「Topaz Love/DESTINY」の版間の差分
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{{Infobox Single
| Name = Topaz Love/DESTINY
| Artist = [[KinKi Kids]]
| Album =
| A-side = Topaz Love (#1)<br/>DESTINY (#2)
| B-side = 哀愁のブエノスアイレス<br />CLASSIC
| Released = [[2018年]][[1月24日]]
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| Recorded =
| Genre = [[J-POP]]
| Length = 4分48秒
| Label = [[ジャニーズ・エンタテイメント]]
| Writer = [[堂本剛]](#1作
| Producer = KinKi Kids
| Certification = * ゴールド([[日本レコード協会]])<ref>[https://www.musicman-net.com/business/73293 レコ協 1月ゴールドディスク認定、SKE48「無意識の色」ほか2作品がプラチナ].
| Chart position = * 週間1位
* 週間1位 <small>([[Billboard JAPAN]] Top Single Sales)</small> <ref name=billboard0130TSS/>
* 2018年1月度月間2位
| Last single = [[The Red Light]]<br />(2017年)
| This single = '''Topaz Love/DESTINY'''<br/>(2018年)
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| Tracklist =
}}
▲「'''Topaz Love/DESTINY'''」(トパーズ・ラヴ/デスティニー)は、[[KinKi Kids]]の39枚目の[[シングル]]。[[2018年]][[1月24日]]に発売。発売元は[[ジャニーズ・エンタテイメント]]。
表題曲はいずれもラブソングであり、「'''Topaz Love'''」は恋心を宝石にたとえた切ないアッパーチューン、「'''DESTINY'''」は運命の人を追い求める[[ジャズ]][[ロック (音楽)|ロック]]曲である<ref name="modelpress20171208"/><ref>{{Cite journal|和書|title=NEW RELEASE INFORMATION|date=2018-1-15|publisher=[[ドレミ楽譜出版社]]|journal=月刊ソングス|volume=2018年2月号 (Vol.182)|page=186}}</ref>。
==
本作は、前年に[[CD]]デビュー20周年を迎えた[[KinKi Kids]]の39thシングルであり、彼らの21年目となる2018年の幕開けにリリースする作品である。シングル表題の1曲目「'''Topaz Love'''」は、KinKi Kidsの30thシングル『[[Family 〜ひとつになること]]』{{Refnest|group=注|シングル表題曲とカップリング曲を含む3曲すべてを2人が合作した。}}以来約7年ぶりに[[堂本光一]]と[[堂本剛]]が合作。光一が作曲、剛が作詩<ref group=注 name=注1>CD付属の歌詞カードの表記にならい「詩」とする。</ref>を担当して
== 制作 ==
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==== 原曲 ====
近年のKinKi Kidsは年相応
しかし制作のさなか2017年6月に、剛は[[突発性難聴]]を発症する{{Sfn|金光裕史|2018a|p=7}}。KinKi Kidsは7月のCDデビュー20周年記念公演を目前に控えていたが、ライブには光一1人で出演、剛は別の場所から中継で参加することとなった{{Sfn|三宅正一|2018a|p=14}}。{{Main|堂本剛#突発性難聴}}
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光一は剛の突発性難聴を受けて驚くよりもまず今後のことを考えた。「''あの時あれがあったから今があるよねって、みんなが思えるようにしないと''」{{Sfn|金光裕史|2018a|p=8}}。楽曲の制作を続けた光一は記念公演前日、未完成のこの曲をライブで剛に聴いてもらうことを思いつく<ref>{{Cite news|title=KinKi Kids、激動の2017年振り返る『SONGS』ロングインタビューに反響続々|url=http://top.tsite.jp/entertainment/johnnys/i/38097121/index|newspaper=T-SITEニュース|publisher=[[TSUTAYA]]|date=2017年12月15日|accessdate=2018年2月7日}}</ref>。公演当日にメロディーを聴いた剛はどのような詞を書くだろうか、「''俺らにしてもファンにしても、そこからストーリーが生まれるんじゃないか''」{{Sfn|金光裕史|2018a|p=7}}。
そして迎えた7月15日、[[横浜スタジアム]]で行われた『KinKi Kids Party!〜ありがとう20年〜』にて、光一は
==== 音楽性と歌詞 ====
既に述べたとおり「Topaz Love」は元々、若い女性の恋心、光一曰く「10代の女の子の深夜徘徊」{{Sfn|高橋栄理子|2017|p=6}}をイメージして作曲されている{{Sfn|堂本光一|2018|p=119}}。光一は剛にそれを伝えることなく披露したのだが{{Sfn|金光裕史|2018a|p=7}}、剛は何を言わずとも光一の考えに近い女性目線の歌詩を書きあげた。それは若い女性が年上の想い人に憧れ、しかしまだ知らぬ"大人の世界"に戸惑い{{Sfn|金光裕史|2018a|p=7}}、「ほろ苦く甘酸っぱい」思いをする{{Sfn|堂本光一|2018|p=119}}ような、「若さゆえのみずみずしさ」を感じるものだったという{{Sfn|金光裕史|2018a|p=7}}。さらに剛はその歌詩に「現状の自分」を盛り込んでいた{{Sfn|高橋栄理子|2017|p=6}}。突発性難聴の経験を生かして今しか書けないような歌
剛はその後、20周年記念公演で披露した歌詩をよりシンプルに、より作家性を意識して推敲した。作家性を意識しない自身のソロ活動時の作詞とは異なり、"今のKinKi Kids"に焦点を合わせて詩を書くことで、ユニットの世界観、"青い"部分の残るKinKi Kids像に自然と近づいていくのだという{{Sfn|三宅正一|2018a|p=12}}。
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=== DESTINY ===
シングル表題2曲目の「'''DESTINY'''」は、作
演奏は[[ハマ・オカモト]]が[[ベース (弦楽器)|ベース]]を、[[黒猫チェルシー]]の岡本啓佑が[[ドラムセット|ドラム]]を担当しており、岡本は「DESTINY」のミュージック・ビデオにも参加している<ref name=techin0124/>。
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=== パフォーマンス ===
2017年12月14日放送のテレビ番組、[[NHK]]『[[SONGS (テレビ番組)|SONGS]]』にてKinKi Kidsへのインタビューを放送。番組ディレクターが20周年記念公演を見たことからオファーがあり<ref>{{Cite news|title=KinKi Kids、『SONGS』で振り返る「キミが隣にいなかった夏」番組D熱く語る|url=https://news.mynavi.jp/article/20171214-557050/|newspaper=マイナビニュース|date=2017年12月14日|accessdate=2018年2月7日}}</ref>、同番組が「Topaz Love」の完成初披露となった<ref>{{Cite web|title=SONGS 第445回 KinKi Kids 〜キミが隣にいなかった夏〜|url=http://www6.nhk.or.jp/songs/prog.html?fid=171214|work=SONGS公式サイト|pubkisher=NHK|date=n.d.|accessdate=2018年2月7日}}</ref>。また16日から行われた[[東京ドーム]]でのKinKi Kidsのコンサートでは、剛の耳に配慮した{{refnest|group=注|たとえば[[エレキギター]]などの大きな音は、突発性難聴を治療中の剛にとって負担が大きかった<ref>{{Cite news|title=KinKi Kids・堂本剛 今の症状を明かし「支えられて愛を感じた」 (3/5)|url=https://dot.asahi.com/wa/2018010500032.html?page=3|newspaper=AERA dot.〈週刊朝日〉|publisher=朝日新聞出版|author=太田サトル、野村美絵|date=2018-1-9|accessdate=2018年2月7日}}</ref>。}}100人規模のフル[[オーケストラ]]で「Topaz Love」が披露された<ref>{{Cite news|title=厳かにKinKi 20年連続東京ドームコンサート!!|url=http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2017121802000159.html|newspaper=中日スポーツ|date=2017-12-18|accessdate=2018年1月15日|deadlinkdate=2018年2月
== リリース ==
2017年12月6日にKinKi Kidsの20周年ベストアルバム『[[The BEST (KinKi Kidsのアルバム)|The BEST]]』が発売され、8日に本シングルの発売が発表された。2018年1月24日、本作を[[A面/B面#両A面シングル・両B面シングル|両A面]]シングルとしてリリース<ref>{{Cite news|title=KinKi Kids、来年1・24に39枚目シングル 両A面「Topaz Love/DESTINY」|url=https://www.oricon.co.jp/news/2101977/full/|newspaper=ORICON NEWS|date=2017年12月8日|accessdate=2018年2月7日}}</ref>。また[[ドワンゴ|dowango]]にて音楽配信された<ref>ドワンゴ
== ミュージック・ビデオ ==
{{ external media
| width = 300px
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| video2 = [https://gyao.yahoo.co.jp/player/11224/v00001/v0000000000000000114/ KinKi Kids 「DESTINY(ショートver.)」]
}}
「Topaz Love」のミュージック・ビデオでは
== チャート成績 ==
[[Billboard JAPAN]]のチャートによると『Topaz Love/DESTINY』は、2018年1月22日
2018年1月23日付の[[オリコン]]デイリーシングルランキングでは10.6万枚を売上げて首位<ref>{{Cite web|title=デイリー CDシングルランキング 2018年01月23日付|url=https://www.oricon.co.jp/rank/js/d/2018-01-23/|publisher=オリコン|date=2018年1月24日|accessdate=2018年1月23日|deadlinkdate=2018年2月|archivedate=2018年1月24日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180124142108/https://www.oricon.co.jp/rank/js/d/2018-01-23/}}</ref>。その後2月5日付の週間CDシングルランキングで初週19.8万枚を売り上げ、初登場1位を獲得した。これにより1997年に発売したデビューシングル
== 批評 ==
KinKi Kidsが表紙・巻頭特集の雑誌『[[音楽と人]]』2018年2月号では、レビュワー8人中4人が「Topaz Love」について言及している。金光裕史は、2人の久しぶりの共作はもとより、2人の[[ユニゾン]]歌唱からKinKi Kidsの「圧倒的な存在感」が感じられたことが嬉しかったという{{Sfn|金光裕史|2018b|p=104}}。永堀アツオは、"聴こえなくなった世界"を描いた歌詩や、"友情"や"仲間意識"の意味を持つ宝石・[[トパーズ]]を冠したタイトルを挙げて、「深読みしたくなる」「特筆すべき」と述べた{{Sfn|永堀アツオ|2018b|p=105}}。清水浩司は、剛の突発性難聴を超えて「SHOW MUST GO ON {{enlink|The show must go on}}」{{Refnest|group=注|直訳で「ショーは続けなければならない」の意。光一が座長を務める舞台『[[Endless SHOCK]]』のテーマでもある<ref>{{Cite news|title=KinKi Kids・堂本光一が明かす「2人であること」の意味 (2/4)|url=https://dot.asahi.com/wa/2018010500031.html?page=2|newspaper=AERA dot.〈週刊朝日〉|publisher=朝日新聞出版|author=太田サトル、野村美絵|date=2018年1月9日|accessdate=2018年2月7日}}</ref>。}}するその姿勢に、「息を呑まずにはいられない鋼のアイドル道」を感じると述べた{{Sfn|清水浩司|2018b|p=107}}。竹内陽香は、恋する女性の視点の中に、2人の20周年の「苦しさ、葛藤、寂しさ」が重ねられており「涙が出る」とした{{Sfn|竹内陽香|2018b|p=111}}。
森朋之はReal Soundのコラムにて、これまでKinKi Kidsの楽曲に多く携わっている堂島孝平が「Topaz Love」「DESTINY」ともに編曲を担当していることについて、2人の魅力を引き出すため「堂島の技量が大きく関与している」と讃えた。またジャズロック調の「DESTINY」は、ビート、メロディー、サウンドがいずれも激しく、新たな「ラブ・[[アンセム]]」になりそうだと評した<ref>{{Cite news|title=KinKi Kids「Topaz Love」は新たな名曲だ
荻原梓はReal Soundのコラム『チャート一刀両断!』にて「Topaz Love」を、「KinKi Kidsらしさを再確認できるシングル」であると述べた。印象的な[[ストリングス]]を土台として[[ピアノ]]や[[ギター]]の演奏が物語の世界観を生かしており、さらにこのラブソングは「剛の復帰後のリリースという意味でも彼ら自身の物語性に接近し得る」ものだという{{Sfn|荻原梓|2018|p=1}}。また == 収録曲 ==
=== 初回盤A ===
# '''Topaz Love'''
#:
#: # '''DESTINY'''
#:
#: ストリングスアレンジ:堂島孝平・sugarbeans、コーラスアレンジ:Ko-saku・佐々木詩織 #
#
=== 初回盤B ===
#
#
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#
=== 通常盤 ===
#
#
# '''哀愁のブエノスアイレス'''
#:
# '''CLASSIC'''
#:
== 参加ミュージシャン ==
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=== 出典 ===
{{Reflist}}
* {{Cite journal|ref=harv|和書|title=KinKi Kids 永遠の青|date=2018年1月6日|year=2018a|publisher=[[音楽と人 (企業)|音楽と人]]|journal=[[音楽と人]]|volume=2018年2月号|pages=4-19|author1=金光裕史|author2=三宅正一}}
* {{Cite journal|和書|title=Reviews|date=2018年1月6日|year=2018b|publisher=[[音楽と人 (企業)|音楽と人]]|journal=[[音楽と人]]|volume=2018年2月号|page=104-111|author1=金光裕史|author2=永堀アツオ|author3=石井恵梨子|author4=清水浩司|author5=渡辺裕也|author6=柳憲一郎|author7=イシハラマイ|author8=竹内陽香}}
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== 外部リンク ==
* [https://www.jehp.jp/kinki_newrelease/article/1854 Topaz Love/DESTINY] - [[ジャニーズ・エンタテイメント]]公式ページ
{{KinKi Kids}}
{{Billboard JAPANシングル・セールス・チャート「Billboard JAPAN Top Singles」第1位 2018年|2018年2月5日付}}
{{オリコン週間シングルチャート第1位 2018年|2018年2月5日付}}
{{リダイレクトの所属カテゴリ
|redirect1= Topaz Love
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[[Category:2018年のシングル]]
[[Category:2018年のオリコンシングルチャート1位獲得作品]]
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