「ゴジラ (架空の怪獣)」の版間の差分

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== 出自などの変遷 ==
1954年公開の第1作『[[ゴジラ (1954年の映画)|ゴジラ]]』では、作中に登場する[[古生物]]学者の山根恭平博士が「[[ジュラ紀]]から[[白亜紀]]にかけて生息していた海棲[[爬虫類]]から陸上獣類に進化しようとする中間型の[[生物]]{{efn|[[映画]]中で[[恐竜]]とは別に紹介される。}}の末裔が、[[ビキニ環礁]]の[[水素爆弾]]実験で安住の土地を追われ、出現したのではないのか」と説明する{{R|大ゴジラ32}}。しかし、以後の作品の多くでは「ビキニ環礁の水爆実験で飛散した[[放射能]]を浴びて変貌した」と説明される。また、「平成ゴジラシリーズ」ではゴジラの元となった[[恐竜]][[ゴジラ (平成VSシリーズ)#ゴジラザウルス|ゴジラザウルス]]が登場する(詳細は後述)。
 
「[[ゴジラ]]」の名は、物語上では大戸島(架空の島)の[[伝説]]の[[海神]]「'''呉爾羅'''」{{efn|映像ソフトの字幕では大戸島の伝承も「ゴジラ」の表記となっている。「呉爾羅」の当て字は、第1作の公開当時に東宝宣伝部によって作られた[[祝詞]]のなかにある{{R|超最新192}}。}}に由来する。[[身長]]は50メートル。この設定は、1975年公開の第15作『[[メカゴジラの逆襲]]』まで用いられた。
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1984年公開の第16作『[[ゴジラ (1984年の映画)|ゴジラ]]』は第1作の直接的な続編として製作されたが、第1作当時と違って都会に高層ビルが多く建ったことを考慮し、ゴジラの身長は80メートルに変更された{{R|東宝特撮映画大全集209}}。1991年公開の第18作『[[ゴジラvsキングギドラ]]』では、「南方の孤島・ラゴス島に生息し続けていた恐竜ゴジラザウルスが、ビキニ環礁の水爆実験で飛散した放射能を浴びて変貌した」と設定され、同作後半にてこの事実が明らかになったあと、実験当時のラゴス島に生息していたゴジラザウルスは未来人によって[[ベーリング海]]へ移送され、ここまで語られたゴジラの存在自体が抹消される。その後、ベーリング海にて眠っていたゴジラザウルスは、[[放射性廃棄物]]や[[原子力潜水艦]]の核エネルギーを浴びて最強・最大である身長100メートルのゴジラに変貌する。以降は平成vsシリーズ最終作である1995年公開の第22作『[[ゴジラvsデストロイア]]』まで、そのゴジラが出現する{{R|Walker46}}。
 
1999年公開の第23作『[[ゴジラ2000 ミレニアム]]』から2004年公開の第28作『[[ゴジラ FINAL WARS]]』までの新世紀シリーズでは第1作を踏襲しつつも、[[メカゴジラ|3式機龍]]が登場する第26作『[[ゴジラ×メカゴジラ]]』と第27作『[[ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS]]』が2部作となっていること以外、各作品が独立した設定となっている{{R|G6082|Walker46}}。ただし、1954年の第1作でゴジラが日本に上陸した設定は踏襲され、作中で日本国民にゴジラの存在が認知されていたという事実は共通している{{R|Walker46}}。『ゴジラ2000 ミレニアム』、第25作『[[ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃]]』、機龍二部作では第1作の初代ゴジラのあとに現れた別個体だが、第24作『[[ゴジラ×メガギラス G消滅作戦]]』では第1作の初代ゴジラが倒されずに生き延びたという設定である。また、『ゴジラ FINAL WARS』では第1作の出来事に多少触れてはいるが、時系列は近未来と設定されており、具体的な関連性は明確になっていない。身長はVSvsシリーズから縮小され、『ゴジラ2000 ミレニアム』、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』、機龍二部作では55メートル、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』では60メートルとなっているが、『ゴジラ FINAL WARS』ではふたたび100メートルとなっている。
 
2016年公開の第29作『[[シン・ゴジラ]]』では身長118.5メートルのゴジラが、2017年公開の第30作から2018年公開の第32作までの[[GODZILLA (アニメ映画)|アニメ映画3部作『GODZILLA 怪獣惑星』『GODZILLA 決戦機動増殖都市』『GODZILLA 星を喰う者』]]では推定身長300メートルのゴジラがそれぞれ登場する。なお、『シン・ゴジラ』に登場するゴジラは、初代ゴジラの特徴や容姿、古代から生息していた生物が放射能を浴びたことで変異を遂げたこと、放射熱線を武器とするなどの要素は踏襲しながらも、それまでの作品とは違って過去作との関連性は無く第1作とは完全に独立しており、正体不明の巨大生物として登場するうえ、姿形も当初の水棲生物から陸棲生物への進化を遂げながら巨大化するなど、過去作には見られなかった要素が盛り込まれている。アニメ映画3部作に登場するゴジラも、過去作とのつながりは無く2030年に初めて現れた怪獣とされている。ただし、昭和版と同じくアニメ映画3部作に共通する設定として、ゴジラの名前は「大戸島の龍神・呉爾羅」から付けられている。
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|英字表記=GODZILLA{{R|全怪獣大図鑑180}}
|別名=怪獣王{{refnest|group="出典"|{{R|東宝特撮映画大全集266|東宝全怪獣106|超常識158|全怪獣大図鑑180}}}}{{efn|書籍『ゴジラ画報 第3版』では'''新世紀怪獣王'''と記述している{{R|画報10}}。}}
|全高=55{{nbsp}}m{{refnest|group="出典"|name="MILLENIUM"|{{R|PAN2000|画報10|2000超全集8|動画王大図鑑201|東宝特撮映画大全集266|ALL274|東宝全怪獣106|大辞典5|G6082|超常識158}}{{R|解体全書69}}{{R|V大図鑑M12|検定112|全怪獣大図鑑180}}}}
|全長={{Plainlist|
* 122.5{{nbsp}}m{{refnest|group="出典"|name="MILLENIUM2"|{{R|PAN2000|画報10|V大図鑑M12|2000超全集8|東宝特撮映画大全集266|大辞典5}}}}
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|体重=2万5千{{nbsp}}t{{R|group="出典"|MILLENIUM}}
|歩行速度=40{{nbsp}}km/h{{refnest|group="出典"|{{R|PAN2000|画報10|V大図鑑M12|2000超全集8|大辞典5}}}}
|出身地=不明{{R|ALL274}}{{efn|書籍『動画王特別編集ゴジラ大図鑑』では、「北海道納沙布岬」と記述している{{R|動画王大図鑑201}}。}}
|出身地=不明{{R|ALL274}}
|出現地=北海道・根室{{R|超常識158}}{{efn|書籍『ゴジラ画報 第3版』では、「初出現地:[[納沙布岬]]」と記述している{{R|画報10}}。}}
}}
1954年に出現した初代ゴジラのあとに、日本にたびたび上陸しているゴジラ{{refnest|group="出典"|{{R|PAN2000|V大図鑑M12|2000超全集6|東宝特撮映画大全集266}}}}。口からオレンジ色の放射熱線を吐く{{R|2000超全集38|全怪獣大図鑑180}}{{efn|書籍『動画王特別編集ゴジラ大図鑑』では、「赤色」と記述している{{R|動画王大図鑑201}}。}}。このときに背びれが熱線と同色に発光し、絡みついたケーブルを焼き切るほどの熱量を放つ。細胞内に強力な超再生能力を持つ'''[[#ゴジラ細胞|オルガナイザーG1]]'''という物質を含んでおり{{R|全怪獣大図鑑180}}、5時間もあれば細胞の傷や破損はすべて完治する。
 
出現地点は[[納沙布岬]]→[[根室]]→[[東海村]]→東京湾→新宿{{R|PAN2000|2000超全集40}}。
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==== 造形(2000) ====
基本デザインは[[西川伸司]]によるもの{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE9953|2000超全集42|ALL274|C大全154|ゴジラ画集73|西川16}}}}。全身の決定稿はなく、上半身のシルエットと頭部の決定デザインのみが描かれた{{R|2000超全集42}}{{efn|鈴木によれば、デザイン作業の途中で西川がポスター用のイラストを描くことになり、その絵が基本となったという{{R|東宝SFSE9914}}。}}。西川は、初代ゴジラをベースとしていたVSvsシリーズのゴジラとの差別化として、キンゴジやモスゴジを基にしている{{R|ALL274|西川16}}。初期案では、初代ゴジラをベースにしたものや、耳たぶがなく穴のみのものや、尻尾以外にも節の横線が首や足に加わったものや、背びれを立体的に表現したものや、銃身の首と撃鉄の背びれなど歩くビーム砲台とイメージした銃型のものなどが存在した{{R|ゴジラ画集73|西川18}}。本作品の企画以前には、[[酉澤安施]]による背びれが2列あるゴジラのデザイン案が存在していた{{refnest|group="出典"|{{R|V大図鑑M47|2000超全集42|酉澤98}}}}。原画はアナログ彩色によるものだが、部位や色調の変更はデジタルによるもののため、容易となっている{{R|ゴジラ画集73}}。咆哮時には首が動いた際に息遣いを感じさせ、首筋が広がるイメージとなっており、実際のスーツも最終的に首を5センチメートル延長している{{R|ゴジラ画集73}}。平成ゴジラは口の終端が首より前にあったが、それとの差別化として、顎の長さを変えず、顔全体を短くして頭部の印象を変えている{{R|ゴジラ画集73}}。首筋は[[キングコブラ]]のようにふくらみ{{R|東宝SFSE9914}}、口は大きく裂け、背びれも従来の倍以上もある鋭いものとなっており、アングルによっては、初代ゴジラなど過去のゴジラも想起させる微妙な造型となっている{{R|PAN2000PRO}}。恐竜を基にした顔に肉付けしていく方向性や、横方向にもトゲを出すものも背びれも検討された{{R|ゴジラ画集73}}。
 
本作品では「怖いゴジラ」が一つのテーマであったが、特殊技術の鈴木健二は怖いだけのゴジラでは成立しないと思ったため、身近に感じる時もあれば怖い時もあるなど、いろいろな面を持ち合わせたさまざまなキャラクターを入れたゴジラとしているが、インパクトのある、凶暴なイメージの方向性のデザインで作ったという{{R|PAN2000鈴木}}。大きく口を開け、首は肩と一体になるように太く膨らませ、眼はどの方向から見てもゴジラに見つめられているような作り方となっている{{R|PAN2000鈴木}}。
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ゴジラの着ぐるみ製作は、『[[ゴジラvsデストロイア]]』まで東宝内部で行われていたが、ミレニアムシリーズでは外部発注されており、『大怪獣総攻撃』以外の作品では[[若狭新一]]が代表を務める有限会社[[モンスターズ (製作会社)|モンスターズ]]が造形を担当した{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE9968|2000超全集53|ALL274|C大全154|造型81|若狭145}}}}。若狭によれば、東宝プロデューサーの[[富山省吾]]は初代ゴジラを、特殊技術を担当した[[鈴木健二 (特撮監督)|鈴木健二]]は『キングコング対ゴジラ』のゴジラをそれぞれイメージしていたといい、両者の希望に沿うよう心がけたと述べている{{R|2000超全集39}}。一方、若狭自身は自身が愛好するキンゴジやモスゴジの雰囲気が入っていると述べている{{R|若狭145}}ほか、「平成ゴジラを感じさせない新しいゴジラ像」を要望されたことが一番難しかったと述懐している{{R|BOK111}}。検討用マケットは若狭と[[寒河江弘]]が手掛けた{{R|造型84}}。
 
着ぐるみは海用とアップ用が製作された{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE9968|2000超全集53|ALL274|C大全154}}}}。着ぐるみには背びれを外して中に入るものとなっている{{R|V大図鑑M35}}。また、頭部も喜多川の要望で、ゴジラの頭が自分の頭を動かすと動くようにしている{{R|V大図鑑M64}}。そのほか、スーツと同サイズの爆破用モデル{{efn|書籍『キャラクター大全ゴジラ』では、弾着用と記述している{{R|C大全154}}。}}や上半身のマペット、右腕・右足・尾の部分モデルが用いられた{{R|東宝SFSE9936|2000超全集53}}。いずれもラジコン操作で頭部の可動や口の開閉が可能となっている{{R|2000超全集53}}。頭部メカはスーツアクターの喜多川務の要望により、動物の動作を再現できるようパーツごとに可動する仕様となった{{R|造型124}}。頭部は、内部フレームによりスーツアクターの首の動きに合わせて可動する構造となっていたが、アクションシーンでの安全性を考慮してフレームを外し、スーツアクターの頭にゴジラの頭部が直接乗るかたちとなった{{R|東宝SFSE9968}}{{efn|若狭は、『[[モスラ対ゴジラ]]』での作り方に近い構造であるといい、スーツアクターの危険度が一番少ないやり方であったと述べている{{R|東宝SFSE9968}}。}}。当初は、前傾姿勢とするために足に高下駄を入れることが検討されていたが、喜多川はスーツを改修することなく前傾姿勢を維持することができ、若狭は喜多川がスーツを着たことでゴジラが完成したと述べている{{R|2000超全集39}}。手の指はVSvsシリーズ時と異なり、中指と薬指を1本の指に入れているが、喜多川は小指に力が入らずNGを出してしまうことが多かったと述懐している{{R|東宝SFSE9965|造型124}}。海用は撮影時に足を外している{{R|C大全154}}。
 
海用は表皮が弾着で痛んだ後、足や尾をカットして他の撮影などに使用された{{R|V大図鑑M28}}。
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ゴジラの腕にオルガが噛みつくシーンでは、噛んだ牙が外れないように、スーツに縫い付けている場合もある{{R|V大図鑑M28}}。オルガが口を開くシーンでは驚いたような仕草を見せており、従来のような超然としたイメージではなく、生物感を強調している{{R|東宝SFSE9914|2000超全集38}}。
 
海中から現れるシーンはプールで撮影が行われたが、背びれが大きいことからVSvsシリーズよりも深く掘られ、ゴジラが乗った金網製の台をクレーンで吊り上げるという手法がとられた{{R|東宝SFSE9965}}。喜多川は、中で[[レギュレータ (ダイビング)|レギュレータ]]を咥えて撮影に挑んだが、吊り上げられる際にレギュレータが外れてしまい、足も固定されている上に水を吸って重くなっているため、バランスを崩すと足が折れそうであったといい、本作品の撮影で最も恐怖を感じた場面であったと語っている{{R|東宝SFSE9965}}。
 
海中を泳ぐシーンではゴジラを初めて[[コンピュータグラフィックス|フルCG]]で描いている{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE9973|2000超全集62|東宝特撮映画大全集267}}}}。上陸シーンでも、ヘリで空撮した実景映像にスーツのゴジラを合成するなど、デジタル合成が多用されるようになった{{R|東宝特撮映画大全集267}}。冒頭の尾で薙ぎ払われる居酒屋は、実物大セットの映像にCGの尾を合成している{{R|東宝SFSE9960|2000超全集61}}。実物大セットは、黒幕を巻いた[[ユンボ]]のアームを尾に見立てて壊している{{R|東宝SFSE9960}}。
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* 怪獣王{{refnest|group="出典"|{{R|東宝全怪獣108|超常識162|全怪獣大図鑑182}}}}
}}
|全高=55{{nbsp}}m{{refnest|group="出典"|name="GIRA"|{{R|V大図鑑G11}}{{R|GXM超全集10|動画王大図鑑10|東宝特撮映画大全集270|ALL282|東宝全怪獣108|大辞典6|G6082|超常識162|検定116}}{{R|全怪獣大図鑑182}}}}
|全長={{Plainlist|
* 122.5{{nbsp}}m{{refnest|group="出典"|name="GIRA2"|{{R|V大図鑑G11|GXM超全集10|東宝特撮映画大全集270|大辞典6}}}}
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人間がゴジラの背に乗るというシークエンスは、『[[白鯨]]』や『[[ガメラ]]』のようになってしまうため、Gグラスパーの服装は放射能防護機能を兼ね備えたものという設定となった{{R|V大図鑑G60}}。
 
特殊技術の鈴木健二は、大阪では、徹底的にゴジラと人間の戦いをやっており、奇岩島では、ゴジラがメガニューラにたかられて本当に嫌がっているということであり、戦いとは異なったものを表現しているという{{誰2|date=2023年4月}}{{R|V大図鑑G62}}。
 
背ビレの発光は、前作で色をつけすぎたという鈴木の反省から、黄色いものとなった{{R|東宝SFSE0082}}。鈴木の意向により、単に光るだけでなく背ビレの形状を活かしたものとなったため、合成はマスクを手書きで抜いている{{R|東宝SFSE0082}}。
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グアム島沖で米原子力潜水艦を沈め、小笠原諸島の孫の手島を壊滅させると、静岡県[[焼津市]]焼津港に上陸し、付近一帯の人間を殺戮する{{R|東宝特撮映画大全集274|全怪獣大図鑑184}}。その後、[[箱根山]][[大涌谷]]で[[バラゴン|バラゴン(婆羅護吽)]]と遭遇、一蹴して東京へ向かう{{R|東宝特撮映画大全集274}}。横浜での戦いでは、防衛軍の陸上部隊と水上部隊、モスラ(最珠羅)、キングギドラ(魏怒羅)を相手に数的不利な戦いを強いられるが、圧倒的な戦闘能力ですべてをねじ伏せた{{R|全怪獣大図鑑184}}。
 
しかし、キングギドラを撃破した際に護国三聖獣の霊的エネルギーを浴びせられ、金縛りに遭って海底に沈む。さらには、主人公・立花由里の父である防衛軍の立花泰三准将が搭乗する特殊潜航艇「さつま」に口内へ飛び込まれ、先ほどのキングギドラとの戦闘時に負った肩の傷を体内から特殊削岩弾D-03を搭載した魚雷で攻撃され、大きな傷口を穿たれてしまう。それでもなおゴジラは浮上して由里たちに熱線を吐きかけようとするが、肩の傷口から熱線のエネルギーが放出され、絶叫して大出血しながら再び海底に沈む。最後は沈んだ直後に肩の傷口から脱出した立花准将の「さつま」に向けて再び熱線を吐こうとしたところ、そのエネルギーに体が耐えられずに暴発して消滅した。しかし、ラストシーンでは海底において鼓動を続けるゴジラの心臓が映し出され、将来の復活が示唆される
 
立花泰三の回想によると、彼の幼少期にゴジラが東京を襲撃しており、そのときにはある科学者が作り出したとされる「[[東宝特撮映画の登場兵器#オキシジェン・デストロイヤー|未知の毒化合物]]」によって消滅している。また、その際には防衛軍が迎撃に当たったもののまったく通用せず、その事実が国民に露見すれば防衛軍そのものの不要論に繋がるという理由で、先述の事実は上層部の一部の人間以外には隠蔽され、表向きは「防衛軍の火力をもってゴジラを撃滅した」と発表された。
 
==== 制作(GMK) ====
* 監督の[[金子修介]]は、史上最も凶暴・凶悪なゴジラをコンセプトとしている{{R|GMK超全集2}}。一方、放射能の描写については甘すぎると述べており、実際に放射線を発していると周囲の人間が皆死んでしまうため、ファンタジーとして割り切っている{{R|BOK64}}。
監督の[[金子修介]]は、史上最も凶暴・凶悪なゴジラをコンセプトとしている{{R|GMK超全集2}}。監督を依頼された際には、製作の[[富山省吾]]に[[ゴジラ (初代)|初代ゴジラ]]のような凶暴凶悪なゴジラをやりたいと告げていた{{R|東宝SFSE0109}}。一方、ゴジラが[[第五福竜丸]]の母港であった焼津港に上陸したり、熱線による[[キノコ雲]]などで「核の象徴」としての要素を強調しつつ、ゴジラそのものを[[核兵器]]と同一視することは避けている{{R|東宝SFSE0110}}。放射能の描写については甘すぎると述べており、実際に放射線を発していると周囲の人間が皆死んでしまうため、ファンタジーとして割り切っている{{R|BOK64}}。
* 放射熱線の描写では、特殊技術の神谷誠のこだわりにより、大砲のようなバースト現象が取り入れられている{{R|GMK超全集68}}。また、熱線の色も放射線を意識した青としている{{R|BOK64}}。
 
金子は、平成ガメラシリーズを手掛けたことでゴジラとガメラのキャラクター性の違いをはっきり感じたといい、同シリーズでのガメラが古代文明の生物兵器であるというSF的な説明を行っていたのに対し、ゴジラは科学を越えた存在であると語っている{{R|東宝SFSE0110}}。戦争犠牲者の残留思念の集合体であるという設定は、金子が中学生のころに第1作を観て感じていたものだという{{R|東宝SFSE0110}}。
 
ゴジラを悪役として描くため、怪獣との戦いで観客がゴジラを応援してしまうことを避けるため、怖さや残忍さが強調されている{{R|東宝SFSE0112}}。バラゴンとの戦いでは、金子は体格差のある怪獣同士の戦いをやりたかったといい、小さい方を勝たせずに勝負にならない戦いとすることで、容赦のないゴジラの残酷さを出している{{R|東宝SFSE0110}}。
 
==== 造形(GMK) ====
通称'''GMKゴジラ'''{{refnest|group="出典"|{{Sfn|オール東宝怪獣大図鑑|2014|p=278}}{{R|C大全154|造型}}}}、'''GMKゴジ'''{{refnest|group="出典"|{{Sfn|オール東宝怪獣大図鑑|2014|p=232、286}}{{R|G60111}}}}。スーツアクターは[[吉田瑞穂 (スーツアクター)|吉田瑞穂]]{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE0142|GMK超全集55|東宝特撮映画大全集275|C大全154}}}}。
 
造形は金子の指名で[[品田冬樹]]が担当{{refnest|group="出典"|{{R|GMK超全集44|ALL286|C大全154|造型88}}}}。具体的なデザイン画は存在せず、監督の[[金子修介]]らのアイディアをもとに品田によって検討用モデルから造形された{{refnest|group="出典"|{{R|GMK超全集55|ALL286|造型88|造型118}}}}。これは、デザインと立体とのイメージのずれを解消するための措置であった{{R|GMK超全集55}}。品田は、初代ゴジラの検討用モデルと84ゴジラをイメージしたとされる{{R|GMK超全集55}}。プロポーションは前作とは打って変わって太めかつ頭部が大きい。耳も穴のみとなった{{R|ALL230}}。[[イグアノドン]]をイメージして手の親指が大きく造型された{{R|GMK超全集55}}。足の爪は、スーツアクターの安全性を考慮して地面につかない位置につけられており、当たっても爪が曲がるように設計されている{{R|造型90}}。背びれも、特徴的であったミレニアムゴジラのものではなく昭和ゴジラを意識したものとなり、原点回帰を意図している{{R|造型118}}{{efn|書籍『オール東宝怪獣大図鑑』では、「[[ヘラジカ]]のイメージ」と記述している{{R|ALL286}}。}}。初期案では四足歩行怪獣を相手とするため、恐竜型の前傾姿勢とする原型も存在しており、製作発表ではこちらのモデルが用いられていた{{R|GMK超全集55|ALL286}}。
 
感情移入を拒絶する「悪の権化」を強調するため、眼は白目のみで黒目が存在しない{{refnest|group="出典"|{{R|GMK超全集55|東宝特撮映画大全集273|ALL230|C大全154|超常識172|造型88}}}}。毛細血管を黒くすることで白目と黒目が逆転したような印象としている{{R|GMK超全集55}}。これは当初から予定されていたものではなく、造型の途中で発案されたものであった{{R|東宝SFSE0109}}。富山は、映像での映り方を考慮し、目全体を白くするのではなく、白目と黒目を逆転させることを提案した{{R|東宝SFSE0109}}{{efn|神谷は、『[[ゴジラvsビオランテ]]』で品田が手掛けた[[ビオランテ]]の目をイメージしたという{{R|東宝SFSE0112}}。}}。眼球は、特技監督の[[神谷誠]]からの提案により、デイシーンとナイトシーンで配色を変えている{{R|造型118}}。金子は、目を白くしたことで子供は怖がるだろうと想定していたが、あまり怖がられなかったと述べている{{R|東宝SFSE0110}}。
 
着ぐるみはバラゴンとの体格差を表現するため、シリーズ最大となる頭頂高220センチメートルのものが作られた{{refnest|group="出典"|<ref>『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』劇場パンフレット{{要ページ番号|date=2018年1月}}。</ref>{{R|東宝SFSE0112|C大全154|造型90}}}}。足は、20センチメートルほどの発泡材を入れた高下駄構造となっている{{R|ALL286}}。重量は80キログラム以上となり、格闘戦の多い本作品ではスーツアクターへの負担が大きいものとなった{{R|GMK超全集55}}。スーツの大型化に伴い、スーツアクターも大柄な吉田が選ばれた{{R|C大全154}}。爪は発泡ウレタン、牙はFRPおよび歯科用レジン、舌はウレタンゴムを用いている{{R|造型118}}。頭部は肩の支柱のほか、ウレタンで周囲を固定していたが、演じているうちに汗を吸ったり火薬を用いたりしたことなどでウレタンが柔らかくなってしまい、吉田の自力では支えられなくなったため、品田によって首周りが強化された{{R|造型126}}。当初、品田はよく動くゴジラを制作したいと考えていたが、大型化したことにより重く動きづらいものとなり、ギミックも多かったため、吉田に苦役を強いるものになってしまったと述懐している{{R|東宝SFSE0141}}。
 
メインとなるアップ用のほか、アクション用と海用も製作された{{R|東宝SFSE0141|造型90}}。いずれも首の可動と口の開閉ギミックを備えるが、アップ用ではそれらに加え、歯を剥いて鼻と眉間にしわが寄るようになっており、瞬きも瞼だけではなく眉の丘から動くものとなっている{{R|東宝SFSE0141}}。喉や胸を上下させるギミックも内蔵している{{R|東宝SFSE0141}}。アップ用の背びれは、熱線発射時に左右が開き、中央列が前後に可動するギミックが存在するが{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE0141|ALL286|造型90}}}}{{efn|吉田によれば、胸部にも可動ギミックが入る予定であったが、実際のスーツではオミットされた{{R|造型126}}。}}、2カット程度しか使われていない{{R|造型118}}{{efn|品田は、動く背びれは重すぎてほとんど使えなかったと証言している{{R|東宝SFSE0141}}。}}。海用スーツは、水中撮影での感電を防ぐため、可動ギミックには電動ではなくエアシリンダーが用いられている{{R|東宝SFSE0141|ALL286}}。また、爆破用としてアトラクション用ミレニアムゴジラの頭部と背びれを差し替えたものも用いられた{{R|造型118}}。一方、『[[ゴジラ (1984年の映画)|ゴジラ]]』(1984年版)のサイボットゴジラを再び用いることも検討されていた{{R|ALL291}}。
 
スーツ自体の色は茶色で、巨大感を出すためにブルーのライトを当てることで従来のゴジラの色を表現している{{R|造型118}}。
 
民宿と魚市場を踏み潰すシーンには、昭和シリーズで用いられていた巨大な足だけの造形物が改修を経て用いられている{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE0112|GMK超全集64|東宝特撮映画大全集275|C大全154|ALL286|造型90}}}}{{efn|神谷は、『[[ゴジラ (1984年の映画)|ゴジラ]]』(1984年版)のメイキング写真に写っていたことから同作品で制作されたものと認識していたが、後に[[川北紘一]]から[[円谷英二]]時代のものであることを教えられたという{{R|東宝SFSE0112}}。}}。上陸シーンでは、実物大の表皮の造形物が用いられた{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE0141|GMK超全集64|東宝特撮映画大全集275}}}}。
 
海中を泳ぐシーンや俯瞰での移動シーンは、フルCGで描写された{{R|東宝SFSE0144|GMK超全集68}}。ラストシーンでの心臓も3DCGで描写され、実際の心臓手術の映像を参考としている{{R|東宝SFSE0144|GMK超全集68}}。さつまが入る体内も3DCGによるもので、演出上暗くしているが、マリンスノーや魚雷発射時の気泡など細かく描写している{{R|東宝SFSE0144}}。
 
==== 撮影・演出(GMK) ====
造形は金子の指名で[[品田冬樹]]が担当{{refnest|group="出典"|{{R|GMK超全集44|ALL286|C大全154|造型88}}}}。具体的なデザイン画は存在せず、監督の[[金子修介]]らのアイディアをもとに品田によって検討用モデルから造形された{{refnest|group="出典"|{{R|GMK超全集55|ALL286|造型88|造型118}}}}。これは、デザインと立体とのイメージのずれを解消するための措置であった{{R|GMK超全集55}}。品田は、初代ゴジラの検討用モデルと84ゴジラをイメージしたとされる{{R|GMK超全集55}}。プロポーションは前作とは打って変わって太めかつ頭部が大きい。感情移入を拒絶する「悪の権化」を強調するため、眼は白目のみで黒目が存在しない{{refnest|group="出典"|{{R|GMK超全集55|東宝特撮映画大全集273|ALL230|C大全154|超常識172|造型88}}}}{{efn|毛細血管を黒くすることで白目と黒目が逆転したような印象としている{{R|GMK超全集55}}。}}。耳も穴のみとなった{{R|ALL230}}。[[イグアノドン]]をイメージして手の親指が大きく造型された{{R|GMK超全集55}}。足の爪は、スーツアクターの安全性を考慮して地面につかない位置につけられており、当たっても爪が曲がるように設計されている{{R|造型90}}。背びれも、特徴的であったミレニアムゴジラのものではなく昭和ゴジラを意識したものとなり、原点回帰を意図している{{R|造型118}}{{efn|書籍『オール東宝怪獣大図鑑』では、「[[ヘラジカ]]のイメージ」と記述している{{R|ALL286}}。}}。初期案では四足歩行怪獣を相手とするため、恐竜型の前傾姿勢とする原型も存在しており、製作発表ではこちらのモデルが用いられていた{{R|GMK超全集55|ALL286}}。
吉田は、撮影前に過去の作品を研究し、カメラテストではあえて従来のゴジラと違う動きを試みたが、モニターで確認すると明らかにゴジラの動きではなかったため、第1作のゴジラを基本とするかたちとした{{R|東宝SFSE0142}}。怪獣同士の戦いでは『[[キングコング対ゴジラ]]』での[[中島春雄]]の演技を、歩き方はvsシリーズでの[[薩摩剣八郎]]の演技をそれぞれ参考にしている{{R|東宝SFSE0142}}。また、吉田によれば、神谷は手の動きにこだわっていたといい、従来のゴジラは脇を閉めて手を内側に向けていたが、それでは動く際に赤ん坊のように見えてしまうため、本作品では手を下に向けている{{R|東宝SFSE0142}}。
 
神谷によれば、スーツが大型化したことにより、仰角の撮影でスタジオの天井が映ってしまうことが一番の難点であったといい、オープンセットを用いたり、天井を合成で隠すなどしたほか、ゴジラのみセットの床ではなくスタジオの床に直接立たせることもあったと証言している{{R|東宝SFSE0112}}。
着ぐるみはバラゴンとの体格差を表現するため、シリーズ最大となる頭頂高220センチメートルのものが作られた{{refnest|group="出典"|<ref>『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』劇場パンフレット{{要ページ番号|date=2018年1月}}。</ref>{{R|C大全154|造型90}}}}。足は、20センチメートルほどの発泡材を入れた高下駄構造となっている{{R|ALL286}}。重量は80キログラム以上となり、格闘戦の多い本作品ではスーツアクターへの負担が大きいものとなった{{R|GMK超全集55}}。スーツの大型化に伴い、スーツアクターも大柄な吉田が選ばれた{{R|C大全154}}。爪は発泡ウレタン、牙はFRPおよび歯科用レジン、舌はウレタンゴムを用いている{{R|造型118}}。頭部は肩の支柱のほか、ウレタンで周囲を固定していたが、演じているうちに汗を吸ったり火薬を用いたりしたことなどでウレタンが柔らかくなってしまい、吉田の自力では支えられなくなったため、品田によって首周りが強化された{{R|造型126}}。
 
放射熱線の描写では、神谷のこだわりにより、大砲のようなバースト現象が取り入れられている{{R|東宝SFSE0112|GMK超全集68}}。神谷は、絵コンテでゴジラの背ビレが光ってから熱線を吐くまでの間に本編シーンが挟まれていたため、間を持たせる必要があったと述べている{{R|東宝SFSE0112}}。また、熱線の色も放射線を意識した青としている{{R|東宝SFSE0112|BOK64}}。
メインとなるアップ用のほか、アクション用と海用も製作された{{R|造型90}}。アップ用の背びれは、熱線発射時に左右が開き、中央列が前後に可動するギミックが存在するが{{R|ALL286|造型90}}{{efn|吉田によれば、胸部にも可動ギミックが入る予定であったが、実際のスーツではオミットされた{{R|造型126}}。}}、2カット程度しか使われていない{{R|造型118}}。海用スーツは、水中撮影での感電を防ぐため、口の可動ギミックに電動ではなくエアシリンダーが用いられている{{R|ALL286}}。また、爆破用としてアトラクション用ミレニアムゴジラの頭部と背びれを差し替えたものも用いられた{{R|造型118}}。一方、『[[ゴジラ (1984年の映画)|ゴジラ]]』(1984年版)のサイボットゴジラを再び用いることも検討されていた{{R|ALL291}}。
 
ゴジラが焼津で海中から姿を表すシーンでは、スーツやミニチュア、CGのほか、実物大表皮、グリーンバック撮影による本編素材、様々な水の映像素材など、多数の映像を組み合わせている{{R|東宝SFSE0112}}。神谷は、それぞれ大掛かりな撮影になったが、面白いカットになったと自負している{{R|東宝SFSE0112}}。
スーツ自体の色は茶色で、巨大感を出すためにブルーのライトを当てることで従来のゴジラの色を表現している{{R|造型118}}。眼球は、特技監督の神谷誠からの提案により、デイシーンとナイトシーンで配色を変えている{{R|造型118}}。
 
バラゴンとの戦いでは、当初吉田はゴジラとの体格差から軽く投げ飛ばす程度で考えていたが、バラゴン役の[[太田理愛]]の真剣さに影響され、ゴジラが体重をかけて叩きつけるなどの動きに改めた{{R|東宝SFSE0142}}。しかし、ゴジラが体を捻っているように見せるためには上半身を深く捻らなければならなかったのが辛かったといい、一方で全力を出しすぎるとバランスを崩して倒れてしまうこともあるなど、苦労した旨を語っている{{R|東宝SFSE0142}}。キングギドラとの戦いでは、スーツの動きが制約されるため生物的な動きにならず、ゴジラから噛みついたりするなどの戦い方となり、吉田は格闘と言えるほどのものにならず残念だったと述懐している{{R|東宝SFSE0142}}。
民宿と魚市場を踏み潰すシーンには、昭和シリーズで用いられていた巨大な足だけの造形物が改修を経て用いられている{{refnest|group="出典"|{{R|GMK超全集64|東宝特撮映画大全集275|C大全154|ALL286|造型90}}}}。上陸シーンでは、実物大の表皮の造形物が用いられた{{R|GMK超全集64|東宝特撮映画大全集275}}。
 
海中を泳ぐF-7Jとの戦闘シーンや俯瞰の移動シーンは、ゴジラをブCGーバック描写された{{R|GMK超全集68}}。ラ撮影しているが、トシンで心臓も3DCG可動域描写され、実際の心臓手術の映像は上参考向くこができないため、合成により動かしている{{R|GMK超全集68東宝SFSE0144}}。
 
=== 機龍二部作 ===
341 ⟶ 360行目:
; 『[[ゴジラ×メカゴジラ]]』
: 1999年、房総半島への上陸を経て千葉県館山市を中心に破壊して太平洋に姿を消した後、2003年に再出現して[[メカゴジラ#ミレニアムシリーズのメカゴジラ(3式機龍)|3式機龍]]と交戦する{{R|東宝特撮映画大全集機龍}}。
: 最初は八景島に出現して機龍に攻撃されるが、その際に発した咆哮が初代ゴジラの[[デオキシリボ核酸|DNA]]に干渉した結果、機龍は一時オペレーション不能となり、暴走する。だが、機龍が暴走する前に攻撃を加えることなく海へ去る。その後、東京に上陸して品川周辺にて機龍との再戦に突入し、肉弾戦を繰り広げるが、尾を持たれて振り回されるなどして押され気味となり、最後は捨て身の機龍によるアブソリュート・ゼロで氷結させられる{{R|全怪獣大図鑑186}}。その結果、胸を大きく負傷して戦意を喪失し、太平洋へ去った
; 『[[ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS]]』
: 出現地点は中央太平洋→グアム島沖→太平洋上→浦賀水道→東京タワー周辺→永田町→日本海溝{{R|GMMG超全集30}}。
: 2004年、中央太平洋に1年間潜伏していたが、アメリカの原子力潜水艦を太平洋で襲撃した後、機龍の中枢構造に使用されている初代ゴジラの骨を求めて東京・品川埠頭に再上陸し、八王子を目指して進撃する{{R|全怪獣大図鑑188}}。胸部にはアブソリュート・ゼロによる傷跡が残っていることから、同個体と判明する{{refnest|group="出典"|{{R|東宝特撮映画大全集282|東宝全怪獣114|全怪獣大図鑑188}}}}。この傷が弱点となり、機龍から集中攻撃を受け{{R|全怪獣大図鑑188}}。港区から東京タワー近辺にて成虫モスラと戦い、鱗粉に苦められるものの足を引きちぎり、放射熱線でこれを倒す。その後、改良を経て再起動した機龍と国会議事堂周辺にて肉弾戦を繰り広げるが、スパイラル・クロウで体を貫かれてひるんだところを、幼虫モスラの糸で絡め取られて動けなくなり、戦意を喪失して倒れる。込み、最終的には自我を持った機龍に抱えられ、ともに[[日本海溝]]に沈んでいった。こうして、ゴジラのDNAを使った兵器は今後開発不可能となったはずだったが、そのDNAデータは特生自衛隊特殊生物研究本部の貯蔵室になおも保存されていることが、ラストシーンで明かされ
 
==== 制作(機龍二部作) ====
* 公式設定ではないものの、監督の手塚昌明や製作の富山省吾はこの個体を「初代ゴジラ(=機龍)の息子」と解釈していたという{{Sfn|島崎淳|友井健人|小林雄次|2003|pp=61, 70}}。
公式設定ではないものの、監督の手塚昌明や製作の富山省吾はこの個体を「初代ゴジラ(=機龍)の息子」と解釈していた{{Sfn|島崎淳|友井健人|小林雄次|2003|pp=61, 70}}。
 
脚本の[[三村渉]]は、生物的な匂いをゴジラに持たせたいと考え、人間を敵視して暴れるゴジラではなく、種と種の交信で惹かれ合う、という生物の本心のようなもので動いていると想定している{{R|3式機龍CP82}}{{efn|三村は、自身が過去に手掛けた『vsメカゴジラ』でのゴジラとベビーゴジラの関係と同じであると述べている{{R|3式機龍CP82}}。}}。
 
『×メカゴジラ』でのゴジラは、初代ゴジラの骨を求めて出現しているが{{R|東宝SFSE0309}}、劇中では明言していない{{R|東宝SFSE0310}}。手塚は、あまり詳細を説明せず、なぜ出現したのかを観客に考えてもらいたかったと述べている{{R|東宝SFSE0310}}。『東京SOS』では、ラストシーンでDNAデータが残っていることを明かしており、ゴジラがこちらを探していたことも示唆している{{R|東宝SFSE0410}}。
 
==== 造形(機龍二部作) ====
352 ⟶ 376行目:
; 機龍ゴジ{{refnest|group="出典"|{{R|宇宙船YB03|ALL292|G60111|U153}}}}(機龍ゴジラ{{R|C大全156|造型}}):[[ゴジラ×メカゴジラ]]
: 別名:'''釈ゴジ'''(主演の[[釈由美子]]から){{Sfn|オール東宝怪獣大図鑑|2014|pp=232, 292}}
: 造型はモンスターズが担当{{refnest|group="出典"|name="機龍造形"|{{R|機龍超全集49|C大全156|造型92|3式機龍CP56}}}}。アップ用・アクション用の全身、顔のアップ用の上半身、下半身のみの4種類が作られた{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE0333|3式機龍CP56|3式機龍CP65}}}}。デザイン画は起こされず{{efn|西川伸司が頭部修正のラフデザインは描いている{{R|西川20}}。}}、若狭新一がミレニアムゴジラの写真を[[Adobe Photoshop]]で加工部分修整した画像が決定デザインになっている{{R|ALL292|3式機龍CP56}}。当初、若狭は機龍とゴジラに龍虎をイメージし、ゴジラに哺乳類([[トラ]]をモチ)のイメフとしジが強かっ2本ある牙が突き出た粘土原型を製作したが、手塚の意向で不採用となった{{refnest|group="出典"|{{R|機龍超全集49|ALL292|若狭189|3式機龍CP56}}}}。
: スーツのボディ胴体はギラゴジ(ミレゴジ)の型をており{{refnest|group="出典"|{{R|機龍超全集49|ALL292|造型92|若狭192|3式機龍CP56}}}}、2体製作された{{R|造型94|若狭195}}。体の色はディープグリーンを黒に吹いて表現した濃いグレーで{{R|group="出典"|機龍造形}}、頭部や背びれは手塚からの要望でミレゴジより小さく{{refnest|group="出典"|{{R|機龍超全集49|宇宙船YB03|C大全156|造型92|3式機龍CP56|3式機龍CP65|若狭192}}}}{{efn|西川によれば、監督の手塚は正面や斜めから広角や望遠を使って撮ることが多いため、現実のものより頭身がズレてくることから、昔のゴジラのバランスに近づけたいという要望を受け、頭部を小さくしたという{{R|3式機龍CP72|西川20}}。}}、背びれの色も特殊技術の[[菊地雄一]]からの依頼でメタリックレッドやパープルが消えて銀色に造形されているおり{{R|C大全156|3式機龍CP78}}、全体をシャープな雰囲気の男前にしている{{R|3式機龍CP78}}。眼球もサイズは同一だが、瞳が小さくなっている{{refnest|group="出典"|{{R|機龍超全集49|造型92|3式機龍CP56}}}}{{efn|書籍『キャラクター大全ゴジラ』では、ミレニアムよりも優しい顔立ちと評している{{R|C大全156}}。}}。喜多川によれば、1体目のスーツはミレゴジと同様にヘルメットを被ってゴジラの頭部とスーツアクターの頭が連動する構造となっていたが、2体目は首全体をファイバーで固定して肩で支える形となった{{R|造型124}}。2体のうち1体は、クライマックスシーン用に胸を負傷した状態に改修され、足も切断されている{{R|造型94|若狭202}}。スーツ内部には軽いウレタンが用いられ、軽量化されたギラゴジよりさらに軽い40キログラム台となった{{R|ALL292}}。喜多川は、『ミレニアム』のころよりも大幅に改善され動きやすくなったが、足の運びはあまり変わらず思うようにはいかなかったと述懐している{{R|東宝SFSE0340}}。
: 喜多川の体型に合わせて作られたスーツは、腕を通す際には助監督たちに強く引っ張ってもらわないと入らなかったという{{R|3式機龍CP60}}。
: 機龍にジャイアントスイングで振り回されるシーンや機龍に抱えられて飛ぶシーンでは、1/2モデルが用いられた{{refnest|group="出典"|{{R|機龍超全集58|造型94|若狭196}}}}。ラストシーンでは、ダメージを受けた上半身のみのスーツが用いられた{{R|機龍超全集58|ALL292}}。また、1/2サイズの尾だけのモデルも製作され、中に釣り竿を入れてしならせている{{R|造型116}}。
: アップショット用の頭部は、眉丘や目、口の開閉などがラジコンで操作される{{R|3式機龍CP16|3式機龍CP56}}。
: その後、スーツは[[福岡市美術館]]で開催された『ゴジラ展 大怪獣、創造の軌跡』(2016年)のCMに使用された{{R|U153}}。
: 機龍にジャイアントスイングで振り回されるシーンや機龍に抱えられて飛ぶシーンでは、1/2モデルが用いられた{{refnest|group="出典"|{{R|機龍超全集58|造型94|若狭196|3式機龍CP56|3式機龍CP134}}}}。ラストシーンでは、ダメージを受けた上半身のみのスーツが用いられた{{refnest|group="出典"|{{R|機龍超全集58|ALL292|3式機龍CP56}}}}。また、1/2サイズの尾だけのモデルも製作され、中に釣り竿を入れてしならせている{{R|造型116}}。
: その後、撮影用スーツは『ゴジラ パチスロウォーズ』(2007年)のPV、缶コーヒー[[FIRE (コーヒー)|FIRE]]のCM(2009年 - 2010年)、[[キリングループ|KIRIN]]の自販機のPOP、首都圏近郊の[[JR]]線の広告掲示、『G博 ゴジラ大阪に現る』(2014年){{R|3式機龍CP132}}、[[福岡市美術館]]で開催された『ゴジラ展 大怪獣、創造の軌跡』(2016年)のメインビジュアルやCM、館内映像に使用された{{R|U153|3式機龍CP132}}。
:
; SOSゴジ{{refnest|group="出典"|{{Sfn|島崎淳|友井健人|小林雄次|2003|p=29}}{{R|G60111}}}}(SOSゴジラ{{R|造型}}):[[ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS]]
: 別名:'''GMMGゴジ'''{{R|G60111}}{{efn|資料によっては、呼称を機龍ゴジ(釈ゴジ)と区別していない{{R|ALL230|C大全156}}。}}
: 造型は引き続きモンスターズが担当{{refnest|group="出典"|{{R|GMMG超全集44|3式機龍CP65|造型98}}}}。スーツは新規造形で{{refnest|group="出典"|{{R|3式機龍CP60|3式機龍CP65|若狭204}}}}、陸用と海用の2着が制作された{{R|若狭210}}{{efn|書籍『東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』での若狭のインタビューでは、「メインスーツ」「アクション用スーツ」「海用上半身スーツ」「下半身スーツ」「表情用メカニカルパペット」を本作品で制作したと述べており、海用の下半身は前作を流用したとしている{{R|東宝SFSE0434}}。}}。機龍ゴジの型を使用しており{{refnest|group="出典"|{{R|GMMG超全集44|東宝特撮映画大全集283|C大全156|3式機龍CP65|造型96}}}}、歯の原型が新規に作られ{{refnest|group="出典"|{{R|GMMG超全集44|造型96|若狭208}}}}、背びれも尾のつなぎ目や全体のボディバランスが不自然にならないよう修している{{R|GMMG超全集44|3式機龍CP56}}。胸は傷跡を表現するため、みみず腫れのように盛り上がっている{{efn|西川によるラフデザインが描かれている{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE0432|若狭214|西川20|3式機龍CP51|3式機龍CP56}}}}。}}。
: 撮影では新規造形のアップ用スーツのほか、機龍ゴジを改造したアクション用スーツ{{R|C大全156|造型96}}、眉丘や瞼が動いて顔の表情の動きを表現するアップ用上半身メカニカル(スーツアクターは入らない)などが使アップされた上半身メカニカル{{refnest|group="出典"|{{Sfn|島崎淳|友井健人|小林雄次|2003|p=29}}{{R|東宝SFSE0434|ALL296|C大全156|造型98|3式機龍CP40|3式機龍CP65|3式機龍CP134}}}}、上半身と下半身のスーツ{{R|東宝SFSE0434|3式機龍CP65}}が使用された。海用スーツの背びれも前作のものを流用している{{R|東宝SFSE0434}}。機龍とともに飛び去るカットでは、1/2モデルも使用された{{R|東宝SFSE0434|GMMG超全集50}}。
: モスラの糸に巻かれた状態は、袋状にした半透明の繊維をスーツに被せ、モスラの糸と同じ溶かした発泡スチロールを加工している{{R|GMMG超全集50}}{{efn|喜多川はガソリンでできた糸としている{{R|3式機龍CP60}}。}}。機龍に空輸されるシーンでは、綿で小型のゴジラを覆っている{{R|3式機龍CP40}}。
: 水中を泳ぐシーンは、ギニョールも作られたが、実際にはフルCGモデルで描写された{{refnest|group="出典"|{{R|GMMG超全集56|造型98|3式機龍CP40}}}}。前作や『×メガギラス』とは形状が異なるため、CGは流用ではなく新規に作り直している{{R|東宝SFSE0444}}。
 
==== 撮影・演出(機龍二部作) ====
; 『[[ゴジラ×メカゴジラ]]』
: ゴジラの動きについて喜多川は、菊地の意向を受けvsシリーズのようなどっしりとした感じを志向していた{{R|東宝SFSE0340}}。しかし、戦闘シーンでは必死になりそれどころではなくなってしまい、悔しさも感じたが、その一生懸命さは撮ってもらえたので良かったと語っている{{R|東宝SFSE0340}}。
: 喜多川は、ゴジラが機龍を仲間と思っているため、初遭遇シーンでは相手の出方を威嚇をせずに待つという姿勢で演じていたという{{R|東宝SFSE0340|3式機龍CP60}}。そのため、喜多川は手を完全に降ろして戦う意志がないことを示したかったが、菊地の意見により不採用となった{{R|東宝SFSE0340}}。完成作品を観た喜多川は、シーンが短かったためゴジラが逃げ出したように見えたと述べている{{R|東宝SFSE0340}}。
: 73式戦車を踏みつぶすカットでは、下半身のみのスーツを喜多川が着用し、片足立ちの体勢を助監督の清水俊文の手を借りて支えている{{R|3式機龍CP16}}。
: 放射熱線の色は前作に引き続き青としているが、合成を手掛けたVFXスーパーバイザーの泉谷修は前作のものが細いと感じ、本作品では『×メガギラス』と同様の雰囲気に戻している{{R|東宝SFSE0344}}。
:
; 『[[ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS]]』
: 上半身メカニカルは喜多川自らが操作している{{R|3式機龍CP40}}。モスラの羽ばたきに押されるシーンは、下半身のみの着ぐるみに、強風を実際に当てて、ロープを喜多川が掴んで踏ん張りつつ、アップ撮影で足の芝居を行っている{{R|3式機龍CP40}}。特殊技術の[[浅田英一]]は、ゴジラは重量感が重要であると述べており、初代ゴジラに近いイメージであったと語っている{{R|東宝SFSE0412}}。
: 原子力潜水艦に取り付くゴジラは、小型の造形物で撮影され、台車にカメラを載せて敷いたレールを移動させた{{R|3式機龍CP40}}。ブリッジ越しに見えるゴジラは、背びれの造形物や着ぐるみを使って撮影された{{R|3式機龍CP40}}。
: 浮上するシーンでは、水中に沈めた装置で喜多川が入った着ぐるみをリフトアップさせている{{R|3式機龍CP40}}。
: 戦車、メーサー車部隊と戦うシーンは、1984年版『ゴジラ』での晴海埠頭の部隊が全滅するシーンの再現となっている{{R|3式機龍CP40}}。
: ナイトシーンでは、霧をスーツ表面に吹いてツヤを出している{{R|3式機龍CP40}}。
: ゴジラが東京タワーを破壊するのは本作品が初である{{R|東宝SFSE0412}}。
 
=== 『ゴジラ FINAL WARS』 ===
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本編から20年前に南極で[[轟天号]]と交戦し、あと一歩まで追い詰めるものの、偶発した地震によって地割れに落ち、轟天号のミサイル攻撃で氷の中に封じ込められ、封印される{{R|東宝特撮映画大全集286|全怪獣大図鑑190}}。その地点は「エリアG」とされ、厳重に監視されていたが、[[X星人]]の操る怪獣たちによって世界が壊滅状態となり、ダグラス・ゴードン大佐をはじめとする[[轟天号#新・轟天号|新・轟天号]]のクルーらの手により、怪獣たちを倒すため、そしてX星人を倒すために復活させられる{{R|東宝特撮映画大全集286|全怪獣大図鑑190}}。ゴードンには「地球最強の兵器」とも称される。
 
怪獣との交戦時には、ハイキックを思わせる尻尾攻撃から熱線のコンビネーションやマウントパンチを繰り出すなど、アグレッシブかつスピーディーで、格闘色が強い。劇中ではほぼ向かうところ敵なしの強さを見せ、モンスターX=カイザーギドラと改造ガイガン以外には苦戦すらしない。最終決戦でカイザーギドラを倒したあとも新・轟天号を機能停止に追い込むが、ミニラの説得で怒りを静め、ミニラとともに海へ帰る去った
 
* 本作品ではミニラのほか、[[ローランド・エメリッヒ]]監督版『[[GODZILLA]]』に登場するゴジラに似た怪獣{{efn|本作品では'''ジラ'''という名称。}}も登場する。
 
==== 制作(FINAL WARS) ====
* 氷の中にいるゴジラのシーンは、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』でのキングギドラの描写を応用し、セロファンの上に透明シリコンを流した板越にゴジラを映している{{R|GFW超全集92}}。海中から浮上するシーンでは、プールを用いずにゴジラに向けて水を噴出して表現している{{R|GFW超全集92}}。
監督の[[北村龍平]]は、本作品の制作にあたりCGをあまり使わずにこれまで培われた特撮技術を用いて見せ方を新しくしたいと考え、地球をリングに格闘で暴れるゴジラをイメージした{{R|東宝SFSE0510}}。スーツアクターの喜多川務、特殊技術の[[浅田英一]]、造形の[[若狭新一]]らがこれに賛同し、北村が子供のころに観ていた[[東宝チャンピオンまつり]]時代をイメージしつつも、スピーディな全く新しいゴジラとして創作されることとなった{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SFSE0510|東宝SFSE0512|造型100}}}}。アクションでは擬人的な描写が多く取り入れられている{{R|東宝SFSE0530}}。
 
[[三村渉]]による当初の脚本ではゴジラが中盤まで登場せず、東宝上層部から登場が遅いと指摘され、[[桐山勲]]による改訂版で冒頭でのゴジラと初代轟天号の戦いが加えられた{{R|東宝SFSE0510|東宝SFSE0515}}。
 
ゴジラと尾崎の動きがシンクロする描写も桐山の脚本によるものだが、執筆時点ではゴジラのスーツがどの程度動けるかわからなかったため、1行程度の描写であった{{R|東宝SFSE0515}}。
 
北村は、陰惨なエンディングにはしたくないと考え、これまでのゴジラでやっていないこととしてゴジラが人類を「許す」ことを描いた{{R|東宝SFSE0510}}。桐山は、ミニラがゴジラを止めることを提案し、田口左門のセリフとしてゴジラと人間の因縁についての説明を入れている{{R|東宝SFSE0515}}。
 
==== 造形(FINAL WARS) ====
通称'''ファイナルゴジラ'''{{refnest|group="出典"|{{R|ALL300|C大全156|造型|FWCP60}}}}、'''ファイナルゴジ'''{{R|ALL230|G60111}}。
 
粘土原型は[[若狭新一]]が担当{{R|若狭236}}。明確なデザイン画は描かれていない{{R|ALL300}}{{efn|怪獣デザインを担当した[[西川伸司]]は、ゴジラについては動きを重視するため造形側の工夫が必要であったことを述べている{{R|東宝SFSE0530}}。}}。デザインは全体的にシャープで{{読み仮名|精悍|せいかん}}なイメージとなっている{{R|東宝特撮映画大全集285|ALL300}}。背びれはアクションに備えてやや小型化された{{R|造型102|若狭238}}。眼球は意志があるように見えるのを避けるために白目があえて排除されており{{R|GFW超全集86|C大全156}}、炎を思わせるオレンジ配色となっている{{R|造型100}}。
 
造形はモンスターズが担当{{R|東宝SFSE0532|C大全156}}。頭部造形は若狭、ボディ造形は山田陽が担当{{R|FWCP41}}。スーツは、アップ用・アクション用・超アクション用の3種類が制作された{{R|GFW超全集86|FWCP81}}。造型{{efn|資料あたっては、軽量化と「メインスーツ、超アクターの動きがストレートに反映される構造が追求された{{refnest|group="出典"|ション用、弾着・被弾用{{R|PANFPRO|GFW超全集86|ALL300|C大全156|超常識188|造型100東宝SFSE0532}}}}{{efn|監督の北村龍平は、[[東宝チャ」「メイピオンまつり]]時代のようなアクションができるゴジラを要望していた用、被弾・弾着用{{R|造型100FWCP146}}」と記述している。}}。従来は、北村の怪獣プロレーツアクターをやりたい外皮いう要望から、喜多川体型ウレタンで埋めてい型取りしが、こマネキンを芯に{{efn|喜多川スーツで全身マネキン既存のものもえて隙間ったが、より性格な数値ことで動きやすくため一から作り直している{{R|GFW超全集86|ALL300東宝SFSE0532}}。84ゴジ以降}}、手足着ぐるみは肩部分の可動域関節非常に小さかったが、本作品におフィットして激しては監督の[[北村龍平]]からの希望(劇中のアクションへの対応)から、脚や脇の可部分を大く取ることでより大きな動作をや格闘が可能とし、肩から動かすことができるほか、大きく腕や脚を上げらなように新造さる構造となっている{{refnest|group="出典"|{{R|PANFPRO|GFW超全集90|ALL300|C大全156}}{{Sfn|東宝SF特撮映画シリーズSFSE0532|2005FWCP60|p=32FWCP81}}}}。ミレニリーズのョン用スーツは、肩に頭部と連動原型から直接型取りするファイバー製骨格が内蔵されていたが、喜多川自力で動かすことを要望しなく首元の表皮手足柔らかいものと分割したセパレート構造となっている{{R|造型124東宝SFSE0532}}{{efn|。まず、の変更れまでつい作られきたゴジラなどの怪獣では格闘技の動きができないと思い、前作『東京SOS』のゴジラのスーツを喜多川は以前より要望しが着て、カメラテストを行っ検証し結果若狭は首元は火薬を用そのような動きができなことが多い分かったために危険と判断し推奨しこれまでとは異なる作り方をすることとったという{{R|造型124}}。FWCP41}}。
 
造型にあたっては、喜多川とゴジラの肩の位置が一致するように工夫したり、背びれの大きさはアクションに支障がないものに変更するなど、軽量化とスーツアクターの動きがストレートに反映される構造が追求された{{refnest|group="出典"|{{R|PANFPRO|GFW超全集86|ALL300|C大全156|超常識188|造型100|FWCP81}}}}。従来は、スーツアクターと外皮の間をウレタンで埋めていたが、このスーツではあえて隙間を作ることで動きやすくしている{{refnest|group="出典"|{{R|GFW超全集86|東宝SFSE0532|ALL300}}}}。84ゴジ以降の着ぐるみは肩部分の可動域が非常に小さかったが、本作品においては北村からの希望(劇中のアクションへの対応)から、脚や脇の可動部分を大きく取ることでより大きな動作を可能とし、肩から動かすことができるほか、大きく腕や脚を上げられる構造となっている{{refnest|group="出典"|{{R|PANFPRO|GFW超全集90|東宝SFSE0532|ALL300|C大全156}}}}{{efn|浅田は、前作の3、4倍は速く動けるようになったと述べている{{R|東宝SFSE0512}}。}}。ミレニアムシリーズのスーツでは、肩に頭部と連動するファイバー製の骨格が内蔵されていたが、喜多川は自力で動かすことを要望し、首元の表皮を柔らかいものとした{{R|造型124}}{{efn|この変更について喜多川は以前より要望していたが、若狭は首元は火薬を用いることが多いために危険と判断し、推奨しなかったという{{R|造型124}}。}}。また、頭部は内部で喜多川のサイズに合わせた軽量のヘルメットを被り、ギミックが内蔵されたコアをその上に取り付け、喜多川の動きに連動して動くようになっている{{R|FWCP41|FWCP81}}。
 
なお、ガイガンとX星人のデザインを担当した[[韮沢靖]]や地球防衛軍関連のデザインを担当した[[新川洋司]]らも、ゴジラのイメージデザインを描いていた{{R|GFW超全集83}}。
 
スーツは2021年時点でも現存しており、同年配信の『[[ゴジラ#イベント上映など|ゴジラvsヘドラ]]』で使用されている<ref name="natalie_450129">{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/450129|title=「ゴジラ・フェス」にアダム・ウィンガード出演!新作特撮「ゴジラ VS ヘドラ」も|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2021-10-20|accessdate=2021-10-20}}</ref>。
 
==== 撮影・演出(FINAL WARS) ====
造形部の八木文彦が口をラジコンで動かしているほか、操演部が尻尾を動かしている{{R|FWCP60}}。
 
スリムな体型のため、ローアングルのあおりをオープンで撮影すると、カメラの特性によって上半身が細く貧弱に見えてしまい、1984年公開の『ゴジラ』でも、同様に撮影されたが迫力が少しも出ずに失敗したことから、その点には細心の注意が払われた{{R|FWCP68}}。
 
従来のゴジラは平手で叩くことがほとんどであったが、本作品では拳を握って殴っている{{R|東宝SFSE0541}}。喜多川は、スーツがほとんど素手と変わらなかったため、殴ると手が痛かったと証言している{{R|東宝SFSE0541}}。
 
氷の中にいるゴジラのシーンは、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』でのキングギドラの描写を応用し、セロファンの上に透明シリコンを流した板越をゴジラの前後に置いて映している{{R|GFW超全集92|FWCP18}}。海中から浮上するシーンでは、プールを用いずにゴジラに向けて水を噴出して表現している{{R|GFW超全集92}}。
 
アンギラスを踏み台にジャンプするシーンでは、動きやすいように尻尾が外された{{R|FWCP18}}。アンギラスボールを捕まえようと横っ飛びするシーンは、北村の「少林サッカーをやらせたい」という要望から実現したものである{{R|FWCP18}}。
 
カイザーギドラを投げるシーンは、当初は[[一本背負投|一本背負い]]とする予定であったが、北村の提案により横に長く飛ばす描写となった{{R|東宝SFSE0527}}。喜多川は、このカイザーギドラを投げるシーンと、クモンガを振り回すシーンを最も苦労したシーンに挙げている{{R|東宝SFSE0541}}。
 
== シン・ゴジラ ==
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: 第4形態の尻尾の先端より分裂、群体化した形態。
: 劇中のラストに登場。背中にはこれまでの形態より引き継がれた同形の背びれと尻尾が生えているが、体格が第4形態と比べ大幅に小型化しているのに加え、人に近い姿をしている。頭部は眼球に相当する部分が存在せず、鋭い牙を有している。巨災対はゴジラが進化の過程で小型化したり盛んな細胞分裂によって新たな個体が形成され、群体化すると予測し、実際に複数の個体が発生を始めるが、第4形態の時点で完全に分離するまでに凍結させられたため、そのまま活動することなく静止したままとなる。
 
=== デザイン(シン・ゴジラ) ===
イメージデザインは[[前田真宏 (アニメ監督)|前田真宏]]が担当。庵野が持っていた「原点回帰」というコンセプトと、庵野が描いた初代ゴジラの首が高く伸びて全体が屹立したスケッチなどを手掛かりにしたという{{R|PANSPRO}}。
 
前田は、ゴジラのキャラクターを最も際立たせているのは放射能を取り込んだ怪獣ということであり、放射能によって急激に遺伝子が壊れ、自分でも予想が付かない姿となり、原水爆にまつわるさまざまなイメージが混じった初代ゴジラは、終戦間もない時代でしか出せないものであると思っていたという。その時代から遠いところへ来て、公害をモチーフにした[[ヘドラ]]など、社会性を持ったさまざまな敵と闘ってきたが、その多くはエンタテインメントのようなアプローチでリアリティはなかった。だが、[[東日本大震災|3.11]]によって、初代の時代に引き戻されたところがあり、それを体現したゴジラにすることとなった{{R|PANSPRO}}。
 
初代ゴジラは爬虫類が変化したもの、という説明があるが、本作品では急激な進化の行きつく先にあるものは何なのかという考え方から恐竜型には寄せておらず、海から上がってきたゴジラが急激に突然変異が起こって、みるみる変化していき、最終的に初代ゴジラのイメージに近くなったフォルムと解釈したという{{R|PANSPRO}}。
 
第1形態は、前田が考案した巨大なオタマジャクシのようなものとなった{{R|PANSPRO}}。
 
第2形態のラブカのような頭部は、陸に上がった両生類の感じであるという{{R|PANSPRO}}。
 
第4形態は、手は細くて筋張った小さなものにしており、せり出した胸骨は鳥類に近いが、鳥とは異なり、筋肉は付いておらず、首の屹立を強調するために、首と胸骨の間に段差を付けている{{R|PANSPRO}}。尻尾はちゃんとした顔ではないがそこだけ毛や歯が生えていたり、あるべきものではない組織ができかかっているものとして、顔のようで顔ではないものが尻尾に付いていることとなった{{R|PANSPRO}}。
 
キャラクターデザインではモノクロで描かれていたが、自己再生と崩壊を繰り返しながら進化していくゴジラは、絶えず傷だらけになりながら増殖して大きくなっていくことから、マグマや傷の血を彷彿とさせる赤い体色となった{{R|PANSPRO}}。ただし、痛々しい感じの傷口のようにするために、奥まった溝の部分は赤く、出っ張ったところは黒くしている{{R|PANSPRO}}。
 
当初は海から上がってくることから陸上ではうまく歩けず、尻尾で支えて歩くイメージであることから、庵野の案で尻尾は大きくしており、足も地面に全体が付くのではなく、かかとが上がっている感じにしている{{R|PANSPRO}}。
 
=== 造形・表現(シン・ゴジラ) ===
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|caption2 =ゴジラ第4形態の上半身
}}
キャラクターデザイン・雛形製作は[[竹谷隆之]]{{refnest|group="出典"|{{R|PANSPRO|cinema5053|UYB17}}}}。
 
首から胸部にかけては筋が入っている感じにしているが、筋肉ではなく気持ち悪さが出た感じにしている{{R|PANSPRO}}。表皮や筋肉は、重力が下に及んで垂れ下がっていることから、下半身は皺が出来てどっしりとしている{{R|PANSPRO}}。
 
総監督の[[庵野秀明]]からは「完全生物」という指示を受け、地球上の生態系の頂点として造形された{{R|cinema5053|PANSPRO}}。イメージデザインの[[前田真宏 (アニメ監督)|前田真宏]]のコンセプトスケッチをもとに初代ゴジラをリスペクトした造形を主軸に、「(生態系の頂点のため)警戒する必要がない」として[[まぶた|瞼]]や[[耳介]]{{R|cinema5053}}がない、「何かを捕食して生きるわけでもない」ために歯噛み合わせはない[[乱杭歯]]となっている{{R|PANSPRO}}、などの差異が見られる。また、庵野との打ち合わせの際に「人が入れないようなシルエット」という指示も出されている{{R|cinema5053}}。小さい目は「生き物の中で一番恐い」人間の眼を参考にしたほか、皮膚の質感は[[ツルレイシ|ゴーヤ]]、頭部は[[キノコ雲]]をイメージして造形されている{{R|cinema5053}}。さらに、「自己分裂を繰り返す」「すべての生物の要素が入った完全生物」といったコンセプトから、尻尾の先端には形成全なできかかった感じの人の歯や肋骨といったパーツが生えており、原型の尻尾も粘土に魚や蛇の骨を埋め込まれたんでいる{{R|PANSPRO}}。竹谷によれば、庵野は頭部に脳がないがらんどうなものを要望し、また尻尾に脳があるかもしれないとも述べていたという{{R|造型119}}。
 
歴代作品で初めて着ぐるみをいっさい使わず、CGで造形したモデルを[[モーションキャプチャ]]で動作させている{{R|造型104}}。CG製作は[[白組]]が担当{{R|造型104}}。デザインの検討用に模型が作られており、[[2016年]]に開催された「[[ニコニコ超会議]]」では、形状検討用として作られた「1号雛形」が公開された{{R|cinema5053}}<ref>{{Cite web | url = https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1604/29/news056.html | title = ぎょろ目と太いしっぽが特徴的 シン・ゴジラ1号雛型が世界初公開!| publisher = ねとらぼ| date = 2016-04-29| accessdate = 2016-07-29}}</ref>。1号雛形はイベント用に仮着色しかなされていないが、これと同じ形状のものに着彩を施した着彩検討用の「2号雛形」が存在しており{{R|蒲田品川鎌倉}}、それらを元にして映像製作が進められた{{R|cinema5053}}。この2号雛形は、[[ワンフェス]]2017[冬]で一般公開されている{{R|蒲田品川鎌倉}}。尻尾は操演でも動かせないというほどの長さで、腕も着ぐるみにするには大人が腕を通せないほど細く、足もかかとが浮いており、爪の先端も体重を支える角度をなしていないという、着ぐるみを使わずCGによる造形と操演を前提としたデザインである{{R|造型106|造型119}}。一方、着ぐるみが持っていたゴム質感やたるみなども意図的に表現している{{refnest|group="出典"|{{R|PANSPRO|造型104|造型119}}}}。これについて竹谷は、ハリウッドでは生物的なリアリティの追求に向いてしまうが、日本人には初代ゴジラの着ぐるみのイメージがあるため、それを排してしまうと違うものになってしまうと述べている{{R|造型119}}。
 
モーションアクターが野村であることは劇場公開まで伏せられており、公開と同時に「329人目のキャスト」として報じられた。野村は演じるにあたって「人間くささ」を排除し、神や幽霊など「無機質」な動きを心がけ{{R|oricon_2075921}}、モーションキャプチャを収録する際にはゴジラの面を着けて顎を動かす面の使い方を意識したという{{R|oricon_2075921}}。従来のゴジラと異なり手のひらが上を向いているのは、「([[中国の竜|中国]]や[[日本の竜|日本]]など)東洋の[[龍]]は玉を上向きに掴んでいる」という野村からの指摘を参考にしたためである<ref>{{Cite web | url = http://bunshun.jp/articles/-/4887| title = 樋口真嗣×松尾諭『シン・ゴジラ』対談#2 なぜ日本で大ヒットして、スペインで野次られたのか? 1年後の『シン・ゴジラ』| publisher = 文春オンライン| date = 2017-11-12| accessdate = 2017-11-13}}</ref>。
 
第2形態は、モチーフの[[ラブカ]]の気持ち悪さを落とし込むことが意図され、また庵野の要望によりエラは刃物で斬られたような繋がっていない切れた形状となった{{R|造型119|PANSPRO}}。当初、竹谷は目のないデザインを提案したが却下され、その後も雛型やCG製作で目の試行錯誤が続いたという{{R|造型119}}。庵野の案で小さな眼点を大きな目の周辺に足している{{R|PANSPRO}}。第2形態は幼体であることから半透明の感じの体色にしてほしいと言われたため、半透明の樹脂で型を抜いて質感を出している{{R|PANSPRO}}。胸郭は樋口真嗣の案で尖らせ、アスファルトなどを割りながら進んでいくこととなった{{R|PANSPRO}}。
 
第3形態は、雛型では第2形態と同様の細い足であったが、CGでは太めに修正されている{{R|造型109}}。竹谷は、雛型の時点では初めて立ち上がるので不安定感を出すことを樋口から要望されていたと述べている{{R|造型119}}。
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|英字表記=GODZILLA{{R|全怪獣大図鑑176}}
|身長={{Plainlist|
* 70{{nbsp}}m以上{{R|5499超全集58|G6082}}{{efn|書籍によっては「54メートル」と記述している{{refnest|group="出典"|{{R|動画王大図鑑199|大辞典303|全怪獣大図鑑176}}}}。書籍『ゴジラ画報』では、「約60メートル(200フィート)」と記述している{{R|画報16}}。}}
* 60{{nbsp}}m(小説版)
}}
545 ⟶ 627行目:
* 500{{nbsp}}t(小説版)
}}
|走力=480{{nbsp}}km/h{{refnest|group="出典"|{{R|画報16|5499超全集58|動画王大図鑑199}}}}
|出身地={{Plainlist|
* 1968年ポリネシア{{R|画報16}}
554 ⟶ 636行目:
|2身長=3{{nbsp}}m{{R|5499超全集58}}{{efn|書籍『ゴジラ画報』では「約1.8メートル」と記述している{{R|画報16}}。}}
|2体重=不明{{R|画報16|5499超全集58}}
|2移動速度=約60{{nbsp}}km/h - 80{{nbsp}}km/h{{R|画報16}}
|2出身地=ニューヨーク・マジソンスクェアガーデン{{R|画報16|5499超全集58}}
}}
[[ポリネシア]]に生息する[[イグアナ]]とうかがえる生物{{efn|書籍『ゴジラ 全怪獣大図鑑』では、[[ウミイグアナ|海イグアナ]]と記述している{{R|全怪獣大図鑑176}}。}}がフランスの[[核実験]]による放射能が蓄積し、[[突然変異]]して生まれた新種の生物{{R|全怪獣大図鑑176}}{{efn|劇中でニックがオードリーと再会するシーンではニックはゴジラをamphibious([[両生類]])と分析しているが、マジソン・スクエア・ガーデンからの中継のシーンではゴジラをreptiles([[爬虫類]])と説明している。}}。外見は明確に背びれこそ存在するものの、他の作品のゴジラと大きく異なっており、[[ティラノサウルス]]などの[[獣脚類]]に酷似している{{efn|劇中ではチャップマン博士が[[獣脚類]]の生き残りであると主張するが、それにしては余りにも大きすぎると指摘されている。}}。魚食性で{{R|画報16}}、多数の魚類を喰らう{{efn|小説版では米軍によって集められた魚種はサバ・ヒラメ・カレイ・ホワイトフィッシュ・タラ・ブリ・キンメダイ・[[クロマグロ]]などと書かれている。なお、それらの魚は成体の食用ではなく、卵から孵化した直後の幼体に与える目的で集めている。成体は人を捕食するシーンがある。}}ほか、幼体であるベビーゴジラにも、それを餌として集めて与える。知能が相当高いようで、人間が仕掛けた罠を見破ったり、[[攻撃ヘリコプター|戦闘ヘリ]]を待ち伏せて撃破したり、原潜を翻弄して[[同士討ち]]に追い込んだ。出現地点は南太平洋・ポリネシア近海→パナマ サン・ミゲル湾の小島→ジャマイカ・グレート・ペドロ・ブラフ→アメリカ東海岸沖→ニューヨーク・マンハッタン{{R|5499超全集58}}。
 
戦闘の際には巨体を振るうことによる破壊以外はかぎ爪を用いる程度で{{R|画報16}}、放射熱線を吐く能力は持っていないが、出火している場所に息吹を吐きかけることで火力を増大させ、対象に命中させるといった攻撃も用いる{{efn|パワーブレスまたはホットブレスと呼称される{{要出典|date=2023年5月}}。書籍『動画王特別編集ゴジラ大図鑑』では、衝撃波と記述している{{R|動画王大図鑑199}}。}}。また、強靱な脚で飛び上がって相手に強烈な蹴りを浴びせる“ハイジャンプ・キック”を使いこなす{{efn|小説版ではゴジラのジャンプ力についてタトプロスは「獣脚類ではありえない」と考えている(足の外側には獣脚類の第1[[趾 (鳥類)|趾]]〈内側にある〉のような指が生えている)。}}。
 
[[変温動物]]であるため、極端に体温が低い。劇中ではゴジラの体温よりもビルの温度の方が高かったため、[[ミサイルの誘導方式#パッシブ・ホーミング|赤外線探知ミサイル]]で狙ったにもかかわらずミサイルが逸れてしまう描写が存在する。
 
敏速で、480{{nbsp}}[[キロメートル毎時|km/h]]というスピードで走れる。そのため150{{nbsp}}km/h(原語では時速80[[ノット]])の戦闘ヘリから逃れることができる。[[ハドソン川]]での戦いで魚雷の直撃を受けたダメージにより衰弱し、終盤ではタクシーに翻弄されるという演出もなされている{{efn|小説版では480 - 800{{nbsp}}km/hに達したとされ、タクシーに追いつかなかった理由に関してタトプロスは「単にすぐ追いついて殺しただけでは子を殺された怒りがおさまらないため、なぶり殺そうとしたのだろう」と推測している{{要ページ番号|date=2021年3月}}。}}。水中での移動速度は魚雷と同等で、米[[原子力潜水艦|原潜]]の3倍。
 
[[無性生殖]]によって一度に200個のベビーゴジラの卵を産卵するため、倒し損ねれば数年で人類を滅ぼす恐れがあると分析される。しかし肉体はやや脆弱であり、[[砲弾]]で出血するうえ、[[魚雷]]で深手を負い(小説版)、[[ブルックリン橋]]のワイヤーに絡め取られて動けなくなったところで、[[ミサイル]]攻撃を受け絶命する。[[孵化]]したベビーゴジラもミサイルによって全滅するが、エンディングでは残っていた卵1個からベビーゴジラが誕生する{{R|5499超全集58}}(ベビーゴジラのその後については「[[ゴジラ ザ・シリーズ#ゴジラ]]」を参照)。
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|身長=119.8{{nbsp}}m{{R|全怪獣大図鑑341}}
|尾長=177.4{{nbsp}}m
|体重=9万96349,634{{nbsp}}t{{R|全怪獣大図鑑341}}
}}
前作から5年が経過した本作品では体格もさらに大型化し、放射熱線の使用頻度も増している。巨大生物調査機関モナークのアドバイザーを務める芹沢猪四郎博士によって多く研究され、[[四大文明]]以前に栄えていた古代文明によって崇められた神話世界の神や王という扱いをされ、そのころには宿敵であるギドラとの戦いが行われていたことも判明する。
721 ⟶ 803行目:
; ゴジラアンフィビア{{refnest|group="出典"|{{R|SP|SPFB30|UYB2231}}}}
: 第7話で東京に上陸を果たしたゴジラ アクアティリスが変態した第1形態{{R|SPFB30}}。
: イグアナのような顔つきの陸棲生物のような姿となり、四肢は爬虫類に似た形の脚となり{{R|SPFB30}}、四足歩行を行う{{R|UYB2231}}。政府によって南房総地方の伝承に基づいてゴジラの名称が与えられる{{R|SPFB30}}。第8話で代々木公園での自衛隊からの砲撃を受けてマイナス20度の可燃性のガス状物質を口から放出し、その砲撃の爆発が冷気に引火した途端、次第に高温のガスとなって爆炎を誘引して一帯を巻き込む熱膨張を起こして直径500m500メートル範囲を焼き尽くし、自身をも焼き尽くして自らの総質量を超える紅塵を放出して包まれることで、硬質の組織と溶けてドロドロの状態が下にある炭化層の外殻に覆われた蛹のような状態になり、活動停止した{{refnest|group="出典"|{{R|U173108|SPFB30|UYB2231}}}}。体皮は茶褐色、頭部は濃褐色となりツノの形状も変化している{{R|SPFB30}}。
: アンフィビアとはラテン語で[[両生類]]を意味する。
:* 頭部には[[大怪獣バラン|バラン]]の意匠が取り入れられている{{R|U173108}}。
736 ⟶ 818行目:
: 第10話でゴジラテレストリスが自衛隊と交戦して集中砲火を浴びる中で変態し、この形態となる{{R|SPFB34}}。形態変化後、自衛隊の攻撃を鎧のような強硬な外皮で寄せ付けぬまま背鰭と口内を青白く光らせ、口元に7つの大小さまざまな光輪を放射して複数重ねた重力レンズで空間を捻じ曲げて1か所に収縮させると、そのまま光輪をくぐるように熱線を原子ビームのように圧縮して発射する能力を見せつけ、東京を一瞬で火の海に変えた{{refnest|group="出典"|{{R|U173108|SPFB34|UYB2231}}}}。体色は歴代ゴジラと同じく黒あるいは濃灰色。後脚は極太になっており、背ビレも大きく発達している{{R|SPFB34}}。
: この形態になった直後まではビル数階建てぐらいの大きさだったが、紅塵を吸収し続けたことで最終的に100メートルを超える巨体となった。さらに成長を続けて自身が特異点となり、地球人類は破局を迎えつつあったが、謎の巨大化を果たした[[ジェットジャガー]]との交戦の末、完成型オーソゴナル・ダイアゴナライザーによってジェットジャガー諸共巨大な青い結晶となり、消滅した。
: なお、最終話では[[メガギラス#メガヌロン|メガヌロン]]のような人間サイズの怪獣が[[ゴジラ (1984年の映画)#ショッキラス|ショッキラス]]の如く背ビレ辺りに潜んでいた。
: ウルティマとはラテン語で[[終わり]]を意味する。
 
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* スーツアクターは[[松本直也 (俳優)|松本直也]]<ref>{{Twitter status2|shinichiwakasa|1588153103588941826|4=@shinichiwakasaの2022年11月3日のツイート|5=2022-11-04}}</ref>。
* スーツは『vsヘドラ』から続いて『FINAL WARS』のアクション用スーツの流用であるが、『vsヘドラ』の後に内部へ鉄骨を入れて展示用に改修されていたものをモンスターズが再び撮影用に改修しており、劣化していた腕を新規に造形する、ギミックを修復する、サイズを松本に合わせて調整するといった工程を経て、生まれ変わったものとなっている<ref>{{Cite web|url=https://hjweb.jp/article/822423/|title=【ガイガン50プロジェクト】『フェス・ゴジラ3 ガイガン来襲』のメイキング写真を公開! 若狭新一氏&中川和博監督インタビューも!|website=ホビージャパンウェブ|publisher=ホビージャパン|date=2022-12-18|accessdate=2023-01-15}}</ref>{{R|FWCP146}}
 
=== その他の作品 ===
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:* 放射音はシリンダーの音を火山の噴火と風の音に混ぜたものである{{R|GTOM vol.017}}。初代ゴジラではスーツはアニメーションによる作画合成、ギニョールの場合はシッカロールを口から噴霧させているが{{R|GTOM vol.0110}}、『モスゴジ』ではオプチカル合成による表現であった{{R|GTOM vol.028}}。
:
; 放射熱線{{refnest|group="出典"|{{R|VSD超全集12|5499超全集10|2000超全集6|GMK超全集10|東宝特撮映画大全集88|GTOM vol.038}}}}(放射火炎{{refnest|group="出典"|{{R|超全集VS|怪獣大全集8|KHBVSM8|KHBVSMG14|画報10}}}}、放射能熱線{{R|KHBVSSG104|GMMG超全集4}}、放射能噴出{{R|東宝特撮映画大全集2代目}})
: 『[[キングコング対ゴジラ]]』以降、全シリーズに共通する青い光線。前述の通り、昭和シリーズ当時は'''放射能火炎'''と呼称されていた。
: 先述の白熱光と違い、『[[ゴジラ2000 ミレニアム]]』と『[[ゴジラ×メガギラス G消滅作戦]]』では通常時の熱線も赤色である。『[[ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃]]』では射程が長く、着弾すると[[きのこ雲]]が立ち昇るほどの威力を持つ。昭和シリーズでは建物の一部を焼く程度の威力だったが、『[[ゴジラ (1984年の映画)|ゴジラ]]』(1984年版)以降は敵怪獣の身体を破砕し、市街地を焼き払うほどの破壊力を備えている。
: モンスターバースシリーズにおいては、『[[GODZILLA ゴジラ]]』では放射能火炎状のエフェクトも含む青い光線状であるが、『[[ゴジラ キング・オブ・モンスターズ]]』では前者の要素が薄まってより光線状となっている。
:* 『キンゴジ』ではチェレンコフ光のイメージが反映された、青を基調とした光線をエリアルイメージ合成機などで表現している{{R|GTOM vol.038}}。『キンゴジ』からはやや青みを帯びたものに調整された{{R|GTOM vol.038}}。
:
; 体内放射{{refnest|group="出典"|{{R|VSKG超全集10|5499超全集27|5499超全集33|2000超全集6|KHBVSM8|大辞典175|全怪獣大図鑑127}}}}(熱線体内放射{{R|東宝全怪獣78}}、全身発光{{R|KHBVSM8}})
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* 1970年代の昭和シリーズなどで特技監督を務めた[[中野昭慶]]は、万能な熱線で片付けてしまうことに抵抗があったといい、肉弾戦の中でとどめをどうするかを考えるのに苦労したと述べている{{R|5499超全集18}}。
* VSvsシリーズで特技監督を務めた[[川北紘一]]は、手でものを掴むのは本来の生物としてはおかしいとの考えから肉弾戦を少なくしている{{R|5499超全集26}}。
 
== ゴジラ細胞 ==
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ゴジラの鳴き声は、助監督や録音助手が[[松脂]]をつけた革手袋で[[コントラバス]]の緩めた弦をこすった音色をソニーのKPに録音し{{refnest|group="出典"|{{R|東宝SF8126|大辞典98|超常識158}}}}、10種くらい選んだものを手動で再生速度を速めから遅めに調整しながらゆっくり逆回転再生した音であり<ref>{{Cite web |date=2014-12-28 |url=http://gigazine.net/news/20141228-sound-of-godzilla/ |title=映画「GODZILLA ゴジラ」のサウンドメイキングを語るドキュメンタリームービー |publisher=[[GIGAZINE]] |accessdate=2021-01-05}}</ref>、その中から6~7種の声を最終的に使っている{{R|GTOM vol.017}}。これは1954年の『[[ゴジラ (1954年の映画)|ゴジラ]]』の製作時に、音楽を担当した作曲家の[[伊福部昭]]が足音とともに発案し、音響効果の[[三縄一郎]]が編集加工したもので{{R|東宝SF8126}}、サウンドトラックCDに収録されている。また、のちの東宝映画や円谷プロの怪獣の声もこの手法を使用していた。
 
VSvsシリーズでも初代の鳴き声を加工したものを用いている{{R|東宝SF8126}}。この鳴き声だけは、1998年の『[[GODZILLA]]』も同じである。『[[ゴジラvsモスラ]]』で高音に加工したものを多用したところ、ファンからは不評で次作では元に戻している{{R|東宝SF8126}}。
 
『ゴジラ2000 ミレニアム』では、初代と同じ手法を用いてゴジラの声が新録された{{R|超常識158}}。
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ここでは伊福部昭の曲について説明する。
 
映画第1作のタイトルクレジットの音楽より「ゴジラのテーマ」として知られるこの曲は、『管絃楽の為の音詩「寒帯林」』、『ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲』のモチーフがベースとなっている。また、伊福部が当時より敬愛していた[[モーリス・ラヴェル]]作曲の『ピアノ協奏曲ト長調 第3楽章』にはこの曲に非常に似たモチーフが現れることも知られている。このモチーフ、すなわち第1作のスコアナンバーM1「ゴジラ追撃せよ」は、その曲のタイトルからも分かるようにもともと「ゴジラに対抗する人類のテーマ」として書かれた曲である{{R|東宝SFSE0545|超常識91}}。本来、生物としてのゴジラのテーマ曲として書かれたのは、コントラファゴットなどの低い音の響きが特徴的なMA「ゴジラの猛威」という、ゴジラ品川上陸の際の音楽である。
 
なお、伊福部が音楽を担当した映画にはM1と同じモチーフが幾度か使われており、ゴジラの1作目の数年前に製作された映画では『社長と女店員』(1948年)、『蜘蛛の街』(1950年)に、ゴジラの1作目以降では『[[忠臣蔵 花の巻・雪の巻]]』(1962年)にも流用されている。
 
「ゴジラの猛威」のモチーフは、その後の作品でもゴジラの恐怖を象徴する曲として、編曲を重ねながら使われ続けた。『メカゴジラの逆襲』では第1作M1、いわゆる「『ゴジラ』のテーマ」がゴジラの出現のモチーフとして初めて使用された{{R|東宝SFSE0545|平成P147}}。その後も伊福部が担当した『vsキングギドラ』からは第1作のM1がゴジラのテーマ曲として使われ{{R|東宝SF6157|平成P147}}、「ゴジラの猛威」は使われなかったが、『vsメカゴジラ』では「ゴジラの猛威」が再び現れることとなった{{R|東宝SF8145}}。なお、伊福部の音楽監督としての最終作『vsデストロイア』では「ゴジラの猛威」という曲名は与えられなかったものの、冒頭のシーンでより第1作のものに近い編曲で使用された。
 
『vsキングギドラ』でのゴジラが海中から出現するシーンでは、導入部に[[ハープ]]の音が加えられ、恐怖感だけでなく期待感を持たせるアレンジとなっている{{R|東宝SF6157}}。エンドロールでも中間にハープの音が入っている{{R|東宝SF6157}}。同作品のゴジラザウルスのテーマは、ゴジラのテーマとは似て非なる楽曲となっている{{R|東宝SF6157}}。
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: 2016年12月31日に放送された[[NHK紅白歌合戦]]。「声量・メロディー・感動を兼ね備えた良質な歌」で撃退できるゴジラが登場し、『シン・ゴジラ』の主役・矢口蘭堂(長谷川博己)も首相官邸からの会見を模したVTRで登場した。このゴジラに対抗すべく、[[ピコ太郎]]の「[[ペンパイナッポーアッポーペン|PPAP]]」や[[X JAPAN]]の「[[紅 (Xの曲)|紅]]」のアレンジなどが演奏された。
; 『[[探偵!ナイトスクープ]]』
: 2020年10月16日放送分に、ゴジラを恋愛対象としている13歳の女子中学生からの依頼に応え、VSvsシリーズのスーツが登場<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.co.jp/knight-scoop/archive.html?datetime=20201000|title=ゴジラに恋する女子中学生|website=探偵!ナイトスクープ 過去の放送内容|publisher=朝日放送テレビ|date=2020-10-16|accessdate=2021-03-27}}</ref>。収録当時、[[兵庫県立淡路島公園#ニジゲンノモリ|ニジゲンノモリ]]にて開催されていた「ゴジラ迎撃作戦」でのデートを楽しんでもらう様子が放送され、司会の[[松本人志]]を困惑させつつも感心させた<ref>{{Cite news|url=https://www.j-cast.com/2020/10/19396864.html|title=「ゴジラが好きすぎる女子中学生」に共感の声 海辺プロポーズで「わかる」「最高だな...」|newspaper=J-CAST ニュース|publisher=ジェイキャスト|date=2020-10-19|accessdate=2021-03-27}}</ref>。
 
=== コンピュータゲーム ===
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<ref name="PANF">{{Harvnb|パンフレットF|2004}}</ref>
<ref name="PANFPRO">{{Harvnb|パンフレットF|2004|loc=「PRODUCTION NOTE」}}</ref>
<ref name="PANSPRO">{{Harvnb|パンフレットS|2016|pp=26-28|loc=「シン・ゴジラ PRODUCTION NOTE」}}</ref>
<ref name="設定">{{Harvnb|第1章パンフレット|2017|loc=「基本設定解説」}}</ref>
<ref name="ゴジラ戦術">{{Harvnb|第1章パンフレット|2017|loc=「ゴジラ完全殲滅の可能性と新戦術について」}}</ref>
1,073 ⟶ 1,157行目:
<ref name="東宝SFSE0086">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2000|pp=86-87|loc=「STAFF INTERVIEW 大屋哲男(VFXスーパーバイザー)」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0089">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2000|p=89|loc=「STAFF INTERVIEW 喜多川務(ゴジラ)」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0109">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2001|p=9|loc=「[インタビュー] 富山省吾」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0110">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2001|pp=10-11|loc=「[インタビュー] 金子修介」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0112">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2001|pp=12-13|loc=「[インタビュー] 神谷誠」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0141">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2001|p=41|loc=「[インタビュー] 品田冬樹」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0142">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2001|p=42|loc=「[インタビュー] 吉田瑞穂」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0144">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2001|pp=44-47|loc=「[インタビュー] CG合成スタッフ」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0309">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2003|p=09|loc=「[インタビュー] 富山省吾」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0310">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2003|pp=10-11|loc=「[インタビュー] 手塚昌明」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0333">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2003|pp=33-35|loc=「[インタビュー] 若狭新一」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0340">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2003|pp=40-41|loc=「対談 ゴジラ(喜多川務)×メカゴジラ(石垣広文)」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0344">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2003|pp=44-47|loc=「[インタビュー] CGデジタル合成」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0410">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2004|pp=10-11|loc=「[インタビュー] 手塚昌明」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0412">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2004|pp=12-13|loc=「[インタビュー] 浅田英一」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0432">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2004|pp=32-33|loc=「[インタビュー] 西川伸司」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0434">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2004|pp=34-37|loc=「[インタビュー] 若狭新一」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0444">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2004|pp=44-47|loc=「[インタビュー] CGデジタル合成」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0510">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005|pp=10-11|loc=「[インタビュー] 北村龍平」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0512">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005|pp=12-13|loc=「[インタビュー] 浅田英一」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0515">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005|pp=15-16|loc=「[インタビュー] 桐山勲」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0527">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005|p=27|loc=「[インタビュー] 鳴海聡」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0530">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005|p=30|loc=「[インタビュー] 西川伸司」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0532">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005|pp=32-34|loc=「[インタビュー] 若狭新一」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0541">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005|pp=41-44|loc=「〈スーツアクター座談会〉あの戦いをもう一度」}}</ref>
<ref name="東宝SFSE0545">{{Harvnb|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005|pp=45-46|loc=小林淳「ゴジラ映画音楽史小論」}}</ref>
<ref name="超最新192">{{Harvnb|超最新ゴジラ大図鑑|1992|p=192|loc=「ゴジラ生物学」}}</ref>
<ref name="超最新196">{{Harvnb|超最新ゴジラ大図鑑|1992|p=196|loc=「ゴジラ生物学」}}</ref>
1,095 ⟶ 1,203行目:
<ref name="V大図鑑G60">{{Harvnb|ビジュアル大図鑑G|2000|pp=60-61|loc=「SPECIAL INTERVIEW 監督/手塚昌明」}}</ref>
<ref name="V大図鑑G62">{{Harvnb|ビジュアル大図鑑G|2000|pp=62-63|loc=「SPECIAL INTERVIEW 特殊技術/鈴木健二」}}</ref>
<ref name="動画王大図鑑10">{{Harvnb|動画王特別編集ゴジラ大図鑑|2000|pp=10-11|loc=「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ゴジラ」}}</ref>
<ref name="動画王大図鑑199">{{Harvnb|動画王特別編集ゴジラ大図鑑|2000|p=199|loc=「GODZILLA」}}</ref>
<ref name="動画王大図鑑201">{{Harvnb|動画王特別編集ゴジラ大図鑑|2000|p=201|loc=「ゴジラ2000ミレニアム ゴジラ」}}</ref>
<ref name="宇宙船YB03">{{Cite journal |和書|date=2003-05-01 |title=106号巻末特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2003 |journal=[[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]] |volume=Vol.106 |issue=(2003年5月号) |pages=137 |publisher=[[朝日ソノラマ]] |id=雑誌コード:01843-05}}</ref>
<ref name="平成P121">{{Harvnb|平成ゴジラパーフェクション|2012|p=121|loc=「怪獣プラネットゴジラ メイキング」}}</ref>
1,188 ⟶ 1,299行目:
<ref name="Walker50">{{Harvnb|Walker|2016|pp=50-51|loc=「ゴジラ・アーカイヴ ゴジラ・データファイル」}}</ref>
<ref name="解体全書69">{{Harvnb|解体全書|2016|p=69|loc=「第1章 科学の落し子」}}</ref>
<ref name="3式機龍CP16">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|pp=16-25|loc=「ゴジラ×メカゴジラ シーンメイキング」}}</ref>
<ref name="3式機龍CP40">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|pp=40-49|loc=「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS シーンメイキング」}}</ref>
<ref name="3式機龍CP51">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|pp=51-55|loc=「デザインワークス」}}</ref>
<ref name="3式機龍CP56">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|pp=56-59|loc=「キャラクター造形メイキング」}}</ref>
<ref name="3式機龍CP60">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|pp=60-61|loc=「スーツアクターメイキング」}}</ref>
<ref name="3式機龍CP65">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|pp=65-71|loc=「「機龍編」2部作 完成までのプロセス」}}</ref>
<ref name="3式機龍CP72">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|pp=72-77|loc=「スペシャルインタビュー 手塚昌明」}}</ref>
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<ref name="3式機龍CP132">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|p=132|loc=「特自第一コラム小隊」}}</ref>
<ref name="3式機龍CP134">{{Harvnb|3式機龍コンプリーション|2016|pp=134-136|loc=「【特写】共鳴する生命」}}</ref>
<ref name="FWCP18">{{Harvnb|FWコンプリーション|2023|pp=18-31|loc=「シーンメイキング」}}</ref>
<ref name="FWCP41">{{Harvnb|FWコンプリーション|2023|pp=41-49|loc=「キャラクター造形メイキング」}}</ref>
<ref name="FWCP60">{{Harvnb|FWコンプリーション|2023|pp=60-63|loc=「スーツアクターメイキング」}}</ref>
<ref name="FWCP68">{{Harvnb|FWコンプリーション|2023|pp=68-69|loc=「浅田英一インタビュー」}}</ref>
<ref name="FWCP81">{{Harvnb|FWコンプリーション|2023|p=81|loc=「50周年の集大成 東宝怪獣オールスター戦!!」}}</ref>
<ref name="FWCP146">{{Harvnb|FWコンプリーション|2023|p=146|loc=「〈特写〉祭の追憶」}}</ref>
<ref name="造型">{{Harvnb|ゴジラ造型写真集|2017|p=2|loc=CONTENTS}}</ref>
<ref name="造型44">{{Harvnb|ゴジラ造型写真集|2017|pp=44-45|loc=「1973 ゴジラ対メガロ」}}</ref>
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<ref name="GTOM vol.0110">{{Harvnb|GTOM vol.01|2023|p=10|loc=「無敵の生命」}}</ref>
<ref name="GTOM vol.028">{{Harvnb|GTOM vol.02|2023|p=8|loc=「ゴジラのアビリティ」}}</ref>
<ref name="GTOM vol.038">{{Harvnb|GTOM vol.03|2023|pp=8-9|loc=「無敵!ゴジラ、その活力」}}</ref>
<ref name="uchu-148">「宇宙船YEARBOOK2015」pp30-31、『宇宙船vol.148』、HOBBYJAPAN</ref>
<ref name="U153">{{Cite journal |和書 |date=2016-07-01 |journal=[[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]|volume=vol.153 |issue=(SUMMER 2016.夏)|publisher=[[ホビージャパン]] |page=129 |title=福岡市ゴジラ展のCMがスゴイ! |isbn=978-4-7986-1261-4 }}</ref>
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<ref name="形態変化">{{Cite news |title=『シン・ゴジラ』蒲田くん→品川くん→鎌倉さん、進化の記録!【身長比較表付き】 |newspaper=livedoor ニュース |author=ウラケン・ボルボックス |date=2018-12-16 |url=https://news.livedoor.com/article/detail/13881569/ |agency=[[Filmarks]] |accessdate=2021-01-05}}</ref>
<ref name="蒲田品川鎌倉">{{Cite web |date=2017-02-19 |url=https://gigazine.net/news/20170219-shin-godzilla-wf2017w/ |title=「シン・ゴジラ」ラストカット第5形態雛形がすごいとかいうレベルを超絶突破、さらに「蒲田くん」「品川くん」「鎌倉さん」もそろい踏み |publisher=[[GIGAZINE]] |accessdate=2021-01-05}}</ref>
<ref name="cinema5053">{{Cite web | url = httphttps://www.cinematoday.jp/page/A0005053 | title = 庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側~『シン・ゴジラ』を作った男たち - こだわりのビジュアル| publisher = シネマトゥデイ| date = 2016-07-08| accessdate = 2016-07-12}}</ref>
<ref name="animate171219">{{Cite news|publisher=[[アニメイト]]|work=[[アニメイトタイムズ]]|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1513669394|title=『GODZILLA 怪獣惑星』300メートルゴジラの名前は“破壊の王”「ゴジラ・アース」! キャラクターPVも公開に|date=2017-12-19|accessdate=2017-12-19}}</ref>
<ref name="SP">{{Cite web|url=https://godzilla-sp.jp/kaiju/|title=<nowiki>怪獣 | 完全新作TVアニメシリーズ「ゴジラ シンギュラポイント Godzilla Singular Point」公式サイト</nowiki>|accessdate=2021-05-28}}</ref>
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** {{wikicite|ref={{SfnRef|パンフレット2000|1999}}|reference= 『ゴジラ2000ミレニアム』パンフレット 1998年12月11日発行 / 発行所:東宝(株)出版・商品事業室}}<!--ページ数表記なし-->
** {{wikicite|ref={{SfnRef|パンフレットF|2004}}|reference= 『ゴジラ FINAL WARS』パンフレット 2004年12月4日発行 / 発行所:東宝(株)出版・商品事業室}}<!--ページ数表記なし-->
** {{wikicite|ref={{SfnRef|パンフレット|2016}}|reference= 『シン・ゴジラ』パンフレット 2016年7月29日発行 / 発行所:東宝(株)映像事業部}}
** {{wikicite|ref={{SfnRef|パンフレット|2017}}|reference= 『GODZILLA 怪獣惑星』パンフレット 2017年11月17日発行 / 発行所:東宝(株)映像事業部}}<!--ページ数表記なし-->
* 関連書籍
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*** {{Cite book|和書|title=GODZILLA 2000 MILLENIUM|date=1999-12-11|publisher=東宝 出版・商品事業室|series=東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION|ref={{SfnRef|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|1999}}}}
*** {{Cite book|和書|title=ゴジラ×メガギラス G消滅作戦|date=2000-12-16|publisher=東宝 出版・商品事業室|series=東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION|ref={{SfnRef|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2000}}}}
*** {{Cite book |和書|title=ゴジラ・モスラ・キングギドファイナル ウォーズ大怪獣総攻撃|date=20052001-0112-2515|publisher=東宝|series=東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION|isbn=4-924609-8980-73|ref={{SfnRef|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|20052001}}}}
*** {{Cite book|和書|title=ゴジラ×メカゴジラ 2003|date=2003-01-25|publisher=東宝|series=東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION|isbn=4-924609-83-8|ref={{SfnRef|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2003}}}}
*** {{Cite book|和書|title=ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS|date=2004-01-25|publisher=東宝|series=東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION|isbn=4-924609-84-6|ref={{SfnRef|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2004}}}}
*** {{Cite book|和書|title=GODZILLA FINAL WARS|date=2005-01-25|publisher=東宝|series=東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION|isbn=4-924609-89-7|ref={{SfnRef|東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION|2005}}}}
** {{Cite book|和書|others=企画・構成・編集 [[安井尚志]]([[ストリームベース#クラフト団|クラフト団]])|title=増補改訂新版 超最新ゴジラ大図鑑|publisher=[[バンダイ]]|series=エンターテイメントバイブルシリーズ50|date=1992-12-25|isbn=4-89189-284-6|ref={{SfnRef|超最新ゴジラ大図鑑|1992}}}}
** {{Cite book|和書|author=小林晋一郎|authorlink=小林晋一郎|title=形態学的怪獣論|date=1993|publisher=[[朝日ソノラマ]]|isbn=4-257-03364-9|ref=harv}}
1,333 ⟶ 1,466行目:
** {{Cite book|和書|author=坂井由人|author2=秋田英夫|title=ゴジラ来襲!! 東宝特撮映画再入門|date=1998-07-25|publisher=[[KKロングセラーズ]]|series=ムックセレクト635|isbn=4-8454-0592-X|ref={{SfnRef|ゴジラ来襲|1998}}}}
** {{Cite book|和書|author=西川伸司|authorlink=西川伸司|title=日本特撮映画師列伝 (1) ゴジラ狂時代|year=1999|publisher=講談社|series=KCデラックス|isbn=4-06-334265-4|ref=harv}}
** {{Cite book|和書|title=ゴジラ画報 東宝幻想映画半世紀の歩み|edition=第3版|date=1999-12-24|origdate=1993-12-21|publisher=[[竹書房]]|isbn=4-8124-0581-5|ref={{SfnRef|ゴジラ画報|1999}}}}
** ビジュアル大図鑑([[近代映画社]])
*** {{Cite book|和書|title=ゴジラ2000 ミレニアム|date=1999-12-25|isbn=4-7648-1904-X|ref={{SfnRef|ビジュアル大図鑑M|1999}}}}
*** {{Cite book|和書|title=ゴジラ×メガギラス G消滅作戦|date=2000-12-15|isbn=4-7648-1933-3|ref={{SfnRef|ビジュアル大図鑑G|2000}}}}
** {{Cite book|和書|title=動画王特別編集 ゴジラ画報大図鑑 東宝幻想特撮映画紀の歩み|edition=第3版|date=19992000-12-24|origdate=1993-12-2116|publisher=[[竹書房キネマ旬報社]]|series=キネ旬ムック|isbn=4-812487376-0581558-57|ref={{SfnRef|動画王特別編集ゴジラ画報大図鑑|19992000}}}}
** {{Cite book |和書|others=野村宏平 編著|title=ゴジラ大辞典|date=2004-12-05|publisher=[[笠倉出版社]]|isbn=4773002921|ref=harv}}
** {{Cite book|和書others=野村宏平 編著|title=ゴジラ大辞典【新装版】|date=2014-08-07|origdate=2004-12-05|publisher=笠倉出版社|isbn=978-4-7730-8725-3|ref={{SfnRef|大辞典|2014}}}}
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** {{Cite book|和書|title=シン・ゴジラWalker [怪獣王 新たなる伝説]|publisher=[[KADOKAWA]]|date=2016-08-06|isbn=978-4-04-895632-1|ref={{SfnRef|Walker|2016}}}}
** {{Cite book|和書|title=ゴジラ解体全書|publisher=[[宝島社]]|date=2016-08-15|origdate=2014-07-26|series=TJ MOOK|isbn=978-4-8002-5699-7|ref={{SfnRef|解体全書|2016}}}}
** ゴジラコンプリーションシリーズ(ホビージャパン)
*** {{Cite book|和書|date = 2016-12-21<!--奥付表記-->|title =ゴジラ×3式機龍〈メカゴジラ〉コンプリーション|publisher = ホビージャパン|isbn = 978-4-7986-1353-6|ref = {{SfnRef|3式機龍コンプリーション|2016}}}}
*** {{Cite book|和書|date = 2023-04-04<!--奥付表記-->|title =ゴジラ FINAL WARS コンプリーション|publisher = ホビージャパン|isbn = 978-4-7986-3135-6|ref = {{SfnRef|FWコンプリーション|2023}}}}
** {{Cite book|和書|title=GODZILLA GRAPHIC COLLECTION ゴジラ造型写真集|publisher=ホビージャパン|date=2017-07-29|isbn=978-4-7986-1474-8|ref={{SfnRef|ゴジラ造型写真集|2017}}}}
** {{Cite book|和書|author=若狭新一|authorlink=若狭新一|date=2017-10-21|title=ゴジラの工房 若狭新一造形写真集|publisher=洋泉社|isbn=978-4-8003-1343-0|ref=harv}}
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*** {{Cite book|和書|volume=vol.01|volume-title=ゴジラ|date = 2023-03-27|isbn = 978-4-06-531216-2|ref = {{SfnRef|GTOM vol.01|2023}}}}
*** {{Cite book|和書|volume=vol.02|volume-title=モスラ対ゴジラ|date = 2023-04-10|isbn = 978-4-06-531434-0|ref = {{SfnRef|GTOM vol.02|2023}}}}
*** {{Cite book|和書|volume=vol.03|volume-title=キングコング対ゴジラ|date = 2023-04-25|isbn = 978-4-06-531435-7|ref = {{SfnRef|GTOM vol.03|2023}}}}
* 雑誌
** [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]](ホビージャパン)