「ジン (蒸留酒)」の版間の差分
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== 歴史 ==
=== 中世から19世紀まで ===
ジュニパーベリーの薬効については古くから知られており、中世の[[ペスト]]の大流行では[[ペスト医師|ペストの治療にあたった修道士]]が嘴型のマスクにジュニパーベリーを詰めていた
[[1660年]]には[[オランダ]]の[[ライデン大学]]医学部教授、[[フランシスクス・シルヴィウス]]が解熱・利尿用薬用酒として[[イェネーバ]]({{lang-nl-short|jenever}}、英語読み: ジェネヴァ)を創製し、これは普通に飲んでも美味なため本来の薬用酒としての用途を越え一般に広まっていった。ジンの製造に用いられる[[杜松果|杜松の実]]には、利尿や解熱作用があることが知られていた<ref>[https://museum.kirinholdings.com/history/cultural/08.html ジンと日本人|酒・飲料の歴史|キリン歴史ミュージアム]</ref>。[[1689年]]の[[名誉革命]]でオレンジ公ウイリアム([[ウィリアム3世 (イングランド王)|ウィリアム3世]])が[[イングランド]]国王として迎えられると、イェネーバがイギリスに持ち込まれ人気を博するようになった。その際、名前も短く'''ジン'''と呼ばれるようになった。
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