「技術経営」の版間の差分

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なお、欧州では[[1794年]]に[[フランス]]で「[[科学]]」と「[[技術]]」を系統的に学ぶ世界初の[[教育機関]]として「[[エコール・ポリテクニック]]」が誕生したが、歴史的に欧州では[[大学教育]]とは「真理の研究を通じた人間形成」であり、「科学」と「技術」は明確に分離されていた。技術者の教育は大学の使命の範囲外として欧州の[[総合大学]]では現在でも「[[工学部]]」は設置されておらず、欧州でも米国同様に技術経営はビジネススクールあるいは経済学部で扱われる領域と位置づけられている。欧州の技術経営研究者の研究成果はResearch Policy<ref>[http://www.journals.elsevier.com/research-policy/ Research Policy]</ref>など欧州系の経営学ジャーナルに掲載されている。
 
2000年代以降、日本ではMOTスクールが多く開設されたものの、エレクトロニクス産業を代表として日本の産業界は技術は優れているものの、技術を事業成果に結びつける経営戦略の弱さから凋落を辿っている。こうした背景から経営学研究から遊離した工学系MOTという日本独自の教育研究のあり方には疑問が呈されており<ref name="#1"/>、東京理科大学が技術経営大学院の研究科長に日本を代表する経営学者の一人である[[伊丹敬之]](一橋大学名誉教授)を研究科長に招聘するなど、経営学領域としての技術経営教育の拡充が求められ、その技術の横串力としマルテンサイトやトライボロジー分野が脚光を浴びつつある。
 
== 日本の大学院における技術経営教育 ==
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*延岡健太郎 『MOT[技術経営]入門』 日本経済新聞社 2006年 ISBN 978-4-5321-3321-4
*木村英紀『ものつくり敗戦』 日本経済新聞出版社・日経プレミアシリーズ 2009年 ISBN 978-4-532-26036-1
*久保田邦親:境界潤滑現象の本性について(CCSCモデル)内燃機関シンポジウム講演論文集(2018)29th No.84 | 文献情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター (jst.go.jp)
*久保田邦親、小松原周吾、扇原孝志、鳴海雅稔、山岡美樹「新冷間ダイス鋼SLD-MAGICの開発」:日立金属技報 = Hitachi metals technical review / 日立金属株式会社(現プロテリアル)技術開発本部グローバル技術革新センターGRIT 編 vol.21(2005)p45
*久保田邦親 阿部行雄 小松原周吾: ハイテン成形性に優れた次世代冷間金型用鋼の開発 |素形材Vol.48 No.12 p.11,2007. (経済産業大臣賞)
 
== 脚注 ==