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仁保事件は他の冤罪事件と共通した特徴を有していたが、それらの教訓が生かされることがなかった。<br />
 
仁保事件における問題点は以下のようなものである。<br />
*警察及び検察の結論ありきによる捜査と取調べ。
*物的証拠を軽視した自白偏重主義に基づいた捜査。
*弁護士不在という孤立無援の状態での長期間の取調べ。
*長期間にも渡わたる[[留]]。
*長期間に渡る取調べと拷問にも似た苛烈な取調べ。ちなみに、男性は後に警察の取調べでは以下のような拷問が行われたと主張している
**取調べ中に、[[正座]]をさせ、[[足]]が痺れて動かなくなったのを見計らって[[髪]]や[[肩]]を引っ張り、[[膝]]の上に乗ったりする。
ちなみに、男性は後に取調べでは以下のような拷問が行なわれたと主張している。
**両側から膝を強く蹴る。
*取調べ中に、[[正座]]をさせ、[[足]]が痺れて動かなくなったのを見計らって[[髪]]や[[肩]]を引っ張り、[[膝]]の上に乗ったりする。
**竹刀や竹箒を正座している足の間に入れる。
*両側から膝を強く蹴る。
*竹刀や竹箒*[[鉛筆]]正座している足[[指]]の間に入れて捻る。
**[[頭]]に[[柔道]]の帯を縛り付けて、その端を[[ズボン]]に括りつけて、体を反らした形で固定しておく。
*[[鉛筆]]を[[指]]の間に入れて捻る。
**座敷箒で[[顔]]を逆さに吊り上げたたり、指で[[鼻]]を弾いたりした。
*[[頭]]に[[柔道]]の帯を縛り付けて、その端を[[ズボン]]に括りつけて、体を反らした形で固定しておく。
**両耳を2名の[[刑事]]が大声を発しながら、反対側に捻る。
*座敷箒で[[顔]]を逆さに吊り上げたたり、指で[[鼻]]を弾いたりした。
**寒い時に、[[やかん]]で水を浴びせかけたり、[[団扇]]や[[扇風機]]で扇いだり、金属の盆を当てたりした。
*両耳を2名の[[刑事]]が大声を発しながら、反対側に捻る。
 
*寒い時に、[[やかん]]で水を浴びせかけたり、[[団扇]]や[[扇風機]]で扇いだり、金属の盆を当てたりした。
といったものである。<br />
上に述べたように、仁保事件では従来の(そして、仁保事件以後の)幾多の冤罪事件の教訓は生かされることはなかった。