=レポート:広島初のレインボーパレード | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-14 }}</ref>。プライドパレードとしての参加者は約60名<ref>{{Cite web |title=自分らしく生きられる街を目指して 広島で初のレインボーパレード |url=https://mainichi.jp/articles/20230620/k00/00m/040/180000c |website=毎日新聞 |access-date=2023-06-25 |language=ja |last=https://www.facebook.com/mainichishimbun}}</ref>。
;山口県
2023年5月5日、山口県初のパレードである「山口レインボープライド」が[[山口市]]で開催された。一般社団法人山口青年会議所と性的少数者支援団体の主導による<ref>{{Cite web |title=「性的少数者はいない」の認識を変えたい 山口を動かしたパレード:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASR6N653BR6HPTIL01Z.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2023-06-20 |access-date=2023-06-25 |language=ja |last=https://www.facebook.com/asahicom}}</ref>。メイン会場は亀山公園<ref name=":3">{{cite web | url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2023/04/1.html | title=5月5日、山口県初となるレインボープライドが開催、中国地方では2番目 | website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date=2023-4-1 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
=== 四国地方 ===
;徳島県
2022年11月6日、徳島県初のパレードである「とくしまプライドパレード」が徳島市で開催された。パレードとともに、[[東ちづる]]の講演や徳島県副知事の勝野美江などが登壇するパネルトークを含む「ダイバーシティを考える会」も市内のJRホテルクレメント徳島で開催された<ref>{{cite web |author=後藤純一| url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/features/2022/46.html| title=レポート:とくしまプライドパレード| website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date= | accessdate=2023-6-1 }}</ref>。
;香川県
2019年8月25日、四国地方初のパレードである「丸亀レインボーパレード」が[[丸亀市]]で開催された。丸亀市の[[梶正治]]市長は2016年にパートナーシップ宣誓制度の導入を検討し始め、2018年に要綱をまとめたが、市議会議員たちから反発の声が上がり、見送られることとなった。梶はパレードの会場に出席し、「当たり前のことだと思っていたら、市議会では当たり前のことではなかった。制度が通らなかったのはこうした啓発が足りてなかった面もある」と語った<ref>{{cite web | url=https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2019/8/20.html| title=香川県丸亀市で中四国初のレインボーパレードが開催されました| website=PRIDE JAPAN | publisher=アウト・ジャパン | date=2019-8-26 | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。
2020年と2021年は新型コロナウイルス感染拡大により中止。
2022年11月19日、名称を「まんで! さぬきレインボーパレード」に変更して、[[宇多津町]]で開催された<ref>{{cite web | author= | url=https://mainichi.jp/articles/20221119/k00/00m/040/226000c| title=「結婚の自由を全ての人に」 LGBT当事者らパレード 香川| publisher=毎日新聞 | date=2022-11-19 | accessdate=2023-6-1 }}</ref>。
=== 九州地方 ===
;福岡県
[[2007年]][[5月4日]]、[[福岡県]]初のパレードである「クィア・レインボー・パレード in 博多」(主催団体「QF3」)が福岡市で行われた。このパレードは、全国的に有名な[[博多どんたく]]中に参加する形を取り、参加者は100名をこえた。
[[2008年]]、2回目のパレードが開催された。
2022年11月6日、「九州レインボープライド2022」が開催された。メイン会場は福岡市博多区の冷泉公園<ref>{{cite web | url=https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/rainbowpride2022.html | title=「九州レインボープライド2022」開催に合わせて性の多様性に関するさまざまな啓発を行います | publisher=福岡県 | date=2022-10-28 | accessdate=2023-6-8 }}</ref>。
;熊本県
2016年11月12日、熊本県初のパレードである「レインボーパレードくまもと2016」が熊本市で開催された<ref>{{cite web |author=後藤純一 |url=https://gladxx.jp/people/4818.html | title=「レインボーパレードくまもと2016」共同代表の川口弘蔵さん | publisher=g-lad xx | date= | accessdate=2023-6-6 }}</ref>。パレードは熊本市中央区の[[辛島公園]]からスタートした。
;沖縄県
[[2012年]][[11月24日]]、沖縄市の市民まつり「[[沖縄国際カーニバル]]2012」が開催。同カーニバルはパレードがあり、そのなかの自由参加の活動自慢部門に性的少数者たちが出場する形で、県内初のプライドパレードが実現した<ref>{{cite web | url=https://gladxx.jp/people/2835.html | title=沖縄市レインボーパレードを主催した大城さんへのインタビュー | publisher=g-lad xx | date= | accessdate=2023-6-29 }}</ref>。
2022年11月20日、「ピンクドット沖縄2022」が那覇市で開催された。同イベントは開催10年目にして初めてプライドパレードを実施した。約300人が参加し、国際通りを歩いた。これをもって琉球新報やNHKは、「沖縄県内で初のパレードが開かれた」と報じた<ref name="ryukyushimpo20221121">{{cite web | author= | url=https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1619444.html | title=沖縄で初のレインボーパレード ピンクドット沖縄10年「自分らしく、歩み止めない」 | publisher=琉球新報 | date=2022-11-21 | accessdate=2023-6-29 }}</ref><ref name="nhk20221120">{{cite web | url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20221120/5090020927.html | title=性的マイノリティー支援を 県内で初の「レインボーパレード」 | publisher=NHK | date=2022-11-20 | accessdate=2023-6-29 }}</ref>。パレードは[[うるま市]]在住の[[南定四郎]]がピンクドット沖縄の理事会に提案したことがきっかけで実現した<ref name="hubokinawa20221222">{{cite web | author=長濱良起 | url=https://hubokinawa.jp/archives/21088 | title=“日本のLGBT活動の始祖”南定四郎氏インタビュー 沖縄初のパレード開催から視る「前進」と「危惧」 | publisher=HUB沖縄 | date=2022-12-22 | accessdate=2023-6-29 }}</ref>。
== 各国の著名なパレード ==
{{Main|{{ill|LGBTイベントの一覧|en|List of LGBT events}}}}
=== アジア ===
====フィリピン====
{{See also|フィリピンにおけるLGBTの権利}}
162 ⟶ 278行目:
2008年9月のパレードには参加者が約18,000人に上り、イスラエル・[[アブダビ]]に次ぐ<ref>[https://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5h2ALppUXfAHm77CBIilhmHT1yzNg Tel Aviv Gay Pride parade draws thousands], AFP</ref>アジアの大規模ゲイ・プライドイベントの一つとなった<ref>[http://fridae.com/newsfeatures/2008/09/29/2129.taipei-lgbts-march-proud-and-loud-in-asias-largest-gay-parade?n=sea&nm=taiwan+pride Taipei LGBTs march proud and loud in Asia's largest gay parade], [[Fridae]]</ref>。その後の2009年には25,000人、悪天候に見舞われた2010年にも30,000人の参加者を動員するなど、参加者が開催毎に増加している。
{{link-zh|同性婚を容認する特別法|司法院釋字第七四八號解釋施行法}}<ref>{{cite news |language = ja |author = 田中靖人 |coauthors = |url = https://www.sankei.com/article/20191026-BLDZ3PQ6JFPEJPISL4JY7MWK7A/ |title = 台北でLGBTパレード、同性婚合法化後初めて |publisher = 産経新聞 |pages = |date = 2019-10-26 |accessdate = 2019-10-27}}</ref>が2019年5月24日に施行された後に、同年10月26日に行われた17回目の「{{Ruby|台灣同志遊行|台湾LGBTプライド|zh-tw|ja}}」では、200を超える団体の合わせて20万人<ref>{{cite news |language = ja |author = |coauthors = |url = https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191026/k10012151781000.html |title = 同性婚が認められた台湾 20万人参加のLGBTパレード |publisher = NHKニュース |pages = |date = 2019-10-26 |accessdate = 2019-10-27}}</ref>が参加した。参加者は{{link-zh|台北市政府|台北市政府}}(市役所)前から[[中華民国総統府|総統府]]までの約5・5キロを練り歩いた<ref>{{cite news |language = en |author = |coauthors = |url = https://www.bbc.com/news/world-asia-50193936 |title = In pictures: Thousands join Pride parade in Taiwan |publisher = BBC News |pages = |date = 2019-10-26 |accessdate = 2019-10-27}}</ref>。2019年でのテーマは「{{Ruby|同志好厝邊|良き隣人|zh-tw|ja}}<ref>{{cite news |language = ja |author = 呉欣紜 |coauthors = 塚越西穂 |url = https://web.archive.org/web/20191027035000/http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201910260006.aspx |title = 台北でLGBTパレード 過去最多17万人が「同性婚元年」祝う |publisher = 中央通訊社 |pages = |date = 2019-10-26 |accessdate = 2019-10-27}}</ref>」、[[家庭]]を持った[[LGBT]]を受け入れる[[社会]]の実現を目指した。
==== 韓国 ====
{{main|ソウル・クィア・カルチャー・フェスティバル}}
{{main|大韓民国におけるLGBTの権利}}
====インド====
214 ⟶ 332行目:
[[東ヨーロッパ]]において最初のプライドパレードは、2002年に[[クロアチア]]で[[集会の自由]]を権利として求める運動の一環として「The Internationale Pride」という名前で行われた。旧[[ユーゴスラビア]]国家の中では[[スロベニア]]とクロアチアだけでプライドイベントが当時行われていた。[[セルビア]]の首都[[ベオグラード]]では2001年に同様のイベントが企画されたが、イベント参加者を含む抗議集団と警察との間で衝突が発生し、結果徹底的な鎮圧で終結する流血の惨事が発生し中止に追い込まれた。
クロアチアの首都[[ザグレブ]]では2006年6月22〜25日にかけてインターナショナル・プライドが行われ、これまでプライドパレードが行われていなかったり、法律で禁止されていた東ヨーロッパや[[バルカン半島]]諸国から国境を超えて各国の代表が集まった。13カ国の参加のうち[[ポーランド]]、スロベニア、クロアチア、ルーマニア、[[ラトビア]]ではプライドイベントが行われている。[[スロバキア]]でもプライドが行われたが、スロバキア 過激主義勢力 [[:en:Slovenska pospolitost|Slovenska pospolitost]] とのトラブルが続いている
====ブルガリア====
281 ⟶ 399行目:
====イギリス====
[[イギリス]]では、大都市で同性愛者の住民も多い
[[File:Lesbian Strength March London 1983 start.jpg|250px|thumb|「Lesbian Strength March」(1983年)]]
332 ⟶ 450行目:
{{clear}}
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書 |author=ジェローム・ポーレン |translator=[[北丸雄二]] |title=LGBTヒストリーブック―絶対に諦めなかった人々の100年の闘い |publisher=サウザンブックス |date=2019-12-21 |isbn=978-4909125187 }}
* {{Cite book|和書 |author=マシュー・トッド |translator=龍和子 |title=LGBTQ運動の歴史 |publisher=[[原書房]] |date=2022-1-22 |isbn=978-4562059744 }}
* {{Cite book|和書 |author=[[北丸雄二]] |title=愛と差別と友情とLGBTQ+: 言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体 |publisher=人々舎 |date=2021-8-20 |ref= {{SfnRef|北丸|2021}} |isbn=978-4910553009 }}
==関連項目==
{{Portal_LGBT}}
{{
* [[LGBTの社会運動]]
* {{Ill|Craig Rodwell|en|Craig Rodwell}}
* {{Ill|Dyke March|en|Dyke March}}
346 ⟶ 473行目:
== 外部リンク ==
* [https://www.loc.gov/item/mbrs01991430/ ''Gay and Proud''] - 1970年にニューヨークで行われたパレードを撮影したドキュメンタリー映画
{{LGBT}}
380 ⟶ 480行目:
{{DEFAULTSORT:ふらいとはれと}}
[[Category:プライド・パレード|*]]
[[Category:社会運動]]
|