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== 俳優業 ==
=== 来歴 ===
[[2007年]]、中学生14歳の代から大阪市内へ遊びに行くと、びたびスカウトされていた。14歳の時に[[アミューズ]]の誘いで「アミューズ30周年記念オーディション」に参加し、応募者65,368人の中からファイナリスト31人に残るが、落選した<ref name="int"/><ref name="new1">{{Cite news|url=https://npn.co.jp/article/detail/30297097/|title=オーディション落選が“転機”だった菅田将暉|date=2014-11-20|newspaper=REAL LIVE|accessdate=2016-01-01}}</ref>。
 
[[2008年]]、第21回[[ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト]]でファイナリスト12人に選出される<ref name="int"/><ref name="new1"/>。これがきっかけで、[[トップコート]]に所属が決まる<ref name="int"/><ref name="new1"/>。
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=== 作品の傾向 ===
*デビュー直後はアイドル的な役割を任される仕事が多く本人は競争率も高いその方向性に悩んでいたが<ref>{{cite news|url=https://www.rbbtoday.com/article/2020/08/15/181303.html|title=菅田将暉、役者人生の転機を語る 元カノ話も告白|publisher=エンタメRBB|date=2020-08-15|accessdate=2021-03-07}}</ref>、19歳で事務所の反対を押し切って、年齢指定のあ[[青山真治]]監督による映画『[[共喰い (映画)|共喰い]]』のオーディションを受けて以降は[[文芸]]作品やマイナーな単館公開をしている作品に数多く出演している。
*一方で自分が責任を持てると判断をした時には[[漫画]]の[[実写]]化など作品に出演すること多くあり、アイドル性と[[演技]]派の二面性を兼ね備えていると称されることが多い<ref>{{cite news|url=http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/192326/041200027/?P=1&nkns=woman%2F%3Fn_cid%3DLMNST001|title=菅田将暉の人気の秘密は二面性、アイドル性と俳優魂 |publisher=[[日経ウーマンオンライン]]|date=2017-07-28|accessdate=2017-11-13}}</ref>。大高宏雄は単館系、商業映画両方で代表作がある菅田を、「商業性、芸術性の境界、枠組みを軽々と突破していく、稀有な俳優」と評している<ref>{{cite news|url=https://www.asagei.com/excerpt/283693|title=菅田将暉を稀有な俳優に押し上げた「ミステリと言う勿れ」の大成功/大高宏雄の「映画一直線|publisher=アサ芸プラス|date=2023-10-5|accessdate=2023-11-30}}</ref>。
*男性同士で[[二人組|コンビ]]を組んだり[[バディ]]となる役柄や作品が、デビュー作『仮面ライダーW』をはじめ『帝一の國』『dele』など多い。これについて『[[セトウツミ]]』で共演した[[池松壮亮]]は「いろんなことに反応してくれて優しい」、『火花』内で漫才コンビを組んだ[[川谷修士]]は「(何も打ち合わせしてなくても)こちらに合わせてくれる」と、コンビを組んだ時の菅田の[[瞬発力]]と対応力の高さを上げる<ref>{{cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0096410|title=菅田将暉、ライダーから芸人まで!コンビ役で光る対応力と瞬発力|publisher=[[シネマトゥデイ]]|date=2017-08-23|accessdate=2018-04-04}}</ref>。
*恋愛映画への出演は少なく、初めて少女マンガ原作の主演となった『[[溺れるナイフ]]』ではヒロインの首を締めながら顔面に唾を吐くというクレイジーな役で、素晴らしい映画になった一方で期待していた[[胸キュン]]ものではなかったと冗談交じりに語っている<ref>{{cite news|url=https://mdpr.jp/news/1709024|title=山崎賢人&菅田将暉、互いの“実写やりすぎ問題”を改めて検証 明確な違いが判明?|publisher=[[モデルプレス]]|date=2017-08-23|accessdate=2017-11-13}}</ref>。そのため「20代のうちに一度ちゃんと[[恋愛|ラブストーリー]]をやっておきたい」と信頼している脚本家の[[坂元裕二]]に話を持ち込み、映画『[[花束みたいな恋をした]]』の企画が実現した<ref>{{cite news|url=https://www.cinemacafe.net/article/2021/01/30/71138.html|title=菅田将暉「ラブストーリーがしたい」約束叶い、脚本・坂元裕二「感無量」『花束みたいな恋をした』|publisher=Cinemacafe.net|date=2021-01-30|accessdate=2021-05-27}}</ref>。
*役者人生の転機には『共喰い』を監督した[[青山真治]]との出会いをあげ、そこで衣装部や照明部と並ぶ映画の一部門としての「俳優部」という考え方を学んだ。また強い影響を受けた俳優には『共喰い』で両親役だった[[田中裕子]]と[[光石研]]の名をあげている<ref>{{cite news|url=https://mdpr.jp/news/1668913|title=菅田将暉、アイドルになる予定だった?「ずっと泣いてた」過去を変えた転機|publisher=[[モデルプレス]]|date=2017-03-07|accessdate=2017-03-07}}</ref>。
*自分自身の俳優としての強みは「身長176cm、A型、長男、右利き、顔は濃くも薄くもなく、眉を隠すことで印象を変えられる」とデータ的に全てにおいて平均的なビジュアルなので、どんな役にも寄せやすいのかもしれないと分析している<ref>{{cite news|url=https://numero.jp/interview144/|title=菅田将暉に直撃!プライベートに迫る35の質問|publisher=Numero Tokyo|date=2019-01-26|accessdate=2019-02-01}}</ref>。
 
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*役作りに合わせて頻繁に[[髪型]]や髪の色、体型を変化させている。『あゝ、荒野』での[[ボクサー (スポーツ)|ボクサー]]役で体重にして20kgも差があるヤン・イクチュンと階級を合わせるため最大15kgも増量して肉体改造を行い<ref>{{cite news|url=https://mdpr.jp/cinema/detail/1717665|title=菅田将暉、役作りで最大15キロ増量|publisher=[[モデルプレス]]|date=2015-05-11|accessdate=2017-11-13}}</ref>、また2014年の『[[海月姫]]』で[[女装]]をした際は10kg以上の減量と骨盤矯正を行い普段からハイヒールで生活して女性らしい体型をつくった<ref>{{cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/06/13/kiji/20170613s00041000092000c.html|title=菅田将暉 服作りと結びつく役作り 妥協せずストイックに|publisher=[[スポニチアネックス]]|date=2017-06-13|accessdate=2017-11-13}}</ref>。
*演技は非常に感覚的と言われ、[[山戸結希]]は「秀才に見えるが現場に入ると『この人は本当に天才なのだ』と思うことがすごく多く、形式的な役からは零れ落ちる、もっと美味しい部分がはみ出ているというか、自分でも自分の力を持て余しているような印象」があったという<ref>{{cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20161117-oboreruknife2/|title=菅田将暉は"秀才に見えて天才" 自分でもコントロールしきれない力を感じる俳優 - 監督は語る|publisher=[[マイナビニュース]]|date=2016-11-17|accessdate=2017-11-13}}</ref>。
*[[兼重淳]]監督は菅田について「キャラクター像を感性で感じ取り、ヒュッと役に入っていく。入り込んでいるから[[アドリブ]]でも延々とできる人」と語っている<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/239325|title=松坂桃李&菅田将暉の魅力を監督が語る|publisher=[[映画ナタリー]]|date=2017-07-04|accessdate=2017-11-13}}</ref>。
*『[[火花 (小説)#映画|火花]]』を監督した[[板尾創路]]は「限られた時間のなかでセリフと感情の刻み方が天才的。持って生まれた物」「アドリブもいれてくるし、こっちのアドバイスにも対応して、無心でやっているなかに冷静さもある」と菅田のスキルの高さを語る<ref>{{cite news|url=https://eiga.com/news/20180420/22/|title=板尾創路&「2丁拳銃」川谷修士、「火花」撮影現場での号泣秘話を告白|publisher=映画.com|date=2018-04-22|accessdate=2018-09-20}}</ref>。
*『[[セトウツミ]]』を監督した[[大森立嗣]]は「勘でやっているから同じ芝居が二度とできない」と菅田の欠点をあげながらも「頭が良くて理論的に話せるが、芝居になるとそれを全部壊して、予測を超えてくる」「カッコつけようという意識が一切なく、自分がどう撮られているかどう映っているかを気にしないで、芝居を投げ出してくる」「格好悪いこと、みっともないことをやりきっちゃう面白さがある」と評価している<ref>{{cite news|url=https://news.1242.com/article/100805|title=社会の中心よりちょっと外れたところにいる人たちを描きたい。『セトウツミ』大森立嗣監督インタビュー<後編>しゃベルシネマ【第32回】|publisher=ニッポン放送|date=2016-07-07|accessdate=2018-09-20}}</ref>。
*映画『[[百花 (小説)|百花]]』を監督した川村元気は菅田は「[[共感]]力が高く、共演者の芝居に反応して色が変わっていくので、本に書いてあったことが何倍にも膨らむ感覚がある」と評している<ref>{{cite news|url=https://cinemarche.net/interview/hyakka-kawamuragenki/|title=【川村元気監督インタビュー】映画『百花』僕の実体験と、菅田将暉の実人生が混ざり合った主人公に込められた想い|publisher=Cinemarce|date=2022-09-03|accessdate=2022-09-09}}</ref>。
*事務所のマネージャーによると「菅田はめちゃめちゃ地味な努力をすごくする人」だが「努力をしていることをあまり語らないので、[[パブリックイメージ]]としては天才っぽく見られやすいし、“器用だ”と思われがち」と言う<ref>{{cite news|url=https://mi-mollet.com/articles/-/45740?page=2|title=付くなら「聞き分けのいい人」より「面倒くさい人」!キャリア20年の芸能マネージャーが考える、自分の育て方・若い才能の伸ばし方|publisher=ミモレ|date=2023-11-28|accessdate=2024-2-29}}</ref>。
*『[[ミステリと言う勿れ]]』を演出した松山博昭は菅田の特徴について「[[理論]]的に考えてお芝居する人と、理屈はめちゃくちゃだけどパッションあふれる演技をする二つのタイプの方がいますが、菅田さんはその両方を兼ね備えている珍しい人。演技や作品についての理論もちゃんとしているし、本番となればパッションを持ってそれを実現できる。[[右脳]]と[[左脳]]が両方発達している、本当になかなかいない人だと思います」と評している<ref>{{Cite web|和書|author=ザ・テレビジョン|date=2022-05-25|url=https://thetv.jp/feature/drama-academy/111/awards/interview/8/|title=ドラマアカデミー賞監督賞インタビュー松山博昭|website=ザテレビジョン第111回ドラマアカデミー賞|accessdate=2022-09-09}}</ref>。
*脚本家映画監督坂元裕二青山真治「現場に入ったら“菅田につればそれでよし”としか考え「良面や悪い人な面、純粋な部分やどこ擦れ部分、闇を持っ」「今度は何本か続けいたたいよね光を持せっかく知り合ていんだから1本き。二つという反するものを同時に表現できる」「多面的で[[矛盾]]は寂い。のを抱えた俳優」である評し「とても人間的で、[[唯無二]]緒にやればやると感じてけふくらんでく気が」と語っ菅田に対する信頼を口にしてい<ref>{{cite news|url=https://wwwmantan-web.cinemacafe.netjp/article/2021/01/30/7113820130908dog00m200025000c.html|title=共喰い:青山真治監督、主演の菅田将暉「ラブストーリーがしたい」約束叶い、脚本・坂元裕二「感無量」『花束みたいな恋をした』さんに聞く|publisher=シネマカフェmantan web|date=2021-1-30 |accessdate=20232024-83-1714}}</ref>。
*脚本家の坂元裕二は菅田について「人が人に無意識に見せる純粋な部分やどこか擦れた部分、可笑しな部分、なにか闇を持っていたり、光を持っていたり。いつも反するものを同時に表現してくれていると感じています」「多面的で[[矛盾]]したものを抱えてくれる俳優」「とても人間的で、[[唯一無二]]な存在だと思っています」と話している<ref>{{cite news|url=https://www.cinemacafe.net/article/2021/01/30/71138.html|title=菅田将暉「ラブストーリーがしたい」約束叶い、脚本・坂元裕二「感無量」『花束みたいな恋をした』|publisher=シネマカフェ|date=2021-1-30|accessdate=2023-8-17}}</ref>。
*[[スタジオジブリ]]のプロデューサーである[[鈴木敏夫]]は[[君たちはどう生きるか (映画)|君たちはどう生きるか]]の青サギ役に監督である[[宮﨑駿]]へ菅田を推薦した理由について「本人に自覚が無いまま、助演なのに時に主役を食ってしまうほどの存在感。それが青サギだとぼくは思った」「宮崎さんがどう思うかわからなかったが、菅田さんの声の演技を聞いてとても気に入ってくれた」と語っている<ref>{{cite news|url=https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/434483|title= 歳月〈鈴木敏夫〉 菅田将暉さん 宮崎駿監督 |publisher=山陰中央新報デジタル |date= |accessdate=2024-3-14}}</ref>。また、監督の宮﨑駿は「変な役でごめんね」と菅田に冗談っぽく謝っていたというエピソードが語られている<ref>{{cite news|url=https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6551c4d3e4b0373d70b2c294|title=宮崎駿監督から「変な役で…」とお詫び。青サギ役の菅田将暉さんの裏話に米誌が注目【君たちはどう生きるか】|publisher=ハフポスト|date= |accessdate=2024-3-14}}</ref>。
*事務所のマネージャーによると「菅田はめちゃめちゃ地味な努力をすごくする人」だが「努力をしていることをあまり語らないので、[[パブリックイメージ]]としては天才っぽく見られやすいし、“器用だ”と思われがち」と言う<ref>{{cite news|url=https://mi-mollet.com/articles/-/45740?page=2|title=付くなら「聞き分けのいい人」より「面倒くさい人」!キャリア20年の芸能マネージャーが考える、自分の育て方・若い才能の伸ばし方|publisher=ミモレ|date=2023-11-28|accessdate=2024-2-29}}</ref>。
* ドラマ『[[MIU404]]』の製作において脚本家の[[野木亜紀子]]と共に急遽ゲスト俳優として菅田を起用したプロデューサーの[[新井順子]]は「もともと企画立案時には想定していなかったキャラクターが出来上がってしまったんです。野木さんが台本を作っていくうえで、とある事件であの人物像が必要になったとき、菅田さんがひらめきました。彼特有の何者かわからない、善なのか悪なのか、白、黒、グレーといった何色かもわからないあの感じの怖さを表現して欲しかった」と話している<ref>{{cite news|url=https://www.oricon.co.jp/special/54906/|title= 菅田将暉のサプライズ登場で騒然、『MIU404』P語る“参戦”の裏側 |publisher= オリコン|date= |accessdate=2024-3-14}}</ref>。
*[[兼重淳]]監督は菅田について「キャラクター像を感性で感じ取り、ヒュッと役に入っていく。入り込んでいるから[[アドリブ]]でも延々とできる人」と語っている<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/239325|title=松坂桃李&菅田将暉の魅力を監督が語る|publisher=[[映画ナタリー]]|date=2017-07-04|accessdate=2017-11-13}}</ref>。
* 『[[鎌倉殿の13人]]』における[[源義経]]役に菅田を起用した脚本家の[[三谷幸喜]]は「僕がこう演じてほしいなって思いで書いた台本を、100%、もしくは120%で演じてくれた印象があります」「シリアスとコメディーの両立、どちらかに針が振ってしまうと違うんだけど、本当に微妙なところを嗅ぎ取って演じてくれている」と菅田の演技を評している<ref>{{cite news|url=https://www.crank-in.net/news/114117/1|title= 三谷幸喜、菅田将暉演じた『鎌倉殿』義経は「完璧」「大泉ですよ、問題は」
|publisher= クランクイン|date= |accessdate=2024-3-14}}</ref>。
*『[[火花 (小説)#映画|火花]]』を監督した[[板尾創路]]は「限られた時間のなかでセリフと感情の刻み方が天才的。持って生まれた物」「アドリブもいれてくるし、こっちのアドバイスにも対応して、無心でやっているなかに冷静さもある」と菅田のスキルの高さを語る<ref>{{cite news|url=https://eiga.com/news/20180420/22/|title=板尾創路&「2丁拳銃」川谷修士、「火花」撮影現場での号泣秘話を告白|publisher=映画.com|date=2018-04-22|accessdate=2018-09-20}}</ref>。
*前後編合わせて5時間5分の長尺映画である『[[あゝ、荒野 (映画)|あゝ、荒野]]』に菅田を起用した[[岸善幸]]監督は「1日の上映回数も限られる。ボクシング映画だから役者さんの肉体改造もあった。正直コストを考えると賭けだった」「そんな不安要素のある製作環境の中でも菅田くんはボクサー役として半年がかりでしっかりと体形を作りあげてくれた。菅田君には役者魂を感じました」と菅田の役との向き合い方を賞賛している<ref>{{cite news|url= https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201712050000142.html |title= 岸監督「賭けだった」あゝ、荒野が作品賞/映画大賞 |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2024-3-14}}</ref>。
 
== 音楽業 ==